ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1526 初心者お兄さんのコンポスト
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ankoss
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※初心に帰り、コンポストもの。
※ぺにまむすっきりあり。
※独自設定、独自アイテムあり。
※こういうこと、仕事中に考えちゃダメなんでしょうか?
「初心者お兄さんのコンポスト」
必殺引篭り人
「…結構いい値段なんだなぁ。」
お兄さんは加工所直営のゆっくりしつけショップ「ゆっぴぃ!」に来ていた。棚に並ぶ様々なグッズを
物珍しそうに見ている。
お兄さんは初心者だ。スーパーの朝セールから帰ってみると窓ガラスが割られ、テンプレどおりに
ゆっくりがいた。とりあえず全部つかまえてダンボールに閉じ込め、ネットで対策を調べていた
ところ、ゆ虐を知り一気にハマってしまったのだ。
普通のお兄さんから初心者虐待お兄さんへとステップアップしてしまった記念と、取っ捕まえた
ゆっくりを初めてのゆ虐に使おうと考え、近くにあるこのショップへ来たのだ。
「ゆっぴぃ!」は表向き、しつけグッズショップだ。だが加工所直営というところからわかるように、
中身はゆっくり虐待用グッズを取り扱っている。店名もゆ虐時に上げる悲鳴から取られている。
お兄さんはまずは形から、ということで透明箱を数個としつけ用 CD、そしてコンポストキットを
買って家路についた。
「ふむふむ、こう組み立てるのか…。」
横でダンボールの中からゆーだのしねぇだのと喚き声が聞こえるが、お兄さんはコンポストキット
の組み立てで忙しくまったく反応しない。
「えーと、中に入れるゆっくりには、加工所産のコンポスト用ゆっくり(各種そろってます)を
オススメします、かぁ…。まあこの捕まえたゆっくりでいいよね別に。
野良を使う時は…っと、まずあんよを焼くのか。…這いずる程度に焼くのがコツ、ね…。」
お兄さんはダンボールの上にのせていた電話帳を取り、ふたを開く。
「さっさとれいむたちをここからだしてねぇ!!」
「おかあしゃんのいうこちょをきけ、このくじゅ!」
「まりさはおこるとこわいんだよ!ぶーるぶーるふるえてこわがるといいよ!」
元気なゲス家族だった。標準的な番であるれいむとまりさ。そして子まりさが1匹。
お兄さんは手始めに親れいむから焼くことにした。
「…面倒だから直火でいいか。火傷しないように気をつけてっと…。」
「さっさとはなせこのくず!れいむのまりさはこわいんだよ!」
「まりさって、あのダンボールから出られないまりさ?どうやって助けるんだよ。」
「まりさのぷくーっ!はこわいこわいだよ!ゆっくりしないでりかいしてね!」
「はいはい怖い怖い。ゆっくりダンボールの中でぷくーっでもなんでもしてねっと。」
「まりさぁぁぁ!さっさとたすけろ!こののろまぁぁ!…あじゅいいぃぃぃ!?」
まずは弱火であぶる。
「や゛め゛ろ゛ぉぉぉ!れ゛い゛む゛の゛がわ゛い゛い゛あ゛ん゛よ゛を゛や゛ぐな゛ぁぁぁ!!
あじゅいよぉぉぉ!!」
「結構動くんだなこいつら。」
グニングニンと身悶えするれいむをお兄さんは両手でしっかりホールドしている。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
「あ、焼きすぎた。」
れいむのあんよは真っ黒焦げになっていた。
「なになに…、あんよを焼きすぎると動けなくなり、生ごみまでたどり着けません、か。だから
這う程度なのね…。ちょっと失敗したなぁ。」
しかしお兄さんはメゲない。なにせ初心者であることは自分でもよくわかっているからだ。
失敗は成功の母。練習なくして進歩なし。
「ゆ、ゆげぇぇ…。」
あんよの痛みと熱さでぐったりしているれいむをコンポストに放り込むと、お兄さんは子まりさを
取り出す。
「てをはなしゅんだじぇ、このくしょどりぇい!まりしゃはちゅよいんだじぇ!ぷきゅーっ!だっちぇ
おちょうしゃんとおなじきゅりゃいだじぇ!」
「へえ、そうか。じゃあやってみな。」
「ゆっふっふ!きょわきゅてちーちーもりゃしちぇもちらにゃいんだじぇ!ぷきゅーっ!
…あじゅいんだじぇぇぇぇぇ!!!」
もちろんぷくーっ!なんてお兄さんは見ていない。子まりさを片手でホールドしながら炎にかざす。
「ほらほら、がんばってぷくーっ!してみせてくれよ。俺が怖がってやめるかもしれないぞ?」
「ゆぎぃぃぃ!あじゅいんだじぇえええ!!ぷ、ぷきゅ…、ゆっぎゃぁぁぁぁ!!
やべぢぇぇぇぇ!!もうゆるぢでぇぇぇ!?!?」
熱すぎてぷくーっ!すらもできずに身悶えする子まりさ。
「…そろそろかな。あれ?」
子まりさがぐったりとして舌を出しながら気絶するまで焼くと、お兄さんは確認のため裏返した。
あんよは真っ黒焦げだ。
「また失敗か。まあこれも練習練習。」
子まりさをコンポストに放り込む。
「…ゆ゛っ。お、おちび…ちゃん…。ゆっ…ぐりぃぃ…。」
意識を取り戻したれいむが子まりさに話しかける。が、当然ながら子まりさは気絶したままだ。
それを横目に見つつ、お兄さんは最後に親まりさを取り出す。
「このくそじじい!さっさとまりさたちのおうちからでていってねぇぇぇ!!」
「いや、ここ俺の家だし。」
「ふざけないでねぇぇぇぇ!まりさが『ここはまりさのゆっくりプレイスだよ!』っていったんだよ!
だからここはまりさのおうちだよ!!」
「…ああ、『お家宣言』だっけ?じゃあ、『ここはお兄さんのお家だよ!』 はい、これで
ここは僕の家だ。」
「ふ、ふざけないでねぇぇぇ!!まりさたちがいるでしょぉぉぉ!だからここはずっとまりさの
おうちだよぉぉぉ!!」
「え、誰かいたらダメなの?じゃあ。」
お兄さんはまりさをダンボールに戻し、コンポストにもフタをする。そして、
「ここはお兄さんのお家だよ!!」
ダンボール内のまりさに聞こえるように宣言した。
「はい、これでいいよね?」
「ぶ、ぶざげないでねぇぇぇ!!…あづいよぉぉぉ!?」
取り出したまりさに経過報告をすると、まりさの反応を無視して炎にかざした。お家宣言の仕返し
などちょっとした余興に過ぎない。もともとお兄さんはお家宣言など認めていないのだから。
「こんどは気をつけないとね…。」
「あづいよぉぉぉ!!だずげでれいむぅぅぅ!!!ばでぃざのがもじがざんのような
あんよがぁぁぁ!!ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!??」
「お、ちょうどよく焼けたかも。」
親まりさのあんよは濃いキツネ色に焼けていた。這いずる程度しかできず、なおかつもう治らない
程度に重症だ。
親まりさをコンポストに放り込むと、お兄さんは中に生ごみを入れる。
「今日から君たちのエサはこれだよ。ゆっくり食べていってね!」
「ふ、ふざけないでねぇぇ…。」
「れいむは…、かわいそう…なんだよ…。」
「ゆげぇぇ…。いちゃい…んだ…じぇぇぇ。」
まりさ一家はぐったりとしていた。
「うーむ…、コンポストって結構難しいんだな。」
お兄さんは困っていた。生ごみが減っていないのだ。
親れいむと子まりさはもう動けないので、親まりさが生ごみを運んで食べさせるだろう、と思っていた
のだが現実はちがった。
「…ゆぅぅ…、まりさぁぁぁ…。はやく…ごはんさん…もってきてぇぇ…。」
「おとうしゃぁーん…。まりしゃ…もう…おにゃかぺきょぺきょだよぉぉ…。
はやく…もってきちぇ…。」
「だまってね…。あんな…きたない…もの…、たべるなんて…ゆるさない…よ…。…ゆっ…。」
親まりさが変にプライドが高いのだ。生ごみを食べることを拒否してしまう。
無理やり口に入れても親まりさは吐き出すし、親れいむと子まりさは舌が肥えているのか
「どくはいってる!」とまで言って吐き出すのだ。生ごみで汚れた口を閉じさせるのも面倒である。
初めは腹が空けば食べるだろうと思っていたお兄さんも、餓死レベルまでくると流石に困りはじめた。
「…やっぱり加工所産のコンポスト用ゆっくりのほうが簡単なんだな。しかしこれ、どうしたもんか。」
お兄さんは虐待掲示板を眺めながら考える。
「食って消化してくれればそれでいいだけなんだけどな…。食べる…、消化…、…餡子変換?」
お兄さんの頭にひらめくものがあった。
「ゆっぎゃぁぁぁぁ!!でいぶのうづぐじいがみがぁぁぁ!?」
「やめぢぇぇぇぇ!!まりぢゃいぢゃいのいやぢゃぁぁぁぁ!!」
「じねぇぇぇ!!じじいはじんでねぇぇぇぇ!!…ゆぎぃぃぃ!」
「はいはい、ゆっくりしていってねっと。」
お兄さんは顔色ひとつ変えずゆっくり一家に処置を施す。帽子やリボンを取り除かれたゆっくり一家は。
頭を切り開かれていた。
「最初からこうすれば良かったんだよね。ようは消化してくれればいいんだからさ。」
お兄さんはニコニコしながら果物ナイフで親まりさの頭を切り開く。一部分だけ残し、ちょうどふた
のように開閉できる形だ。
「いだいよぉぉぉ!!でいぶのおひさまさんのようにかがやくあたまがぁぁぁ!!」
「なんぢぇだずげでぐれないんだじぇぇぇぇ!おとうじゃんなんがぢんぢゃえぇぇぇ!!」
「うるさいよぉぉぉ!まりさだっていたいんだからねぇぇぇぇ!!」
開頭されたというのに元気な一家だった。
