ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0893 そうだ、駆除しよう
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ankoss
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「ゆ~ん」
「ゆっくり~っ」
日向ぼっこを楽しむ二体のゆっくり。
れいむとまりさは、体がとろけるような幸せを感じていた。
お日様の光は体を浄化してくれることを知っている。
暫く暖かい日差しを堪能した後はぺろぺろタイムに移行するのだ。
それが、このツガイの日課となっていた。
「「ゆ? ゆっくりしていってね!」」
ツガイは気配を感じて顔を見上げる。
すると、そこには人間さんが立っていた。
まりさ達はお家に来たお兄さんを歓迎する。
「ゆん? おそらをとんでるみたいっ!?」
「ゆわ~っ! れいむいいなっ! いいないいなっ! まりさもゆっくりとびたいよっ!?」
お兄さんはれいむの頭を掴んだ。
リクエストにお答えしてまりさも持ち上がる。
「外は……寒いな」
「ふわふわ~っ!」
「まりさ、とりさんになったみたいっ!」
お兄さんは白い息を吐きながら呟いた。
ツガイたちは、このくそ寒い中で大きな声をあげながら空を飛ぶ。
「そうだ、家の中で駆除しよう」
お兄さんは自宅へと向かう。
俺は庭に居た侵入者を捕まえた。
少し家を空けていたら、あっという間に不法滞在されていたようだ。
「いだぁああああぁああいっ゛!? もおぉっ、ぶだないでぇええぇっ゛!」
「れぇいぶぅううぅっ゛!? いたがってるよっ! やめであげでねぇえっ゛!!」
れいむの頬に何度も拳を打ち込む。
すると、口元から真っ白な歯が床に飛び散った。
「いだいよぉおっ゛!? まじざだずげ…ぶぎゅうっ゛!!」
「ああぁああっ゛!? れいぶのまっじろえいきゅうしがぁあああっ゛!」
カラカラと乾いた音を立てながら転がる数本の白い歯。
歯の根元は餡子がこびりついている。
「ゆぶぅうぅうっ゛!? やめでぇえぇっやめでぇええぇっ゛!!」
「うわぁああぁああっ゛!? やめろぉおおぉっ゛! れぇいぶうっ、いまだずげるよおぉおっ゛!?」
何度も殴る。
その度に歯が飛び散っていく。
れいむの前歯はもちろん、奥歯も殆ど残っていない。
「ゆっぐりなおじであげてねっ゛!? まじざのおねがいきいてねっ゛!」
まりさが涙ながらに悲痛な訴えを叫ぶ。
れいむの真っ白な歯を元に戻してほしいと。
「なにじでるのおぉおぉおっ゛!?」
そんな願いなど知ったことではない。
俺は散らばったれいむの歯を踏み潰していく。
スリッパの裏から伝わる小気味よく砕ける感触。
これは、クセになりそうだ。
「やめでねぇえっ゛!? どぼじで、ごんなごどずるのおぉおっ゛!」
まりさは部屋が震えるような魂の咆哮を響かせた。
全身をグネグネと揺らしながら精一杯の反抗を示す。
何かが変わると頑なに信じているのだろう。
しかし、そんなまりさの全力は俺の片腕にも及ばない。
片手でまりさの頭を押さえつけながられいむを殴る。
所詮、ゆっくりが持つ底力なんてこの程度だ。
絶望をたっぷりと噛み締めろ。
「ゆぎゅぅうっぅぅうぅうっ゛……」
ぐんにゃりと体を床に広げたれいむ。
白目をむきながら口端から餡子を流していた。
頬はパンパンに腫れ上がっている。
以前のゆっくりした面影はそこには無い。
意識を失ったまま下半身から水分が漏れ始めた。
俺は漏れ出す穴に新聞紙を詰めて流出を止める。
「ゆわぁあああっ゛!? れぇいぶの、ばーじんがぁあああぁあっ゛!!」
れいむのまむまむに新聞紙を突っ込んだ時、まりさが再度暴れ出す。
まりさは俺の行動が気に入らないらしい。
終始、刺すような視線を向けてくる。
「ゆびゅっ!?」
まりさの片目を抉り出した。
丸い眼球はぷにぷにとした弾力がある。
何度か指先で感触を確かめていると、黒目の部分が外に飛び出した。
豆のような飴のような黒目だった物体が床にコロコロと転がっていく。
俺の指に残されたまりさの眼球は、穴の開いた箇所から透明な汁が漏れ始めた。
眼球はみるみるうちに萎んでいく。
まりさは涙を流しながら眼球を見つめていた。
目玉が収められていた片方の穴からは餡子混じりの流体が頬を伝う。
