ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3460 おやすみ、お兄さん
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『おやすみ、お兄さん』 5KB
愛で 愛情 二次創作 飼いゆ 希少種 現代 独自設定 旧作キャラが少し出るよ
愛で 愛情 二次創作 飼いゆ 希少種 現代 独自設定 旧作キャラが少し出るよ
ゆうかはとってもお昼寝が好きなゆっくりだった。
おやすみ、お兄さん
嘘あき
年中無休、咲き乱れるひまわりを眺めながら春の日差しに眠気を誘われる。
ゆうかは満足げに口に含んだ水を肥料をまき終えた花壇に撒き散らした。
「ふぅ。これでおしごとおーしまい」
背を曲げてお辞儀をするひまわりの花に二コリと笑みを浮かべて、ゆうかは駆けていった。
「ゆっくりもどるわ!」
窓際に設置して置いた、ゆうかの背丈と同じぐらいの木箱を引っ張り出す。
木箱を踏み台にして、リビングに戻った。
「ふーきふーき」
ゆうかのあんよの下には足ふき用のマットが設置しており、あんよをくねらせてこびり付いた汚れを落とす。
その作業が完了したら、そのあんよでお気に入りの座布団の上に座りお昼寝をする。
「ゆっくりおひるねするわ!」
そんな姿を眺めていたお兄さんはゆうかの頭を優しく撫でた。
ゆうかは満足げに口に含んだ水を肥料をまき終えた花壇に撒き散らした。
「ふぅ。これでおしごとおーしまい」
背を曲げてお辞儀をするひまわりの花に二コリと笑みを浮かべて、ゆうかは駆けていった。
「ゆっくりもどるわ!」
窓際に設置して置いた、ゆうかの背丈と同じぐらいの木箱を引っ張り出す。
木箱を踏み台にして、リビングに戻った。
「ふーきふーき」
ゆうかのあんよの下には足ふき用のマットが設置しており、あんよをくねらせてこびり付いた汚れを落とす。
その作業が完了したら、そのあんよでお気に入りの座布団の上に座りお昼寝をする。
「ゆっくりおひるねするわ!」
そんな姿を眺めていたお兄さんはゆうかの頭を優しく撫でた。
ゆうかは夢を見ている。
ぷかぷかと浮かぶすぃーの上にゆうかはある友人と一緒に居た。
「ゆっくりしていってね! ゆうか!!」
その友人は名前は知らないが、天使の羽をもった優しいゆっくりで、いつもゆうかの夢の中に現れては共に遊ぶ仲間である。
「ゆっくりしていってね!」
すぃーは青い空の果てまで浮かび続け、やがて雲の上の国にたどり着く。
そこにはゆっくりてんこといくがたくさん待ち構えていた。
「「「「ゆっくりしていってね!」」」」
ゆっくりいくはゆっくりとした踊りを見せ、てんこはゆうかと友人に桃を分け与えてくれた。
「ゆっくりありがとう!」
ゆうかはお礼といわんばかりに口の中に常備していたひまわりの種を分け与える。
「これはね、どこにでもさくひまわりのたねさんよ!」
試しにその種をゆうかは雲の中に埋め込み、桃の果汁を水代わりにかけて見せた。
すると、すくすくとひまわりの種は育ち、太陽へと顔を向ける立派なひまわりが生え聳えました。
「ゆゆ! すごいね!! ゆうかはふらわーますたーさんなんだね!!」
長てんこはゆうかの魔法をみてとっても喜びました。
ぷかぷかと浮かぶすぃーの上にゆうかはある友人と一緒に居た。
「ゆっくりしていってね! ゆうか!!」
その友人は名前は知らないが、天使の羽をもった優しいゆっくりで、いつもゆうかの夢の中に現れては共に遊ぶ仲間である。
「ゆっくりしていってね!」
すぃーは青い空の果てまで浮かび続け、やがて雲の上の国にたどり着く。
そこにはゆっくりてんこといくがたくさん待ち構えていた。
「「「「ゆっくりしていってね!」」」」
ゆっくりいくはゆっくりとした踊りを見せ、てんこはゆうかと友人に桃を分け与えてくれた。
「ゆっくりありがとう!」
ゆうかはお礼といわんばかりに口の中に常備していたひまわりの種を分け与える。
「これはね、どこにでもさくひまわりのたねさんよ!」