「じゃあいまからご飯をあげるからね。いっぱい食べなよ。」
親れいむの髪を持って持ち上げる。
「ゆっきぃぃぃ!?!?」
内臓である餡子がさらされ、痛みに悲鳴をあげる親れいむ。
お兄さんは割り箸で生ごみを持ち上げると、親れいむの頭に割り箸ごとつっこんだ。
「ゆっげっぇぇぇぇ!!!!がごっぎぎぎぎ!ぐがわばばば!?!?」
「で、でいぶぅぅぅぅ!?」
「おかあしゃぁぁぁん!やめるんだじぇぐぞじじぃぃぃ!!」
「ほら、念願のご飯だよーっと。…あれ?」
よく混ざるよう割り箸で餡子をかき混ぜたせいか、はたまた生ごみが腐っていたのか。
「ゆぼぇぇぇぇぇ!!」
親れいむは勢い良く餡子を吐き出していた。
「あんごじゃんはいちゃらだめなんだじぇぇぇぇ!!」
「でいぶうううう!ゆっぐり!ゆっぐりじでねぇぇぇ!!」
「餡子が出過ぎると死ぬんだっけ?やばいやばい。」
お兄さんは急いで吐き出した餡子を拾うと、未だ開きっぱなしの頭に入れる。
「ゆげろげろぉぉぉ…。」
親れいむが吐き出すたびに、ゲロ餡子を頭の中へ。
3回ほど餡子を戻してやるとやっと吐き気がおさまったらしい。親れいむはそれ以降、ぐったりして
何も喋らなくなった。
「吐かれると面倒だなぁ。あとでグッズカタログ見て対策考えないと。じゃあ残りの二匹にもご飯を
あげるからね。今度は失敗しないようにするからさ。」
二匹は笑顔のお兄さんを大量に涙の溢れる目で見上げていた。
一家の楽しい食事のあと、お兄さんはショップでもらってきたグッズカタログを眺めていた。
「…お、これはピッタリ。っていうかなんでもそろってるんだな、このショップ。」
お兄さんが見ていたのは『ゆっくりのお口をしっかり閉じます! お口チャック』。その名の通り、
ゆっくりの口に貼り付けるタイプのファスナーだ。用途として来客時に静かにさせる、とか
ご飯をゆっくり食べるように躾のため、とか書かれているもののどう見ても虐待鬼威惨用のグッズ
であった。
お兄さんはさっそくこれを3つ買ってくると、未だぐったりしている一家の頭を開いてラムネを
突っ込む。
「これで眠るんだよね。麻酔薬がラムネとか、安上がりでいいなぁ。」
血中、というか餡中に直接麻酔された一家はあっという間に眠ってしまう。その間にファスナー
を取り付けるのだ。
ファスナーの後ろ側はゆっくりの表面と非常によく馴染む素材でできており、裏側を濡らして
ゆっくりの唇に貼り付けるだけで装着完了だ。
「うん、簡単。これで食事中はお口を閉じてもらって餡子のリバースを防ぐ、と。
しかし親はまだしも子まりさは生ごみが腐ってるとショック死するかもしれないなぁ。どうすべー。」
親ならある程度の腐敗は我慢できても、子まりさには無理だろう。今日のところは比較的新鮮な
野菜くずを与えたが、いちいち選んでやるなんて面倒だ。お兄さんは考える。
「……よし。ここはコアラを見習った方法でいくか。」
「ゆっぎぃぃぃ…。でいぶをいじめるじじぃはじねぇぇぇ…。」
「どれいは…すぐにまりさたちをここからだしてね…。それでどれいはゆっくりしないでしんでね…。」
「まりじゃ…ぎぼじわるいんだじぇぇぇぇ…。だじゅげろぐじょおやどもぉぉぉ…。」
怨嗟の声が漏れてくるコンポストを開け、親まりさと親れいむの準備を開始。
「自動で食べてくれないので面倒かなと思ったけど、ま、慣れてくればこの作業もどうということは
ないか…。」
お兄さんは両親の口の取り付けたチャックを閉じる。
「ゆむぐぅぅぅ!?」
「や、やめむぐぃぃぃっ!?」
そして頭を開くと生ごみを乱暴に中へ突っ込む。
「「~~~~~!?!?!?」」
口にチャックがしてあるので、当然ながらうめくだけで吐き出すことはない。
「しっかり消化してね~。」
お兄さんはなおも割り箸で両親の餡子をかき回す。
「「むぅ~~~~!?!?!?!?」」
ぐったりする両親の横で子まりさが呻く。
「ぐじょどりぇい…まじじゃに…あまあま…よこすんだじぇぇぇ…。」
「はいはいゆっくりゆっくり。後でちゃんとあまあまあげるからね。」
お兄さんはタッパーを3つと定規6本をもってきた。タッパーの上に定規を2本ずつのせると、その
定規に親ゆっくりと子まりさを乗っけてセッティング。
お兄さんは少量の水と生ごみを親ゆっくりの頭に追加するとコンポストを閉じた。
「おー、出てる出てる。」
30分後、コンポストを開けると親れいむと親まりさの下のタッパーにはこんもりとしたものが
あった。
「じゃあ子まりさにあまあまをあげるよ。」
「…ゆっ、あまあま…?…はやく、よこすんだ…じぇぇ…。」
「はいはいどうぞ~。」
「ゆぴっ!?……ゆっぐげぇぇぇぇ!?」
お兄さんは素早く子まりさの口にチャックをした。子まりさの中に入れられたもの、それはタッパー
の中に入っていた親ゆっくりのうんうんだ。水分もしーしーとして出ているため、それも子まりさ
の頭の中に入れられている。
「むっぐぅぅぅ~~~!?!?ゆっむぅぅぅ~~~!!!」
「これからは腐ったものはぜんぶ親ゆっくりが消化して餡子にしてくれるからね~。これで子まりさ
はあまあま食べ放題だよ。うれしいね。
コアラもね、消化しにくいユーカリの葉を親が食べて、消化したものを赤ちゃんコアラが食べる
んだってさ。優しい親でよかったね。」
吐き気が収まったところでチャックを開くと、子まりさはぐったりしながらも文句を言った。
「ぐ、ぐじゃいんだじぇぇぇぇ…。がらだのにゃかがぐじゃいぃぃぃ!!
ぐじょどりぇい…、ごろじゅんだじぇぇぇ…!」
「どっちかというと君の方が死にそうに見えるけどね。」
お兄さんはニコニコしながら子まりさにタッパーを見せる。
「ごっじもっでぐるんじゃないんだじぇぇぇぇ!!」
「あ、まだ元気だ。良かったー。」
うんうんとはいえ人間が食べる高栄養のゴミによって出されたもの、子まりさはすくすくと成長して
いった。成長と反比例して口数はどんどん減っていったが。
1ヶ月後、子まりさは十分成体と呼べるほどに成長していた。消化済みの餡子を体に直接取り込んだ
ためであろう、急速な成長だった。
しかしここで困った事態になった。
「…うーん、ここまで成長すると子まりさもうんうんをたくさん出すんだねぇ…。」
成長がある程度止まったことで、親ゆっくりのうんうんを取り込ませるとその分だけうんうんをする
ようになってしまった。これでは生ごみを廃棄餡に変換しているだけになってしまう。
「成体ゆっくりだけだとコンポストって成り立たないんだね。…どうしようか。」
悩みながらお兄さんは再びグッズカタログを眺める。
「…これは使えるかも。しかもちょっとした虐待にもなって一石二鳥だな。」
お兄さんはさっそくそれを買いに行った。
コンポストの中では一家が仲良くグロッキーになっていた。お兄さんはその中の1匹に声を掛ける。
「おはよう、うんうんまりさ!」
「ふざけるんじゃないんだぜぇぇぇぇ!まりさはうんうんまりさじゃないんだぜぇぇぇ!」
「だってうんうんで大きくなったんだもん。うんうんまりさでしょ?馬鹿なの?死ぬの?」
これからやる虐待に耐えられるか心配だったお兄さんも、元気なうんうんまりさのお返事に大満足だ。
「ところでうんうんまりさ。」
「だからうんうんじゃないんだぜぇぇぇ!!」
「赤ゆっくり、欲しくない?」
「…ゆっ!?」
かなり劇的な反応だった。今まで親ゆっくりとともにコンポスト内での一切ゆっくりできない生活を
強いられてきた子まりさだ。大きなゆっくり成分である赤ゆっくり誕生に惹かれないわけがなかった。
顔を赤らめ、モジモジしている。
「…欲しいんだね?」
「…まりさは、…まりさはかわいいあかゆっくりがいっぱい欲しいんだぜ!」
「よしっ!その願い、叶えてあげよう!」
「ほんとうなのぜ!?」
お兄さんから今までどれだけの虐待を受けたかも忘れ、無邪気に喜ぶ子まりさ。この顔をグチャグチャ
にできるとおもうと、お兄さんは今から胸が踊った。
「…おちびぃぃぃ…。さっさと…じじいを…せいさいしてねぇぇ…。」
「おちび…ちゃんは…ゆっくり…してないで…れいむにぃぃ…あまあま…もって…きてねぇぇぇ…。」
「はいはいちょっとご両親は黙っててねー。」
お兄さんは植木鉢の栄養剤に似た形のアンプルを取り出すと、素早く親まりさと親れいむの餡子に
ブッ刺した。
「「ゆびぃいいい!?!?」」
「さて、それじゃ初めよっか。」
お兄さんは別のアンプルを取り出した。毒々しい赤をしているそのアンプルを見て、
「そ、それをどうするんだぜ?」
まりさが聞いた。にっこり笑うお兄さん。
「もちろんこうする。」
子まりさの餡子にブッ刺した。
「ゆっぴぃぃぃ!!!い、いちゃいんだじぇぇぇぇ!!」
「えっと、これであとは振動を与えればいいんだよね。ほーら、ぶるぶるぅっと。」
餡子にアンプルを刺されたまま、子まりさはぶるぶると振り回される。
「えっと、こっちもやらないとね。それぶーるぶる。」
親ゆっくりも振り回すお兄さん。
「さて、準備完了っと!じゃあまりさ、元気な赤ゆっくり、いっぱい作ってね!」
「…いだいぃぃ…。…ゆっ?じじいはなにをいってるんだぜ?あいてがいないとおちびは
できないんだぜ?じじいはばかなの?しぬの?」
「いやいや、目の前にいるじゃないか、相手。2匹も。」
子まりさの前には振動により軽く発情しかけている親ゆっくりが2匹。
「…ふ、ふざけるんじゃないんだぜぇぇぇ!!このくずどもはまりさのばかおやでしょぉぉ!?
