ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3565 その厄誰の役? その役誰の厄?
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ankoss
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『その厄誰の役? その役誰の厄?』 13KB
虐待 制裁 希少種 集いし思いが、新たなSSを紡ぎだす!
虐待 制裁 希少種 集いし思いが、新たなSSを紡ぎだす!
初めましての方は初めまして
他作を見てくださった方はありがとうございます。
投稿者の九郎です。
再び単発物です。希少種優遇です。
饅・即・虐の方はご注意。
他作を見てくださった方はありがとうございます。
投稿者の九郎です。
再び単発物です。希少種優遇です。
饅・即・虐の方はご注意。
――――某日、某時刻、河川中流――――
くるくる、くるくる、と
そこには回るものがいた。
床屋の看板でもない。航空レーダーのアンテナでもない。
『それ』はとても楽しそうに回る。
歌うように
踊るように。
くるくる、くるくると回る。
時に逆回転を交えて
時に両足をそろえて。
くるくる、くるくると回る。
赤いリボンがふわふわと舞う。
首元で纏められた緑髪が舞う。
おや、どうやら移動するようです。
くるくる、くるくると。
回りながら『ゆっくりひな』はゆく。
――――同日、午前6時、山村の畑――――
「みんな!このさきにはくずのにんげんがひとりじめしてる
おやさいさんがいっぱいあるんだぜ!」
「「「おやさいさんたべたいよ!!!」」」
「でも、にんげんは『ごうまん』だからおうちせんげんしても
かわいくてゆっくりしてるおちびちゃんをみせてもおやさいさんをくれないんだぜ!!」
「ずるいよ!!!」「ゆるせないよ!!!」
おやさいさんがいっぱいあるんだぜ!」
「「「おやさいさんたべたいよ!!!」」」
「でも、にんげんは『ごうまん』だからおうちせんげんしても
かわいくてゆっくりしてるおちびちゃんをみせてもおやさいさんをくれないんだぜ!!」
「ずるいよ!!!」「ゆるせないよ!!!」
おやおや、大変です。
このままでは人間さんの畑はゆっくり達に荒らされてしまいます。
「おやさいさんはみんなのものなんだね!わかるよー!」
「ちぇん!!それはちがうんだぜ!」
「わからないよー!?」
「ひとりじめするにんげんにおやさいさんをたべるけんりなんかないんだぜ!!
まりさたちがぜんぶたべてやるんだぜ!!!」
「にんげんはくずなんだね!!わかるよー!!」
「でも、つよいだけじゃなくかしこいまりさは『ひさく』をかんがえたんだぜ!!
にんげんはばかだからおうちに『けっかい』をはらないんだぜ!!
だからるすのときにおうちせんげんすればだれにももんくはいえないんだぜ!!!」
「さすがれいむの『だーりん』だね!!ゆっくりおやさいさんがたべられるよ!!」
「それじゃあいくんだぜ!!そろーりそろーり!!!」
「「「そろーりそろーり!!!」」」
「ちぇん!!それはちがうんだぜ!」
「わからないよー!?」
「ひとりじめするにんげんにおやさいさんをたべるけんりなんかないんだぜ!!
まりさたちがぜんぶたべてやるんだぜ!!!」
「にんげんはくずなんだね!!わかるよー!!」
「でも、つよいだけじゃなくかしこいまりさは『ひさく』をかんがえたんだぜ!!
にんげんはばかだからおうちに『けっかい』をはらないんだぜ!!
だからるすのときにおうちせんげんすればだれにももんくはいえないんだぜ!!!」
「さすがれいむの『だーりん』だね!!ゆっくりおやさいさんがたべられるよ!!」
「それじゃあいくんだぜ!!そろーりそろーり!!!」
「「「そろーりそろーり!!!」」」
さあ、人間さんの畑と、畑のお野菜さんがピンチです。
そこへ、くるくる、くるくると回るものがやってきます。
「ゆ!?ゆっへっへっへっへっへ!!!みてみるんだぜ!!!
あんなところにぜんぜんゆっくりしてないゆっくりがいるんだぜ!!!」
「ほんとだ!!ぜんぜんゆっくりしてないね!!ばかなの!?しぬの!?
