ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0270 頭でなく心に訴える
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ankoss
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※俺設定
※人間が死にます
※非常に長いです
※基本、ゲスばかりです
※1匹だけ・・・いいゆっくりがでます
※直接の虐待はないです
頭でなく心に訴える
「「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせー!!!」」」」
とある夜。
山奥の洞穴を巣としている群れと思われるゆっくりたちは、
全員、野菜を頬張り、口々に叫んでいた。
「ゆゆ~ん!!!こんなにおいしいおやさいさんははじめてだよぉ!!!」
「どすのおかげだね!!!にんげんさんからかんたんにうばえたね!!!!」
「さすがどす!!!あのじじいはびびっていたね!!!」
「どすすぱーくのいりょくをみたら、ふるえあがっていたね!!!」
「おやさいさんをもちかえるときに、よくみたらじじいはないていたね!!」
「お~あわれあわれ!!!」
どうやら、ドススパークで老人を威嚇して、
泣いている老人から無理矢理、野菜を奪ったらしい。
「ゆふん!!!にんげんさんがおやさいさんをひとりじめしているからわるいんだよ!!!
いいきみだよ!!!にんげんさんはわるいことをしたんだからそのむくいをうけないとね!!!!」
ドスが自信満々の笑顔で、群れのゆっくりたちに言った。
「「「「ゆ~☆」」」」
と、群れのゆっくりたちは、ドスを賞賛する雄たけびを上げた。
『ゆっくりしていってね』
そんな時、1人の人間が洞穴の中に入ってきた。
「ゆわっぁああああ!!!にんげんさんだっぁあああ!!!」
「おやさいさんをうばいかえしにきたんだね!!!わかるよー!!!」
「なによ!!このいなかもの!!!おやさいさんはにんげんさんだけのものじゃないのよ!!!」
「わるいのはにんげんさんだぜ!!!にんげんさんがおやさいさんをひとりじめするから!!!」
「れいむはしんぐるまざーなんだよぉおぉおお!!!だからやさしくしないといけないんだよぉお!!!」
突然の人間の訪問に、混乱するゆっくりたち。
ゆっくりたちからすれば、独り占めしていた野菜を奪い返しにやってきたと思っていた。
「みんな、ゆっくりおちついて!!!」
ドスが一声で、群れのゆっくりたちが全員黙った。
「にんげんさん!!!なにかようじでもあるの?どすたちはおしょくじちゅうなんだよ!!!
む~しゃむ~しゃするのにいそがしいから、ようじがないならゆっくりでていってね!!!」
人間に出て行けと言うドス。
言い終わると同時に、キノコを口にいれ、
即、ドススパークを撃つ準備を整えた。
「にんげんさん!!!どすすぱーくをくらいたいの?
どすすぱーくはすごくいたいよ!!!
いたいおもいしたくなかったら、ゆっくりしないではやくでていってね!!!」
と、人間を威嚇し始めた。
「でていけ!!!にんげんさんはでていけ!!!」
「いなかもの!!!ゆっくりでていけ!!!!」
「む~しゃむ~しゃのじゃまをするにんげんさんはでていけ!!!」
「わるいにんげんさんはゆっくりしないではやくでていけ!!!」
ドスの威嚇に合わせて、他のゆっくりたちが煽る。
『ゆっくりできるお話を持ってきました。ドスたちはもっと野菜が食べたいですか?』
「ゆっ!?なにをいってるの?」
急な申し出にびっくりするドス。
今まで、人間たちには煮え湯を飲まされていた。
野菜は勝手に生えてくるもの。
なのに、野菜を人間たちが独り占めしていて、
ゆっくりが野菜を食べたら、烈火のごとく怒り、
ゆっくりたちを殺していく。
悪いのは人間だ。
ゆっくりだって生きているんだ!!!
ゆっくりだって幸せになりたいんだ!!!
なのに、人間たちは自分たちが食べる以上に野菜を
独り占めして、ゆっくりたちを苦しめる!!!
許せない!!!
だから、ドスは即座にドススパークを撃つ準備を整え、人間に対して、戦闘態勢を取った。
人間たちは欲深い。
ゆっくりたちからすれば、これくらい返してもらっても当然なくらいなのに、
今まで独り占めしていたからなのか、少しでも奪われると、
すぐに奪い返そうとやってくる。
本当に悪いやつだ。
しかし、この人間は、ドスたちに野菜が食べたいかと聞いてきた・・・。
これはどういうことだ???
『野菜だけじゃありません。お菓子もあります。』
「おかし・・・って・・・あまあまさんのこと???」
『はい、そうです。たくさんありますよ。それらを全部ドスたちにあげますよ。』
ドスはさらに混乱した。
しかし、次の瞬間、すぐにわかった。
野菜だけでなくあまあままでくれるとはどういうことだ?
もしかして・・・。
これは・・・。
人間たちが改心した証なのかもしれない。
人間たちが今までゆっくりたちにしてきたことを反省し、
今まで独り占めしていた野菜をゆっくりに渡そうとでも思ったのだろう。
さらに、ゆっくりの大好物のあまあまでくれるとは・・・。
ドススパークという制裁が堪えたのだろう。
人間たちの言い分はいつもこうだった。
野菜は自分たちが育てた。
野菜は勝手に生えてくるのに、
なんでそんな嘘を必死になって守ろうとするのだろうか・・・。
人間たちはなんて愚かなんだ・・・。
ドスは思った。
あの老人もそうだった。
野菜は自分が育てた。
この野菜がないと困る。
野菜は勝手に生えてくるし、それにこんなに沢山の野菜は、
この老人だけでは食べきれる量ではない。多すぎる!!!
人間は愚かだ。そして、無知だ。
そんな常識すら知らずに、そして強欲。
もうそういうことを教え込んでも人間には理解できないのだろう。
だから、ドスは思った。
頭ではなく心に訴えようと。
無知で強欲な人間に理屈で説明してもわからない。
心に刻んで、理解してもらおう・・・。
野菜を独り占めすると、その報いを受けると・・・。
ドススパークという報いを受けるのだと・・・。
「ゆ~☆やったぜ!!!あまあまさんだぁああああ!!!!」
「はやくもってこい!!!にんげん!!!!」
「くそどれい!!!!はやくしなさい!!!このいなかもの!!!」
「さっさとすんだぜ!!!くそどれい!!!ぐずはきらいだよ!!!」
「ゆふん!!!くそどれいははやくあまあまさんをもってこい!!!」
あまあまと言う言葉に反応して、早く持って来いと罵りだすゆっくりたち。
人間があまあまをくれるということに、人間をゆっくりの奴隷だと勘違いしだすゆっくりたちもいた。
「ゆぅ・・・。にんげんさん。やっとわかったようだね。
おやさいさんのひとりじめはよくないんだよ!!!
どすのせーさいでめがさめたんだね!!!!
どすはうれしいよ!!!!」
『はい、あなたのおかげで分かりました。有難うございます。
そして、今まですみませんでした。』
ドスは人間が自分たちの欲深さに気づいたことに、感動していた。
いや、むしろ、ドスが人間を改心させたということに、
自ら感動していた。
ドスはなんて寛大なゆっくりなんだろう。
ドスはなんてゆっくりしているゆっくりなんだろう。
ドスのおかげで、人間が改心した。
ドスがいれば、世界は救われる。
それくらいドスは自らを褒め称えていた。
『申し訳ございませんが、ここまでもってくることは出来ません。
村まで来て頂けますか?』
「ゆふん!!!!くそどれいのくせにごしゅじんさまにおねがいするとは!!!」
「じぶんたちのたちばはゆっくりりかいしてね!!!!」
「このくそどれい!!!このとかいはなありすにこいとは!!このいなかもの!!!」
自分たちが、わざわざ巣から出て、人間のところへ出向かなければならないということが、
気に入らなく、みな一斉に不満を上げた。
「ゆぅ!!!
みんな!!!にんげんさんをせめちゃあだめだよ!!!
にんげんさんだって、あやまったんだから!!!
こちらもゆるしてあげなきゃ!!!
これからみんなでにんげんさんのところへいくよ!!!
ゆっくりいくよ!!!」
ドスが一喝し、群れのゆっくりたちを静める。
「ゆ~☆さすがどす!!!こころがひろいんだぜ!!!」
「どすはとかいはね!!!にんげんにもきづかうなんて!!!」
「くそどれいはどすのこころづかいにゆっくりかんしゃしてね!!!」
ドスはまた自らに感動した。
ゆっくりだけでなく、人間をも許せる寛大な心に・・・。
『では、ご足労をお掛けしますが、私についてきてください。』
「ゆん!!!!みんなゆっくりいくよ!!!」
「「「「ゆ~☆」」」」
人間の後を付いて行き、
群れの全員で人里へ向かうゆっくりたち。
夜というのは、ゆっくりたちにとって、
不安要素がたくさんある。
ふらんやれみりゃといった捕食種。
猪や熊といった野生動物。
これらの不安要素がたくさんあるのだが、
人間が言った野菜・あまあまという単語に、
それらの不安要素を一切忘れ、
目の間に待ち構えているだろうごちそうに、
期待が不安を上回っており、
ドスでさえ、何も気にせずに、人間の後を付いていった。
数十分後・・・。
人間はある畑にゆっくりたちを連れてきた・・・。
「にんげんさん!!!ここにはおやさいさんはないよ!!!」
「ここはれいむたちがおやさいさんをひとりじめするじじいをせーさいしたところだけ!!!」
「おい!!!くそどれい!!!おまえはばかか?ここにはおやさいさんはもうないんだぜ!!」
「はやくあまあまさんをもってこい!!!くそどれい!!!」
ここは、ドスが野菜を独り占めする老人が持っていた畑。
ゆっくりたちが、畑の野菜をすべて奪ったらしく、
ここには野菜は一切なく、ただ無惨に掘り返された後しか残っていなかった。
「にんげんさん!!!ここにいたじじいはわるいやつだったよ!!!
おやさいさんはみんなのものなのに、ひとりじめしていたんだよ!!!
だからどすがせーさいしてあげたよ!!!」
ドスは自信満々に顎を突き出した。
いかにも自分が優れた指導者だ!!!
と言わんばかりに・・・・。
『やはりお前らだったか・・・』
人間はつぶやいた。
「ゆっ!?なにをいってるの?ばかなの?しぬの?
はやくおやさいさんをもってきてね!!!
あと、あまあまさんももってきてね!!!」
『うるさい。』
「ゆぅううぅう!!!どぼぢでぞんなごどいうのぉおお!!!!」
「おい!!!くそどれいぃいいい!!!くちのききかたにきをつけろ!!!!」
「このいなかものぉおお!!!とかいはにむかってそんなくちをきくなんて!!!」
今まで平に徹していた人間がゆっくりたちに、
強気の発言をしてきた。
「にんげんさん!!!どうしてそんなことをいうの!!!
ここにおやさいさんとあまあまさんがあるっていってたのは、
にんげんさんじゃないの!!!
かいしんしたんじゃないの!?うそをついたの!?」
ドスは信じられなかった。
自分の教育的指導を受けた人間が、
ゆっくりに対して、反抗してくるとは・・・。
『お前ら・・・。俺の話をゆっくり聞け・・・。』
「ゆっ!?なにをい」
パッ!!!パッ!!!パッ!!!パッ!!!
ドスが話そうとした瞬間、あたりに強い光がゆっくりたちを照らす。
「ゆびぃいい!!!まぶしいぃいいいい!!!」
「ゆべぇええ!!!おめめがいじゃいぃいい!!!」
「どぼぢでよるざんにおひさまさんがあるのぉおお!!!」
と騒ぎ出すゆっくりたち。
ドスはこの異様な光景に、
やっと気づいた・・・。
自分たちが騙されたことを・・・。
「にんげんざんんん!!!どずだぢをだまじだねぇえええ!!!
ゆるざないぃいいいい!!!!」
ドスは急いでドススパークを撃つべく、キノコを飲み込もうとした。
しかし!!!
人間は、キノコをドスの口に入る寸前で、奪い取った。
「ゆぅううう!!!どぼぢでぎのござんをどるのぉおおぉお!!!
どずずばーぐがうでないじゃないのぉおおお!!!!」
『撃たれると困るからな・・・。』
落ち着いて人間が答える。
『とにかくだ・・・。ドス・・・。
俺の話を聞け・・・。』
「なにをいってるのぉお!!!!
あやまれぇえええ!!!にんげんはあやまれぇえええ!!!」
せっかく教育してあげたのに、この仕打ちはなんだ!!!
絶対に許さない!!!
この人間は制裁しなければならない!!!
そう!!!あの老人のように!!!
『周りを見ろ・・・』
「ゆっ!?」
強い光の周りには、数人の人間たちが立っていた。
「どずたちをころそうとたくらんでいたんだねぇええ!!!!
にんげんはどこまでわるいやつらなんだぁあああ!!!!」
人間を罵るドス。
『いや、お前らを殺すか殺さないかはお前らの答え次第だ・・・。』
「どういうことなのぉおおお!!!!」
ドスは叫んだ。
「ゆわぁああん!!!きょわいよぉおおお!!!」
「ゆんやぁあああああ!!!!もういやあぁああおうちかえるぅううう!!!」
「ゆびぃいいい!!!しにたくないぃいいい!!!!」
殺すという言葉を聞き、
やっと自分たちの今の状態がわかったゆっくりたち。
真夜中の荒れた畑の真ん中で
数え切れないくらいの人間たちに、ゆっくり出来ない強い光を浴びせられながら、囲まれていて、
そして、ドスのドススパークを封じられて、絶対にこの状況を打破することが出来ない・・・。
ゆっくりたちは、
人間の甘言に騙されて、絶対的に不利な状況に追い込まれてしまった。
「どすすぱーくでにんげんさんはかいしんしたんじゃないのぉおお!!!
どうしておやさいさんをひとりじめしたがるのぉおお!!!
ゆっくりだっていきているんだよぉおお!!!
ゆっくりだっておやさいさんがたべたいんだよぉおお!!!
どぼぢでぞんなごどがわからないのぉおおおお!!!!!!!!」
ドスは人間に向かって叫んだ。
どうしてお前たちはそこまで強欲なのかと・・・。
『そんなことはどうでもいい。』
「なにがどうでもいいんだぁあああ!!!!
