ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3034 みんなみんなでゆっくりしよう
最終更新:
ankoss
-
view
『みんなみんなでゆっくりしよう』 7KB
いじめ 思いやり 現代 終正あきです。名前がついてから始めての投稿です。
いじめ 思いやり 現代 終正あきです。名前がついてから始めての投稿です。
二月上旬の、まだまだ寒さが残る中。
4匹のゆっくり達が駅前に集合していた。
普通こういう状況ならたいていのゆっくり達は『かわいいれいむにあまあまちょうだいね!』『おでがいじまずがいゆっぐりにじでぐだざい』などの欲求垂れ流し饅頭となるのだが、
この集団は違った。
ゆっくり達は一列に並んだかと思うと、その中の2匹が、人間にではなくお互いのゆっくり達を見て話し始めた。
4匹のゆっくり達が駅前に集合していた。
普通こういう状況ならたいていのゆっくり達は『かわいいれいむにあまあまちょうだいね!』『おでがいじまずがいゆっぐりにじでぐだざい』などの欲求垂れ流し饅頭となるのだが、
この集団は違った。
ゆっくり達は一列に並んだかと思うと、その中の2匹が、人間にではなくお互いのゆっくり達を見て話し始めた。
「まりさ、おかえり!(棒)」
「ありす、ただいま!(棒)」
「ありす、ただいま!(棒)」
いきなり大根役者も裸足で逃げ出す棒読みを始めた2匹。
そこにれいむがやってきて。
そこにれいむがやってきて。
「ここをれいむのおうちにするよっ!(棒)」
またもや超絶棒読みで、なにもないゆっくりが集まっているだけのただの路上でおうち宣言するれいむ。
このわけのわからない状況にぱちゅりーが叫ぶ。
このわけのわからない状況にぱちゅりーが叫ぶ。
「さあ、にんげんさん!にんげんさんなら、このれいむをどうする!?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「「「「どぼじてだれもこたえでぐれないのおおおおおお!!」」」」
「潰すかな」
「ゆゆぅ!?」×4
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「「「「どぼじてだれもこたえでぐれないのおおおおおお!!」」」」
「潰すかな」
「ゆゆぅ!?」×4
駅前という誰もが急ぐ場でいちいちゆっくりの小芝居に反応してはいられない。
しかしこの『潰すかな』と声をかけた男、はっきり言ってこの男、かなりの暇人なのだ。
しかしこの『潰すかな』と声をかけた男、はっきり言ってこの男、かなりの暇人なのだ。
「つ……つぶしちゃうの?」
「うん、当たり前じゃん」
「で、でも、かわいそうじゃないかしら?」
「いや、人間からしたられいむの一匹や2匹。知らんがな」
「なるほど……にんげんさんは、つみぶかいゆっくりをけっしてゆるさないのね。みんな、おぼえましょうね!」
「「「うん!!」」」
「……えーと、お前ら、何やってんだ?」
「うん、当たり前じゃん」
「で、でも、かわいそうじゃないかしら?」
「いや、人間からしたられいむの一匹や2匹。知らんがな」
「なるほど……にんげんさんは、つみぶかいゆっくりをけっしてゆるさないのね。みんな、おぼえましょうね!」
「「「うん!!」」」
「……えーと、お前ら、何やってんだ?」
駅前で人間の反応を見て、それを学習しようとしているゆっくり達。
とんだ駅前留学もあったものだ。
この何もかもが意味不明の行動に、男もやはり興味を持った。
じっくり聞いてやろうと腰を据える男。
どうせ予定なんてありはしない。
とんだ駅前留学もあったものだ。
この何もかもが意味不明の行動に、男もやはり興味を持った。
じっくり聞いてやろうと腰を据える男。
どうせ予定なんてありはしない。