ゆっきゃきゃきゃきゃ!!!」
「ぜんぜんとかいはじゃないわね!!おそらでまわるなんてくずのすることよ!!」
「「「げらげらげら!!!」」」
あんなところにぜんぜんゆっくりしてないゆっくりがいるんだぜ!!!」
「ほんとだ!!ぜんぜんゆっくりしてないね!!ばかなの!?しぬの!?
ゆっきゃきゃきゃきゃ!!!」
「ぜんぜんとかいはじゃないわね!!おそらでまわるなんてくずのすることよ!!」
「「「げらげらげら!!!」」」
ゆっくり達の笑いものになってしまうひなさん。
ですが当のひなさんはそんなことはどこ吹く風。
相変わらす楽しそうにくるくると回りながら人間さんの顔の高さを飛んでいきます。
畑の上を通り、笑い転げるゆっくり達の上を通り、林の中へ消えていきました。
「ゆへへへへ!!みんな!!おかしいのはわかるけどいつまでもゆっくりしてられないんだぜ!!
いくらにんげんがのろまでもいつかはやってくるんだぜ!!」
「げらげら!!」「ゆっくりりかいしたよ!!」「ゆっくりすすむよ!!そろーりそろーり!!」
いくらにんげんがのろまでもいつかはやってくるんだぜ!!」
「げらげら!!」「ゆっくりりかいしたよ!!」「ゆっくりすすむよ!!そろーりそろーり!!」
再び前進を始めるゆっくり達。
しかし危機がもうそこまで来ていました。
「キー!!!」
「キャーキャー!!!シャー!!!!」
「ゆんやあああああああああああ!!!!なんなのこれえええええええええ!!!!」
「ゆっくりできな…いだいいだい!!れいむをたべないでね!!!」
「キャーキャー!!!シャー!!!!」
「ゆんやあああああああああああ!!!!なんなのこれえええええええええ!!!!」
「ゆっくりできな…いだいいだい!!れいむをたべないでね!!!」
騒ぎ立てるゆっくり達の前にお猿さんが現れました。
おなかをすかせているのはゆっくりだけではありません。
集まっていたゆっくりは次々にお猿さんたちに捕まっていきました。
「いだいいだぶぎゅ!!!」
「やべでね!!ちぇんはおいしくないんだよ!!わかれよー!!!」
「いやあああああああああこんなのどかいはじゃないわああああああああ!!!」
「ゆ…!?ゆ!?まりさはゆっくりにげるんだぜ!そろーりそろーり!!」
「やべでね!!ちぇんはおいしくないんだよ!!わかれよー!!!」
「いやあああああああああこんなのどかいはじゃないわああああああああ!!!」
「ゆ…!?ゆ!?まりさはゆっくりにげるんだぜ!そろーりそろーり!!」
リーダーらしきまりさが一人逃げようとしました。
しかし
「ゆべ!!どうしてこんなところにかべさんがあるんだぜ!!
くずなかべはさいっきょうっのまりさがせ…い……さ…………」
くずなかべはさいっきょうっのまりさがせ…い……さ…………」
そこにいたのはお猿さん達のボスでした。
「ウキャ!!」
「ゆ!?まりざのおぼうしがえずんだぜええええええ!!!
がぶるなあああああああああ!!!それはまりざのおぼうしなんだぜえええええ!!!」
「キシャー!!!!」
「ゆうううううううううううううう!!??ゆんやああああああああああ!!!」
「ゆ!?まりざのおぼうしがえずんだぜええええええ!!!
がぶるなあああああああああ!!!それはまりざのおぼうしなんだぜえええええ!!!」
「キシャー!!!!」
「ゆうううううううううううううう!!??ゆんやああああああああああ!!!」
歯をむき出して威嚇するお猿さん。
ゆっくりのボスとお猿さんのボスでは格が違いました。
おかざりを奪われたにもかかわらずしーしーをだしながら逃げ出してしまうまりさ。
「ウキャ!!」
「キーキー!!」
「キーキー!!」
おやおや、お猿さんが帰っていきます。
どうやら、お野菜さんを取りに来たはずがもっといい食料が手に入ったので満足したようです。
後に残されたのは、ほのかな餡子の香りだけでした。
――――同日、午前10時、路上――――
「ひっく…ああああああああああああああ!!!」
「ゆっへっへ!!まりささまはにんげんのおちびといえどようしゃしないんだぜ!!
