ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2415 ゆっくるしんでね!
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『ゆっくるしんでね!』 11KB
虐待 実験 妊娠 赤ゆ 現代 最初の予定と全然違う終わり方
ゆっくるしんでね! ポマギあき
蠱毒(こどく)という物を知ってるだろうか。壺の中に大量の虫を入れ、争わせる。
そして最後に生き残った虫を用いて呪いをかけるという、それは惨たらしいものだ。
私はこれをゆっくりで行った。大きなダンボールの中、餌もなく水もなく、ゆっくり達は殺し合った。
最終的に生き残ったのは、まりさだった。まりさを、何もない新たなダンボールに入れる。
そして、同じようにして生き残ったれいむ、ちぇん、ありすを、まりさのいるダンボールへと入れる。
そこでまたしても争わせる。餌がない為、ゆっくりを喰らい続ける事になる。
またしても、生き残ったのはまりさだった。ダンボールから取り出し、私は挨拶をしてみる。
「ゆっくりしていってね!」
「ぎゅえええええええええええええ!! ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいいい!!」
返り血ならぬ返り餡子に塗れたまりさ。私の挨拶も、まりさには届かなかった。
まりさはそのまま涙を流し、苦悶の表情を浮かべながら苦しいと叫び続ける。
さて、蠱毒と違って私は、まりさを呪いに使わない。私が望むのは、苦しみのゆっくりだ。
「ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいよおおおおおおおおお!!」
すっかり発狂してしまったまりさに、私は精子餡と呼ばれる物を注射した。
その薄ら白い液体は、人間のそれを想定させる。そして見た目と名前通り、それを注射されたゆっくりは妊娠する。
私が用意した精子餡の種類は、まりさ種。まりさは、まりさの赤ん坊を孕む事になる。
「ゆぎいいいいいい!! ゆぎいいいいいいいい!! おぢびぢゃんでぎぢゃっだあああ!! ぐるじい! ぐるじいいいいいいい!!」
赤ゆっくりを身籠もった事に苦しみを訴えるまりさ。
まりさの態度とは対照的に、まりさの額からは緑々しい茎が伸びてきた。実ゆの飾りや、表情はまだ分からない。
それから一週間の間、私はまりさに餌を与え続けた。餌は勿論、そこいらでたっぷりと苦しめたゆっくりの中身だ。
飾りを添えて、死臭を撒き散らしながらまりさの元に差し出す。
「ぐるじいいいいいいい!! ぐざいいいいいいい!! ゆっぐじのしたいだあああああ!! むーじゃむーじゃ…ぐ、ぐるじい!まずいいいいい!!」
あれほど苦しめたのだ。十分甘いはずなのだが、まりさはそうでないという。むしろ、まずいと云われた。
私は指でそれを掬って舐めてみる。濃厚な甘さと、クリーミーな食感が私の満腹中枢を刺激した。
「ぐるじいいいいいいいいい!!ぐるじいいいいいい!!もっどだべるうううう!!むーじゃむーじゃ…まずびいいいいいいい!!!」
まずいと云いつつも、まりさは食べる事を止めなかった。そして、喉が渇いた頃には水をやった。
水は、ゆっくりが出すしーしーだ。勿論、これも恐怖に戦(おのの)かせて失禁させたものだ。
「ごーぐごーぐ…ぐざいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!!!」
睡眠の時も、それは安らかではなかった。奇妙な寝言をたてながら、まりさは苦悶の表情のまま眠りに就いた。
「ゆびー…ゆびー…ぐるびー…ぐるじー…ぐるじーよぉ…ゆぎゃー…ゆぎゃー…」
結局、まりさは餌や水を食べながら、涙を流して苦しいと訴えた。睡眠の時でさえも安らかではなかった。