「……あのね、ぱちぇたちは、にんげんさんとわかりあいたいのよ」
「そのためにゆっくりとはぜんぜんちがう、にんげんさんのじょうしきがしりたかったのぜ」
「れいむたちは、いままでのらで、すごくつらいせいかつをしてきたよ」
「だからね、にんげんさんとおともだちになって、いっしょにずっとずっとゆっくりしたいのよ」
「……なーるほど、面白えな」
「そのためにゆっくりとはぜんぜんちがう、にんげんさんのじょうしきがしりたかったのぜ」
「れいむたちは、いままでのらで、すごくつらいせいかつをしてきたよ」
「だからね、にんげんさんとおともだちになって、いっしょにずっとずっとゆっくりしたいのよ」
「……なーるほど、面白えな」
野良ゆっくり=自分が世界の中心だと考えているゲスゆっくりという流れである現在、このような野良ゆっくりはもはや天然記念物級の珍しさだ。
例えるなら、しんき並のぼせいを持ったれいむくらい珍しい。
ゆっくり達は、再び話し始めた。
例えるなら、しんき並のぼせいを持ったれいむくらい珍しい。
ゆっくり達は、再び話し始めた。
「でもぱちぇたちゆっくりは、にんげんさんよりずっとずっとよわい」
「それはいままでのゆんせいで、あんこのずいまでわかってるのぜ」
「だからゆっくりがにんげんさんにあわせるしかないんだよ、しょうがないんだよ」
「でもね、とかいはなありすはおもうのよ。あめんぼだっておけらだってゆっくりだっていきている。ぜったいに、のらゆっくりでも、おともだちになれるはずなのよ」
「そうか……うっ、うっ、……そうか……」
「それはいままでのゆんせいで、あんこのずいまでわかってるのぜ」
「だからゆっくりがにんげんさんにあわせるしかないんだよ、しょうがないんだよ」
「でもね、とかいはなありすはおもうのよ。あめんぼだっておけらだってゆっくりだっていきている。ぜったいに、のらゆっくりでも、おともだちになれるはずなのよ」
「そうか……うっ、うっ、……そうか……」
男は泣いていた。
男泣きに泣いていた。
必死に4匹の汚れたゆっくりの話を聞いて涙をぬぐっている様子は周りから見たら相当アレな人だっただろう。
男泣きに泣いていた。
必死に4匹の汚れたゆっくりの話を聞いて涙をぬぐっている様子は周りから見たら相当アレな人だっただろう。
「感動した!俺はお前らに感動した!」
「ゆ……ありがとう、ぱちぇたちはうれしいわ」
「だから、だから!俺にも協力させてくれ!」
「きょうりょく……すっごくありがたいけれど、どんなことをしてくれるの?」
「ゆ……ありがとう、ぱちぇたちはうれしいわ」
「だから、だから!俺にも協力させてくれ!」
「きょうりょく……すっごくありがたいけれど、どんなことをしてくれるの?」
ぱちゅりー達は若干引いていた。
野良ゆっくりである自分たちの話を聞いて泣きながら叫ぶ人間がいるなんて思いもしなかった。
思いもしなかっただけに、さすがに引いていた。
しかし男は引く気はなかった。
野良ゆっくりである自分たちの話を聞いて泣きながら叫ぶ人間がいるなんて思いもしなかった。
思いもしなかっただけに、さすがに引いていた。
しかし男は引く気はなかった。
「俺が、ここで町の人たちに3日間アンケートをとる!無作為に……えーと、つまり適当に選んだ人たちに『野良のゆっくりと人間が共存するためにはどうしたらいいか』を聞く!
それをお前らに教えてやる!
3日後、3日後だ!お前ら、ここでまた会おうぜ!」
「みっか……」
「そうすれば……」
「れいむたちは……」
「にんげんさんと、なかよくなれるのね……」
「にんげんさん、あじがとうございまずうううう!!」×4
4匹揃って頭を下げ、滝のように涙をながすゆっくり達。
男は立ち上がり、手を振りながら叫んだ。
「いいっていいって、可愛い顔が台無しだぜ?それよりお前ら……じゃあな!死ぬんじゃねーぜ!
それをお前らに教えてやる!