あいてになんかできるわけないんだぜぇぇぇぇ!?」
「おやおやうんうんまりさクン?そう言いながらも臨戦態勢じゃあないですか?」
ニヤニヤしながらお兄さんは言う。そう、子まりさのぺにぺにはとってもギンギンだったのだ。
「…なんでだぜぇぇぇぇ!?!?」
「いやいや、親を見てそんなになるなんて、まりさはとっても HENTAI さんだねぇ!」
「これはちがうんだぜぇぇぇ!」
「何が違うの?ほらほら、親のココを見ておっ立てちゃってるんでしょ?」
親れいむを持ち上げ、口の下あたりを子まりさに見せる。そこにはゆるんだまむまむがしっかりと
その存在を主張していた。
「くそおやのげろみたいなきたないまむまむなんてみせるんじゃないんだぜえええ!」
「どうじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?おかあさんのまむまむはせかいいちきれいなはなぞの
でしょぉぉぉ!?」
そんな口喧嘩をお兄さんはにこやかに眺めながら言った。
「で、まりさはなんでそんなに『暴れっぱなし』になっちゃってるの?」
口で何を言おうとも、子まりさのぺにぺにはギンギンだった。むしろ前よりももっと大きくなっている。
「…どおじでべにべにがぎんぎんなんだぜぇぇぇ!?!?」
「おがあざんのまむまむをみて、はつっじょうっ!するへんたいおぢびじゃんはざっざと
じんでねぇぇぇ!」
すでに家族愛などというものはこのゆっくり達には存在しない。子供を罵倒するなど朝飯前だ。
「うるざいんだぜぇぇ!ぎだないごみだめまむまむもちの『ちゅうこひん』はくちをきくんじゃ
ないんだぜえぇぇ!」
もちろん子まりさも負けてはいない。口の悪さは両親からしっかり受け継いでいる。
親まりさはあまりのできごとに呆然と見ているだけとなっている。もしかすると先程ブッ刺した
アンプルがちょっと危険な部位をかすめたのかもしれない。
「家族で喧嘩はやめて!お兄さんが仲直りの儀式をさせてあげるから!」
お兄さんはニコニコしながら子まりさをつかみ、親れいむの腰へと押し付けた。
「ゆああああ!?やめるんだぜぇぇぇ!ぎだないばばあにくっつけるんじゃないんだぜぇぇぇ!?」
子まりさは頭をブンブン振って嫌がる。
しかし。
「…いやだったら、これはなんなのぉぉぉ!!!」
地の底から響くような、怒りに満ちた声が発せられた。
「なんでおがあさんにむかってこしさんをふってるのぉぉぉ!!!」
ぱんっ!ぱんっ!と元気な音が響いていた。子まりさは腰をスウィングスウィング(大切なことので
2回記述しました)していたのだ。
「……なんでこしさんがうごいてるんだぜぇぇぇぇ!?!?」
「なにいっでるのぉぉぉ!!じぶんでうごがじでるんでじょぉぉぉ!?」
「あはは!この薬すごいね!完全に頭と下半身、別物になってるよ!」
種明かしをすればお兄さんがブッ刺したアンプルが原因だ。あれは
『勝手なすっきりは許さない!精神去勢薬すっきりだいっきらい!』
と銘打たれた躾グッズなのだ。もちろんそれは建前で、本当のところ虐待鬼威惨用アイテムだ。
この薬はれいぱーありすの体液を特別に調整したもので、使うと下半身だけがれいぱー状態になる。
頭はいつもどおりの思考回路のため、目の前で繰り広げられるれいぽぉのおぞましさから、勝手に
すっきりすることを嫌うようになる、というのが説明書に書かれた内容である。
ちなみに親に刺したアンプルは軽い催淫剤と強制植物型妊娠薬だ。
「…なにやってるのぉぉぉ!?まりさのれいむからはなれてねぇぇぇ!!」
さすがに親まりさも声を上げる。
「まりさだってこんなごみだめちゅうこまむまむなんてねがいさげなんだぜぇぇ!!」
「だったらさっさとはなれてね!このへんたいちびまりさぁぁぁ!!」
口では大喧嘩をしているが、子まりさは元気よく腰を打ち付けているし、親れいむも怪しげに腰を
くねらせて受け止めている。体の上下で真逆の行動、これもまたツンデレの一種なのかもしれない。
そうこうしているうちに限界が来たようだ。
「さっさとはなれろこのくそばかれい…すっきりー!!」
「そっちこそはなれてね、おやにはつじょう…すっきりー!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?なんでおちびとれいむがすっきりするのぉぉぉぉ!?!?」
親れいむの額からニョキニョキと枝が伸びる。そこには赤ゆっくりが鈴なりにできていた。
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ぅぅぅ!?でぎぢゃっだぁぁぁ!?がわいいおぢびぢゃんいっばいできたよぉぉぉ!?
へんたいおちびとれいむのあかちゃんがでぎぢゃっだよぉぉぉ!?
がわいいぃぃぃ!どうじよぉぉぉ!?」
自分の子との間に赤ゆっくりができた絶望と赤ゆっくりへの母性、完全に異次元のベクトルの感情を
同時にしゃべる親れいむ。
そしてこちらも同じく二律背反(?)な感情を吐露する子まりさ。
「う゛わ゛ぁぁぁ!?がわいいんだぜぇぇ!!どうじでへどれいむにまりさのあがゆっぐりがでぎぢゃ
うんだぜぇぇ!?ずごぐがわいいぃぃぃ!!」
「ざっざどじんでね!おぢびはでいぶがらはなれでざっざどじんで!!」
怒り狂う親まりさ。お兄さんはそんな親まりさに優しい笑顔を見せた。
「そんなに怒らないで!お兄さんが仲直りさせてあげるよ。」
「ばなれでねぇぇぇ!ごのぐぞぢびぃぃぃ!!」
親まりさが罵倒すれば、
「ぞっぢごぞばなれるんだぜぇぇぇ!おばえびだいなぐぞだめまむまむをぐっづげるんじゃないん
だぜぇぇぇ!!」
子まりさが呼応して答える。もちろん腰はスパンスパンっ!と元気よくぶつかっているが。
「ざっざどやめないどばでぃざおごるよ!!ばでぃざのぶぐーっ!はごわいよぉぉ!!」
子まりさのぺにぺにをがっしりと受け止め、それを離さないかのようにくわえ込む親まりさのまむまむ。
「げろまむでまぢざのべにべにをよごずばかおやはさっさとしぬんだぜ!ぶぐぅぅぅぅ!!」
「ぞっぢごぞじんでね!ゆっぐぢじないでじんでね!ぶっぐぅぅぅ!!」
「うんうん、美しい親子愛だね。本当は大好きなのに素直になれないんだね。」
お兄さんはニコニコ顔で2匹の共演を眺めている。
「ばでぃざのぶぐーっ!はごわいでじょ!?ずっぎでぃー!!」
「まぢざのぶぐーっ!にごわがっでいいんだずっぎじぃぃぃぃ!!」
ニョキニョキと親まりさの頭から枝が伸びる。そして実ゆっくりが5個ほどみのった。
「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?がばい゛い゛あがぢゃんでぎぢゃっだぁぁぁぁ!?」」
「絶望するか喜ぶかどっちかにしなさい。」
お兄さんは至って冷静だ。みかんやりんごの皮や食べ残しを親れいむと親まりさの頭に突っ込むと、
アンプルを引っこ抜いた。
そしてアンプルから薬液を抜いて子まりさの餡子にたらす。
「じゃ、うんうんまりさも大人になったことだし、赤ゆっくりつくろっか、ご両親に手伝って
もらってさ。」
「や゛め゛る゛ん゛だじぇぇぇぇ!!じん゛でも゛い゛や゛な゛ん゛だじぇぇぇぇ!!」
何をされるのか分かったらしく、赤ゆっくり言葉で拒否する子まりさ。
「でもほら、ご両親はもう臨戦態勢ですよ?」
実ゆっくりが落ちないように気をつけながら、両手でぶるぶると親ゆっくりを震わせると、
あっというまにぺにぺにがギンギンだ。
「じゃ、いってみようか。」
にっこり笑うと、お兄さんは親れいむのぺにぺにを子まりさのそれにぶつけた。そのまま押し込んで
いく。
「いだいんだじぇぇぇぇ!!!」
「やめでぇぇぇ!!おぢびぢゃんなんがどずっぎりじだぐないぃぃぃ!!」
そんな言葉は当然無視してぐいぐい押し込むお兄さん。すでにすっきりしている子まりさのぺにぺに
はあっという間に力をなくし、体の中へと引っ込んでまむまむに姿をかえた。そして親れいむの
ぺにぺにがダイレクトイン。
「じゃ、お父さんにもインしてもらおっか。」
そういうと子まりさのあにゃるに親まりさのぺにぺにをパイルダーオン。
「「「…どうなっでるのぉぉぉぉぉ!?!?!?!」」」
「これも一つの『親子どんぶり』、かな? それじゃ、シェイクシェイク!」
3匹を両手で小刻みにゆらすお兄さん。実ゆっくりが落ちないように慎重にやるのは、意外と重労働だ。
「「「やめでぇぇぇぇぇ!?!?ぎもぢよぐなっぢゃうぅぅぅ!!!」」」
声を揃えて抗議する親子。それを聞いてお兄さんは満面の笑みだ。
「おっ! やっと家族の息があってきたみたいだね!」
なおもシェイクを続けるお兄さん。
「だめなんだじぇぇぇぇ!!ぎもぢよぐなっぢゃうぅぅぅ!!!」
「やめでね!おぢびでずっぎりなんでゆっぐぢでぎないよ!!ばぢざぶぐぅー!ずるよ!」
「おぢびぢゃんんん!!ざっざどどいでねぇぇぇ!!おがあざんおごるよぉぉぉぉ!!」
「おおツンデレツンデレ。そんなに喜ばなくてもいいのに。」
お兄さんはニコニコ顔でシェイクを続けている。
「「「だめぇぇぇぇぇ!!!ずっぎりぃぃぃぃーーー!!!」」」
しゅるしゅると子まりさの額から枝が伸びる。同時にぽんぽんがふくよかに膨れる。植物型と胎生型、
両方のにんっしんっ!を同時にしたようだ。