一週間が終わり、その次の日にそれは起こった。私は起床して早々、まりさの様子を見た。涙こそ止まっているものの、相変わらず苦悶の表情。
「ゆっぐるじんでね!う、うばれるよ!?」
謎の挨拶を私に投げかけると、赤ゆ達が茎から落ち始めた。ポトポトと落ちると、それぞれが苦悶の表情で一斉に挨拶をした。
「りゅうざんぢぇ、ぎゃおをあらうがごぢょぐゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「はりぢぇ、おびぇびぇをじゃじゃれぢゃようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「びるぎゃらどびおりぢぇ、のうりょうをぶぢまぎぇるがのようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「ゆうううううううううう!! どっでもぐるじぞうなおぢびぢゃん…ゆっぐるじんでね!!」
「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」
生まれたのは赤まりさ三匹。親子揃って、ゆっくるしんでねという挨拶を用いている。
私は驚いた。二世代としない内に、ゆっくりにとってのゆっくりが変化したのだ。
硫酸で顔を洗うが如く、針でお目々を刺されちゃうように、ビルから飛び降りて脳梁をぶちまけるがのように『ゆっくるしんでね!』。
それは恐らく、蠱毒の中で理不尽に食い殺されたゆっくり達の中身のせいだろうか。
この世を恨み、憎んでも憎みきれないまでの言葉。
『ゆっくるしんでね!』
それには、ゆっくりと苦しめと云う意味が込められているのだろうか。今現在の私には、それは理解できなかった。
「ゆ…ゆやあああああああああああ!!おにゃぎゃへっぢゃよおおおおおお!!もっぢょぐりゅぢぐぢぢぇええええええ!!」
「ぐりゅぢいよおおおおお!!おにゃぎゃしゅいぢぇぐりゅぢいよおおおおおおおおお!!」
「ぢょっぢぇもゆっぐりゅじいよおおおおおおお!!」
「ゆ…おぢびぢゃん…もっどいっばいゆっぐるじんでね…ゆっ!ゆっ!」
相変わらずの苦悶の表情の最中、赤ゆ達は腹が減ったと宣(のたま)った。
まりさはすっかり親としての体面を見せ、茎を落とす。落ちた茎は緑々しい色から、徐々に赤黒い、こびり付いた血のような色に変わっていった。
「にゃにごりぇえええええええええ!!?ぢょっぢぇもゆっぐるじんぢぇるよおおおおおお!!」
「ゆんやあああああああああああああああ!!ぐりゅじぐにゃれりゅううううううう!!」
「ゆぎゃあああああああああ!!ぐりゅじいの、ゆっぐるじいにょおおおおおおお!!?」
「ゆっぐるじむおぢびぢゃんは、ごれをだべで、いっばいぐるじんでね!!」
「「「ゆっぐるじんぢぇ、りぎゃいじぢゃよ!!!」」」
「むーじゃむーじゃ…ぢょっぢぇもまじゅいいいいいいいいい!!」
「むーじゃむーじゃ…ぐるぢみにょあじいいいいいいい!!」
「むーじゃむーじゃ…べろしゃんがひっががれりゅうううううううう!!!」
赤ゆ達の語彙にも驚いたが、赤黒い茎に貪りつく様子を見て私は更に驚いた。
赤ゆ達が茎に噛みつく度に、その傷跡からおどろおどろしい血のような赤い液体が流れ出す。
「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」
三匹は茎を食べ終えた。赤い液体が、床を染めていた。私はそれが何なのか突き止めようとは思わなかった。
それ程までに生々しいもので、まして食べようだなんて事は絶対にしたくなかった。
「ね、ねぇ、まりさ?」
私は唐突に話しかけてみる事にした。
「おねーざんなあに?」
「ゆっくるしむってどういう意味かな?」
「ゆっぐるじむはね…ぐるぢいいいいいいいいいいい!! じぬうううううううううう!!
ゆぎゃああああああああああああ!! ぼうやだああああああああああああ!! ゆぎいいいいいいいいいい!!
