ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3026 何もかも、何もかもが
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ankoss
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『何もかも、何もかもが』 17KB
制裁 子ゆ ゲス 現代 頑張れば一日に2個書けるもんですね
制裁 子ゆ ゲス 現代 頑張れば一日に2個書けるもんですね
「へえ」
俺はコンビニの雑誌コーナーでついつい声を漏らす。
週刊雑誌を片手に、俺は声を漏らす。
特集コーナーが組まれていた――その記事を見て。
『小さな人間!ゆっくりを飼おう』という大きな見出しに、大きな帽子を携え、ウザかわいいという言葉がよく似合う顔をした丸い物の写真がでかでかと印刷されていた。
内容は突如現れたまるで人間のような生き物、ゆっくりブームに乗っかろうという魂胆がみえみえの適当な記事だったが、俺は編集部の狙い通りにゆっくりに興味を持った。
偶然なのかどうかはわからないが、その雑誌のすぐ隣にはゆっくり専門誌が置いてあった。
こんなマイナーな雑誌が普通にコンビニに置いてあるところ、ゆっくりブームの大波具合が見て取れる。
俺はページをめくる。
まずは値段だ。
週刊雑誌を片手に、俺は声を漏らす。
特集コーナーが組まれていた――その記事を見て。
『小さな人間!ゆっくりを飼おう』という大きな見出しに、大きな帽子を携え、ウザかわいいという言葉がよく似合う顔をした丸い物の写真がでかでかと印刷されていた。
内容は突如現れたまるで人間のような生き物、ゆっくりブームに乗っかろうという魂胆がみえみえの適当な記事だったが、俺は編集部の狙い通りにゆっくりに興味を持った。
偶然なのかどうかはわからないが、その雑誌のすぐ隣にはゆっくり専門誌が置いてあった。
こんなマイナーな雑誌が普通にコンビニに置いてあるところ、ゆっくりブームの大波具合が見て取れる。
俺はページをめくる。
まずは値段だ。
『金バッジ胴付きゆうか 100万』
『銀バッジてんこ 30万』
『金バッジらん 30万』
『銀バッジてんこ 30万』
『金バッジらん 30万』
「買えるかぁぁーー!!」
なんだこのぶっこわれた値段!
なんだよ100万て!
血統書付きの犬でももっと安いわ!
……やっぱり金持ちの道楽なのかなあ。
ふと冷静に周りを見回すと、店員や客がみな俺の方を見ている。さすがに立ち読み中に絶叫はまずかったか。
白い目で見られながら立ち読みを続けるほどに俺は精神が強くないので、俺は雑誌を置いて店を出る。
すると、やはり偶然なのかどうかはわからないが。
コンビニのゴミ箱の横に、ゆっくりが3匹落ちていた。
座っていたわけでも、寝ていたわけでもなく、本当に『落ちていた』。
さっきの雑誌によると、成体のれいむ種とまりさ種、それに幼体のまりさ種だ――おそらく、家族なのだろう。
3匹とも顔を伏せて倒れている。俺は粘っこく茶色い物体が全身にこびりつき、泥のような嘔吐物のような臭いがするその3匹を素手で触るのははばかられるので、足先でちょんと突っついてみた。
なんだよ100万て!
血統書付きの犬でももっと安いわ!
……やっぱり金持ちの道楽なのかなあ。
ふと冷静に周りを見回すと、店員や客がみな俺の方を見ている。さすがに立ち読み中に絶叫はまずかったか。
白い目で見られながら立ち読みを続けるほどに俺は精神が強くないので、俺は雑誌を置いて店を出る。
すると、やはり偶然なのかどうかはわからないが。
コンビニのゴミ箱の横に、ゆっくりが3匹落ちていた。
座っていたわけでも、寝ていたわけでもなく、本当に『落ちていた』。
さっきの雑誌によると、成体のれいむ種とまりさ種、それに幼体のまりさ種だ――おそらく、家族なのだろう。
3匹とも顔を伏せて倒れている。俺は粘っこく茶色い物体が全身にこびりつき、泥のような嘔吐物のような臭いがするその3匹を素手で触るのははばかられるので、足先でちょんと突っついてみた。
「おーい、生きてるかー」
「ゆ……もうおなかいっぱいだよ……ゆぎゃぶっ!?」
「れいむ……うるさいよ、まりさはすーぱーすーやすーやたいむ……ゆげげっ!?」
「……いや、そこまで驚かんでも」
「ゆ……もうおなかいっぱいだよ……ゆぎゃぶっ!?」
「れいむ……うるさいよ、まりさはすーぱーすーやすーやたいむ……ゆげげっ!?」