おやさいさんをとったことをおこっているんでしょぉおおお!!!」
『それもあるが・・・。
俺たちが怒っているのは・・・。別のこと・・・。』
「なにをいってるのぉおお!!!おやさいさんをうばったこといがいにぃいい!!!
にんげんさんがおこるようなことはしてないでしょぉおおお!!!!!
おまえたちもあのじじいみたいになかせてやろうかぁあぁぁああああ!!!!」
『黙れ。そして俺の話を聞け。お前らの言い分はあとでしっかり聞いてやる。
だから。黙れ。』
「うるざいぃいいい!!!どずたちをだましたにんげんはゆっくりじねぇえええ!!!!」
「どすぅうう!!!!にんげんをころせぇえええ!!」
「くそどれいのくせに!!!!ゆっくりにはむかうなんてぇえええ!!!!」
「やれぇえええ!!!どすぅうう!!!にんげんはゆっくりしねぇえええ!!!!」
煽り立てるゆっくり立ちの声を受け、大きく飛んだドス。
「ゆっくりじねぇええええええ!!!!」
人間に目掛けて、その巨体で押しつぶそうとするドス。
が、人間は、ドスが落ちてくると同時に、拳を突き立て、
ドスの下顎に強烈なアッパーを食らわせる。
「ゆびっぃいぃい!!!」
と言いつつ、吹っ飛ぶドス。
ドスの巨体をも吹っ飛ばすアッパーだ。
威力は並ではないことは、誰の目でも必然的にわかるだろう・・・。
「どずううぅううう!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおおぉお!!!!」
「にんげんざんはじなないといげないんだよぉおおお!!!」
と、人間を罵るゆっくりたち。
『黙れ。』
人間は、ゆっくりたちに、殺意を篭った視線を向けた。
その視線を見たゆっくりたちは、みな、顔面蒼白になり、
震え上がった・・・。
『お前たちの言い分はあとからしっかり聞いてやると言ったはずだ。
まずは俺の話を聞け・・・。さもないと・・・。』
人間が吹っ飛んだドスの方へ視線を向けた。
ドスの下顎は見事に二つに割れ、そこから大量の餡子が漏れている。
瞳も空しく虚ろになっており、少なくても意識がない状態であった。
初めて見るドスの醜態に、ゆっくり一同、みな恐怖で体が硬直した。
「ゆ・・・・ゆっくり・・・りかいし・・・たよ・・・」
みな不本意ではあるが、ドスのようになりたくないと思い、
誰もが沈黙した。
『俺たちが怒っているのは・・・。
お前らが野菜を取ったこともあるが・・・。
それは別の問題だ。
お前らの理屈では、野菜は勝手に生えてきて、
それに人間が独り占めする・・・だそうだが・・・。
別にそれはどうでもいい。
そこの話をすれば、結局は水掛け論だ。
人間とゆっくりでは理解し合えない。』
「じゃあ、にんげんさんはなんでおこってるのぉおぉおお!!!」
と1匹のれいむが人間に問う。
『お前ら・・・。ここにいた爺さん知ってるよな。』
「ゆふん!!!あのじじいはわるいやつなんだぜええ!!」
「そうよ!!!あのおやさいさんをひとりじめするいなかものよ!!!」
「おやさいさんをひとりじめするじじいはしねばいいんだぜ!!!!」
「じじいはゆっくりしね!!!!」
と、ここの畑にいた老人を罵るゆっくりたち。
『その爺さん、今日、死んだよ。お前らの望みどおり。』
「「「「ゆっ!?」」」」
『心臓発作でさぁ・・・。
すげぇ苦しそうに死んでいったよ・・・。
どうしてだがわかるか・・・。』
「じじいはおやさいさんをひとりじめしてたんだぜ!!!
だからしんでとうぜんなんだぜ!!!」
「そうよ!!!いなかものがしんで、せいせいするわ!!!!」
「ゆ~ん!!!にんげんがしんだよ!!!」
「そんなのしらないよ!!!そんなことよりはやくあまあまさんをもってきてね!!!」
「あまあまをもってこい!!!くそどれい!!!」
「くそどれい!!!ぐずはきらいだよ!!!おまえもころしてやろうか!!!
あのじじいのように!!!!」
バァン!!!!!
一匹のまりさが人間によって潰された。
何が起こったのか理解できず、数秒間、目が点になったゆっくりたち。
「ゆびぃいいいぃ!!!!きょわいいぃいい!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおぉ!!!!」
「ばでぃざっぁあああ!!!ばでぃざぁああ!!!ゆっぐりじでぇええ!!!」
「ばでざをごろじだにんげんばゆっぐりじねぇえええ!!!!」
人間を再び罵り始めたゆっくりたち。
『お前らぁあああああ!!!!
あの爺さんのことをバカにするなぁああ!!!!
俺たちが怒っているのはなぁああああ!!!!
あの爺さんが死んだことに怒っているんだぞぉおぉ!!!!』
人間は、血の涙を流し、鬼の形相で、ゆっくりたちを見つめていた。
この人間だけでない。
周りを囲んでいる人間たち、全員が同じだった。
ある者は、血が滲む位、拳を握り、
ある者は、空に向かって、叫び声を上げ、
その表情に、ゆっくりたちは得体の知れない恐怖を覚えて、
再び黙り込んだ。
『お前たちがなぁああ!!!
あの野菜を奪ったからぁああ!!!
あの爺さんは死んだんだぞぉおお!!!!』
「ゆっ・・・。で、でも、あのじじいは・・・。
おやさいさんをひとりじめして・・・。
わるいことして・・・。」
『お前たちにも分かるように話してやるっ!!!
あの野菜を奪われたらなぁ!!!
あの爺さん!!!娘さんの薬代が稼げなくなるんだよっ!!!』
「どういうこと・・・!?」
『あの爺さんの娘さんはなぁ!!
とても重たい病気にかかっていてっ!!!
治療するのになぁ!!!
すごいお金がかかるんだよっ!!!』
「ゆぅ・・・。どういうことなの!?おかねってなに!?」
「じじいのむすめなんかしらないよぉ!!!」
「にんげんさんがなにをいっているのかさっぱりわからないよぉお!!!
ばかなの?しぬの?れいむにもわかるようにはなしてよ!!!」
ゆっくりたちは、混乱した。
この人間がいていることがさっぱりわからなかった。
『ああ、話してやるともっ!!!
お前らにもわかるようになっ!!!
あの爺さんの娘さんを助けるにはなぁ!!!
野菜がいっぱい必要だったんだよ!!!』
「どぼぢでにんげんざんのいのちをたすけるのにぃい!!!
おやさいさんがいっぱいいるのぉおおお!!!」
「ばかなんだねぇええ!!!わかるよー!!!」
「ゆふん!!!にんげんさんはやっぱりばかなんだね!!!!」
野菜がいっぱいあれば、娘が助かる!?
なんてバカなことをいっているのだろうか・・・。
人間はなんて無知なんだ。
ゆっくりたちはそう思った。
『お前ら、ゆっくりにはわからんだろうがなっ!!!
しかしっ!!!お前ら、ゆっくりでもこれだけわかるだろう!!!
自分の子供だけは命に代えても守りたいってなっ!!!』
「そうだよっ!!!れいむのおちびちゃんはかわいいんだよぉお!!!」
「れいむのおちびちゃんたちにきけんがせまったら、いのちをかけてまもるよ!!!」
「ゆっくちー☆」
「ゆゆ~ん!!おきゃあしゃんだいしゅき!!!!」
親子ゆっくりたちはそこで、互いに自分たちがいかに子思いなのか主張し始めた。
『ああ、そうだろう。
お前たちもそうだろ。
自分の子供が危ないと思ったらなぁ・・・。
命を捨ててでも守りたいと思うだろうっ!!!!』
「ゆふん!!にんげんさん!!れいむのおちびちゃんはかわい」
『それはなぁああああ!!!!
人間も一緒なんだよぉおおおおぉおお!!!!!!』
人間の悲痛な叫びが山びことなって、あたりに木霊した・・・。
『あの野菜がなければぁあああ!!!
娘さんは助からないんだよぉおおお!!!
あの野菜がないと助からないと思ってたんだよぉお!!!
あの爺さんはぁあ!!!!!』
その場に泣き崩れる人間・・・。
周りにいた人間たちも、ウッウッと言葉を詰まらせながら、泣いている。
「おにいさんさん・・・。わかるょ・・・。
れいむもおちびちゃんをなくしたことがあるから・・・。」
一匹のれいむが人間に話しかけた。
「れいむも・・・。はじめてのおちびちゃんが・・・。
かびさんのせいでしんじゃったとき・・・。
なおすおくすりさんをひっしでさがしたよ・・・。」
「ぱちゅりーがもうだめだっていっても・・・。
れいむはどこかにおちびちゃんをなおすくすりがあるはずだって・・・。
しんじてたよ・・・。」
「おちびちゃんがかびさんだらけになったとき、
おちびちゃんはすごくくるしそうでいたがってたよ・・・。
できることならば・・・。かわってあげたかったよ・・・。」
「さいごまでくるしそうで・・・。
すごくゆっくりしていなかったよ・・・。」
「あのおじいさん・・・。おやさいさんをいっぱいあつめてたのは・・・。
おくすりさんをさがしてたの?それともおくすりさんをつくりたかったの?
れいむたちはゆっくりだから、にんげんさんのことがわからないよ・・・。
だから・・・おやさいさんをひとりじめしてたの・・・?」
れいむは、すこし悲しそうに人間に問う。
『野菜を独り占めか・・・。
お前らからすればそう見えるんだろうな・・・。
さっきも言ったように・・・。
そのことについては、話すのはよそう・・・。』
『だが、わかるだろう・・・。
例え、野菜を独り占めするのが悪いことであっても・・・。
自分の子供の命のためなら、そうするって・・・。』
『それにな、あの爺さんの娘さんはなぁ・・・。
わけあって、かなり年が離れていてなぁ・・・。
そして、体も弱く、病弱でなぁ・・・。
将来にすごい不安を感じていたんだよ・・・。
爺さんも・・・。歳のせいか・・・。
体調がよくなくて・・・。いつの間にか元気もなくなってたんだよ・・・。
さらに、身よりもなく、他に頼れる人がいなかったんだよ・・・。』
『だから必死で野菜を集めた・・・。とでも言っておこうか・・・。』
『それをだっ!!!!
お前らがっ!!!!
あの爺さんの野菜を奪ったからっ!!!』
『あの爺さんっ!!!そのことをすごく気に病んで、
そこで心臓発作起こして、死んじゃったんだよぉおおぉお!!!!』
『野菜を独り占めするのが悪いことだとしてもだぁあああ!!!!
なんで全部奪ったりしたんだぁあああ!!!!』
『少しは爺さんのために残してやるっていうことも出来たはずだぁぁああ!!!!』
『知らなかったじゃああ!!!!済まされんぞおぉおお!!!!』
『爺さんから聞いたぞぉおお!!!!ドススパークを撃って、
痛い目に合いたくなかったら全部よこせってなぁああああぁああ!!!!』
『これがないと娘の命がなくなるから少しは残してくれっていってもぉおおおお!!!
あそこにいるドスはぁああああ!!!!
野菜を独り占めするようなヤツは野菜を食べる資格ないとか言ってっぇえええ!!!
問答無用で取り上げたそうじゃないかぁああ!!!!!!』
『どうしでぞんなごどをいううんだぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!』
『あの爺さんの悲痛な願いをどうしてお前らは踏みにじったんだぁああああぁああ!!!!!』
『あれだけの量の野菜はぁあああ!!!さすがにお前らでも食べきれる量じゃないじゃないかぁあああ!!!!!』
『いくらなんでも取りすぎだと思わなかったのかぁあああ!!!!』
『爺さんが娘の命がぁあああ!!!!娘の薬代がぁあああ!!!ってうずくまって泣いていた時にぃいい!!!
あのドスはぁああああ!!!!!
野菜を独り占めする人間と人間の子供はゆっくり死ねとかいってぇえええええ!!!!!
聞く耳を一切持たなかったじゃないかぁあああああああ!!!!!!!!!!』
その場にいる人間たちはついに我慢できず、みな号泣し始めた・・・。
「おにいさん・・・。」
れいむは話しかける。
「れいむたちがわるかったよ・・・。」
「れいむたちはゆっくりだから、にんげんさんのことがわからないよ・・・。」
「だけど、れいむたちがおやさいさんをうばったことで、
おじいさんやおじいさんのむすめさんがしんじゃったり、しにそうになったんなら、
おやさいさんをゆっくりかえすよ・・・。」
「にんげんさんはおやさいさんをひとりじめして・・・。
わるいやつだとおもってたよ・・・。
でも・・・。それにはわけがあったんだね・・・。」
れいむは、未だに野菜を集めることで、薬になると言う理屈がわからなかった・・・・。
だが、この人間たちの悲しい泣き声に、
頭ではなく、心で理解した・・・。
自分たちのせいで、お爺さんが死んでしまったと・・・。
そして、お爺さんが守ろうとしていた娘まで殺そうとしていたと・・・。
『れいむ・・・。
おまえらが取った野菜を返してもらったところで・・・。
爺さんは蘇らない・・・。』
「そんなことはわかってるよ・・・。でも・・・。」
『それに、返してもらったからと言って、お前らの食いかけた野菜が、
売り物になるわけがない。だから、娘さんの薬代にもならない・・・。』
「ゆぅ・・・。れいむたちは・・・。どうすれば・・・。」
『娘さんの薬代は・・・。 俺たちが出すよ・・・。
爺さんには世話になったしなぁ・・・。
爺さんも・・・。俺たちに相談していれば・・・。
こんなことにはならなかったのに・・・。』
「ゆっ!?なにをいってるんだぜぇええええ!!!!
