ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2735 絆が結ぶゆっくり匠2
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『絆が結ぶゆっくり匠2』 27KB
愛情 日常模様 駆除 群れ ドスまりさ 現代 2/3
愛情 日常模様 駆除 群れ ドスまりさ 現代 2/3
- ゆっくり愛で&制裁SSです。
- ゆっくりふらんとお兄さんが協力してドスと群れを狩りに向かう話です。
- 努力愛情勝利の方程式です。
- 主要人物であるゆっくりのセリフは読みやすくするため一部漢字とカタカナを使ってます。
- 希少種やハイスペックなゆっくりが出てきたりします。
- 俺設定&御都合主義満載の話です。
- 微エロス成分有り。
- 読み辛くてすいません。
- 文章での注意点や改善等で御意見御座いましたら感想板に書き込んで貰えると、今後に反映しやすいため嬉しく思います。
先達の積み上げられた設定とネタに感謝します。
【絆が結ぶゆっくり匠:中編】
ふらんを連れ爺さんの家へ到着し、まずは爺さんへパートナーとなったふらんの紹介となった。
俺の爺さんがベテランのゆっくり匠と話を聞いていたので、緊張してガチガチだったので何かと色々話を振り家に付く頃には、幾分気が楽になったように見えた。
玄関を潜り帰って来たことを伝えると、座敷から爺さんが出てきた。
俺の爺さんがベテランのゆっくり匠と話を聞いていたので、緊張してガチガチだったので何かと色々話を振り家に付く頃には、幾分気が楽になったように見えた。
玄関を潜り帰って来たことを伝えると、座敷から爺さんが出てきた。
「ようパートナーを説得できたな。なかなかパートナーが見つからず時間掛かっとったから、こりゃあ村総出で狩りすっかと思って用意してた処じゃよ」
「慣れない事して手間取ったけど、無事パートナーとしてふらんに了解を得られたよ。ふらんこの人が俺の爺さんでゆっくり匠の先生だよ」
「慣れない事して手間取ったけど、無事パートナーとしてふらんに了解を得られたよ。ふらんこの人が俺の爺さんでゆっくり匠の先生だよ」
帰って顔を合わせるなり縁起でもない事を言う爺さんにふらんを紹介するとふらんは練習していたのであろう綺麗な挨拶を返すが。
「初めまして、お兄さんのパートナーのふらんです。これからよろしくおねふがっ!? うー・・・」
緊張してか最後の言葉を噛み、涙目になりつつお辞儀をして後ろで恥ずかしがって縮こまってしまった。
それを見た爺さんは大笑いし。
それを見た爺さんは大笑いし。
「なんとも可愛いパートナーだのぉ、うどんげも初め来た頃も分からない事だらけで緊張ばかりしとったもんじゃよ。そう落ち込まず此れからは、自分の家になるんだゆっくりしていくとええ」
そういってふらんを励まし暖かく迎えてくれた。
ふらんも爺さんの言葉を聞きほっとしたのか顔を上げ頷いた。
この日からふらんは、我が家での一員となり生活を始める事となった。
ふらんも爺さんの言葉を聞きほっとしたのか顔を上げ頷いた。
この日からふらんは、我が家での一員となり生活を始める事となった。
店への買出し荷物の受け取り、役所関係の用事で村へ出歩いて生活するようになると、爺さんの見舞いに来る友人達や近所の農家の人とも親しくなり。
農村へ住む人としては、ゆっくりの被害には頭を悩まされている処へ、ゆっくり匠として有名だった爺さんの孫である俺が後を継ぐと分かり。
話はあっという間に広がって歓迎会として集まって集会所で飲み会まで始めてしまう事に。
ふらんは老婆達に、何かとお菓子を渡されては心配されたり撫でられていて可愛がられ。初めは人見知りで警戒していたが、そのうち害意は無いと安心し婆ちゃん達に笑顔をみせたいた。
みんな祝い事やなにかと言えば騒いで呑む口実が欲しかったのもあるだろうが、昔話に花を咲かせて此れからの明るい展望が見えたことが嬉しかったのだろうと思いその日は眠るまで皆の話を聞いて回った。
農村へ住む人としては、ゆっくりの被害には頭を悩まされている処へ、ゆっくり匠として有名だった爺さんの孫である俺が後を継ぐと分かり。
話はあっという間に広がって歓迎会として集まって集会所で飲み会まで始めてしまう事に。
ふらんは老婆達に、何かとお菓子を渡されては心配されたり撫でられていて可愛がられ。初めは人見知りで警戒していたが、そのうち害意は無いと安心し婆ちゃん達に笑顔をみせたいた。
みんな祝い事やなにかと言えば騒いで呑む口実が欲しかったのもあるだろうが、昔話に花を咲かせて此れからの明るい展望が見えたことが嬉しかったのだろうと思いその日は眠るまで皆の話を聞いて回った。
これからの訓練を三人で話し合ったところ。
まずふらんと俺の体力向上として朝の走り込みや筋トレに始まり、コンビネーションや狩りの道具の選定と習熟、地理や山での知識、ゆっくり達の習性を学ぶ座学。
やる事は多いが、まず一つづつこなして段階を上げていく事となった。
まずふらんと俺の体力向上として朝の走り込みや筋トレに始まり、コンビネーションや狩りの道具の選定と習熟、地理や山での知識、ゆっくり達の習性を学ぶ座学。
やる事は多いが、まず一つづつこなして段階を上げていく事となった。
「ふらーん! もうバテてて きたんじゃ ないか! 高度 落ちてるぞーッ!」
「お兄さん こそ! さっきより スピード 落ちて ヘロヘロ じゃない!」
「お兄さん こそ! さっきより スピード 落ちて ヘロヘロ じゃない!」
負けず嫌いなふらんと、お互い軽口を叩き合いながら励ましての日課となったランニング。
「大分命中するようになったぞ、70mなら十発中六発は当てるようになったけどふらんは?」
「お兄さんは定位置から狙うから良いけど、ふらんは獲物の近くを飛び回りながら撃ってるのよ。命中率で言うならふらんの勝ちね」
「だったらもう一寸遮蔽物使って狙い処を絞ったらどうだ? あれじゃ曲芸撃ちだぞ?」
「あっちのがカッコいいし。避けながら攻撃した方が、一々隠れながら攻撃するよりずっと速く仕留められるわ」
「お兄さんは定位置から狙うから良いけど、ふらんは獲物の近くを飛び回りながら撃ってるのよ。命中率で言うならふらんの勝ちね」
「だったらもう一寸遮蔽物使って狙い処を絞ったらどうだ? あれじゃ曲芸撃ちだぞ?」
「あっちのがカッコいいし。避けながら攻撃した方が、一々隠れながら攻撃するよりずっと速く仕留められるわ」