口からは嗚咽が漏れるだけで、言葉を発することは無かった。
俺は静かになったまりさの穴にも新聞紙を詰めた。
泣きながら体をえびぞりして暴れだす。
大人しくさせる為に、空間が広がる眼球部分に丸めた広告をぶち込む。
新聞紙より固めの材質は、まりさの内部を鋭い角で抉っていく。
まりさは歯を食いしばりながら、体をうねらせてダンスを踊る。
「んんんっ゛!? ぐぅううぅっ゛! ぎゅぶぅううぅっ゛!!」
俺はまりさを床に放置してれいむを摘み上げた。
気絶しているれいむを青いバケツに放り込む。
それ程、大きくない容器だ。
れいむの体がみっちりとバケツ底にへばりつく。
苦しんでいるまりさをれいむの上に投下。
その後、上下にバケツを振る。
「ゆっぎっ゛!? おぼいよっ! づぶれじゃうよぉおっ゛!!」
「まじざはわるぐないんだぜっ゛!? ゆっくぢどいでねっ!」
体に加わる重みで気絶から覚めたれいむ。
今度は圧殺の危機に直面している。
まりさは事態を好転させようと必死に体を動かす。
しかし、それはれいむを苦しめる結果を生み出すだけだった。
れいむの肌が、みちみちと音を立てながら弾けていく。
眼球は外に半分以上飛び出して、ギョロギョロと小刻みに震えた。
口の中のスペースが狭まって舌が外部にはみ出した。
「えっ! えげっ!? えっえっ゛! えげえっ゛!?」
「あぁあぁぁっ゛!? にんげんざんだずげでぇえぇぇっ゛!!」
まりさは俺に助けを求めた。
形振り構っていられないのだろう。
俺はそれに答える気は無い。
もう一個のバケツを用意してまりさの頭の上に置く。
その中に片足を突っ込み力を込めていく。
「ぁぁぁっ゛! ぃゃぁぁっ!? ゃぁぁぁっ゛!」
サンドイッチ状態で上下から圧迫された中身の餡子が隙間を求めて移動していく。
だが、バケツ内部に余分なスペースなどは無い。
まりさは吐くことも漏らすことも出来ずに苦しみ続ける。
「ぅぎゅっ゛!?」
俺は一気に足を踏み下ろす。
内部のピクピクとした振動が足の裏に広がる。
それを止めるかのように更にバケツの底へと力を込めた。
まりさ達は狭いバケツ内部でゆん生を終える。
俺は残骸を捨てるために外へと足を運んだ。
庭に足を踏み入れると驚きの光景がそこにあった。
「…オーウ」
エセ外国人口調でオーバーリアクション。
目の前にある、" 巣らしきもの " を見た瞬間、自然に声が出た。
「ゆっくりできそうだわっ!」
「ゆっくりできるねっ!」
みっちり詰まっているのは、まりさとありす。
どちらも薄汚れた完全無欠な野良ツガイ。
雪は殆ど降らない地域。
でも、今夜は少々積もるらしい。
ツガイは街頭テレビさんで得た情報を信じてお引越しを決意した。
ツガイは暖かい場所を求めて巣に辿り着く。
中にはご飯さんが蓄えられていて、手持ちと合わせれば楽勝だと感じていた。
お互いに肌をくっつけて暖かくしていれば雪さんなんか怖くない。
幸せな気持ちがいっぱいのヘブン状態だったのだ。
「ごはんさんがあってしあわせ~っ!」
「すてるなんて、とかいはじゃないわねっ!」
前任者が製作した巣に体を突っ込んで食事をし始めるツガイ達。
ツガイ達が食べている食料。
それは多分、圧殺ゆっくり達が集めたご飯さんだろう。
むちゃむちゃと食べてゲップをするありす。
まりさもお腹がいっぱいになったようだ。
ぽっこりと膨れた下半身がイラツキを誘う。
「のこったごはんさんは、おぼうしにいれるよっ!」
「すてきでとかいはなおぼうしねっ! ゆっくりできるわっ!!」
残ったご飯をいそいそと黒帽子に詰め込んでいくまりさ。
ありすは笑顔でパートナーを称賛している。
「「ゆ? ゆっくりしていってね!」」
そこで、ようやくツガイは俺の存在に気づいた。
青いバケツを横に置いて巣へと近づく。
「まりさたちのおうちでゆっくりしていってねっ!」
「とかいはな、ありすのこーでぃねいとすてきでしょっ?」
俺は周辺を見る。
コーディネイトなどは何処にも無い。
「ここよっ! とってもとかいはでしょっ!?」
ありすは舌を伸ばして地面の一角を指す。
そこには小石と草が転がっているだけ。
俺は正解が全く解らない間違い探しをさせられているようだ。
「そうだ、外で駆除しよう」
食料を詰め込んでいたまりさの帽子を奪い取り、
中身を惜しげもなく周辺にばら撒いた。
「あぁああぁっ゛!? まじざのごはんざんがぁあぁあああっ゛!」