おやさいさんをかえすだってぇ!?」
そこへ一匹のまりさが会話に入った。
「じじいのむすめのいのちなんてどうでもいいんだぜぇええええ!!!」
「そうよ!!!にんげんたちのいのちなんて!!ゆっくりにはかんけいないことだわぁ!!!」
「むきゅ!!!よのなかじゃくにくきょうしょくなのよぉ!!!」
「よわいにんげんさんはつよいゆっくりにおやさいさんをわたすべきなんだねー!!!わかるよー!!!」
「ゆふん!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!じじいなんかよりやさしくしないとだめなんだよ!!!」
まりさに続き、口々に不満を言うゆっくりたち。
「ゆぅ!!みんな!!!にんげんさんのいったとおり、さすがにあれだけのおやさいさんはとりすぎじゃないのぉお!!!
それに!!!おじいさんのはなしをきいてなんともおもわないのぉおぉお!!!」
れいむは1匹だけで、他のゆっくりたちを説得しようとする。
「そんなことをしるかだぜ!!!」
「そうだ!!!そんなことよりあまあまさんをもってこい!!!!」
「にんげんさんはゆっくりのいのちをたくさんうばってるでしょぉお!!!ひとりくらいしんでもいいじゃないぃいい!!!」
「じじいのむすめのはなしがどうしたんだぜぇええ!!!!」
「ゆん!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!じじいのむすめのはなしなんかしらないんだよ!!!!」
「はやきゅあみゃあましゃんをもっちぇこい!!!!!」
「ゆっくりできないにんげんははやくしねぇえええ!!!!」
「むきゅ!!!おやさいさんでくすりができるなんてなんておろかなの!!!!」
「そんなはなしをきかせたからってあやまるとでもおもったのかぁああ!!!!」
「くそどれい!!!おまえらはゆっくりをほうしするためにそんざいするんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」
「ごしゅじんさまがどれいのかぞくのことまでおもいやってあげるひまがあるとおもってるの?ばかなの?しぬの?」
「じじいがしんだ?ゆははははは!!!まりさはすごくうれしいよぉおお!!!」
「うれちーちーでるよ!!!ちゅっきりぃい!!!」
「ゆへへへへへぇええ!!!!にんげんがしんだぁあああ!!!!いいきみだぁあああ!!!!」
「そんなはなしをきかせたからってぇえええ!!!!ありすたちがおやさいさんをかえすとでもおもったの!!!このいなかものぉお!!!」
「そんなはなしはうそなんだぜぇえええ!!!かんどうさせてまりさたちからやさいをうばうためのつくりばなしなんだぜえええ!!!」
「むきゅ!!!もっとじょうずなつくりばなしをすることね!!!」
「にんげんさんはうそがへたなんだねぇええ!!!わかるよぉおお!!!!」
「そうやってにんげんさんはいつもおやさいさんをひとりじめするきなんだねぇえええ!!!」
「ひきょうだよ!!!にんげんさんは!!!そんなのにだまされるわけないでしょ!!!!」
「おい!!!くちょどれい!!!れいみゅのうんうんしゃんでもくりゃぇええええ!!!!!」
「しねぇえええ!!!おまえらにんげんさんはみんなしねぇえええ!!!!」
「ゆっくりしねぇええええ!!!ゆっくりしねぇええ!!!!」
と、とまらないゆっくりたち。
「みんな・・・。」
れいむは下を向いて、呟き・・・。
「どぼぢでぞんなごどいうのぉおぉおおぉお!!!!!!
みんなにはにんげんざんのぎもぢがわがらないのぉおぉお!!!!!」
叫ぶれいむ。
「れいむぅうう!!!おまえはどっちのみかたなんだぜ!!!」
「そうよ!!!このいなかもの!!!なんでおやさいさんをかえさないといけないわけ!!!!」
「にんげんさんがひとりじめしたやさいをうばいかえすのはとうぜんのけんりなんだよぉお!!!」
「むきゅ!!このれいむはにんげんのはなしにだまされたのね!!!!」
「れいむはばかなんだね!!!わかるよぉお!!!!」
「れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!にんげんさんにみかたするれいむはゆっくりしね!!!!」
「ゆっくちちね!!!」
人間だけでなく、れいむも罵りだすゆっくりたち・・・。
すると・・・。
うずくまっていた人間が立ち上がり・・・。
『なるほど・・・。それがお前らの答えか・・・。』
『爺さんがなぁ・・・。
俺たちにいつも言ってたんだよ・・・。』
『ゆっくりにも心があるってな・・・。』
『本音で話せば、わかってくれるってな・・・。』
『俺たちはなぁ・・・。社会のゴミとまで罵られた・・・。
虐待鬼意山だった・・・。』
『唯一、勤めることが出来た加工所でも・・・。
あまりに苛烈な虐待に同僚たちも避け出し・・・。
加工所もクビになった・・・。』
『どこへ行っても批難され、
ゆっくりを虐待することだけに人生を賭けていた・・・。』
ゆっくりたちは・・・一斉に硬直した・・・。
なぜなら・・・。
ここにいる人間たちが・・・。
虐待鬼意山・・・。
加工所・・・。
ゆっくりを虐待する・・・。
という言葉を発したから・・・。
『そんな荒んだ人生を歩んでいた時、あの爺さんが助けてくれた・・・。』
『畑の育て方を厳しく教えてくれた・・・・。
時には優しく女の子の口説き方なんかもなぁ・・・。』
『それがあって・・・。俺たちも職も家庭も持つことが出来た・・・。
それがなかったら・・・。今頃・・・。俺たちは・・・。
子供どころか・・・。彼女すら出来なかった・・・。いや、働いてすらないかったかもな・・・。』
『むしゃくしゃした時、ゆっくりを虐待しようとしたら、
思いっきりブン殴られた・・・。自分がやられたら嫌なことをゆっくりにするんじゃないってな・・・。』
『ゆっくりも話せばわかるってなぁ・・・。そう・・・。それがいつも口癖だった・・・。』
『爺さんは・・・。俺たちよりも強かった・・・。喧嘩してもいつも勝てなかった・・・。なのに・・・。』
『俺たちに心配をかけまいと・・・。娘さんのことだけじゃなくて、自分の体調がよくないことも隠していたなんて・・・。』
『爺さんが・・・。元気だったら・・・。お前ら・・・。今頃・・・。』
『いや・・・。あの爺さんのことだ・・・。もっと穏便にしていただろう・・・。』
『ゆっくりには頭でなく、心に訴えろってなぁ・・・。そうすればわかってくれると・・・。』
『だけど・・・。』
『『『『『お前らはぁぁっぁっぁぁぁぁああ!!!!!!!!』』』』』
「「「「ゆぅうぅううぅう!!!!!!」」」」
人間とゆっくりが同時に叫んだ!!!!
「ゆんやぁぁあああああ!!!ぎゃくたいはいやだぁあああ!!!!!」
「ゆびぃいいいい!!!かこうじょいやぁああああああ!!!!!」
「ゆべぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!きょわいよぉおお!!!ぎゃくたいおにいさんはきょわいよおおお!!!!!」
『爺さんはなぁ!!!!死ぬ間際まで、苦しんでいたぁああ!!!!』
『だがっ!!!娘さんのことを最後まで心配していたぁあああ!!!!』
『そしてっ!!!俺たちにっ!!!復讐は辞めろと言って!!!!』
『それが最期の言葉だったっ!!!!』
「じゃ、じゃ、じゃぁあ!!!おじいじゃんのごどばにじだがってぇえ・・・」
『ああ、復讐は辞めておこうと思った。』
『だけどっ!!!どうしても許せなかったっ!!!!』
『お前らをどうしても許せなかったっ!!!!』
『だがぁぁああ!!!爺さんは復讐を望んでいないっ!!!!』
『だからぁあああ!!!俺たちはぁああああ!!!!
お前らが謝ったらぁあああ!!!!そこでこの憎しみを終わらせようと思っていたっ!!!!』
『爺さんは・・・。言っていた・・・。
ゆっくりたちにもゆっくりたちの言い分があるってな・・・。
野菜が勝手に生えてくると勘違いしてたり、
人間が独り占めしていたり、そういう風に見えることを責めてはいけない・・・。
教えたら、ちゃんと理解するゆっくりだっているんだから・・・。
人間のルールや常識は、ゆっくりたちには難しい・・・。
だから・・・。頭ではなく心に訴えろって言っていた・・・。』
『それに・・・。
ゆっくりが畑を襲ったりするのは、人間のせいだったりする・・・。
人間が無駄に山を開拓したりして、ゆっくりの居場所を奪っているってな・・・。
そして、俺たちのような虐待鬼意山から理不尽な暴力で苦しむ無実なゆっくりもいる。
生きるためには悪いと思っていても、人里を荒らすゆっくりもいる。
家族のために・・・。自分の命のために・・・。
ゆっくりも人間も一緒だと・・・。
だから・・・。一概に責めてはいけないと・・・。』
『だから・・・。俺たちは・・・。
お前たちが・・・。謝ったら・・・。爺さんの遺言に従おうと思った・・・。』
『だがぁあぁああああ!!!お前らはぁぁぁっぁあぁあああ!!!!!』
「「「「「ゆぅううぅうううぅううう!!!!!!!」」」」」
ゆっくりたちは恐怖した・・・。
遺伝子レベルにまでプログラムされている恐怖。
それは虐待、そして、加工所。
この二つの言葉を発した人間たちが目の前にいる。
この言葉を発する人間たちはゆっくり出来ない。
ゆっくりたちは恐怖した。
目の前にいる人間たちは・・・。
ゆっくりを虐待することにおいて・・・。
その道のプロ。
そして、そのプロを怒らせてしまった。
そう・・・。自分たちが発した言葉で・・・。
この人間たちの恩人であるお爺さんをバカにする言葉で・・・。
「ごべんなじゃいいぃいいいいぃい!!!!」
「ゆるじでぐだざぃいいぃいいい!!!」
「ばでぃざがわるがたでずうぅううう!!!!」
「じにたくないょぉおおおおぉお!!!!じにだくないょおぉおお!!!!」
「もういやじゃあぁあああ!!!!おうちかえるぅううう!!!!」
「ゆっくりできないぃいいい!!!こここはゆっくりできなぃいいい!!!」
「でいぶばじんぐるまざーなんでずぅううう!!!あやまりまずがらだずげでぐだざいぃいい!!!」
「むぎゅぅううぅう!!じにだくがないいいい!!!!!!!にんげんざんごべんなざいいいいい!!!!」
「わがらないょおおぉおお!!!!」
ゆっくりたちは後悔した・・・。
いくら叫んでも・・・。
いくら助けを乞うて・・・。
いくら謝罪しても・・・。
もう・・・。人間たちは許してくれない。
その必殺の視線がゆっくりたちに向けられた・・・。
「ゆびぃいいぃいいいいいぃ!!!!!!」
「ぱぽぷぷえぺぺぽっぱぷい!!!!!」
「ゆばがあぁぁlっぁぁぁっぁぱぷあ!!!!」
あまりの恐怖に耐え切れず、
絶叫のあまり中身を吐き出すゆっくりも現れた。
「ぜんぶどずがわるいんでずぅうううう!!!!!!!」
「どずがびどりでじだごどなんでずぅううう!!!!」
「やるならどずびどりにじでぐだざいぃいいい!!!!」
先ほどまでドスを賞賛していたゆっくりたちが、
簡単に手のひらを返し、ドス1匹のせいにし始めた。
「ぜんぶおまえのぜいだぁああああ!!!!」
「どぼぢでごんなごどじだのぉおおお!!!!ぜんぶどずのぜいだぁああ!!!」
「じねぇえええ!!!むのうなどずばじねぇえええ!!!!」
しまいには、ドスに体当たりし始めるゆっくりもいた。
「でいぶばじにだぐないんでずぅうううう!!!!
やるならおぢびじゃんだげやっでぐだざいぃいい!!!
ごのおぢびじゃんばぁああ!!!おやざいざんをいっばいだべでまじだぁああ!!!」
「ゆんやぁぁああ!!!にゃにいっちぇるのぉおお!!!
さっき!!!!いにょちにきゃえちぇまもりゅっていってにょにぃいいい!!!!!」
「うるざいいぃいいい!!!おまえなんがでいぶのごじゃないぃいい!!!
じねぇえええ!!!おまえばでいぶのがわりにじねえぇえええええ!!!!」
「にゃにぞれええぇえええ!!!!おみゃえごぞじねぇえええ!!!ぎょのぐじょばばぁああ!!!!」
「ゆびいぃいいい!!!おやにむがっでじねどがいうばがなゆっぐりはじねぇええ!!!!」
「ゆべぁああああ!!!!!」
命を代えて守ると言っていた親れいむが、子れいむを潰した。
「ばでぃざばゆっぐりにげるよぉおお!!!!ぞろーりぞろーり!!!」
「にげりゅなぁあああ!!!!ばでぃざをおいでぐなぁああ!!!」
「おまえなんがばでぃざのごじゃないよぉお!!!!ゆっぐりじねぇええ!!!!」
まりさに限っては、子まりさを置いて、自分だけ逃げようとしていた・・・。
親ゆっくりたちは、誰一人として、子ゆっくりを守ろうとしなかった。
むしろ、子ゆっくりを生贄にして助かろうとするモノばかりだった。
「ゆゆ~ん!!!にんげんさん!!!おやさいさんをかえすから!!!ゆっくりゆるしてねぇえ!!!!!」
「そこにいるれいむのいうとおりだよ!!!