「……いや、そこまで驚かんでも」
漫画でよくありそうな寝言を吐いたれいむはわけのわからない悲鳴をあげ飛び起きた。
しかし気持ち悪いほどに、人の顔をしている。
雑誌で見た奴より数段ブサイクだが、まあ野良ならこんなもんだろう。
どうせタダで手に入るんだ。
しかし気持ち悪いほどに、人の顔をしている。
雑誌で見た奴より数段ブサイクだが、まあ野良ならこんなもんだろう。
どうせタダで手に入るんだ。
「に……にんげんさん、れいむたちはわるいゆっくりじゃないよ」
「そうだよ、まりさたちはぜんりょうっ!なゆっくりだよ」
「ゆぴー……ゆぴー……」
「そうだよ、まりさたちはぜんりょうっ!なゆっくりだよ」
「ゆぴー……ゆぴー……」
ちなみに子供のまりさはまだ寝ている。別に起こす意味もないだろう。
俺は必死に笑顔を振りまく二匹を見て、雑誌で見た『ゲス化』というのはしそうもないな、と安堵する。
俺は必死に笑顔を振りまく二匹を見て、雑誌で見た『ゲス化』というのはしそうもないな、と安堵する。
「そんなに善良なら、俺の飼いゆっくりにならないか?」
「かい……」
「ゆっくり……?」
「ああそうだ、飼いゆっくりだ」
「や……」
「や……」
「や?」
「「やったよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
「かい……」
「ゆっくり……?」
「ああそうだ、飼いゆっくりだ」
「や……」
「や……」
「や?」
「「やったよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
……うるせえな。
飼いゆっくりってそこまで野良からしてすげー地位なのか。
飼いゆっくりってそこまで野良からしてすげー地位なのか。
「れいむ……まりさたちは、やったんだよ……」
「うん……やさしいにんげんさんが、いたんだね……」
「なんか喜んでるとこ悪いんだが、飼いゆっくりにはなるのか?ならんのか?」
「なっ!なるよ!なります!ならせてください!」
「へいへい、ならせてやるよ」
「ゆぴー……ゆぴー……」
「うん……やさしいにんげんさんが、いたんだね……」
「なんか喜んでるとこ悪いんだが、飼いゆっくりにはなるのか?ならんのか?」
「なっ!なるよ!なります!ならせてください!」
「へいへい、ならせてやるよ」
「ゆぴー……ゆぴー……」
子供はまだ寝ている。
あの絶叫をすぐ隣で聞いてなぜ起きないのか不思議でたまらん。
れいむは子供を横目でちらりと見て、俺の方を向いた。
あの絶叫をすぐ隣で聞いてなぜ起きないのか不思議でたまらん。
れいむは子供を横目でちらりと見て、俺の方を向いた。
「あ、あの……えーと、かいぬし、さん」
「まあ、お兄さんとでも呼べ」
「おにいさん、さいしょのおねがいがあるんだよ」
「ほう、なんだ?」
「……れいむたちはこれまでいろんなことがあったよ。いままでちっともおちびちゃんをゆっくりさせてあげられなかったよ。だから、だから……おちびちゃんに、ちょこれーとさんをかってあげてほしいよ!」
「まあ、お兄さんとでも呼べ」
「おにいさん、さいしょのおねがいがあるんだよ」
「ほう、なんだ?」
「……れいむたちはこれまでいろんなことがあったよ。いままでちっともおちびちゃんをゆっくりさせてあげられなかったよ。だから、だから……おちびちゃんに、ちょこれーとさんをかってあげてほしいよ!」
野良ゆっくりってのはまあ辛いだろうからなあ。
手も足もなく、動きは遅く、声だけはデカく、知能は低く、体は柔らかい。
そんな物体がこんな都会で暮らしていけるわけがないんだよ。
……そもそも、この世界でゆっくりが暮らせる場所なんてあるんだろうか……。
毎日が戦場だったはずだ。
落ちているかのように倒れこんで寝ていたのは、疲れてたんだろうなあ。
それでも、そんな状況でも子供を思う気持ちは失っていない。
ゆっくりというのは、人間の母親のような母性まで持っているのか。
俺は少し感動して、れいむの頼みを了承した。
手も足もなく、動きは遅く、声だけはデカく、知能は低く、体は柔らかい。
そんな物体がこんな都会で暮らしていけるわけがないんだよ。
……そもそも、この世界でゆっくりが暮らせる場所なんてあるんだろうか……。
毎日が戦場だったはずだ。
落ちているかのように倒れこんで寝ていたのは、疲れてたんだろうなあ。
それでも、そんな状況でも子供を思う気持ちは失っていない。
ゆっくりというのは、人間の母親のような母性まで持っているのか。
俺は少し感動して、れいむの頼みを了承した。
