ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2612 ひやしあんよ
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ankoss
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『ひやしあんよ』 30KB
虐待 観察 実験 野良ゆ ゲス 現代 独自設定 うんしー 処女作となります。少々独自設定強し
虐待 観察 実験 野良ゆ ゲス 現代 独自設定 うんしー 処女作となります。少々独自設定強し
初投稿ゆえ、表現がおかしい点も多々あるとは思いますが、お許しください。
※注
- いくつか文章にパロネタあり
- もしかしたらすでに使われたネタだったかもしれません。その時はごめんなさい。
- オチがちょっとひどい…かも
足焼き
ゆっくりの底部(あんよ)を加熱し機能を破壊することで、逃亡・抵抗阻止及び精神的ダメージを与える虐待の基礎行為。
また、本格的虐待の下準備としても頻繁に用いられている。
ゆっくりの底部(あんよ)を加熱し機能を破壊することで、逃亡・抵抗阻止及び精神的ダメージを与える虐待の基礎行為。
また、本格的虐待の下準備としても頻繁に用いられている。
俺はこの、ゆっくりの足焼きが下手くそだ。
一見すれば、油を敷いたフライパンやホットプレートにゆっくりのあんよを押し付けるだけの、小学生でもできそうな行為だが
「ゆっ、ゆっ…ぼうやべでくだざい…」
「どれどれ…あぁくそ、まだ動いてる…もう一回か」
「(ジュッ)ゆっぎぃぃ!! ごべんなざいぃぃぃ! だがらぼうまりざのあんよやがないでぇぇ!!」
「どれどれ…あぁくそ、まだ動いてる…もう一回か」
「(ジュッ)ゆっぎぃぃ!! ごべんなざいぃぃぃ! だがらぼうまりざのあんよやがないでぇぇ!!」
個体ごとに加熱時間、火加減、油の量などを調節するのがかなり難しく、焼きが不十分で二度焼きする羽目となったり
「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っ」
「やべえやりすぎた!? ジュースどこだ!!」
「やべえやりすぎた!? ジュースどこだ!!」
逆に焼き過ぎて瀕死にしてしまったりと、なかなかちょうどいい具合にならない。
さらに、大半のゆっくりは恐怖状態に陥ると、おそろしーしーという砂糖水を噴出する。
これが焼いたあんよを若干回復させることとなり、さらに引き上げのタイミングを誤らせる原因となる。
さらにひどい時には
これが焼いたあんよを若干回復させることとなり、さらに引き上げのタイミングを誤らせる原因となる。
さらにひどい時には
「ゆぅう"ん!! やめでぇ! あついあついはいやだぁ! ゆーっ!!」
「暴れんなこいつ!! 早く火に…」
「暴れんなこいつ!! 早く火に…」
プッシャアア!!
パチッ
バチバチバチバチバチバチッ!! バヂバヂバヂッ!!
「ゆっぎぃぃぃぃっ!!」
「ぬわーっ!!」
「ゆっぎぃぃぃぃっ!!」
「ぬわーっ!!」
しーしーが熱した油をはね上げ、顔や腕を火傷したなんてことも。
正直、足焼き時のおそろしーしーは、ぷくーや体当たりよりはるかに恐ろしい。
正直、足焼き時のおそろしーしーは、ぷくーや体当たりよりはるかに恐ろしい。
その他、鉄板を使わずに直火であんよを焼くという手段を試みた事もある。
「ゆぎぎぎぎぎ…」
「あーもう、この方法は腕が疲れる…」
「れいむの…れいぶの "あにゃる" がぁぁ…」
「あーもう、この方法は腕が疲れる…」
「れいむの…れいぶの "あにゃる" がぁぁ…」
「……あれ?」
どうやら、あんよ全体をきれいに焼ききれなかったようだ。
そのあと何度も焼き直しを重ねた結果、れいむは虐待する前に墨饅頭となり永遠にゆっくりしてしまった。
そのあと何度も焼き直しを重ねた結果、れいむは虐待する前に墨饅頭となり永遠にゆっくりしてしまった。
このように、俺の足焼きの失敗談を挙げたらきりがない。
ベテランゆ虐師は成ゆでもライター1本あれば十分だというが、俺がその域に達するには当分先の事となりそうだ。
ベテランゆ虐師は成ゆでもライター1本あれば十分だというが、俺がその域に達するには当分先の事となりそうだ。
そこで俺は考えた。足焼きに代わる新しいゆっくりのあんよ破壊方法はないものかと。
そして意外にも、それはすぐに思いついた。なんてことはない、逆転の発想だ。
そして意外にも、それはすぐに思いついた。なんてことはない、逆転の発想だ。
「焼いて駄目なら…」
ひやしあんよ
「よっと、これで全部か」
数日後、俺はこの日のために用意してきたものを全部、風通しのよいベランダ前に並べた。
数日後、俺はこの日のために用意してきたものを全部、風通しのよいベランダ前に並べた。
アルコール
ドライアイス
加工所産の透明な箱ファミリーサイズ
そして
「おいくそじじい! いまからここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」
「だじぇっ!!」
「ゆっゆん、まりさかっこいいよ~! どれいじじいははやくここをかたづけてあまあまもってきてね!」
「だじぇっ!!」
「ゆっゆん、まりさかっこいいよ~! どれいじじいははやくここをかたづけてあまあまもってきてね!」
糞饅頭である。
この計画を思いついた当初は、材料集めにかなり手間取ると予想していた。
しかし、いざ調べてみると案外簡単に、しかも安価で手に入れることができる物ばかりだということを知った。
しかし、いざ調べてみると案外簡単に、しかも安価で手に入れることができる物ばかりだということを知った。
まず、アルコールは薬局で消毒用を5リットル分購入。
変性アルコールなので酒税もかからず、予算も大した痛手とならなかった。
変性アルコールなので酒税もかからず、予算も大した痛手とならなかった。
次に、一番の問題であったドライアイスだが、なんと近所の葬儀屋で購入することができることを知り、計画は一気に実現へと近づいた。
後に、一部のスーパーで保冷剤としてタダで手に入ることも分かったのだが、今回は余裕を持ってクーラーボックス一杯分を購入することにした。
後に、一部のスーパーで保冷剤としてタダで手に入ることも分かったのだが、今回は余裕を持ってクーラーボックス一杯分を購入することにした。
透明な箱は念のため加工所に耐久性を問い合わせてみたところ、問題ありませんという心強いコメントを頂いた。
さすが加工所ブランド、なんともないぜ!!
さすが加工所ブランド、なんともないぜ!!
