ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2546 ゆっくり女
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ankoss
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『ゆっくり女』 14KB
二次創作 現代 創作亜種 二次創作ならぬ三次創作。普通のSSを期待している人は気をつけてお読みください。
注意:普通のSSを期待している人は用心してお読みください。内容は優しめのサイコなホラーです。
サイコホラーというジャンルに忌避感を覚えている方は読むことをおすすめしません。
ゆっくり女
嘘あき
0.
小学生の頃の話だからそれが本当の話なのかは分からない。赤い烏がいるといえばそれを真に受け
て、夕焼け空の中を烏を見かけえては烏は赤いなと叫び散らす年代だからな。だから、この話は本当
の話かはわからないが僕の弁明を聞いて欲しい。
1.
最初に彼女と出会ったのは小4の時。夏休みが終わって体育祭が始まる前の辺りだったか。組体操
の練習を何度も何度も練習させられて、女子の一人がピラミッドから落っこちたんだ。それも一番上
の人間が。原因は基板になっている女子が突然崩れた、いや、わざと崩れたんだよ。アンタッチャブ
ルのベビーカーみたいに段階を踏んで落ちたならまだしも、頭からズドンと。やりすぎたって感じに
皆青ざめてたんだが、落下したはずのその子はけろりと立ち上がったんだ。それも、頭には何の傷も
残されていない。で、その女子たちの中でひときわ悔しそうなヤツもいたんだ。彼女はとんでもなく
いじめられてたんだよ。でもね、藪を啄きたい年頃の俺は興味を持ったんだ。
放課後、保健室から帰ってきて誰もいない教室の中で黙々と帰る用意をしている彼女に俺は声をか
けたんだ。
「痛くなかったの? 大丈夫?」
そうきくと彼女は返事もしないでさっさと帰っちまった。だが、あの頃から我慢弱い俺は腕を引っ
張ってもう一度聞いたんだよ。どうして、平気なのかを。
「痛みを感じないから。これでいい?」
素っ気ない答だったけど当時の俺には衝撃的な答だった。だって、双子という存在を実物を見るま
で信用していなかった俺だ。まあ、単に俺がアホなだけだが。親に張り手を食らわせられれば痛みを
感じるし、アリに手をかまれれば癇癪が押し潰そうとする。そうさ、実感がないと分からないんだ。
夕焼けこやけでまた明日って歌の名前は忘れたが、イントロ部分が永遠と流れる校舎で俺はあるこ
とを思いついた。悪趣味極まりないんだが、本当に痛みを感じないか試してみようと思ったんだ。だ
が、自分で手を下すとかいじめるとかは心がひけちゃった。だからこそ、観察に徹してみたんだ。
ひとまず、俺が最初にしたのはいじめの中心人物がなんで彼女をいじめるかを知ろうとした。だが
、口に出して何故彼女がいじめられるのかを聞けばいじめが拡散する恐れがある。この手のコミュニ
ティーに対する危機管理に関しては自然と自分の中で溶け合っていたらしい。だから、リーダーと仲
が良い俺にしか取れない行動を取ることにした。
リーダーの名前は飛騨と言って、幼稚園の頃から同じクラスの女子だ。勝気で頭がよいので女子を
率いる立場で、アメリカ風に言えばクインビーってやつだ。だが、どこか冷徹で人を殴ったりしても
何も思わない女子だ。一度、彼女がゆっくりをいじめているときに茶々を入れたら顔面を樹の枝で刺
されたことがある。それぐらいに危なっかしいヤツだが、手綱を取りさえすれば案外扱いやすい人間
である。ただ、誰もしらないだけで暴れ馬の前でなだめるだけが精一杯みたいだ。
「ねえ、どーして霊夢さんをいじめるの?」
そんなことより助けてくれと命乞いをするゆっくりを前に彼女は無表情で金槌を握った腕をふりを
ろし続けた。
「なんでって、ムカつくから」
飛び散る歯の欠片を拾って、俺はそれを眺めながら飛騨をじっくりと観察した。だが、飛騨はいつ
も通りの飛騨で、感情に率直な体の持ち主だ。ただ、神経に障るから暴力で解決しようとする。それ
は、彼女が常に虐殺しているゆっくりと同じように。
彼女がどんな思い出ゆっくりを殺し続けているのかは分からない。野良のゆっくりは自然公園に行
けばどこにでもいるし簡単に捕まえることができる。野良のくせに危機管理能力のないゆっくりが多
すぎるからだ。触らぬ神に祟りがないと人は言うが、神を試してはいけないと書いてはあるが、俺に
は何のことだかさっぱりわからない。
「そのうち殺しちゃうんじゃないの?」
「そうかも知れないわね」
次の年が来ても、彼女の行いはエスカレートしていた。物を隠すのは序の口で、掃除中に箒で殴っ
