ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2117 厨二病の俺がゆうかにゃんの群れをプロレス技で虐殺する
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ankoss
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古来より忌み嫌われてきたその地は、魑魅魍魎溢れる──魔の群れる森とされてきた。
そこに足を踏み入れることは死を意味する。
それは未だ勇者としての力に目覚めていない俺にとっても例外ではない。
息をひそめて辺りをうかがう。奥へ奥へと足を運んでいく。静かに、慎重に。
だが、突如、
そこに足を踏み入れることは死を意味する。
それは未だ勇者としての力に目覚めていない俺にとっても例外ではない。
息をひそめて辺りをうかがう。奥へ奥へと足を運んでいく。静かに、慎重に。
だが、突如、
「あ、こんにちはー」
「ど、どうも、こんちには」
「ど、どうも、こんちには」
後ろから通りすがりの職員に挨拶をされてしまった。突然のことに心臓が跳ねあがり、言葉が詰まる。
職員はそのまま通り過ぎていったが、危ない危ない、あれが魔の者であれば命はなかった。
もっと第六感的能力(シックスフォース)を研ぎ澄ませなければなるまい。
職員はそのまま通り過ぎていったが、危ない危ない、あれが魔の者であれば命はなかった。
もっと第六感的能力(シックスフォース)を研ぎ澄ませなければなるまい。
「んっ・・・はぁあっ・・・!」
額に力を込めると、隠された第三の目が起動、多くの生体反応を感知させる。
具体的に言うと、いくつもの声が聞こえてきたのだ。
そちらへと歩を進めると、声は大きく、そしてその数を増していく。
もしかすると俺はここで死ぬかもしれない。志半ばで命を散らすことは十分ありえる。
だが神には祈らない。祈るのは・・・死ぬ間際に微笑みながら、だ。
気配を色濃く感じ、大木の陰に隠れる。
そっと視線を向かわせると・・・いた。
たくさんいる。
悪しき者どもの群れだ。
饅頭に胴体が付き、あまつさえ猫耳まで生えているという・・・一般に「ゆうかにゃん」などと呼ばれている存在たちだ。
ヘドロの如き緑の髪を揺らし、半人半獣の二頭身で闇を蠢くその姿は、まさしく悪鬼!
この俺にしか滅ぼすことはできまい。
それにしても・・・
なぜか朗らかな空気に包まれている。鬱蒼と生い茂った森の中で、一体何が嬉しいと言うのか。
しばし様子をうかがう。
一匹の小さな個体が、成ゆっくりにしがみついて話している。
具体的に言うと、いくつもの声が聞こえてきたのだ。
そちらへと歩を進めると、声は大きく、そしてその数を増していく。
もしかすると俺はここで死ぬかもしれない。志半ばで命を散らすことは十分ありえる。
だが神には祈らない。祈るのは・・・死ぬ間際に微笑みながら、だ。
気配を色濃く感じ、大木の陰に隠れる。
そっと視線を向かわせると・・・いた。
たくさんいる。
悪しき者どもの群れだ。
饅頭に胴体が付き、あまつさえ猫耳まで生えているという・・・一般に「ゆうかにゃん」などと呼ばれている存在たちだ。
ヘドロの如き緑の髪を揺らし、半人半獣の二頭身で闇を蠢くその姿は、まさしく悪鬼!