ま、ま、まりさがわるかったよ!!!おやさいさんはにんげんさんのものだよぉ!!!」
「おやさいさんをうばってごめんなじゃいぃいい!!!おかえしずるからゆるじねぇえええ!!!!」
野菜を返すのを反対していたゆっくりたちは、揃いも揃って、野菜を返すと言い出した。
「むきゅ!!!お、おじいさんのはなしにかんどうしたわぁああ!!!!」
「な、なか、なかなかかんどうするおはなしだったわぁああ!!!!」
「にんげんざんはおじいさんおもいなんだねぇええ!!!わかるよぉ!!!」
お爺さんの話をした意図を全く勘違いし、
感動したから助けろという意味不明なゆっくりたちも現われた・・・。
「みんな・・・。」
れいむは、その光景を見て、落胆した・・・。
そして、お兄さんたちが、なぜ、このゆっくりたちを許さないのも理解した・・・。
ドンドン、ゆっくりとの間合いを詰めていく人間たち。
ゆっくりたちには、人間たちの体がどんどん大きくなるように見えた。
ゆっくりたちには、人間たちの目がどんどん鋭くなるように見えた。
そして・・・。
人間たちは一斉にゆっくりを目掛けて飛び掛った・・・。
『『『『『ヒャッァァァァァアア!!!!!!!!』』』』』
『『『『『復讐だぁああああぁぁああああああぁあ!!!!!』』』』』
「「「「「ゆdklさウンfvh果樹dfらいkxうぇcふぁsづおfywftmycfりおぽヴうtるvつい」」」」」
数時間後・・・。
世が明け、朝日が昇りだした。
朝日に照らされて映し出された光景は・・・。
辺り一面、餡子と生クリームとカスタードに塗れた空間が広がり、
焼けた匂い、煮た匂い、爆ぜた匂い、焦がした匂い、様々な匂いが存在し、
串刺しになったゆっくり、皮だけになったゆっくり、中身が露出しているゆっくり、
目玉がないゆっくり、歯がないゆっくり、髪のないゆっくり、舌がないゆっくり、
無言のままあらぬ方向を向いているゆっくり、「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣しているゆっくり、
小刻みに揺れて、涎を垂らしているゆっくり、無惨に破裂したゆっくり、全身が打撲しているゆっくり、
丸焼けになり、炭になったゆっくり、様々なあんこを詰められて、今にも破裂しそうなゆっくり・・・。
ありとあらゆる虐待がそこには存在した・・・。
そして、そこにいるゆっくりたち、全員が・・・。
この世のものとは思えない苦痛を味わった地獄絵図のような表情をしていた。
少なくても100回は死んでいなければ、そんな表情にはならないとまで思えるくらい・・・。
れいむは1匹だけ、無傷でいた・・・。
「おにいさんたち・・・。」
れいむは人間に話しかけた。
多分、次は自分の番だろう・・・。
自分は人間に謝ったけど・・・。
人間の憎しみはこれだけでは終わらないと感じていた。
そして、その報いを自分は受けるべきだ・・・。
他のゆっくりも報いを受けたのだ・・・。
自分もそうなるべきだ・・・。
それでお爺さんの魂が救われるのか・・・。
と言えば、疑問だが、自分にはそれを問う資格はないと思っていた。
ひとりの人間がれいむに襲い掛かる。
『死ねぇえええええ!!!!!』
ドン!!!!
れいむの目の前に人間の拳があった。
『れいむ・・・。お前は・・・。』
「おにいさん!!!!れいむはっ!!!!」
『お前は生きろ!!!』
『生きて罪を贖え!!!』
『そして、二度とこんなことがないように、他のゆっくりに伝えろ!!!』
『どんなに苦しくても、どんなに食料に困っても、絶対に人間に近づくなと!!!!』
『そして、その先には人間にもゆっくりにも不幸しかないとっ!!!!』
「ゆっくり・・・りかいしたよ・・・」
れいむは泣いていた。
それはゆっくりが虐待の痛みで見せるような醜い涙ではなかった。
それは悲しい決意を示す涙であった・・・。
れいむは、再び頭ではなく、心で理解したのだ。
人間たちは望んで、こんなことをしたのではないと・・・。
なぜならば・・・。この人間たちは虐待の時に見せた表情が・・・。
笑っていなかったことを・・・。泣いていたのだと・・・。
ちょっとしたすれ違いで・・・。
みんなが傷ついてしまって・・・。
れいむは心に誓った。
命なくなるまで、自分は罪を背負い続けなればならないと・・・。
れいむはその場を走り去った・・・。
その後、このれいむはどうなったか、誰も知らない・・・。
どこかの群れに入り、人間に関わるなと主張して、群れから制裁されたかもしれない。
むしろ、この経験を生かし、群れの発展に携わり、人間と関わらずに生き、
無駄に人間から虐待を受けない生活を得たのかもしれない。
その頃・・・・。
「ゆぶぅう!!!いじゃがっだよぉおお!!!!」
山奥の洞穴に大きなゆっくりが1匹で帰ってきた。
そう、ドスまりさである・・・。
あの虐待の嵐の中、運よく生き残っていたのである・・・。
人間のアッパーを食らい、下顎が二つに割れていたが、
それ以外に関しては一切傷ついていなかった・・・。
とにかく巣に帰って、この傷を癒したい。
ドスはそれしか考えていなかった・・・・。
「ゆっくりおかえり。」
「ゆっ!?」
ドスは驚いた。
誰もいないはずの巣になぜかゆっくりたちがいた。
だが、このゆっくりたちは、自分の群れのゆっくりではなかった。
そして、ドスまりさとは違う、ドスまりさが数匹いた・・・。
「どす、にんげんさんからきいたよ・・・。」
「どすは、にんげんさんのはたけからおやさいさんをかってにぬすんだんだってね・・・。」
「しかも、どすすぱーくをうって、にんげんさんをきょうはくしたんだってね・・・。」
「そして、にんげんさんのはたけから、おやさいさんをぜんぶうばったんだってね・・・。」
ドスまりさたちが、問い詰める。
「ゆぅ・・・。ぞれがどうじだのぉ?どずだぢにばがんげいないでじょぉお!!!!」
なんで自分が責められなければならない。
自分は野菜を独り占めする人間たちから野菜を奪い返して、
人間たちに騙されて、群れにゆっくりたちを殺されたかわいそうなドスなのに、
どうして、自分が責められるのか。ドスにはわからなかった・・・。
「みんなぁあ!!!!にんげんばびどいんだよぉおお!!!
どずのごのぎずもにんげんにやられだんだよぉおおお!!!!
むれのみんなもにんげんにごろざれだんだよぉおお!!!
びどいよぉおおお!!!!にんげんのぜいでみんなじんだんだよぉおお!!!!」
「みたいだね・・・。にんげんさんからきいてるよ・・・。」
「どすがむれのみんなをつれて、むらまでいったんだってね・・・。」
「おやさいさんとあまあまさんほしさに・・・。」
「ぞうだよぉおお!!!にんげんばびぎょうものなんだよぉおお!!!
どずをだまじだんだよぉおお!!!
ぞうだぁあああ!!!どずだちみんなでぇええ!!!
にんげんのどごろべいごうよぉおおお!!!!」
「あのじじいもぞうだっだげどぉおおおぉお!!!どずずばーぐをうでばぁあぁああ!!!
にんげんなんがぁっぁあああ!!!いちごろだよぉおお!!!!
ごれだげどずがいるんだぁあああ!!!!ぜっだいにまげないよぉおお!!!」
そうだ。
これだけのドスまりさが一斉にドススパークを撃てば、どんなに強い人間であっても勝てる!!!
そのためにドスまりさたちが集まったんだ!!!
なんていうドスのゆん望なんだ!!!
困った時に助けに来てくれるなんて!!!!
畜生!!!人間に、世の中のルールを教えてあげたのに!!!
あいつらはバカだから、頭では理解できないと思って、ドスに逆らうと、
痛い目に会うと心に刻み付けてやったのに!!!!
だが!!!
これだけのドスがいるんだ!!!もう許さん!!!
人間どもめ!!!皆殺しにしてやる!!!!
もう寛大なドスはここにはいないぞ!!!!
泣いて許しを乞うても絶対に許さん!!!!
改心したと思ったら、騙し討ちをするなんて!!!
ドスに逆らう人間たちはみんな血祭りにしてやる!!!!
「なにをいってるの?そんなこと・・・。できるわけないじゃない・・・。」
「せっかく、にんげんさんのむらときょうていをむすんでりょうこうなかんけいだったのに・・・。」
「このけんで、きょうていはきするってにんげんさんがいってきたよ・・・。」
「ぞれがどうじだのぉおお!!!どずばぎずづいだんだよぉおおお!!!!
どずをみでぇええ!!!どうもおもわないんのぉおおお!!!!!
がわいぞうでじょぉおおぉお!!!!」
「じごうじとくだよ・・・。」
「どす・・・。めいわくなことしてくれたねぇ・・・・。」
「にんげんさん、すごくおこってるよ・・・・。」
ドスは不思議に思った・・・。
このドスたちは何を言っているんだ?さっきから・・・。
人間から聞いた・・・。人間が言ってきた・・・。人間が怒っている・・・。
どういうことだ・・・!?
「どす・・・。どうして・・・。きょうていをむすぼうっていわなかったの・・・?」
「あのむら・・・。りふじんなきょうていでもないかぎり、ゆうこうてきなにんげんさんばかりなんだよ・・・。」
「たまには・・・。おやさいさんをくれたりしてたのに・・・。」
「なにをいっでるのぉおぉおお!!!!
どぼぢでにんげんのいうごどをぎがないどいげないのぉおお!!!
がっでにばえでぐるおやざいざんをびどりじめじでいるわるいにんげんのぉおぉ!!!
いうごどをぎばないどいげないのぉおお!!」
「どすっ!?まさかっ!?」
「どすっ!!あなた・・・。なにもおそわらなかったの・・・?」
「おやさいさんがかってにはえてくるっていうのなら・・・。どうしてこのすにははえないの・・・?」
「ぞんなのじらないよぉ!!!おやざいざんばがっでにばえるんだよぉお!!!
なにをいっでるのぉおお!!!ばかなのぉおお!!!!じぬのぉおおお!!!!」
ドスたちは、呆然とした。
ドスとして知っておかなければならない知識・・・。
人間とむやみな接触は避けること。
野菜は人間が耕した畑で成長すること。
人間と接触する時には協定を結び、互いのテリトリーを侵さないようにすること。
人間の中には虐待鬼意山と言われる人間がおり、協定を破ってくる連中もいるので、
互いに良好な関係を築けるか人間を吟味してから協定を呼びかけること。
たまにはゆっくりの方から、人間に対して、惜しみない労力を奉仕して、
自分たちに一切の敵意がないことを示すこと。
なにより、ドススパークを協定の道具に使わないこと。
増して、ドススパークで脅迫などすれば・・・。
さらに、人間が甘い話を持ちかけてきた時は・・・。
大抵、罠が待ち構えていること・・・。
このドスはこれらを一切知らなかった・・・。
「どうしてしらないの・・・。なんて・・・。せめるだけむだみたいだね・・・。」
「これは・・・。どすたちのせきにんかもね・・・。ゆっくりりかいしたよ・・・。」
「にんげんさんがゆるしてくれるかは・・・。わからないけど・・・。」
「ざっぎがらなにをびっでるのぉおおお!!!どずばがわいぞうなんだよぉおお!!!!
きずづいだんだよぉおお!!!にんげんにやられだんだよぉおお!!!!」
叫ぶドスを他所に、ゆっくりたちは相談し始めた・・・。
「ぱちゅりー。こういうばあい・・・。どうしよう・・・。」
「むきゅ・・・。ざんざんくるしめて・・・。にんげんさんのところへもっていけば・・・。
しゃざいをみとめてくれるかもしれないわ・・・。」
「だけど・・・。このいなかもののいのちだけじゃ・・・。たらないかもねぇ・・・。」
「そうなったら・・・。どすのいのちもささげるよ・・・。どすがかこうじょにうられると・・・。
たぶん・・・。こんかいのそんしつのほてんはできるとおもうし・・・。」
「がごうじょばいやぁぁぁあぁあああ!!!!ゆっぐりでぎないぃいいいい!!!!」
加工所という言葉に反応したドス。
耐え切れず、醜く声を荒げた。
「うるさいんだぜっぇええ!!!どす!!!おまえのせいでこうなったんだぜぇえええ!!!!」
「どすがしぬことはないわぁあああ!!!このどすだけでじゅうぶんよぉおお!!!」
「いや・・・。きんせんてきなとらぶるだけじゃあ・・・。おさまらないかも・・・。」
「そうだね・・・。おじいさんがしんじゃったとかなんとか・・・・。わかるよー!!!」
「ちょくせつころしてたら・・・。たぶん・・・。このもりいったいのゆっくりたちが・・・。」
「それがかろうじてのすくいだったかもね・・・。でも・・・。にんげんさんのいかりは・・・。」
「いっぴきだけたすかったれいむがいたみたいだ・・・。にんげんさんとのわへいこうしょうにつかえるかもしれない・・・。」
「ちぇん!!!ゆっくりしないではやくさがしてきてね!!!」
「わかるよー!!!」
「つかえるものはぜんぶつかわないと・・・。なりふりなんかかまってられないわ・・・。」
ドスは不安になった。
さっきから何を言っているんだ?このゆっくりたちは!?
どうしてドスのことを見ない!!!ドスのことを心配しない!!!
ドスがやられて悔しくないのか!!!かわいそうと思わないのか!!!
「れみりゃとかにもそうだんしたほうがいいじゃないのかなぁ・・・。」
「たぶん、ゆっくりくじょってなると・・・。れみりゃたちもたいしょうになるとおもうし・・・。」
「れみりゃたちなら・・・。にんげんさんがこのむぎゃくたいのほうほうをしってたりするし・・・。」
「でも・・・・。れみりゃとはなしをするまでになんにんのゆっくりがしぬかわからないよー」
「れみりゃいやぁぁぁああああああ!!!!!!ゆっぐりでぎないぃいいい!!!!」
ドスまりさは不安のあまり、いつもなら、蹴散らすことが出来るれみりゃにすら、恐怖した。
このゆっくりたちは、一体何を話しているのかさっぱりわからなかった・・・。
「いいがげんにしてよぉおお!!!どずのむのうさがみんなをこまらせてるんだよぉおお!!!!!」
「とにかく、いそぎましょぅ!!!!このままではにんげんさんがせめてくるよ!!!」
「おらぁ!!!むのうなどすぅう!!!はやくこいっ!!!ぼこぼっこにいためつけてやるよ!!!!」
「ゆびぃいいいい!!!!!!どぼぢでぞんなごどいうのぉおおぉおお!!!!!!」
「おまえなんかどすじゃないよぉお!!!!ただのばかだよ!!!ただのでぶだよ!!!!」
ドスは理解できなかった・・・。
頭でも・・・。もちろん、心でも・・・。
終わり
あとがき
長すぎた。
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※人間が死にます
※非常に長いです
※基本、ゲスばかりです
※1匹だけ・・・いいゆっくりがでます
※直接の虐待はないです
頭でなく心に訴える
「「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせー!!!」」」」
とある夜。
山奥の洞穴を巣としている群れと思われるゆっくりたちは、
全員、野菜を頬張り、口々に叫んでいた。
「ゆゆ~ん!!!こんなにおいしいおやさいさんははじめてだよぉ!!!」
「どすのおかげだね!!!にんげんさんからかんたんにうばえたね!!!!」
「さすがどす!!!あのじじいはびびっていたね!!!」
「どすすぱーくのいりょくをみたら、ふるえあがっていたね!!!」
「おやさいさんをもちかえるときに、よくみたらじじいはないていたね!!」
「お~あわれあわれ!!!」
どうやら、ドススパークで老人を威嚇して、
泣いている老人から無理矢理、野菜を奪ったらしい。
「ゆふん!!!にんげんさんがおやさいさんをひとりじめしているからわるいんだよ!!!