たり鉛筆を踏みにじったり。トイレに行けば水をかけられたり。とにかく、男子にまで影響を与える
まで飛騨はいじめを辞めなかった。
「私もあの人が嫌い」
飛騨のことをどう思っているかを彼女に聞いた時の答え。落書きだらけの机を窓辺から月の光が照
らし続ける。当たり前すぎる答だったが、俺がどうしてと聞けば予想外の答えが返ってきた。
「生理的に無理だから」
「苛めてくるからじゃないの?」
「痛みを感じないから平気だわ」
その言葉を聞いたのは二度目だった。徹底的に追い込まれているのに彼女は痛く無いというのだ。
これはただの意地っ張りじゃないのかと疑ったけど、手に刺さった鉛筆の芯は本当のことだと物語っ
ていた。
「それ、抜かないと」
彼女は自分の手をしげしげと見つめて、雑草が花の側に生えているかのように自分の爪で悪を切り
裂いて鉛筆の芯を取り出してしまった。
「そうだね。体の毒だね」
平然としながら、手の甲から滴る血を拭う彼女に俺はコイツは本物だと、理解させられた。だけど
、肉体の痛みを感じ無いのなら精神的な痛みを感じないのはなぜだろう。誰かに攻撃されたら肉体が
痛いんじゃなくて普通は精神に来るはずなのだ。鐘を鳴らせば中の空気が震えるように本当は心が痛
いはず。
「辛くない?」
感情移入を初めて彼女にした。だが、彼女は痛く無いとだけ呟いたまま僕から離れていった。そん
な彼女への思いはどんどん募ってゆく。降りしきる雪のように溶けては凍りつく。自分の興味心は彼
女へと向かっていくのだった。
2.
突然、彼女へのいじめは終わった。クラス全体が彼女を敬遠するような態度に変わったのだ。それ
もそのはず、彼女の家は有名なゆっくり愛護団体の団長の家だと分かったからだ。いじめをしていた
人間たちに直接、家に電話がかかってきて色々とほのめかす内容の言伝があったらしい。その事を聞
いて、俺は別の見方をした。彼女がどんなことをしているかを測る物差しが見えたと。
休みの日に自然公園で行われている愛護団体の会合に参加してみた。ゆっくりたちの生態を監視し
つつ、 ゆっくりを集めて人と触れ合う物。その中に彼女は嬉々としてゆっくりと触れ合っているの
を見つけた。それは、彼らの言葉を借りればとってもゆっくりしていて。学校では見せることのない
ほほえましい姿だった。だが、それを見つめていたのは俺だけじゃなく飛騨も見つめていのだ。
その翌日に、自然公園にいたゆっくりのほとんどは無造作に殺されていた。急いで駆けつけた警官
は辺りを封鎖して調査をすると共に動物愛護団体ご取り巻きをなし、涙を流して震えていた。その中
には心に痛みを感じないはずの彼女も仲間として泣いていたのだ。そっと近づいて僕は言ってはなら
ないことを零してしまった。
「心が痛いの?」
その言葉を聞いた彼女はただ涙をながすだけで答えは永遠に返ってこなかった。だから、僕は彼女
にこう告げたのだ。
「犯人はあいつだよ」
言葉の意味は直に伝わったのだろう。怒りに震える彼女を初めて魅力的だと感じた。見てくれはそ
れなりのものでただのお人形さんかと思えば、血が通った美しい人ではないか。背筋から走る電流が
俺の体を彼女への愛に変えてしまったのさ。一生物の呪いみたいなもので。俺の人生は彼女を軸に回
るようになっちまった。
三日後、彼女が僕に電話をかけて来た。飛騨の家を教えろとタダそれだけで。その事を聞いて僕は
二の句もつけずに住所を教えてあげた。だが、住所を教えるだけでは物足りないので、彼女が何をす
るかを聞いてみた。
「ただ、話したいだけ。それだけだよ」
話し合いで終わるはずがないとこの時俺は気づいていた。だから、俺は会いに行くなら一緒に行っ
てやると約束を取り付けてしまったんだ。そこからが大変なわけで、俺が彼女を愛している最大の理
由があるんだ。
家の前まで案内してから俺は物陰からずっと彼女と飛騨の話し合いを見つめていた。ポツポツと言
葉をつなぎあう彼女たちはどこか正反対でも同じタイプの人間で反発しあう磁石のように絶対に相容
れない論議がかわされていた。数分の語りから、彼女らは突然外へ出始める。だが、俺は見ていた。
飛騨のポケットにはあの金槌が入っていることを。
自然公園の山の中へ入ってからは急展開だった。飛騨が金槌を振りかぶったのだ。それをまともに
うけた彼女は頭から血を流しながら地べたを血液で汚した。葉っぱに掛かった血液を見て、飛騨は慌
てて逃げたんだ。そりゃそうだ、人間は殴られれば血が出るし下手すれば死んでしまう。飛騨だって
わかっていたはずなのに、何故あのような真似をしていたのか。自慰をするように興奮した僕はその
場を離れることが出来なかった。ただ、彼女を見つめ続けていたかったのだ。人形のような彼女はや
はり人間で。そう思うと体中から血の気が下がり始め、急いで僕は帰宅した。
けれど、一週間も経たないうちに彼女は平然と学校に通っていた。
3.