この俺にしか滅ぼすことはできまい。
それにしても・・・
なぜか朗らかな空気に包まれている。鬱蒼と生い茂った森の中で、一体何が嬉しいと言うのか。
しばし様子をうかがう。
一匹の小さな個体が、成ゆっくりにしがみついて話している。
「おかあさん、おかあさん、いもうとたちはげんき?」
話から察するに子ゆっくりの母であろう、その成ゆっくりは、座ったままにこやかに答えた。
「おちびちゃんはいつでもゆっくりしてるよ。みんなみーんなげんきだよ」
そう言って大事そうに抱えている饅頭六つ。赤ゆっくりだ。
まだ胴体は生えてなく、猫耳の人面饅頭が丸くぷにぷにとひしきめきあって母の膝元で寝息を立てている。
周りのゆうかにゃんたちも、新たな群れの一員の生育ぶりに目を細めている。
そうか、幼い命の誕生が活力の原因ということだな。
理解した。したがゆえに、右頬に垂れる冷や汗を親指でぬぐう。
これは危険な兆候だ。
闇の喜びは光の悲しみ。ゆうかにゃんが和気あいあいとするなどは「魔女の夜宴(サバト)」に他ならない。
そこまで考え、俺は脊髄に氷柱を刺し込まれた思いがした。
まだ胴体は生えてなく、猫耳の人面饅頭が丸くぷにぷにとひしきめきあって母の膝元で寝息を立てている。
周りのゆうかにゃんたちも、新たな群れの一員の生育ぶりに目を細めている。
そうか、幼い命の誕生が活力の原因ということだな。
理解した。したがゆえに、右頬に垂れる冷や汗を親指でぬぐう。
これは危険な兆候だ。
闇の喜びは光の悲しみ。ゆうかにゃんが和気あいあいとするなどは「魔女の夜宴(サバト)」に他ならない。
そこまで考え、俺は脊髄に氷柱を刺し込まれた思いがした。
「饅頭が六つ・・・もしや六芒星(ヘキサグラム)を用いた儀式を・・・?」
「ねえ」
「ねえ」
いきなり後ろから声を掛けられる。
こいつ、気配を消した・・・だと・・・。
日に二度も達人に出くわすとは、全く今日は厄日だ。
だが、声を発した者を確認してさらに驚愕させられる。
こいつ、気配を消した・・・だと・・・。
日に二度も達人に出くわすとは、全く今日は厄日だ。
だが、声を発した者を確認してさらに驚愕させられる。
「ねえねえ、なにやってるの?」
ゆうかにゃんの姿だった。しかも、子ゆっくり。
俺としたことが・・・見くびっていた。魔の者の力、ここまでとは・・・!
落ちつけ、ここで平静を失っては却って危険だ。
冷静に、心静かに神聖四文字(テトラグラマトン )を唱えるんだ・・・。
ぶつぶつとつぶやく俺に、そのゆうかにゃんは更なる詮索を入れてくる。
つぶらな瞳で見上げてくるが、誤魔化されはしない。無邪気な顔に隠された暗黒の意志。恐ろしい。
自分の素性は明らかにしてはならない。あくまで普通の人間を装うのだ。
俺としたことが・・・見くびっていた。魔の者の力、ここまでとは・・・!
落ちつけ、ここで平静を失っては却って危険だ。
冷静に、心静かに神聖四文字(テトラグラマトン )を唱えるんだ・・・。
ぶつぶつとつぶやく俺に、そのゆうかにゃんは更なる詮索を入れてくる。
つぶらな瞳で見上げてくるが、誤魔化されはしない。無邪気な顔に隠された暗黒の意志。恐ろしい。
自分の素性は明らかにしてはならない。あくまで普通の人間を装うのだ。
「おにいさんはなにをやっているひとなの?」
「俺は全てを捨てた男・・・過去は振り返らないのさ」
「俺は全てを捨てた男・・・過去は振り返らないのさ」
遠くを見つめつつ、その眼に青空の如き憂いを宿らせる。
よし、これでごく一般の人類に見えるはずだ。
さらに駄目を押す。
よし、これでごく一般の人類に見えるはずだ。
さらに駄目を押す。
「ただ敢えて言うなら、遥か彼方の世界からこの地上に転生したというところか」
「えっ? あ、うん」
「えっ? あ、うん」
目をぱちくりさせている。どうやら上手くいったらしい。
「あっ、そうだ。ねえねえ、あかちゃんうまれたのしってる? とってもゆっくりできるんだよ」
既に目にしており、知っている。一体何を言わんとしているのだろうか。
「よかったらみにいこうよ。もしかしたらだかせてもらえるかもしれないよっ」
こいつ・・・俺を「魔女の夜宴(サバト)」に誘おうというのか! ふざけるな!