おべべがああああああああ!! あああああああおぼうじがあああああああ!!! …っでいうのがゆっぐるじむなんだよ…ゆっぎぃ!!」
やはり、苦しみという点については私の解釈で合っているようだ。『ゆっぎぃ!』とは『ゆっへん!』のつもりなのだろうか。
こいつらを野に放ったら一体どうなるのだろう。生態系の事も碌に考えず、私は四匹を近くの公園へと連れ出した。
「おぞらになげられで、ごろざれるみだい!」
「「「ぢょっぢぇも、ゆっぐるじいよ!」」」
何だか物騒な言葉が聞こえてくるのを無視して、私は公園の植え込みへと四匹を置いた。
「ゆぎいいいいいいい!! いぎうめにざれでゆっぐるじむううううううううう!!」
「ゆやああああああああああああ!! ありじゃんにだべりゃれぢぇ、ゆっぐるみゅむうううううううう!!」
「ごごがらおぢぢぇ、ごんぐりーぢょのがべにぶづがっぢぇゆっぐるじみゅううううううう!!」
「ゆぎゃああああああああああああ!! ゆっ…ゆっ…ゆっぎゃあああああああああああぐらい、ゆっぎゅるじむううう!!」
最早滅茶苦茶な四匹ではあるが、その大声を聞きつけ駆けつけてくるゆっくりが一匹いた。ありすだった。
「ゆ! とかいはじゃないわ! おねえさん! よわいものいじめは、とかいはなありすがゆるさないわよ!!」
「別にいじめてないよ……ねぇ? まりさ?」
「ゆぎゃあああああああああああ!! いじめられるほどのがぢがなぐでゆっぐるじむううううううううう!!」
「ゆっぎいいいいいいいいいいいい!! がぢのにゃいおぎゃあじゃんがらうばれぢゃ、まりぢゃはゆっぐるじみゅうううううう!!」
「ゆんやああああああああああ!! そんなおねーぢゃんをもっぢゃ、まりぢゃはぢょっぢぇもゆっぐるじみゅううううう!!」
「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいい!! ゆぎゃあああああああああああ!!ゆっぐりゅじみゅううううう!!」
ありすは先程の堂々とした顔つきから一転し、途端に困惑した顔になる。
「ゆ、ゆぅ?な、なんなの…このゆっくりたち…おかしいわ…」
「おがじいでいわれだ! おがじいっで! おがじずぎで」
「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいいい!!!」」」」
「あじずもごっぢがわにぎなよおおおおおお!!どっどもゆっぐるじむんだよおおおお!!?ゆっぎぃ!!」
「「「ゆっぎぃ!!!」」」
苦しみ親子は、徐々にありすににじり寄る。
「ゆ!? ゆ、やめてね! い、いなかものはこっちこないでちょうだい!」
「なんにもないぐぞいながじゅっじんで」
「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいい!!!」」」」
「ゆ…ゆんやああああああああああああああああああああ!!!」
親まりさを筆頭に、苦しみ親子はありすを取り囲んだ。そしてありすの体の至る所に額を擦り始めた。
何らかの粘液が分泌され、ネチョネチョと音を立てている。粘液をよく見ると、半透明の中に血のように赤い液体が混じっていた。
「「「「ゆっぐるじむぅ! ゆっぐるじむぅ!!」」」」
「ゆっぎゃあああああああああああ!!なにごれえええええええ!!ぐ、ぐりゅじいいいいいいいいいい!!!」
「「「「ぽっくりぃ!!」」」」
「ゆぎいいいいいいいいいいいいい!!!」
ぽっくりぃ! と苦しみ親子が叫ぶと、ありすは絶叫した。粘液は、ありすに吸収されていった。
「ん、んほおおおおおおおおおお!!あじずのべにべに、だんじょうのほうげいでゆっぐるじむうううううううう!!」
「「「「ゆっぐるじむううううううううううううう!!!」」」」
突如として自己批判を開始した、ありす。それに反応して、ゆっくるしむと絶叫する苦しみ親子。
ありすは『ゆっくるしむ』の一員になってしまったようだ。
「ゆぎゃあああああああああああ!!ぐるじいいいいいいいい!!