中学校になっても、彼女は常に一人ぼっちだった。だが、学校指定のセーラー服と古臭くも日本人
らしい長髪が黒豹みたいな雰囲気を醸し出していた。まあ、彼女は深窓の令嬢って感じの美人だった
んだ。だけど、お嬢様らしく彼女は誰とも仲良くしようとは思わなかった。また、家が家なので誰も
が話をしようとは思えなかったのだ。そんな最中、俺は彼女と付き合うことにした。
「付き合わないか?」
彼女は何の返事もしなかった。ビスクドールのように飾られた彼女は弄ばれる対象のように、当時
の俺はそう思わざるを得なかった。だから、彼女を試してみたくなったんだ。あの時本当に彼女は死
んだんじゃないのかって。
自分のペースで彼女を誘導できないのは分かっているから、自分から彼女に付き添ってみた。まあ
、両親の教育の賜物なのか。彼女は異常にゆっくりが好きで自治会が面倒をみているゆっくりやゴミ
あさり・物乞いなんぞをしている野良にまで愛想良く声をかけていた。普通の人間が声をかければ間
抜け面しながら挨拶するか身の程知らずのセリフを吐くか、逃げるかだ。でもね、彼女はゆっくりと
コミュニケーションを取るのが異常にうまかったんだ。人間同士じゃそうはならないのに彼女は場の
空気をゆっくりさせる力があったんだ。直行で本題に入るが、彼女はゆっくりじゃ無いのかと思える
ようになったのさ。
飛騨にも直接聞いたんだが、確かにあいつは金槌でかち割ったはずなんだ。本気で力任せに脳天を
叩いた。血だって鯨の噴水みたいに出血しまくってたはずなんだ。なのに、けろりとしてやがる。も
しかすると、一週間で親御さんが囲っている名医が治したのかもしれない。でも、ありえないんだ。
飛騨は彼女の死体と目を合わせ続けていたからさ。じっと恨みがましく目線が離れなくて根負けして
飛騨は逃げちまった。それ以来、飛騨は興味をなくしてしまったらしいが。
ここからが本番だ。俺が彼女を初めて殺した時の話。ストーカーっぽく彼女に寄り添いながら誰も
いない夜道を歩いているときに魔が差したんだ。気がつけば首を両手で締め上げていた。括り殺そう
と思ってやったわけじゃない。ただ、彼女が人間なのかを試したかったんだ。だから、血管や神経が
一番集まる謂わば人間の大事な部分を握って確かめたくなったんだよ。とくっとくって鼓動が手に染
み付いてきても俺はまだ疑った。だから、首を締め続けたんだ。でも、痛みを感じないはずの彼女が
いきなり俺の手を振り払おうとするんだよ。言葉にならないうめき声をあげながら、俺の手がどんど
ん涎と涙で湿っていく。矛盾に近い感情が俺の体を刺激して、彼女を殺してしまった。魔が差したと
いう瞬間的な感情だったから、途端に罪悪感と狡猾な計算式が生まれて、俺はその場で逃げちゃった
。だけど、逃げてから何の音沙汰もなく。警察が騒ぎ立てることもなく、彼女は転校したことになっ
ていた。
でも、あいつは生きていたんだ。大学生になって初めて授業を受講したときに彼女は前の席にぽつ
んと座っていたんだ。
「久しぶり。元気にしてたか?」
軽々しく声をかけられる立場じゃないと分かっていたけど。青褪めるより興味心が猫をも殺す勢い
で口から出てきたんだ。
「あなたはだれ?」
彼女らしくもない生気の通った笑顔で俺にあいさつをするんだ。自分のことを憶えていないのかと
勝手な怒りが深々と背筋を駆け巡ったが、俺は抑えて適当に話を合わせた。その時は適当に話に区切
りをつけて、仲良くなるだけなっておいたんだ。でもね、後で確認したら彼女の名前も両親も全て合
致したんだよ。
4.