いいきみだよ!!!にんげんさんはわるいことをしたんだからそのむくいをうけないとね!!!!」
ドスが自信満々の笑顔で、群れのゆっくりたちに言った。
「「「「ゆ~☆」」」」
と、群れのゆっくりたちは、ドスを賞賛する雄たけびを上げた。
『ゆっくりしていってね』
そんな時、1人の人間が洞穴の中に入ってきた。
「ゆわっぁああああ!!!にんげんさんだっぁあああ!!!」
「おやさいさんをうばいかえしにきたんだね!!!わかるよー!!!」
「なによ!!このいなかもの!!!おやさいさんはにんげんさんだけのものじゃないのよ!!!」
「わるいのはにんげんさんだぜ!!!にんげんさんがおやさいさんをひとりじめするから!!!」
「れいむはしんぐるまざーなんだよぉおぉおお!!!だからやさしくしないといけないんだよぉお!!!」
突然の人間の訪問に、混乱するゆっくりたち。
ゆっくりたちからすれば、独り占めしていた野菜を奪い返しにやってきたと思っていた。
「みんな、ゆっくりおちついて!!!」
ドスが一声で、群れのゆっくりたちが全員黙った。
「にんげんさん!!!なにかようじでもあるの?どすたちはおしょくじちゅうなんだよ!!!
む~しゃむ~しゃするのにいそがしいから、ようじがないならゆっくりでていってね!!!」
人間に出て行けと言うドス。
言い終わると同時に、キノコを口にいれ、
即、ドススパークを撃つ準備を整えた。
「にんげんさん!!!どすすぱーくをくらいたいの?
どすすぱーくはすごくいたいよ!!!
いたいおもいしたくなかったら、ゆっくりしないではやくでていってね!!!」
と、人間を威嚇し始めた。
「でていけ!!!にんげんさんはでていけ!!!」
「いなかもの!!!ゆっくりでていけ!!!!」
「む~しゃむ~しゃのじゃまをするにんげんさんはでていけ!!!」
「わるいにんげんさんはゆっくりしないではやくでていけ!!!」
ドスの威嚇に合わせて、他のゆっくりたちが煽る。
『ゆっくりできるお話を持ってきました。ドスたちはもっと野菜が食べたいですか?』
「ゆっ!?なにをいってるの?」
急な申し出にびっくりするドス。
今まで、人間たちには煮え湯を飲まされていた。
野菜は勝手に生えてくるもの。
なのに、野菜を人間たちが独り占めしていて、
ゆっくりが野菜を食べたら、烈火のごとく怒り、
ゆっくりたちを殺していく。
悪いのは人間だ。
ゆっくりだって生きているんだ!!!
ゆっくりだって幸せになりたいんだ!!!
なのに、人間たちは自分たちが食べる以上に野菜を
独り占めして、ゆっくりたちを苦しめる!!!
許せない!!!
だから、ドスは即座にドススパークを撃つ準備を整え、人間に対して、戦闘態勢を取った。
人間たちは欲深い。
ゆっくりたちからすれば、これくらい返してもらっても当然なくらいなのに、
今まで独り占めしていたからなのか、少しでも奪われると、
すぐに奪い返そうとやってくる。
本当に悪いやつだ。
しかし、この人間は、ドスたちに野菜が食べたいかと聞いてきた・・・。
これはどういうことだ???
『野菜だけじゃありません。お菓子もあります。』
「おかし・・・って・・・あまあまさんのこと???」
『はい、そうです。たくさんありますよ。それらを全部ドスたちにあげますよ。』
ドスはさらに混乱した。
しかし、次の瞬間、すぐにわかった。
野菜だけでなくあまあままでくれるとはどういうことだ?
もしかして・・・。
これは・・・。
人間たちが改心した証なのかもしれない。
人間たちが今までゆっくりたちにしてきたことを反省し、
今まで独り占めしていた野菜をゆっくりに渡そうとでも思ったのだろう。
さらに、ゆっくりの大好物のあまあまでくれるとは・・・。
ドススパークという制裁が堪えたのだろう。
人間たちの言い分はいつもこうだった。
野菜は自分たちが育てた。
野菜は勝手に生えてくるのに、
なんでそんな嘘を必死になって守ろうとするのだろうか・・・。
人間たちはなんて愚かなんだ・・・。
ドスは思った。
あの老人もそうだった。
野菜は自分が育てた。
この野菜がないと困る。
野菜は勝手に生えてくるし、それにこんなに沢山の野菜は、
この老人だけでは食べきれる量ではない。多すぎる!!!
人間は愚かだ。そして、無知だ。
そんな常識すら知らずに、そして強欲。
もうそういうことを教え込んでも人間には理解できないのだろう。
だから、ドスは思った。
頭ではなく心に訴えようと。
無知で強欲な人間に理屈で説明してもわからない。
心に刻んで、理解してもらおう・・・。
野菜を独り占めすると、その報いを受けると・・・。
ドススパークという報いを受けるのだと・・・。
「ゆ~☆やったぜ!!!あまあまさんだぁああああ!!!!」
「はやくもってこい!!!にんげん!!!!」
「くそどれい!!!!はやくしなさい!!!このいなかもの!!!」
「さっさとすんだぜ!!!くそどれい!!!ぐずはきらいだよ!!!」
「ゆふん!!!くそどれいははやくあまあまさんをもってこい!!!」
あまあまと言う言葉に反応して、早く持って来いと罵りだすゆっくりたち。
人間があまあまをくれるということに、人間をゆっくりの奴隷だと勘違いしだすゆっくりたちもいた。
「ゆぅ・・・。にんげんさん。やっとわかったようだね。
おやさいさんのひとりじめはよくないんだよ!!!
どすのせーさいでめがさめたんだね!!!!
どすはうれしいよ!!!!」
『はい、あなたのおかげで分かりました。有難うございます。
そして、今まですみませんでした。』
ドスは人間が自分たちの欲深さに気づいたことに、感動していた。
いや、むしろ、ドスが人間を改心させたということに、
自ら感動していた。
ドスはなんて寛大なゆっくりなんだろう。
ドスはなんてゆっくりしているゆっくりなんだろう。
ドスのおかげで、人間が改心した。
ドスがいれば、世界は救われる。
それくらいドスは自らを褒め称えていた。
『申し訳ございませんが、ここまでもってくることは出来ません。
村まで来て頂けますか?』
「ゆふん!!!!くそどれいのくせにごしゅじんさまにおねがいするとは!!!」
「じぶんたちのたちばはゆっくりりかいしてね!!!!」
「このくそどれい!!!このとかいはなありすにこいとは!!このいなかもの!!!」
自分たちが、わざわざ巣から出て、人間のところへ出向かなければならないということが、
気に入らなく、みな一斉に不満を上げた。
「ゆぅ!!!
みんな!!!にんげんさんをせめちゃあだめだよ!!!
にんげんさんだって、あやまったんだから!!!
こちらもゆるしてあげなきゃ!!!
これからみんなでにんげんさんのところへいくよ!!!
ゆっくりいくよ!!!」
ドスが一喝し、群れのゆっくりたちを静める。
「ゆ~☆さすがどす!!!こころがひろいんだぜ!!!」
「どすはとかいはね!!!にんげんにもきづかうなんて!!!」
「くそどれいはどすのこころづかいにゆっくりかんしゃしてね!!!」
ドスはまた自らに感動した。
ゆっくりだけでなく、人間をも許せる寛大な心に・・・。
『では、ご足労をお掛けしますが、私についてきてください。』
「ゆん!!!!みんなゆっくりいくよ!!!」
「「「「ゆ~☆」」」」
人間の後を付いて行き、
群れの全員で人里へ向かうゆっくりたち。
夜というのは、ゆっくりたちにとって、
不安要素がたくさんある。
ふらんやれみりゃといった捕食種。
猪や熊といった野生動物。
これらの不安要素がたくさんあるのだが、
人間が言った野菜・あまあまという単語に、
それらの不安要素を一切忘れ、
目の間に待ち構えているだろうごちそうに、
期待が不安を上回っており、
ドスでさえ、何も気にせずに、人間の後を付いていった。
数十分後・・・。
人間はある畑にゆっくりたちを連れてきた・・・。
「にんげんさん!!!ここにはおやさいさんはないよ!!!」
「ここはれいむたちがおやさいさんをひとりじめするじじいをせーさいしたところだけ!!!」
「おい!!!くそどれい!!!おまえはばかか?ここにはおやさいさんはもうないんだぜ!!」
「はやくあまあまさんをもってこい!!!くそどれい!!!」
ここは、ドスが野菜を独り占めする老人が持っていた畑。
ゆっくりたちが、畑の野菜をすべて奪ったらしく、
ここには野菜は一切なく、ただ無惨に掘り返された後しか残っていなかった。
「にんげんさん!!!ここにいたじじいはわるいやつだったよ!!!
おやさいさんはみんなのものなのに、ひとりじめしていたんだよ!!!
だからどすがせーさいしてあげたよ!!!」
ドスは自信満々に顎を突き出した。
いかにも自分が優れた指導者だ!!!
と言わんばかりに・・・・。
『やはりお前らだったか・・・』
人間はつぶやいた。
「ゆっ!?なにをいってるの?ばかなの?しぬの?
はやくおやさいさんをもってきてね!!!
あと、あまあまさんももってきてね!!!」
『うるさい。』
「ゆぅううぅう!!!どぼぢでぞんなごどいうのぉおお!!!!」
「おい!!!くそどれいぃいいい!!!くちのききかたにきをつけろ!!!!」
「このいなかものぉおお!!!とかいはにむかってそんなくちをきくなんて!!!」
今まで平に徹していた人間がゆっくりたちに、
強気の発言をしてきた。
「にんげんさん!!!どうしてそんなことをいうの!!!
ここにおやさいさんとあまあまさんがあるっていってたのは、
にんげんさんじゃないの!!!
かいしんしたんじゃないの!?うそをついたの!?」
ドスは信じられなかった。
自分の教育的指導を受けた人間が、
ゆっくりに対して、反抗してくるとは・・・。
『お前ら・・・。俺の話をゆっくり聞け・・・。』
「ゆっ!?なにをい」
パッ!!!パッ!!!パッ!!!パッ!!!
ドスが話そうとした瞬間、あたりに強い光がゆっくりたちを照らす。
「ゆびぃいい!!!まぶしいぃいいいい!!!」
「ゆべぇええ!!!おめめがいじゃいぃいい!!!」
「どぼぢでよるざんにおひさまさんがあるのぉおお!!!」
と騒ぎ出すゆっくりたち。
ドスはこの異様な光景に、
やっと気づいた・・・。
自分たちが騙されたことを・・・。
「にんげんざんんん!!!どずだぢをだまじだねぇえええ!!!
ゆるざないぃいいいい!!!!」
ドスは急いでドススパークを撃つべく、キノコを飲み込もうとした。
しかし!!!
人間は、キノコをドスの口に入る寸前で、奪い取った。
「ゆぅううう!!!どぼぢでぎのござんをどるのぉおおぉお!!!
どずずばーぐがうでないじゃないのぉおおお!!!!」
『撃たれると困るからな・・・。』
落ち着いて人間が答える。
『とにかくだ・・・。ドス・・・。
俺の話を聞け・・・。』
「なにをいってるのぉお!!!!
あやまれぇえええ!!!にんげんはあやまれぇえええ!!!」
せっかく教育してあげたのに、この仕打ちはなんだ!!!
絶対に許さない!!!
この人間は制裁しなければならない!!!
そう!!!あの老人のように!!!
『周りを見ろ・・・』
「ゆっ!?」
強い光の周りには、数人の人間たちが立っていた。
「どずたちをころそうとたくらんでいたんだねぇええ!!!!
にんげんはどこまでわるいやつらなんだぁあああ!!!!」
人間を罵るドス。
『いや、お前らを殺すか殺さないかはお前らの答え次第だ・・・。』
「どういうことなのぉおおお!!!!」
ドスは叫んだ。
「ゆわぁああん!!!きょわいよぉおおお!!!」
「ゆんやぁあああああ!!!!もういやあぁああおうちかえるぅううう!!!」
「ゆびぃいいい!!!しにたくないぃいいい!!!!」
殺すという言葉を聞き、
やっと自分たちの今の状態がわかったゆっくりたち。
真夜中の荒れた畑の真ん中で
数え切れないくらいの人間たちに、ゆっくり出来ない強い光を浴びせられながら、囲まれていて、
そして、ドスのドススパークを封じられて、絶対にこの状況を打破することが出来ない・・・。
ゆっくりたちは、
人間の甘言に騙されて、絶対的に不利な状況に追い込まれてしまった。
「どすすぱーくでにんげんさんはかいしんしたんじゃないのぉおお!!!
どうしておやさいさんをひとりじめしたがるのぉおお!!!
ゆっくりだっていきているんだよぉおお!!!
ゆっくりだっておやさいさんがたべたいんだよぉおお!!!
どぼぢでぞんなごどがわからないのぉおおおお!!!!!!!!」
ドスは人間に向かって叫んだ。
どうしてお前たちはそこまで強欲なのかと・・・。
『そんなことはどうでもいい。』
「なにがどうでもいいんだぁあああ!!!!
