ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4562 阿求さんがお怒りです
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ankoss
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『阿求さんがお怒りです』 16KB
制裁 幻想郷 バーサスあき 18作目です
制裁 幻想郷 バーサスあき 18作目です
※東方キャラ登場
※キャラ崩壊注意
※キャラ崩壊注意
ここは幻想郷、その唯一の人里。
時は春でありうららかな陽光が降り注いでいた。
その日は後に「ゆっくり異変」と呼ばれる終わらない異変が始まった日、「奴ら」が幻想郷に初めて現れた日だった。
時は春でありうららかな陽光が降り注いでいた。
その日は後に「ゆっくり異変」と呼ばれる終わらない異変が始まった日、「奴ら」が幻想郷に初めて現れた日だった。
九代目阿礼乙女、稗田阿求は自室の文机の前で会心の笑みを浮かべていた。
「……ふふふ。悪くないですね」
今書いている原稿が非常に順調なのだ。
阿求はここ最近どうも筆が乗らず気を揉んでいた。
しかし、どうやらそれは今の好調の布石だったようだ。
阿求はここ最近どうも筆が乗らず気を揉んでいた。
しかし、どうやらそれは今の好調の布石だったようだ。
「ふふーん♪」
鼻歌まで歌いながらそのまま小一時間筆を動かし続ける阿求。
「…………ん」
が、ここで阿求は一旦筆を硯に置いた。
自然の要求に抗しきれなくなったからだ。
阿求は立ち上がって 肩の凝りをほぐす為数回伸びをすると廁に向かった。
この後、自分が幻想郷のあちこちで起こる不条理極まりない事件の第一号被害者になろうとはこの時の阿求は想像だにしなかった……。
阿求が部屋からいなくなると同時に庭の茂みがガサゴソと鳴り、
キリッと眉をつり上げた赤いリボンで黒髪の生首とふてぶてしい笑みを浮かべた黒いとんがり帽子で金髪の生首が現れた。
大きさはバスケットボール大。
言わずと知れたゆっくりれいむとゆっくりまりさである。
こいつらは今この瞬間、阿求の庭に自然発生したのだった。
このような自然発生は幻想郷のいたるところで起き始めており、めったにない大異変として衆目を集めていくことになる。
自然の要求に抗しきれなくなったからだ。
阿求は立ち上がって 肩の凝りをほぐす為数回伸びをすると廁に向かった。
この後、自分が幻想郷のあちこちで起こる不条理極まりない事件の第一号被害者になろうとはこの時の阿求は想像だにしなかった……。
阿求が部屋からいなくなると同時に庭の茂みがガサゴソと鳴り、
キリッと眉をつり上げた赤いリボンで黒髪の生首とふてぶてしい笑みを浮かべた黒いとんがり帽子で金髪の生首が現れた。
大きさはバスケットボール大。
言わずと知れたゆっくりれいむとゆっくりまりさである。
こいつらは今この瞬間、阿求の庭に自然発生したのだった。
このような自然発生は幻想郷のいたるところで起き始めており、めったにない大異変として衆目を集めていくことになる。
それはともかく例の2匹は餡子脳内に刷り込まれた「おうち宣言を行う」といういかれた目的に向けて行動を開始した。
「まりさ!ちゃんすだよ!」
「わかってるんだぜ!おうちせんげんをするんだぜ!」
2匹はぽい~んぽい~んと間抜けな擬音を上げながら阿求の書斎に向かって進みそのまま泥で汚れたあんよで縁側に飛び乗った。
さらに進んでいく2匹は障子に体当たりをかました。
さらに進んでいく2匹は障子に体当たりをかました。
「ゆゆっ!?ゆっくりできないかべさんはさっさとどいてね!ゆおりゃ!ゆおりゃ!」
「れいむもきょうりょくするよ!ゆりゃ!ゆりゃ!」
やがて衝撃で僅かに戸が開いた。そこにまりさが舌を差し込み戸を開けてしまう。
「ゆんせっ!ゆんせっ!」
「ゆっくりがんばってね!」
阿求の部屋に侵入した2匹がしたことは無論おうち宣言だった。
「ここをまりさ(れいむ)のゆっくりぷれいすにするよ!!」
「ゆわーい!ゆっくりぷれいすをげっとしたんだぜ~♪」
「さすがれいむのまりさだよ!すごくゆっくりしてるね!」
「ゆゆ!?おふとんにつかえそうなふわふわさんがあるんだぜ!」
そしてついにまりさが阿求の書きかけの原稿に目をつけてしまった。
まりさはぽい~んと文机に飛び乗ると阿求の原稿をぽ~いした。
まりさはぽい~んと文机に飛び乗ると阿求の原稿をぽ~いした。
「まりさがふわふわさんをおとすかられいむはこまかくちぎっておふとんさんにするんだぜ!」
「ゆっくりりかいしたよ!」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「びーりびーり!びーりびーり!」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「びーりびーり!びーりびーり!」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「びーりびーり!びーりびーり!」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「びーりびーり!びーりびーり!」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「……ふいー。まりさ。ちょっとまってね!れいむもうつかれたよ!」