「まずてはじめに、まりささまのゆっくりぷれいすたんっじょうきねんのあまあまをけんじょうするんだぜ!」
「まりちゃ、どれいのためにうんうんちてあげりゅよ! (ぷりぷり)ちゅっきりー!!」
「おちびちゃん! うんうんなんてあげたらどれいのしたがこえてはたらかなくなっちゃうよ! どれいがあまあまもってくるまであげちゃだめだよ!」
「ゆっ! ゆっくちりきゃいしちゃよ! どりぇいはうんうんおあじゅけっ! なんだじぇっ!」
「まりちゃ、どれいのためにうんうんちてあげりゅよ! (ぷりぷり)ちゅっきりー!!」
「おちびちゃん! うんうんなんてあげたらどれいのしたがこえてはたらかなくなっちゃうよ! どれいがあまあまもってくるまであげちゃだめだよ!」
「ゆっ! ゆっくちりきゃいしちゃよ! どりぇいはうんうんおあじゅけっ! なんだじぇっ!」
この足もとでわめいてる糞饅頭一家(まりさ、れいむ、赤まりさ)は、買出しから帰って来た際に庭にうろついていたのを捕獲した。
花壇の花を狙ってきたぐらいなら、一匹潰してつまみ出すぐらいで許してやろうと思っていたのだが、
ばかなじじいをせいっさいっ! するとか、おうちを奪ってうんうんどれいにするとか話しているのを聞き、救いようのないゲス一家であると判断した。
こいつらなら、心を痛めず実験を試すことができそうだ。
さっそく準備に取り掛かろう。
花壇の花を狙ってきたぐらいなら、一匹潰してつまみ出すぐらいで許してやろうと思っていたのだが、
ばかなじじいをせいっさいっ! するとか、おうちを奪ってうんうんどれいにするとか話しているのを聞き、救いようのないゲス一家であると判断した。
こいつらなら、心を痛めず実験を試すことができそうだ。
さっそく準備に取り掛かろう。
まずアルコールを透明な箱に、ゆっくりのあんよが浸かる程度の高さまで注ぎ込む。
揮発性が高いのもあり、たちまち部屋は芳香族特有の匂いで満たされる。
揮発性が高いのもあり、たちまち部屋は芳香族特有の匂いで満たされる。
「ゆゆっ!? なんだかあまあまなにおいがするよ!!」
「あみゃあみゃ!? あみゃあみゃ!!」
「くそどれい! おちびちゃんがあまあまをごしょもうっ! だよ!! だからはやくあまあまをちょうだいね!!」
「あみゃあみゃ!? あみゃあみゃ!!」
「くそどれい! おちびちゃんがあまあまをごしょもうっ! だよ!! だからはやくあまあまをちょうだいね!!」
饅頭どもを無視して俺は二重に重ねた軍手をはめ、クーラーボックスから砕いたドライアイスを取りだした。
うん、それでもまだ冷たいが十分堪え切れる。
先ほどのアルコールの中に、少しずつドライアイスを落としていく。
うん、それでもまだ冷たいが十分堪え切れる。
先ほどのアルコールの中に、少しずつドライアイスを落としていく。
しゅわわわわわ……
あっという間に透明の箱が白く濁り、冷やされた水蒸気が地面を伝って流れていく。
「ゆぴっ」
おっとまずい、さすがに怪しまれたか?
「ゆんゆん、おうちがひーやひーやしてとってもゆっくりできるね!!」
「ゆっへっへ、どれいにしてはなかなかきがきくのぜ、さすがれいむがちょうっきょう! したどれいなんだぜ!!」
「ゆーん、それほどでもあるよぉ~」
「ひーやひーや、ゆっくちー!!」
「ゆっへっへ、どれいにしてはなかなかきがきくのぜ、さすがれいむがちょうっきょう! したどれいなんだぜ!!」
「ゆーん、それほどでもあるよぉ~」
「ひーやひーや、ゆっくちー!!」
うん、考えすぎだった。
しかしこいつら、低温に関してはそこまで危機感がないのだろうか。
今までやってきた足焼きの時とはまるで反応が違う。
火を見ただけでも「ゆっくりできないきがするよ!」とか言い出す奴らだったのに。
今までやってきた足焼きの時とはまるで反応が違う。
火を見ただけでも「ゆっくりできないきがするよ!」とか言い出す奴らだったのに。
そういえば野生のゆっくりがえっとうっ! するのも、寒さのためというより食料が少なくなるのが主な理由であると聞いたことがある。
ということは、案外大丈夫かもしれないな。
ということは、案外大丈夫かもしれないな。
- 80℃でも。
ドライアイスが箱の底に残るようになり、どうやら寒剤が完成したようだ。
試しにポケットに残っていた薬局のレシートを浸けてみる。
試しにポケットに残っていた薬局のレシートを浸けてみる。
シュウゥゥゥ……
すげぇ、浸けた瞬間にガラス板みたいになった。(パキンパキン)おお、割れる割れる。
これだけでも一日中遊んでいられそうだ。
とはいえ
これだけでも一日中遊んでいられそうだ。
とはいえ
「おいどれえええっ!! あまあまはまだかあああ!! さすがのまりささまでも、がまんのげんっかいっなのぜええええ!!!!」
「どれい! れいむにはじをかかせないでね! あまあまもってきたらせきにんとってすみやかにしんでね!!」
「ちね!! ちね!!」
「どれい! れいむにはじをかかせないでね! あまあまもってきたらせきにんとってすみやかにしんでね!!」
「ちね!! ちね!!」
どうやら、こいつら "も" 我慢の限界のようだ。黙って作業してたら調子に乗りやがって。
「じじいはまりささまがせいっさい…ゆっ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」
俺は足元でがなり立てていた親まりさをつかむと、冷気あふれる箱の上に持ち上げる。
そして
そして
「凍符 パーフェクトフリーズ! なんてね」
ちゃぷっ
「ゆ!?」
ぷるぷる動くあんよを、寒剤プールの底に押しつけた。
ジュウウウウウウゥゥ!!
ボゴボゴボゴボゴッ!!
ボゴボゴボゴボゴッ!!
「ゆぎいいい!? ゆっくりできないのぜええええええ!!」
うおっ! 足焼きのような音がした!
レシートよりも表面積が大きいからか、寒剤は急激に泡立ち、白色の冷気があっという間にまりさを覆う。
レシートよりも表面積が大きいからか、寒剤は急激に泡立ち、白色の冷気があっという間にまりさを覆う。
「まりさあああああああ!! なにがあっだのおおおおお!?」
「ゆんやああああ!! きょわぃよおぉぉぉぉぉ!!」
「ゆんやああああ!! きょわぃよおぉぉぉぉぉ!!」
まりさの悲鳴を聞き、残されたれいむたちが騒ぎだした。
さすがの餡庫脳でも、まりさが何やらゆっくりできない状況に遭わされているのが理解できたらしい。
しかし、れいむ達の視点からでは白く曇った箱の中を確認することができない。
さすがの餡庫脳でも、まりさが何やらゆっくりできない状況に遭わされているのが理解できたらしい。
しかし、れいむ達の視点からでは白く曇った箱の中を確認することができない。
が、ここで予想外なことが起きた。
「じじいいぃ!! ばりざざまになにをじだぁぁぁ!?」
「…あれ?」
こいつ、今のあんよの状態に気付いていないのか?