「あじがどうございまず!あじがどうございまず!」
「うるせえ、お前これから俺の飼いゆっくりになるんだから、声のトーン抑えろ」
「はいい!!じずがにじでまず!」
「うるせえ、お前これから俺の飼いゆっくりになるんだから、声のトーン抑えろ」
「はいい!!じずがにじでまず!」
……全然わかってねえ。
少なくとも知能は人間の幼児かそれ以下のようだ。
とりあえず俺はコンビニで板チョコを3枚買って、大きめのコンビニ袋を貰い、そこに3匹を入れて持ち帰った。
子供は袋に放りこまれても寝ていた。
ほんとこいつら、3日くらい経ったら絶滅してるんじゃねえのか……。
少なくとも知能は人間の幼児かそれ以下のようだ。
とりあえず俺はコンビニで板チョコを3枚買って、大きめのコンビニ袋を貰い、そこに3匹を入れて持ち帰った。
子供は袋に放りこまれても寝ていた。
ほんとこいつら、3日くらい経ったら絶滅してるんじゃねえのか……。
「さて、と」
家に戻った俺は3匹の入った袋を風呂場に持って行き、クッソ汚い全身を丸洗いしてやろうとした。
親二人は自分で袋から出てきたが、子供はなんとまだ寝ていた。
逆に尊敬する。ナマケモノかこいつは。
家に戻った俺は3匹の入った袋を風呂場に持って行き、クッソ汚い全身を丸洗いしてやろうとした。
親二人は自分で袋から出てきたが、子供はなんとまだ寝ていた。
逆に尊敬する。ナマケモノかこいつは。
「おちびちゃん!ゆっくりおきてね!」
「ゆ……もうちゃべられないのじぇ……」
「ゆ……もうちゃべられないのじぇ……」
聴き慣れた声で自分を呼ばれた子まりさは親と全く同じ寝言を言いながらさすがに目を覚ました。
「おはよう、おとーしゃん!おかーしゃん!……にんげんしゃんだああああああ!!!」
「あーもー、うるせー。俺は悪い人間じゃねえよ」
「あーもー、うるせー。俺は悪い人間じゃねえよ」
どうやらこの3匹はとてつもなく人間を怖がっているようだ。
全身が一枚皮のこいつらを何で洗えばいいかわからなかったので、とりあえずシャンプーとボディソープをミックスしてぶっかけて洗ってやった。
水を異様に怖がっていたが、『身体を洗うものだ』と説明したら普通に被っても大丈夫そうだった。
これが噂の思い込みパワーというやつか。
全身が一枚皮のこいつらを何で洗えばいいかわからなかったので、とりあえずシャンプーとボディソープをミックスしてぶっかけて洗ってやった。
水を異様に怖がっていたが、『身体を洗うものだ』と説明したら普通に被っても大丈夫そうだった。
これが噂の思い込みパワーというやつか。
綺麗になり、べたべたした質感と鼻が曲がりそうな臭いが消え去った3匹は「ゆっくりしていってね!」と喜んでいた。
そして俺は3匹を座らせる。
そして俺は3匹を座らせる。
「まあ、アレだ。俺はあんまりゆっくりに詳しくない。お前らがなぜそんなにも人間を怖がっていたのか、今まであったこといろいろ教えてくれないか」
「うん……でもそれより、おちびちゃんに……」
「ああ、忘れてた」
「うん……でもそれより、おちびちゃんに……」
「ああ、忘れてた」
チョコレートか。
でもまあ、正直今はこいつらのゆん生のほうが気になる。
というわけで、喋った後に食わせてやる。
でもまあ、正直今はこいつらのゆん生のほうが気になる。
というわけで、喋った後に食わせてやる。
「……わかったよ、おにいさんがそういうならしかたないね」
「ゆ?なんのことなのじぇ?」
「おちびちゃんはゆっくりまっててね、あとであまあまたべさせてあげるから」
「ゆ!あみゃあみゃ!はやくほしいのじぇ!」
「ゆ?なんのことなのじぇ?」
「おちびちゃんはゆっくりまっててね、あとであまあまたべさせてあげるから」
「ゆ!あみゃあみゃ!はやくほしいのじぇ!」
ゆっくりまっててね、と子供を諭したれいむは話し始める。
「あれはいまから、たくさんまえのことだよ……」
* *
れいむには産まれた頃から父親はいなかったが、母親がいた。
母親はいつも口癖のように言っていた。
「もときんばっじ」だと言っていた。
れいむは金バッジという言葉がよく理解はできなかったが、そのゆっくりできる響きをとても気に入っていたので、母親を誇りに思っていた。
母親はいろんな話をしてくれた。
ふわふわのベッドさん、おもしろいテレビさん、つめたいアイスさん。
そして何よりも母親がゆっくりできるものとして教えてくれたのが――チョコレートだった。
『口の中で溶けて舌と絡みあう甘みは、とてもゆっくりできる』と、母親は教えてくれた。