ゆっくり愛でサークルというのに彼女に誘われるまま入った。相変わらず彼女は俺のことをさっぱ
り知らないみたいで何度かほのめかす内容も会話に交えたりしたんあが全く引っかからなかった。け
れど、彼女の断片であるゆっくりに愛されるって所だけはまだ残っていたんだ。だから、俺は確信し
た。彼女はやはり彼女のままだって。きっと、脳を直に攻撃される殺し方を俺がしてしまったから記
憶が飛んでしまったんじゃないのかって。
それから付きっきりで彼女と仲良くなることを心がけたんだ。クソ生意気なゆっくりにだって良い
格好をしたり、サークルのイベント管理だって手伝った。彼女が好むことなら何でもやり遂げたんだ
。でもね、あの時と同じように彼女と仲良く離れなかった。彼女は他の男に興味を惹かれていたんだ
。どうしようかと悶々と悩んだ。悶々と悩んでも仕方が無いと悶々と悩んだ結果生まれて、とにかく
彼女にアピールを続けるようにしたんだ。でもね、彼女は遂に好きな男と結ばれたんだよ。
俺は水の詰まったバケツが頭上でひっくり返ってくるような衝撃を受けた。心苦しい痛みと氷氷と
した感情がぶつかってきたんだ。ああ、これでは人生の謎が謎のままになってしまうんじゃないのか
。けれども、俺の両手をまじまじと眺めたら答えはすぐに見つかったんだ。彼女をもう一度殺せばわ
かるって。
彼女とはかなり仲が良かったから、彼女が一人暮らしをしていることと住んでいる場所を知ってい
た。早速、何食わぬ顔で乗り込んで、適当な理由をつけて彼女の家に上がらせてもらったんだ。入っ
た瞬間に猛烈な殺意が湧いたんだけど、近所に他の大学生がいることを知っていたから冷静に考えて
眠らせるか気絶させるかして彼女を殺そうと考えた。その前に、彼女の口から話を聞けるんじゃない
かと思えてきたんだ。
「霊夢はさ、ゆっくりなんだろ」
普通の人間から見れば顰蹙をかうような言い方だけど、彼女はこう返したんだ。
「そうだといいね。私はゆっくりが大好きなの!」
気がつけば俺が隠し持っていた果物ナイフが彼女の腹に刺さっていた。
「あっ…あっ……どう……し……て」
声を張り上げられないようにいつの間にか腹に刺さっていたナイフは首の気管の辺りを引いて裂き
始めていた。ギコギコと、ドラマみたいに力任せに抑え付けても切れなかったもんだからさ。信じら
れないって、汗でグショグショの髪が張り付いた骸骨みたいな顔が俺を睨み続けたんだ。でも、俺の
手はずっと動いてた。
硬い感触が包丁から伝わってきたときには彼女は死んでいた。でも、そこから逃げ出そうとは思わ
なくって、俺は彼女の腹を横に割いてみたんだ。でもね、その中からは黄色い脂身と肉屋で見たこと
があるサーモンピンクの腸がでろでろと血と一緒に出てくるだけなんだ。
ああ、彼女は人形なはずなのに。痛みも感じないはずなのに。これは可笑しい。笑いがこみ上げて
、通報されてここまで来たってわけだ。
5.
スチール製の机をまたいで担当の刑事は吸殻にタバコを置いた。
「要するに、お前が人形なのかもな」
人間以外の動物は鏡を理解することが出来ない。だから、動物は自分を知ることが出来ない。だか
ら、周りの物を観察することによって自己を形成するのだ。犬が周りが人ばかりの環境で生きていれ
ば、自分は人だと思ってしまう。そんな感じで、俺は自分を見ていたのだろうか。
「でもね、あの霊夢は人間だったかもしれませんが、中学校と小学校の頃の霊夢はゆっくりだったん
ですよ」
ただ、知りたかっただけなのだ。この一生分を賭けても解きたかった謎だったのだ。俺と霊夢、こ
の二人の命を賭けたショーだったんだよ。それは、二人の中で抱きしめあいながら感じることが出来
るものだったんだ。それが終わって、残ったものは結果というなんとも味気のないもの。ゆっくりと
した時間を味わうだけ味わった結果がこれだよ。
可笑しいな。なんで痛くもないのに泣いているんだろう。
おわり
TOEICを受けに行く日なのに徹夜でスラスラと書けてしまったおはなし。ただ、じっくり書くと内容
量が半端ないので男のひとり語りという形を取りました。ホラー風に書いてみたその2です。
内容については言及する気はないのですが、前作から続く生きることってなんだろなってお話。また
また、反吐が出そうなほどに電波で腐った内容。飛騨は稗田阿求から。霊夢はまんまです。霊夢に関し
てはなるべくゆっくりれいむと喋り方は似せたつもり。
ゆっくり関係なくね? と言われるのは重々承知ですが、ゆっくりという題材だからこそ書けた歪ん
だお話だと思います。そう言ってしまうとゆっくりへの皮肉に繋がるのですが。ゆっくり自体不透明で
形而上のあやふやな存在だからいいよね! 堪忍してください。お願いします。
相変わらずチェックは軽く読みなおす程度なので脱字・謝った言葉の使い方があるかもしれません。
その辺りは多めに見てください。自分の気持をすっきりーさせたくて書いたSSなので。
二次創作 現代 創作亜種 二次創作ならぬ三次創作。普通のSSを期待している人は気をつけてお読みください。
注意:普通のSSを期待している人は用心してお読みください。内容は優しめのサイコなホラーです。
サイコホラーというジャンルに忌避感を覚えている方は読むことをおすすめしません。
ゆっくり女
嘘あき
0.