「どがいばなおしょくじがぁあぁああああっ゛!?」
今は完全にヘルズ状態。
この時期の食料集めは困難なのだろう。
帽子に貯蓄されていた食量は、乾燥した美味しくない実でいっぱいだった。
日持ちのしない物や水分の多い物は帽子には詰め込めない。
少ない糧の中から貯蓄してきたなけなしの財産。
その血が滲む思いで保管してきた食料を俺が地面にばら撒いた。
「がえじでねっ!? まじざのごはんざんど、おぼうじがえじでねっ!!」
「ずでぎなでぃなぁーが、…なくなっぢゃっだわぁあああぁあっ゛!?」
まりさ達は俺の足元で煩く怒鳴る。
俺は耳を穿りながら巣へと向かって歩き出す。
「邪魔くさい塊だ」
誰かが積み上げた材木を踏み潰す。
組まれたガラクタの塊は、意図も呆気なく崩れ去った。
何度か足を踏み下ろした後、残骸を広げるように足の甲で押し上げる。
「やめでねっ!? まじざのおうちざん、ごわざないでぇええぇええぇっ゛!!」
縋るように足元に纏わりつくまりさ。
俺は構わず力任せに脚を振り上げる。
残骸が空中に散らばった。
その直後、大き目の残骸は鈍い音をさせながら地面に落ちていく。
衝撃でバラバラに崩れて見るも無残に砕け散る。
もう、組み上げる事は不可能だろう。
「あじずだじの……どがいはなあいのずがぁあぁぁあぁあぁあぁっ゛!?」
ありすは涙を流しながら残骸の元へと駆け寄る。
キョロキョロと世話しなく地面に視線を向けていた。
俺は、そんな落ちつきの無いありすの背中を足で踏む。
「いだいわあぁああっ゛!? まじざだずげでぇえぇええっ゛!」
「やめてあげてねっ!? いたがってるよっ! ゆっくりどけてねっ!!」
俺の足に丸い体を押し付けて踏ん張るまりさ。
しかし、その程度では力量不足だ。
「あっ゛、あぁあぁあああっ゛! あぁあああぁぁぁああああぁっ゛!?」
「どいてねっ゛!? あじずがらどいてよぉおっ゛! ゆぶぅううぅうんっ゛!!」
靴底がありすの体に押し込まれていく。
バキバキと砕けてくありすの歯。
折れた破片が口の内部で深々と突き刺さる。
圧迫に耐えきれずカスタードがあにゃるから漏れ出していた。
そして、腹の側面も弾けた。
あにゃるとは比べようもない流出が始まる。
黒い地面の上に甘い香りが広がっていく。
叫びながら背中から踏まれたありす。
その際、大口を開けたまま地面に伏せてしまった。
上から圧迫が強まるたびに、口端からメリメリと拡張していく。
その裂けた箇所は、お腹側面の大穴と繋がり、一気にカスタードの塊を外部に放出させた。
「ゆぶうぅううっ゛!? あじずぅうぅっ゛! あじずぅううううぅぅっ゛!?」
まりさは叫んでいる。
段々と平たくなっていくありすの体。
でも、俺の踏む力は弱まることは無い。
ありすの死は確実に近づいている。
すると、まりさは俺の足を噛みだした。
汚れた歯でギリギリと噛み締めてくる。
俺を悲しみの涙を流しながら必死の形相で見上げていた。
「その程度なの?」
まりさの歯は俺が履いているジーパンを貫くことはなかった。
逆にまりさの歯は悲鳴をあげ始め、細かい亀裂が表面に浮かびだす。
それでも、諦めるつもりはないらしい。
まだまだ俺の足に食らいつくまりさ。
「あがぁあぁっぁぁぁぁあああっ゛!?」
ありすの体が、ビクンビクンと波打つ。
表情はここからは見えない。
くぐもった断末魔を吼えた都会派なありす。
俺の足裏に伝わるもがき苦しむ心地よい感覚はついえた。
「あじずぅううぅううぅううううぅぅっ゛!?」
まりさは潰れて死んだありすの側に駆け寄った。
俺は汚くなった足裏を地面で擦る。
その後、長いホースを準備するために水場へと向かう。
まりさは嗚咽をさせながら俺に顔を向けている。
「まじざは……ゆっぐぢじでいただげなのにっ!?
どぼじでこんなひどいごどずるのぉおぉおおおぉっ゛!?」
俺は蛇口を捻った。
長いホースの中に水が流れていく。
「まじざのおうちがなくなっちゃったよっ!?
ごはんさんもないよっ゛! このままじゃ、まりさずっとおねんねしちゃうよっ゛!?」
ホースを伸ばしてまりさに近づく。
先程、汚くなった足裏を地面で擦った時、まりさの帽子も踏み潰した。
泣きながら俺の足に寄り添うまりさは実に滑稽だったよ。
『まじざのずでぎなおぼうじがぁあああぁっ…』
とか、呟いていたのに、今はその汚い帽子を大事そうに被っていた。
「まじざのあじずも……ゆぅうううぅうぅ゛!?
