ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2034 蜂起 Side 人間
最終更新:
ankoss
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「蜂起」を人間側の視点から見た記録です。
おそらく前作を読んでいない方は意味がわかりません。
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ここは、ゆっくりの加工場。
しかも、採れたて赤ゆっくり天然物という触れ込みである。
けして、普通の加工場のようにれいぱーに強制的にすっきりーさせて赤ゆを作ったり、精子餡によって無理矢理にんっしんさせたりしていない、
そんな有機栽培がウリの加工場であった。
まず、ここでは森の一区画をかなり広い範囲で柵で囲い、ゆっくりを閉じ込める。
この加工場の区画は約1平方キロメートル。
正確には把握されていないが、ここには15~16万匹のゆっくりが居ると見積もられている。
このご時世人件費もバカにならないため、この広いゆっくり放牧場の管理を任されているのは年配の従業員一人だ。
一人で毎日赤ゆっくりを効率的に採取するためには、もちろん人手によって収穫されるのではなく、何かシステムが必要であった。
そこで考え出されたのが、評価システムというものである。
これは、「管理ゆっくり」なる、赤ゆっくりを採取するためのゆっくりを「ゆっくり社会的」に作り出し、そのゆっくりに毎日赤ゆっくりを連れてこさせるのである。
管理ゆっくりは自分の管理圏を持ち、その範囲内で赤ゆっくりを採取させ、採取してきた赤ゆっくりの数と質を考慮し、交換としてあまあまを与える。
管理ゆっくりの区画内では管理ゆっくりに好きにさせ、こちらは管理ゆっくりの働きに応じて「評価」を付けてやり、
評価によって毎日のご飯のグレードを変化させるだけであるので、少ない人員でも把握が可能である。
管理ゆっくりに渡されるあまあまは、依存させて命令を聴かせるための高純度の小麦粉と、ゆっくり成長剤が仕込まれている。
これにより、管理ゆっくりが暴力沙汰で負けることのないような仕組みである。
加工場の従業員の仕事は以下のとおりである。
・管理ゆっくりでは管理できないれみりゃやふらんといった捕食種を排除したりする
・管理ゆっくりの育成、教育、抜擢
・柵の見回り
たまにこの森の豊かなゆっくり資源に目をつけて胴付きれみりゃや胴付きふらんが柵を超えて空から入り込んでおり、
加工所本部に移送され、良い副収入源となっている。
赤ゆっくりの加工自体は機械的に行われるので人手を煩わせることはない。
ゆっくりの様々な種類に対応し、ほとんど手付かずで出荷される生のままのものから、凄惨な虐待が行われて大幅に甘味がアップしたものまである。
ただし管理ゆっくりが親元から赤ゆっくりを連れてくる時点で、赤ゆっくりはストレスを感じており、その影響で甘味が増しているのが普通である。
そのため、甘味抑えめな赤ゆっくりは貴重だ。
このシステムの運営は非常にうまくいっていた。
しかしあるとき、管理ゆっくりが同一地域で連続二匹、行方不明になった。
管理ゆっくりは3000匹以上いるため、毎日4~5匹は行方不明になったり、永遠にゆっくりしたりする。
そのため、その分の補充は従業員が自ら毎日行うのだが、加工所の管理用コンピュータの表示は「イレギュラー発生」を示していた。
「同一地域」で「二連続」は反乱の危険あり、ということだ。
従業員にしてみれば、ゆっくりの反乱などあまりにもくだらなく、どうでもいいというのが本音であったが、
コンピュータにしっかり示されていることをやらずしてボーナスを減らされるのもアレというものである。
従業員は、車でその地域まで出かけていき、即効性ゆっくり駆除剤(単なる唐辛子を水に溶かしたもの)の散布を行った。
駆除剤を食らったゆっくりはバタバタ死んだ。
従業員は動くものがなくなるまで散布したあと、施設に帰ってきて、コンピュータに「完了」を入力した。
それからしばらくして、いつもの見回りのとき、従業員は、ゆっくりが掘ったと思われる穴を発見した。
区画の区切り柵をまたいだ穴であったが、年配の従業員は最近調子の良くない腰の心配をしながら、淡々とシャベルで穴を埋めた。
そして、従業員は本部に、柵の周りからゆっくりを忌避する案として、柵の周りに駆除剤を撒くことを提案。
その案は本部により即日認められた。
そんなすぐに実行しろと言われると思っていなかった従業員は、自らの提案で自らの仕事が増えたことを少し後悔するはめになる。
「おちびちゃんんんん!!!つれてかないでえええええ!!」
「おかーしゃんーーー!たしゅけちぇええええ!」
「ヒャッハー!!らちだー!!!」
……加工場は今日も平和である。
-----------------
あとがき
人間にとっては、すぐ修正可能な単なる管理上のイレギュラーにすぎなかったものが、
ゆっくりにとっては、長老れいむの一生や群れの生死を揺るがす程の激変であった、というお話でした。
楽しんでいただけたら幸いです。
読了ありがとうございました。
既作
anko1940 狂牛
anko1952 ゆイアン・メイデン