おやさいさんをとったことをおこっているんでしょぉおおお!!!」
『それもあるが・・・。
俺たちが怒っているのは・・・。別のこと・・・。』
「なにをいってるのぉおお!!!おやさいさんをうばったこといがいにぃいい!!!
にんげんさんがおこるようなことはしてないでしょぉおおお!!!!!
おまえたちもあのじじいみたいになかせてやろうかぁあぁぁああああ!!!!」
『黙れ。そして俺の話を聞け。お前らの言い分はあとでしっかり聞いてやる。
だから。黙れ。』
「うるざいぃいいい!!!どずたちをだましたにんげんはゆっくりじねぇえええ!!!!」
「どすぅうう!!!!にんげんをころせぇえええ!!」
「くそどれいのくせに!!!!ゆっくりにはむかうなんてぇえええ!!!!」
「やれぇえええ!!!どすぅうう!!!にんげんはゆっくりしねぇえええ!!!!」
煽り立てるゆっくり立ちの声を受け、大きく飛んだドス。
「ゆっくりじねぇええええええ!!!!」
人間に目掛けて、その巨体で押しつぶそうとするドス。
が、人間は、ドスが落ちてくると同時に、拳を突き立て、
ドスの下顎に強烈なアッパーを食らわせる。
「ゆびっぃいぃい!!!」
と言いつつ、吹っ飛ぶドス。
ドスの巨体をも吹っ飛ばすアッパーだ。
威力は並ではないことは、誰の目でも必然的にわかるだろう・・・。
「どずううぅううう!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおおぉお!!!!」
「にんげんざんはじなないといげないんだよぉおおお!!!」
と、人間を罵るゆっくりたち。
『黙れ。』
人間は、ゆっくりたちに、殺意を篭った視線を向けた。
その視線を見たゆっくりたちは、みな、顔面蒼白になり、
震え上がった・・・。
『お前たちの言い分はあとからしっかり聞いてやると言ったはずだ。
まずは俺の話を聞け・・・。さもないと・・・。』
人間が吹っ飛んだドスの方へ視線を向けた。
ドスの下顎は見事に二つに割れ、そこから大量の餡子が漏れている。
瞳も空しく虚ろになっており、少なくても意識がない状態であった。
初めて見るドスの醜態に、ゆっくり一同、みな恐怖で体が硬直した。
「ゆ・・・・ゆっくり・・・りかいし・・・たよ・・・」
みな不本意ではあるが、ドスのようになりたくないと思い、
誰もが沈黙した。
『俺たちが怒っているのは・・・。
お前らが野菜を取ったこともあるが・・・。
それは別の問題だ。
お前らの理屈では、野菜は勝手に生えてきて、
それに人間が独り占めする・・・だそうだが・・・。
別にそれはどうでもいい。
そこの話をすれば、結局は水掛け論だ。
人間とゆっくりでは理解し合えない。』
「じゃあ、にんげんさんはなんでおこってるのぉおぉおお!!!」
と1匹のれいむが人間に問う。
『お前ら・・・。ここにいた爺さん知ってるよな。』
「ゆふん!!!あのじじいはわるいやつなんだぜええ!!」
「そうよ!!!あのおやさいさんをひとりじめするいなかものよ!!!」
「おやさいさんをひとりじめするじじいはしねばいいんだぜ!!!!」
「じじいはゆっくりしね!!!!」
と、ここの畑にいた老人を罵るゆっくりたち。
『その爺さん、今日、死んだよ。お前らの望みどおり。』
「「「「ゆっ!?」」」」
『心臓発作でさぁ・・・。
すげぇ苦しそうに死んでいったよ・・・。
どうしてだがわかるか・・・。』
「じじいはおやさいさんをひとりじめしてたんだぜ!!!
だからしんでとうぜんなんだぜ!!!」
「そうよ!!!いなかものがしんで、せいせいするわ!!!!」
「ゆ~ん!!!にんげんがしんだよ!!!」
「そんなのしらないよ!!!そんなことよりはやくあまあまさんをもってきてね!!!」
「あまあまをもってこい!!!くそどれい!!!」
「くそどれい!!!ぐずはきらいだよ!!!おまえもころしてやろうか!!!
あのじじいのように!!!!」
バァン!!!!!
一匹のまりさが人間によって潰された。
何が起こったのか理解できず、数秒間、目が点になったゆっくりたち。
「ゆびぃいいいぃ!!!!きょわいいぃいい!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおぉ!!!!」
「ばでぃざっぁあああ!!!ばでぃざぁああ!!!ゆっぐりじでぇええ!!!」
「ばでざをごろじだにんげんばゆっぐりじねぇえええ!!!!」
人間を再び罵り始めたゆっくりたち。
『お前らぁあああああ!!!!
あの爺さんのことをバカにするなぁああ!!!!
俺たちが怒っているのはなぁああああ!!!!
あの爺さんが死んだことに怒っているんだぞぉおぉ!!!!』
人間は、血の涙を流し、鬼の形相で、ゆっくりたちを見つめていた。
この人間だけでない。
周りを囲んでいる人間たち、全員が同じだった。
ある者は、血が滲む位、拳を握り、
ある者は、空に向かって、叫び声を上げ、
その表情に、ゆっくりたちは得体の知れない恐怖を覚えて、
再び黙り込んだ。
『お前たちがなぁああ!!!
あの野菜を奪ったからぁああ!!!
あの爺さんは死んだんだぞぉおお!!!!』
「ゆっ・・・。で、でも、あのじじいは・・・。
おやさいさんをひとりじめして・・・。
わるいことして・・・。」
『お前たちにも分かるように話してやるっ!!!
あの野菜を奪われたらなぁ!!!
あの爺さん!!!娘さんの薬代が稼げなくなるんだよっ!!!』
「どういうこと・・・!?」
『あの爺さんの娘さんはなぁ!!
とても重たい病気にかかっていてっ!!!
治療するのになぁ!!!
すごいお金がかかるんだよっ!!!』
「ゆぅ・・・。どういうことなの!?おかねってなに!?」
「じじいのむすめなんかしらないよぉ!!!」
「にんげんさんがなにをいっているのかさっぱりわからないよぉお!!!
ばかなの?しぬの?れいむにもわかるようにはなしてよ!!!」
ゆっくりたちは、混乱した。
この人間がいていることがさっぱりわからなかった。
『ああ、話してやるともっ!!!
お前らにもわかるようになっ!!!
あの爺さんの娘さんを助けるにはなぁ!!!
野菜がいっぱい必要だったんだよ!!!』
「どぼぢでにんげんざんのいのちをたすけるのにぃい!!!
おやさいさんがいっぱいいるのぉおおお!!!」
「ばかなんだねぇええ!!!わかるよー!!!」
「ゆふん!!!にんげんさんはやっぱりばかなんだね!!!!」
野菜がいっぱいあれば、娘が助かる!?
なんてバカなことをいっているのだろうか・・・。
人間はなんて無知なんだ。
ゆっくりたちはそう思った。
『お前ら、ゆっくりにはわからんだろうがなっ!!!
しかしっ!!!お前ら、ゆっくりでもこれだけわかるだろう!!!
自分の子供だけは命に代えても守りたいってなっ!!!』
「そうだよっ!!!れいむのおちびちゃんはかわいいんだよぉお!!!」
「れいむのおちびちゃんたちにきけんがせまったら、いのちをかけてまもるよ!!!」
「ゆっくちー☆」
「ゆゆ~ん!!おきゃあしゃんだいしゅき!!!!」
親子ゆっくりたちはそこで、互いに自分たちがいかに子思いなのか主張し始めた。
『ああ、そうだろう。
お前たちもそうだろ。
自分の子供が危ないと思ったらなぁ・・・。
命を捨ててでも守りたいと思うだろうっ!!!!』
「ゆふん!!にんげんさん!!れいむのおちびちゃんはかわい」
『それはなぁああああ!!!!
人間も一緒なんだよぉおおおおぉおお!!!!!!』
人間の悲痛な叫びが山びことなって、あたりに木霊した・・・。
『あの野菜がなければぁあああ!!!
娘さんは助からないんだよぉおおお!!!
あの野菜がないと助からないと思ってたんだよぉお!!!
あの爺さんはぁあ!!!!!』
その場に泣き崩れる人間・・・。
周りにいた人間たちも、ウッウッと言葉を詰まらせながら、泣いている。
「おにいさんさん・・・。わかるょ・・・。
れいむもおちびちゃんをなくしたことがあるから・・・。」
一匹のれいむが人間に話しかけた。
「れいむも・・・。はじめてのおちびちゃんが・・・。
かびさんのせいでしんじゃったとき・・・。
なおすおくすりさんをひっしでさがしたよ・・・。」
「ぱちゅりーがもうだめだっていっても・・・。
れいむはどこかにおちびちゃんをなおすくすりがあるはずだって・・・。
しんじてたよ・・・。」
「おちびちゃんがかびさんだらけになったとき、
おちびちゃんはすごくくるしそうでいたがってたよ・・・。
できることならば・・・。かわってあげたかったよ・・・。」
「さいごまでくるしそうで・・・。
すごくゆっくりしていなかったよ・・・。」
「あのおじいさん・・・。おやさいさんをいっぱいあつめてたのは・・・。
おくすりさんをさがしてたの?それともおくすりさんをつくりたかったの?
れいむたちはゆっくりだから、にんげんさんのことがわからないよ・・・。
だから・・・おやさいさんをひとりじめしてたの・・・?」
れいむは、すこし悲しそうに人間に問う。
『野菜を独り占めか・・・。
お前らからすればそう見えるんだろうな・・・。
さっきも言ったように・・・。
そのことについては、話すのはよそう・・・。』
『だが、わかるだろう・・・。
例え、野菜を独り占めするのが悪いことであっても・・・。
自分の子供の命のためなら、そうするって・・・。』
『それにな、あの爺さんの娘さんはなぁ・・・。
わけあって、かなり年が離れていてなぁ・・・。
そして、体も弱く、病弱でなぁ・・・。
将来にすごい不安を感じていたんだよ・・・。
爺さんも・・・。歳のせいか・・・。
体調がよくなくて・・・。いつの間にか元気もなくなってたんだよ・・・。
さらに、身よりもなく、他に頼れる人がいなかったんだよ・・・。』
『だから必死で野菜を集めた・・・。とでも言っておこうか・・・。』
『それをだっ!!!!
お前らがっ!!!!
あの爺さんの野菜を奪ったからっ!!!』
『あの爺さんっ!!!そのことをすごく気に病んで、
そこで心臓発作起こして、死んじゃったんだよぉおおぉお!!!!』
『野菜を独り占めするのが悪いことだとしてもだぁあああ!!!!
なんで全部奪ったりしたんだぁあああ!!!!』
『少しは爺さんのために残してやるっていうことも出来たはずだぁぁああ!!!!』
『知らなかったじゃああ!!!!済まされんぞおぉおお!!!!』
『爺さんから聞いたぞぉおお!!!!ドススパークを撃って、
痛い目に合いたくなかったら全部よこせってなぁああああぁああ!!!!』
『これがないと娘の命がなくなるから少しは残してくれっていってもぉおおおお!!!
あそこにいるドスはぁああああ!!!!
野菜を独り占めするようなヤツは野菜を食べる資格ないとか言ってっぇえええ!!!
問答無用で取り上げたそうじゃないかぁああ!!!!!!』
『どうしでぞんなごどをいううんだぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!』
『あの爺さんの悲痛な願いをどうしてお前らは踏みにじったんだぁああああぁああ!!!!!』
『あれだけの量の野菜はぁあああ!!!さすがにお前らでも食べきれる量じゃないじゃないかぁあああ!!!!!』
『いくらなんでも取りすぎだと思わなかったのかぁあああ!!!!』
『爺さんが娘の命がぁあああ!!!!娘の薬代がぁあああ!!!ってうずくまって泣いていた時にぃいい!!!
あのドスはぁああああ!!!!!
野菜を独り占めする人間と人間の子供はゆっくり死ねとかいってぇえええええ!!!!!
聞く耳を一切持たなかったじゃないかぁあああああああ!!!!!!!!!!』
その場にいる人間たちはついに我慢できず、みな号泣し始めた・・・。
「おにいさん・・・。」
れいむは話しかける。
「れいむたちがわるかったよ・・・。」
「れいむたちはゆっくりだから、にんげんさんのことがわからないよ・・・。」
「だけど、れいむたちがおやさいさんをうばったことで、
おじいさんやおじいさんのむすめさんがしんじゃったり、しにそうになったんなら、
おやさいさんをゆっくりかえすよ・・・。」
「にんげんさんはおやさいさんをひとりじめして・・・。
わるいやつだとおもってたよ・・・。
でも・・・。それにはわけがあったんだね・・・。」
れいむは、未だに野菜を集めることで、薬になると言う理屈がわからなかった・・・・。
だが、この人間たちの悲しい泣き声に、
頭ではなく、心で理解した・・・。
自分たちのせいで、お爺さんが死んでしまったと・・・。
そして、お爺さんが守ろうとしていた娘まで殺そうとしていたと・・・。
『れいむ・・・。
おまえらが取った野菜を返してもらったところで・・・。
爺さんは蘇らない・・・。』
「そんなことはわかってるよ・・・。でも・・・。」
『それに、返してもらったからと言って、お前らの食いかけた野菜が、
売り物になるわけがない。だから、娘さんの薬代にもならない・・・。』
「ゆぅ・・・。れいむたちは・・・。どうすれば・・・。」
『娘さんの薬代は・・・。 俺たちが出すよ・・・。
爺さんには世話になったしなぁ・・・。
爺さんも・・・。俺たちに相談していれば・・・。
こんなことにはならなかったのに・・・。』
「ゆっ!?なにをいってるんだぜぇええええ!!!!