「何をしたって、何がだ?」
「ぽんぽんがびーりびーりずるうぅぅぅ!! いいがらざっざとごごがらだぜえええっ!!」
「ぽんぽんがびーりびーりずるうぅぅぅ!! いいがらざっざとごごがらだぜえええっ!!」
なるほど、気付いてないんじゃない。感覚が無くなったんだ。
ゆっくりのあんよは他の部位よりも若干皮が厚く、そのぶん熱や衝撃が通りにくい構造となっている。
そのため足焼きをする際には、悲鳴を上げなくなる。すなわち機能が完全に破壊されるまで続けるのが常識とされている。
しかし今回の場合、-80℃という超低温によってあんよは痛覚ごと一瞬で凍りつき、寒剤から出たぽんぽんでしか痛みを感じることができなくなったというわけだ。
そのため足焼きをする際には、悲鳴を上げなくなる。すなわち機能が完全に破壊されるまで続けるのが常識とされている。
しかし今回の場合、-80℃という超低温によってあんよは痛覚ごと一瞬で凍りつき、寒剤から出たぽんぽんでしか痛みを感じることができなくなったというわけだ。
「ざっざとじろおおお お" あ"… ご…」
「やべ、浸けすぎたか?」
叫び声が突然途絶えた。まだ十秒しか経ってないが、もう口周りまで寒剤が浸食してきたらしい。
急いで引き上げると、押し付けていたせいで底辺が平たくつぶれたあんよが姿を現した。
凍りついて真っ白になったその姿は、正月の鏡餅を連想させる。
急いで引き上げると、押し付けていたせいで底辺が平たくつぶれたあんよが姿を現した。
凍りついて真っ白になったその姿は、正月の鏡餅を連想させる。
ゴトッ
親まりさ床に置くと、レンガを置くような音がした。これがゆっくりを置いた音とは、誰も思うまい。
口が凍りついて半開きになったアホづらまりさの下に、すぐさまれいむが跳ね寄った。
口が凍りついて半開きになったアホづらまりさの下に、すぐさまれいむが跳ね寄った。
「ふ…ふひはふほははひ……」
「ばりざあああああ!! ゆっくりしていってね…ぺーろぺー…へ? へほはははへはいいぃぃ!!」
「へいふ!? へいふうううぅ!!」
「ばりざあああああ!! ゆっくりしていってね…ぺーろぺー…へ? へほはははへはいいぃぃ!!」
「へいふ!? へいふうううぅ!!」
れいむがまりさのあんよに舌を這わせたまま叫んでいる。どうやら一緒に凍りついたようだ。
当然だ。今のまりさのあんよは氷よりはるかに温度が低い。
それにペーろぺーろするなど、冷凍庫の壁面に舌をつけるより危険な行為だ。
当然だ。今のまりさのあんよは氷よりはるかに温度が低い。
それにペーろぺーろするなど、冷凍庫の壁面に舌をつけるより危険な行為だ。
「ははひへへ! はひははへろはんほふっふひひはいへははひへへ!!」
「へいむぅぅ!! はなれるんはへえええ!!」
「へいむぅぅ!! はなれるんはへえええ!!」
しばらく糞饅頭共が絡み合う喜劇を眺めていたが、ふと赤まりさがいなくなっているのに気がついた。
辺りを見まわし、ふと足元をみると
辺りを見まわし、ふと足元をみると
「くちょどれえええ!! おちょーしゃんちゃちをなおちぇぇ!! ぷっきゅぅぅぅぅぅっ!!」
わざわざ実験台となりに来てくれたようだ。
「あぁ怖い怖い。まりさがおっきくなっちゃったよー(棒読み)」
「ゆぷぷ! まりちゃのぷきゅーにおしょれをなちてるにぇ!! ぷきゅきゅぅぅぅぅ!!!!」
「ゆぷぷ! まりちゃのぷきゅーにおしょれをなちてるにぇ!! ぷきゅきゅぅぅぅぅ!!!!」
調子に乗ってさらに膨れ、テニスボールサイズくらいにまでなった赤まりさ。ああ踏みたい。
「怖いよー怖い怖い」
きゅっ
「ぷ」
「ぷ」
ほっぺを潰さないよう注意しつつ、膨れ赤まりさをつかみ上げた。
口はしっかり手のひらで抑えつけ、息を吐かさないよう気を付ける。
口はしっかり手のひらで抑えつけ、息を吐かさないよう気を付ける。
「怖いまりさは…」
もう片方の手で箱を傾け、寒剤を箱の端へと集める。
一か所に集まった寒剤は、白い煙を吐き出しながら次の獲物を今か今かと待っているかのようだ。
一か所に集まった寒剤は、白い煙を吐き出しながら次の獲物を今か今かと待っているかのようだ。
そこへ狙いすまして
「冷却だァーッ!!」
ぽちょん
ブシュウウウウウゥゥゥ……
おそらをとんでるみたい! を言うことすら叶わず、膨れまりさは寒剤の中に飲み込まれていった。
後に残るは泡立つ寒剤の音だけ。
タオルケットを箱の底において角度を固定したら、未だ騒いでる馬鹿親共の方へ向き直る。
後に残るは泡立つ寒剤の音だけ。
タオルケットを箱の底において角度を固定したら、未だ騒いでる馬鹿親共の方へ向き直る。
「ほへはいほおぉ!! へいふのひははんほへはいほぉぉ!!」
「ゆひいぃぃ!! ゆ!? じじいぃ!! れいむをさっさともとにもほせえぇ!!」
「ゆひいぃぃ!! ゆ!? じじいぃ!! れいむをさっさともとにもほせえぇ!!」
凍り始めた直後で引き揚げたのが幸いしてか、多少まりさの呂律が回復してきたようだ。
あんよは相変わらず凍りついたままのようだが。
あんよは相変わらず凍りついたままのようだが。
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
「ゆぎ!? まりさのすてひなおぼうしがえぜえぇ!!」
「ゆぎ!? まりさのすてひなおぼうしがえぜえぇ!!」
聞きなれた暴言を軽くあしらい、まりさの帽子を取り上げる。
さっきの冷気で少し白い霜がついてはいるものの、品質には問題ない。
もっとも、これから普通の帽子じゃなくなるのだが。
さっきの冷気で少し白い霜がついてはいるものの、品質には問題ない。
もっとも、これから普通の帽子じゃなくなるのだが。
シュウゥゥゥ…
まりさの帽子の縦にくるくる回して、赤まりさが入ったままの寒剤につばの部分だけを浸していく。
薄い砂糖細工なだけあって、ものの数秒で白く凍りついた。
薄い砂糖細工なだけあって、ものの数秒で白く凍りついた。
「ほら、助けてやるぞ」
れいむの伸びきった舌に狙いを定め、凍った帽子のつばを打ちおろした。
ぷちっ!
「ゆぴっ!!」
かなり無理して伸びていたのだろう。舌がちぎれたれいむはころころと後ろに数回転がると、クーラーボックスに衝突した。
その短くなった舌の先端からは、黒い餡子がにじんでいる。
その短くなった舌の先端からは、黒い餡子がにじんでいる。
「ゆっぎいいい!! れいむのしたさんがきれちゃったああああ!!」
「じじいぃ!! ぼうじ!! ぼうじがえぜええ!! 」
「わかったわかった、ほら」
「じじいぃ!! ぼうじ!! ぼうじがえぜええ!! 」
「わかったわかった、ほら」
泣き叫ぶつがいを無視して帽子を返せと騒ぐまりさ。うるさいので望み通り返してやることにした。
まりさの頭めがけて
ドカッ!!