あたたかくなったら、いっぱいあかちゃんつくるはずだっだのにぃいいぃいっ゛!!」
俺はホース先端に取り付けてあるダイヤルを捻る。
矢印を、" シャワー " に合わせた後、引き金のような部分を握り締めた。
「ゆびゅうぁあぁぁあっ゛!? ちゅめぇたぁあぁいぃいぃいいいっ゛!」
冷水を浴びせ掛けられて悲鳴をあげるまりさ。
肌色あんよはあっという間に土色に染まっていく。
「いやぁあああっ゛!? やめてねっ! おみずさんかけないでねっ゛!!」
放水を、" 直流 " に変更。
勢いを増した水流は、まりさの黒帽子をいとも容易く突き破る。
ボロ雑巾に姿を変えた素敵なお帽子は、まりさの上部にべったりと貼りつく。
「……あんまり、奇麗にならないなー。竹箒を使えばよかった」
庭に散乱していた用途が解らない物体。
水で流そうと思ったが失敗に終わった。
やっぱり、竹箒を持ってこよう。
「がちがちがちがちがちがちっ゛」
ずぶ濡れまりさは、嘗てない程の悪寒を感じていた。
暖まろうともお家が無い。
温もりを貰おうにも、ありすがいない。
移動したくても足が動かない。
ないないづくしのフルコース状態。
目を見開いたまま歯を食いしばる。
強く噛み締めた力と振動で破片が足元に落ちていく。
ドロドロになったまりさの周辺は体を黒く染めていった。
水分を含んだ外皮表面は冷たい風に煽られてカチカチに凍っていく。
『ありすとお家で過ごした幸せなひとときは夢だったのか?』と、まりさは思う。
『これも夢だったりしないだろうか?』と、まりさは考えた。
でも、現実は非情だった。
「あれ? まだ居たの?」
お兄さんが振りかざした竹箒。
無数の先端は、まりさの顔面にずぶりと突き刺さる。
引いて、刺して、引いて、刺して。
でろりと力無くして地面に広がったまりさ。
竹箒で掃かれて庭の端に運ばれた。
その途中、大事な食料の残骸とありすの亡骸もまとめて一つにまとめられる。
もう、まりさとありすは泥まみれで判別がつかない。
「さて、これをゴミ袋に…」
お兄さんはゴミ袋を広げた。
嫌々ながらに残骸を素手で持ち上げようとしたその時…、
「「ゆっくりしていってね!」」
またもや何処からか声が上がる。
作業を行うお兄さんの動きが停止した。
俺は玄関の方を見た。
そこには饅頭が二体。
青いバケツに顔を近づけながら息を荒くしている。
「おいしそうなにおいがするよっ!」
「まりさにたべられてねっ!」
甘い匂いに惹かれたのだろう。
涎を垂らしながら内容物を得る為にバケツをゴロゴロと転がしている。
「あかないよっ! れいむおなかすいたよっ!?」
「ゆっくりできないたべものは、せいっさいっするよっ!」
眉毛を吊り上げてバケツに体当たりしたまりさ。
その衝撃でくっ付いていたバケツが二つに分かれた。
真っ黒な内容物が散らばる。
肌色の皮はれいむの頭の上に乗る。
まりさは呆然と状況を見つめた後で発狂した。
れいむを巻き込んで玄関で転げ回るツガイ達。
体についた餡子を拭い取ろうとしているのだろうか?
なんて頭の悪い行動なのだろう。
「…今度は、玄関掃除か」
俺はツガイの元に近寄る。
手にもった黒く染まった竹箒をれいむへと突き刺す。
「ゆびぃいぃっ゛!? おかおがいだいぃぃいっ゛!」
悲鳴をあげるれいむ。
俺は手首を捻りながられいむの顔面を破壊していく。
ビチビチと飛び散る餡子は、側に居たまりさの頬にも付着した。
「…ま…まじざのかわいいれいむがぁああぁあっ゛!?」
粘りを帯びた竹箒をれいむから引き抜く。
そして、先端をまりさへと向ける。
「そうだ、玄関で駆除しよう」
侵入者は駆除。
テリトリーと土地は別物だ。
宣言をしていれば住めると考えているのは浅はかと言うしかあるまい。
どうせ、説得しても解らないだろし、何より時間の無駄だ。
俺は、これからまりさを磨り潰しゴミ袋に入れる。
「やめでぇええぇぇぇえっ゛!? まじざのほっぺざん、ぐりぐりじないでぇええぇっ゛!
ゆぶぅうっ゛! やぶれじゃうよぉおおおぉっ゛!?」
意外と丈夫なまりさだ。
叩いてみるか。
「ゆぶっ゛!? ゆぶぇっ゛! ゆぶぅっゆぶっ゛! やべでっ…!? ゆぶうぅうぅっ゛!
泣きながら抵抗するまりさ。
でも、顔を左右上下に振るだけだ。
足を使って逃げないんだな。
「……ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛ 」
だいぶ、シンナリしてきた。
これならゴミ袋に入れられる。
一番底にまりさ。
その上にツガイのれいむ。
散らばったバケツの中身。
更に泥饅頭の塊をゴミ袋に押し込む。
袋の底ではまりさが苦しそうに蠢いている。
放って置いてもその内死ぬだろう。
でも、俺は袋の底を数回蹴り上げてリフティングを始めた。
まりさの顔面が面白いくらいに崩れていく。
ここまでゴミ袋が似合う奴はそういない。
五本の指に入るだろう。
「さて、次に出張するときには……門を閉めていかないとな」
俺は呟きながら門を閉めた。
留守中にこれ幸いと我がもの顔で進入するゆっくり。
なんて、ずうずうしいのだろうか。
そんなやつらは駆除されて当然。
俺は正しいことをしているのだ。
・問答無用で駆除するお話
でも制裁っぽい
中々難しいです
・よくある内容
ネタ被りはご容赦を
・一部他作者様の設定をお借りしています
過去作
ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま
ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい
ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し
ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制
ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐
ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて
ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難
ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー
ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる
ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場-
ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー
ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心
ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ?
ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー
ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2
ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5
ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値
ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語
ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償
・他、6点
「ゆっくり~っ」
日向ぼっこを楽しむ二体のゆっくり。
れいむとまりさは、体がとろけるような幸せを感じていた。
お日様の光は体を浄化してくれることを知っている。
暫く暖かい日差しを堪能した後はぺろぺろタイムに移行するのだ。
それが、このツガイの日課となっていた。
「「ゆ? ゆっくりしていってね!」」
ツガイは気配を感じて顔を見上げる。
すると、そこには人間さんが立っていた。
まりさ達はお家に来たお兄さんを歓迎する。
「ゆん? おそらをとんでるみたいっ!?」
「ゆわ~っ! れいむいいなっ! いいないいなっ! まりさもゆっくりとびたいよっ!?」
お兄さんはれいむの頭を掴んだ。
リクエストにお答えしてまりさも持ち上がる。
「外は……寒いな」
「ふわふわ~っ!」
「まりさ、とりさんになったみたいっ!」
お兄さんは白い息を吐きながら呟いた。
ツガイたちは、このくそ寒い中で大きな声をあげながら空を飛ぶ。
「そうだ、家の中で駆除しよう」
お兄さんは自宅へと向かう。
俺は庭に居た侵入者を捕まえた。
少し家を空けていたら、あっという間に不法滞在されていたようだ。
「いだぁああああぁああいっ゛!? もおぉっ、ぶだないでぇええぇっ゛!」
「れぇいぶぅううぅっ゛!? いたがってるよっ! やめであげでねぇえっ゛!!」
れいむの頬に何度も拳を打ち込む。
すると、口元から真っ白な歯が床に飛び散った。
「いだいよぉおっ゛!? まじざだずげ…ぶぎゅうっ゛!!」
「ああぁああっ゛!? れいぶのまっじろえいきゅうしがぁあああっ゛!」
カラカラと乾いた音を立てながら転がる数本の白い歯。
歯の根元は餡子がこびりついている。
「ゆぶぅうぅうっ゛!? やめでぇえぇっやめでぇええぇっ゛!!」
「うわぁああぁああっ゛!? やめろぉおおぉっ゛! れぇいぶうっ、いまだずげるよおぉおっ゛!?」
何度も殴る。
その度に歯が飛び散っていく。
れいむの前歯はもちろん、奥歯も殆ど残っていない。
「ゆっぐりなおじであげてねっ゛!? まじざのおねがいきいてねっ゛!」
まりさが涙ながらに悲痛な訴えを叫ぶ。
れいむの真っ白な歯を元に戻してほしいと。
「なにじでるのおぉおぉおっ゛!?」
そんな願いなど知ったことではない。
俺は散らばったれいむの歯を踏み潰していく。
スリッパの裏から伝わる小気味よく砕ける感触。
これは、クセになりそうだ。
「やめでねぇえっ゛!? どぼじで、ごんなごどずるのおぉおっ゛!」
まりさは部屋が震えるような魂の咆哮を響かせた。
全身をグネグネと揺らしながら精一杯の反抗を示す。
何かが変わると頑なに信じているのだろう。
しかし、そんなまりさの全力は俺の片腕にも及ばない。
片手でまりさの頭を押さえつけながられいむを殴る。
所詮、ゆっくりが持つ底力なんてこの程度だ。
絶望をたっぷりと噛み締めろ。
「ゆぎゅぅうっぅぅうぅうっ゛……」
ぐんにゃりと体を床に広げたれいむ。
白目をむきながら口端から餡子を流していた。
頬はパンパンに腫れ上がっている。
以前のゆっくりした面影はそこには無い。
意識を失ったまま下半身から水分が漏れ始めた。
俺は漏れ出す穴に新聞紙を詰めて流出を止める。
「ゆわぁあああっ゛!? れぇいぶの、ばーじんがぁあああぁあっ゛!!」
れいむのまむまむに新聞紙を突っ込んだ時、まりさが再度暴れ出す。
まりさは俺の行動が気に入らないらしい。
終始、刺すような視線を向けてくる。
「ゆびゅっ!?」
まりさの片目を抉り出した。
丸い眼球はぷにぷにとした弾力がある。
何度か指先で感触を確かめていると、黒目の部分が外に飛び出した。
豆のような飴のような黒目だった物体が床にコロコロと転がっていく。
