登録日:2009/07/01(水) 23:48:10
更新日:2020/08/29 Sat 22:09:28
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パオロ・マルディーニ
ACミラン、イタリアサッカー界の歴史に燦然と輝くディフェンダー。
彼の特徴は一対一での強さ、果敢な攻撃参加、両足から繰り出される正確なクロス、
とSB(サイドバック)としてはほぼ完璧なポテンシャルを兼ね備えていた。
それに絶大なキャプテンシーに戦術理解力と正にパーフェクトプレーヤーだった。
よって彼は10年以上もの間、左SBのNo.1プレーヤーという称号を欲しいがままにしてきたのだ。
しかし歳をとるにつれ、SBという豊富な運動量の求められるポジションゆえに彼の膝は悲鳴をあげていた。
彼も歳と怪我には勝てなかった。
膝の怪我で満足なプレーが出来なくなり、あの精神力の強い彼でさえ引退まで考えた程である。
そんな彼に転機が訪れる。
CB(センターバック)転向だ。
膝を考え代表を引退し、SBより運動量の少ないCBとして起用され始めたマルディーニはセンターにデン、と構える事にキャプテンシーをより発揮しやすくなり、
一対一の強さも再び蘇ったのだ。
パスも錆び付いておらず、一発カウンターの口火を切ることもあった。
マルディーニ完全復活である。
ミラン一筋20年以上。
1チームでの出場試合数歴代No.1。
彼のミランでの背番号3は父チェザーレから受け継がれたもので、
現在プロ入りを目指し祖父、父と同じくミランに所属している息子クリスティアンが継承しない限り永久欠番である。
晩年に引退を示唆するコメントを出していたが、今までの絶対的な存在感、そしてミランの後釜のディフェンスが育っていない事もあり、
フロントが引退しないよう頼み込んでいたらしい。
普通逆だろ!とつっこんではいけない。
フェアプレーヤーである事も有名であり、カリスマ的なキャプテンシー、選手としての技量もあいまって、
他チームのファンでさえ、マルディーニファンがいたくらいである。
正にミランの魂。
いや、生ける伝説と言っても過言ではない。
そんな彼にもこんな逸話がある。
代表の練習時にチームメイトのトッティがふざけて、キャプテン翼の技の真似をしている時に
「こらっ!キャプテン翼の真似をするな!」
と注意したらしい。
いや、技を見ただけでキャプテン翼だとわかるんですかマルディーニさん。
まさかのキャプ翼ファンである。
キャプ翼は偉大だなぁ
編集追記よろしく頼む
- 作成乙 -- 名無しさん (2014-02-27 23:55:46)
最終更新:2020年08月29日 22:09