そんな凄いものを持っている人間さんはすごい、と素直にれいむは思い、また、そのチョコレートを毎日のように夢見た。
母親が捨てられた理由は母親自身もわかっていないようで、その点は憧れの人間さんについて唯一わからない点だった。
そしてある日。
友達の家に遊びに行っていたれいむは、足を焼かれ、全身に木の枝を刺されて死んでいる母親を目にした。
明らかに人間の仕業であると気づいたれいむは、大きなショックを受けた。
母親にいろんなゆっくりできるものをくれた人間さんが。
母親をゆっくりさせてくれた人間さんが。
どうして、母親を殺さなければいけなかったのか――。
れいむにはわからなかった。
わからないまま、とにかく生きて、生き延びて――。
まりさと出会い、今に至る。
母親はいつも口癖のように言っていた。
「もときんばっじ」だと言っていた。
れいむは金バッジという言葉がよく理解はできなかったが、そのゆっくりできる響きをとても気に入っていたので、母親を誇りに思っていた。
母親はいろんな話をしてくれた。
ふわふわのベッドさん、おもしろいテレビさん、つめたいアイスさん。
そして何よりも母親がゆっくりできるものとして教えてくれたのが――チョコレートだった。
『口の中で溶けて舌と絡みあう甘みは、とてもゆっくりできる』と、母親は教えてくれた。
そんな凄いものを持っている人間さんはすごい、と素直にれいむは思い、また、そのチョコレートを毎日のように夢見た。
母親が捨てられた理由は母親自身もわかっていないようで、その点は憧れの人間さんについて唯一わからない点だった。
そしてある日。
友達の家に遊びに行っていたれいむは、足を焼かれ、全身に木の枝を刺されて死んでいる母親を目にした。
明らかに人間の仕業であると気づいたれいむは、大きなショックを受けた。
母親にいろんなゆっくりできるものをくれた人間さんが。
母親をゆっくりさせてくれた人間さんが。
どうして、母親を殺さなければいけなかったのか――。
れいむにはわからなかった。
わからないまま、とにかく生きて、生き延びて――。
まりさと出会い、今に至る。
* *
「……ふぅん」
れいむは話しながら泣いていた。
まりさはそれを聞いて、同じように泣いていた。
子まりさはなんかテーブルの足にひたすら体当たりして遊んでる。
しかし、このれいむ。
苦労してるんだなあ。
人間と同じような顔をして、人間と同じような考え方をしているのに、なぜ虐める奴がいるのか、俺にはまったく理解ができない。
そういう奴らはさっさと捕まればいいのに。
そして次に、まりさが話し始める。
れいむは話しながら泣いていた。
まりさはそれを聞いて、同じように泣いていた。
子まりさはなんかテーブルの足にひたすら体当たりして遊んでる。
しかし、このれいむ。
苦労してるんだなあ。
人間と同じような顔をして、人間と同じような考え方をしているのに、なぜ虐める奴がいるのか、俺にはまったく理解ができない。
そういう奴らはさっさと捕まればいいのに。
そして次に、まりさが話し始める。
「まりさは、もとかいゆっくりだったのぜ」
* *
まりさにはペットショップで売られていたころの記憶がかすかにある。
確か銀色に光るバッジをつけていた。
いろんなゆっくりがいたが、まりさが売れたのはなかなかに早く、あまりペットショップの記憶はない。
代わりに、お姉さんとの思い出がたくさんある。
勝手におうちせんげんしようとした野良ゆっくりを追い払い、お姉さんに褒められた。
お姉さんの暖かい膝はゆっくりと眠れた。
しかしある時、転機が訪れる。
まりさはひとつだけ、お姉さんに言われていたことがあった。
『勝手にすっきりをしてはいけない』と。
まりさはそれを破った。
散歩に連れて行ってもらったときにお姉さんの目を盗みすっきりをして、野良れいむを妊娠させた。
そのことはお姉さんにバレず、しばらくは隠し通せていた。
自分の餌を嫁のれいむと子供たちに分け与え、小学生が猫を公園で飼うように、一家を養っていた。
しかしある日、それがお姉さんにバレる。
必死に謝ろうとまりさが頭を下げた瞬間、子供たちと嫁れいむは踏み潰されて殺された。
その時のお姉さんの言葉は、未だに忘れられない。
『はあ、やっぱり銀バッジは駄目ね。次は金バッジのちぇんを飼うから、あんたはここでさよならね』
確か銀色に光るバッジをつけていた。
いろんなゆっくりがいたが、まりさが売れたのはなかなかに早く、あまりペットショップの記憶はない。
代わりに、お姉さんとの思い出がたくさんある。