「ゆっぎいいいぃぃ!!! いだい"い"い"!!!」
白く凍りつき、ガラスのように鋭くなった帽子のつばは、いとも簡単にまりさの饅頭皮を切り裂き、脳天に突き刺さった。
「おおー、帽子カッター! まるでスパイ映画の敵みてぇだ!」
「ゆ"っ…ゆ"っ…」
「ゆ"っ…ゆ"っ…」
脳天に帽子を生やしたまりさは白目をむいて痙攣しだした。
中枢餡までは達してはいないものの、痛みと恐怖で気絶してしまったようだ。
あんよを凍らせたおかげか、幸いしーしーとうんうんは漏らしていない。
中枢餡までは達してはいないものの、痛みと恐怖で気絶してしまったようだ。
あんよを凍らせたおかげか、幸いしーしーとうんうんは漏らしていない。
まぁなんにせよ、これでまりさで遊ぶのはしばらくお預けだ。
「おちびちゃああぁぁん!! おちびちゃんばどこおおぉぉ!?」
ようやく赤まりさがいなくなったのに気づいたらしい。れいむが砂糖水を撒き散らしながら叫びはじめた。
赤まりさも寒剤に浸けこんで一分ぐらい経ったし、もうそろそろ頃合いだろう。
赤まりさも寒剤に浸けこんで一分ぐらい経ったし、もうそろそろ頃合いだろう。
「おーいれいむ、おちびちゃん見つかったぞー」
「ゆゆっ! じじいがおちびちゃんをかくしてたんだね! さっさとかえせぇぇ!!」
「ゆゆっ! じじいがおちびちゃんをかくしてたんだね! さっさとかえせぇぇ!!」
なんだよ、せっかく教えてやったのにお礼の一言もなしか。とことんゲスだな。
まぁ隠したのは事実なんだけど。
まぁ隠したのは事実なんだけど。
凍りついて板みたいになったタオルケットを抜き取り、斜めになった箱を元に戻す。
コロン、コロコロ
波立った寒剤の中を白黒の物体が転がる。
その音はまるでビー玉を転がしているかのように硬く、重い。
その音はまるでビー玉を転がしているかのように硬く、重い。
「よっと」
ぴんと固く尖った黒い帽子の先端をつまみ、赤まりさを寒剤から引っ張り上げた。
そして、そのまま手のひらに載せると、目の前まで持ち上げた。
そして、そのまま手のひらに載せると、目の前まで持ち上げた。
一瞬で中枢餡まで凍りついたのだろう、赤まりさは時間が止まったかのようにぷくーをしたまま凍りついていた。
膨らんだもちもちほっぺは石のように固く、寒天の目は冷気で白く濁ってもなお、見開かれたままだ。
膨らんだもちもちほっぺは石のように固く、寒天の目は冷気で白く濁ってもなお、見開かれたままだ。
「おぢびぢゃああん!! れいぶだよ! おぢびぢああぁぁん!!」
箱から出てきた赤まりさを見て、れいむが涙声で歓声を上げる。
しかし、その声は赤まりさに届くことはない。
しかし、その声は赤まりさに届くことはない。
「おじびじゃあああああん!! どぼじでへんじじてぐれないのおぉぉ!!」
一向に返事をしない赤まりさに、れいむの声がますます悲痛なものへと変わる。
このまま眺めていても面白いのだが、せっかくだかられいむにも赤まりさを見せてやることにした。
このまま眺めていても面白いのだが、せっかくだかられいむにも赤まりさを見せてやることにした。
れいむの目の前に凍りついた赤まりさを置く。
すると、人間さんに向けていた赤まりさの渾身のぷくーが、今度はれいむへと向けられた。
すると、人間さんに向けていた赤まりさの渾身のぷくーが、今度はれいむへと向けられた。
「ほらまりさ、お母さんにぷくーしてあげなさい」
「おぢび…ゆっ!! なんでれいむにぷぐーじでるのおぉぉ!?」
「おぢび…ゆっ!! なんでれいむにぷぐーじでるのおぉぉ!?」
「ほらほら、もっと見合って見合って」
ずりずり
「やめてね!! おちびちゃんおかあさんにぷくーしないでね!!」
ずりずり
「いいかげんにしないとおかあさんおこるよ! こんっしんっのぷくうううううううううっ!!!!」
『れいむは ぷくー を つかった!!』
「ぷくううううううううう!!」
スイカサイズにまで膨らんだれいむが赤まりさを睨みつける。
今までの経験からすれば、普通の赤ゆならおそろしーしーを漏らして泣き叫ぶレベルではなかろうか。
しかし
今までの経験からすれば、普通の赤ゆならおそろしーしーを漏らして泣き叫ぶレベルではなかろうか。
しかし
「ぷくうううううううぅぅぅぅぅぅ!!」
「……」
「……」
『あいての まりさには こうかが ないようだ…』
「ううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「……」
「……」
あ、顔が赤くなってきた。そろそろ限界か?
ぷひゅるるるる……
「いいがげんにじろおおおおぉぉぉぉ!!!!」
ぷくー状態をやめないおちびちゃんに耐えきれず、ついにれいむがキレた。
まんまる目玉を飛び出さんばかりにむき出して、砂糖水を飛ばしながら冷凍赤まりさに飛びかかる。
まんまる目玉を飛び出さんばかりにむき出して、砂糖水を飛ばしながら冷凍赤まりさに飛びかかる。
「じねっ! おがあざんにはむかうくそちびはじねえぇっ!!」
ぼいんっ
(ゴロンゴロン)
(ゴロンゴロン)
れいむの体当たりを受けた赤まりさは、ぷくーをしたまま後ろへと転がる。
相変わらず音がゆっくりのものとは思えない。
相変わらず音がゆっくりのものとは思えない。
「じねえええええええぇ!!」
ぷよんっ
れいむが間抜けな音をたてて飛び上がると、全体重をかけて赤まりさを押し潰しにかかる。
ぶちゅり
確かな手ごたえ。勝利を確信したれいむの口元が緩む。
が
「ゆ!? …ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?」
すぐにその顔は引きつったものへと変わった。
ここからでもよく見える。おちびちゃんを潰したはずのれいむのあんよが、床からわずかに浮いているのが。
ここからでもよく見える。おちびちゃんを潰したはずのれいむのあんよが、床からわずかに浮いているのが。
「いじゃいいいい!? でいぶのあにゃるが、あにゃるがあああああ!?」
そのままころんとひっくり返ると、あんよを上向きにしてぶりんぶりんと痙攣しだした。
あんよを振るたびに、ピンポン玉サイズほどに拡張されたあにゃるから液状のうんうんが漏れ出している。
あんよを振るたびに、ピンポン玉サイズほどに拡張されたあにゃるから液状のうんうんが漏れ出している。
赤まりさは無傷。
どうやら凍りついた赤まりさの尖った帽子が、れいむのあにゃるにジャストインしてしまったようだ。
その痛々しい姿を見て、俺はなぜかトゲゾーを踏んだ時の配管工のオヤジを連想してしまった。
きっとあのオヤジも、こんな気持ちで死んでいったんだろうなとか、思いながら。
その痛々しい姿を見て、俺はなぜかトゲゾーを踏んだ時の配管工のオヤジを連想してしまった。
きっとあのオヤジも、こんな気持ちで死んでいったんだろうなとか、思いながら。
「ゆぎぃ…ゆぎぃ…ゆ…ぐ、ぐそどれえぇぇぇ!! ぞこのゆっぐりでぎないくそちびをぜいっざいじろおおおおお!!!」
こちらの存在に気づいたようだ。仰向けになったままれいむが叫ぶ。
「れいぶのめいっれいだぞおおお!! はやぐじろおおおお!!」
ずいぶんと上から目線だが、うんうん漏らしながら言う台詞じゃないぞ、それ。
まぁでも、ゆっくりの完全冷凍は思ってたほど面白くなかったな。
泣き叫んで命乞いし、何かにつけて過激なリアクションをとるのがゆ虐の醍醐味なのに。
これじゃぬいぐるみを相手にしているようなものだ。
まぁでも、ゆっくりの完全冷凍は思ってたほど面白くなかったな。
泣き叫んで命乞いし、何かにつけて過激なリアクションをとるのがゆ虐の醍醐味なのに。
これじゃぬいぐるみを相手にしているようなものだ。
もう飽きたし、そろそろ処分するか。
俺は用意した工具箱から小ぶりの木槌を取り出すと、赤まりさをバスタオルの上に置いた。
間に本を挟み、しっかりと固定する。
間に本を挟み、しっかりと固定する。
「さて、まりさちゃんは何発耐えられるかな?」
木槌を振りかぶり、狙いを定めると、一気に冷凍赤まりさの頭に叩きつけた。
ガッ!