ししはうさぎをかるときにもてかげんしないのぜ!!!
わかったらとっととあまあまよこせ!!!」
「ゆっへっへ!!まりささまはにんげんのおちびといえどようしゃしないんだぜ!!
ししはうさぎをかるときにもてかげんしないのぜ!!!
わかったらとっととあまあまよこせ!!!」
おやおや、大変です。
ベビーカーに乗った赤ちゃんがゲスまりさの恐喝にあっています。
もちろん、赤ちゃんは食べ物を持っていないのですが
ゆっくりにそんなことが理解できるはずがありません。
赤ちゃんは乱暴な言葉遣いにただただ泣くだけです。
休日の午前中、お母さんはどうしたのでしょうか。
「はやくしないとせいっさいっするのぜ!!!
いくらぐずでもいのちがおしかったらかんねんしたほうがいいんだぜ!!」
「ああああああああああああああああああああああ!!!
うああああああああああああああ!!!」
いくらぐずでもいのちがおしかったらかんねんしたほうがいいんだぜ!!」
「ああああああああああああああああああああああ!!!
うああああああああああああああ!!!」
ぽよんぽよんとベビーカーに体当たりするまりさ。
危険はないのですが、襲い来る振動に驚いた赤ちゃんはさらに泣いてしまいます。
そんな時でした。
「…ゆ?ぎゃはははははははははは!!!
ぜんぜんゆっくりしてないくずがいるんだぜ!!」
ぜんぜんゆっくりしてないくずがいるんだぜ!!」
くるくる、くるくると、ひなさんが通り過ぎてゆきます。
赤ちゃんの上を通り、まりさの頭上を通り、そのまま川の上を渡っていきました。
「ぎゃはははははははははは!!!このおちびよりゆっくりしてなかったんだぜ!!!
でもあんなおちびいかのくずはどうでもいいからあまあまよこ…ぶひゅ!!!!」
でもあんなおちびいかのくずはどうでもいいからあまあまよこ…ぶひゅ!!!!」
なんということでしょう。急に野球のボールが飛んできました。
しかも野球のボールはまりさに当たってしまいました。
顎の部分がなくなってしまっています。
それから一分ほど経ったでしょうか?
「ああ。あったあった!おーい!!ボールあったぞー!!」
「あった!?よかったー!ホントに良く飛んだなー!」
「あった!?よかったー!ホントに良く飛んだなー!」
野球少年がボールを拾いに来ました。ホームランボールなのでしょう。
「うきゃきゃきゃ!あーあー!!」
「あれ!これお前んとこの妹じゃないか?」
「え!?マジで!?今日はオカンが一緒のはずなんだけどなー」
「たかこー!ごめんねー!遅くなっちゃって!」
「母ちゃん何やってんだよ!赤ん坊一人にすんなよ!」
「ごめんごめん、ちょっと忘れ物に気付いちゃって。
たかこー?大丈夫だったー?」
「あーあー。おかーさー」
「よーしよし、お母さんはここだよー」
「何にもなかったからいいけどさ、忘れ物があってもこいつを置いていくなよな!」
「分かった分かったから。あんたは早く試合に戻りなさい」
「あー!そうだった!じゃあおばさん、またー!」
「あ、おい!じゃあ行ってくるぜ!」
「行ってらっしゃーい」
「あーあーおにーちゃ!おにーちゃ!きゃっきゃ!!」
「あれ!これお前んとこの妹じゃないか?」
「え!?マジで!?今日はオカンが一緒のはずなんだけどなー」
「たかこー!ごめんねー!遅くなっちゃって!」
「母ちゃん何やってんだよ!赤ん坊一人にすんなよ!」
「ごめんごめん、ちょっと忘れ物に気付いちゃって。
たかこー?大丈夫だったー?」
「あーあー。おかーさー」
「よーしよし、お母さんはここだよー」