おやさいさんをかえすだってぇ!?」
そこへ一匹のまりさが会話に入った。
「じじいのむすめのいのちなんてどうでもいいんだぜぇええええ!!!」
「そうよ!!!にんげんたちのいのちなんて!!ゆっくりにはかんけいないことだわぁ!!!」
「むきゅ!!!よのなかじゃくにくきょうしょくなのよぉ!!!」
「よわいにんげんさんはつよいゆっくりにおやさいさんをわたすべきなんだねー!!!わかるよー!!!」
「ゆふん!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!じじいなんかよりやさしくしないとだめなんだよ!!!」
まりさに続き、口々に不満を言うゆっくりたち。
「ゆぅ!!みんな!!!にんげんさんのいったとおり、さすがにあれだけのおやさいさんはとりすぎじゃないのぉお!!!
それに!!!おじいさんのはなしをきいてなんともおもわないのぉおぉお!!!」
れいむは1匹だけで、他のゆっくりたちを説得しようとする。
「そんなことをしるかだぜ!!!」
「そうだ!!!そんなことよりあまあまさんをもってこい!!!!」
「にんげんさんはゆっくりのいのちをたくさんうばってるでしょぉお!!!ひとりくらいしんでもいいじゃないぃいい!!!」
「じじいのむすめのはなしがどうしたんだぜぇええ!!!!」
「ゆん!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!じじいのむすめのはなしなんかしらないんだよ!!!!」
「はやきゅあみゃあましゃんをもっちぇこい!!!!!」
「ゆっくりできないにんげんははやくしねぇえええ!!!!」
「むきゅ!!!おやさいさんでくすりができるなんてなんておろかなの!!!!」
「そんなはなしをきかせたからってあやまるとでもおもったのかぁああ!!!!」
「くそどれい!!!おまえらはゆっくりをほうしするためにそんざいするんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」
「ごしゅじんさまがどれいのかぞくのことまでおもいやってあげるひまがあるとおもってるの?ばかなの?しぬの?」
「じじいがしんだ?ゆははははは!!!まりさはすごくうれしいよぉおお!!!」
「うれちーちーでるよ!!!ちゅっきりぃい!!!」
「ゆへへへへへぇええ!!!!にんげんがしんだぁあああ!!!!いいきみだぁあああ!!!!」
「そんなはなしをきかせたからってぇえええ!!!!ありすたちがおやさいさんをかえすとでもおもったの!!!このいなかものぉお!!!」
「そんなはなしはうそなんだぜぇえええ!!!かんどうさせてまりさたちからやさいをうばうためのつくりばなしなんだぜえええ!!!」
「むきゅ!!!もっとじょうずなつくりばなしをすることね!!!」
「にんげんさんはうそがへたなんだねぇええ!!!わかるよぉおお!!!!」
「そうやってにんげんさんはいつもおやさいさんをひとりじめするきなんだねぇえええ!!!」
「ひきょうだよ!!!にんげんさんは!!!そんなのにだまされるわけないでしょ!!!!」
「おい!!!くちょどれい!!!れいみゅのうんうんしゃんでもくりゃぇええええ!!!!!」
「しねぇえええ!!!おまえらにんげんさんはみんなしねぇえええ!!!!」
「ゆっくりしねぇええええ!!!ゆっくりしねぇええ!!!!」
と、とまらないゆっくりたち。
「みんな・・・。」
れいむは下を向いて、呟き・・・。
「どぼぢでぞんなごどいうのぉおぉおおぉお!!!!!!
みんなにはにんげんざんのぎもぢがわがらないのぉおぉお!!!!!」
叫ぶれいむ。
「れいむぅうう!!!おまえはどっちのみかたなんだぜ!!!」
「そうよ!!!このいなかもの!!!なんでおやさいさんをかえさないといけないわけ!!!!」
「にんげんさんがひとりじめしたやさいをうばいかえすのはとうぜんのけんりなんだよぉお!!!」
「むきゅ!!このれいむはにんげんのはなしにだまされたのね!!!!」
「れいむはばかなんだね!!!わかるよぉお!!!!」
「れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!にんげんさんにみかたするれいむはゆっくりしね!!!!」
「ゆっくちちね!!!」
人間だけでなく、れいむも罵りだすゆっくりたち・・・。
すると・・・。
うずくまっていた人間が立ち上がり・・・。
『なるほど・・・。それがお前らの答えか・・・。』
『爺さんがなぁ・・・。
俺たちにいつも言ってたんだよ・・・。』
『ゆっくりにも心があるってな・・・。』
『本音で話せば、わかってくれるってな・・・。』
『俺たちはなぁ・・・。社会のゴミとまで罵られた・・・。
虐待鬼意山だった・・・。』
『唯一、勤めることが出来た加工所でも・・・。
あまりに苛烈な虐待に同僚たちも避け出し・・・。
加工所もクビになった・・・。』
『どこへ行っても批難され、
ゆっくりを虐待することだけに人生を賭けていた・・・。』
ゆっくりたちは・・・一斉に硬直した・・・。
なぜなら・・・。
ここにいる人間たちが・・・。
虐待鬼意山・・・。
加工所・・・。
ゆっくりを虐待する・・・。
という言葉を発したから・・・。
『そんな荒んだ人生を歩んでいた時、あの爺さんが助けてくれた・・・。』
『畑の育て方を厳しく教えてくれた・・・・。
時には優しく女の子の口説き方なんかもなぁ・・・。』
『それがあって・・・。俺たちも職も家庭も持つことが出来た・・・。
それがなかったら・・・。今頃・・・。俺たちは・・・。
子供どころか・・・。彼女すら出来なかった・・・。いや、働いてすらないかったかもな・・・。』
『むしゃくしゃした時、ゆっくりを虐待しようとしたら、
思いっきりブン殴られた・・・。自分がやられたら嫌なことをゆっくりにするんじゃないってな・・・。』
『ゆっくりも話せばわかるってなぁ・・・。そう・・・。それがいつも口癖だった・・・。』
『爺さんは・・・。俺たちよりも強かった・・・。喧嘩してもいつも勝てなかった・・・。なのに・・・。』
『俺たちに心配をかけまいと・・・。娘さんのことだけじゃなくて、自分の体調がよくないことも隠していたなんて・・・。』
『爺さんが・・・。元気だったら・・・。お前ら・・・。今頃・・・。』
『いや・・・。あの爺さんのことだ・・・。もっと穏便にしていただろう・・・。』
『ゆっくりには頭でなく、心に訴えろってなぁ・・・。そうすればわかってくれると・・・。』
『だけど・・・。』
『『『『『お前らはぁぁっぁっぁぁぁぁああ!!!!!!!!』』』』』
「「「「ゆぅうぅううぅう!!!!!!」」」」
人間とゆっくりが同時に叫んだ!!!!
「ゆんやぁぁあああああ!!!ぎゃくたいはいやだぁあああ!!!!!」
「ゆびぃいいいい!!!かこうじょいやぁああああああ!!!!!」
「ゆべぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!きょわいよぉおお!!!ぎゃくたいおにいさんはきょわいよおおお!!!!!」
『爺さんはなぁ!!!!死ぬ間際まで、苦しんでいたぁああ!!!!』
『だがっ!!!娘さんのことを最後まで心配していたぁあああ!!!!』
『そしてっ!!!俺たちにっ!!!復讐は辞めろと言って!!!!』
『それが最期の言葉だったっ!!!!』
「じゃ、じゃ、じゃぁあ!!!おじいじゃんのごどばにじだがってぇえ・・・」
『ああ、復讐は辞めておこうと思った。』
『だけどっ!!!どうしても許せなかったっ!!!!』
『お前らをどうしても許せなかったっ!!!!』
『だがぁぁああ!!!爺さんは復讐を望んでいないっ!!!!』
『だからぁあああ!!!俺たちはぁああああ!!!!
お前らが謝ったらぁあああ!!!!そこでこの憎しみを終わらせようと思っていたっ!!!!』
『爺さんは・・・。言っていた・・・。
ゆっくりたちにもゆっくりたちの言い分があるってな・・・。
野菜が勝手に生えてくると勘違いしてたり、
人間が独り占めしていたり、そういう風に見えることを責めてはいけない・・・。
教えたら、ちゃんと理解するゆっくりだっているんだから・・・。
人間のルールや常識は、ゆっくりたちには難しい・・・。
だから・・・。頭ではなく心に訴えろって言っていた・・・。』
『それに・・・。
ゆっくりが畑を襲ったりするのは、人間のせいだったりする・・・。
人間が無駄に山を開拓したりして、ゆっくりの居場所を奪っているってな・・・。
そして、俺たちのような虐待鬼意山から理不尽な暴力で苦しむ無実なゆっくりもいる。
生きるためには悪いと思っていても、人里を荒らすゆっくりもいる。
家族のために・・・。自分の命のために・・・。
ゆっくりも人間も一緒だと・・・。
だから・・・。一概に責めてはいけないと・・・。』
『だから・・・。俺たちは・・・。
お前たちが・・・。謝ったら・・・。爺さんの遺言に従おうと思った・・・。』
『だがぁあぁああああ!!!お前らはぁぁぁっぁあぁあああ!!!!!』
「「「「「ゆぅううぅうううぅううう!!!!!!!」」」」」
ゆっくりたちは恐怖した・・・。
遺伝子レベルにまでプログラムされている恐怖。
それは虐待、そして、加工所。
この二つの言葉を発した人間たちが目の前にいる。
この言葉を発する人間たちはゆっくり出来ない。
ゆっくりたちは恐怖した。
目の前にいる人間たちは・・・。
ゆっくりを虐待することにおいて・・・。
その道のプロ。
そして、そのプロを怒らせてしまった。
そう・・・。自分たちが発した言葉で・・・。
この人間たちの恩人であるお爺さんをバカにする言葉で・・・。
「ごべんなじゃいいぃいいいいぃい!!!!」
「ゆるじでぐだざぃいいぃいいい!!!」
「ばでぃざがわるがたでずうぅううう!!!!」
「じにたくないょぉおおおおぉお!!!!じにだくないょおぉおお!!!!」
「もういやじゃあぁあああ!!!!おうちかえるぅううう!!!!」
「ゆっくりできないぃいいい!!!こここはゆっくりできなぃいいい!!!」
「でいぶばじんぐるまざーなんでずぅううう!!!あやまりまずがらだずげでぐだざいぃいい!!!」
「むぎゅぅううぅう!!じにだくがないいいい!!!!!!!にんげんざんごべんなざいいいいい!!!!」
「わがらないょおおぉおお!!!!」
ゆっくりたちは後悔した・・・。
いくら叫んでも・・・。
いくら助けを乞うて・・・。
いくら謝罪しても・・・。
もう・・・。人間たちは許してくれない。
その必殺の視線がゆっくりたちに向けられた・・・。
「ゆびぃいいぃいいいいいぃ!!!!!!」
「ぱぽぷぷえぺぺぽっぱぷい!!!!!」
「ゆばがあぁぁlっぁぁぁっぁぱぷあ!!!!」
あまりの恐怖に耐え切れず、
絶叫のあまり中身を吐き出すゆっくりも現れた。
「ぜんぶどずがわるいんでずぅうううう!!!!!!!」
「どずがびどりでじだごどなんでずぅううう!!!!」
「やるならどずびどりにじでぐだざいぃいいい!!!!」
先ほどまでドスを賞賛していたゆっくりたちが、
簡単に手のひらを返し、ドス1匹のせいにし始めた。
「ぜんぶおまえのぜいだぁああああ!!!!」
「どぼぢでごんなごどじだのぉおおお!!!!ぜんぶどずのぜいだぁああ!!!」
「じねぇえええ!!!むのうなどずばじねぇえええ!!!!」
しまいには、ドスに体当たりし始めるゆっくりもいた。
「でいぶばじにだぐないんでずぅうううう!!!!
やるならおぢびじゃんだげやっでぐだざいぃいい!!!
ごのおぢびじゃんばぁああ!!!おやざいざんをいっばいだべでまじだぁああ!!!」
「ゆんやぁぁああ!!!にゃにいっちぇるのぉおお!!!
さっき!!!!いにょちにきゃえちぇまもりゅっていってにょにぃいいい!!!!!」
「うるざいいぃいいい!!!おまえなんがでいぶのごじゃないぃいい!!!
じねぇえええ!!!おまえばでいぶのがわりにじねえぇえええええ!!!!」
「にゃにぞれええぇえええ!!!!おみゃえごぞじねぇえええ!!!ぎょのぐじょばばぁああ!!!!」
「ゆびいぃいいい!!!おやにむがっでじねどがいうばがなゆっぐりはじねぇええ!!!!」
「ゆべぁああああ!!!!!」
命を代えて守ると言っていた親れいむが、子れいむを潰した。
「ばでぃざばゆっぐりにげるよぉおお!!!!ぞろーりぞろーり!!!」
「にげりゅなぁあああ!!!!ばでぃざをおいでぐなぁああ!!!」
「おまえなんがばでぃざのごじゃないよぉお!!!!ゆっぐりじねぇええ!!!!」
まりさに限っては、子まりさを置いて、自分だけ逃げようとしていた・・・。
親ゆっくりたちは、誰一人として、子ゆっくりを守ろうとしなかった。
むしろ、子ゆっくりを生贄にして助かろうとするモノばかりだった。
「ゆゆ~ん!!!にんげんさん!!!おやさいさんをかえすから!!!ゆっくりゆるしてねぇえ!!!!!」
「そこにいるれいむのいうとおりだよ!!!