俺の指に残されたまりさの眼球は、穴の開いた箇所から透明な汁が漏れ始めた。
眼球はみるみるうちに萎んでいく。
まりさは涙を流しながら眼球を見つめていた。
目玉が収められていた片方の穴からは餡子混じりの流体が頬を伝う。
口からは嗚咽が漏れるだけで、言葉を発することは無かった。
俺は静かになったまりさの穴にも新聞紙を詰めた。
泣きながら体をえびぞりして暴れだす。
大人しくさせる為に、空間が広がる眼球部分に丸めた広告をぶち込む。
新聞紙より固めの材質は、まりさの内部を鋭い角で抉っていく。
まりさは歯を食いしばりながら、体をうねらせてダンスを踊る。
「んんんっ゛!? ぐぅううぅっ゛! ぎゅぶぅううぅっ゛!!」
俺はまりさを床に放置してれいむを摘み上げた。
気絶しているれいむを青いバケツに放り込む。
それ程、大きくない容器だ。
れいむの体がみっちりとバケツ底にへばりつく。
苦しんでいるまりさをれいむの上に投下。
その後、上下にバケツを振る。
「ゆっぎっ゛!? おぼいよっ! づぶれじゃうよぉおっ゛!!」
「まじざはわるぐないんだぜっ゛!? ゆっくぢどいでねっ!」
体に加わる重みで気絶から覚めたれいむ。
今度は圧殺の危機に直面している。
まりさは事態を好転させようと必死に体を動かす。
しかし、それはれいむを苦しめる結果を生み出すだけだった。
れいむの肌が、みちみちと音を立てながら弾けていく。
眼球は外に半分以上飛び出して、ギョロギョロと小刻みに震えた。
口の中のスペースが狭まって舌が外部にはみ出した。
「えっ! えげっ!? えっえっ゛! えげえっ゛!?」
「あぁあぁぁっ゛!? にんげんざんだずげでぇえぇぇっ゛!!」
まりさは俺に助けを求めた。
形振り構っていられないのだろう。
俺はそれに答える気は無い。
もう一個のバケツを用意してまりさの頭の上に置く。
その中に片足を突っ込み力を込めていく。
「ぁぁぁっ゛! ぃゃぁぁっ!? ゃぁぁぁっ゛!」
サンドイッチ状態で上下から圧迫された中身の餡子が隙間を求めて移動していく。
だが、バケツ内部に余分なスペースなどは無い。
まりさは吐くことも漏らすことも出来ずに苦しみ続ける。
「ぅぎゅっ゛!?」
俺は一気に足を踏み下ろす。
内部のピクピクとした振動が足の裏に広がる。
それを止めるかのように更にバケツの底へと力を込めた。
まりさ達は狭いバケツ内部でゆん生を終える。
俺は残骸を捨てるために外へと足を運んだ。
庭に足を踏み入れると驚きの光景がそこにあった。
「…オーウ」
エセ外国人口調でオーバーリアクション。
目の前にある、" 巣らしきもの " を見た瞬間、自然に声が出た。
「ゆっくりできそうだわっ!」
「ゆっくりできるねっ!」
みっちり詰まっているのは、まりさとありす。
どちらも薄汚れた完全無欠な野良ツガイ。
雪は殆ど降らない地域。
でも、今夜は少々積もるらしい。
ツガイは街頭テレビさんで得た情報を信じてお引越しを決意した。
ツガイは暖かい場所を求めて巣に辿り着く。
中にはご飯さんが蓄えられていて、手持ちと合わせれば楽勝だと感じていた。
お互いに肌をくっつけて暖かくしていれば雪さんなんか怖くない。
幸せな気持ちがいっぱいのヘブン状態だったのだ。
「ごはんさんがあってしあわせ~っ!」
「すてるなんて、とかいはじゃないわねっ!」
前任者が製作した巣に体を突っ込んで食事をし始めるツガイ達。
ツガイ達が食べている食料。
それは多分、圧殺ゆっくり達が集めたご飯さんだろう。
むちゃむちゃと食べてゲップをするありす。
まりさもお腹がいっぱいになったようだ。
ぽっこりと膨れた下半身がイラツキを誘う。
「のこったごはんさんは、おぼうしにいれるよっ!」
「すてきでとかいはなおぼうしねっ! ゆっくりできるわっ!!」
残ったご飯をいそいそと黒帽子に詰め込んでいくまりさ。
ありすは笑顔でパートナーを称賛している。
「「ゆ? ゆっくりしていってね!」」
そこで、ようやくツガイは俺の存在に気づいた。
青いバケツを横に置いて巣へと近づく。
「まりさたちのおうちでゆっくりしていってねっ!」
「とかいはな、ありすのこーでぃねいとすてきでしょっ?」
俺は周辺を見る。
コーディネイトなどは何処にも無い。
「ここよっ! とってもとかいはでしょっ!?」
ありすは舌を伸ばして地面の一角を指す。
そこには小石と草が転がっているだけ。
俺は正解が全く解らない間違い探しをさせられているようだ。
「そうだ、外で駆除しよう」
食料を詰め込んでいたまりさの帽子を奪い取り、