うずく! 闇を滅ぼせと、俺の右腕がうずく! 流れる血潮が雄たけびを上げている・・・!
静まれ!
今は・・・今はまだ「その時」ではないっ・・・最終決戦(ハルマゲドン)まで待つんだっ!
屈みこみ、必死の思いで内なる力を抑え込む俺に、子ゆうかにゃんが心配そうに言う。
うずく! 闇を滅ぼせと、俺の右腕がうずく! 流れる血潮が雄たけびを上げている・・・!
静まれ!
今は・・・今はまだ「その時」ではないっ・・・最終決戦(ハルマゲドン)まで待つんだっ!
屈みこみ、必死の思いで内なる力を抑え込む俺に、子ゆうかにゃんが心配そうに言う。
「だいじょうぶ、おにいさん? つかれてるの?」
「ほぉ、この秘められし瞳に気がつくとは。まさか、お前も選ばれし者か?」
「え、あの、おにいさん・・・さっきうでをおさえてたよね? おめめかんけいないよね・・・?」
「ほぉ、この秘められし瞳に気がつくとは。まさか、お前も選ばれし者か?」
「え、あの、おにいさん・・・さっきうでをおさえてたよね? おめめかんけいないよね・・・?」
設定の盲点を突くとは、やはりただ者ではない。俺は素直に感嘆する。しかし、
「不幸だったな! 真実を見る力など持ったゆえに、ここで死ぬことになるとはな!」
「え? え?」
「え? え?」
悪の芽は早いうちに摘む!
緑の頭を脇に抱え、そのまま後方へ倒れ込んだ。
これぞ秘儀「ダーク・ドラゴン・タクティクス(DDT)」! 相手は死ぬ。
地面に飛び散った頭部の餡子から、視線を悪の巣窟へと移す。戦いはこれからだ。
では、伝説に新たな一歩を加えようか。まずはそのふざけた幸福をぶち壊す!
物陰から全力で疾走し、狙うは赤ゆっくりを抱えたゆうかにゃん(母)。
赤ゆっくりを抱え、座っている。無防備もいいところだ。一瞬の油断が命取り。
容赦なく隙を突かせてもらう!
ゆうかにゃん(母)が驚愕の表情を貼りつかせて見上げた瞬間、そこに俺の相手の膝を踏み台にした横蹴りが入った。
必殺「閃光魔術(シャイニングウィザード)」。相手は死ぬ。
餡子が飛び散り、首無しの饅頭は後ろに倒れた。
これが物を殺すということだ。
緑の頭を脇に抱え、そのまま後方へ倒れ込んだ。
これぞ秘儀「ダーク・ドラゴン・タクティクス(DDT)」! 相手は死ぬ。
地面に飛び散った頭部の餡子から、視線を悪の巣窟へと移す。戦いはこれからだ。
では、伝説に新たな一歩を加えようか。まずはそのふざけた幸福をぶち壊す!
物陰から全力で疾走し、狙うは赤ゆっくりを抱えたゆうかにゃん(母)。
赤ゆっくりを抱え、座っている。無防備もいいところだ。一瞬の油断が命取り。
容赦なく隙を突かせてもらう!