anko1966 剥製れいむ
anko1974 森の賢者は論理がわかる
anko2025 うみのいえ
anko2033 蜂起
おそらく前作を読んでいない方は意味がわかりません。
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ここは、ゆっくりの加工場。
しかも、採れたて赤ゆっくり天然物という触れ込みである。
けして、普通の加工場のようにれいぱーに強制的にすっきりーさせて赤ゆを作ったり、精子餡によって無理矢理にんっしんさせたりしていない、
そんな有機栽培がウリの加工場であった。
まず、ここでは森の一区画をかなり広い範囲で柵で囲い、ゆっくりを閉じ込める。
この加工場の区画は約1平方キロメートル。
正確には把握されていないが、ここには15~16万匹のゆっくりが居ると見積もられている。
このご時世人件費もバカにならないため、この広いゆっくり放牧場の管理を任されているのは年配の従業員一人だ。
一人で毎日赤ゆっくりを効率的に採取するためには、もちろん人手によって収穫されるのではなく、何かシステムが必要であった。
そこで考え出されたのが、評価システムというものである。
これは、「管理ゆっくり」なる、赤ゆっくりを採取するためのゆっくりを「ゆっくり社会的」に作り出し、そのゆっくりに毎日赤ゆっくりを連れてこさせるのである。
管理ゆっくりは自分の管理圏を持ち、その範囲内で赤ゆっくりを採取させ、採取してきた赤ゆっくりの数と質を考慮し、交換としてあまあまを与える。
管理ゆっくりの区画内では管理ゆっくりに好きにさせ、こちらは管理ゆっくりの働きに応じて「評価」を付けてやり、
評価によって毎日のご飯のグレードを変化させるだけであるので、少ない人員でも把握が可能である。
管理ゆっくりに渡されるあまあまは、依存させて命令を聴かせるための高純度の小麦粉と、ゆっくり成長剤が仕込まれている。
これにより、管理ゆっくりが暴力沙汰で負けることのないような仕組みである。
加工場の従業員の仕事は以下のとおりである。
・管理ゆっくりでは管理できないれみりゃやふらんといった捕食種を排除したりする
・管理ゆっくりの育成、教育、抜擢
・柵の見回り
たまにこの森の豊かなゆっくり資源に目をつけて胴付きれみりゃや胴付きふらんが柵を超えて空から入り込んでおり、
加工所本部に移送され、良い副収入源となっている。
赤ゆっくりの加工自体は機械的に行われるので人手を煩わせることはない。
ゆっくりの様々な種類に対応し、ほとんど手付かずで出荷される生のままのものから、凄惨な虐待が行われて大幅に甘味がアップしたものまである。
ただし管理ゆっくりが親元から赤ゆっくりを連れてくる時点で、赤ゆっくりはストレスを感じており、その影響で甘味が増しているのが普通である。
そのため、甘味抑えめな赤ゆっくりは貴重だ。
このシステムの運営は非常にうまくいっていた。
しかしあるとき、管理ゆっくりが同一地域で連続二匹、行方不明になった。
管理ゆっくりは3000匹以上いるため、毎日4~5匹は行方不明になったり、永遠にゆっくりしたりする。
そのため、その分の補充は従業員が自ら毎日行うのだが、加工所の管理用コンピュータの表示は「イレギュラー発生」を示していた。
「同一地域」で「二連続」は反乱の危険あり、ということだ。
従業員にしてみれば、ゆっくりの反乱などあまりにもくだらなく、どうでもいいというのが本音であったが、
コンピュータにしっかり示されていることをやらずしてボーナスを減らされるのもアレというものである。
従業員は、車でその地域まで出かけていき、即効性ゆっくり駆除剤(単なる唐辛子を水に溶かしたもの)の散布を行った。
駆除剤を食らったゆっくりはバタバタ死んだ。
従業員は動くものがなくなるまで散布したあと、施設に帰ってきて、コンピュータに「完了」を入力した。
それからしばらくして、いつもの見回りのとき、従業員は、ゆっくりが掘ったと思われる穴を発見した。
区画の区切り柵をまたいだ穴であったが、年配の従業員は最近調子の良くない腰の心配をしながら、淡々とシャベルで穴を埋めた。
そして、従業員は本部に、柵の周りからゆっくりを忌避する案として、柵の周りに駆除剤を撒くことを提案。
その案は本部により即日認められた。
そんなすぐに実行しろと言われると思っていなかった従業員は、自らの提案で自らの仕事が増えたことを少し後悔するはめになる。
「おちびちゃんんんん!!!つれてかないでえええええ!!」
「おかーしゃんーーー!たしゅけちぇええええ!」
「ヒャッハー!!らちだー!!!」
……加工場は今日も平和である。
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あとがき
人間にとっては、すぐ修正可能な単なる管理上のイレギュラーにすぎなかったものが、
ゆっくりにとっては、長老れいむの一生や群れの生死を揺るがす程の激変であった、というお話でした。
楽しんでいただけたら幸いです。
読了ありがとうございました。
既作
anko1940 狂牛
anko1952 ゆイアン・メイデン
anko1966 剥製れいむ
anko1974 森の賢者は論理がわかる
anko2025 うみのいえ
anko2033 蜂起