「何にもなかったからいいけどさ、忘れ物があってもこいつを置いていくなよな!」
「分かった分かったから。あんたは早く試合に戻りなさい」
「あー!そうだった!じゃあおばさん、またー!」
「あ、おい!じゃあ行ってくるぜ!」
「行ってらっしゃーい」
「あーあーおにーちゃ!おにーちゃ!きゃっきゃ!!」
そこには笑顔に溢れています。
と、そこでお母さんがまりさに気付きます。
下顎が無く声が出ないため、全く分からなかったのです。
「何この汚い饅頭!シッシッ!」
「ひゅぶっ…!!ひゅー…ひゅ…」
「ひゅぶっ…!!ひゅー…ひゅ…」
まりさは軽く蹴飛ばされ、ずりずりと残った体を引きずりながら逃げていきました。
――――同日、午前3時、駄菓子屋――――
「だから、これは俺のだって言ってんだろ!!」
「ちげーよ!俺の手で買ったんだから俺のだよ!!」
「これこれ、やめなさい」
「ちげーよ!俺の手で買ったんだから俺のだよ!!」
「これこれ、やめなさい」
おやおや、駄菓子の当たりくじをめぐってケンカが始まってしまったようです。
店のおばあさんは強く当たることもせず、ただただおろおろするばかり。
「やんのかこのやろー!!」
「うっせーよ!やるもやらないもこれは俺のだっつってんだろ!!」
「だめだっていっとるじゃろ。けんかしちゃいかん」
「うっせーよ!やるもやらないもこれは俺のだっつってんだろ!!」
「だめだっていっとるじゃろ。けんかしちゃいかん」
困りました。
このままでは取っ組み合いになってしまうかもしれません。
客足も減ってしまいますし、周りの人たちもケンカを見ていて気分がいいはずがありません。
「おんやあ、厄神様だぁ」
くるくる、くるくるとひなさんが通り過ぎます。
「厄神様だー!」
「坊主達、お前らがケンカしとるから厄神様が来てくれただね。
こないなつまらんケンカしとらんと仲良くすんべ」
「…そうだな、そうだよな」
「悪かった、ばあちゃん」
「ついにれいむはたどりついたよ!!
ここがうわさのあまあまがいっぱいあるさいっこうっのゆっくりぷれいすだよ!」
「ゆわあああぁ……!」
「おかーちゃん、はやきゅあみゃあみゃたべちゃいよ!」
「坊主達、お前らがケンカしとるから厄神様が来てくれただね。
こないなつまらんケンカしとらんと仲良くすんべ」
「…そうだな、そうだよな」
「悪かった、ばあちゃん」
「ついにれいむはたどりついたよ!!
ここがうわさのあまあまがいっぱいあるさいっこうっのゆっくりぷれいすだよ!」
「ゆわあああぁ……!」
「おかーちゃん、はやきゅあみゃあみゃたべちゃいよ!」
あらあら、昔ながらの駄菓子を扱っている店。
ゆっくりに狙われるのも当然です。
おばあさんはもう何年もこうやってゆっくりと戦いながら店を守ってきたのです。
でもおばあさんは近所の子供達から慕われるいい人です。
おばあさんだけでなく、皆の力で店を守ってきたのかもしれません。
「ぎゃははははは!!何言っちゃってんのコイツ!バカじゃねーの!?」
「ゆゆっ!?れいむはばかじゃないよ!!
ゆっくりぷれいすのあまあまをよこどりしないでね!!
それはれいむのものだよ!!そっちこそばかなの!?しぬの!?」
「「ぎゃはははははははは!!」」
「ゆがあああああああああああ!!!
わらうなあああああああああああ!!!」
「ゆゆっ!?れいむはばかじゃないよ!!
ゆっくりぷれいすのあまあまをよこどりしないでね!!
それはれいむのものだよ!!そっちこそばかなの!?しぬの!?」
「「ぎゃはははははははは!!」」
「ゆがあああああああああああ!!!