勝手におうちせんげんしようとした野良ゆっくりを追い払い、お姉さんに褒められた。
お姉さんの暖かい膝はゆっくりと眠れた。
しかしある時、転機が訪れる。
まりさはひとつだけ、お姉さんに言われていたことがあった。
『勝手にすっきりをしてはいけない』と。
まりさはそれを破った。
散歩に連れて行ってもらったときにお姉さんの目を盗みすっきりをして、野良れいむを妊娠させた。
そのことはお姉さんにバレず、しばらくは隠し通せていた。
自分の餌を嫁のれいむと子供たちに分け与え、小学生が猫を公園で飼うように、一家を養っていた。
しかしある日、それがお姉さんにバレる。
必死に謝ろうとまりさが頭を下げた瞬間、子供たちと嫁れいむは踏み潰されて殺された。
その時のお姉さんの言葉は、未だに忘れられない。
『はあ、やっぱり銀バッジは駄目ね。次は金バッジのちぇんを飼うから、あんたはここでさよならね』
* *
「……お前も、いっぱいあったんだなあ」
世知辛い世の中だ。
動物を、しかも顔だけ見れば完全に人間である生き物をなぜ簡単に捨てることができるのか、俺には到底わからない。
動物を、しかも顔だけ見れば完全に人間である生き物をなぜ簡単に捨てることができるのか、俺には到底わからない。
「それで、まりさはれいむにうんめいのであいをしたんだぜ」
「おたがいに……つらかったんだよ、ずっとひとりぼっちで」
「おたがいに……つらかったんだよ、ずっとひとりぼっちで」
間接的に人間の優しさを知ったれいむと、直接的に人間の優しさを知ったまりさ。
間接的に人間の怖さを知ったれいむと、直接的に人間の怖さを知ったまりさ。
二人が出会うのは――偶然ではなかったのだろう。
間接的に人間の怖さを知ったれいむと、直接的に人間の怖さを知ったまりさ。
二人が出会うのは――偶然ではなかったのだろう。
「まりさもれいむも、にんげんさんがつよいことはしってるから、にんげんさんにかかわらないようにくらしてきたんだぜ」
「でもおなかがすいて、おちびちゃんもゆっくりさせてあげなきゃいけなくて……もう、ほんとに、げんかいだったんだよ」
「でもおなかがすいて、おちびちゃんもゆっくりさせてあげなきゃいけなくて……もう、ほんとに、げんかいだったんだよ」
元飼いゆっくりのまりさと、母親に色々なことを教えてもらえなかったれいむ。
ここまで生きてこれたのが奇跡に等しいだろう。
毎日が、地獄だったはずだ。
ここまで生きてこれたのが奇跡に等しいだろう。
毎日が、地獄だったはずだ。
「まりさはずっと、……かいゆっくりになれたら、もういちどやりなおせるっておもってたんだぜ」
「れいむはずっと、……にんげんさんといっしょに、ずっとずっとゆっくりしたかったんだよ」
「…………」
「れいむはずっと、……にんげんさんといっしょに、ずっとずっとゆっくりしたかったんだよ」
「…………」
俺は心から、この2匹を心からゆっくりさせてやろうと思った。
まずは、手始めだ。
まずは、手始めだ。
「ほれ、憧れのチョコレートだ。たんと食え、そこのチビも」
「ゆわあ……いいにおいだよお……」
「ゆ!あみゃあみゃしゃん!」
「ゆわあ……いいにおいだよお……」
「ゆ!あみゃあみゃしゃん!」
俺はチョコレートをパキパキと割って置いてやった。
まりさよりも子供よりも早く飛びつくれいむ。
長年思い描いてきた夢が叶った瞬間だ。
まりさよりも子供よりも早く飛びつくれいむ。
長年思い描いてきた夢が叶った瞬間だ。
「むーしゃむーしゃ……じ、じあわぜえええええええええええええええええ!!!」×3
ああ……
全然感動しねえ。
いや、普通に食ったらよかったなーって感動するんだけど、こいつら、すげー汚いんだよ。
喋りながら食うから、口に入れて咀嚼した溶けかけのチョコレートが周りに飛び散りまくってる。
床が……もう、ひどいことに……
しかし、俺は口を出さなかった。
あんなに酷い話を聞いた後に、こいつらに何かを言おうという気にはならない。
これから長い付き合いになるが――まあ。
多少は甘やかして育ててやるか。
全然感動しねえ。
いや、普通に食ったらよかったなーって感動するんだけど、こいつら、すげー汚いんだよ。
喋りながら食うから、口に入れて咀嚼した溶けかけのチョコレートが周りに飛び散りまくってる。
床が……もう、ひどいことに……
しかし、俺は口を出さなかった。
あんなに酷い話を聞いた後に、こいつらに何かを言おうという気にはならない。
これから長い付き合いになるが――まあ。
多少は甘やかして育ててやるか。
1ヶ月がたった。