枝に5個の実ゆっくりが出来上がっていく。さらにお腹の中でも育っているらしく、成体とはいえ
耐えきれずに子まりさがしぼんでいく。
「おっとまずいまずい。」
お兄さんは急いで取り置いていたうんうんを子まりさの頭に入れた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛…。なんでぇぇぇ…。どうしてこんなにかわいいあかゆっくりができちゃったの…。
れいむしあわせだよぉぉ。こんなにかわいいこがいっぱいできて、どうしたらいいのぉぉぉ…?」
「まりさのあかちゃん、ゆっくりしていってねぇぇぇ。まりさすっごくふしあわせだよぉぉぉ…。
こんなにかわいいあかゆっくりがいっぱいで、とってもしあわせぇぇぇ…。」
だんだんうつろな表情になっていく親ゆっくり。子まりさはぐったりとして動かない。
「これで赤ゆっくりが生まれるまでは生ごみをいっぱい食べてくれるよね。」
絶望と幸福がないまぜになった異様な空間でひとり、笑顔のお兄さんであった。
「どうしたらいいのぉ…?」
「まりさのあかちゃん、ゆっくりぃぃ…。」
「こんなくそがき…、まりさはいらないんだぜ…。すごくしあわせなんだぜ…。」
「はいはい、ご飯ですよー。」
毎日こんな調子だ。赤ゆっくりが生まれるまでは心も決まらないのだろう。
しかし高栄養の野菜の効果は絶大だ。1週間で赤ゆっくり達は、このコンポストという地獄に
生まれた。
「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」
総勢17個の赤ゆっくりが一斉にご挨拶をする。
「「「ゆっくりしていってね!!」」」
3匹の親ゆっくりもご挨拶を返す。
「すっごくかわいいんだぜぇぇぇ!!さすがまりさのこなんだぜ!!」
「れいむににてかわいいちびちゃんたちだね!こっちのまりさとはくらべものにならないね!」
「これからまりさのいうことをきいて、りっぱなゆっくりになってね!」
やっと訪れた幸せの時間。しかしそこに地獄の主が現れる。
「おー、うまれたか。じゃ、もらってくね。」
ひょいひょいっ、と赤ゆっくりをつまみ出し、透明箱にいれるお兄さん。
「なにするんだぜぇぇぇ!!まりさのあかちゃんをかえすんだぜぇぇぇ!!」
「やめてぇぇぇ!?かわいいあかちゃんをもっていかないでぇぇぇ!!!」
「つれていくならこっちのまりさにしてね!まりさのあかちゃんかえしてぇぇぇ!!」
「はいはいゆっくりしていってねっと。」
お兄さんは笑顔で家族を引き裂いた。ご機嫌だった。
「おきゃあしゃんのちょころへきゃえしぇーーー!」
「このきゅじゅ!しゃっしゃとおきゃあしゃんちょあわしぇるんだじぇ!」
「れいみゅぎゃきゃわいいきゃりゃってきょんなきょとしゅりゅなんちぇ、おおへんちゃいへんちゃい!」
「なんだこれ。だいぶゲスっぽいなぁ。」
透明箱の中の総勢17匹はどいつもこいつもゲスだった。
「はーい、みんなよく聞いてね!お前たちの親はエサを探しに狩りに行ってまーす!
お兄さんはその留守の間を頼まれたんだよ!だから、お兄さんのいうことをちゃんときこうね!」
「にゃにいっちぇるの?しゃっしゃとれいみゅをおきゃあしゃんのちょころへちゅれていっちぇね!
そりぇとあみゃみゃだしちぇね!たくしゃんぢぇいいよ!」
「まりしゃのこちょば、わかりゅ?ちゃんとあちゃまにあんこしゃん、はいっちぇるの?
まっちゃくにんげんはばきゃばきゃりだにぇ!おお、おりょかおりょか!」
「うーむ…、箱を開けるたびにこの罵詈雑言か…。どうしたもんか。
お、そういえば躾用に買ってあったあれを試してみるか。」
お兄さんは CD プレイヤーを用意する。透明箱と CD プレイヤーをつないで買っておいた躾用 CD
を再生すると、透明箱の壁面に貼られたシート型のスピーカーが大音量を上げた。
『うー!たべちゃうぞー!』
「「「……、れ、れれれれみりゃぢゃぁぁぁぁ!?!?!」」」
『あまあまはさっさとれみぃにたべられるんだどぉ!』
「いやぢゃぁぁぁ!?まりしゃはおいちくにゃいよぉぉぉ!!」
「れいみゅよりこっちのまりしゃのほうがおいちいよぉぉぉ!ぢゃかられいみゅはみにょがしちぇねぇ!!」
「どぼぢでぞんなごぢょいうにょぉぉぉ!?」
サラウンドで前後左右から襲いかかる音声。
『おお、ごみくずごみくず(ヒュンヒュン)』
「きめぇまりゅぢゃぁぁぁ!!」
「きめぇまりゅぢょこ!?ぢょこにいりゅにょぉぉぉ!?」
『にげまどうゆっくりたち。おおたのしいたのしい。』
「ごっぢごにゃいぢぇぇぇぇ!!」
『ほらあなたのうしろに、いつもきよくただしくきめぇ丸です(ヒュンヒュン)』
「「「ぎにゃぁぁぁぁぁ!!??」」」
躾と言い張るものの、どう考えても虐待用 CD であった。
お兄さんはこのあたりで一旦ポーズを押す。
「はーい、お兄さんの言う事をちゃんと聞かないと、またれみりゃやきめぇ丸がくるよ。
だからちゃんと…。」
「ふざけりゅんじゃにゃいんだじぇぇぇぇ!!こにょくしょどりぇい!しゃっしゃちょまりしゃしゃま
にあみゃあみゃみょっちぇくりゅんだじぇぇぇぇ!!」
「ずいぶん切り替え早いなオイ。」
他のゆっくりも音が聞こえなくなった途端、強気になっている。
切り替えが異常に早いだけなのか、それとも恐ろしく記憶力がないのか。
「もうちょっと躾してみるか?」
ポチッとな。再び CD が再生開始。
『うー!しねっ!しねっ!』
「ふふふふふらんぢゃぁぁぁぁぁ!!」
『ふらんはれみぃのいもうとだどぉー!いっしょにあまあまたべるんだどぉ!』
『しねっ!おねえたまからにげるくずまんじゅうはしねっ!』
「ふりゃんどきょ!?どきょにいりゅにょぉぉぉ!?!?!」
透明箱の中は大混乱だ。
「さてと。しばらく躾を続行っと。親の様子を見てくるか。」
お兄さんがコンポストへ向かうと、どうも様子がおかしい。
「ゆわぁぁぁぁ~ん!なんでなんだじぇぇぇぇ!!」
「ばでぃざぁぁぁ!どうじでぇぇぇぇ!?」
親れいむと子まりさが泣いている。よく見ると親まりさが真っ二つになっているではないか。
「うおっ、なんだこれ?」
「じぶんだけしんでにげようなんて、さいていのくずおやなんだじぇぇぇぇ!!!」
「ばでぃざぁぁ!ごのうらぎぼのぉぉ!!じぶんだけにげやがってぇぇぇ!!」
「え、泣いてたのそっち?」
お兄さんが混乱している隙に、2匹はさらにヒートアップする。
「ごれもおまえみだいなくずがまりさをうんだからなんだじぇぇぇぇ!」
「うるざいよ!うんでやっだおんもわずれで!ごのげず!!」
「「このうらみをおまえにかえすよ!さあ、おたべなさい!!」」
パカッ。親れいむと子まりさは同時に、真っ二つに割れた。
「…えー、なにこれ?」
急いでネットで調べると、これは『おたべなさい』という行為であるらしい。通常、恩義を感じた
相手に自分を食べてもらうことで最大限の感謝を伝えるものだそうだ。ほかに越冬失敗などで
子ゆっくりへの食料になるために行われる。
そして極稀にだが、生きる希望を失って自殺するためや、強い憎しみを相手に教える一種の復讐
として使われるらしい。
今回起きたのは後者で、親まりさは可愛い赤ゆっくりを奪われて、今までささえていたプライドが
折れてしまったことによる自殺、子まりさと親れいむは復讐のために行ったようだ。
「うーむ、コンポストも難しいもんだね…。」
パソコンの前でひとりごちるお兄さん。
「…ところで、何か忘れているような…。ああ、赤ゆっくり!」
透明箱に向かうお兄さん、そこには餡子の海があった。
『サークゥル!サークゥル!』
きめぇ丸の声が響いている。赤ゆっくりは餡子を吐いて全滅していた。
後で調べたところ、『急性非ゆっくり症』という病気らしい。
「あちゃー、失敗した。これで家にいるゆっくりはゼロか…。」
お兄さんは顔を上げた。その顔に落ち込みの表情はない。どこかサッパリとしていた。
「ま、いいか。次、うまくやればいいのさ。」
お兄さんは落ち込まない。自分が初心者だとわかっているからだ。
「さて、次のコンポスト候補を探しに行くか!」
ゆ虐に後悔など似合わない。
それを会得した初心者お兄さんは今日、中級者への階段を登ったのだ。
最近時間が取れなくて、ネタを考えるんことは考えるんですが文章に起こすことができません。
さすがに仕事中には書けないですしね。
次回はれいぱーありす無双か、加工所による教育もの(俺設定文書)のどちらか
になると思います。
気長に待っていただければ幸いです。
過去作品
anko926 鬼威惨の、目指せ金バッジ!
anko755 れいぱー対策
anko711 不良品の証
anko670 エコを目指す加工所
anko658 真実を知るということ
anko650 モチモチを生かして
anko611 おかされいむ
anko565 ゆ身売買
anko478 れいむはよげんしゃ
anko334 ゆっくりできない理由
anko301 子まりさの反乱
anko265 どすすぱーくをうつよ!
anko260 人間の畑だと説得してみよう
anko227 陰口
anko181 効率化の道
※ぺにまむすっきりあり。
※独自設定、独自アイテムあり。
※こういうこと、仕事中に考えちゃダメなんでしょうか?