まるで、べにべにをはりでぶすぶすやられて、とうがらしをねりごまれだような…ぞんなゆっぐるじむ!!!」
ありすの筆舌し難い表現のせいかは知らないが、植え込みから更にちぇんが出てきた。
「わからないよー、さっきからおおごえをだしてるのはだれな…わぎゃあああああああああああああ!!!」
「「「「「ゆっぐるじむううううううううううう!!!!」」」」」
ちぇんも、ありすと同じように取り囲まれた。そして例の粘液を受け取ると、途端に発狂する。
「わぎゃあああああああああああ!! ごのよのしんりをりがいじようどじで、もだえぐるじむ…ぞんなゆっぐるじむうううう!!」
「「「「「ゆっぐるじむうううううううう!!」」」」」
私は怖くなった。ゆっくりが何もしなくても苦しむのを期待していた。だが、これは狂気だ。
冗談半分で蠱毒なんかやるもんじゃなかった。私は後悔しつつ、その異常な様子に恐れをなして逃げ出した。
飛び入るようにして、家のドアを開ける。私の視界にダンボールが入った。
ダンボールの中は餡子やチョコレートなどが飛散し、汚れていた。薄っぺらい皮や潰れた目玉がそこにはあった。
私は見るのも嫌になり、ダンボールを窓から投げ捨てた。投げ捨てる際、中身が地面に飛散したがそんな事はどうでも良かった。
それから一ヶ月が経った。私はそろそろ、蠱毒の事など忘れかけていた。
その頃の朝、私は朝食をとりながら何気なくテレビを見やった。
「ゆっぎいいいいいいいいいい!! ゆっぐるじいいいいいいい!! ドズは、みんなのだめにゆっぐるじむをわげであげるよおおおおお!!」
「ゆぎぎゃあああああああああああ!! ゆっぐるじむをわげでぐれるなんで、おぜっがいにもほどがあるよおおおおおお!!」
「ゆぎいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! もっど、もっどゆっぐるじいいいいいいいいいい!!」
そこにはドスまりさを筆頭とする群れが、あの言葉を口にしていた。そこにリポーターの声が混じる。
「ええ、ここ一連のゆっくりが苦しんでいます。原因は不明で、政府は対策案もなく…」
私はそこでテレビを消した。窓を叩く音がする。見れば、そこにはれいむがいた。
「ゆぎゃあああああああああ!! ぶざいぐでごべんねえええええええええ!! れいぶとゆっぐるじむううううううううう!!?」
私は腰を抜かした。床に尻餅をついた。そのまま後ろ向きに這いずり、窓から遠ざかる。
「れいぶどゆっぐるじもうよおおおおおおおおお!! どっでもぐるじいんだよおおおおおおおお!!? ゆっぐるじいいいいいい!!!!」
腕に何かが触れた。気付けばそこに、まりさがいた。
「ゆっぐるじむ! ゆっぐるじむ! ゆぎぎ!!」
まりさは粘液を出していた。私の腕を通して、それは私の体内に浸透していった。
それは、とても、くるしく、ゆっくりしていた。
ゆっくりと、くるしく、ゆっくるしい、ゆっくるしい、わたし、の、いしき、は、そこ、で、とだ、え、た。
あとに、のこったのは、くるしみ、だった、それは、まるで、まるで。
粘液を出したまりさは、苦悶の表情の中で嗤っていた。
ゆっ狂死んでね 終
虐待 実験 妊娠 赤ゆ 現代 最初の予定と全然違う終わり方
ゆっくるしんでね! ポマギあき
蠱毒(こどく)という物を知ってるだろうか。壺の中に大量の虫を入れ、争わせる。
そして最後に生き残った虫を用いて呪いをかけるという、それは惨たらしいものだ。
私はこれをゆっくりで行った。大きなダンボールの中、餌もなく水もなく、ゆっくり達は殺し合った。
最終的に生き残ったのは、まりさだった。まりさを、何もない新たなダンボールに入れる。
そして、同じようにして生き残ったれいむ、ちぇん、ありすを、まりさのいるダンボールへと入れる。
そこでまたしても争わせる。餌がない為、ゆっくりを喰らい続ける事になる。
またしても、生き残ったのはまりさだった。ダンボールから取り出し、私は挨拶をしてみる。
「ゆっくりしていってね!」
「ぎゅえええええええええええええ!! ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいいい!!」
返り血ならぬ返り餡子に塗れたまりさ。私の挨拶も、まりさには届かなかった。
まりさはそのまま涙を流し、苦悶の表情を浮かべながら苦しいと叫び続ける。
さて、蠱毒と違って私は、まりさを呪いに使わない。私が望むのは、苦しみのゆっくりだ。
「ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいよおおおおおおおおお!!」
すっかり発狂してしまったまりさに、私は精子餡と呼ばれる物を注射した。
その薄ら白い液体は、人間のそれを想定させる。そして見た目と名前通り、それを注射されたゆっくりは妊娠する。
私が用意した精子餡の種類は、まりさ種。まりさは、まりさの赤ん坊を孕む事になる。
「ゆぎいいいいいい!! ゆぎいいいいいいいい!! おぢびぢゃんでぎぢゃっだあああ!! ぐるじい! ぐるじいいいいいいい!!」
赤ゆっくりを身籠もった事に苦しみを訴えるまりさ。
まりさの態度とは対照的に、まりさの額からは緑々しい茎が伸びてきた。実ゆの飾りや、表情はまだ分からない。