世間のペットブームはまだ続いていたが、その中にゆっくりという文字は何ひとつなかった。
なぜ犬や猫のブームが廃れずに、ゆっくりだけ廃れたのか。
理由はわかる。俺にはわかる。
世間のペットブームはまだ続いていたが、その中にゆっくりという文字は何ひとつなかった。
なぜ犬や猫のブームが廃れずに、ゆっくりだけ廃れたのか。
理由はわかる。俺にはわかる。
「さっさとごはんもってくるのじぇ、このくしょどれい!」
「おそいとせいっさいするよ!」
「はやくしてね!れいむはつかれてるんだよ!」
「おそいとせいっさいするよ!」
「はやくしてね!れいむはつかれてるんだよ!」
……ああ。
なぜこうなってしまった。
あの頃のお前らはどこに行った。
なぜこうなってしまった。
あの頃のお前らはどこに行った。
「なあ、れいむ。あの頃のお前に戻ってくれよ。俺とゆっくりしたいと言っていた、あの頃のお前に」
「はあ?れいむがゆっくりできたらくそどれいはそれをみてゆっくりできるでしょ?こうえいにおもってね!」
「……俺のことをお兄さんと呼んでくれたじゃないか」
「はあ?くそどれいはくそどれいだよ!ゆっくりりかいしてね!」
「……俺だって怒ると怖いんだぞ、それは母親を殺されたお前が一番よくわかってるだろ?」
「はあ?くそばばあはにんげんにやられるくらいだからものすごくよわかっただけだよ!れいむはちがうよ!れいむはくそにんげんなんかよりずっとつよいんだよ!」
「……お前に毎日の飯をやってるのは誰だと思ってんだ」
「はあ?くそどれいなんだかられいむにごはんをあげるのはとうぜんでしょ?そのていどでえらそうにしないでね!」
「はあ?れいむがゆっくりできたらくそどれいはそれをみてゆっくりできるでしょ?こうえいにおもってね!」
「……俺のことをお兄さんと呼んでくれたじゃないか」
「はあ?くそどれいはくそどれいだよ!ゆっくりりかいしてね!」
「……俺だって怒ると怖いんだぞ、それは母親を殺されたお前が一番よくわかってるだろ?」
「はあ?くそばばあはにんげんにやられるくらいだからものすごくよわかっただけだよ!れいむはちがうよ!れいむはくそにんげんなんかよりずっとつよいんだよ!」
「……お前に毎日の飯をやってるのは誰だと思ってんだ」
「はあ?くそどれいなんだかられいむにごはんをあげるのはとうぜんでしょ?そのていどでえらそうにしないでね!」
何故。
「まりさ、お前は決まりを破ったからこそ捨てられたんだぞ?俺に捨てられてもいいのか?」
「は?あのころはまだわかかっただけなのぜ?おとなになったいまのまりささまならくそどれいなんかいちげきでしんじゃうのぜ?」
「お前の子供は、お姉さんに一瞬で殺されたんだぞ?」
「は?くそちびやくそれいむとまりさをいっしょにしないでほしいのぜ?せいっさいするのぜ?」
「……お前を拾ってやったのは、誰だと思ってんだ?」
「は?ひろってやる?まりささまのせわをさせてあげてるんだから、こっちがかんしゃされるたちばなのぜ!」
「……お前は最初の日、もう一度やり直すって言ったじゃないか……」
「は?やりなおすぅ?ああ、あのにんげんはまりさのいうことをきかないつかえないどれいだったのぜ!どれいにしなおすっていみにきまってるのぜぇ~?」
「は?あのころはまだわかかっただけなのぜ?おとなになったいまのまりささまならくそどれいなんかいちげきでしんじゃうのぜ?」
「お前の子供は、お姉さんに一瞬で殺されたんだぞ?」
「は?くそちびやくそれいむとまりさをいっしょにしないでほしいのぜ?せいっさいするのぜ?」
「……お前を拾ってやったのは、誰だと思ってんだ?」
「は?ひろってやる?まりささまのせわをさせてあげてるんだから、こっちがかんしゃされるたちばなのぜ!」
「……お前は最初の日、もう一度やり直すって言ったじゃないか……」
「は?やりなおすぅ?ああ、あのにんげんはまりさのいうことをきかないつかえないどれいだったのぜ!どれいにしなおすっていみにきまってるのぜぇ~?」
こうなってしまったのか。
「おいチビ、お前は俺のことをなんだと思ってる?」
「おかーしゃんとおとーしゃんがおしえてくれたのじぇ!おまえは、くしょどれいなのじぇ!」
「お前の母親と父親は、なんでそう言ってた?」
「くしょどれいのこうげきはじぇんじぇんきかにゃいし、くしょどれいはまりしゃたちのごはんをもっちぇきゅることしかのうがないざこくしょどれいだっていってたのじぇ!」
「……お前や、お前の両親に飯を用意できるのか?」
「それはくしょどれいのしごとなのじぇ!ばーきゃばーきゃ!」