試しにその種をゆうかは雲の中に埋め込み、桃の果汁を水代わりにかけて見せた。
すると、すくすくとひまわりの種は育ち、太陽へと顔を向ける立派なひまわりが生え聳えました。
「ゆゆ! すごいね!! ゆうかはふらわーますたーさんなんだね!!」
長てんこはゆうかの魔法をみてとっても喜びました。
にへらにへらとよだれを垂れ流しながら夢を見るゆうかに、お兄さんは何時ものように放っておいた。
「今日はどんな夢を見てるんだろう」
ゆうかが何時もしてくれる夢の話はとても魅力的な世界で、子どもの頃の夢を感じさせるものだった。
それゆえに、今日一日の楽しみの一つとしてゆうかの話を聞くのは日課となったのだ。
「昨日は確か……ゆっくりの海賊たちにまぎれて宝探しをする話だったかな」
炊飯ジャーが仕事を終えブザーが鳴り響く。
「お、そろそろご飯だ」
母の呼び出す声が聞こえてくる。
「ゆうか、ご飯だよ」
「……むにゃむにゃ。もうごはんなのね………」
ゆうかは目を覚まして、座布団から飛び降りた。
「今日はどんな夢を見てるんだろう」
ゆうかが何時もしてくれる夢の話はとても魅力的な世界で、子どもの頃の夢を感じさせるものだった。
それゆえに、今日一日の楽しみの一つとしてゆうかの話を聞くのは日課となったのだ。
「昨日は確か……ゆっくりの海賊たちにまぎれて宝探しをする話だったかな」
炊飯ジャーが仕事を終えブザーが鳴り響く。
「お、そろそろご飯だ」
母の呼び出す声が聞こえてくる。
「ゆうか、ご飯だよ」
「……むにゃむにゃ。もうごはんなのね………」
ゆうかは目を覚まして、座布団から飛び降りた。
ある日、ゆうかがお昼寝をしていると、友人が一つの提案してきたのだ。
「ゆうか、わたしといっしょにゆめのなかでくらさない?」
りぐるからもらった甘い蜜の出る花を啜るゆうかには良く分からない提案だった。
「ゆめのなかで? どうやって?」
友人はゆうかの頬にすり寄り、目を閉じて答えた。
「それはね、ずっとねむることなの」
体中に電気が走ったかのようにゆうかは凍りついた。
「それって……」
いやいやと友人は首を振ってゆうかの考えを否定する。
「べつにしぬことじゃないわ。ただ、せかいをかえるだけなの」
「せかいを?」
「ゆめのせかいはほんとうのせかい。あなたがみてじっかんしていることすべてがほんものなの」
「ゆっくりせつめいしてね」
「いきていることとゆめをみることにちがいはあるの?」
「それは、ねているかそうじゃないかのちがいじゃ」
「それなら、ねむることがじょうしきなら、おきることがじょうしきでもいいよね?」
友人の言葉が理解できないゆうかは、だんだんと友人が怖くなり始めた。
「あなたのいってることがよくわからないわ!!」
居心地悪そうにしているりぐるにゆうかは感謝の印であるひまわりの種を渡して、目を覚ました。
「ゆうか、わたしといっしょにゆめのなかでくらさない?」
りぐるからもらった甘い蜜の出る花を啜るゆうかには良く分からない提案だった。
「ゆめのなかで? どうやって?」
友人はゆうかの頬にすり寄り、目を閉じて答えた。
「それはね、ずっとねむることなの」
体中に電気が走ったかのようにゆうかは凍りついた。
「それって……」
いやいやと友人は首を振ってゆうかの考えを否定する。
「べつにしぬことじゃないわ。ただ、せかいをかえるだけなの」
「せかいを?」
「ゆめのせかいはほんとうのせかい。あなたがみてじっかんしていることすべてがほんものなの」
「ゆっくりせつめいしてね」
「いきていることとゆめをみることにちがいはあるの?」
「それは、ねているかそうじゃないかのちがいじゃ」
「それなら、ねむることがじょうしきなら、おきることがじょうしきでもいいよね?」
友人の言葉が理解できないゆうかは、だんだんと友人が怖くなり始めた。
「あなたのいってることがよくわからないわ!!」
居心地悪そうにしているりぐるにゆうかは感謝の印であるひまわりの種を渡して、目を覚ました。
それ以来、ゆうかはお昼寝をやめてしまった。