それから一週間の間、私はまりさに餌を与え続けた。餌は勿論、そこいらでたっぷりと苦しめたゆっくりの中身だ。
飾りを添えて、死臭を撒き散らしながらまりさの元に差し出す。
「ぐるじいいいいいいい!! ぐざいいいいいいい!! ゆっぐじのしたいだあああああ!! むーじゃむーじゃ…ぐ、ぐるじい!まずいいいいい!!」
あれほど苦しめたのだ。十分甘いはずなのだが、まりさはそうでないという。むしろ、まずいと云われた。
私は指でそれを掬って舐めてみる。濃厚な甘さと、クリーミーな食感が私の満腹中枢を刺激した。
「ぐるじいいいいいいいいい!!ぐるじいいいいいい!!もっどだべるうううう!!むーじゃむーじゃ…まずびいいいいいいい!!!」
まずいと云いつつも、まりさは食べる事を止めなかった。そして、喉が渇いた頃には水をやった。
水は、ゆっくりが出すしーしーだ。勿論、これも恐怖に戦(おのの)かせて失禁させたものだ。
「ごーぐごーぐ…ぐざいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!!!」
睡眠の時も、それは安らかではなかった。奇妙な寝言をたてながら、まりさは苦悶の表情のまま眠りに就いた。
「ゆびー…ゆびー…ぐるびー…ぐるじー…ぐるじーよぉ…ゆぎゃー…ゆぎゃー…」
結局、まりさは餌や水を食べながら、涙を流して苦しいと訴えた。睡眠の時でさえも安らかではなかった。
一週間が終わり、その次の日にそれは起こった。私は起床して早々、まりさの様子を見た。涙こそ止まっているものの、相変わらず苦悶の表情。
「ゆっぐるじんでね!う、うばれるよ!?」
謎の挨拶を私に投げかけると、赤ゆ達が茎から落ち始めた。ポトポトと落ちると、それぞれが苦悶の表情で一斉に挨拶をした。
「りゅうざんぢぇ、ぎゃおをあらうがごぢょぐゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「はりぢぇ、おびぇびぇをじゃじゃれぢゃようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「びるぎゃらどびおりぢぇ、のうりょうをぶぢまぎぇるがのようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」
「ゆうううううううううう!! どっでもぐるじぞうなおぢびぢゃん…ゆっぐるじんでね!!」
「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」
生まれたのは赤まりさ三匹。親子揃って、ゆっくるしんでねという挨拶を用いている。
私は驚いた。二世代としない内に、ゆっくりにとってのゆっくりが変化したのだ。
硫酸で顔を洗うが如く、針でお目々を刺されちゃうように、ビルから飛び降りて脳梁をぶちまけるがのように『ゆっくるしんでね!』。
それは恐らく、蠱毒の中で理不尽に食い殺されたゆっくり達の中身のせいだろうか。
この世を恨み、憎んでも憎みきれないまでの言葉。
『ゆっくるしんでね!』
それには、ゆっくりと苦しめと云う意味が込められているのだろうか。今現在の私には、それは理解できなかった。
「ゆ…ゆやあああああああああああ!!おにゃぎゃへっぢゃよおおおおおお!!もっぢょぐりゅぢぐぢぢぇええええええ!!」
「ぐりゅぢいよおおおおお!!おにゃぎゃしゅいぢぇぐりゅぢいよおおおおおおおおお!!」
「ぢょっぢぇもゆっぐりゅじいよおおおおおおお!!」
「ゆ…おぢびぢゃん…もっどいっばいゆっぐるじんでね…ゆっ!ゆっ!」
相変わらずの苦悶の表情の最中、赤ゆ達は腹が減ったと宣(のたま)った。
まりさはすっかり親としての体面を見せ、茎を落とす。落ちた茎は緑々しい色から、徐々に赤黒い、こびり付いた血のような色に変わっていった。
「にゃにごりぇえええええええええ!!?ぢょっぢぇもゆっぐるじんぢぇるよおおおおおお!!」
「ゆんやあああああああああああああああ!!ぐりゅじぐにゃれりゅううううううう!!」
「ゆぎゃあああああああああ!!ぐりゅじいの、ゆっぐるじいにょおおおおおおお!!?」
「ゆっぐるじむおぢびぢゃんは、ごれをだべで、いっばいぐるじんでね!!」
「「「ゆっぐるじんぢぇ、りぎゃいじぢゃよ!!!」」」
「むーじゃむーじゃ…ぢょっぢぇもまじゅいいいいいいいいい!!」
「むーじゃむーじゃ…ぐるぢみにょあじいいいいいいい!!」
「むーじゃむーじゃ…べろしゃんがひっががれりゅうううううううう!!!」
赤ゆ達の語彙にも驚いたが、赤黒い茎に貪りつく様子を見て私は更に驚いた。
赤ゆ達が茎に噛みつく度に、その傷跡からおどろおどろしい血のような赤い液体が流れ出す。
「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」
三匹は茎を食べ終えた。赤い液体が、床を染めていた。私はそれが何なのか突き止めようとは思わなかった。
それ程までに生々しいもので、まして食べようだなんて事は絶対にしたくなかった。
「ね、ねぇ、まりさ?」
私は唐突に話しかけてみる事にした。
「おねーざんなあに?」
「ゆっくるしむってどういう意味かな?」
「ゆっぐるじむはね…ぐるぢいいいいいいいいいいい!! じぬうううううううううう!!