ゆうかにゃん(母)が驚愕の表情を貼りつかせて見上げた瞬間、そこに俺の相手の膝を踏み台にした横蹴りが入った。
必殺「閃光魔術(シャイニングウィザード)」。相手は死ぬ。
餡子が飛び散り、首無しの饅頭は後ろに倒れた。
これが物を殺すということだ。
「お、おかあさぁあああん?!」
「どういうことなのぉおっ?」
「おにいさん、なんでこんなことするのぉぉおお?!」
「どういうことなのぉおっ?」
「おにいさん、なんでこんなことするのぉぉおお?!」
群れは幸福に満ちた楽園から阿鼻叫喚渦巻く地獄へと変貌した。
感情の上下が激しいな。ゆうかにゃんとは情緒不安定の性質を持つのかもしれない。
しかし、「なぜこんなことをするか」か。哲学に満ちた問いだ。
感情の上下が激しいな。ゆうかにゃんとは情緒不安定の性質を持つのかもしれない。
しかし、「なぜこんなことをするか」か。哲学に満ちた問いだ。
「・・・そうだな、俺は理由なく饅頭を殺めるような真似はしない」
「?!?!」
「しかし戦場にルールなど存在しない!」
「ど、どっちなのぉおおお?!」
「気にするな。そのような些事、広がる大海の中に落ちた一粒の砂に過ぎん」
「う、うみさんにすなはおちないよぉ?!」
「?!?!」
「しかし戦場にルールなど存在しない!」
「ど、どっちなのぉおおお?!」
「気にするな。そのような些事、広がる大海の中に落ちた一粒の砂に過ぎん」
「う、うみさんにすなはおちないよぉ?!」
いちいち細かいことを気にする饅頭だ。ならば一つ話をしてやろう。
「古より伝わる神話を聞いたことがあるだろう」
「えっ」
「魔の群れる森に勇者が降り立つとき、餡子が飛び散り、やがて平和が訪れる・・・」
「まのむれるもりってなに?! ここはグンマのもりだよぉお!?」
「えっ」
「魔の群れる森に勇者が降り立つとき、餡子が飛び散り、やがて平和が訪れる・・・」
「まのむれるもりってなに?! ここはグンマのもりだよぉお!?」
言葉に隠された真実に気付かないとは哀れな奴だ。無知は罪だな。
「そ、それにそんなはなしきいたこともないよおっ!」
「ない? そうか・・・ならば神話は俺が作る!」
「ない? そうか・・・ならば神話は俺が作る!」
腰に差した「それ」をつかむ。・・・むぅっ?
驚いた。
この手ごたえ・・・そうか、ついに俺を受け入れたか、聖剣よ。
今宵の聖剣は餡子に飢えている!
一気に引き抜き、外部へと解き放つ。
驚いた。
この手ごたえ・・・そうか、ついに俺を受け入れたか、聖剣よ。
今宵の聖剣は餡子に飢えている!
一気に引き抜き、外部へと解き放つ。
「光り輝け! エクスカリバーッ!!」
「え?」
「それ、おもちゃ?」
「あそんでくれるの?」
「え?」
「それ、おもちゃ?」
「あそんでくれるの?」
聖剣を玩具扱いとは。舐められたものだ。
しかし、その台詞は技術の時間にこれを振り回したせいで「定規を玩具扱いするな!」と怒られた記憶をえぐる。
心的外傷(トラウマ)攻撃を仕掛けてきているととらえるべきだろうか。
そうだな。
子ゆっくりでさえあれほどの力を持っていた。ならば、これの秘められた威力をわからないはずがない。
一見ただのアルミ製の定規に見えるところを、更に玩具とまでおとしめて、挑発しているのだ。
しかし、その台詞は技術の時間にこれを振り回したせいで「定規を玩具扱いするな!」と怒られた記憶をえぐる。
心的外傷(トラウマ)攻撃を仕掛けてきているととらえるべきだろうか。
そうだな。
子ゆっくりでさえあれほどの力を持っていた。ならば、これの秘められた威力をわからないはずがない。
一見ただのアルミ製の定規に見えるところを、更に玩具とまでおとしめて、挑発しているのだ。
「知っての通り、この無情の白刃は触れるもの全てを切り裂き、相手は死ぬ」
「し、しらないよぉおおお?!」
「では見よ!」
「し、しらないよぉおおお?!」
「では見よ!」
目の前の赤ゆっくり、既に目を覚まし、恐ろしさに震えている。その一匹に向かって、聖剣を横に振った。
スパッ、と。あっさり真っ二つになった。
どうだ、これでも玩具か!