「初心者お兄さんのコンポスト」
必殺引篭り人
「…結構いい値段なんだなぁ。」
お兄さんは加工所直営のゆっくりしつけショップ「ゆっぴぃ!」に来ていた。棚に並ぶ様々なグッズを
物珍しそうに見ている。
お兄さんは初心者だ。スーパーの朝セールから帰ってみると窓ガラスが割られ、テンプレどおりに
ゆっくりがいた。とりあえず全部つかまえてダンボールに閉じ込め、ネットで対策を調べていた
ところ、ゆ虐を知り一気にハマってしまったのだ。
普通のお兄さんから初心者虐待お兄さんへとステップアップしてしまった記念と、取っ捕まえた
ゆっくりを初めてのゆ虐に使おうと考え、近くにあるこのショップへ来たのだ。
「ゆっぴぃ!」は表向き、しつけグッズショップだ。だが加工所直営というところからわかるように、
中身はゆっくり虐待用グッズを取り扱っている。店名もゆ虐時に上げる悲鳴から取られている。
お兄さんはまずは形から、ということで透明箱を数個としつけ用 CD、そしてコンポストキットを
買って家路についた。
「ふむふむ、こう組み立てるのか…。」
横でダンボールの中からゆーだのしねぇだのと喚き声が聞こえるが、お兄さんはコンポストキット
の組み立てで忙しくまったく反応しない。
「えーと、中に入れるゆっくりには、加工所産のコンポスト用ゆっくり(各種そろってます)を
オススメします、かぁ…。まあこの捕まえたゆっくりでいいよね別に。
野良を使う時は…っと、まずあんよを焼くのか。…這いずる程度に焼くのがコツ、ね…。」
お兄さんはダンボールの上にのせていた電話帳を取り、ふたを開く。
「さっさとれいむたちをここからだしてねぇ!!」
「おかあしゃんのいうこちょをきけ、このくじゅ!」
「まりさはおこるとこわいんだよ!ぶーるぶーるふるえてこわがるといいよ!」
元気なゲス家族だった。標準的な番であるれいむとまりさ。そして子まりさが1匹。
お兄さんは手始めに親れいむから焼くことにした。
「…面倒だから直火でいいか。火傷しないように気をつけてっと…。」
「さっさとはなせこのくず!れいむのまりさはこわいんだよ!」
「まりさって、あのダンボールから出られないまりさ?どうやって助けるんだよ。」
「まりさのぷくーっ!はこわいこわいだよ!ゆっくりしないでりかいしてね!」
「はいはい怖い怖い。ゆっくりダンボールの中でぷくーっでもなんでもしてねっと。」
「まりさぁぁぁ!さっさとたすけろ!こののろまぁぁ!…あじゅいいぃぃぃ!?」
まずは弱火であぶる。
「や゛め゛ろ゛ぉぉぉ!れ゛い゛む゛の゛がわ゛い゛い゛あ゛ん゛よ゛を゛や゛ぐな゛ぁぁぁ!!
あじゅいよぉぉぉ!!」
「結構動くんだなこいつら。」
グニングニンと身悶えするれいむをお兄さんは両手でしっかりホールドしている。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
「あ、焼きすぎた。」
れいむのあんよは真っ黒焦げになっていた。
「なになに…、あんよを焼きすぎると動けなくなり、生ごみまでたどり着けません、か。だから
這う程度なのね…。ちょっと失敗したなぁ。」
しかしお兄さんはメゲない。なにせ初心者であることは自分でもよくわかっているからだ。
失敗は成功の母。練習なくして進歩なし。
「ゆ、ゆげぇぇ…。」
あんよの痛みと熱さでぐったりしているれいむをコンポストに放り込むと、お兄さんは子まりさを
取り出す。
「てをはなしゅんだじぇ、このくしょどりぇい!まりしゃはちゅよいんだじぇ!ぷきゅーっ!だっちぇ
おちょうしゃんとおなじきゅりゃいだじぇ!」
「へえ、そうか。じゃあやってみな。」
「ゆっふっふ!きょわきゅてちーちーもりゃしちぇもちらにゃいんだじぇ!ぷきゅーっ!
…あじゅいんだじぇぇぇぇぇ!!!」
もちろんぷくーっ!なんてお兄さんは見ていない。子まりさを片手でホールドしながら炎にかざす。
「ほらほら、がんばってぷくーっ!してみせてくれよ。俺が怖がってやめるかもしれないぞ?」
「ゆぎぃぃぃ!あじゅいんだじぇえええ!!ぷ、ぷきゅ…、ゆっぎゃぁぁぁぁ!!
やべぢぇぇぇぇ!!もうゆるぢでぇぇぇ!?!?」
熱すぎてぷくーっ!すらもできずに身悶えする子まりさ。
「…そろそろかな。あれ?」
子まりさがぐったりとして舌を出しながら気絶するまで焼くと、お兄さんは確認のため裏返した。
あんよは真っ黒焦げだ。
「また失敗か。まあこれも練習練習。」
子まりさをコンポストに放り込む。
「…ゆ゛っ。お、おちび…ちゃん…。ゆっ…ぐりぃぃ…。」
意識を取り戻したれいむが子まりさに話しかける。が、当然ながら子まりさは気絶したままだ。
それを横目に見つつ、お兄さんは最後に親まりさを取り出す。
「このくそじじい!さっさとまりさたちのおうちからでていってねぇぇぇ!!」
「いや、ここ俺の家だし。」
「ふざけないでねぇぇぇぇ!まりさが『ここはまりさのゆっくりプレイスだよ!』っていったんだよ!
だからここはまりさのおうちだよ!!」
「…ああ、『お家宣言』だっけ?じゃあ、『ここはお兄さんのお家だよ!』 はい、これで
ここは僕の家だ。」
「ふ、ふざけないでねぇぇぇ!!まりさたちがいるでしょぉぉぉ!だからここはずっとまりさの
おうちだよぉぉぉ!!」
「え、誰かいたらダメなの?じゃあ。」
お兄さんはまりさをダンボールに戻し、コンポストにもフタをする。そして、
「ここはお兄さんのお家だよ!!」
ダンボール内のまりさに聞こえるように宣言した。
「はい、これでいいよね?」
「ぶ、ぶざげないでねぇぇぇ!!…あづいよぉぉぉ!?」
取り出したまりさに経過報告をすると、まりさの反応を無視して炎にかざした。お家宣言の仕返し
などちょっとした余興に過ぎない。もともとお兄さんはお家宣言など認めていないのだから。
「こんどは気をつけないとね…。」
「あづいよぉぉぉ!!だずげでれいむぅぅぅ!!!ばでぃざのがもじがざんのような
あんよがぁぁぁ!!ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!??」
「お、ちょうどよく焼けたかも。」
親まりさのあんよは濃いキツネ色に焼けていた。這いずる程度しかできず、なおかつもう治らない
程度に重症だ。
親まりさをコンポストに放り込むと、お兄さんは中に生ごみを入れる。
「今日から君たちのエサはこれだよ。ゆっくり食べていってね!」
「ふ、ふざけないでねぇぇ…。」
「れいむは…、かわいそう…なんだよ…。」
「ゆげぇぇ…。いちゃい…んだ…じぇぇぇ。」
まりさ一家はぐったりとしていた。
「うーむ…、コンポストって結構難しいんだな。」
お兄さんは困っていた。生ごみが減っていないのだ。
親れいむと子まりさはもう動けないので、親まりさが生ごみを運んで食べさせるだろう、と思っていた
のだが現実はちがった。
「…ゆぅぅ…、まりさぁぁぁ…。はやく…ごはんさん…もってきてぇぇ…。」
「おとうしゃぁーん…。まりしゃ…もう…おにゃかぺきょぺきょだよぉぉ…。
はやく…もってきちぇ…。」
「だまってね…。あんな…きたない…もの…、たべるなんて…ゆるさない…よ…。…ゆっ…。」
親まりさが変にプライドが高いのだ。生ごみを食べることを拒否してしまう。
無理やり口に入れても親まりさは吐き出すし、親れいむと子まりさは舌が肥えているのか
「どくはいってる!」とまで言って吐き出すのだ。生ごみで汚れた口を閉じさせるのも面倒である。
初めは腹が空けば食べるだろうと思っていたお兄さんも、餓死レベルまでくると流石に困りはじめた。
「…やっぱり加工所産のコンポスト用ゆっくりのほうが簡単なんだな。しかしこれ、どうしたもんか。」
お兄さんは虐待掲示板を眺めながら考える。
「食って消化してくれればそれでいいだけなんだけどな…。食べる…、消化…、…餡子変換?」
お兄さんの頭にひらめくものがあった。
「ゆっぎゃぁぁぁぁ!!でいぶのうづぐじいがみがぁぁぁ!?」
「やめぢぇぇぇぇ!!まりぢゃいぢゃいのいやぢゃぁぁぁぁ!!」
「じねぇぇぇ!!じじいはじんでねぇぇぇぇ!!…ゆぎぃぃぃ!」
「はいはい、ゆっくりしていってねっと。」
お兄さんは顔色ひとつ変えずゆっくり一家に処置を施す。帽子やリボンを取り除かれたゆっくり一家は。
頭を切り開かれていた。
「最初からこうすれば良かったんだよね。ようは消化してくれればいいんだからさ。」
お兄さんはニコニコしながら果物ナイフで親まりさの頭を切り開く。一部分だけ残し、ちょうどふた
のように開閉できる形だ。
「いだいよぉぉぉ!!でいぶのおひさまさんのようにかがやくあたまがぁぁぁ!!」
「なんぢぇだずげでぐれないんだじぇぇぇぇ!おとうじゃんなんがぢんぢゃえぇぇぇ!!」
「うるさいよぉぉぉ!まりさだっていたいんだからねぇぇぇぇ!!」
開頭されたというのに元気な一家だった。
「じゃあいまからご飯をあげるからね。いっぱい食べなよ。」
親れいむの髪を持って持ち上げる。
「ゆっきぃぃぃ!?!?」
内臓である餡子がさらされ、痛みに悲鳴をあげる親れいむ。
お兄さんは割り箸で生ごみを持ち上げると、親れいむの頭に割り箸ごとつっこんだ。