小学生の頃の話だからそれが本当の話なのかは分からない。赤い烏がいるといえばそれを真に受け
て、夕焼け空の中を烏を見かけえては烏は赤いなと叫び散らす年代だからな。だから、この話は本当
の話かはわからないが僕の弁明を聞いて欲しい。
1.
最初に彼女と出会ったのは小4の時。夏休みが終わって体育祭が始まる前の辺りだったか。組体操
の練習を何度も何度も練習させられて、女子の一人がピラミッドから落っこちたんだ。それも一番上
の人間が。原因は基板になっている女子が突然崩れた、いや、わざと崩れたんだよ。アンタッチャブ
ルのベビーカーみたいに段階を踏んで落ちたならまだしも、頭からズドンと。やりすぎたって感じに
皆青ざめてたんだが、落下したはずのその子はけろりと立ち上がったんだ。それも、頭には何の傷も
残されていない。で、その女子たちの中でひときわ悔しそうなヤツもいたんだ。彼女はとんでもなく
いじめられてたんだよ。でもね、藪を啄きたい年頃の俺は興味を持ったんだ。
放課後、保健室から帰ってきて誰もいない教室の中で黙々と帰る用意をしている彼女に俺は声をか
けたんだ。
「痛くなかったの? 大丈夫?」
そうきくと彼女は返事もしないでさっさと帰っちまった。だが、あの頃から我慢弱い俺は腕を引っ
張ってもう一度聞いたんだよ。どうして、平気なのかを。
「痛みを感じないから。これでいい?」
素っ気ない答だったけど当時の俺には衝撃的な答だった。だって、双子という存在を実物を見るま
で信用していなかった俺だ。まあ、単に俺がアホなだけだが。親に張り手を食らわせられれば痛みを
感じるし、アリに手をかまれれば癇癪が押し潰そうとする。そうさ、実感がないと分からないんだ。
夕焼けこやけでまた明日って歌の名前は忘れたが、イントロ部分が永遠と流れる校舎で俺はあるこ
とを思いついた。悪趣味極まりないんだが、本当に痛みを感じないか試してみようと思ったんだ。だ
が、自分で手を下すとかいじめるとかは心がひけちゃった。だからこそ、観察に徹してみたんだ。
ひとまず、俺が最初にしたのはいじめの中心人物がなんで彼女をいじめるかを知ろうとした。だが
、口に出して何故彼女がいじめられるのかを聞けばいじめが拡散する恐れがある。この手のコミュニ
ティーに対する危機管理に関しては自然と自分の中で溶け合っていたらしい。だから、リーダーと仲
が良い俺にしか取れない行動を取ることにした。
リーダーの名前は飛騨と言って、幼稚園の頃から同じクラスの女子だ。勝気で頭がよいので女子を
率いる立場で、アメリカ風に言えばクインビーってやつだ。だが、どこか冷徹で人を殴ったりしても
何も思わない女子だ。一度、彼女がゆっくりをいじめているときに茶々を入れたら顔面を樹の枝で刺
されたことがある。それぐらいに危なっかしいヤツだが、手綱を取りさえすれば案外扱いやすい人間
である。ただ、誰もしらないだけで暴れ馬の前でなだめるだけが精一杯みたいだ。
「ねえ、どーして霊夢さんをいじめるの?」
そんなことより助けてくれと命乞いをするゆっくりを前に彼女は無表情で金槌を握った腕をふりを
ろし続けた。
「なんでって、ムカつくから」
飛び散る歯の欠片を拾って、俺はそれを眺めながら飛騨をじっくりと観察した。だが、飛騨はいつ
も通りの飛騨で、感情に率直な体の持ち主だ。ただ、神経に障るから暴力で解決しようとする。それ
は、彼女が常に虐殺しているゆっくりと同じように。
彼女がどんな思い出ゆっくりを殺し続けているのかは分からない。野良のゆっくりは自然公園に行
けばどこにでもいるし簡単に捕まえることができる。野良のくせに危機管理能力のないゆっくりが多
すぎるからだ。触らぬ神に祟りがないと人は言うが、神を試してはいけないと書いてはあるが、俺に
は何のことだかさっぱりわからない。
「そのうち殺しちゃうんじゃないの?」
「そうかも知れないわね」
次の年が来ても、彼女の行いはエスカレートしていた。物を隠すのは序の口で、掃除中に箒で殴っ
たり鉛筆を踏みにじったり。トイレに行けば水をかけられたり。とにかく、男子にまで影響を与える
まで飛騨はいじめを辞めなかった。
「私もあの人が嫌い」
飛騨のことをどう思っているかを彼女に聞いた時の答え。落書きだらけの机を窓辺から月の光が照
らし続ける。当たり前すぎる答だったが、俺がどうしてと聞けば予想外の答えが返ってきた。
「生理的に無理だから」
「苛めてくるからじゃないの?」