「お前最初は俺のこと怖がってただろ?両親から教わったんだろ?人間は怖いって」
「それはまちがいだったのじぇ!くしょにんげんなんて、じぇええんじぇんこわきゅないのじぇぇぇ!」
「おかーしゃんとおとーしゃんがおしえてくれたのじぇ!おまえは、くしょどれいなのじぇ!」
「お前の母親と父親は、なんでそう言ってた?」
「くしょどれいのこうげきはじぇんじぇんきかにゃいし、くしょどれいはまりしゃたちのごはんをもっちぇきゅることしかのうがないざこくしょどれいだっていってたのじぇ!」
「……お前や、お前の両親に飯を用意できるのか?」
「それはくしょどれいのしごとなのじぇ!ばーきゃばーきゃ!」
「お前最初は俺のこと怖がってただろ?両親から教わったんだろ?人間は怖いって」
「それはまちがいだったのじぇ!くしょにんげんなんて、じぇええんじぇんこわきゅないのじぇぇぇ!」
……全てを諦めた俺は台所に向かう。
ゆっくりフードを雑に皿に注ぎ、テレビをつける。
もう、こいつらと話なんてしたくない。
テレビ番組は偶然なのかどうかはわからないが――ゆっくりに関しての番組だった。
チャンネルを変えようとした俺は、ある言葉に気づいた。
『問題!ゆっくり虐待』と。右上に表示されていた。
その番組はゆっくりの虐待についてさまざまな面から説明していた――きわめて、肯定的に。
さすがに虐待自体を肯定はしていなかったが、ゆっくりを殺すこと自体は否定していなかった。
そして、ゆっくり自体を――全否定していた。
甘やかすとすぐつけあがり、ゲス化する。
厳しくするとすぐ文句を言う。
頭は悪く、言っただけではいっさい覚えない。
自分がゆっくりしていれば相手もゆっくりできると勝手に思い込む。
そして番組の中の知識人は、最後にはっきりと言った。
『ゆっくりは人間と、あまりにも違いすぎる』――と。
ゆっくりフードを雑に皿に注ぎ、テレビをつける。
もう、こいつらと話なんてしたくない。
テレビ番組は偶然なのかどうかはわからないが――ゆっくりに関しての番組だった。
チャンネルを変えようとした俺は、ある言葉に気づいた。
『問題!ゆっくり虐待』と。右上に表示されていた。
その番組はゆっくりの虐待についてさまざまな面から説明していた――きわめて、肯定的に。
さすがに虐待自体を肯定はしていなかったが、ゆっくりを殺すこと自体は否定していなかった。
そして、ゆっくり自体を――全否定していた。
甘やかすとすぐつけあがり、ゲス化する。
厳しくするとすぐ文句を言う。
頭は悪く、言っただけではいっさい覚えない。
自分がゆっくりしていれば相手もゆっくりできると勝手に思い込む。
そして番組の中の知識人は、最後にはっきりと言った。
『ゆっくりは人間と、あまりにも違いすぎる』――と。
――ああ。
そうか。
俺が間違っていたんだ。
そうか。
俺が間違っていたんだ。
俺はゆっくりを人間のような、まともな心を持った生き物だと思っていた。
自分の理解者になってくれると思っていた。
人間と同じように、わかりあえると思っていた。
違うんだ。
ぜんぜん違う。
どんな過去を持っていても、どんなふうに接しても、ほんとうに人間とゆっくりが分かり合える瞬間なんて来ないのだ。
しょせん俺は人間で、しょせんこいつらはゆっくりだ。
何もかもが違う。
全てにおいて、全ての認識が違う。
生まれつきそういうふうにできているのだから、仕方ないことだったんだ。
自分の理解者になってくれると思っていた。
人間と同じように、わかりあえると思っていた。
違うんだ。
ぜんぜん違う。
どんな過去を持っていても、どんなふうに接しても、ほんとうに人間とゆっくりが分かり合える瞬間なんて来ないのだ。
しょせん俺は人間で、しょせんこいつらはゆっくりだ。
何もかもが違う。
全てにおいて、全ての認識が違う。
生まれつきそういうふうにできているのだから、仕方ないことだったんだ。
「おいくそどれい!さっさとおかわりもって……おそらをとんでるみたい!」
俺は無言でまりさの髪を掴み上げ、そのまま力づくでまりさを上下に引っ張った。
「ゆ……ゆぎゃああああああああああああああ!!!」
「お……おとおしゃああああああゆびぃっ!」
「お……おとおしゃああああああゆびぃっ!」
子まりさが悲鳴をあげるのと、まりさの足が引きちぎられるのは、ほぼ同時だった。
次に子まりさの口の中に指を突っ込み、子まりさの舌を引っ張るでもなく千切るでもなく、親指と人差指に力をかけ、ゆっくりからしたら万力のような圧力で潰した。