「ゆひぃ!?」
突然の衝撃音に、そばにいたれいむが悲鳴と一緒にうんうんをぷぴゅっと噴き出した。汚ぇ。
木槌を上げてみる。
普通のゆっくりなら即死する程度の力で殴ったのだが、少し凍った帽子の破片が飛び散っただけでまだ外傷はない。
そういえば昔、冷凍バナナで釘を打つCMというのがあったが、やはり砕くとなると一筋縄ではいかないようだ。
今度はもう少し力を込める。
普通のゆっくりなら即死する程度の力で殴ったのだが、少し凍った帽子の破片が飛び散っただけでまだ外傷はない。
そういえば昔、冷凍バナナで釘を打つCMというのがあったが、やはり砕くとなると一筋縄ではいかないようだ。
今度はもう少し力を込める。
ガッ!!
ゴッ!!
周りの金髪が砕け、固まったおさげがポロリと落ちた。
周りの金髪が砕け、固まったおさげがポロリと落ちた。
パキュ!!
おさげを叩き潰す。木槌を上げると、金色の粉末だけが残った。
おさげを叩き潰す。木槌を上げると、金色の粉末だけが残った。
ガッ!!
ゴッ!!
ゴッ!!
ガッ!!
ぷくーで元々薄くなっていたのだろう、膨らんでいたほっぺが砕け、黒い歯茎が露出した。
ぷくーで元々薄くなっていたのだろう、膨らんでいたほっぺが砕け、黒い歯茎が露出した。
ゴッ!!
ガッ!!
れいむのあにゃるを突き刺した三角帽子が砕け、白い頭皮と一緒に崩れ落ちた。
れいむのあにゃるを突き刺した三角帽子が砕け、白い頭皮と一緒に崩れ落ちた。
ガッ!!
ガッ!!
ゴッ!!
ガッ!!
ゴシャッ!!
頭部の餡子がついに砕け、赤まりさの体が二つに割れた。
頭部の餡子がついに砕け、赤まりさの体が二つに割れた。
パァン!!
「ゆぴぃぃぃぃぃぃ!?」
ラストの渾身の一撃で、割れた赤まりさはグラスを落としたかのように粉々に四散した。
飛び散る破片から顔をそらしたれいむは、そのまま勢いで横にころころと転がる。
飛び散る破片から顔をそらしたれいむは、そのまま勢いで横にころころと転がる。
「ゆっ…ゆっ……ゆへっへっへ…どれいをあやつるていどののうりょくをもつれいむさまに…さからったから……こうなるんだよ」
粉々になった元赤まりさの破片を見て、れいむがぐったり横になったままゆぴゆぴ笑い出した。
さっきから思ってたんだが、このれいむが三匹の中で一番ムカつくな。
どこで聞いて覚えたんだよ、奴隷を操る程度の能力とか。
さっきから思ってたんだが、このれいむが三匹の中で一番ムカつくな。
どこで聞いて覚えたんだよ、奴隷を操る程度の能力とか。
「どれいぃ! れいむさまはへーとへーとだよ! こんどはあまあまをもってきてね!!」
やれやれ、あれだけ怖い目にあってすぐこれか。よくこんなんで成体まで生きてこれたものだな。
まぁ、その悪運も今日で終わりだ。
まぁ、その悪運も今日で終わりだ。
「わかったわかった、あまあまやるから口を開けな」
「ゆっ! さすがれいむのどれいだね! はやくちょうだいね!! ゆあ~ん」
「ほらほら、もっと開けないとあまあまが入らないぞ」
「ゆゆっ! へいむはんはるほ! ははらはくはんあまあまいれへね!! ゆあああああああああああ~ん!」
「ゆっ! さすがれいむのどれいだね! はやくちょうだいね!! ゆあ~ん」
「ほらほら、もっと開けないとあまあまが入らないぞ」
「ゆゆっ! へいむはんはるほ! ははらはくはんあまあまいれへね!! ゆあああああああああああ~ん!」
黒い歯茎がくっきり見えるほどにおくちを大きく開けるれいむ。
おくちの中では千切れて半分ほどの長さになったれいむの舌が、いち早く甘みを感じようとして左右にぴこぴこ蠢くのが見えた。
限界まで広がったところで俺は胡坐をかいて座り、れいむを上向きにして足の間に乗せた。
おくちの中では千切れて半分ほどの長さになったれいむの舌が、いち早く甘みを感じようとして左右にぴこぴこ蠢くのが見えた。
限界まで広がったところで俺は胡坐をかいて座り、れいむを上向きにして足の間に乗せた。
「はい、よくできました~」
「ゆああああぁぁぁぁ~ん!! ゆあっ、ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん!!」
「ゆああああぁぁぁぁ~ん!! ゆあっ、ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん!!」
俺は足でれいむを軽くロックすると、そばにあるクーラーボックスを引っ張り寄せ、手を突っ込んだ。
そして中のドライアイスを両手で持てるだけつかみ出し、れいむの上に手で隠すようにして持ちあげる。
そして中のドライアイスを両手で持てるだけつかみ出し、れいむの上に手で隠すようにして持ちあげる。
「ほーら、こんなにたくさんのあまあまだぞー」
「あまあま! あまあま! はやふ! はやくれいふひ」
「あまあま! あまあま! はやふ! はやくれいふひ」
ガラララララッ
れいむのおくちの中に両手一杯のドライアイスが放り込まれる。
中に入ったものを十分に味わおうとしてれいむが口を閉じようとするが、それを片手で制する。
中に入ったものを十分に味わおうとしてれいむが口を閉じようとするが、それを片手で制する。
シュウ…シュシュシュシュシュ……
「おっと待てよ、あまあまはまだ沢山あるんだ」
「ふひ? なにいっへ………………………………………!?……………?!-!:]:#:;@ゆが\??☆&#(?!!!!!!」
「ゆっくり食べさせてやるから、そんな慌てんなって」
「ふが○×[@-23☆^っぴ??!!#?>!!!??」
「ふひ? なにいっへ………………………………………!?……………?!-!:]:#:;@ゆが\??☆&#(?!!!!!!」
「ゆっくり食べさせてやるから、そんな慌てんなって」
「ふが○×[@-23☆^っぴ??!!#?>!!!??」
少し間を置いて、れいむが足の中で暴れ出した。どうやらおくちの中の異変に気がついたようだ。
全身をぐーねぐーねと動かして逃げようとはしているが、すでに足で完全にロックした後だ。どうにもなるまい。
俺はれいむの抵抗を気にせず、白い煙が溢れ出すおくちの中へ、次々とドライアイスを投げ込んでいく。
全身をぐーねぐーねと動かして逃げようとはしているが、すでに足で完全にロックした後だ。どうにもなるまい。
俺はれいむの抵抗を気にせず、白い煙が溢れ出すおくちの中へ、次々とドライアイスを投げ込んでいく。
「(ザリザリザリ)ゆふぁ▽!?>,@!!\2π!(ю:】!!??」