「痛みを感じないから平気だわ」
その言葉を聞いたのは二度目だった。徹底的に追い込まれているのに彼女は痛く無いというのだ。
これはただの意地っ張りじゃないのかと疑ったけど、手に刺さった鉛筆の芯は本当のことだと物語っ
ていた。
「それ、抜かないと」
彼女は自分の手をしげしげと見つめて、雑草が花の側に生えているかのように自分の爪で悪を切り
裂いて鉛筆の芯を取り出してしまった。
「そうだね。体の毒だね」
平然としながら、手の甲から滴る血を拭う彼女に俺はコイツは本物だと、理解させられた。だけど
、肉体の痛みを感じ無いのなら精神的な痛みを感じないのはなぜだろう。誰かに攻撃されたら肉体が
痛いんじゃなくて普通は精神に来るはずなのだ。鐘を鳴らせば中の空気が震えるように本当は心が痛
いはず。
「辛くない?」
感情移入を初めて彼女にした。だが、彼女は痛く無いとだけ呟いたまま僕から離れていった。そん
な彼女への思いはどんどん募ってゆく。降りしきる雪のように溶けては凍りつく。自分の興味心は彼
女へと向かっていくのだった。
2.
突然、彼女へのいじめは終わった。クラス全体が彼女を敬遠するような態度に変わったのだ。それ
もそのはず、彼女の家は有名なゆっくり愛護団体の団長の家だと分かったからだ。いじめをしていた
人間たちに直接、家に電話がかかってきて色々とほのめかす内容の言伝があったらしい。その事を聞
いて、俺は別の見方をした。彼女がどんなことをしているかを測る物差しが見えたと。
休みの日に自然公園で行われている愛護団体の会合に参加してみた。ゆっくりたちの生態を監視し
つつ、 ゆっくりを集めて人と触れ合う物。その中に彼女は嬉々としてゆっくりと触れ合っているの
を見つけた。それは、彼らの言葉を借りればとってもゆっくりしていて。学校では見せることのない
ほほえましい姿だった。だが、それを見つめていたのは俺だけじゃなく飛騨も見つめていのだ。
その翌日に、自然公園にいたゆっくりのほとんどは無造作に殺されていた。急いで駆けつけた警官
は辺りを封鎖して調査をすると共に動物愛護団体ご取り巻きをなし、涙を流して震えていた。その中
には心に痛みを感じないはずの彼女も仲間として泣いていたのだ。そっと近づいて僕は言ってはなら
ないことを零してしまった。
「心が痛いの?」
その言葉を聞いた彼女はただ涙をながすだけで答えは永遠に返ってこなかった。だから、僕は彼女
にこう告げたのだ。
「犯人はあいつだよ」
言葉の意味は直に伝わったのだろう。怒りに震える彼女を初めて魅力的だと感じた。見てくれはそ
れなりのものでただのお人形さんかと思えば、血が通った美しい人ではないか。背筋から走る電流が
俺の体を彼女への愛に変えてしまったのさ。一生物の呪いみたいなもので。俺の人生は彼女を軸に回
るようになっちまった。
三日後、彼女が僕に電話をかけて来た。飛騨の家を教えろとタダそれだけで。その事を聞いて僕は
二の句もつけずに住所を教えてあげた。だが、住所を教えるだけでは物足りないので、彼女が何をす
るかを聞いてみた。
「ただ、話したいだけ。それだけだよ」
話し合いで終わるはずがないとこの時俺は気づいていた。だから、俺は会いに行くなら一緒に行っ
てやると約束を取り付けてしまったんだ。そこからが大変なわけで、俺が彼女を愛している最大の理
由があるんだ。
家の前まで案内してから俺は物陰からずっと彼女と飛騨の話し合いを見つめていた。ポツポツと言
葉をつなぎあう彼女たちはどこか正反対でも同じタイプの人間で反発しあう磁石のように絶対に相容
れない論議がかわされていた。数分の語りから、彼女らは突然外へ出始める。だが、俺は見ていた。
飛騨のポケットにはあの金槌が入っていることを。
自然公園の山の中へ入ってからは急展開だった。飛騨が金槌を振りかぶったのだ。それをまともに
うけた彼女は頭から血を流しながら地べたを血液で汚した。葉っぱに掛かった血液を見て、飛騨は慌
てて逃げたんだ。そりゃそうだ、人間は殴られれば血が出るし下手すれば死んでしまう。飛騨だって
わかっていたはずなのに、何故あのような真似をしていたのか。自慰をするように興奮した僕はその
場を離れることが出来なかった。ただ、彼女を見つめ続けていたかったのだ。人形のような彼女はや
はり人間で。そう思うと体中から血の気が下がり始め、急いで僕は帰宅した。
けれど、一週間も経たないうちに彼女は平然と学校に通っていた。
3.