ゆぎゃああああああああああああ!! ぼうやだああああああああああああ!! ゆぎいいいいいいいいいい!!
おべべがああああああああ!! あああああああおぼうじがあああああああ!!! …っでいうのがゆっぐるじむなんだよ…ゆっぎぃ!!」
やはり、苦しみという点については私の解釈で合っているようだ。『ゆっぎぃ!』とは『ゆっへん!』のつもりなのだろうか。
こいつらを野に放ったら一体どうなるのだろう。生態系の事も碌に考えず、私は四匹を近くの公園へと連れ出した。
「おぞらになげられで、ごろざれるみだい!」
「「「ぢょっぢぇも、ゆっぐるじいよ!」」」
何だか物騒な言葉が聞こえてくるのを無視して、私は公園の植え込みへと四匹を置いた。
「ゆぎいいいいいいい!! いぎうめにざれでゆっぐるじむううううううううう!!」
「ゆやああああああああああああ!! ありじゃんにだべりゃれぢぇ、ゆっぐるみゅむうううううううう!!」
「ごごがらおぢぢぇ、ごんぐりーぢょのがべにぶづがっぢぇゆっぐるじみゅううううううう!!」
「ゆぎゃああああああああああああ!! ゆっ…ゆっ…ゆっぎゃあああああああああああぐらい、ゆっぎゅるじむううう!!」
最早滅茶苦茶な四匹ではあるが、その大声を聞きつけ駆けつけてくるゆっくりが一匹いた。ありすだった。
「ゆ! とかいはじゃないわ! おねえさん! よわいものいじめは、とかいはなありすがゆるさないわよ!!」
「別にいじめてないよ……ねぇ? まりさ?」
「ゆぎゃあああああああああああ!! いじめられるほどのがぢがなぐでゆっぐるじむううううううううう!!」
「ゆっぎいいいいいいいいいいいい!! がぢのにゃいおぎゃあじゃんがらうばれぢゃ、まりぢゃはゆっぐるじみゅうううううう!!」
「ゆんやああああああああああ!! そんなおねーぢゃんをもっぢゃ、まりぢゃはぢょっぢぇもゆっぐるじみゅううううう!!」
「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいい!! ゆぎゃあああああああああああ!!ゆっぐりゅじみゅううううう!!」
ありすは先程の堂々とした顔つきから一転し、途端に困惑した顔になる。
「ゆ、ゆぅ?な、なんなの…このゆっくりたち…おかしいわ…」
「おがじいでいわれだ! おがじいっで! おがじずぎで」
「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいいい!!!」」」」
「あじずもごっぢがわにぎなよおおおおおお!!どっどもゆっぐるじむんだよおおおお!!?ゆっぎぃ!!」
「「「ゆっぎぃ!!!」」」
苦しみ親子は、徐々にありすににじり寄る。
「ゆ!? ゆ、やめてね! い、いなかものはこっちこないでちょうだい!」
「なんにもないぐぞいながじゅっじんで」
「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいい!!!」」」」
「ゆ…ゆんやああああああああああああああああああああ!!!」
親まりさを筆頭に、苦しみ親子はありすを取り囲んだ。そしてありすの体の至る所に額を擦り始めた。
何らかの粘液が分泌され、ネチョネチョと音を立てている。粘液をよく見ると、半透明の中に血のように赤い液体が混じっていた。
「「「「ゆっぐるじむぅ! ゆっぐるじむぅ!!」」」」
「ゆっぎゃあああああああああああ!!なにごれえええええええ!!ぐ、ぐりゅじいいいいいいいいいい!!!」
「「「「ぽっくりぃ!!」」」」
「ゆぎいいいいいいいいいいいいい!!!」
ぽっくりぃ! と苦しみ親子が叫ぶと、ありすは絶叫した。粘液は、ありすに吸収されていった。
「ん、んほおおおおおおおおおお!!あじずのべにべに、だんじょうのほうげいでゆっぐるじむうううううううう!!」
「「「「ゆっぐるじむううううううううううううう!!!」」」」
突如として自己批判を開始した、ありす。それに反応して、ゆっくるしむと絶叫する苦しみ親子。
ありすは『ゆっくるしむ』の一員になってしまったようだ。
「ゆぎゃあああああああああああ!!ぐるじいいいいいいいい!!