わらうなあああああああああああ!!!」
それもそのはず。
この駄菓子屋はある意味、ゆっくり達の楽園かもしれません。
ですが、本当は楽園などではなかったのです。
「ここは俺達の最高のゆっくりプレイスさ!!」
「ちがうよ!これからしんぐるまざーのれいむがここにすむんだよ!!
おちびちゃんたちがおなかすかせてるからゆっくりどこかにいってね!!」
「「どっきゃいけじじいー!」」
「ぎゃははははは!!こいつらにいくら説明したって分かるわけねーだろ!!
ここはゆっくりにとって最悪の『地獄』なのにな!!」
「ばかなこといってないでそこどいてね!!すぐでいいよ!!」
「ちがうよ!これからしんぐるまざーのれいむがここにすむんだよ!!
おちびちゃんたちがおなかすかせてるからゆっくりどこかにいってね!!」
「「どっきゃいけじじいー!」」
「ぎゃははははは!!こいつらにいくら説明したって分かるわけねーだろ!!
ここはゆっくりにとって最悪の『地獄』なのにな!!」
「ばかなこといってないでそこどいてね!!すぐでいいよ!!」
少年達はニヤニヤしながら先ほど駄菓子屋で買ったばかりの銀玉鉄砲をれいむに向けます。
「これでも食らえよ!!」
「いだ!いだだだだだ!!!いだいよおおおお!!」
「いじゃいいじゃい!!ゆっきゅりやめちぇね!!」
「もうおうちきゃえりゅううううううう!!」
「まだまだ!こんなのもあるんだぜ!!」
「いだ!いだだだだだ!!!いだいよおおおお!!」
「いじゃいいじゃい!!ゆっきゅりやめちぇね!!」
「もうおうちきゃえりゅううううううう!!」
「まだまだ!こんなのもあるんだぜ!!」
取り出したのはなんとかんしゃく玉です。
今となっては見かけることの少ない爆竹と花火の中間のような玩具。
壁などにぶつけると破裂するライターいらずの爆弾です。
「ゆんやあああああああああああああ!!!
いだいいだいぼうやべでえええええええええ!!!」
「ゆぴいいいいいいいいいいおべべが!!!
でいびゅのぎゃわいいおべべがああああああああ!!!」
「ゆぎゃあああああああああああ!!!
どぼじでごんにゃごどじゅるにょおおおおおおお!!!」
いだいいだいぼうやべでえええええええええ!!!」
「ゆぴいいいいいいいいいいおべべが!!!
でいびゅのぎゃわいいおべべがああああああああ!!!」
「ゆぎゃあああああああああああ!!!
どぼじでごんにゃごどじゅるにょおおおおおおお!!!」
パンパンと炸裂するかんしゃく玉の破片はゆっくりの表面を突き破って中の餡子に突き刺さります。
その痛みは想像するに難し、少年達の言ったとおりまさにゆっくり一家は地獄の中。
「これこれ坊主共、あまりやりすぎないでおくれ」
「あ、わりぃばあちゃん。後は家帰ってやるわ」
「また明日来るからな!また新しいクジ用意してくれよ!」
「ああ用意しとく。また来ておくれ」
「いじゃいよおおお!!いじゃいよおおおおお!!
れいみゅのなきゃのちくちくしゃんとってえええええええ!!」
「ゆぴぃ……ゆぴぃ……」
「おちびちゃ…いだいよぉ…でも…おぢびぢゃんをだずげないど……」
「大丈夫だよ!助けてもどうせ死ぬから!!」
「どぼじでぞんなごどいうのおおおおお!!!
おぢびぢゃんをだずげろじじいいいいいいいい!!!」
「へっへー無駄無駄!!さぁ!俺んち行って虐待だ!ヒャッハー!!」
「あ、わりぃばあちゃん。後は家帰ってやるわ」
「また明日来るからな!また新しいクジ用意してくれよ!」
「ああ用意しとく。また来ておくれ」
「いじゃいよおおお!!いじゃいよおおおおお!!