せっかくだ、先ほど砕けた赤まりさの残骸も一緒に詰め込んでやる。
冷凍饅頭だし、これであまあまやるという言葉は嘘じゃないだろ。じっくり味わえ。
冷凍饅頭だし、これであまあまやるという言葉は嘘じゃないだろ。じっくり味わえ。
「ほら、食べるの手伝ってやるよ。『むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ』」
ドライアイスがおくち一杯になったところで頭とあんよを掴み、無理やり口を閉じさせて咀嚼させる。
「(ガリゴリゴリガリゴリガリガリッ)3γα-6×!#"○$=_▽~!!??」
抑えつける手首に力を込めるたび、れいむの中のドライアイスが擦れ合い、小気味良い音を奏でる。
しばらくその演奏に夢中になっていたが、次第にれいむの触感が弾力を失ってきた。
どうやらドライアイスが十分にいきわたったようだ。もう手を離しても口が開かない。
れいむの顔を覗き込むと、涙と粘液でぐっちゃぐちゃにして、必死に命乞いの表情をしているのが分かった。
しばらくその演奏に夢中になっていたが、次第にれいむの触感が弾力を失ってきた。
どうやらドライアイスが十分にいきわたったようだ。もう手を離しても口が開かない。
れいむの顔を覗き込むと、涙と粘液でぐっちゃぐちゃにして、必死に命乞いの表情をしているのが分かった。
もうそろそろ、頃合いかな。
俺は暴れるれいむの体を両手で掴んで立ち上がると、寒剤入りの水槽の前にまで移動した。
「さてれいむ、準備はいいかな」
「ーーーーー!!!」
「その汚い顔を、冷凍保存してやる!!」
「ーーーーー!!!」
「その汚い顔を、冷凍保存してやる!!」
れいむの上半分、顔の部分だけを寒剤の中に浸けこんだ。
ぼちょっ
ボコッ!! ボコボコボコボコ!!
寒剤が泡立つと同時に、れいむのあんよの動きが一段と激しくなった。
顔を寒剤に浸けこまれた今、唯一動くあんよだけで苦痛から逃がれようとしているのだろう。
赤まりさの時とは違い、寒剤が中枢餡まで浸透していないため、全身が少しずつ凍りついてゆく苦しみをはっきりと感じていることだろう。
顔を寒剤に浸けこまれた今、唯一動くあんよだけで苦痛から逃がれようとしているのだろう。
赤まりさの時とは違い、寒剤が中枢餡まで浸透していないため、全身が少しずつ凍りついてゆく苦しみをはっきりと感じていることだろう。
むりゅっ、むりむり…
最後の抵抗だろうか、れいむの開ききったあにゃるから親指ほどのうんうんが顔を出した。
吐き出されたうんうんは、しばらくあにゃるの上でほこほこと湯気を立てていたが、やがてぷつりと切れ、静かに寒剤の海へと吸い込まれていった。
吐き出されたうんうんは、しばらくあにゃるの上でほこほこと湯気を立てていたが、やがてぷつりと切れ、静かに寒剤の海へと吸い込まれていった。
シュウ…シュウシュウ……
十秒ほどして、れいむが寒剤から引き揚げられた。
両手で掴んだあんよはまだ、手の中でびくんびくんと痙攣を続けている。
両手で掴んだあんよはまだ、手の中でびくんびくんと痙攣を続けている。
れいむの顔は、まさに「苦悶」という言葉にふさわしい表情で固まっていた。
ドライアイスを大量に詰め込んで固められたおくちは、必死に口内の異物を吐き出そうと限界まで引きつり、
涙でぐちゃぐちゃだった両方のおめめは、見開かれたまま白く濁り、未だに助命を訴え続けている。
涙でぐちゃぐちゃだった両方のおめめは、見開かれたまま白く濁り、未だに助命を訴え続けている。
体内を蝕む冷気に怯えながら、寒剤の中にゆっくりと沈められる瞬間の顔。
『ゆっくり』を微塵も感させない表情のまま、れいむの時は止まっていた。
痙攣したあんよを、静かに床の上に置く。
痙攣したあんよを、静かに床の上に置く。
…ずりっ、…ずりっ、…ずりっ、
手を離すと、痙攣していたれいむのあんよが床を蹴り始めた。
無言のまま、芋虫のようなスピードで前へ前へとあんよを進めていく。
無言のまま、芋虫のようなスピードで前へ前へとあんよを進めていく。
れいむはまだ、死んでいない。
目と口を寒剤で固められてもなお、中枢半は傷一つついていないし、餡子も吐いていない。
目と口を寒剤で固められてもなお、中枢半は傷一つついていないし、餡子も吐いていない。
泣いて痛みを訴えることもできない。
命乞いをしてわずかな希望にすがることもできない。
「おたべなさい」をして自殺することもできない。
…ずりっ、…ずりっ、…ずりっ………ごろり
床に置かれたバスタオルを踏んでバランスを崩し、れいむの体が横に転がる。
それでもあんよは止まらない。ひたすら宙を蹴り続け、れいむの体は横転した車のようにその場を回る。
それでもあんよは止まらない。ひたすら宙を蹴り続け、れいむの体は横転した車のようにその場を回る。
体内のドライアイスがれいむの中枢餡を凍結し、機能を停止するその時まで、
れいむの死の行進は、終わらない。
「…ゆへ……ゆへぇ……ゆっぐ、ゆっぐり"ぃ……」
れいむが完全に動かなくなってしばらく経ち、気絶していた親まりさが復活した。
白く凍結していたはずのまりさのあんよに、肌色が戻ってきている。
周囲の床も濡れているところをみると、どうやらあんよがしだいに解凍されてきたようだ。
帽子カッターも溶けて柔らかくなっているが、まだまりさの頭に突き刺さったままになっている。
それでも痛がっていないところをみると、気絶した時に記憶もリセットされてしまったのだろうか。
周囲の床も濡れているところをみると、どうやらあんよがしだいに解凍されてきたようだ。
帽子カッターも溶けて柔らかくなっているが、まだまりさの頭に突き刺さったままになっている。
それでも痛がっていないところをみると、気絶した時に記憶もリセットされてしまったのだろうか。
「れ、れいぶ……おぢびちゃん……どこぉ…どごいっだのぉ……?」
つがいと子供が消えたことに気づき、必死で探しまわろうとする。
が、
「…ゆ? まりさぴょんぴょんしたいんだよ…あんよさんゆっくりしないでうごいてね…」
本ゆんは思いっきり飛び跳ねたつもりだったのだろう。まりさの上半身が横に大きくのーびのーぴする。
しかし、あんよはまりさの意思に反し、床から離れようとしない。
ずりずりと、全身大きく傾けて這いまわるその様は、まるでナメクジのようだ。
しかし、あんよはまりさの意思に反し、床から離れようとしない。
ずりずりと、全身大きく傾けて這いまわるその様は、まるでナメクジのようだ。