この子まりさは一生喋ることすらできないだろう。
次に子まりさの口の中に指を突っ込み、子まりさの舌を引っ張るでもなく千切るでもなく、親指と人差指に力をかけ、ゆっくりからしたら万力のような圧力で潰した。
この子まりさは一生喋ることすらできないだろう。
「ど……ど、どぼ……じて……」
「ん?」
「どぼじてこんなことずるのおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「ん?」
「どぼじてこんなことずるのおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
さあ、どうしてだろうね。
俺にはわからないよ。
だって俺はただの人間だから。
俺にはわからないよ。
だって俺はただの人間だから。
「なあ、れいむ。もう一度、もう一度だけ、やり直さないか。こいつらを傷つけたことは謝る。傷も直す。だから、あの頃のお前に戻ってはくれないか」
「ゆ……ゆ……も、もどり……ます……」
「そうか、それならよかった」
「ゆ……ゆ……も、もどり……ます……」
「そうか、それならよかった」
もちろん、微塵も期待していないし、申し訳ないとも思っていない。
俺は台所から、チョコレートを一欠片持ってくる。
俺は台所から、チョコレートを一欠片持ってくる。
「ほら、チョコレートを持ってきた。これで仲直りしようぜ?」
「はあ?ちょこれーとぉ?ふたりをきずつけたんだからしゃざいとばいしょうをようきゅうするよ!せかいでいちばんおひめさまなれいむはさいこうきゅうっ!のけーきさんをごしょうもうだよ!」
「はあ?ちょこれーとぉ?ふたりをきずつけたんだからしゃざいとばいしょうをようきゅうするよ!せかいでいちばんおひめさまなれいむはさいこうきゅうっ!のけーきさんをごしょうもうだよ!」
ほら。
無理だ。
無理だ。
「きこえないの?しゃざいとばいしょうをようkゆぎゃぶっ!!」
俺はれいむの目に爪先から指を突っ込み、かき混ぜ、れいむは黒目と白目の境目を無くした。
部屋にはこの世の終わりのような叫び声が二つ響き渡り、見えない饅頭と喋れない饅頭と動けない饅頭が『落ちていた』。
だが俺はもう拾わない。
さっき俺は落ちていると表現したが、こいつら、ゆっくり全ては、地面にいても落ちているのでなく――捨てられているのだ。
部屋にはこの世の終わりのような叫び声が二つ響き渡り、見えない饅頭と喋れない饅頭と動けない饅頭が『落ちていた』。
だが俺はもう拾わない。
さっき俺は落ちていると表現したが、こいつら、ゆっくり全ては、地面にいても落ちているのでなく――捨てられているのだ。
人間に、ではなく――
おそらく、世界に――
捨てられているのだ。
見捨てられているのだ。
おそらく、世界に――
捨てられているのだ。
見捨てられているのだ。
俺はもう何も考えることなく3個をゴミ箱に突っ込み、上から足で圧死させた。
まるで最初からそこに誰もいなかったかのように、部屋は一気に静寂を取り戻した。
聞き覚えのある悲鳴だったような気がしたが、気のせいだろう。
あれは言葉じゃなくて、ゆっくりというナマモノが発する鳴き声なんだから。
人間に理解できるはずがないのだ。
そのもの、すべてが。
まるで最初からそこに誰もいなかったかのように、部屋は一気に静寂を取り戻した。
聞き覚えのある悲鳴だったような気がしたが、気のせいだろう。
あれは言葉じゃなくて、ゆっくりというナマモノが発する鳴き声なんだから。
人間に理解できるはずがないのだ。
そのもの、すべてが。
俺は餡子のむせかえるような臭いの中でチョコレートを口に含む。
口に入れて気づいたが、俺が買ったチョコレートはミルクチョコレートではなく、ビターチョコレートだったんだな。
――ああ、苦い。
口に入れて気づいたが、俺が買ったチョコレートはミルクチョコレートではなく、ビターチョコレートだったんだな。
――ああ、苦い。
今まで書いたもの
anko2337 ゆうゆう白書
anko2343 ゆうゆう白書 2
anko2351 ゆっくりの考え
anko2437 不運なやつら
anko2596 趣味は登山です
anko2669 自分勝手
anko2852 人間がゆっくりになる話 1
anko2861 人間がゆっくりになる話 終正版
anko2982 それはそれは残酷な話ですわ
anko3022 まりさはとても頑張った
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