3日後、3日後だ!お前ら、ここでまた会おうぜ!」
「みっか……」
「そうすれば……」
「れいむたちは……」
「にんげんさんと、なかよくなれるのね……」
「にんげんさん、あじがとうございまずうううう!!」×4
4匹揃って頭を下げ、滝のように涙をながすゆっくり達。
男は立ち上がり、手を振りながら叫んだ。
「いいっていいって、可愛い顔が台無しだぜ?それよりお前ら……じゃあな!死ぬんじゃねーぜ!
3日後に!!!駅前の路上で!!!」
それから男は毎日、朝から晩まで駅前に立った。
自分で印刷したアンケートの紙とペンを「アンケートにご協力下さい!」の声と共に差し出す毎日。
拒否されたこともあった。
無視されたこともあった。
しかし書いてくれる人も確かにいた。
それが男の幸せとなり、明日への活力となった。
自分で印刷したアンケートの紙とペンを「アンケートにご協力下さい!」の声と共に差し出す毎日。
拒否されたこともあった。
無視されたこともあった。
しかし書いてくれる人も確かにいた。
それが男の幸せとなり、明日への活力となった。
「うれしいよ……」
「むきゅ……」
「すごいのぜ……」
「とかいはだわぁ……」
「むきゅ……」
「すごいのぜ……」
「とかいはだわぁ……」
我慢できずに、結局毎日4匹は駅前に来ていた。
そこに自分たちのために全力で向きあってくれる男を見て、最初は正直引いていた4匹も心から感動していた。
4匹は、確信していた。
あのにんげんさんなら。
自分たちを認めてくれたにんげんさんなら。
自分たちのために涙を流してくれたにんげんさんなら。
奇跡を、起こせるかもしれない。
そこに自分たちのために全力で向きあってくれる男を見て、最初は正直引いていた4匹も心から感動していた。
4匹は、確信していた。
あのにんげんさんなら。
自分たちを認めてくれたにんげんさんなら。
自分たちのために涙を流してくれたにんげんさんなら。
奇跡を、起こせるかもしれない。
「ぱちゅりー……あのね、れいむね、ほんとうは、にんげんさんとなかよくなるなんて、むりなんじゃないかとおもってたんだよ」
「むきゅきゅ!やっぱりれいむもそうだったのね、じつはぱちぇもなのよ」
「れいむ、ぱちぇ……それなのにまりさについてきてくれて、ありがとうなんだぜ……」
「でも、ふたりとも……いまはちがう。そうでしょ?」
「ゆん!」×2
「むきゅきゅ!やっぱりれいむもそうだったのね、じつはぱちぇもなのよ」
「れいむ、ぱちぇ……それなのにまりさについてきてくれて、ありがとうなんだぜ……」
「でも、ふたりとも……いまはちがう。そうでしょ?」
「ゆん!」×2
もう誰も、疑ってなんていなかった。
4人はどこまでも遠い遠い、雲ひとつない青空に向かって叫んだ。
4人はどこまでも遠い遠い、雲ひとつない青空に向かって叫んだ。
「おけらさんも……」
「あめんぼさんも……」
「にんげんさんも……」
「そして、ゆっくりも!」
「みんなみんなでゆっくりできるせかいをめざして、ゆっゆっおー!!」×4
「あめんぼさんも……」
「にんげんさんも……」
「そして、ゆっくりも!」
「みんなみんなでゆっくりできるせかいをめざして、ゆっゆっおー!!」×4
そして、約束の3日後。
4人は希望に目を輝かせながら、もちろん誰も死ぬことなく、集合した。
男は少し遅れて、大きな紙袋を持ってやってきた。
4人は希望に目を輝かせながら、もちろん誰も死ぬことなく、集合した。
男は少し遅れて、大きな紙袋を持ってやってきた。
「やあごめんごめん、紙が重くてちょっと遅れちゃったよ」
「ううん、わかってるのぜ」
「おにいさんがどんなにがんばってくれたか、ありすはしってるわ。もちろん、みんなもね」
「あっちゃー、見られてたか。恥ずかしいなあ」
「ううん、わかってるのぜ」