「ゆっげっぇぇぇぇ!!!!がごっぎぎぎぎ!ぐがわばばば!?!?」
「で、でいぶぅぅぅぅ!?」
「おかあしゃぁぁぁん!やめるんだじぇぐぞじじぃぃぃ!!」
「ほら、念願のご飯だよーっと。…あれ?」
よく混ざるよう割り箸で餡子をかき混ぜたせいか、はたまた生ごみが腐っていたのか。
「ゆぼぇぇぇぇぇ!!」
親れいむは勢い良く餡子を吐き出していた。
「あんごじゃんはいちゃらだめなんだじぇぇぇぇ!!」
「でいぶうううう!ゆっぐり!ゆっぐりじでねぇぇぇ!!」
「餡子が出過ぎると死ぬんだっけ?やばいやばい。」
お兄さんは急いで吐き出した餡子を拾うと、未だ開きっぱなしの頭に入れる。
「ゆげろげろぉぉぉ…。」
親れいむが吐き出すたびに、ゲロ餡子を頭の中へ。
3回ほど餡子を戻してやるとやっと吐き気がおさまったらしい。親れいむはそれ以降、ぐったりして
何も喋らなくなった。
「吐かれると面倒だなぁ。あとでグッズカタログ見て対策考えないと。じゃあ残りの二匹にもご飯を
あげるからね。今度は失敗しないようにするからさ。」
二匹は笑顔のお兄さんを大量に涙の溢れる目で見上げていた。
一家の楽しい食事のあと、お兄さんはショップでもらってきたグッズカタログを眺めていた。
「…お、これはピッタリ。っていうかなんでもそろってるんだな、このショップ。」
お兄さんが見ていたのは『ゆっくりのお口をしっかり閉じます! お口チャック』。その名の通り、
ゆっくりの口に貼り付けるタイプのファスナーだ。用途として来客時に静かにさせる、とか
ご飯をゆっくり食べるように躾のため、とか書かれているもののどう見ても虐待鬼威惨用のグッズ
であった。
お兄さんはさっそくこれを3つ買ってくると、未だぐったりしている一家の頭を開いてラムネを
突っ込む。
「これで眠るんだよね。麻酔薬がラムネとか、安上がりでいいなぁ。」
血中、というか餡中に直接麻酔された一家はあっという間に眠ってしまう。その間にファスナー
を取り付けるのだ。
ファスナーの後ろ側はゆっくりの表面と非常によく馴染む素材でできており、裏側を濡らして
ゆっくりの唇に貼り付けるだけで装着完了だ。
「うん、簡単。これで食事中はお口を閉じてもらって餡子のリバースを防ぐ、と。
しかし親はまだしも子まりさは生ごみが腐ってるとショック死するかもしれないなぁ。どうすべー。」
親ならある程度の腐敗は我慢できても、子まりさには無理だろう。今日のところは比較的新鮮な
野菜くずを与えたが、いちいち選んでやるなんて面倒だ。お兄さんは考える。
「……よし。ここはコアラを見習った方法でいくか。」
「ゆっぎぃぃぃ…。でいぶをいじめるじじぃはじねぇぇぇ…。」
「どれいは…すぐにまりさたちをここからだしてね…。それでどれいはゆっくりしないでしんでね…。」
「まりじゃ…ぎぼじわるいんだじぇぇぇぇ…。だじゅげろぐじょおやどもぉぉぉ…。」
怨嗟の声が漏れてくるコンポストを開け、親まりさと親れいむの準備を開始。
「自動で食べてくれないので面倒かなと思ったけど、ま、慣れてくればこの作業もどうということは
ないか…。」
お兄さんは両親の口の取り付けたチャックを閉じる。
「ゆむぐぅぅぅ!?」
「や、やめむぐぃぃぃっ!?」
そして頭を開くと生ごみを乱暴に中へ突っ込む。
「「~~~~~!?!?!?」」
口にチャックがしてあるので、当然ながらうめくだけで吐き出すことはない。
「しっかり消化してね~。」
お兄さんはなおも割り箸で両親の餡子をかき回す。
「「むぅ~~~~!?!?!?!?」」
ぐったりする両親の横で子まりさが呻く。
「ぐじょどりぇい…まじじゃに…あまあま…よこすんだじぇぇぇ…。」
「はいはいゆっくりゆっくり。後でちゃんとあまあまあげるからね。」
お兄さんはタッパーを3つと定規6本をもってきた。タッパーの上に定規を2本ずつのせると、その
定規に親ゆっくりと子まりさを乗っけてセッティング。
お兄さんは少量の水と生ごみを親ゆっくりの頭に追加するとコンポストを閉じた。
「おー、出てる出てる。」
30分後、コンポストを開けると親れいむと親まりさの下のタッパーにはこんもりとしたものが
あった。
「じゃあ子まりさにあまあまをあげるよ。」
「…ゆっ、あまあま…?…はやく、よこすんだ…じぇぇ…。」
「はいはいどうぞ~。」
「ゆぴっ!?……ゆっぐげぇぇぇぇ!?」
お兄さんは素早く子まりさの口にチャックをした。子まりさの中に入れられたもの、それはタッパー
の中に入っていた親ゆっくりのうんうんだ。水分もしーしーとして出ているため、それも子まりさ
の頭の中に入れられている。
「むっぐぅぅぅ~~~!?!?ゆっむぅぅぅ~~~!!!」
「これからは腐ったものはぜんぶ親ゆっくりが消化して餡子にしてくれるからね~。これで子まりさ
はあまあま食べ放題だよ。うれしいね。
コアラもね、消化しにくいユーカリの葉を親が食べて、消化したものを赤ちゃんコアラが食べる
んだってさ。優しい親でよかったね。」
吐き気が収まったところでチャックを開くと、子まりさはぐったりしながらも文句を言った。
「ぐ、ぐじゃいんだじぇぇぇぇ…。がらだのにゃかがぐじゃいぃぃぃ!!
ぐじょどりぇい…、ごろじゅんだじぇぇぇ…!」
「どっちかというと君の方が死にそうに見えるけどね。」
お兄さんはニコニコしながら子まりさにタッパーを見せる。
「ごっじもっでぐるんじゃないんだじぇぇぇぇ!!」
「あ、まだ元気だ。良かったー。」
うんうんとはいえ人間が食べる高栄養のゴミによって出されたもの、子まりさはすくすくと成長して
いった。成長と反比例して口数はどんどん減っていったが。
1ヶ月後、子まりさは十分成体と呼べるほどに成長していた。消化済みの餡子を体に直接取り込んだ
ためであろう、急速な成長だった。
しかしここで困った事態になった。
「…うーん、ここまで成長すると子まりさもうんうんをたくさん出すんだねぇ…。」
成長がある程度止まったことで、親ゆっくりのうんうんを取り込ませるとその分だけうんうんをする
ようになってしまった。これでは生ごみを廃棄餡に変換しているだけになってしまう。
「成体ゆっくりだけだとコンポストって成り立たないんだね。…どうしようか。」
悩みながらお兄さんは再びグッズカタログを眺める。
「…これは使えるかも。しかもちょっとした虐待にもなって一石二鳥だな。」
お兄さんはさっそくそれを買いに行った。
コンポストの中では一家が仲良くグロッキーになっていた。お兄さんはその中の1匹に声を掛ける。
「おはよう、うんうんまりさ!」
「ふざけるんじゃないんだぜぇぇぇぇ!まりさはうんうんまりさじゃないんだぜぇぇぇ!」
「だってうんうんで大きくなったんだもん。うんうんまりさでしょ?馬鹿なの?死ぬの?」
これからやる虐待に耐えられるか心配だったお兄さんも、元気なうんうんまりさのお返事に大満足だ。
「ところでうんうんまりさ。」
「だからうんうんじゃないんだぜぇぇぇ!!」
「赤ゆっくり、欲しくない?」
「…ゆっ!?」
かなり劇的な反応だった。今まで親ゆっくりとともにコンポスト内での一切ゆっくりできない生活を
強いられてきた子まりさだ。大きなゆっくり成分である赤ゆっくり誕生に惹かれないわけがなかった。
顔を赤らめ、モジモジしている。
「…欲しいんだね?」
「…まりさは、…まりさはかわいいあかゆっくりがいっぱい欲しいんだぜ!」
「よしっ!その願い、叶えてあげよう!」
「ほんとうなのぜ!?」
お兄さんから今までどれだけの虐待を受けたかも忘れ、無邪気に喜ぶ子まりさ。この顔をグチャグチャ
にできるとおもうと、お兄さんは今から胸が踊った。
「…おちびぃぃぃ…。さっさと…じじいを…せいさいしてねぇぇ…。」
「おちび…ちゃんは…ゆっくり…してないで…れいむにぃぃ…あまあま…もって…きてねぇぇぇ…。」
「はいはいちょっとご両親は黙っててねー。」
お兄さんは植木鉢の栄養剤に似た形のアンプルを取り出すと、素早く親まりさと親れいむの餡子に
ブッ刺した。
「「ゆびぃいいい!?!?」」
「さて、それじゃ初めよっか。」
お兄さんは別のアンプルを取り出した。毒々しい赤をしているそのアンプルを見て、
「そ、それをどうするんだぜ?」
まりさが聞いた。にっこり笑うお兄さん。
「もちろんこうする。」
子まりさの餡子にブッ刺した。
「ゆっぴぃぃぃ!!!い、いちゃいんだじぇぇぇぇ!!」
「えっと、これであとは振動を与えればいいんだよね。ほーら、ぶるぶるぅっと。」
餡子にアンプルを刺されたまま、子まりさはぶるぶると振り回される。
「えっと、こっちもやらないとね。それぶーるぶる。」
親ゆっくりも振り回すお兄さん。
「さて、準備完了っと!じゃあまりさ、元気な赤ゆっくり、いっぱい作ってね!」
「…いだいぃぃ…。…ゆっ?じじいはなにをいってるんだぜ?あいてがいないとおちびは
できないんだぜ?じじいはばかなの?しぬの?」
「いやいや、目の前にいるじゃないか、相手。2匹も。」
子まりさの前には振動により軽く発情しかけている親ゆっくりが2匹。
「…ふ、ふざけるんじゃないんだぜぇぇぇ!!このくずどもはまりさのばかおやでしょぉぉ!?