お兄さんは不思議がってゆうかに何故だと聞いてみるが、ゆうかは答えようとはしなかった。
ただ、本当に睡眠をとるときだけ、ゆうかは夢をみて友人と変わりのない夢の世界を歩んでいく。
友人も必要以上のことは言わなかったし、いつも通りだった。
お兄さんは不思議がってゆうかに何故だと聞いてみるが、ゆうかは答えようとはしなかった。
ただ、本当に睡眠をとるときだけ、ゆうかは夢をみて友人と変わりのない夢の世界を歩んでいく。
友人も必要以上のことは言わなかったし、いつも通りだった。
だが、現実の世界でゆうかは重大な危機と対面する。
お兄さんが車に轢かれてしまったのだ。
「おにーさん……」
管だらけの体に早変わりしてしまったお兄さんは全く目を覚まそうとはしなかった。
「奥さん、あなたの息子さんは昏睡状態で、何時目が覚めるかわかりません」
その言葉だけ、ゆうかは理解できた。
ただ、理解したところで何もできないのも分かっていた。
「ですが、適度に話しかければ目が覚めるかもしれません」
お兄さんが車に轢かれてしまったのだ。
「おにーさん……」
管だらけの体に早変わりしてしまったお兄さんは全く目を覚まそうとはしなかった。
「奥さん、あなたの息子さんは昏睡状態で、何時目が覚めるかわかりません」
その言葉だけ、ゆうかは理解できた。
ただ、理解したところで何もできないのも分かっていた。
「ですが、適度に話しかければ目が覚めるかもしれません」
ゆうかはお兄さんの病室でお昼寝をし続けた。
食事もとらず、ただお兄さんのそばでお昼寝をした。
何度も何度も夢を見て、口に含んであるひまわりの種を消費して、ゆうかは話の種を手に入れて、お兄さんに話しかける。
だが、全く起きる予兆はなく、お兄さんは寝たきりのままだった。
「ゆうか、ゆめのなかでくらそう。いまのゆうかをみているとつらくてみてられないよ」
友人は一生懸命なゆうかを案じるが、ゆうかは否定する。
「ゆうかのいまはげんじつにあるの。だから、ゆめはゆめでなければいけないのよ」
「とってもごういんだね。それなら、ゆめをみせなくしてあげようか」
友人の冷たい言葉にゆうかははっきりと答えた。
「それなら、あなたとはさよならしなくちゃならないわね」
予想外の答えに友人は冷や汗をかいた。
「どういうこと……」
「わたしのゆめはわたしのもの。あなたのものじゃないってことよ」
「うそだ! わたしとゆうかのゆめよ!」
「いいえ、わたしのせかいよ」
友人はこれ以上、何を言っても無駄だと分かり、泣く泣く夢の世界から徐々に消え始めた。
「さようなら、げんげつ……」
ゆうかは最後の一粒であるひまわりの種とげんげつと呼ばれた友人の一粒の涙を交換した。
食事もとらず、ただお兄さんのそばでお昼寝をした。
何度も何度も夢を見て、口に含んであるひまわりの種を消費して、ゆうかは話の種を手に入れて、お兄さんに話しかける。
だが、全く起きる予兆はなく、お兄さんは寝たきりのままだった。
「ゆうか、ゆめのなかでくらそう。いまのゆうかをみているとつらくてみてられないよ」
友人は一生懸命なゆうかを案じるが、ゆうかは否定する。
「ゆうかのいまはげんじつにあるの。だから、ゆめはゆめでなければいけないのよ」
「とってもごういんだね。それなら、ゆめをみせなくしてあげようか」
友人の冷たい言葉にゆうかははっきりと答えた。
「それなら、あなたとはさよならしなくちゃならないわね」
予想外の答えに友人は冷や汗をかいた。
「どういうこと……」
「わたしのゆめはわたしのもの。あなたのものじゃないってことよ」
「うそだ! わたしとゆうかのゆめよ!」
「いいえ、わたしのせかいよ」
友人はこれ以上、何を言っても無駄だと分かり、泣く泣く夢の世界から徐々に消え始めた。
「さようなら、げんげつ……」
ゆうかは最後の一粒であるひまわりの種とげんげつと呼ばれた友人の一粒の涙を交換した。
結局、お兄さんが生き返ることはなく、お医者さんは脳死と判定し、殺してしまった。
ゆうかの世界は全てゆうかの物になってしまった。
「おやすみ、おにいさん」