スパッ、と。あっさり真っ二つになった。
どうだ、これでも玩具か!
「お、おちびちゃんがぁああああ!」
「どうしてこんなことするのぉおおおおっ?!」
「どうしてこんなことするのぉおおおおっ?!」
驚愕・号泣・激怒の感情が溢れかえる。
内成ゆっくりの一匹がこちらに向かって突っ込んできた。赤ゆっくりを救出しようというのか。
内成ゆっくりの一匹がこちらに向かって突っ込んできた。赤ゆっくりを救出しようというのか。
「甘い!」
「ゆげぇっ?!」
「ゆげぇっ?!」
カウンターで前に聖剣を突き出すと、その腹にズブリと白刃が入り込む。
そう・・・そのまま飲みこんで。俺のエクスカリバー・・・。
そして、とどめ。
屈み込んだ相手の頭を両足で挟み、両腕で胴体を抱える。一気に頭上まで反転させつつ跳ね上げ、そこから地面に叩きつける!
奥義「剛力爆(パワーボム)」。相手は死ぬ。
やはり地面に餡子が飛び散った。
そう・・・そのまま飲みこんで。俺のエクスカリバー・・・。
そして、とどめ。
屈み込んだ相手の頭を両足で挟み、両腕で胴体を抱える。一気に頭上まで反転させつつ跳ね上げ、そこから地面に叩きつける!
奥義「剛力爆(パワーボム)」。相手は死ぬ。
やはり地面に餡子が飛び散った。
「良かったな、命と引き換えにきれいな花が咲いたぞ。お前たちもはかなく咲き、散るか・・・?」
「ひどいよぉおおっ!!」
「あっ、あくまぁああ!」
「ひどいよぉおおっ!!」
「あっ、あくまぁああ!」
悪魔・・・そうか、俺にはふさわしい呼び名かもしれんな。
しかし、仕方がないだろう。全人類の苦しみは誰かが背負わなくてはならない。
運命、そう運命だ。
非情の因果律に縛られ、俺は苦難の道を歩き続ける。
残った赤ゆっくり五匹を手に取り、群れに見せつける。
しかし、仕方がないだろう。全人類の苦しみは誰かが背負わなくてはならない。
運命、そう運命だ。
非情の因果律に縛られ、俺は苦難の道を歩き続ける。
残った赤ゆっくり五匹を手に取り、群れに見せつける。
「さあ、助けなくていいのか。お前たちの未来だろう」
人質を取った。いや、饅頭質か。
これで群れの者たちは逃げるわけにはいかなくなった。
後は正義の限りを尽くし、悪をちぎっては投げ、ちぎっては潰すだけだ。
これで群れの者たちは逃げるわけにはいかなくなった。
後は正義の限りを尽くし、悪をちぎっては投げ、ちぎっては潰すだけだ。
「おにいさん、やめてよぉ」
「おちびちゃんかえしてぇっ」
「そのおもちゃさんすててよぉお!」
「おかしいよ、おにいさん・・・」
「おちびちゃんかえしてぇっ」
「そのおもちゃさんすててよぉお!」
「おかしいよ、おにいさん・・・」
俺を狂ってると言うのか。なるほど。この世はもはや正常ではないのだろう。そして俺も例外でない。
だがしかし、いや、だからこそ、返してやる。
だがしかし、いや、だからこそ、返してやる。
「ふふっ、狂気の沙汰ほど面白い・・・!