まるで、べにべにをはりでぶすぶすやられて、とうがらしをねりごまれだような…ぞんなゆっぐるじむ!!!」
ありすの筆舌し難い表現のせいかは知らないが、植え込みから更にちぇんが出てきた。
「わからないよー、さっきからおおごえをだしてるのはだれな…わぎゃあああああああああああああ!!!」
「「「「「ゆっぐるじむううううううううううう!!!!」」」」」
ちぇんも、ありすと同じように取り囲まれた。そして例の粘液を受け取ると、途端に発狂する。
「わぎゃあああああああああああ!! ごのよのしんりをりがいじようどじで、もだえぐるじむ…ぞんなゆっぐるじむうううう!!」
「「「「「ゆっぐるじむうううううううう!!」」」」」
私は怖くなった。ゆっくりが何もしなくても苦しむのを期待していた。だが、これは狂気だ。
冗談半分で蠱毒なんかやるもんじゃなかった。私は後悔しつつ、その異常な様子に恐れをなして逃げ出した。
飛び入るようにして、家のドアを開ける。私の視界にダンボールが入った。
ダンボールの中は餡子やチョコレートなどが飛散し、汚れていた。薄っぺらい皮や潰れた目玉がそこにはあった。
私は見るのも嫌になり、ダンボールを窓から投げ捨てた。投げ捨てる際、中身が地面に飛散したがそんな事はどうでも良かった。
それから一ヶ月が経った。私はそろそろ、蠱毒の事など忘れかけていた。
その頃の朝、私は朝食をとりながら何気なくテレビを見やった。
「ゆっぎいいいいいいいいいい!! ゆっぐるじいいいいいいい!! ドズは、みんなのだめにゆっぐるじむをわげであげるよおおおおお!!」
「ゆぎぎゃあああああああああああ!! ゆっぐるじむをわげでぐれるなんで、おぜっがいにもほどがあるよおおおおおお!!」
「ゆぎいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! もっど、もっどゆっぐるじいいいいいいいいいい!!」
そこにはドスまりさを筆頭とする群れが、あの言葉を口にしていた。そこにリポーターの声が混じる。
「ええ、ここ一連のゆっくりが苦しんでいます。原因は不明で、政府は対策案もなく…」
私はそこでテレビを消した。窓を叩く音がする。見れば、そこにはれいむがいた。
「ゆぎゃあああああああああ!! ぶざいぐでごべんねえええええええええ!! れいぶとゆっぐるじむううううううううう!!?」
私は腰を抜かした。床に尻餅をついた。そのまま後ろ向きに這いずり、窓から遠ざかる。
「れいぶどゆっぐるじもうよおおおおおおおおお!! どっでもぐるじいんだよおおおおおおおお!!? ゆっぐるじいいいいいい!!!!」
腕に何かが触れた。気付けばそこに、まりさがいた。
「ゆっぐるじむ! ゆっぐるじむ! ゆぎぎ!!」
まりさは粘液を出していた。私の腕を通して、それは私の体内に浸透していった。
それは、とても、くるしく、ゆっくりしていた。
ゆっくりと、くるしく、ゆっくるしい、ゆっくるしい、わたし、の、いしき、は、そこ、で、とだ、え、た。
あとに、のこったのは、くるしみ、だった、それは、まるで、まるで。
粘液を出したまりさは、苦悶の表情の中で嗤っていた。
ゆっ狂死んでね 終