あいてになんかできるわけないんだぜぇぇぇぇ!?」
「おやおやうんうんまりさクン?そう言いながらも臨戦態勢じゃあないですか?」
ニヤニヤしながらお兄さんは言う。そう、子まりさのぺにぺにはとってもギンギンだったのだ。
「…なんでだぜぇぇぇぇ!?!?」
「いやいや、親を見てそんなになるなんて、まりさはとっても HENTAI さんだねぇ!」
「これはちがうんだぜぇぇぇ!」
「何が違うの?ほらほら、親のココを見ておっ立てちゃってるんでしょ?」
親れいむを持ち上げ、口の下あたりを子まりさに見せる。そこにはゆるんだまむまむがしっかりと
その存在を主張していた。
「くそおやのげろみたいなきたないまむまむなんてみせるんじゃないんだぜえええ!」
「どうじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?おかあさんのまむまむはせかいいちきれいなはなぞの
でしょぉぉぉ!?」
そんな口喧嘩をお兄さんはにこやかに眺めながら言った。
「で、まりさはなんでそんなに『暴れっぱなし』になっちゃってるの?」
口で何を言おうとも、子まりさのぺにぺにはギンギンだった。むしろ前よりももっと大きくなっている。
「…どおじでべにべにがぎんぎんなんだぜぇぇぇ!?!?」
「おがあざんのまむまむをみて、はつっじょうっ!するへんたいおぢびじゃんはざっざと
じんでねぇぇぇ!」
すでに家族愛などというものはこのゆっくり達には存在しない。子供を罵倒するなど朝飯前だ。
「うるざいんだぜぇぇ!ぎだないごみだめまむまむもちの『ちゅうこひん』はくちをきくんじゃ
ないんだぜえぇぇ!」
もちろん子まりさも負けてはいない。口の悪さは両親からしっかり受け継いでいる。
親まりさはあまりのできごとに呆然と見ているだけとなっている。もしかすると先程ブッ刺した
アンプルがちょっと危険な部位をかすめたのかもしれない。
「家族で喧嘩はやめて!お兄さんが仲直りの儀式をさせてあげるから!」
お兄さんはニコニコしながら子まりさをつかみ、親れいむの腰へと押し付けた。
「ゆああああ!?やめるんだぜぇぇぇ!ぎだないばばあにくっつけるんじゃないんだぜぇぇぇ!?」
子まりさは頭をブンブン振って嫌がる。
しかし。
「…いやだったら、これはなんなのぉぉぉ!!!」
地の底から響くような、怒りに満ちた声が発せられた。
「なんでおがあさんにむかってこしさんをふってるのぉぉぉ!!!」
ぱんっ!ぱんっ!と元気な音が響いていた。子まりさは腰をスウィングスウィング(大切なことので
2回記述しました)していたのだ。
「……なんでこしさんがうごいてるんだぜぇぇぇぇ!?!?」
「なにいっでるのぉぉぉ!!じぶんでうごがじでるんでじょぉぉぉ!?」
「あはは!この薬すごいね!完全に頭と下半身、別物になってるよ!」
種明かしをすればお兄さんがブッ刺したアンプルが原因だ。あれは
『勝手なすっきりは許さない!精神去勢薬すっきりだいっきらい!』
と銘打たれた躾グッズなのだ。もちろんそれは建前で、本当のところ虐待鬼威惨用アイテムだ。
この薬はれいぱーありすの体液を特別に調整したもので、使うと下半身だけがれいぱー状態になる。
頭はいつもどおりの思考回路のため、目の前で繰り広げられるれいぽぉのおぞましさから、勝手に
すっきりすることを嫌うようになる、というのが説明書に書かれた内容である。
ちなみに親に刺したアンプルは軽い催淫剤と強制植物型妊娠薬だ。
「…なにやってるのぉぉぉ!?まりさのれいむからはなれてねぇぇぇ!!」
さすがに親まりさも声を上げる。
「まりさだってこんなごみだめちゅうこまむまむなんてねがいさげなんだぜぇぇ!!」
「だったらさっさとはなれてね!このへんたいちびまりさぁぁぁ!!」
口では大喧嘩をしているが、子まりさは元気よく腰を打ち付けているし、親れいむも怪しげに腰を
くねらせて受け止めている。体の上下で真逆の行動、これもまたツンデレの一種なのかもしれない。
そうこうしているうちに限界が来たようだ。
「さっさとはなれろこのくそばかれい…すっきりー!!」
「そっちこそはなれてね、おやにはつじょう…すっきりー!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?なんでおちびとれいむがすっきりするのぉぉぉぉ!?!?」
親れいむの額からニョキニョキと枝が伸びる。そこには赤ゆっくりが鈴なりにできていた。
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ぅぅぅ!?でぎぢゃっだぁぁぁ!?がわいいおぢびぢゃんいっばいできたよぉぉぉ!?
へんたいおちびとれいむのあかちゃんがでぎぢゃっだよぉぉぉ!?
がわいいぃぃぃ!どうじよぉぉぉ!?」
自分の子との間に赤ゆっくりができた絶望と赤ゆっくりへの母性、完全に異次元のベクトルの感情を
同時にしゃべる親れいむ。
そしてこちらも同じく二律背反(?)な感情を吐露する子まりさ。
「う゛わ゛ぁぁぁ!?がわいいんだぜぇぇ!!どうじでへどれいむにまりさのあがゆっぐりがでぎぢゃ
うんだぜぇぇ!?ずごぐがわいいぃぃぃ!!」
「ざっざどじんでね!おぢびはでいぶがらはなれでざっざどじんで!!」
怒り狂う親まりさ。お兄さんはそんな親まりさに優しい笑顔を見せた。
「そんなに怒らないで!お兄さんが仲直りさせてあげるよ。」
「ばなれでねぇぇぇ!ごのぐぞぢびぃぃぃ!!」
親まりさが罵倒すれば、
「ぞっぢごぞばなれるんだぜぇぇぇ!おばえびだいなぐぞだめまむまむをぐっづげるんじゃないん
だぜぇぇぇ!!」
子まりさが呼応して答える。もちろん腰はスパンスパンっ!と元気よくぶつかっているが。
「ざっざどやめないどばでぃざおごるよ!!ばでぃざのぶぐーっ!はごわいよぉぉ!!」
子まりさのぺにぺにをがっしりと受け止め、それを離さないかのようにくわえ込む親まりさのまむまむ。
「げろまむでまぢざのべにべにをよごずばかおやはさっさとしぬんだぜ!ぶぐぅぅぅぅ!!」
「ぞっぢごぞじんでね!ゆっぐぢじないでじんでね!ぶっぐぅぅぅ!!」
「うんうん、美しい親子愛だね。本当は大好きなのに素直になれないんだね。」
お兄さんはニコニコ顔で2匹の共演を眺めている。
「ばでぃざのぶぐーっ!はごわいでじょ!?ずっぎでぃー!!」
「まぢざのぶぐーっ!にごわがっでいいんだずっぎじぃぃぃぃ!!」
ニョキニョキと親まりさの頭から枝が伸びる。そして実ゆっくりが5個ほどみのった。
「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?がばい゛い゛あがぢゃんでぎぢゃっだぁぁぁぁ!?」」
「絶望するか喜ぶかどっちかにしなさい。」
お兄さんは至って冷静だ。みかんやりんごの皮や食べ残しを親れいむと親まりさの頭に突っ込むと、
アンプルを引っこ抜いた。
そしてアンプルから薬液を抜いて子まりさの餡子にたらす。
「じゃ、うんうんまりさも大人になったことだし、赤ゆっくりつくろっか、ご両親に手伝って
もらってさ。」
「や゛め゛る゛ん゛だじぇぇぇぇ!!じん゛でも゛い゛や゛な゛ん゛だじぇぇぇぇ!!」
何をされるのか分かったらしく、赤ゆっくり言葉で拒否する子まりさ。
「でもほら、ご両親はもう臨戦態勢ですよ?」
実ゆっくりが落ちないように気をつけながら、両手でぶるぶると親ゆっくりを震わせると、
あっというまにぺにぺにがギンギンだ。
「じゃ、いってみようか。」
にっこり笑うと、お兄さんは親れいむのぺにぺにを子まりさのそれにぶつけた。そのまま押し込んで
いく。
「いだいんだじぇぇぇぇ!!!」
「やめでぇぇぇ!!おぢびぢゃんなんがどずっぎりじだぐないぃぃぃ!!」
そんな言葉は当然無視してぐいぐい押し込むお兄さん。すでにすっきりしている子まりさのぺにぺに
はあっという間に力をなくし、体の中へと引っ込んでまむまむに姿をかえた。そして親れいむの
ぺにぺにがダイレクトイン。
「じゃ、お父さんにもインしてもらおっか。」
そういうと子まりさのあにゃるに親まりさのぺにぺにをパイルダーオン。
「「「…どうなっでるのぉぉぉぉぉ!?!?!?!」」」
「これも一つの『親子どんぶり』、かな? それじゃ、シェイクシェイク!」
3匹を両手で小刻みにゆらすお兄さん。実ゆっくりが落ちないように慎重にやるのは、意外と重労働だ。
「「「やめでぇぇぇぇぇ!?!?ぎもぢよぐなっぢゃうぅぅぅ!!!」」」
声を揃えて抗議する親子。それを聞いてお兄さんは満面の笑みだ。
「おっ! やっと家族の息があってきたみたいだね!」
なおもシェイクを続けるお兄さん。
「だめなんだじぇぇぇぇ!!ぎもぢよぐなっぢゃうぅぅぅ!!!」
「やめでね!おぢびでずっぎりなんでゆっぐぢでぎないよ!!ばぢざぶぐぅー!ずるよ!」
「おぢびぢゃんんん!!ざっざどどいでねぇぇぇ!!おがあざんおごるよぉぉぉぉ!!」
「おおツンデレツンデレ。そんなに喜ばなくてもいいのに。」