お互いの道具の習熟として、仕留めるための狩猟用クロスボウでの狙撃と追い立てる為の電動ガンによる飛行状態からの射撃訓練。
「道具を収めるザック、ポーチ類やベストが届いたぞ、ふらんの羽が邪魔にならない様にベルトを調整するからちょっと着て確かめてくれ」
「空を飛べるのは、便利だけど可愛い衣服も制限掛かるのが不便なのよね。ところでお兄さん・・・なんで居るの?」
「なんでって、採寸合ってるか確かめなきゃならんだろ?」
「だったら着替え終わるまで部屋から出ててよ! えっち! HENTAIお兄さんッ!」
「空を飛べるのは、便利だけど可愛い衣服も制限掛かるのが不便なのよね。ところでお兄さん・・・なんで居るの?」
「なんでって、採寸合ってるか確かめなきゃならんだろ?」
「だったら着替え終わるまで部屋から出ててよ! えっち! HENTAIお兄さんッ!」
狩猟用の衣服合わせで、着替えを見られることを恥ずかしがったふらんに部屋から追い出されたり。
「ゆっくり目漉し餡科れいむ種は攻撃力は殆ど無いが、外敵が迫れば煩い声で鳴き警戒音を周囲へ発する、母性が強く守る固体と子供を盾に生き延びようとする固体もある。ゆっくり目粒餡科まりさ種はプライドが高く攻撃的で馬鹿だが狡猾で得物を使い攻撃力が高い固体が多い、水上も飾りを使い移動できる、中にはドス種となり特殊能力を得て~か。今更過ぎる事だが内容が善良と下種で開きが有り過ぎるよな」
「人間も全てが善人じゃないし悪人だって居るんだから当たり前じゃないの? 如何にゆっくり出来るかが基準点のゆっくりと人間を比べてもどうしようもないわ。お兄さんだって昔虐待してたそうだけど、今じゃふらんとゆっくり匠を目指してるんだしヘンだわ」
「それもそうか、ただふらんはそこらに居るゆっくりとは比べ様が無い位出来たゆっくりだなぁ。だからこそのペット用の加工所バッジ試験じゃなく公餡の用意した特餡社会適合試験に合格したんだろうけど」
「あの試験内容はペット選科で覚える事に追加して、ゆっくりが社会活動していく上での人間社会道徳や経済観念、それぞれのゆっくりによっての得意科目での社会貢献科目での試験だったわ。始めは戸惑ったけど覚えていく内に色んな事が分かったり出来るようになって楽しかったわ」
「人間も全てが善人じゃないし悪人だって居るんだから当たり前じゃないの? 如何にゆっくり出来るかが基準点のゆっくりと人間を比べてもどうしようもないわ。お兄さんだって昔虐待してたそうだけど、今じゃふらんとゆっくり匠を目指してるんだしヘンだわ」
「それもそうか、ただふらんはそこらに居るゆっくりとは比べ様が無い位出来たゆっくりだなぁ。だからこそのペット用の加工所バッジ試験じゃなく公餡の用意した特餡社会適合試験に合格したんだろうけど」
「あの試験内容はペット選科で覚える事に追加して、ゆっくりが社会活動していく上での人間社会道徳や経済観念、それぞれのゆっくりによっての得意科目での社会貢献科目での試験だったわ。始めは戸惑ったけど覚えていく内に色んな事が分かったり出来るようになって楽しかったわ」
今までしてきた虐待とは別に。狩りの獲物としての視点で、ゆっくり考察の教本を読み、ふらんと答案合わせしつつお互いの経験を話し狩りの時の注意点や対策を練り。
「この三つの鳥の声を真似れる鳴子笛を、一個目の音色で一回吹いたら自分は此処だと知らせる合図。二回連続で吹いたら獲物発見の合図。 三回連続で吹いたら隠れて様子見の合図。もし危険な時は2番目の鳥の声で三回鳴らして合図し合おう。離れていてもお互い位置は笛の音でお互い知らせあえば分かるし森で怪しまれないからな」
「獲物を襲う時はどうするの? 今の合図だけだと襲うタイミングが分からないわ。お兄さんの射線を邪魔したら、止めのタイミングが駄目になるかもしれないし。それも考えないと」
「そうだな三番目の音色を使おう。三回吹いて三度目の合図から5秒経ってからでどうだ? それならふらんも回避行動に移って避難出来る余裕が出来るだろ」
「獲物を襲う時はどうするの? 今の合図だけだと襲うタイミングが分からないわ。お兄さんの射線を邪魔したら、止めのタイミングが駄目になるかもしれないし。それも考えないと」
「そうだな三番目の音色を使おう。三回吹いて三度目の合図から5秒経ってからでどうだ? それならふらんも回避行動に移って避難出来る余裕が出来るだろ」
昔から使われる狩猟の道具の使用法を覚え。
初めは巧くいかなかったが、爺さんの指導の下。二人で練習しそれなりにサマになってきたのはあっという間に二ヶ月経とうとした夏の終わり頃だ。
当初の訓練予定期間を過ぎ間も無く秋となり冬に備え蓄えを集めているためかゆっくりの田畑への被害が目立ってきた頃。
狩猟許可証も届出を役所に受理され。狩場となる山の地主さんへ挨拶し。立ち入りを許可されたばかりか、周辺の地主さんへ声を掛けて貰い色々と便宜を図って貰った上、当初予想していたより広範囲へと狩場が許してもらえる事となった。
当初の訓練予定期間を過ぎ間も無く秋となり冬に備え蓄えを集めているためかゆっくりの田畑への被害が目立ってきた頃。
狩猟許可証も届出を役所に受理され。狩場となる山の地主さんへ挨拶し。立ち入りを許可されたばかりか、周辺の地主さんへ声を掛けて貰い色々と便宜を図って貰った上、当初予想していたより広範囲へと狩場が許してもらえる事となった。
ドスを狩る前にまず群れの力を殺ぐとして群れの生活中心部から外れた場所を目的として狩りをする計画を立てた。
一つ目は群れの生態調査、二つ目はドスを狩る際に罠をどの変に仕掛けるか調査、三つ目は本番前の調整と訓練の成果を試す。
出発前の一日は、準備点検と道具のチェックを行い。何時もより早くに夕飯にし座敷で囲炉裏を囲って三人集まった。
一つ目は群れの生態調査、二つ目はドスを狩る際に罠をどの変に仕掛けるか調査、三つ目は本番前の調整と訓練の成果を試す。
出発前の一日は、準備点検と道具のチェックを行い。何時もより早くに夕飯にし座敷で囲炉裏を囲って三人集まった。
「いいか二人とも絶対に無茶はするんじゃないぞ。初めての事で不安もある、そういう時は協力して事に当たるんじゃ」
猟の心得を念を押して話す爺さん。訓練期間が短い事もあり、予定通りの運びとは言え不安要素は尽きない。
「多少の怪我は付き物じゃが、二人揃って生きて下山する事を一番目標として行動せぇよ、ええな?」
「今回は調査がメインで極力目立った狩りはしないし、そう心配しなくても大丈夫だよ爺さん」
「今回は調査がメインで極力目立った狩りはしないし、そう心配しなくても大丈夫だよ爺さん」
ベテランゆっくり匠の爺さんからすれば狩りに出すのが不安な事とうどんげに続き俺とふらんにもしもの事があったらと思うと不安が尽きないらしく何時に無く落ち着きが無い。
「だいたい爺さん、今から初の狩りに出向くんだから。験担ぎでもうちょっと盛り上げてもいいじゃない?」
「お爺さんに色々教えてもらって、ふらん色々出来るようになったよ。お土産に何匹かゆっくり持って帰ってくるから楽しみにしててね」
「お爺さんに色々教えてもらって、ふらん色々出来るようになったよ。お土産に何匹かゆっくり持って帰ってくるから楽しみにしててね」
爺さんの不安を払拭させるため、明るく勤めてふらんと答える。
「地主さんの協力も得られ狩場が広がって調査が長引くかもしれないけど、その分仕留めやすい機会が増えたけどゆっくりの群れが春からどうなったかだなぁ」
「夏頃確認した時、沢や田畑に下りてくる数を見た処、子供も生まれて大分増えとるみたいだが、飾りの無い固体も多数見つかったし今回のドスは、強引な手段で群れを拡大させとるみたいだのぅ」
「夏頃確認した時、沢や田畑に下りてくる数を見た処、子供も生まれて大分増えとるみたいだが、飾りの無い固体も多数見つかったし今回のドスは、強引な手段で群れを拡大させとるみたいだのぅ」
まだ山には食料が豊富とはいえ、群れの数が膨れ上がれば上がるほど貪欲なゆっくりは際限を知らず食べれる物を食料とする。
何度か夏場に田畑を襲ってきたゆっくりはみな飾りが無かった。
何らかの理由で群れから追放されたか、群れの下位に属する奴隷ゆっくりだろうと爺さんは言っていた。
数が数だけに対処が面倒だったが、夏場の田舎の甘味として加工活用され。中身を刳り貫き冷やして訓練や仕事が終わった後宇治金時に食べたのは美味かった。
何度か夏場に田畑を襲ってきたゆっくりはみな飾りが無かった。
何らかの理由で群れから追放されたか、群れの下位に属する奴隷ゆっくりだろうと爺さんは言っていた。
数が数だけに対処が面倒だったが、夏場の田舎の甘味として加工活用され。中身を刳り貫き冷やして訓練や仕事が終わった後宇治金時に食べたのは美味かった。
有る程度の被害なら、それぞれの農家で捕まえて手頃な食料として歓迎されるが、数が多く来られると被害も馬鹿に出来ず気も休まらない。
ドスを狩って群れの数を間引けば、残りは自然淘汰される固体が出てきて群れの規模も山も元通りになるだろう。
晩酌に呑んでいた酒の残りを呷り片付けて、長丁場になる明日に備えて寝ることとした。
布団に入り横になっていると、隣での布団に入っているふらんは興奮して寝れないのか、寝返りをしては『うーうー』鳴いている。
ドスを狩って群れの数を間引けば、残りは自然淘汰される固体が出てきて群れの規模も山も元通りになるだろう。
晩酌に呑んでいた酒の残りを呷り片付けて、長丁場になる明日に備えて寝ることとした。
布団に入り横になっていると、隣での布団に入っているふらんは興奮して寝れないのか、寝返りをしては『うーうー』鳴いている。
「興奮して寝付けないのかふらん? 家に来た当初も寂しさで夜鳴きしてたけど抱っこして寝てやろうか?」
「うーッ!? ふらんはお兄さんの抱き枕じゃない! それに寂しくて夜鳴きなんてしてない!」
「ふらんの抱いた感触は、柔らかくて良い匂いがして好きなんだがなぁ」
「うーッ!? ふらんはお兄さんの抱き枕じゃない! それに寂しくて夜鳴きなんてしてない!」
「ふらんの抱いた感触は、柔らかくて良い匂いがして好きなんだがなぁ」
布団から手を出してワシワシとふらんの頭を撫でて褒めると、ムキになって布団へ潜り込んで逃れようとするふらん。
此処での生活にも馴染んできて慣れてきたが、まだ警戒心が残っているのか深見さんが、言っていたように甘えてくる事がないふらん。
此処での生活にも馴染んできて慣れてきたが、まだ警戒心が残っているのか深見さんが、言っていたように甘えてくる事がないふらん。
「ふらんはよく頑張ってるよ、弱音を吐かないし一生懸命覚えようと努力してるのは感心してるんだぞ。訓練や仕事以外の時は甘えてきても良いんだよ」
布団に潜ったまま顔を見せないふらんへ声をかけ日頃の行動を褒める。
モゾモゾと布団が動きを見せるが、答えないふらんを布団越しに撫でる。お休みを挨拶を告げ、俺も明日に備えて寝に入る。
モゾモゾと布団が動きを見せるが、答えないふらんを布団越しに撫でる。お休みを挨拶を告げ、俺も明日に備えて寝に入る。
早朝。朝食を作る時、狩りの分の食べ物と飲み物を用意する。
軽くストレッチで身体を解し。出発の前にふらんと仏壇へいき、うどんげへ報告してから爺さんに出発を告げ家を出た。
軽くストレッチで身体を解し。出発の前にふらんと仏壇へいき、うどんげへ報告してから爺さんに出発を告げ家を出た。
今日の天気は薄曇で日差しが所々遮られている。日差しが森の中に入りづらく姿を隠すには、うってつけの天気とも言える。前に調査を終え下山したい。
麓の尾瀬から見晴らしの良いポイントへ上がり、遠眼鏡を使って群れを位置を確認する。
餌場となる草むらを遠めに確認すると、草花が乱獲されて禿げて土地が見えている箇所も出始めて荒れ果てた光景が見える。
狩場となっている場所には二~三十匹の飾りの無いゆっくりが駆り出され草を運んでいる。少しづつ近づいて様子を伺い話声を聞いてみると。
麓の尾瀬から見晴らしの良いポイントへ上がり、遠眼鏡を使って群れを位置を確認する。
餌場となる草むらを遠めに確認すると、草花が乱獲されて禿げて土地が見えている箇所も出始めて荒れ果てた光景が見える。
狩場となっている場所には二~三十匹の飾りの無いゆっくりが駆り出され草を運んでいる。少しづつ近づいて様子を伺い話声を聞いてみると。
「ゆっぐ ゆっぐ・・・くさんはやくぬけてね おうちがさむくならないうちにあつめないとれいむたちさむさでしんじゃうんだよ・・・」
「はらぺこでもううごきたくないんだぜ・・・ くさだけでもいいからむーしゃむーしゃしたいんだぜ・・・」
「そこっ! おしゃべりしてしごとをしないなんて、とかいはじゃないわね! そんなにゆっくりしたかったらノルマをこなすか、ゆっくりとうぎじょうにさんっせんしてドスにみとめられることね!」
「はらぺこでもううごきたくないんだぜ・・・ くさだけでもいいからむーしゃむーしゃしたいんだぜ・・・」
「そこっ! おしゃべりしてしごとをしないなんて、とかいはじゃないわね! そんなにゆっくりしたかったらノルマをこなすか、ゆっくりとうぎじょうにさんっせんしてドスにみとめられることね!」
飾りを付け十分に成長したありすが、飾りの無いゆっくり達の監督をしているのかサボッているゆっくりに注意を飛ばす。
「もうすぐふゆさんがくるわ! できるだけたべものをあつめてしょくりょうこにもっていくのよ! なまけたりしたらとかいはなりーだーのありすがゆるさないわよ! それともばかなどれいのまつろとしてああなりたいのならかまわないけどね!」
ありすが視線を向ける先を見ると、木の枝に串刺しにされ吊るされた黒ずんだ塊になったゆっくり達が並べられて飾られていた。
どのゆっくりも潰される前に暴行を激しく受けたのか形が変わり歪に変形している。
それを見届けた後、ゆっくりとその場を後にしてふらんへ合図を送り相談することにした。
どのゆっくりも潰される前に暴行を激しく受けたのか形が変わり歪に変形している。
それを見届けた後、ゆっくりとその場を後にしてふらんへ合図を送り相談することにした。
「なぁ あれだけの奴隷を集めてるって事は本体の群れの数はどれぐらいだと思う? 場合によっては装備を増やすかして整えないとしんどいぞ」
「うー それに上からみてたら奴隷を監視するゆっくりも彼方此方に居たよ。罠を仕掛けても警戒されて奴隷に試させられたらリーダークラスは捕まえられそうにないよ」
「なん個か罠を群れの外周に仕掛けてから、本体の群れを探ってみるか。場合によっては大掛かりな罠でも設置しないとドスの周囲に居るのが厄介そうだなぁ」
「うー それに上からみてたら奴隷を監視するゆっくりも彼方此方に居たよ。罠を仕掛けても警戒されて奴隷に試させられたらリーダークラスは捕まえられそうにないよ」
「なん個か罠を群れの外周に仕掛けてから、本体の群れを探ってみるか。場合によっては大掛かりな罠でも設置しないとドスの周囲に居るのが厄介そうだなぁ」
弁当を食べつつ話を纏め。ふらんに頭上の木々から見張りをしてもらってる間に、木酢を草木に噴霧して食べれないようにと口に入れれば声を上げるように細工し、窪みが有る所を更に深く掘り尖った石を底に置いて仕掛けて廻った。
群れの中心部へ向かうとだんだんと近くにゆっくりが増えて近づきにくくなり、ふらんへ飛んで貰って斥候してもらう事にした。
群れの中心部へ向かうとだんだんと近くにゆっくりが増えて近づきにくくなり、ふらんへ飛んで貰って斥候してもらう事にした。
「いいかくれぐれも無茶はするなよ、木の枝葉に隠れて観察してくるんだ。定期的に鳴子笛を吹いて位置を知らせてくれ、後からそれを目標に俺も慎重に近づいていくから」
「分かった。あとで合流したとき詳しく話すね。お兄さんもヘマして見つからないでね」
「分かった。あとで合流したとき詳しく話すね。お兄さんもヘマして見つからないでね」
そう言うとふらんは木に沿って飛んで隠れながら進んでいった。
後に続くため俺も草木を縫い付けたネットを被り、辺りを確認しながら音を頼りにその方角へゆっくり前進していった。
暫く鳴子笛のする方向へ進むと、他とは違う大きな声が聞こえ始めたのでドスが近いと分かった。
緊張を高め慎重に進んでいると、突然ふらんの怒りを叫ぶ声が聞こえ辺りが急に騒がしくなり何かマズい事が起こったと焦り、偽装を剥いで逃走用の道具を取り出しながらその場所へ急いで走って向かった。
その場へ駆けつけてみると。ドスと護衛のゆっくりらしい得物を咥えたみょんや石を口に含んで飛ばすまりさがふらんを追い掛け回し、ドスが三つ編みを振り回しふらんと戦闘していた。
周りにはゆっくりが百以上の集団で構えていて迎撃に駆り出されている。
ふらんは怒りの為、小石や三つ編みの攻撃で打ち据えられて傷だらけになってもドスへ罵声を浴びせ攻撃を集中している。
後に続くため俺も草木を縫い付けたネットを被り、辺りを確認しながら音を頼りにその方角へゆっくり前進していった。
暫く鳴子笛のする方向へ進むと、他とは違う大きな声が聞こえ始めたのでドスが近いと分かった。
緊張を高め慎重に進んでいると、突然ふらんの怒りを叫ぶ声が聞こえ辺りが急に騒がしくなり何かマズい事が起こったと焦り、偽装を剥いで逃走用の道具を取り出しながらその場所へ急いで走って向かった。
その場へ駆けつけてみると。ドスと護衛のゆっくりらしい得物を咥えたみょんや石を口に含んで飛ばすまりさがふらんを追い掛け回し、ドスが三つ編みを振り回しふらんと戦闘していた。
周りにはゆっくりが百以上の集団で構えていて迎撃に駆り出されている。
ふらんは怒りの為、小石や三つ編みの攻撃で打ち据えられて傷だらけになってもドスへ罵声を浴びせ攻撃を集中している。
「馬鹿ッ!なにやってんだふらんッ!!逃げろ!」
「ゆゆぅ?! にんげんがなんでこんなところにいるのぜ?! ここはドスまりささまのくになんだぜ! ふほうしんっにゅうでころされてももんくはいえないのぜぇぇぇえ!!」
「ゆゆぅ?! にんげんがなんでこんなところにいるのぜ?! ここはドスまりささまのくになんだぜ! ふほうしんっにゅうでころされてももんくはいえないのぜぇぇぇえ!!」
ドスがこっちに気付き吠えてきた、準備も手順も吹っ飛び場が混乱状態に陥る。
ドスの気を逸らして周囲のゆっくりを足止めし、傷だらけのふらんを捕まえて一時撤退。用意しておいた砂糖と飴を詰めた袋を廻りにぶちまけ、護衛の足止めを狙った。
ドスの気を逸らして周囲のゆっくりを足止めし、傷だらけのふらんを捕まえて一時撤退。用意しておいた砂糖と飴を詰めた袋を廻りにぶちまけ、護衛の足止めを狙った。
「あまあまだぞ――ッ! 欲しい奴は拾って舐めろっ!!早い者勝ちだッ!!!」
あまあまと聞き廻りに居たゆっくりが動きを止め、撒かれた砂糖が口に入った固体からしあわせーの鳴き声を上げ、更に周りのゆっくり達へ伝播し我先にとあまあま欲しさに混乱が起きる。
「ゆがッ?! あまあまよりもさきににんげんとふらんをやっけろ! くずっ!! ドスまりささまにせいっさいされたいのぜぇぇぇぇぇ?!?!」
周り居たゆっくり達が、あまあまに夢中になり役に立たなくなり怒りの声を上げるドス。
このチャンスに俺は、今だ怒りに燃え。ドスの周りを飛びながらエアガンを撃つふらんへ止めるように声を張り上げる。
このチャンスに俺は、今だ怒りに燃え。ドスの周りを飛びながらエアガンを撃つふらんへ止めるように声を張り上げる。
「ふらん!止めろ!逃げるぞ!作戦はどうしたッ!?」
「しねっ!ゆうかを虐めるドスは今すぐ死ねぇ―――ッ!!!」
「しねっ!ゆうかを虐めるドスは今すぐ死ねぇ―――ッ!!!」
ふらんの声で辺りを見回すと、集会所の中央に串刺しにされ虐待を受けていたのであろう。木に吊るされたゆっくりの中に、干からびたゆうからしきものが眼に留まった。
ゆうかが、虐待を受けた光景を眼にして自分の姉であるゆうかと重ね合わせてしまったのだろう。
弾が切れたのか棒に持ち変え、ふらんは激情に駆られたままドスへ接近戦を始めた。
周囲が混乱してる間に何とかふらんを捕まえ。この場から逃げ出さないと囲まれて拙い状況になると考え、意を決して足元に砂糖を求めて舐めながら這いずり回るゆっくりを踏み潰し助走を付けてふらんを横っとびに捕まえる。
暴れて腕に噛み付いてくるが、痛みで出そうになる声を抑え込み。ふらんの頬を叩き正気に戻るように怒鳴る。
ゆうかが、虐待を受けた光景を眼にして自分の姉であるゆうかと重ね合わせてしまったのだろう。
弾が切れたのか棒に持ち変え、ふらんは激情に駆られたままドスへ接近戦を始めた。
周囲が混乱してる間に何とかふらんを捕まえ。この場から逃げ出さないと囲まれて拙い状況になると考え、意を決して足元に砂糖を求めて舐めながら這いずり回るゆっくりを踏み潰し助走を付けてふらんを横っとびに捕まえる。
暴れて腕に噛み付いてくるが、痛みで出そうになる声を抑え込み。ふらんの頬を叩き正気に戻るように怒鳴る。
「あのゆうかはもう死んでるンだッ! 助けたかったのは分かるが今回は間に合わなかったんだ!! これ以上被害を広げないため行動するのが先だろッ!!」
叩かれた痛みと大声で正気に戻ったのか、此方を睨み返して悔しげに涙を流すふらん。
「取り合えず逃げるぞ、こんな囲まれた状況じゃマズい。分かったな?」
返事に頷いて暴れるのを止めたふらんを、腕から放し逃げるように指示する。
傷を負ったふらんを庇い、ドスとゆっくり達の追撃へ殿を務めるためその場を走り出す。
傷を負ったふらんを庇い、ドスとゆっくり達の追撃へ殿を務めるためその場を走り出す。
「ゆがっ!? にんげんとふらんがにげたよ!さっさとおえっ! このっ やくたたずどもーっ!!!」
跳躍し見せしめにかあまあまに群がる一部を踏み潰し恐怖で従わせ、それを見た群れは恐怖から逃げるように追いかけてきた。
あちらこちらからゆっくりが襲い掛かり、逃げる最中体当たりを仕掛けてくる。
足場が悪く視界の悪い山道を走るが襲い掛かってくる群れに四方から体当たりされ体勢を崩した時ふらんの悲鳴が聞こえた。
あちらこちらからゆっくりが襲い掛かり、逃げる最中体当たりを仕掛けてくる。
足場が悪く視界の悪い山道を走るが襲い掛かってくる群れに四方から体当たりされ体勢を崩した時ふらんの悲鳴が聞こえた。
「お兄さん危ないッ?!」
ドンッと身体が突き飛ばされたかと思った瞬間。今まで居た場所をチリチリと焼け付く光が通り過ぎる。
俺の身体を押し倒すように、ふらんが覆いかぶさり一緒に倒れこむ。
ふらんの身体を抱き上げて、立ち上がろうと確認すると。
ドススパークの射線に晒され下半身から黒焦げに焼き尽くされていた。
痛みが激しすぎたためか声も上げずふらんはグッタリと動かない。
悲鳴が喉元まで上がり必死にふらんに声を掛ける。
俺の身体を押し倒すように、ふらんが覆いかぶさり一緒に倒れこむ。
ふらんの身体を抱き上げて、立ち上がろうと確認すると。
ドススパークの射線に晒され下半身から黒焦げに焼き尽くされていた。
痛みが激しすぎたためか声も上げずふらんはグッタリと動かない。
悲鳴が喉元まで上がり必死にふらんに声を掛ける。
「しっかりしろ! ふらんッ!? ふらんっ?!」
ドススパークで一緒に薙ぎ払われたのか周囲の攻撃が止む。体勢を立て直しふらんを抱きしめ声を掛けるが反応が無い。
身を挺して助けてくれたふらんに泣きながら声を掛けていると。
身を挺して助けてくれたふらんに泣きながら声を掛けていると。
「ゆぁあん? こないだのじじいといいにんげんはうんがいいのぜ! うどんげはまるこげにしてやったけどふらんははんぶんしかやけなかったのぜ!」
爺さんとうどんげの事を話すドスまりさの声が森に響き、頭から血の気がスッと引く。
「ばかなじじいとどれいだったんだぜ! ドスまりささまにたてついてないてにげかえったとおもったら。こんどはべつのどれいをつれてころされにくるなんて、あわれなんだぜ! ゆひひひひひひひひひひひひひひ!!」
うどんげばかりかふらんまで貶し、奴隷扱いするドスに怒りを覚え手が震える。
「ここはドスまりさのくにだぜ! よわいにんげんはドスにそのどれいを、けんっじょうすればしんっにゅうしたことをゆるしてやらないこともないんだぜ? かわりにドスのうんうんをくれてやるからありがたくたべるんだぜ!」
ふらんを差し出せとまで言ってくるドゲスぶりに冷えた頭が再度血が昇り掛けるがグッと堪えた。
今は俺を庇って怪我をしたふらんが心配だ、どこかに身を隠して傷の手当と栄養補給で再生させないとこのまま嬲り殺しにされる。
ドゲスから木々の茂みへ隠れたままクロスボウの弦を引き矢をセットする。
幸い追いかけてきた群れはドススパークに焼かれ残りのゆっくりも巻き添えを恐れて近づいてこない。ドゲスも雑木林の密集してるせいで思うように動けず近づいてこない。
またドススパークを打ち込んでくる気なら溜めている間、先に矢を打ち込んで遮蔽物ごしになんとか逃げ切れるだろう。
意識を失っているふらんを急いで衣服の胸元へ丸く赤子を抱えるように包み、振り落とさないようにジャケットの前を閉じる。
今は俺を庇って怪我をしたふらんが心配だ、どこかに身を隠して傷の手当と栄養補給で再生させないとこのまま嬲り殺しにされる。
ドゲスから木々の茂みへ隠れたままクロスボウの弦を引き矢をセットする。
幸い追いかけてきた群れはドススパークに焼かれ残りのゆっくりも巻き添えを恐れて近づいてこない。ドゲスも雑木林の密集してるせいで思うように動けず近づいてこない。
またドススパークを打ち込んでくる気なら溜めている間、先に矢を打ち込んで遮蔽物ごしになんとか逃げ切れるだろう。
意識を失っているふらんを急いで衣服の胸元へ丸く赤子を抱えるように包み、振り落とさないようにジャケットの前を閉じる。
「ドスまりささまのかんっだいなはなしをきてるのぜ! だまってないでさっさとどげざしてどれいをさしだすんだぜ! それともにんげんはばかだからわからないのぜ? さすがのドスまりささまも、にんげんのつうやくがひつようなことはしらなかったのぜ! ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
返事が無い事に苛立ち跳ねるドゲスに答えず、ジッと黙ったまま気を窺い逃げるタイミングを計る。
深呼吸して呼吸を落ち着け逃げるルートを頭に浮かべていると、曇っていた空から雨が降ってきた。
突然の雨で木陰へ逃げ出すゆっくり達に騒がしくなる。
チャンスだと思い隠れている木陰から飛び出し、狙いを定められないように木を縫うようにジグザグに走って逃げる。
深呼吸して呼吸を落ち着け逃げるルートを頭に浮かべていると、曇っていた空から雨が降ってきた。
突然の雨で木陰へ逃げ出すゆっくり達に騒がしくなる。
チャンスだと思い隠れている木陰から飛び出し、狙いを定められないように木を縫うようにジグザグに走って逃げる。
「ゆがっ! にげるなっ!にんげんっ! ・・・ゆぎぎ あめさんさえ降って来なければにんげんなんかににげられなかったのに!! とことんうんのいいにんげんなのぜ! せいっぜいみのがしてやったドスにかんしゃしていきていくのぜ!!!」
背後からドゲスの追撃を諦める声が聞こえてくる。
段々と強くなる雨にふらんを庇いつつ雨を凌げる場所を考えていると、爺さんが使っていた山小屋があるのを思い出し、木陰伝いにあまり濡れないようにその場所へ向かった。
段々と強くなる雨にふらんを庇いつつ雨を凌げる場所を考えていると、爺さんが使っていた山小屋があるのを思い出し、木陰伝いにあまり濡れないようにその場所へ向かった。
竹林の中に立てられた山小屋に雨の中辿り着き、上がった息で噎せ返りながら入り口を塞ぐ。
部屋を確認してライトを点けてふらんの傷を確かめる。
下半身が焼き焦がされ消失していて痛々しいが、ゆっくりは栄養さえあれば傷は一晩で回復する。
ザックの中を広げ持ってきておいたオレンジジュースをふらんへ飲ませようとするが。
意識が無く口から零れて飲んでくれないので、オレンジジュースを自分の口に含み口移しで飲ませる。
少しづつ口に含ませるとやっと飲んでくれたのか嚥下していく。
次に焼け焦げた部分は再生しないので削り取るか切るのだが、切っている最中に意識を取り戻すと危ないが、このままでは再生しないので一思いに切る事にした。
焼けた部分を切るのに邪魔な衣服を脱がせると、ライトの薄明かりに照らされふらんのほっそりとした白く綺麗な身体が露わになる。
こんな事態じゃなければ艶っぽく思うのだが、腰の辺りから下が無残に焼け焦げた傷が一層痛々しく見える。
気を取り直して、回復させるためナイフを取り出し焼け焦げた場所を確認して一気に切る。
焼けてザクリと入る手ごたえと、まだ焼けていない部分の手応えを感じつつ眼を覚まし痛みを感じる無いように処置を手早く進める。
切り口にもオレンジジュースを混ぜた小麦粉を塗り。細かい打撲や擦り傷にも手で傷を調べて塗り広げ傷の回復を促す。
暫くすると身体に浸透したのか、無事な部分の皮がゆっくりと広がって治っていくのが確認できやっと一安心できた。
切り取った焦げた部分をふらんが見てショックを受けないように片付け、衣服を紐で天井に吊るし乾かす。
部屋を確認してライトを点けてふらんの傷を確かめる。
下半身が焼き焦がされ消失していて痛々しいが、ゆっくりは栄養さえあれば傷は一晩で回復する。
ザックの中を広げ持ってきておいたオレンジジュースをふらんへ飲ませようとするが。
意識が無く口から零れて飲んでくれないので、オレンジジュースを自分の口に含み口移しで飲ませる。
少しづつ口に含ませるとやっと飲んでくれたのか嚥下していく。
次に焼け焦げた部分は再生しないので削り取るか切るのだが、切っている最中に意識を取り戻すと危ないが、このままでは再生しないので一思いに切る事にした。
焼けた部分を切るのに邪魔な衣服を脱がせると、ライトの薄明かりに照らされふらんのほっそりとした白く綺麗な身体が露わになる。
こんな事態じゃなければ艶っぽく思うのだが、腰の辺りから下が無残に焼け焦げた傷が一層痛々しく見える。
気を取り直して、回復させるためナイフを取り出し焼け焦げた場所を確認して一気に切る。
焼けてザクリと入る手ごたえと、まだ焼けていない部分の手応えを感じつつ眼を覚まし痛みを感じる無いように処置を手早く進める。
切り口にもオレンジジュースを混ぜた小麦粉を塗り。細かい打撲や擦り傷にも手で傷を調べて塗り広げ傷の回復を促す。
暫くすると身体に浸透したのか、無事な部分の皮がゆっくりと広がって治っていくのが確認できやっと一安心できた。
切り取った焦げた部分をふらんが見てショックを受けないように片付け、衣服を紐で天井に吊るし乾かす。
部屋に収納されていた物で使えそうな物を探すが、爺さんが怪我を負ってから此処へは立ち寄っていないため食料は無くあるのは湿気った毛布と、玄関口の土間に七輪と炭や薪位だった。
毛布を叩いてホコリを払ってからふらんを包んで寝かせ。俺は雨に濡れた服を脱ぎ、冷えた身体を暖めるため急いで火起こしの準備をした。
雨も降っているしふらんの怪我を見て一晩ここで泊まり明日にでも下山しよう。
そうぼんやり考えているとふらんが意識を取り戻したのか、か細い鳴き声が聞こえ慌てて傍に寄り声を掛けた。
毛布を叩いてホコリを払ってからふらんを包んで寝かせ。俺は雨に濡れた服を脱ぎ、冷えた身体を暖めるため急いで火起こしの準備をした。
雨も降っているしふらんの怪我を見て一晩ここで泊まり明日にでも下山しよう。
そうぼんやり考えているとふらんが意識を取り戻したのか、か細い鳴き声が聞こえ慌てて傍に寄り声を掛けた。
「ふらん? 気が付いたか!? どっか痛むのか!?」
「・・・ぅー お兄さん・・・ふらんのせいで初めての狩り失敗しち"ゃった"・・・ごめ"ん・・な"ざい・・・」
「・・・ぅー お兄さん・・・ふらんのせいで初めての狩り失敗しち"ゃった"・・・ごめ"ん・・な"ざい・・・」
気付いたと思ったら、狩りでの暴走を思い出したのか泣きながら謝りだした。
大怪我をしたもののそれはふらんが俺を庇って出来たもので、謝りたいのは俺の方だというのに・・・
大怪我をしたもののそれはふらんが俺を庇って出来たもので、謝りたいのは俺の方だというのに・・・
「なにいってんだ! ふらんが気付いて庇ってくれなかったら丸焦げになって俺は死んでたんだ、感謝こそすれ怒らないよ! だから元気出せ! だから弱気になるなよ! 爺さんも言ってたろ? 生きて二人とも下山しろって、生きてればまだ狩りは続けられるから失敗じゃない!!」
下半身が無く座る事が出来なくなっているふらんを、毛布ごと抱かかえて励ますように撫でてやる。
「今は傷の治りだけ考えて休め。どっか痛むか?」
「あちこち痛くてよく分からない・・・ ふらんの身体どうなってたの・・・」
「ふらんがとっさに突き飛ばしてくれたお陰で俺は助かったけど、ふらんの腰から下が焼け焦げになってた。怪我の再生の為焦げた部分は切り落として治療したから、後は栄養とって休めば治るさ・・・ なにか欲しいものあったら言ってみ? 」
「あちこち痛くてよく分からない・・・ ふらんの身体どうなってたの・・・」
「ふらんがとっさに突き飛ばしてくれたお陰で俺は助かったけど、ふらんの腰から下が焼け焦げになってた。怪我の再生の為焦げた部分は切り落として治療したから、後は栄養とって休めば治るさ・・・ なにか欲しいものあったら言ってみ? 」
弱気なふらんを腕に抱き抱えてあやしながら何かして欲しいか尋ねると。
「・・・・・・傷を治すのに甘いもの食べたい・・・ オレンジジュースない?」
「すまん、オレンジジュースはさっきふらんが気を失ってる間に怪我の処置で使って無くなっちまった・・あと有るのは携帯食位だ。取り合えずこれを食べて、治す栄養にならないか?」
「すまん、オレンジジュースはさっきふらんが気を失ってる間に怪我の処置で使って無くなっちまった・・あと有るのは携帯食位だ。取り合えずこれを食べて、治す栄養にならないか?」
携帯食を取り出し小さく割ってふらんへ食べさせるが、怪我の欠損部分が大きく栄養が足りないのか治りが悪いようだ。
傷の治りが遅く痛むのか、脂汗を掻いて堪えるふらん。
何か手は無いものか考えるが、小屋には食べ物は無く手持ちもこれ以上無い。
あるとすれば・・・ 傷で苦しむふらんを見て思い立ち、準備を始める。
まだ生乾きだが、服を着て外に出かけるためザックの中の物を全て出し空にしてクロスボウの矢を確認する。
その様子を見てふらんは。
傷の治りが遅く痛むのか、脂汗を掻いて堪えるふらん。
何か手は無いものか考えるが、小屋には食べ物は無く手持ちもこれ以上無い。
あるとすれば・・・ 傷で苦しむふらんを見て思い立ち、準備を始める。
まだ生乾きだが、服を着て外に出かけるためザックの中の物を全て出し空にしてクロスボウの矢を確認する。
その様子を見てふらんは。
「お兄さん? 何処行くの・・・ ふらん捨てられちゃうの・・・」
怪我をして心細いのか有りえない事を言い出すふらん。
「助けてくれたふらんを見捨てる訳無いだろ。 ふらんの怪我の治りが悪いから、ちょっとそこらで雨宿りしてるゆっくりを捕まえてくるだけだよ、はらぺこふらんは大人しく待っときな直ぐ捕まえてきてやるからな」
不安にさせない様に優しく撫でて落ち着かせる為にすーりすーりをしてやる。
「でも外は雨だよお兄さん・・・」
天気を気にしてくれる様だが傷で苦しむふらんを見ているだけでは辛いし、治す手段があるのなら行くまでだ。
ふらんが気負わない様に明るくして出発する。
ふらんが気負わない様に明るくして出発する。
「なに、俺も腹が減ったし大漁を期待してろ? オレンジジュースはふらんへ傷へ塗ったり体力回復に口移しで飲ませちゃったけど、お茶はまだあるから餡子たっぷりでも胸焼けしないのが救いだな。じゃ ちょっと行ってくる」
扉を閉めるとき後ろでふらんが何か言いたそうにしていたが、傷がこのままではふらんも痛むだろうし急ぎ走って出発する。
雨の中ゆっくりが、雨宿りしてそうな場所を探し走りまわる。雨音のお陰で音も聞こえずらく気配も掴みにくいがこっちにとっても好都合。
暗くなって視界が悪いが極力ライトで此方が見つからないようにゆっくりを探し回り、鳴き声を上げる前にクロスボウで串刺しにして大人しくさせてからザックの中に放り込み出来る限りゆっくりを持って帰る。
ザックがパンパンになったら中身が濡れないように抱えて竹林の山小屋へ急ぎ帰った。
雨の中ゆっくりが、雨宿りしてそうな場所を探し走りまわる。雨音のお陰で音も聞こえずらく気配も掴みにくいがこっちにとっても好都合。
暗くなって視界が悪いが極力ライトで此方が見つからないようにゆっくりを探し回り、鳴き声を上げる前にクロスボウで串刺しにして大人しくさせてからザックの中に放り込み出来る限りゆっくりを持って帰る。
ザックがパンパンになったら中身が濡れないように抱えて竹林の山小屋へ急ぎ帰った。
竹林の山小屋へ付く頃には雨は山特有の土砂降りになり視界が悪かったがなんとか辿り着いた。
扉を素早く開け温まった室温が逃げないようにして無事帰ってきたことをふらんに告げる。
扉を素早く開け温まった室温が逃げないようにして無事帰ってきたことをふらんに告げる。
「ただいま 約束通り大漁だぞ? これで腹いっぱい食べて傷の治りも早くなるだろ。早速炙るから中身取り出して食べようぜ?」
眠っているのか毛布に包まったままのふらんへそっと声を掛けてザックの中身を取り出し並べる。
手早く髪や飾りを取って丸ハゲにしてから七輪の上に置いて焼くと香ばしいいい香りが室内に広がり始めた。
焼ける間にズブ濡れの服を脱いで下着一丁になり、ジャケットやズボンを天井に吊るし乾くようにしておいて、冷えた身体を暖めるため七輪の傍で手を擦り身体を温める。
帰り道の土砂降りに全身濡れ鼠になり、身体が冷えすぎたお陰かクシャミまで出始めた。
七輪に置いたゆっくりの焼け具合を確かめて焦げないように転がし全身を炙ると、漏れた中身が焦げ甘い匂いが立ち上がりジュウジュウと音を立て焼けた事を知らせてくる。
丁度良く焼けた狐色ものからふらんの元へ持っていき、皮を破って湯気の出る中身を弁当で使ったスプーンで掬って差し出す。
寝入った訳ではないのか、匂いと気配に気付いてモゾリと動くが返事が無い。
手早く髪や飾りを取って丸ハゲにしてから七輪の上に置いて焼くと香ばしいいい香りが室内に広がり始めた。
焼ける間にズブ濡れの服を脱いで下着一丁になり、ジャケットやズボンを天井に吊るし乾くようにしておいて、冷えた身体を暖めるため七輪の傍で手を擦り身体を温める。