中身を惜しげもなく周辺にばら撒いた。
「あぁああぁっ゛!? まじざのごはんざんがぁあぁあああっ゛!」
「どがいばなおしょくじがぁあぁああああっ゛!?」
今は完全にヘルズ状態。
この時期の食料集めは困難なのだろう。
帽子に貯蓄されていた食量は、乾燥した美味しくない実でいっぱいだった。
日持ちのしない物や水分の多い物は帽子には詰め込めない。
少ない糧の中から貯蓄してきたなけなしの財産。
その血が滲む思いで保管してきた食料を俺が地面にばら撒いた。
「がえじでねっ!? まじざのごはんざんど、おぼうじがえじでねっ!!」
「ずでぎなでぃなぁーが、…なくなっぢゃっだわぁあああぁあっ゛!?」
まりさ達は俺の足元で煩く怒鳴る。
俺は耳を穿りながら巣へと向かって歩き出す。
「邪魔くさい塊だ」
誰かが積み上げた材木を踏み潰す。
組まれたガラクタの塊は、意図も呆気なく崩れ去った。
何度か足を踏み下ろした後、残骸を広げるように足の甲で押し上げる。
「やめでねっ!? まじざのおうちざん、ごわざないでぇええぇええぇっ゛!!」
縋るように足元に纏わりつくまりさ。
俺は構わず力任せに脚を振り上げる。
残骸が空中に散らばった。
その直後、大き目の残骸は鈍い音をさせながら地面に落ちていく。
衝撃でバラバラに崩れて見るも無残に砕け散る。
もう、組み上げる事は不可能だろう。
「あじずだじの……どがいはなあいのずがぁあぁぁあぁあぁあぁっ゛!?」
ありすは涙を流しながら残骸の元へと駆け寄る。
キョロキョロと世話しなく地面に視線を向けていた。
俺は、そんな落ちつきの無いありすの背中を足で踏む。
「いだいわあぁああっ゛!? まじざだずげでぇえぇええっ゛!」
「やめてあげてねっ!? いたがってるよっ! ゆっくりどけてねっ!!」
俺の足に丸い体を押し付けて踏ん張るまりさ。
しかし、その程度では力量不足だ。
「あっ゛、あぁあぁあああっ゛! あぁあああぁぁぁああああぁっ゛!?」
「どいてねっ゛!? あじずがらどいてよぉおっ゛! ゆぶぅううぅうんっ゛!!」
靴底がありすの体に押し込まれていく。
バキバキと砕けてくありすの歯。
折れた破片が口の内部で深々と突き刺さる。
圧迫に耐えきれずカスタードがあにゃるから漏れ出していた。
そして、腹の側面も弾けた。
あにゃるとは比べようもない流出が始まる。
黒い地面の上に甘い香りが広がっていく。
叫びながら背中から踏まれたありす。
その際、大口を開けたまま地面に伏せてしまった。
上から圧迫が強まるたびに、口端からメリメリと拡張していく。
その裂けた箇所は、お腹側面の大穴と繋がり、一気にカスタードの塊を外部に放出させた。
「ゆぶうぅううっ゛!? あじずぅうぅっ゛! あじずぅううううぅぅっ゛!?」
まりさは叫んでいる。
段々と平たくなっていくありすの体。
でも、俺の踏む力は弱まることは無い。
ありすの死は確実に近づいている。
すると、まりさは俺の足を噛みだした。
汚れた歯でギリギリと噛み締めてくる。
俺を悲しみの涙を流しながら必死の形相で見上げていた。
「その程度なの?」
まりさの歯は俺が履いているジーパンを貫くことはなかった。
逆にまりさの歯は悲鳴をあげ始め、細かい亀裂が表面に浮かびだす。
それでも、諦めるつもりはないらしい。
まだまだ俺の足に食らいつくまりさ。
「あがぁあぁっぁぁぁぁあああっ゛!?」
ありすの体が、ビクンビクンと波打つ。
表情はここからは見えない。
くぐもった断末魔を吼えた都会派なありす。
俺の足裏に伝わるもがき苦しむ心地よい感覚はついえた。
「あじずぅううぅううぅううううぅぅっ゛!?」
まりさは潰れて死んだありすの側に駆け寄った。
俺は汚くなった足裏を地面で擦る。
その後、長いホースを準備するために水場へと向かう。
まりさは嗚咽をさせながら俺に顔を向けている。
「まじざは……ゆっぐぢじでいただげなのにっ!?
どぼじでこんなひどいごどずるのぉおぉおおおぉっ゛!?」
俺は蛇口を捻った。
長いホースの中に水が流れていく。
「まじざのおうちがなくなっちゃったよっ!?
ごはんさんもないよっ゛! このままじゃ、まりさずっとおねんねしちゃうよっ゛!?」
ホースを伸ばしてまりさに近づく。
先程、汚くなった足裏を地面で擦った時、まりさの帽子も踏み潰した。
泣きながら俺の足に寄り添うまりさは実に滑稽だったよ。
『まじざのずでぎなおぼうじがぁあああぁっ…』
とか、呟いていたのに、今はその汚い帽子を大事そうに被っていた。
「まじざのあじずも……ゆぅうううぅうぅ゛!?