お兄さんはニコニコ顔でシェイクを続けている。
「「「だめぇぇぇぇぇ!!!ずっぎりぃぃぃぃーーー!!!」」」
しゅるしゅると子まりさの額から枝が伸びる。同時にぽんぽんがふくよかに膨れる。植物型と胎生型、
両方のにんっしんっ!を同時にしたようだ。
枝に5個の実ゆっくりが出来上がっていく。さらにお腹の中でも育っているらしく、成体とはいえ
耐えきれずに子まりさがしぼんでいく。
「おっとまずいまずい。」
お兄さんは急いで取り置いていたうんうんを子まりさの頭に入れた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛…。なんでぇぇぇ…。どうしてこんなにかわいいあかゆっくりができちゃったの…。
れいむしあわせだよぉぉ。こんなにかわいいこがいっぱいできて、どうしたらいいのぉぉぉ…?」
「まりさのあかちゃん、ゆっくりしていってねぇぇぇ。まりさすっごくふしあわせだよぉぉぉ…。
こんなにかわいいあかゆっくりがいっぱいで、とってもしあわせぇぇぇ…。」
だんだんうつろな表情になっていく親ゆっくり。子まりさはぐったりとして動かない。
「これで赤ゆっくりが生まれるまでは生ごみをいっぱい食べてくれるよね。」
絶望と幸福がないまぜになった異様な空間でひとり、笑顔のお兄さんであった。
「どうしたらいいのぉ…?」
「まりさのあかちゃん、ゆっくりぃぃ…。」
「こんなくそがき…、まりさはいらないんだぜ…。すごくしあわせなんだぜ…。」
「はいはい、ご飯ですよー。」
毎日こんな調子だ。赤ゆっくりが生まれるまでは心も決まらないのだろう。
しかし高栄養の野菜の効果は絶大だ。1週間で赤ゆっくり達は、このコンポストという地獄に
生まれた。
「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」
総勢17個の赤ゆっくりが一斉にご挨拶をする。
「「「ゆっくりしていってね!!」」」
3匹の親ゆっくりもご挨拶を返す。
「すっごくかわいいんだぜぇぇぇ!!さすがまりさのこなんだぜ!!」
「れいむににてかわいいちびちゃんたちだね!こっちのまりさとはくらべものにならないね!」
「これからまりさのいうことをきいて、りっぱなゆっくりになってね!」
やっと訪れた幸せの時間。しかしそこに地獄の主が現れる。
「おー、うまれたか。じゃ、もらってくね。」
ひょいひょいっ、と赤ゆっくりをつまみ出し、透明箱にいれるお兄さん。
「なにするんだぜぇぇぇ!!まりさのあかちゃんをかえすんだぜぇぇぇ!!」
「やめてぇぇぇ!?かわいいあかちゃんをもっていかないでぇぇぇ!!!」
「つれていくならこっちのまりさにしてね!まりさのあかちゃんかえしてぇぇぇ!!」
「はいはいゆっくりしていってねっと。」
お兄さんは笑顔で家族を引き裂いた。ご機嫌だった。
「おきゃあしゃんのちょころへきゃえしぇーーー!」
「このきゅじゅ!しゃっしゃとおきゃあしゃんちょあわしぇるんだじぇ!」
「れいみゅぎゃきゃわいいきゃりゃってきょんなきょとしゅりゅなんちぇ、おおへんちゃいへんちゃい!」
「なんだこれ。だいぶゲスっぽいなぁ。」
透明箱の中の総勢17匹はどいつもこいつもゲスだった。
「はーい、みんなよく聞いてね!お前たちの親はエサを探しに狩りに行ってまーす!
お兄さんはその留守の間を頼まれたんだよ!だから、お兄さんのいうことをちゃんときこうね!」
「にゃにいっちぇるの?しゃっしゃとれいみゅをおきゃあしゃんのちょころへちゅれていっちぇね!
そりぇとあみゃみゃだしちぇね!たくしゃんぢぇいいよ!」
「まりしゃのこちょば、わかりゅ?ちゃんとあちゃまにあんこしゃん、はいっちぇるの?
まっちゃくにんげんはばきゃばきゃりだにぇ!おお、おりょかおりょか!」
「うーむ…、箱を開けるたびにこの罵詈雑言か…。どうしたもんか。
お、そういえば躾用に買ってあったあれを試してみるか。」
お兄さんは CD プレイヤーを用意する。透明箱と CD プレイヤーをつないで買っておいた躾用 CD
を再生すると、透明箱の壁面に貼られたシート型のスピーカーが大音量を上げた。
『うー!たべちゃうぞー!』
「「「……、れ、れれれれみりゃぢゃぁぁぁぁ!?!?!」」」
『あまあまはさっさとれみぃにたべられるんだどぉ!』
「いやぢゃぁぁぁ!?まりしゃはおいちくにゃいよぉぉぉ!!」
「れいみゅよりこっちのまりしゃのほうがおいちいよぉぉぉ!ぢゃかられいみゅはみにょがしちぇねぇ!!」
「どぼぢでぞんなごぢょいうにょぉぉぉ!?」
サラウンドで前後左右から襲いかかる音声。
『おお、ごみくずごみくず(ヒュンヒュン)』
「きめぇまりゅぢゃぁぁぁ!!」
「きめぇまりゅぢょこ!?ぢょこにいりゅにょぉぉぉ!?」
『にげまどうゆっくりたち。おおたのしいたのしい。』
「ごっぢごにゃいぢぇぇぇぇ!!」
『ほらあなたのうしろに、いつもきよくただしくきめぇ丸です(ヒュンヒュン)』
「「「ぎにゃぁぁぁぁぁ!!??」」」
躾と言い張るものの、どう考えても虐待用 CD であった。
お兄さんはこのあたりで一旦ポーズを押す。
「はーい、お兄さんの言う事をちゃんと聞かないと、またれみりゃやきめぇ丸がくるよ。
だからちゃんと…。」
「ふざけりゅんじゃにゃいんだじぇぇぇぇ!!こにょくしょどりぇい!しゃっしゃちょまりしゃしゃま
にあみゃあみゃみょっちぇくりゅんだじぇぇぇぇ!!」
「ずいぶん切り替え早いなオイ。」
他のゆっくりも音が聞こえなくなった途端、強気になっている。
切り替えが異常に早いだけなのか、それとも恐ろしく記憶力がないのか。
「もうちょっと躾してみるか?」
ポチッとな。再び CD が再生開始。
『うー!しねっ!しねっ!』
「ふふふふふらんぢゃぁぁぁぁぁ!!」
『ふらんはれみぃのいもうとだどぉー!いっしょにあまあまたべるんだどぉ!』
『しねっ!おねえたまからにげるくずまんじゅうはしねっ!』
「ふりゃんどきょ!?どきょにいりゅにょぉぉぉ!?!?!」
透明箱の中は大混乱だ。
「さてと。しばらく躾を続行っと。親の様子を見てくるか。」
お兄さんがコンポストへ向かうと、どうも様子がおかしい。
「ゆわぁぁぁぁ~ん!なんでなんだじぇぇぇぇ!!」
「ばでぃざぁぁぁ!どうじでぇぇぇぇ!?」
親れいむと子まりさが泣いている。よく見ると親まりさが真っ二つになっているではないか。
「うおっ、なんだこれ?」
「じぶんだけしんでにげようなんて、さいていのくずおやなんだじぇぇぇぇ!!!」
「ばでぃざぁぁ!ごのうらぎぼのぉぉ!!じぶんだけにげやがってぇぇぇ!!」
「え、泣いてたのそっち?」
お兄さんが混乱している隙に、2匹はさらにヒートアップする。
「ごれもおまえみだいなくずがまりさをうんだからなんだじぇぇぇぇ!」
「うるざいよ!うんでやっだおんもわずれで!ごのげず!!」
「「このうらみをおまえにかえすよ!さあ、おたべなさい!!」」
パカッ。親れいむと子まりさは同時に、真っ二つに割れた。
「…えー、なにこれ?」
急いでネットで調べると、これは『おたべなさい』という行為であるらしい。通常、恩義を感じた
相手に自分を食べてもらうことで最大限の感謝を伝えるものだそうだ。ほかに越冬失敗などで
子ゆっくりへの食料になるために行われる。
そして極稀にだが、生きる希望を失って自殺するためや、強い憎しみを相手に教える一種の復讐
として使われるらしい。
今回起きたのは後者で、親まりさは可愛い赤ゆっくりを奪われて、今までささえていたプライドが
折れてしまったことによる自殺、子まりさと親れいむは復讐のために行ったようだ。
「うーむ、コンポストも難しいもんだね…。」
パソコンの前でひとりごちるお兄さん。
「…ところで、何か忘れているような…。ああ、赤ゆっくり!」
透明箱に向かうお兄さん、そこには餡子の海があった。
『サークゥル!サークゥル!』
きめぇ丸の声が響いている。赤ゆっくりは餡子を吐いて全滅していた。
後で調べたところ、『急性非ゆっくり症』という病気らしい。
「あちゃー、失敗した。これで家にいるゆっくりはゼロか…。」
お兄さんは顔を上げた。その顔に落ち込みの表情はない。どこかサッパリとしていた。
「ま、いいか。次、うまくやればいいのさ。」
お兄さんは落ち込まない。自分が初心者だとわかっているからだ。
「さて、次のコンポスト候補を探しに行くか!」
ゆ虐に後悔など似合わない。
それを会得した初心者お兄さんは今日、中級者への階段を登ったのだ。
最近時間が取れなくて、ネタを考えるんことは考えるんですが文章に起こすことができません。
さすがに仕事中には書けないですしね。
次回はれいぱーありす無双か、加工所による教育もの(俺設定文書)のどちらか
になると思います。
気長に待っていただければ幸いです。
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