れいみゅのなきゃのちくちくしゃんとってえええええええ!!」
「ゆぴぃ……ゆぴぃ……」
「おちびちゃ…いだいよぉ…でも…おぢびぢゃんをだずげないど……」
「大丈夫だよ!助けてもどうせ死ぬから!!」
「どぼじでぞんなごどいうのおおおおお!!!
おぢびぢゃんをだずげろじじいいいいいいいい!!!」
「へっへー無駄無駄!!さぁ!俺んち行って虐待だ!ヒャッハー!!」
そこには笑顔が溢れています。
――――同日、午前5時、河川中流――――
くるくる、くるくるとひなさんは河原にもどってきました。
さらさらと流れるせせらぎの音。
夕日を反射して赤く光っています。
がさがさと奏でられる木々の音。
木漏れ日はひなさんを綺麗に照らします。
そこへ何人かの村人達が。
「厄神様、厄神様、今日もありがとうごぜえました」
「少ないが、これは村で取れた野菜だ、取っておいてくれ」
「明日からもまた、村を守ってくんろ」
「少ないが、これは村で取れた野菜だ、取っておいてくれ」
「明日からもまた、村を守ってくんろ」
村人は川のほとりに立てられた小さな祠にお供え物をします。
ひなさんは川の中央を飛びながら村人達に視線を向けます。
ひなさんに近づくとひなさんが集めた厄に影響されてしまいます。
ひなさんは決して誰にも触れられることは無いのです。
それでも、ひなさんは
ニッコリ、と
女神のような最高の笑顔で村人達に感謝します。
「厄神様、またくるでの」
「ありがとうごぜえますだ」
「ありがとうごぜえますだ」
村人達は去っていきます。
ひなさんにとっては、人間さんの笑顔を見ることが最高にゆっくり出来ることなのです。
――――同日、午前6時、河川中流――――
「ゆゆっ!?おやさいさんがいっぱいあるのぜ!!ゆっくりいただくんだぜ!!」
一匹のまりさがひなさんの祠に近づきます。
もちろんお目当てはお供え物。
そこへひなさんがくるくる、くるくると回りながら近づいてきました。
「ぎゃははははは!!いつもいつもまわってばっかりでぜんぜんゆっくりしてないのぜ!!
ちょっとはじめんにおりてゆっくりやすんだらどうなのぜ!!
おまえなんかゆっくりですらないんだぜ!!ばかなの!?しぬ
ちょっとはじめんにおりてゆっくりやすんだらどうなのぜ!!
おまえなんかゆっくりですらないんだぜ!!ばかなの!?しぬ
メキメキメキ グシャ!!! ぶぎゅ!」
おやおや、風も吹いていないのに木の枝が折れてまりさに直撃しました。
当然まりさは虫の息。
「ゆぴ…ゆぴぃ……だずげで…だずげでぇ………」
それを見て、ひなさんは
ニヤリ、と
悪魔のような最高の笑顔でまりさを侮蔑します。
「だずげで……おでがい………ぼうゆっぐりじでないなんでいわないがらぁ………」
ひなさんは離れていきます。
ひなさんにとっては、ゆっくりの無様を見ることが最高にゆっくり出来ることなのです。
ひなさんはこうやって、人間さんの厄を集める役を演じ
ゆっくり達に厄を振り撒いて虐待する役を買っているのです。
あとがき
どうにも愛でと虐待を分離させきることの出来ない私です。
プロットさえ書いてしまえば後は作中のキャラが自然に動いてくれるのですが
台詞回しから思いつきで作品をいじっているうちに
全く別のテーマになっていたなどということが多々あります。
まあ、私が妄想して、文章化しているだけの中身の無い暇つぶしですが
今後ともよろしくお願いします。
プロットさえ書いてしまえば後は作中のキャラが自然に動いてくれるのですが
台詞回しから思いつきで作品をいじっているうちに
全く別のテーマになっていたなどということが多々あります。
まあ、私が妄想して、文章化しているだけの中身の無い暇つぶしですが
今後ともよろしくお願いします。
最後に、この作品を読んでくださった全ての方に無上の感謝を。
私がここに投稿させて頂いた作品一覧
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anko3506 駆除業者&隻眼のまりさ 統合最終話
anko3560 とある沢での小騒動
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