「おにいさんがどんなにがんばってくれたか、ありすはしってるわ。もちろん、みんなもね」
「あっちゃー、見られてたか。恥ずかしいなあ」
ぽりぽりと恥ずかしそうに頭をかく男。
男は紙袋の中からたくさんの紙を取り出した。
男は紙袋の中からたくさんの紙を取り出した。
「じゃあこれから野良ゆっくりが人間と仲良くなるためにどうすればいいか言うから、聞いてくれよ」
「ええ、わかったわ。みんな、ちゃんとおぼえるのよ!」
「ゆぅー!」×3
「じゃあ一個ずつ言っていくぞ……
「ええ、わかったわ。みんな、ちゃんとおぼえるのよ!」
「ゆぅー!」×3
「じゃあ一個ずつ言っていくぞ……
- 声がでかすぎる。
- 下手糞な歌を歌うな。
- おうち宣言とかやめろ。
- むーしゃむーしゃってイラッとくる。
- しあわせーが一番ダメ。生理的に無理。
- 動作をいちいち実況すんな。
- というかもうウザいから喋んな。
- 汚れるからずーりずーりって動くな。
- ぴょんぴょんも駄目。
- キモイから表情も変えんな。
- 空気が汚れるから息すんな。
- というかもういっさい動くな。
- 教育に悪いからすっきりすんな。
- すーりすーりもすんな。
- そもそもおちびちゃん作んな。
- あとおちびちゃんって言い方がもうすでにイラッとくる。
- うんうんするな。
- しーしーするな。
- 排泄物の原因になるあまあま食うな。
- いやもういっそ何も食うな。
- もうちょっと頭良くなれ。
- 全体的にバカすぎる。
- 動きおせえ。
- 速さが足りない。
- 柔らかすぎんだろ。
- デコピンで泣き叫んだときはさすがに引いた。
- 鼻がないっておかしくね?
- 胴体もないっておかしくね?
- 身体がそもそもないんだぜ?
- 頭しかないってそれ何?ギャグ?
- 夜中に見ると一瞬マジでビビる。
- 赤ゆっくりはなぜか潰したくなる。
- 子ゆっくりもなぜか潰したくなる。
- 成体ゆっくりももちろんだぜ!ヒャッハー!
- ありすはれいぱーだから死ね。
- ぱちゅりーはゲロ袋だから死ね。
- まりさはだぜだぜウザいから死ね。
- れいむは……とにかく死ね。
- ここまでやっておいてなんだけど、飼いゆっくりはともかく、野良ゆっくりと人間が共存って無理じゃね?
……とまあ、こんなとこだ。
ちなみに一番最後は俺からのアドバイスだぜ!
じゃあお前ら!明日から!いや、今日から、これらのルールを守って、人間といっしょにゆっくりしていってね!!!」
ちなみに一番最後は俺からのアドバイスだぜ!
じゃあお前ら!明日から!いや、今日から、これらのルールを守って、人間といっしょにゆっくりしていってね!!!」
「「「「……………………できるわけないでしょおおおおおおおおおおおおお!?」」」」
It's a happy end !!
終正あきでした。
終正あきでした。
今まで書いたもの
anko2337 ゆうゆう白書
anko2343 ゆうゆう白書 2
anko2351 ゆっくりの考え
anko2437 不運なやつら
anko2596 趣味は登山です
anko2669 自分勝手
anko2852 人間がゆっくりになる話 1
anko2861 人間がゆっくりになる話 終正版
anko2982 それはそれは残酷な話ですわ
anko3022 まりさはとても頑張った
anko3026 何もかも、何もかもが
anko2337 ゆうゆう白書
anko2343 ゆうゆう白書 2
anko2351 ゆっくりの考え
anko2437 不運なやつら
anko2596 趣味は登山です
anko2669 自分勝手
anko2852 人間がゆっくりになる話 1
anko2861 人間がゆっくりになる話 終正版
anko2982 それはそれは残酷な話ですわ
anko3022 まりさはとても頑張った
anko3026 何もかも、何もかもが