中学校になっても、彼女は常に一人ぼっちだった。だが、学校指定のセーラー服と古臭くも日本人
らしい長髪が黒豹みたいな雰囲気を醸し出していた。まあ、彼女は深窓の令嬢って感じの美人だった
んだ。だけど、お嬢様らしく彼女は誰とも仲良くしようとは思わなかった。また、家が家なので誰も
が話をしようとは思えなかったのだ。そんな最中、俺は彼女と付き合うことにした。
「付き合わないか?」
彼女は何の返事もしなかった。ビスクドールのように飾られた彼女は弄ばれる対象のように、当時
の俺はそう思わざるを得なかった。だから、彼女を試してみたくなったんだ。あの時本当に彼女は死
んだんじゃないのかって。
自分のペースで彼女を誘導できないのは分かっているから、自分から彼女に付き添ってみた。まあ
、両親の教育の賜物なのか。彼女は異常にゆっくりが好きで自治会が面倒をみているゆっくりやゴミ
あさり・物乞いなんぞをしている野良にまで愛想良く声をかけていた。普通の人間が声をかければ間
抜け面しながら挨拶するか身の程知らずのセリフを吐くか、逃げるかだ。でもね、彼女はゆっくりと
コミュニケーションを取るのが異常にうまかったんだ。人間同士じゃそうはならないのに彼女は場の
空気をゆっくりさせる力があったんだ。直行で本題に入るが、彼女はゆっくりじゃ無いのかと思える
ようになったのさ。
飛騨にも直接聞いたんだが、確かにあいつは金槌でかち割ったはずなんだ。本気で力任せに脳天を
叩いた。血だって鯨の噴水みたいに出血しまくってたはずなんだ。なのに、けろりとしてやがる。も
しかすると、一週間で親御さんが囲っている名医が治したのかもしれない。でも、ありえないんだ。
飛騨は彼女の死体と目を合わせ続けていたからさ。じっと恨みがましく目線が離れなくて根負けして
飛騨は逃げちまった。それ以来、飛騨は興味をなくしてしまったらしいが。
ここからが本番だ。俺が彼女を初めて殺した時の話。ストーカーっぽく彼女に寄り添いながら誰も
いない夜道を歩いているときに魔が差したんだ。気がつけば首を両手で締め上げていた。括り殺そう
と思ってやったわけじゃない。ただ、彼女が人間なのかを試したかったんだ。だから、血管や神経が
一番集まる謂わば人間の大事な部分を握って確かめたくなったんだよ。とくっとくって鼓動が手に染
み付いてきても俺はまだ疑った。だから、首を締め続けたんだ。でも、痛みを感じないはずの彼女が
いきなり俺の手を振り払おうとするんだよ。言葉にならないうめき声をあげながら、俺の手がどんど
ん涎と涙で湿っていく。矛盾に近い感情が俺の体を刺激して、彼女を殺してしまった。魔が差したと
いう瞬間的な感情だったから、途端に罪悪感と狡猾な計算式が生まれて、俺はその場で逃げちゃった
。だけど、逃げてから何の音沙汰もなく。警察が騒ぎ立てることもなく、彼女は転校したことになっ
ていた。
でも、あいつは生きていたんだ。大学生になって初めて授業を受講したときに彼女は前の席にぽつ
んと座っていたんだ。
「久しぶり。元気にしてたか?」
軽々しく声をかけられる立場じゃないと分かっていたけど。青褪めるより興味心が猫をも殺す勢い
で口から出てきたんだ。
「あなたはだれ?」
彼女らしくもない生気の通った笑顔で俺にあいさつをするんだ。自分のことを憶えていないのかと
勝手な怒りが深々と背筋を駆け巡ったが、俺は抑えて適当に話を合わせた。その時は適当に話に区切
りをつけて、仲良くなるだけなっておいたんだ。でもね、後で確認したら彼女の名前も両親も全て合
致したんだよ。
4.