ま、ま、まりさがわるかったよ!!!おやさいさんはにんげんさんのものだよぉ!!!」
「おやさいさんをうばってごめんなじゃいぃいい!!!おかえしずるからゆるじねぇえええ!!!!」
野菜を返すのを反対していたゆっくりたちは、揃いも揃って、野菜を返すと言い出した。
「むきゅ!!!お、おじいさんのはなしにかんどうしたわぁああ!!!!」
「な、なか、なかなかかんどうするおはなしだったわぁああ!!!!」
「にんげんざんはおじいさんおもいなんだねぇええ!!!わかるよぉ!!!」
お爺さんの話をした意図を全く勘違いし、
感動したから助けろという意味不明なゆっくりたちも現われた・・・。
「みんな・・・。」
れいむは、その光景を見て、落胆した・・・。
そして、お兄さんたちが、なぜ、このゆっくりたちを許さないのも理解した・・・。
ドンドン、ゆっくりとの間合いを詰めていく人間たち。
ゆっくりたちには、人間たちの体がどんどん大きくなるように見えた。
ゆっくりたちには、人間たちの目がどんどん鋭くなるように見えた。
そして・・・。
人間たちは一斉にゆっくりを目掛けて飛び掛った・・・。
『『『『『ヒャッァァァァァアア!!!!!!!!』』』』』
『『『『『復讐だぁああああぁぁああああああぁあ!!!!!』』』』』
「「「「「ゆdklさウンfvh果樹dfらいkxうぇcふぁsづおfywftmycfりおぽヴうtるvつい」」」」」
数時間後・・・。
世が明け、朝日が昇りだした。
朝日に照らされて映し出された光景は・・・。
辺り一面、餡子と生クリームとカスタードに塗れた空間が広がり、
焼けた匂い、煮た匂い、爆ぜた匂い、焦がした匂い、様々な匂いが存在し、
串刺しになったゆっくり、皮だけになったゆっくり、中身が露出しているゆっくり、
目玉がないゆっくり、歯がないゆっくり、髪のないゆっくり、舌がないゆっくり、
無言のままあらぬ方向を向いているゆっくり、「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣しているゆっくり、
小刻みに揺れて、涎を垂らしているゆっくり、無惨に破裂したゆっくり、全身が打撲しているゆっくり、
丸焼けになり、炭になったゆっくり、様々なあんこを詰められて、今にも破裂しそうなゆっくり・・・。
ありとあらゆる虐待がそこには存在した・・・。
そして、そこにいるゆっくりたち、全員が・・・。
この世のものとは思えない苦痛を味わった地獄絵図のような表情をしていた。
少なくても100回は死んでいなければ、そんな表情にはならないとまで思えるくらい・・・。
れいむは1匹だけ、無傷でいた・・・。
「おにいさんたち・・・。」
れいむは人間に話しかけた。
多分、次は自分の番だろう・・・。
自分は人間に謝ったけど・・・。
人間の憎しみはこれだけでは終わらないと感じていた。
そして、その報いを自分は受けるべきだ・・・。
他のゆっくりも報いを受けたのだ・・・。
自分もそうなるべきだ・・・。
それでお爺さんの魂が救われるのか・・・。
と言えば、疑問だが、自分にはそれを問う資格はないと思っていた。
ひとりの人間がれいむに襲い掛かる。
『死ねぇえええええ!!!!!』
ドン!!!!
れいむの目の前に人間の拳があった。
『れいむ・・・。お前は・・・。』
「おにいさん!!!!れいむはっ!!!!」
『お前は生きろ!!!』
『生きて罪を贖え!!!』
『そして、二度とこんなことがないように、他のゆっくりに伝えろ!!!』
『どんなに苦しくても、どんなに食料に困っても、絶対に人間に近づくなと!!!!』
『そして、その先には人間にもゆっくりにも不幸しかないとっ!!!!』
「ゆっくり・・・りかいしたよ・・・」
れいむは泣いていた。
それはゆっくりが虐待の痛みで見せるような醜い涙ではなかった。
それは悲しい決意を示す涙であった・・・。
れいむは、再び頭ではなく、心で理解したのだ。
人間たちは望んで、こんなことをしたのではないと・・・。
なぜならば・・・。この人間たちは虐待の時に見せた表情が・・・。
笑っていなかったことを・・・。泣いていたのだと・・・。
ちょっとしたすれ違いで・・・。
みんなが傷ついてしまって・・・。
れいむは心に誓った。
命なくなるまで、自分は罪を背負い続けなればならないと・・・。
れいむはその場を走り去った・・・。
その後、このれいむはどうなったか、誰も知らない・・・。
どこかの群れに入り、人間に関わるなと主張して、群れから制裁されたかもしれない。
むしろ、この経験を生かし、群れの発展に携わり、人間と関わらずに生き、
無駄に人間から虐待を受けない生活を得たのかもしれない。
その頃・・・・。
「ゆぶぅう!!!いじゃがっだよぉおお!!!!」
山奥の洞穴に大きなゆっくりが1匹で帰ってきた。
そう、ドスまりさである・・・。
あの虐待の嵐の中、運よく生き残っていたのである・・・。
人間のアッパーを食らい、下顎が二つに割れていたが、
それ以外に関しては一切傷ついていなかった・・・。
とにかく巣に帰って、この傷を癒したい。
ドスはそれしか考えていなかった・・・・。
「ゆっくりおかえり。」
「ゆっ!?」
ドスは驚いた。
誰もいないはずの巣になぜかゆっくりたちがいた。
だが、このゆっくりたちは、自分の群れのゆっくりではなかった。
そして、ドスまりさとは違う、ドスまりさが数匹いた・・・。
「どす、にんげんさんからきいたよ・・・。」
「どすは、にんげんさんのはたけからおやさいさんをかってにぬすんだんだってね・・・。」
「しかも、どすすぱーくをうって、にんげんさんをきょうはくしたんだってね・・・。」
「そして、にんげんさんのはたけから、おやさいさんをぜんぶうばったんだってね・・・。」
ドスまりさたちが、問い詰める。
「ゆぅ・・・。ぞれがどうじだのぉ?どずだぢにばがんげいないでじょぉお!!!!」
なんで自分が責められなければならない。
自分は野菜を独り占めする人間たちから野菜を奪い返して、
人間たちに騙されて、群れにゆっくりたちを殺されたかわいそうなドスなのに、
どうして、自分が責められるのか。ドスにはわからなかった・・・。
「みんなぁあ!!!!にんげんばびどいんだよぉおお!!!
どずのごのぎずもにんげんにやられだんだよぉおおお!!!!
むれのみんなもにんげんにごろざれだんだよぉおお!!!
びどいよぉおおお!!!!にんげんのぜいでみんなじんだんだよぉおお!!!!」
「みたいだね・・・。にんげんさんからきいてるよ・・・。」
「どすがむれのみんなをつれて、むらまでいったんだってね・・・。」
「おやさいさんとあまあまさんほしさに・・・。」
「ぞうだよぉおお!!!にんげんばびぎょうものなんだよぉおお!!!
どずをだまじだんだよぉおお!!!
ぞうだぁあああ!!!どずだちみんなでぇええ!!!
にんげんのどごろべいごうよぉおおお!!!!」
「あのじじいもぞうだっだげどぉおおおぉお!!!どずずばーぐをうでばぁあぁああ!!!
にんげんなんがぁっぁあああ!!!いちごろだよぉおお!!!!
ごれだげどずがいるんだぁあああ!!!!ぜっだいにまげないよぉおお!!!」
そうだ。
これだけのドスまりさが一斉にドススパークを撃てば、どんなに強い人間であっても勝てる!!!
そのためにドスまりさたちが集まったんだ!!!
なんていうドスのゆん望なんだ!!!
困った時に助けに来てくれるなんて!!!!
畜生!!!人間に、世の中のルールを教えてあげたのに!!!
あいつらはバカだから、頭では理解できないと思って、ドスに逆らうと、
痛い目に会うと心に刻み付けてやったのに!!!!
だが!!!
これだけのドスがいるんだ!!!もう許さん!!!
人間どもめ!!!皆殺しにしてやる!!!!
もう寛大なドスはここにはいないぞ!!!!
泣いて許しを乞うても絶対に許さん!!!!
改心したと思ったら、騙し討ちをするなんて!!!
ドスに逆らう人間たちはみんな血祭りにしてやる!!!!
「なにをいってるの?そんなこと・・・。できるわけないじゃない・・・。」
「せっかく、にんげんさんのむらときょうていをむすんでりょうこうなかんけいだったのに・・・。」
「このけんで、きょうていはきするってにんげんさんがいってきたよ・・・。」
「ぞれがどうじだのぉおお!!!どずばぎずづいだんだよぉおおお!!!!
どずをみでぇええ!!!どうもおもわないんのぉおおお!!!!!
がわいぞうでじょぉおおぉお!!!!」
「じごうじとくだよ・・・。」
「どす・・・。めいわくなことしてくれたねぇ・・・・。」
「にんげんさん、すごくおこってるよ・・・・。」
ドスは不思議に思った・・・。
このドスたちは何を言っているんだ?さっきから・・・。
人間から聞いた・・・。人間が言ってきた・・・。人間が怒っている・・・。
どういうことだ・・・!?
「どす・・・。どうして・・・。きょうていをむすぼうっていわなかったの・・・?」
「あのむら・・・。りふじんなきょうていでもないかぎり、ゆうこうてきなにんげんさんばかりなんだよ・・・。」
「たまには・・・。おやさいさんをくれたりしてたのに・・・。」
「なにをいっでるのぉおぉおお!!!!
どぼぢでにんげんのいうごどをぎがないどいげないのぉおお!!!
がっでにばえでぐるおやざいざんをびどりじめじでいるわるいにんげんのぉおぉ!!!
いうごどをぎばないどいげないのぉおお!!」
「どすっ!?まさかっ!?」
「どすっ!!あなた・・・。なにもおそわらなかったの・・・?」
「おやさいさんがかってにはえてくるっていうのなら・・・。どうしてこのすにははえないの・・・?」
「ぞんなのじらないよぉ!!!おやざいざんばがっでにばえるんだよぉお!!!
なにをいっでるのぉおお!!!ばかなのぉおお!!!!じぬのぉおおお!!!!」
ドスたちは、呆然とした。
ドスとして知っておかなければならない知識・・・。
人間とむやみな接触は避けること。
野菜は人間が耕した畑で成長すること。
人間と接触する時には協定を結び、互いのテリトリーを侵さないようにすること。
人間の中には虐待鬼意山と言われる人間がおり、協定を破ってくる連中もいるので、
互いに良好な関係を築けるか人間を吟味してから協定を呼びかけること。
たまにはゆっくりの方から、人間に対して、惜しみない労力を奉仕して、
自分たちに一切の敵意がないことを示すこと。
なにより、ドススパークを協定の道具に使わないこと。
増して、ドススパークで脅迫などすれば・・・。
さらに、人間が甘い話を持ちかけてきた時は・・・。
大抵、罠が待ち構えていること・・・。
このドスはこれらを一切知らなかった・・・。
「どうしてしらないの・・・。なんて・・・。せめるだけむだみたいだね・・・。」
「これは・・・。どすたちのせきにんかもね・・・。ゆっくりりかいしたよ・・・。」
「にんげんさんがゆるしてくれるかは・・・。わからないけど・・・。」
「ざっぎがらなにをびっでるのぉおおお!!!どずばがわいぞうなんだよぉおお!!!!
きずづいだんだよぉおお!!!にんげんにやられだんだよぉおお!!!!」
叫ぶドスを他所に、ゆっくりたちは相談し始めた・・・。
「ぱちゅりー。こういうばあい・・・。どうしよう・・・。」
「むきゅ・・・。ざんざんくるしめて・・・。にんげんさんのところへもっていけば・・・。
しゃざいをみとめてくれるかもしれないわ・・・。」
「だけど・・・。このいなかもののいのちだけじゃ・・・。たらないかもねぇ・・・。」
「そうなったら・・・。どすのいのちもささげるよ・・・。どすがかこうじょにうられると・・・。
たぶん・・・。こんかいのそんしつのほてんはできるとおもうし・・・。」
「がごうじょばいやぁぁぁあぁあああ!!!!ゆっぐりでぎないぃいいいい!!!!」
加工所という言葉に反応したドス。
耐え切れず、醜く声を荒げた。
「うるさいんだぜっぇええ!!!どす!!!おまえのせいでこうなったんだぜぇえええ!!!!」
「どすがしぬことはないわぁあああ!!!このどすだけでじゅうぶんよぉおお!!!」
「いや・・・。きんせんてきなとらぶるだけじゃあ・・・。おさまらないかも・・・。」
「そうだね・・・。おじいさんがしんじゃったとかなんとか・・・・。わかるよー!!!」
「ちょくせつころしてたら・・・。たぶん・・・。このもりいったいのゆっくりたちが・・・。」
「それがかろうじてのすくいだったかもね・・・。でも・・・。にんげんさんのいかりは・・・。」
「いっぴきだけたすかったれいむがいたみたいだ・・・。にんげんさんとのわへいこうしょうにつかえるかもしれない・・・。」
「ちぇん!!!ゆっくりしないではやくさがしてきてね!!!」
「わかるよー!!!」
「つかえるものはぜんぶつかわないと・・・。なりふりなんかかまってられないわ・・・。」
ドスは不安になった。
さっきから何を言っているんだ?このゆっくりたちは!?
どうしてドスのことを見ない!!!ドスのことを心配しない!!!
ドスがやられて悔しくないのか!!!かわいそうと思わないのか!!!
「れみりゃとかにもそうだんしたほうがいいじゃないのかなぁ・・・。」
「たぶん、ゆっくりくじょってなると・・・。れみりゃたちもたいしょうになるとおもうし・・・。」
「れみりゃたちなら・・・。にんげんさんがこのむぎゃくたいのほうほうをしってたりするし・・・。」
「でも・・・・。れみりゃとはなしをするまでになんにんのゆっくりがしぬかわからないよー」
「れみりゃいやぁぁぁああああああ!!!!!!ゆっぐりでぎないぃいいい!!!!」
ドスまりさは不安のあまり、いつもなら、蹴散らすことが出来るれみりゃにすら、恐怖した。
このゆっくりたちは、一体何を話しているのかさっぱりわからなかった・・・。
「いいがげんにしてよぉおお!!!どずのむのうさがみんなをこまらせてるんだよぉおお!!!!!」
「とにかく、いそぎましょぅ!!!!このままではにんげんさんがせめてくるよ!!!」
「おらぁ!!!むのうなどすぅう!!!はやくこいっ!!!ぼこぼっこにいためつけてやるよ!!!!」
「ゆびぃいいいい!!!!!!どぼぢでぞんなごどいうのぉおおぉおお!!!!!!」
「おまえなんかどすじゃないよぉお!!!!ただのばかだよ!!!ただのでぶだよ!!!!」
ドスは理解できなかった・・・。
頭でも・・・。もちろん、心でも・・・。
終わり
あとがき
長すぎた。
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