ざわ・・・ざわ・・・
ゆうかにゃんの群れに電流走る。
しかしそれでも踏ん切りがつかないのか、なかなか向かってこなかったので、赤ゆっくりを一匹潰してやると、ようやく特攻してきた。
ゆうかにゃんの群れに電流走る。
しかしそれでも踏ん切りがつかないのか、なかなか向かってこなかったので、赤ゆっくりを一匹潰してやると、ようやく特攻してきた。
そして、
俺は息をつく。
ようやく全てを終わらせることができた。
流石に満身創痍だ。技の全てを出し尽くして、ようやく勝てた。
「巨神旋回(ジャイアントスイング)」や「降臨裂破(ダウンバースト)」まで繰り出すことになるとは。
ようやく全てを終わらせることができた。
流石に満身創痍だ。技の全てを出し尽くして、ようやく勝てた。
「巨神旋回(ジャイアントスイング)」や「降臨裂破(ダウンバースト)」まで繰り出すことになるとは。
「お、おにいさん・・・」
おや、どうやらまだ生き残りがいたようだ。
その特徴から赤ゆっくりの姉であることがわかる。非戦闘要員であるがゆえに戦いの渦中の外にいたか。
その特徴から赤ゆっくりの姉であることがわかる。非戦闘要員であるがゆえに戦いの渦中の外にいたか。
「な、なんでこんなことしたの。あかちゃんはなんにもしてないんだよ・・・」
「赤ゆうかにゃんは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲の犠牲にな・・・」
「おにいさんェ・・・」
「それに」
「え?」
「ガイアが俺にもっと輝けとささやくのさ」
「赤ゆうかにゃんは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲の犠牲にな・・・」
「おにいさんェ・・・」
「それに」
「え?」
「ガイアが俺にもっと輝けとささやくのさ」
聖剣を振り上げる。
終焉はひと思いに与えるべきだ。
終焉はひと思いに与えるべきだ。
「おにいさん、そのおもちゃ・・・」
「まだ理解してないのか。これは聖剣だ。俺の永遠のパートナーだ」
「・・・・・・」
「お前たちが何人来ようと1+1が2でしかない。しかし、俺と聖剣は一人の力が10なのだ」
「えっ」
「つまり! 1+1=2でなくて10×10だ! 10×10で・・・200だ! 計算方法が違う! 10倍だぞ!!10倍!!」
「お、おにいさん、しょうがっこうでてるの?」
「まだ理解してないのか。これは聖剣だ。俺の永遠のパートナーだ」
「・・・・・・」
「お前たちが何人来ようと1+1が2でしかない。しかし、俺と聖剣は一人の力が10なのだ」
「えっ」
「つまり! 1+1=2でなくて10×10だ! 10×10で・・・200だ! 計算方法が違う! 10倍だぞ!!10倍!!」
「お、おにいさん、しょうがっこうでてるの?」
これ以上の会話は無意味だ。
では、ヴァルハラで会おう。
俺は一気に白刃を振りおろし、この聖戦に幕を下ろした。
では、ヴァルハラで会おう。
俺は一気に白刃を振りおろし、この聖戦に幕を下ろした。
空を見上げる。目に染みいるような青だ。
「なあ、そこにいるんだろ・・・?」
俺の運命の人。
血塗られた未来を約束された俺に、それでも赤い運命の糸で結びついた恋人。
空は答えない。
だから、俺は歩き出す。
いつか。
いつか偶然に出会うだろう。
街角から飛び出してきたゆっくりにぶつかるだろう。
そう、そして始まるのだ。
ゆっくりえーきとらぶらぶちゅっちゅする毎日が!
血塗られた未来を約束された俺に、それでも赤い運命の糸で結びついた恋人。
空は答えない。
だから、俺は歩き出す。
いつか。
いつか偶然に出会うだろう。
街角から飛び出してきたゆっくりにぶつかるだろう。
そう、そして始まるのだ。
ゆっくりえーきとらぶらぶちゅっちゅする毎日が!
挿絵: