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anko2766 ゆっくり公民 ~農奴制~(秋)
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『ゆっくり公民 ~農奴制~(秋)』 25KB
いじめ 実験 希少種 現代 4作目-3
いじめ 実験 希少種 現代 4作目-3
ゆっくり公民 ~農奴制~(夏)の続きになります
二日後、私の姿は再び村にあった、Iさん家の納屋にいくと中からはガンガンという音が響いている。
中のゆっくりが元気な事に満足すると、私はIさんの家に戻り以前提案された事についで具体的に話を進めることにした。
中のゆっくりが元気な事に満足すると、私はIさんの家に戻り以前提案された事についで具体的に話を進めることにした。
「ゆぎぃ、だすのぜ、まりささまをこなんところにとじこめたやつはだれなのぜ!」
中で騒いでいるゆっくりを以前と同じ物を使い眠らせる、密閉された場所であるため濃く曇ったのに顔をしかめると換気をしてから、ゆっくり達を車に積み込んだ。
その後、納屋の中を掃除する、食べかすとうんうん、しーしーが垂れ流された納屋の掃除は時間がかかったが、何も対策をしなかったのだ、自業自得である。
以前とは違い、車の後部には移動も出来る大型の透明な箱が乗せてある、そのなかにゆっくりを詰め込む、大型の箱とはいえさすがに100を越すゆっくりには対応していないのか、ある程度は積み重ねる様に乗せてしまうと私は自宅への道を急いだ。
その後、納屋の中を掃除する、食べかすとうんうん、しーしーが垂れ流された納屋の掃除は時間がかかったが、何も対策をしなかったのだ、自業自得である。
以前とは違い、車の後部には移動も出来る大型の透明な箱が乗せてある、そのなかにゆっくりを詰め込む、大型の箱とはいえさすがに100を越すゆっくりには対応していないのか、ある程度は積み重ねる様に乗せてしまうと私は自宅への道を急いだ。
まりさが目を覚ますと、そこは最初に前後不覚になったごちそうのある場所でも、そのあとに閉じ込められた狭くて暗い陰気な場所でもなく、鉛色の一室だった。
「ゆぅ?ここは……いったいなんなのぜ、あそこからはでられたのかぜ?」
まりさが周囲を見渡すと、まりさの番のれいむやそのおちびちゃんだけでなく、仲間達もその場にいて気持ちよさそうにすーやすーやしている。これまで暗闇の中で声はするが姿を見ることは出来なかった家族に飛びつくまりさ。
「れいむ!おちびちゃん!ぶじだったのかぜ、ゆぅ、めをあけないのぜ!」
一瞬焦るが、近くで見れば体が動いており、明らかに眠っているだけと分かる。
安堵したまりさは再び辺りを見回すが、周囲は薄暗く鉛色の壁を除けばゆっくりしか居ないようである。
と、安心したまりさは自分が空腹であった事をおもいだす。
安堵したまりさは再び辺りを見回すが、周囲は薄暗く鉛色の壁を除けばゆっくりしか居ないようである。
と、安心したまりさは自分が空腹であった事をおもいだす。
「はらぺこなのぜ、きっとれいむやおちびちゃんもそうなのぜ、ごちそうはどこへいったのぜ!」
始めに居たはずの場所と、その後の暗闇でも食べていた、真っ白いごちそう、その味を思い出し周囲を見るが、ゆっくり以外は影も形も見当たらない。
「ゆぅ、ごちそうさん、はやくでてくるのぜ、まりさははらぺこなのぜ!」
声を大にして叫ぶが、ごちそうが出てくることは無かった、しかし大声に反応したのか周りのゆっくり達が目を覚ましたのか、周りから声が聞こえ始める。
寝ぼけていたゆっくり達もしばらくすると状況を確認したのか空腹で騒ぎ始める。
寝ぼけていたゆっくり達もしばらくすると状況を確認したのか空腹で騒ぎ始める。
「どういうことなのまりさ、ここはどこ、ごちそうはどうしたの?」
番のれいむもまりさに気が付くと問い詰めてくる、まりさは自分も分からないイライラを押しとどめると回りに答えた。
「みんな、ここがどこかはわからないのぜ、まずはみんなででぐちとたべものをさがすのぜ!」
騒いでいたゆっくたちも一応の落ち着きは取り戻したのか、それとも食欲に負けたのか、素直に周囲に散り始める。
「おちびちゃんたちはここにのこるのぜ、れいむ、おちびちゃんをたのむのぜ!」
「わ、わかったよ!」
その言葉にれいむと数匹がその場に子ゆっくりと共に残ると、まりさも辺りの探索に向かった。
しかし、先ほどの見た目通り、この場所には何も無く、四方向に壁があるだけで出口も見つからなかった。
しかし、先ほどの見た目通り、この場所には何も無く、四方向に壁があるだけで出口も見つからなかった。
「わからないよー、まりさ、これはどういうことなの?」
「むきゅー、まりさ、りそうのゆっくりぷれいすはどうなったの?」
「おなかすいたみょん、まりさ、まりさがつれてきたんだから、せきにんとってごはんをさがすみょん!」
出口だけでなく食料も見つからないことに苛立ち始めるゆっくり達、険悪に始める集団に危機感を感じたまりさは、
「ま、まつのぜ、もうすこしさがせばきっとなにかみつかるのぜ!」
「それにそのうちドスがきてくれるのぜ、ドスがごはんさんももってくるのぜ!」
「それにそのうちドスがきてくれるのぜ、ドスがごはんさんももってくるのぜ!」
と答える。
ドス、その言葉にゆっくり達も怒りを一度はおさめる。
ドス――ゆっくりをゆっくりさせてくれる存在、ドスならばゆっくりさせてくれるだろう。
これまでもドスは群れのゆっくり達を存分にゆっくりさせてくれた、大きなおうちは作ってくれたし、食料もいっぱい集めてくれた、これまで通りゆっくりの言うことを聞いてくれるだろう。
一応安心してゆっくりし始める集団、その中でまりさは内心冷や汗を流していた。
ドスは本当に来るのだろうか、確かにゆっくりとしたドスだったが、最近はあまりゆっくりしていると言えなかった。
なぜか群れのゆっくり達に狩を強制するし、自分と周囲のゆっくり達で食料を独り占めしていた。
これまでも何度かゆっくりしていない「おきて」だかなんだか、面倒な物を作ろうとしたことがあった。
一番ゆっくりしていないのは、このまりさ様の手柄を蔑ろにしたことである、まりさが危険を犯した遠征の果てに見つけた、ごちそうのある理想のゆっくりプレイス、群れのゆっくりを引き連れていってごちそうを採れば群れのみんなでゆっくり出来るはずだったのに、ドスはにんげんがどうとか、訳の分からないことをいって、それを禁止したのだ。
あれは絶対ドスの嫉妬である、優秀すぎるまりさが、理想のゆっくりプレイス発見という大手柄を成し遂げたら、群れのゆっくり達はまりさを賞賛し、長にしようとしてしまうだろう。
そうすると立場の無くなってしまうドスは、まりさの手柄を闇に葬ろうとしたのだ。
そんなドスに愛想を尽かしたからこそ、ドスが群れから出て居ない内に、群れのゆっくり達を引き連れて理想のゆっくりプレイスに向かったのだ。
そんなドスがまりさ達を追ってくるだろうか、いや、来るはずだドスといえばゆっくりをゆっくりさせる存在である。
ゆっくりが居なければドスはドス足りえないのだ、必ず追ってくるはずだ、理想のゆっくりプレイスの場所は教えたはずである。
まりさは体の中の餡子をグルグルと回転させ、そんな事を考える。
そんなまりさを尻目に、部屋の一方から、鈍い音を立てて光が差し込んできた……
ドス、その言葉にゆっくり達も怒りを一度はおさめる。
ドス――ゆっくりをゆっくりさせてくれる存在、ドスならばゆっくりさせてくれるだろう。
これまでもドスは群れのゆっくり達を存分にゆっくりさせてくれた、大きなおうちは作ってくれたし、食料もいっぱい集めてくれた、これまで通りゆっくりの言うことを聞いてくれるだろう。
一応安心してゆっくりし始める集団、その中でまりさは内心冷や汗を流していた。
ドスは本当に来るのだろうか、確かにゆっくりとしたドスだったが、最近はあまりゆっくりしていると言えなかった。
なぜか群れのゆっくり達に狩を強制するし、自分と周囲のゆっくり達で食料を独り占めしていた。
これまでも何度かゆっくりしていない「おきて」だかなんだか、面倒な物を作ろうとしたことがあった。
一番ゆっくりしていないのは、このまりさ様の手柄を蔑ろにしたことである、まりさが危険を犯した遠征の果てに見つけた、ごちそうのある理想のゆっくりプレイス、群れのゆっくりを引き連れていってごちそうを採れば群れのみんなでゆっくり出来るはずだったのに、ドスはにんげんがどうとか、訳の分からないことをいって、それを禁止したのだ。
あれは絶対ドスの嫉妬である、優秀すぎるまりさが、理想のゆっくりプレイス発見という大手柄を成し遂げたら、群れのゆっくり達はまりさを賞賛し、長にしようとしてしまうだろう。
そうすると立場の無くなってしまうドスは、まりさの手柄を闇に葬ろうとしたのだ。
そんなドスに愛想を尽かしたからこそ、ドスが群れから出て居ない内に、群れのゆっくり達を引き連れて理想のゆっくりプレイスに向かったのだ。
そんなドスがまりさ達を追ってくるだろうか、いや、来るはずだドスといえばゆっくりをゆっくりさせる存在である。
ゆっくりが居なければドスはドス足りえないのだ、必ず追ってくるはずだ、理想のゆっくりプレイスの場所は教えたはずである。
まりさは体の中の餡子をグルグルと回転させ、そんな事を考える。
そんなまりさを尻目に、部屋の一方から、鈍い音を立てて光が差し込んできた……
開いた場所から踏み込んでくる影、それはゆっくりを遥かに上回る体躯を持った存在だった。
まりさは自分の中に刻み込まれた知識からそれについての情報を捻り出す、そうだ、あれは「にんげん」だたしかとてもゆっくり出来ない存在だったはずである。
そんなにんげんが、何故こんなところに居るのだろうか、まさかゆっくり出来ないにんげんが今までの分からない事の原因ではあるまい。
まあ、せっかくだからこのにんげんを使ってやろう、ゆっくりしていないにんげんでも何かの役に立つだろう。
まりさは自分の中に刻み込まれた知識からそれについての情報を捻り出す、そうだ、あれは「にんげん」だたしかとてもゆっくり出来ない存在だったはずである。
そんなにんげんが、何故こんなところに居るのだろうか、まさかゆっくり出来ないにんげんが今までの分からない事の原因ではあるまい。
まあ、せっかくだからこのにんげんを使ってやろう、ゆっくりしていないにんげんでも何かの役に立つだろう。
近づいてきた男、まりさはそちらに進み出る、
「ゆ、じじい、ここはなんなのぜ?それとおなかがへったのぜ、さっさとあまあまもってくるのぜ!」
そんなまりさをジッと見下ろしている男。
「ことばがきこえないのかぜ!?さっさとこたえるのぜ!!!」
その瞬間、まりさの視界が回転する、右頬に感じる痛み、蹴り飛ばされたのだ。
そうとは知らないまりさは、突然の痛みにうめいている。
そうとは知らないまりさは、突然の痛みにうめいている。
「ゆぎぎぎ、いたいのぜ、いったいなにがあったのぜ?」
まりさの様子に注目していたゆっくり達は、まりさが目の前の男に暴力を振るわれたのに気が付くと、一斉にに抗議の声を上げ始める。
「ゆぁあ、れいむのだーりんになにしてるのぉ?ぷくーするよ!」
「おちょーしゃんになにしゅるんだじぇ、ぷきゅー!」
「なにするによ、ゆっくりしていないいなかものね!」
「むきゅ、しゃざいといしゃりょうとして、あまあまをようきゅうするわ!」
男はそんな騒ぐゆっくり達の方に、近づくと一匹、また一匹とまりさのように蹴り飛ばし始める。
「ぷくー、んぎゃ!」
「ぷきゅー、お、おきゃーしゃーん!」
「や、やめなさい、なんでこっちへくるの!いなかもの!ゆべし!」
「ゆ、こちらにくるまえににげさせてもらうわ、ゆがっ!」
男の行動に威嚇を続けるゆっくりも蹴り飛ばされ、逃げようとしたゆっくりも、後を追いかけられた蹴り飛ばされる。
「い、いじゃい、いじゃい、ゆ、ゆ、ゆ、ゆぎゃ!」
痛みに呻いていたゆっくりの所に、吹き飛ばされたゆっくりが飛んできてぶつかり二次災害を引き起こしている。
「おきゃーしゃーん、ぺーよぺーよ」
何故か手出しをされていない子供達は、親の元に駆けつけている。
そんな事がしばらく続き、部屋の中に傷ついていない成体ゆっくりが居なくなったあたりで、男は部屋を出て行った。
そんな事がしばらく続き、部屋の中に傷ついていない成体ゆっくりが居なくなったあたりで、男は部屋を出て行った。
「ゆぐ、い、いったいなんだったのぜ?あれがにんげんなのかぜ?」
最初に蹴られたせいで、すでに回復したまりさは痛む体を休めながら考える、何だったのだあれは、おそらくにんげんだと思うがいきなり襲ってくるとは、次に来たら酷い目に会わせてやる。
「じじい、ゆるさないのぜ、つぎはふくっしゅうしてやるのぜ」
そんなまりさの元に、傷ついたゆっくり達がにじり寄ってくる、不思議なことにあれだけ痛めつけられても永遠にゆっくりしたものは居らず、みな不機嫌な目をして現れた。
「わからないよー、まりさ、あれはなんなのどうしてこんなことをするのー?」
「どういうことみょん、まりさ、あれはまりさのさしがねみょん?」
「あれはたぶん、にんげんというやつね、とてもゆっくりしていないもののはずよ、まりさ、どうなっているの?」
詰問してくる仲間達に、慌てたまりさは答える。
「わからないのぜ、あのじじいがいきなり……」
「でもこのままにはしないのぜ、つぎにきたときはぎったぎったにしてやるのぜ!」
「でもこのままにはしないのぜ、つぎにきたときはぎったぎったにしてやるのぜ!」
一応それで落ち着く群れのゆっくり達、まりさの望み通り男はしばらくして再び現れた。
手には大きな袋を持ってきた男、扉が開くとすぐに気が付いたゆっくりが男を取り囲む。
傾けられる袋、零れ落ちた丸いものが足元に広がる。
文句を言おうとしたゆっくり達も、それに気が付く。
手には大きな袋を持ってきた男、扉が開くとすぐに気が付いたゆっくりが男を取り囲む。
傾けられる袋、零れ落ちた丸いものが足元に広がる。
文句を言おうとしたゆっくり達も、それに気が付く。
「ゆ、なんなのこれは、むしゃむしゃ……し、しあわせー!」
「わ、わかるよー、これはおいしいんだよー!」
次々に口に入れて歓声を上げるゆっくり達、
「ゆ、ししあわせー!」
まりさも口に入れてしあわせーしてしまう、なんだゆっくりできないにんげんは、まりさの強さに恐れをなしたのだ、こうやってお詫びのあまあまをもって来たでは無いか、よし、特別に許してやろう。
「や、おわびにあまあまをもってくるとはかんしんなじじいだね、とくべつにどれいにぴぎゃ!」
そんなまりさが再び蹴り飛ばされる、地面に落ちた食料を貪り食っていたゆっくりの塊に突っ込むまりさ。
文句を言おうとしたゆっくり達は、文句を口にした途端、再び蹴り飛ばされる。
黙り込むゆっくり達、男はそんな部屋の中をしばらく見回すと外へ出て行った。
文句を言おうとしたゆっくり達は、文句を口にした途端、再び蹴り飛ばされる。
黙り込むゆっくり達、男はそんな部屋の中をしばらく見回すと外へ出て行った。
この一連の流れが数日続くことになる、まりさは男が居ないときは、群れの仲間に報復を訴えたが、まりさが男が入ってきて最初に文句を言っては蹴飛ばされて居るのを見ると、仲間たちはまりさに同調しなくなった。
男は部屋に入ってくるとまずゆっくりを蹴飛ばすが、その後の食事を撒き散らす時に蹴り飛ばされるのは男に文句を言ったゆっくりである、それに気が付いたゆっくりは、男に怯え何も言わなくなってくる。
まりさは焦っていた、これまで男が居ないときは、にんげんに対する文句を言うのがゆっくり達の抵抗だった。
しかし最近、ゆっくり達の間でまりさに対する不満が出始めたのだ、何がなんだか分からず暴力を振るわれる生活、その原因がまりさであると考え出したゆっくり達は、不満を少しずつ態度で出し始めたのだ。
男は部屋に入ってくるとまずゆっくりを蹴飛ばすが、その後の食事を撒き散らす時に蹴り飛ばされるのは男に文句を言ったゆっくりである、それに気が付いたゆっくりは、男に怯え何も言わなくなってくる。
まりさは焦っていた、これまで男が居ないときは、にんげんに対する文句を言うのがゆっくり達の抵抗だった。
しかし最近、ゆっくり達の間でまりさに対する不満が出始めたのだ、何がなんだか分からず暴力を振るわれる生活、その原因がまりさであると考え出したゆっくり達は、不満を少しずつ態度で出し始めたのだ。
「ゆ、そ、そうだドスなのぜドスはなにをやっているのぜ、ドスがこないのがわるいのぜ!」
まりさの言葉にドスという希望を思い出すゆっくり達、そうだゆっくり出来ないにんげんは、たしかに多くのゆっくりより強いようだ、しかしドスには敵うまい、ドスなら自分たちを助けゆっくりさせてくれるはずだ。
希望を取り戻すゆっくり達、ドスが助けに来る、それを希望に団結するゆっくり達。
希望を取り戻すゆっくり達、ドスが助けに来る、それを希望に団結するゆっくり達。
大きな変化は次に男が来た時にあった、それまでゆっくりのうんうんは垂れ流しであった、男にうんうんを片付けるように命令したゆっくりが蹴られて以来、ゆっくり達はうんうんをしてしまった場所から離れるようにし、ゆっくり達の中でうんうんは端の一箇所にする事が求められるようになった。
それを守らなかったり、子ゆっくりに徹底しないと仲間から白眼視されるのだ。
自然とうんうんをする場所は決まりつつあった。
それを守らなかったり、子ゆっくりに徹底しないと仲間から白眼視されるのだ。
自然とうんうんをする場所は決まりつつあった。
ある日男がやってくると、ゆっくり達を蹴り飛ばしたあと食料ではなく、手に持った物を広げると部屋の角にそれを敷いた。
さらに箒でへやのうんうんをそこに転がして入れるとゆっくりに向き直る。
さらに箒でへやのうんうんをそこに転がして入れるとゆっくりに向き直る。
「これから、うんうんはこの場所にしろ!」
初めて口を開いた男に驚くゆっくり達、まりさはそちらに進み出ると、
「ゆ、じじ……にんげんさん、これはいったいどういうことなのぜ、なんでまりさたちがこんなめにあってるのぜ?」
これまでの疑問をぶつける。
男はしばらく考えるようにすると、徐に口を開いた。
男はしばらく考えるようにすると、徐に口を開いた。
「うんうんは此処にしろ、それと他のゆっくりを怪我させるような、ゆっくりしていないゆっくりは永遠にゆっくりさせる!」
「またこれからは食事にお礼を言わないゆっくりは制裁する、これまでの様に人間に暴言を吐いたゆっくりもだ!」
「制裁の怖さはこれまで受けてきたから分かるだろ……それと、お前たちの質問に答える気は無い!」
「またこれからは食事にお礼を言わないゆっくりは制裁する、これまでの様に人間に暴言を吐いたゆっくりもだ!」
「制裁の怖さはこれまで受けてきたから分かるだろ……それと、お前たちの質問に答える気は無い!」
「ゆぁ~なにをいってるのぜ!しつもんにこたえるのぜ!ゆぎ!」
文句を言おうとしたまりさが男に踏みつけられる。
何かを言おうとした男に、
何かを言おうとした男に、
「ゆぎぎ、そのうちドスがくるのぜ、そうすればにんげんなんていちころなのぜ!」
まりさが呟くと、男の態度が変わった。
「何だと、お前たちの群れにはドスがいるのか!?」
慌てた様な男に、満足するゆっくり達、
「そうなのぜ、あやまるならいまのうちなのぜ、そうすればあまあまとどれいになるだけでゆるし、ぎぃえ!」
「むきゅきゅ、ドスにはにんげんもさから……」
「そうよ、ドスがくればおまえなん……」
踏みつけられたさりさが、掴み上げられる、その苦悶の表情に言葉を失うゆっくり達。
「なにをうぎぎぎぎ……や、やめてくだひゃい」
「おい、お前の群れについてと、何で畑に来たのかまで全て話せ……」
その後、群れについてとこれまでの経緯を残らず喋らされるまりさ、何度か男に文句を言ったまりさが強く握られて悲鳴を上げる、それを見ているゆっくり達は言葉を失い立ち尽くすだけである。
「なるほどな、おい、ゆっくり共、ここはあの森から遠いところだ、ドスがやって来ることは無い。お前たちがゆっくりできるかどうかは私に懸かっている、さっき言った事を忘れるなよ、忘れたゆっくりはゆっくり出来なくなるぞ!」
男はそう言ってまりさを地面に落とすと、食事をばら撒き、部屋を出て行った。
ドスは来ない、この事に望みを失いだすゆっくり達、にんげんの嘘だと言うゆっくりも、なら何故これまで来ないのかと聞かれると答えに詰まる。
この日から男の行動が少し変わった、今まで様に全てのゆっくりが蹴られるのでは無く、男の言葉に従わなかったゆっくりが痛めつけられる様になったのである。
ドスは来ない、この事に望みを失いだすゆっくり達、にんげんの嘘だと言うゆっくりも、なら何故これまで来ないのかと聞かれると答えに詰まる。
この日から男の行動が少し変わった、今まで様に全てのゆっくりが蹴られるのでは無く、男の言葉に従わなかったゆっくりが痛めつけられる様になったのである。
「しまったな、まさかドスが居る群れだったとは!」
私は家の中で焦っていた、あの村の畑を襲ったゆっくり達を、ある実験の為に連れ帰って5日、実験を準備を始めたあたりで、ゆっくりの口からとんでもない証言が出たのである。
曰く、自分達の群れにはドスが居る。
もっと早くゆっくりの群れの場所について聞き出すべきであった、あの群れは子ゆっくりまで連れていた、時期と合わせても典型的な越冬準備に失敗した群れであり、まさか群れに戦力をしかも最大の戦力であるドスが残っているとは思わなかったのだ。
私は慌ててIさんに電話で連絡を入れる、もしドスが居たなら遅かったかもしれない、ドスが群れの報復に既に襲来した後だろう、そんな後悔と共連絡した私は拍子抜けすることになる。
Iさんの話では村は平穏そのものだそうだ、ドスどころかゆっくりの襲来も少なく成って来たと言う。
そうか、あの森のゆっくりが越冬に入り始めたのだ、季節的には少し早いのかも知れないが、あそこの寒さと森の豊かさから食料を集め終わったゆっくりは既に可能なのだろう。
しかし、そうするとドスはどうなったのだろう――Iさんとの電話はあの後簡単な挨拶と、例の件についての軽い打ち合わせで終わった――姿を見せないドス、これについては大きく二通り事が考えられる。
ドスが居るというのがゆっくり達の嘘である場合、ドスが居てもゆっくり達の報復に来なかった場合だ。
前者なら問題は何も無い、問題は後者の場合である、村を襲撃して捕らえられたゆっくり達、この事をドスが知ったかどうかは分からないが、どちらの場合でも探しに来るだろう、そうすれば村に姿を現すはずである。
そうならない場合としては、あのゆっくり達がドスに内緒で出て来た時である、その場合ドスは村を知らないことになる。
もう一つは、ドスが所謂ドゲスであり、この襲撃が群れの口減らしのための指示の場合である、この場合ドスと群れは越冬に入っているだろう。
しかしどちらにしろ、もしドスが居るならあの村は近くに爆弾を抱えているようなものである。
1年以上あの森に出入りしていた恥ずかしい限りだが、これまで入ったの森の入り口までである、これは一度あの森を本格的に調べる必要が有るかもしれない。
村に警告はしたし、時期を考えてももう今年の襲撃は無いのかもしれない、来年以降のことを考えて私は決意した。
曰く、自分達の群れにはドスが居る。
もっと早くゆっくりの群れの場所について聞き出すべきであった、あの群れは子ゆっくりまで連れていた、時期と合わせても典型的な越冬準備に失敗した群れであり、まさか群れに戦力をしかも最大の戦力であるドスが残っているとは思わなかったのだ。
私は慌ててIさんに電話で連絡を入れる、もしドスが居たなら遅かったかもしれない、ドスが群れの報復に既に襲来した後だろう、そんな後悔と共連絡した私は拍子抜けすることになる。
Iさんの話では村は平穏そのものだそうだ、ドスどころかゆっくりの襲来も少なく成って来たと言う。
そうか、あの森のゆっくりが越冬に入り始めたのだ、季節的には少し早いのかも知れないが、あそこの寒さと森の豊かさから食料を集め終わったゆっくりは既に可能なのだろう。
しかし、そうするとドスはどうなったのだろう――Iさんとの電話はあの後簡単な挨拶と、例の件についての軽い打ち合わせで終わった――姿を見せないドス、これについては大きく二通り事が考えられる。
ドスが居るというのがゆっくり達の嘘である場合、ドスが居てもゆっくり達の報復に来なかった場合だ。
前者なら問題は何も無い、問題は後者の場合である、村を襲撃して捕らえられたゆっくり達、この事をドスが知ったかどうかは分からないが、どちらの場合でも探しに来るだろう、そうすれば村に姿を現すはずである。
そうならない場合としては、あのゆっくり達がドスに内緒で出て来た時である、その場合ドスは村を知らないことになる。
もう一つは、ドスが所謂ドゲスであり、この襲撃が群れの口減らしのための指示の場合である、この場合ドスと群れは越冬に入っているだろう。
しかしどちらにしろ、もしドスが居るならあの村は近くに爆弾を抱えているようなものである。
1年以上あの森に出入りしていた恥ずかしい限りだが、これまで入ったの森の入り口までである、これは一度あの森を本格的に調べる必要が有るかもしれない。
村に警告はしたし、時期を考えてももう今年の襲撃は無いのかもしれない、来年以降のことを考えて私は決意した。
まりさ達、群れのゆっくりはあの後もずっとこの部屋で生活をさせられていた。
男は言った通り、問題を起こしたゆっくりを制裁するようになった、一部のゆっくりは男を恐れ問題を起こさないように生活することになる。
まりさの立場はとても悪くなっていた、男に何も出来なかったこと、最後の希望として言ったドスが来なかった事が原因である、これまで群れでせいっさいされなかったのは、男の他のゆっくりを傷つけるなという指示によるものである。
番のれいむや子供たちも時折まりさに文句を言うようになり、まりさは追い詰められてゆく。
ある日、ごはんを持って来た男に子ゆっくりがつっかかる事件があった、子ゆっくりは男に暴力を振るわれる事が少なく、ごはんも親が気を使って多めに与えていたため、コロコロと丸く太っていた。
男は言った通り、問題を起こしたゆっくりを制裁するようになった、一部のゆっくりは男を恐れ問題を起こさないように生活することになる。
まりさの立場はとても悪くなっていた、男に何も出来なかったこと、最後の希望として言ったドスが来なかった事が原因である、これまで群れでせいっさいされなかったのは、男の他のゆっくりを傷つけるなという指示によるものである。
番のれいむや子供たちも時折まりさに文句を言うようになり、まりさは追い詰められてゆく。
ある日、ごはんを持って来た男に子ゆっくりがつっかかる事件があった、子ゆっくりは男に暴力を振るわれる事が少なく、ごはんも親が気を使って多めに与えていたため、コロコロと丸く太っていた。
「ゆーれいみゅを、いつまでこんなところにとじこめるにょ!」
「まりしゃはおそとさんみたいんだじぇ!」
次々と男に言葉をぶつける子ゆっくり達、それは痛みを知らない無知だったのか、痛みを忘れたものだったのか、男の怒りを恐れて顔を青ざめさせる親と対照的に、子ゆっくり達はこれまでのストレスをぶつける様に騒ぎ出す、いつしかそれは全ての子ゆっくりに伝染する事になった。
男はしばらく黙ってそれを聞いていたが、何事か呟くと、ゆっくりと進み出た、
男はしばらく黙ってそれを聞いていたが、何事か呟くと、ゆっくりと進み出た、
「なにをしているんだじぇ、はやくしりょ、きこえないの、ばきゃにゃの、ゆ!ゆびぃ!」
「ゆ……やめちぇね、やめちぇね、こちこにゃいで、ちゅちゅぶれりゅー!」
「ぱちぇはなみみょいっちぇにゃいわ、やめにゃさい、みらいのけんいじゃぁ!」
プチプチと潰されてゆく子ゆっくり達、親たちは恐怖から悲鳴を上げることすら出来ない。
「ゆぁー、れいぶのれいぶのおちびちゃんが!」
「わがらないよー、じぇんのおちびじゃんがおじびじゃんがー!」
やっとの事で悲鳴を上げる親達、男に飛び掛ったものは蹴り飛ばされ、他のものは遺体の横で泣き喚いている。
全ての子ゆっくりを潰した男は、入り口で足を擦ると、何も言わずに出ていった。
大きな悲しみに包まれるゆっくり達、彼らはその夜、誰とも無しにすっきりーを始めた、そして新しい子を宿すことになる。
番のまりさとすっきりーをしたれいむは怯えていた、我が子を失った悲しみから、すっきりーをしてしまったが、これが男の怒りに触れれば、今回の二の舞である、そもそも産ませて貰えるのだろうか、明日の朝に引きちぎられてしまうのではないか、そう怯えながら頭上の茎を見つめる。
その不安は周りのゆっくり達も同じものであった、みな不安そうに囁きあっている。
そんな中、一匹のぱちゅりーが声を上げた、
全ての子ゆっくりを潰した男は、入り口で足を擦ると、何も言わずに出ていった。
大きな悲しみに包まれるゆっくり達、彼らはその夜、誰とも無しにすっきりーを始めた、そして新しい子を宿すことになる。
番のまりさとすっきりーをしたれいむは怯えていた、我が子を失った悲しみから、すっきりーをしてしまったが、これが男の怒りに触れれば、今回の二の舞である、そもそも産ませて貰えるのだろうか、明日の朝に引きちぎられてしまうのではないか、そう怯えながら頭上の茎を見つめる。
その不安は周りのゆっくり達も同じものであった、みな不安そうに囁きあっている。
そんな中、一匹のぱちゅりーが声を上げた、
「むきゅ、にんげんさんはあのとき、このこゆっくりはじっけんにふごうかくっていってたわ!」
「たぶん、こんなことをするのには、にんげんさんなりのいみがあるのよ、そのあいだはころされないわ!」
「あのおちびちゃんたちは……おちびちゃんたちは、にんげんさんのいいつけをまもらなかった……だから、えいえんにゆっくりさせられてしまったの、きっといいつけをまもるようにそだてれば……だいじょうぶなはずよ!」
「たぶん、こんなことをするのには、にんげんさんなりのいみがあるのよ、そのあいだはころされないわ!」
「あのおちびちゃんたちは……おちびちゃんたちは、にんげんさんのいいつけをまもらなかった……だから、えいえんにゆっくりさせられてしまったの、きっといいつけをまもるようにそだてれば……だいじょうぶなはずよ!」
ぱちゅりーの言葉は希望となってゆっくり達の間に広がる、そして、その言葉通り、次の日の朝現れた男は、にんっしんしたゆっくりに手を出すことは無かった。
しばらくして生まれた赤ゆっくりに、親達は必死で教える事になる「にんげんさんはこわい、にんげんさんにさからうな!」と。
赤ゆっくりの存在で、群れのゆっくり達は再びゆっくりすることが出来るようになった、最近は人間に逆らうゆっくりも減り蹴られることも少なくなっていったし、群れの中での簡単なルールも作られ食料の分配が公平化するなど、ゆっくり達はこの場所に慣れ始めていた。
生まれた赤ゆっくり達も、多少のわがままなどは言うものの、親達が人間の怖さを教え、その怖さがいくつかの事例で示されると、ちゃんと決まりを守るようになった。
しばらくして生まれた赤ゆっくりに、親達は必死で教える事になる「にんげんさんはこわい、にんげんさんにさからうな!」と。
赤ゆっくりの存在で、群れのゆっくり達は再びゆっくりすることが出来るようになった、最近は人間に逆らうゆっくりも減り蹴られることも少なくなっていったし、群れの中での簡単なルールも作られ食料の分配が公平化するなど、ゆっくり達はこの場所に慣れ始めていた。
生まれた赤ゆっくり達も、多少のわがままなどは言うものの、親達が人間の怖さを教え、その怖さがいくつかの事例で示されると、ちゃんと決まりを守るようになった。
「よかったのぜ、おちびちゃんはとってもゆっくりしているのぜ!」
「ゆぅ、おちびちゃんかわいいよー、とってもいいこだねぇ」
あのまりさとれいむの番も、新しい赤ゆっくりを得て幸せそうである。
そしてある日、部屋にやってきた男は手にいつもの食料だけではなく、一匹のゆっくりをかかえていた。
この部屋に来てから新しいゆっくりが加わったことは無い、ざわめくゆっくり達、男がそのゆっくりを地面に下ろすと、みんなの視線がそのゆっくりに集中する。
そのゆっくりは緑の髪をして、真紅の瞳を持ったゆっくりだった、他のゆっくりなら大体持っている帽子や髪飾りといった、お飾り――ゆっくりの個体識別をするもの――は何も見当たらない、ただ何も身に着けていないだけで違和感を感じいことが、そのゆっくりがお飾りを失った、ゆっくり出来ないゆっくりではなく、お飾りを持たないゆっくりであることを教えていた。
そしてある日、部屋にやってきた男は手にいつもの食料だけではなく、一匹のゆっくりをかかえていた。
この部屋に来てから新しいゆっくりが加わったことは無い、ざわめくゆっくり達、男がそのゆっくりを地面に下ろすと、みんなの視線がそのゆっくりに集中する。
そのゆっくりは緑の髪をして、真紅の瞳を持ったゆっくりだった、他のゆっくりなら大体持っている帽子や髪飾りといった、お飾り――ゆっくりの個体識別をするもの――は何も見当たらない、ただ何も身に着けていないだけで違和感を感じいことが、そのゆっくりがお飾りを失った、ゆっくり出来ないゆっくりではなく、お飾りを持たないゆっくりであることを教えていた。
「むきゅ、ゆ、ゆっくりしていってね……」
誰もが黙り込む中、一匹が恐る恐る声をかける、
「ゆっくりしていってね!」
そのゆっくりは深い笑みを浮かべると、そう答えた。
ゆっくの中では「ゆっくりしていってね!」は万能な言葉である、これを言われて答えなければ、ゆっくりできないゆっくりとして迫害されることすらあるのだ。
しかし、そのゆっくりはこちらの挨拶に答えた、これはゆっくりしているゆっくりである、部屋の中に歓迎のムードが広がる、続けて挨拶しようとしたゆっくり達は、
ゆっくの中では「ゆっくりしていってね!」は万能な言葉である、これを言われて答えなければ、ゆっくりできないゆっくりとして迫害されることすらあるのだ。
しかし、そのゆっくりはこちらの挨拶に答えた、これはゆっくりしているゆっくりである、部屋の中に歓迎のムードが広がる、続けて挨拶しようとしたゆっくり達は、
「貴方たちは、これからこのゆうかの奴隷よ、ゆっくりしていってね!」
その言葉に動きを止めた。
「な、なにをいってるんだぜぇ、どうしてまりささまがおまえのどれいに!」
「そうだみょん、いきなりなにさまだみょん!」
「わからないよー!」
そう言ったゆっくり達は、ゆうかの後ろから男が進みだしたのを見て黙り込む、それほどまでに男――人間を怒らせないことは徹底されていた。
「お前たち、これからはこの"ゆうか"の命令に従え!」
その言葉に、目を見開いて男とゆうかを交互に見るゆっくり達。
「分かったな!ゆうかそれじゃあな……」
男は食料を撒くと部屋を出て行った。
男が立てた音を最後に沈黙が広がる室内。
しばらくして、空腹に我慢できなくなった赤ゆっくり達が騒ぎ始める、
男が立てた音を最後に沈黙が広がる室内。
しばらくして、空腹に我慢できなくなった赤ゆっくり達が騒ぎ始める、
「おきゃあしゃん、れいみゅおなかしゅたんだじぇ!」
「まりしゃもむーちゃむーちゃしゃせちぇね!」
「おにゃかしゅいちゃよー!」
その言葉に反応して、地面に散らばった食料を集めようとする親ゆっくり達に、
「貴方たち、そのごはんさんは全部集めてここに持ってきなさい!」
ゆうかの言葉が浴びせられた。
動揺するゆっくり達、
動揺するゆっくり達、
「あら、いいの?ゆうかに逆らってもいいの?どうなるか分かっているのね?」
「ふざけるんじゃないのぜ!なんでまりさがおまえの、んぎぃ!」
ゆうかに飛び掛ろうとしたまりさは、扉を開けて踏み込んできた男の蹴りを受けることになった。
男の登場に怯え、そちらから目が離せないゆっくり。
男の登場に怯え、そちらから目が離せないゆっくり。
「先ほども言ったはずだ、ゆうかの命令に従え!」
そう言って出て行く男に、ゆっくり達は無言で食料を集め始めた。
しばらくすると、散らばった食料は集まり、ゆうかの横に小さな山を作っている。
しばらくすると、散らばった食料は集まり、ゆうかの横に小さな山を作っている。
「あ、あのねゆうか、れいむのおちびちゃんたちおなかすいてるんだ、ゆうかはそんなにたべないよね、すこしわけてよね…」
ゆうかの機嫌を伺うかのように頼み込むれいむ、ゆうかはそのれいむを睨み、部屋のゆっくりを見回すと。
「そうね、ゆうかにお願いできたゆっくりには御飯を分けてあげてもいいわよ」
微笑んで答える、その答えに顔を明るくさせるれいむ、
「そ、そう、じゃぁちょっとだけもらうね!」
食料の山に近づき、舌を出したところで、ゆうかの体当たりを浴びることになる。
「ゆぶぅ、いちゃい、しちゃかんじゃ!」
「お、おかーしゃんしっかりしちぇ!」
「あら、お願いしただけじゃダメよ、ちゃんとお礼も言えない子にはお仕置きよ」
舌をかんでしまい泣き喚くれいむにゆうかはそう言うと、他のゆっくりの方を向き直り微笑んだ。
「ゆゆゆ……ゆうか……ありがとう」
「あら、少し態度が大きいわねぇ?」
「ゆ……あ、ありがとうございます……」
「ふふふ、良いわよ持っていっても」
その日からゆっくり達の生活は大きく変わった、ゆっくり達の頂点にゆうかが立つことになったのだ、それまで人間という恐怖はあるもののゆっくりは協力して生活できていた。
そんなゆっくり社会に、いきなりゆうかと言う絶対者が現れたのである。
これまで多くは無いものの足りないことは無かった食料も、何故か足りなくなり始めた。
ゆうかは食料を男から受け取ることで独占していた、食料を貰うためにはゆうかに頭を下げてお願いしなくてはならない。
基本的にプライドの高いゆっくりにとってこれは屈辱だった、頭を下げてもすんなりと貰える事は少なく、虐められる事も多い。
不満からゆうかの襲撃を考えたゆっくりは、ゆうか自身又は現れた男によってせいっさいされる。
ゆうかは別の部屋ですーやすーやするため、寝込みを襲うという手段も取れない。
いつしか群れのゆっくりはゆうかを恐れに頭を下げるゆっくりと、表面上は従うが裏では復讐を考えるゆっくりの二種類に分かれることになった。
子ゆっくり達は一番最初に不満を零し始めたゆっくりだが、数匹がゆうかの虐めに遭い、そのことに憤慨した親がせいっさいされるとゆうかを恐れ、ゆうかから隠れるようになった。
ある時、ゆうかが食料を配り終えると部屋の入り口のところすーやすーやをし始めた。
ゆっくり達は、始めはゆうかの様子を覗うように、静かにむーしゃむしゃをしていたが、ゆうかが起きないことに気がつくと、一部が集まってコソコソと話し合いを始める。
そんなゆっくり社会に、いきなりゆうかと言う絶対者が現れたのである。
これまで多くは無いものの足りないことは無かった食料も、何故か足りなくなり始めた。
ゆうかは食料を男から受け取ることで独占していた、食料を貰うためにはゆうかに頭を下げてお願いしなくてはならない。
基本的にプライドの高いゆっくりにとってこれは屈辱だった、頭を下げてもすんなりと貰える事は少なく、虐められる事も多い。
不満からゆうかの襲撃を考えたゆっくりは、ゆうか自身又は現れた男によってせいっさいされる。
ゆうかは別の部屋ですーやすーやするため、寝込みを襲うという手段も取れない。
いつしか群れのゆっくりはゆうかを恐れに頭を下げるゆっくりと、表面上は従うが裏では復讐を考えるゆっくりの二種類に分かれることになった。
子ゆっくり達は一番最初に不満を零し始めたゆっくりだが、数匹がゆうかの虐めに遭い、そのことに憤慨した親がせいっさいされるとゆうかを恐れ、ゆうかから隠れるようになった。
ある時、ゆうかが食料を配り終えると部屋の入り口のところすーやすーやをし始めた。
ゆっくり達は、始めはゆうかの様子を覗うように、静かにむーしゃむしゃをしていたが、ゆうかが起きないことに気がつくと、一部が集まってコソコソと話し合いを始める。
「ゆゆ、ゆうかがねむってるよ、いまのうちにせいっさいだよ!」
「ちゃんすをまっていたかいがあったのぜ、いまこそおもいしらせるのぜ!」
「そうだよ、ゆうかはゆっくりしていないよ、いまこそゆっくりをとりもどすんだよ!」
盛り上がりだすゆっくり達、群れ全体の成ゆっくりの約半分の集会はゆうかをせいっさいする方向に話が進む。
「そうなのぜ、はやくしないとゆうかがめをさますのぜ!」
まりさの言葉でゆっくり達は決心した、まりさは群れのゆっくりがここに来る原因となったゆっくりであるとして有象無象の圧力を受けていたのだ、以前は群れの長などと嘯いていたがその威厳は既に無い。
しかし、今再び群れのゆっくりはまりさの号令の下動き出そうとしている。
しかし、今再び群れのゆっくりはまりさの号令の下動き出そうとしている。
(いまこそ、あのゆうかをせっさいして、ゆっくりもりにかえるのぜ)
「おちょうしゃん、だいじょうびゅ?」
まりさの横からおちびちゃんが聞いてくる、おちびちゃん達はあのにんげんとゆうかのせいでゆっくり出来なくなっている。
「おちびちゃん、おうとうさんはつよいから、だいじょうぶなのぜ!」
何としてもまりさがおちびちゃんをゆっくりさせて上げねば、まりさは決意して部屋の入り口の方へ向った。
部屋の入り口――にんげんがごはんさんを持って入ってくる場所――ではゆうかがゆっくりとした表情ですーやすーやしていた。
その表情にさらに怒りを燃やすゆっくり達、
部屋の入り口――にんげんがごはんさんを持って入ってくる場所――ではゆうかがゆっくりとした表情ですーやすーやしていた。
その表情にさらに怒りを燃やすゆっくり達、
「そろーりそろーり、い、いいかぜ、いっせーの、せ、でいっきにいくのぜ……」
「そろーりそろーりわかったみょん……」
「そろーりそろーりわかるよー」
声を抑えた合図が行われる。
まりさが合図を送る、
まりさが合図を送る、
「……いっせーの、せ、いくのぜ!」
まりさの前に居たちぇんとみょんがゆうかに飛び掛り、まりさも足に力を入れたその時、まりさには全ての動きがゆっくりとして感じられ……二匹のゆっくりの間から見えるゆうかの……目が見開かれた。
横に避けるゆうか、攻撃を外されたちぇんとみょんが衝突している。
横に避けるゆうか、攻撃を外されたちぇんとみょんが衝突している。
「ゆ、な、なんで……なんでおきてるのぜ!?」
「遅かったわねぇ、待ってたのよ」
驚きから動きを止めてしまうゆっくり達、微笑むゆうかの後ろでゆっくりと扉が開かれて行った。
子まりさが覚えているその時の事は、気がつくと現れた人間さんが何かを踏んでいるところだった。
ゆっくりより遥かに大きなその体を動かして、部屋の入り口で歩き回っている、足元には何か黒くて汚いものが付いており、人間さんが足を振り上げるたびに汚いものが舞い上がった。
汚いものは何か訳の分からないことを叫んでおり、とて煩い、子まりさの近くに居た友達、子ゆっくり達が何事か叫びながらそこへ飛び込んで行き、同じように汚いものになった。
子まりさの後ろからも何か大きな物が飛び出していった、「」子まりさが何かを言おうとするが、その前にその大きな物も汚いものになった。
ゆっくりより遥かに大きなその体を動かして、部屋の入り口で歩き回っている、足元には何か黒くて汚いものが付いており、人間さんが足を振り上げるたびに汚いものが舞い上がった。
汚いものは何か訳の分からないことを叫んでおり、とて煩い、子まりさの近くに居た友達、子ゆっくり達が何事か叫びながらそこへ飛び込んで行き、同じように汚いものになった。
子まりさの後ろからも何か大きな物が飛び出していった、「」子まりさが何かを言おうとするが、その前にその大きな物も汚いものになった。
「」
自分が大声を上げている、その内容は自分でも理解できない。
辺りには甘い臭いが立ち込める、背後からは泣き声が聞こえた、目の前のものから目を話せないまりさ、つまらなそうな顔をして動き回る人間さんと、その足元にいるゆうかだけだった。
ゆうかを見る子まりさ、それに気が付いたゆうかはこちらを見て微笑んでいた。
辺りには甘い臭いが立ち込める、背後からは泣き声が聞こえた、目の前のものから目を話せないまりさ、つまらなそうな顔をして動き回る人間さんと、その足元にいるゆうかだけだった。
ゆうかを見る子まりさ、それに気が付いたゆうかはこちらを見て微笑んでいた。
人間さんの足元が静かになる、硬直したゆっくり達の下へやってた人間さんはゆっくりを持ち上げると揺すりだした、揺すって下ろしては、他のものを揺する、そんなことをしばらく繰り返すと、ゆうかを連れて部屋の外に出て行った。
子まりさにとってその時の事はとてもゆっくり出来ない記憶である、子供のときの最古の記憶、それだけがとてもゆっくり出来ないのだ。
その後は沢山の赤ゆっくり達に囲まれ、おねぇちゃんと呼ばれるというゆっくりした記憶なのに、子まりさはそのことは考えないことにした。
その後は沢山の赤ゆっくり達に囲まれ、おねぇちゃんと呼ばれるというゆっくりした記憶なのに、子まりさはそのことは考えないことにした。
ゆっくり公民 ~農奴制~(冬)へ続く……