帰り道の土砂降りに全身濡れ鼠になり、身体が冷えすぎたお陰かクシャミまで出始めた。
七輪に置いたゆっくりの焼け具合を確かめて焦げないように転がし全身を炙ると、漏れた中身が焦げ甘い匂いが立ち上がりジュウジュウと音を立て焼けた事を知らせてくる。
丁度良く焼けた狐色ものからふらんの元へ持っていき、皮を破って湯気の出る中身を弁当で使ったスプーンで掬って差し出す。
寝入った訳ではないのか、匂いと気配に気付いてモゾリと動くが返事が無い。
「どした? 傷が痛むか? 食べないと体力付かないぞ?」
まだ座る事ができないふらんを膝に抱かかえて食べ易い様に息を吹いて冷ましてから口に運んでやると、ようやくモグモグと少しづつ食べ始めてくれた。
普段の様子考えられない位大人しく。雛が親鳥に餌を貰うように食べていく。
暫くふらんが満足するまで続けていると。
普段の様子考えられない位大人しく。雛が親鳥に餌を貰うように食べていく。
暫くふらんが満足するまで続けていると。
「もう大丈夫だよ、お腹一杯だしお兄さんも食べなきゃ」
「もう良いのか? じゃぁ残りの朝の分も大分あるし食べよ」
「もう良いのか? じゃぁ残りの朝の分も大分あるし食べよ」
まだ下半身が再生していないふらんを、膝に抱えたまま。残りの焼いたゆっくりを、何個か手に取りスプーンで食べる。
冷えた身体に暖かい餡子やチョコが染み渡り、甘いものが今日の疲れを癒してくれる。こういうところは、ゆっくりに感謝だなぁと思っていると。
冷えた身体に暖かい餡子やチョコが染み渡り、甘いものが今日の疲れを癒してくれる。こういうところは、ゆっくりに感謝だなぁと思っていると。
「お兄さん今日はありがとうね。ふらんを抱えて逃げてくれたり、雨の中ご飯取りに行ってくれて・・・」
まだ今日の事が、気になるのかしおらしく謝るふらん。
初めての狩りが訓練期間も少なく無理を承知で付き合ってくれたこっちこそ感謝したいくらいなのに。
それに初の狩りが大規模の群れのドゲスまりさ。新人二人で成功させる事のほうが難しい。
初めての狩りが訓練期間も少なく無理を承知で付き合ってくれたこっちこそ感謝したいくらいなのに。
それに初の狩りが大規模の群れのドゲスまりさ。新人二人で成功させる事のほうが難しい。
「無理な狩りに付き合ってくれたこっちが感謝だよ、俺の不注意で大怪我を負わせてしまったし、ゆうかが知ったら今度こそ殺されるかも知れん。ふらんは狩りを続けるか? もし無理そうなら村の入り口に柵作って総出で当たればまぁ何とかなるし。別の仕事へ就くのにブリーダーの元へ帰っても良いんだぞ?」
怖い思いをさせて落ち込んだふらんを、これ以上巻き込まないようにブリーダーの元へ返す提案をしてみると。
「大丈夫だよ。ふらんはお兄さんが必要としてくれるなら、ずっとパートナーとして一緒にいるよ」
ふらんはブリーダーの元へ戻ると聞き嬉しそうに笑顔を浮かべながら両手で抱きついてくる。
栄養となるゆっくりを捕まえに行く為とはいえ、一人残したのが置き去りにされると思い怖かったのか首にしがみついて離れない。
ポンポンを背中を軽く叩きあやす様にして片腕でふらんを抱き上げる。
栄養となるゆっくりを捕まえに行く為とはいえ、一人残したのが置き去りにされると思い怖かったのか首にしがみついて離れない。
ポンポンを背中を軽く叩きあやす様にして片腕でふらんを抱き上げる。
「ふらんがパートナーで居てくれるなら俺も頑張んなきゃな。危ない目ににも合ったが、今回の事で群れの感じが掴めたし成功させようぜ」
首筋に抱きついたふらんの頬へ親愛の情としてすーりすーりして落ち着かせて寝る用意をすることにした。
ふらんを抱えたまま立ち上がり寝るために、七輪の火を小さくする。
雨に打たれたせいか身体に寒気が走り始めた。
ふらんを抱えたまま立ち上がり寝るために、七輪の火を小さくする。
雨に打たれたせいか身体に寒気が走り始めた。
「すまんが俺も毛布に入れてくれないか? 雨で大分冷えてきた」
「うん、お兄さん雨に濡れてビショビショだったもんね」
「うん、お兄さん雨に濡れてビショビショだったもんね」
ふらんに断って毛布の隙間から身体を差込み暖まる。
俺は濡れた下着を脱いで七輪の傍へ置いて、毛布に包まり身体の不自由なふらんに腕枕をしてやり抱きしめお互いの体温で寒さを凌ぐ。
思った以上に疲れていたのか、暖かいふらんの体温と毛布に包まれると多端に眠気が襲ってきた。
俺は濡れた下着を脱いで七輪の傍へ置いて、毛布に包まり身体の不自由なふらんに腕枕をしてやり抱きしめお互いの体温で寒さを凌ぐ。
思った以上に疲れていたのか、暖かいふらんの体温と毛布に包まれると多端に眠気が襲ってきた。
「明日の朝、晴れてると良いな」
「うん・・・」
「家に帰って身体休めて対策立ててからもう一回挑戦だ」
「うん・・・」
「あれに対抗するのに道具作って狩り成功させような」
「うん・・・」
「ふらんは可愛いな」
「うn?!」
「うん・・・」
「家に帰って身体休めて対策立ててからもう一回挑戦だ」
「うん・・・」
「あれに対抗するのに道具作って狩り成功させような」
「うん・・・」
「ふらんは可愛いな」
「うn?!」
余りにもふらんが生返事だったので、寝惚けてると思って何気なく褒めたら気付かれた。
ふらんを抱き枕代わりに抱きしめて髪を撫でて匂いを嗅ぐ。
ふらんは恥ずかしいのか言葉にならず胸元をぽかぽか叩いてくるが、何時もの勢いが無いので可愛いものだ。
ふらんを抱き枕代わりに抱きしめて髪を撫でて匂いを嗅ぐ。
ふらんは恥ずかしいのか言葉にならず胸元をぽかぽか叩いてくるが、何時もの勢いが無いので可愛いものだ。
「――ありがとうな・・・ おやすみふらん」
まだうーうー鳴いているふらんへおやすみの挨拶を言って、俺は眠りに落ちた。
すっきりし過ぎも味気ないけどもっと絞って場面を書いた方が良いのか悩む
>過去作品
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- anko2664【冬篭りへの銀杏襲撃】
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- anko2666【きめぇまるの成長】
- anko2689【スィーまりさのスタントドライブゆん生】
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