「うごいてね!! まりさのしゅんそくあんよさん、ゆっぐりじないでうごいでね!! ゆっぐり! ゆっぎゅり"い"い"い"い"い"い"ぃ!!」
「どれどれ」
「ゆ"っ!?」
「どれどれ」
「ゆ"っ!?」
上半身を激しくぐーねぐーねさせて暴れるまりさを両手で掴むと、あんよを上にしてひっくり返した。
この事態は俺にとっても予想外だ。がぜん興味が湧く。
この事態は俺にとっても予想外だ。がぜん興味が湧く。
「ばなぜえぇ!! ぎだないででばりざざまにざわるなあああああぁ!!」
「うっせぇな、ほら、帽子が落ちたぞ」
「おぼうぢ!? ばりざざまのおぼう…ゆぎぃい!! あだま"がいだいいいいいいぃぃ!?」
「うっせぇな、ほら、帽子が落ちたぞ」
「おぼうぢ!? ばりざざまのおぼう…ゆぎぃい!! あだま"がいだいいいいいいぃぃ!?」
逆さでぐねんぐねん動いたせいで、まりさに刺さった帽子が抜けたようだ。
傷口を塞ぐものが無くなり、まりさの裂けた頭からぼたぼたと餡子がこぼれ出した。
傷口を塞ぐものが無くなり、まりさの裂けた頭からぼたぼたと餡子がこぼれ出した。
「ゆげぇ……ゆ"…ゆ"…」
「やっと静かになったか、さて、まりさちゃんのあんよは…………おや?」
「やっと静かになったか、さて、まりさちゃんのあんよは…………おや?」
ぷるぷると小刻みに震えるあんよを触ると、すぐにその違和感に気付いた。
なんていうか、水分が抜けてパサパサしている。
表面にスポンジのような細かい穴があるようで、撫でてみるとザラザラした触感が肌に残る。
さしずめ、かるかん饅頭の皮といったところか。
なんていうか、水分が抜けてパサパサしている。
表面にスポンジのような細かい穴があるようで、撫でてみるとザラザラした触感が肌に残る。
さしずめ、かるかん饅頭の皮といったところか。
「なるほど、『冷凍劣化』か」
冷凍劣化
水は氷に物性が変化すると、体積がわずかに膨張する性質を持つ。
そのため、まりさのあんよは冷凍したことで、体内の水分でパンパンに張った状態で凍結される。
しかし、やがて外気によって温度が上昇し、氷が再び水へと物性変化すると、体積の減少によって空いた隙間から水分が流れ落ちてしまう。
その結果、まりさのあんよの水分は床へこぼれ落ち、饅頭皮は氷の粒で空いた穴だらけとなり、スポンジ状になったわけだ。
そのため、まりさのあんよは冷凍したことで、体内の水分でパンパンに張った状態で凍結される。
しかし、やがて外気によって温度が上昇し、氷が再び水へと物性変化すると、体積の減少によって空いた隙間から水分が流れ落ちてしまう。
その結果、まりさのあんよの水分は床へこぼれ落ち、饅頭皮は氷の粒で空いた穴だらけとなり、スポンジ状になったわけだ。
これは、豆腐やこんにゃく、食パンなど、水分を多く含むものを凍らせたときによく起こる現象である。
ゆっくりの皮も、ぷくーやのーびのーびなどでよく伸縮することから、かなりの水分を含んでいるものと考えられる。
冷凍劣化を起こさせるには、十分な条件であったといえるだろう。
ゆっくりの皮も、ぷくーやのーびのーびなどでよく伸縮することから、かなりの水分を含んでいるものと考えられる。
冷凍劣化を起こさせるには、十分な条件であったといえるだろう。
「ゆっぐ…ゆっぐ…ぼうやだ、おうぢがえるううぅ…」
「あんよが溶けた時のことも考えて、念のためこいつを放置してみたが、こりゃあ新発見だな」
「あんよが溶けた時のことも考えて、念のためこいつを放置してみたが、こりゃあ新発見だな」
ゆっくりの跳躍は、体内の餡子をあんよに向かって打ち出すことで行われる。
元気なゆっくりをひっくり返すと、必死で逃げようとしてあんよの皮がボコボコ躍動するのはこのためである。
しかし、今回のようにあんよがスポンジ状に乾燥すると、餡子の運動エネルギーが分散されてうまく飛べなくなる。
さらに伸縮性も格段に低下するため、いくら力を込めてもずーりずーりとしか動けなくなってしまったわけだ。
元気なゆっくりをひっくり返すと、必死で逃げようとしてあんよの皮がボコボコ躍動するのはこのためである。
しかし、今回のようにあんよがスポンジ状に乾燥すると、餡子の運動エネルギーが分散されてうまく飛べなくなる。
さらに伸縮性も格段に低下するため、いくら力を込めてもずーりずーりとしか動けなくなってしまったわけだ。
冷凍劣化による利点はこれだけではない。
ゆっくりの皮は小麦粉に近く、水を吸収することでグルテンを形成し、粘性を持つ。
すなわち冷凍劣化した後でも、あんよをぬるま湯に浸けて放置してやれば、足焼き以上の復元が可能というわけである。
これなら加減を間違えてもやり直しが利き、持ち上げて落とすタイプの虐待にも応用ができる。
ゆっくりの皮は小麦粉に近く、水を吸収することでグルテンを形成し、粘性を持つ。
すなわち冷凍劣化した後でも、あんよをぬるま湯に浸けて放置してやれば、足焼き以上の復元が可能というわけである。
これなら加減を間違えてもやり直しが利き、持ち上げて落とすタイプの虐待にも応用ができる。
ゆっくり自身へのダメージも少なく、
うんうんやしーしーも漏らさず、
極めて短時間で、
効果が長続きし、
その回復も容易、
俺はこのゆっくりあんよ冷却法に、新しい可能性を確信した。
はずだった。
「ゆぎぎぎ……じじいぃ、いいがげんにじろぉ…!」
何故だろう。
「ゆべっ!! ……ゆうぅぅ、よ、ようやくまりささまのつよさにおそれをなしたんだね…でも、もうておくれっ! なんだぜぇ!!」
こんなにも素晴らしい利点があるのに、何かが足りない。
「まずはまりささまのはにーとおちびちゃんをだすんだぜ!! そうすればらくにころしてやるんだぜ!!」
…いや、違う。何が足りないのかが分からないんじゃない。認めたくないだけだ。
「くちでいってもわからないばかなんだね!! それならじーわじーわといためつけてやるんだぜ!!」
分かってる。
赤まりさの時にも、れいむの時にも、ずっと感じていたことじゃないか。
赤まりさの時にも、れいむの時にも、ずっと感じていたことじゃないか。
「まずはぺにぺにをひきちぎって……ゆ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」
まりさを掴み、台所へ行く。
朝食を作ったまま放置していたフライパン。それにサラダ油を追加する。
朝食を作ったまま放置していたフライパン。それにサラダ油を追加する。
点火。
ぼっ!!
「ゆひっ!! なんだかゆっくりできないきがするんだぜ!!」
「ゆひっ!! なんだかゆっくりできないきがするんだぜ!!」
腕の中のまりさが今までにない反応を見せる。
まりさの砂糖水の体液がじわりと滲み、服へ染み込んでいく。
まりさの砂糖水の体液がじわりと滲み、服へ染み込んでいく。
「じじいぃ!! やめろぉ!! はなぜ!! ばなぜええぇぇぇ!!」
力づくで暴れるまりさを抑えつけ、ふきんでまりさの全身の水分を落とす。
最大限にまで上げた火力がフライパンをつたい、ゆっくりできない熱気がまりさの体をなでる。
最大限にまで上げた火力がフライパンをつたい、ゆっくりできない熱気がまりさの体をなでる。
「ごべんなざいぃ!! やべで!! やべで!! やべでやべでやべでやべでやべで!!」
ああ…。
「ばりざが! ばり、ばりざがわるがっだでず!! あやばりばず!! だがら
『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』
ゆ"っぎ い"い"い"い"い"い"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』
ゆ"っぎ い"い"い"い"い"い"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
そう、
これだ。
これが足りなかったんだ。
これだ。
これが足りなかったんだ。
雨の日も、風の日も、生まれた時から自由に動かしてきた自慢のあんよ。
永遠にゆっくりするその日まで、ずっとそばにいてくれるはずだった最高の相棒。
それが熱によって、ゆっくりとちぎり取られていく
永遠にゆっくりするその日まで、ずっとそばにいてくれるはずだった最高の相棒。
それが熱によって、ゆっくりとちぎり取られていく
はっきりとした意識の中、動かなくなる体。
崩れ落ちる、ゆっくりした未来。
恐怖
不安
絶望
それらの感情が一つに収縮され、辺りに響き渡る絶叫。
凍結によるあんよ破壊では味わえない、負のハーモニー。
凍結によるあんよ破壊では味わえない、負のハーモニー。
先ほどまでの虐待では感じることのできなかったその感触を、俺は全身で受け止めていた。
「あ"……あ"んよが……ばりざのあ"ん"よ"があ"あ"あ"あ"あ!!!!」
すぐさまボウルにオレンジジュースを入れると、まりさのあんよをその中に浸ける。
しばらくすると、茶色くなりかけたあんよの皮がはがれ落ち、新しい饅頭皮が形成される。
俺は涙にまみれたまりさの顔のそばで、そっと呟いた。
しばらくすると、茶色くなりかけたあんよの皮がはがれ落ち、新しい饅頭皮が形成される。
俺は涙にまみれたまりさの顔のそばで、そっと呟いた。
「もう一回、焼かせてもらうよ」
「や"…や"だ…やべ……で」
「あんまりいい声で鳴くもんだから、勿体なくなってさ」
「ごべ…な……ざい………ばりざ…もうおうぢ…いりば…ぜん……ずぐにででいぎまず…にどど」
「ごめんね」
「や"…や"だ…やべ……で」
「あんまりいい声で鳴くもんだから、勿体なくなってさ」
「ごべ…な……ざい………ばりざ…もうおうぢ…いりば…ぜん……ずぐにででいぎまず…にどど」
「ごめんね」
まりさの体がびくりと震える。
「これは制裁じゃないから、ごめんなさいじゃ終わらないんだよ」
「あ"…あ"……ゆぎ、ゆぎぎぃ!?」
「あ"…あ"……ゆぎ、ゆぎぎぃ!?」
まりさの体をひっくり返し、あにゃるの中にドライアイスを詰め込んでいく。
「ゆぎ!! あ、あぎゃる…が」
「ほら、あんよがひんやりするだろ。これでもっと長く楽しめるかな」
「や"べ……や"…」
「安心しなよ。今、気分いいからさ、飽きたらすぐ潰してやるよ」
「や
『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』
ぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
「ほら、あんよがひんやりするだろ。これでもっと長く楽しめるかな」
「や"べ……や"…」
「安心しなよ。今、気分いいからさ、飽きたらすぐ潰してやるよ」
「や
『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』
ぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
三十分後
足焼き五回目とさしかかったところで、薄くなったまりさのあんよが破れ、中身をフライパンにぶちまけた。
中枢餡を直接フライパンで焼かれる痛みに悶えながら、そのまままりさは永遠にゆっくりしていった。
足焼き五回目とさしかかったところで、薄くなったまりさのあんよが破れ、中身をフライパンにぶちまけた。
中枢餡を直接フライパンで焼かれる痛みに悶えながら、そのまままりさは永遠にゆっくりしていった。
こうして、俺の新しく考案したあんよ凍結法は、失敗という結果に終わったのだった。
足焼きの本当の魅力を、俺に残して……
足焼きの本当の魅力を、俺に残して……
おまけ
「おっ、ゆっくりグッズ10%引きセールか」
ゆっくりできない結果に終わったあんよ凍結法だったが、一週間後、思いがけないところで再開することとなった。
加工所である。
従来の加熱によるゆっくり処理法を一新し、冷却を主に用いた処理法を試験的に導入したというのだ。
従来の加熱によるゆっくり処理法を一新し、冷却を主に用いた処理法を試験的に導入したというのだ。
なるほど。
確かに大量のゆっくりを取り扱う加工所でなら、加熱処理よりはるかに低コストで加工を行うことができる。
冷媒も不活性ガスを用いれば、万一事故が起こった時の被害も少ない。
それに、今まで何度も問題になっていた、排出される甘ったるい排気ガスや、ゆっくりの騒音問題も一挙に解決する。
確かに大量のゆっくりを取り扱う加工所でなら、加熱処理よりはるかに低コストで加工を行うことができる。
冷媒も不活性ガスを用いれば、万一事故が起こった時の被害も少ない。
それに、今まで何度も問題になっていた、排出される甘ったるい排気ガスや、ゆっくりの騒音問題も一挙に解決する。
実際、この処理法が導入されてからというもの、ゆっくり処理コストは少しずつ減少しており、削減した費用はゆっくりグッズや駆除費の削減にまわされているらしい。
「要は、適材適所ってわけね」
俺は新聞を閉じると、セールの日を忘れないようにカレンダーへと書きこんだ。
おしまい
あとがき
初めてゆ虐小説にチャレンジしてみましたが、読むのと書くのでは全然違いました。
今まで掲示板で偉そうに批評してたのが、恥ずかしく感じるくらいに。
今まで掲示板で偉そうに批評してたのが、恥ずかしく感じるくらいに。
あと、最初にゆっくりの足焼きを考えた人は、本当に天才だと思います。
挿絵:わちきあき