あたたかくなったら、いっぱいあかちゃんつくるはずだっだのにぃいいぃいっ゛!!」
俺はホース先端に取り付けてあるダイヤルを捻る。
矢印を、" シャワー " に合わせた後、引き金のような部分を握り締めた。
「ゆびゅうぁあぁぁあっ゛!? ちゅめぇたぁあぁいぃいぃいいいっ゛!」
冷水を浴びせ掛けられて悲鳴をあげるまりさ。
肌色あんよはあっという間に土色に染まっていく。
「いやぁあああっ゛!? やめてねっ! おみずさんかけないでねっ゛!!」
放水を、" 直流 " に変更。
勢いを増した水流は、まりさの黒帽子をいとも容易く突き破る。
ボロ雑巾に姿を変えた素敵なお帽子は、まりさの上部にべったりと貼りつく。
「……あんまり、奇麗にならないなー。竹箒を使えばよかった」
庭に散乱していた用途が解らない物体。
水で流そうと思ったが失敗に終わった。
やっぱり、竹箒を持ってこよう。
「がちがちがちがちがちがちっ゛」
ずぶ濡れまりさは、嘗てない程の悪寒を感じていた。
暖まろうともお家が無い。
温もりを貰おうにも、ありすがいない。
移動したくても足が動かない。
ないないづくしのフルコース状態。
目を見開いたまま歯を食いしばる。
強く噛み締めた力と振動で破片が足元に落ちていく。
ドロドロになったまりさの周辺は体を黒く染めていった。
水分を含んだ外皮表面は冷たい風に煽られてカチカチに凍っていく。
『ありすとお家で過ごした幸せなひとときは夢だったのか?』と、まりさは思う。
『これも夢だったりしないだろうか?』と、まりさは考えた。
でも、現実は非情だった。
「あれ? まだ居たの?」
お兄さんが振りかざした竹箒。
無数の先端は、まりさの顔面にずぶりと突き刺さる。
引いて、刺して、引いて、刺して。
でろりと力無くして地面に広がったまりさ。
竹箒で掃かれて庭の端に運ばれた。
その途中、大事な食料の残骸とありすの亡骸もまとめて一つにまとめられる。
もう、まりさとありすは泥まみれで判別がつかない。
「さて、これをゴミ袋に…」
お兄さんはゴミ袋を広げた。
嫌々ながらに残骸を素手で持ち上げようとしたその時…、
「「ゆっくりしていってね!」」
またもや何処からか声が上がる。
作業を行うお兄さんの動きが停止した。
俺は玄関の方を見た。
そこには饅頭が二体。
青いバケツに顔を近づけながら息を荒くしている。
「おいしそうなにおいがするよっ!」
「まりさにたべられてねっ!」
甘い匂いに惹かれたのだろう。
涎を垂らしながら内容物を得る為にバケツをゴロゴロと転がしている。
「あかないよっ! れいむおなかすいたよっ!?」
「ゆっくりできないたべものは、せいっさいっするよっ!」
眉毛を吊り上げてバケツに体当たりしたまりさ。
その衝撃でくっ付いていたバケツが二つに分かれた。
真っ黒な内容物が散らばる。
肌色の皮はれいむの頭の上に乗る。
まりさは呆然と状況を見つめた後で発狂した。
れいむを巻き込んで玄関で転げ回るツガイ達。
体についた餡子を拭い取ろうとしているのだろうか?
なんて頭の悪い行動なのだろう。
「…今度は、玄関掃除か」
俺はツガイの元に近寄る。
手にもった黒く染まった竹箒をれいむへと突き刺す。
「ゆびぃいぃっ゛!? おかおがいだいぃぃいっ゛!」
悲鳴をあげるれいむ。
俺は手首を捻りながられいむの顔面を破壊していく。
ビチビチと飛び散る餡子は、側に居たまりさの頬にも付着した。
「…ま…まじざのかわいいれいむがぁああぁあっ゛!?」
粘りを帯びた竹箒をれいむから引き抜く。
そして、先端をまりさへと向ける。
「そうだ、玄関で駆除しよう」
侵入者は駆除。
テリトリーと土地は別物だ。
宣言をしていれば住めると考えているのは浅はかと言うしかあるまい。
どうせ、説得しても解らないだろし、何より時間の無駄だ。
俺は、これからまりさを磨り潰しゴミ袋に入れる。
「やめでぇええぇぇぇえっ゛!? まじざのほっぺざん、ぐりぐりじないでぇええぇっ゛!
ゆぶぅうっ゛! やぶれじゃうよぉおおおぉっ゛!?」
意外と丈夫なまりさだ。
叩いてみるか。
「ゆぶっ゛!? ゆぶぇっ゛! ゆぶぅっゆぶっ゛! やべでっ…!? ゆぶうぅうぅっ゛!
泣きながら抵抗するまりさ。
でも、顔を左右上下に振るだけだ。
足を使って逃げないんだな。
「……ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛ 」
だいぶ、シンナリしてきた。
これならゴミ袋に入れられる。
一番底にまりさ。
その上にツガイのれいむ。
散らばったバケツの中身。
更に泥饅頭の塊をゴミ袋に押し込む。
袋の底ではまりさが苦しそうに蠢いている。
放って置いてもその内死ぬだろう。
でも、俺は袋の底を数回蹴り上げてリフティングを始めた。
まりさの顔面が面白いくらいに崩れていく。
ここまでゴミ袋が似合う奴はそういない。
五本の指に入るだろう。
「さて、次に出張するときには……門を閉めていかないとな」
俺は呟きながら門を閉めた。
留守中にこれ幸いと我がもの顔で進入するゆっくり。
なんて、ずうずうしいのだろうか。
そんなやつらは駆除されて当然。
俺は正しいことをしているのだ。
・問答無用で駆除するお話
でも制裁っぽい
中々難しいです
・よくある内容
ネタ被りはご容赦を
・一部他作者様の設定をお借りしています
過去作
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ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい
ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し
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ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐
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