ゆっくり愛でサークルというのに彼女に誘われるまま入った。相変わらず彼女は俺のことをさっぱ
り知らないみたいで何度かほのめかす内容も会話に交えたりしたんあが全く引っかからなかった。け
れど、彼女の断片であるゆっくりに愛されるって所だけはまだ残っていたんだ。だから、俺は確信し
た。彼女はやはり彼女のままだって。きっと、脳を直に攻撃される殺し方を俺がしてしまったから記
憶が飛んでしまったんじゃないのかって。
それから付きっきりで彼女と仲良くなることを心がけたんだ。クソ生意気なゆっくりにだって良い
格好をしたり、サークルのイベント管理だって手伝った。彼女が好むことなら何でもやり遂げたんだ
。でもね、あの時と同じように彼女と仲良く離れなかった。彼女は他の男に興味を惹かれていたんだ
。どうしようかと悶々と悩んだ。悶々と悩んでも仕方が無いと悶々と悩んだ結果生まれて、とにかく
彼女にアピールを続けるようにしたんだ。でもね、彼女は遂に好きな男と結ばれたんだよ。
俺は水の詰まったバケツが頭上でひっくり返ってくるような衝撃を受けた。心苦しい痛みと氷氷と
した感情がぶつかってきたんだ。ああ、これでは人生の謎が謎のままになってしまうんじゃないのか
。けれども、俺の両手をまじまじと眺めたら答えはすぐに見つかったんだ。彼女をもう一度殺せばわ
かるって。
彼女とはかなり仲が良かったから、彼女が一人暮らしをしていることと住んでいる場所を知ってい
た。早速、何食わぬ顔で乗り込んで、適当な理由をつけて彼女の家に上がらせてもらったんだ。入っ
た瞬間に猛烈な殺意が湧いたんだけど、近所に他の大学生がいることを知っていたから冷静に考えて
眠らせるか気絶させるかして彼女を殺そうと考えた。その前に、彼女の口から話を聞けるんじゃない
かと思えてきたんだ。
「霊夢はさ、ゆっくりなんだろ」
普通の人間から見れば顰蹙をかうような言い方だけど、彼女はこう返したんだ。
「そうだといいね。私はゆっくりが大好きなの!」
気がつけば俺が隠し持っていた果物ナイフが彼女の腹に刺さっていた。
「あっ…あっ……どう……し……て」
声を張り上げられないようにいつの間にか腹に刺さっていたナイフは首の気管の辺りを引いて裂き
始めていた。ギコギコと、ドラマみたいに力任せに抑え付けても切れなかったもんだからさ。信じら
れないって、汗でグショグショの髪が張り付いた骸骨みたいな顔が俺を睨み続けたんだ。でも、俺の
手はずっと動いてた。
硬い感触が包丁から伝わってきたときには彼女は死んでいた。でも、そこから逃げ出そうとは思わ
なくって、俺は彼女の腹を横に割いてみたんだ。でもね、その中からは黄色い脂身と肉屋で見たこと
があるサーモンピンクの腸がでろでろと血と一緒に出てくるだけなんだ。
ああ、彼女は人形なはずなのに。痛みも感じないはずなのに。これは可笑しい。笑いがこみ上げて
、通報されてここまで来たってわけだ。
5.
スチール製の机をまたいで担当の刑事は吸殻にタバコを置いた。
「要するに、お前が人形なのかもな」
人間以外の動物は鏡を理解することが出来ない。だから、動物は自分を知ることが出来ない。だか
ら、周りの物を観察することによって自己を形成するのだ。犬が周りが人ばかりの環境で生きていれ
ば、自分は人だと思ってしまう。そんな感じで、俺は自分を見ていたのだろうか。
「でもね、あの霊夢は人間だったかもしれませんが、中学校と小学校の頃の霊夢はゆっくりだったん
ですよ」
ただ、知りたかっただけなのだ。この一生分を賭けても解きたかった謎だったのだ。俺と霊夢、こ
の二人の命を賭けたショーだったんだよ。それは、二人の中で抱きしめあいながら感じることが出来
るものだったんだ。それが終わって、残ったものは結果というなんとも味気のないもの。ゆっくりと
した時間を味わうだけ味わった結果がこれだよ。
可笑しいな。なんで痛くもないのに泣いているんだろう。
おわり
TOEICを受けに行く日なのに徹夜でスラスラと書けてしまったおはなし。ただ、じっくり書くと内容
量が半端ないので男のひとり語りという形を取りました。ホラー風に書いてみたその2です。
内容については言及する気はないのですが、前作から続く生きることってなんだろなってお話。また
また、反吐が出そうなほどに電波で腐った内容。飛騨は稗田阿求から。霊夢はまんまです。霊夢に関し
てはなるべくゆっくりれいむと喋り方は似せたつもり。
ゆっくり関係なくね? と言われるのは重々承知ですが、ゆっくりという題材だからこそ書けた歪ん
だお話だと思います。そう言ってしまうとゆっくりへの皮肉に繋がるのですが。ゆっくり自体不透明で
形而上のあやふやな存在だからいいよね! 堪忍してください。お願いします。
相変わらずチェックは軽く読みなおす程度なので脱字・謝った言葉の使い方があるかもしれません。
その辺りは多めに見てください。自分の気持をすっきりーさせたくて書いたSSなので。