「ゆゆ!?ちょっとゆっくりしてなかったかな?」
そう言うとまりさはぽい~んと文机から飛び降りすーりすーりを始めた。
「すーりすーりゆっくり~♪」
「ゆっふ~ん♪すーりすーりしあわせ~♪」
ここでようやく阿求が帰ってきた。
「……はぁ!?」
まず阿求は部屋のど真ん中に我が物顔で鎮座している2匹の生首(?)に目を奪われた。
が、その次の瞬間すぐに変わり果てた原稿に気が付いた。
が、その次の瞬間すぐに変わり果てた原稿に気が付いた。
「な、な、な、なんなんですかこれはああああああああああああっっ!!」
時間にして数週間分にあたる仕事が全て無に帰してしまっていた……。
30年も生きられない阿求にとって時間とは常人が考えているよりはるかに貴重な物である。
阿求は転生ができるのだが記憶は一部しか引き継げないのでやはり1回1回の人生は大切なものだ。
暫し茫然自失となった阿求に耳障りな甲高い声で饅頭が話しかけてくる。
30年も生きられない阿求にとって時間とは常人が考えているよりはるかに貴重な物である。
阿求は転生ができるのだが記憶は一部しか引き継げないのでやはり1回1回の人生は大切なものだ。
暫し茫然自失となった阿求に耳障りな甲高い声で饅頭が話しかけてくる。
「ぷん!ぷん!おおきなこえでさわがないでね!ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!!」
「ふん!ほんとうにゆっくりしてないんだぜ!じゃまだからきえてね!!」
「あなた達ですか!?机の上の原稿を台無しにしたのは……」
「つくえのうえ?ふわふわさんならおふとんさんにしたよ!だからなんなの?」
「ここはれいむのゆっくりぷれいすなんだからさっさときえてね!いますぐでいいよ!!」
「いいかげんにしないとまりささまがじつりょくこうしをさせてもらうんだぜ!!はやくでていくんだぜ!!」
「……ふざけないで下さい」
余りの怒りにあきゅうの明晰な頭脳は真っ白になってしまった。
(これを書くのにどれだけの手間と時間と思考を費やしたと思ってるんですか……)
「ゆあーん?なにかいったのかぜ?お、おそらをとんでるみたーい!?ふ、ふん!なにをやってるんだぜ!?」
阿求はまりさを持ち上げた。
そして渾身の力を込めて畳に叩き付けた。
そして渾身の力を込めて畳に叩き付けた。
「わかったんだぜ!まりささまのどれいになりたいのならゆべらあああああああああっ!!?」
「ば、ばりざあああああ!?」
「ゆ、ゆが、が、ば、ばりざのはがああああっ!?」
続けてれいむも持ち上げられた。
「お、おそらをとんでるみたーい!?ゆ!?や、やめてね!なんだかゆっくりできなゆべらああああああああああああっ!?」
そしてまりさと同じく畳と熱いちゅっちゅをする羽目になった。
「はぁ……はぁ……」
ここで阿求は少しだけ冷静になった。
(お、思わず攻撃してしまいましたが……どう考えてもこいつらは妖怪……これはやってしまったかもしれませんね……)
阿求は少し変わった力を持ってはいるものの、基本的にはか弱い少女、無論妖怪とやりあえる力などあるはずもない。
「え、えーと。大丈夫ですか?で、でも原稿を台無しにしたあなただって悪いんですよ!」
それ故、阿求は少し下手に出てしまった。
相手が妖怪である可能性が十分な以上ある意味当然の対応と言える。
が、ゆっくりに対し少しでも下手に出ればどうなるか?
そんなことは今さら言うまでもない。
相手が妖怪である可能性が十分な以上ある意味当然の対応と言える。
が、ゆっくりに対し少しでも下手に出ればどうなるか?
そんなことは今さら言うまでもない。
「…………ゆがああああああああああああっ!!!」
「きゃっ!?」
「まりさのどこがわるいんだああああああああっ!!!わるいのはおまえだろおおおおおおおおおおお!!!」
「まりさのいうとおりだよ!ゆっくりあやまってね!!」
「え、ええっ!?あ、あの」
「はやくあやまらないとせいさいするぞ!!
まりささまのこうきでせかいのちょうてんにいちすることをやくそくされたぱーふぇくとぼでぃーにきずをつけるとはなにごとだああああ!!
いますぐどげざしろおおおおおおおおおおお!!」
まりささまのこうきでせかいのちょうてんにいちすることをやくそくされたぱーふぇくとぼでぃーにきずをつけるとはなにごとだああああ!!
いますぐどげざしろおおおおおおおおおおお!!」
「どげざぐらいですませるなんてまりさはほんとうにゆっくりしてるね!!」
「ど、土下座……」
(納得がいかない!!)
が、阿求は当然全く納得がいかないのですぐには土下座せずまごまごしていた。
それにいらっときたまりさはさらにヒートアップした。
それにいらっときたまりさはさらにヒートアップした。
「さん、にぃ、いち、ちーん!!」
「……は?」
「じかんぎれだよ!!ほんとうにゆっくりしてないくそばばあだね!!
もうあやまらなくていいよ!!こうなったらまりさがじきじきにせいさいするよ!!」
もうあやまらなくていいよ!!こうなったらまりさがじきじきにせいさいするよ!!」
「ゆわわー。さすがまりさ……かっこよすぎるよ~♪」
「ま、待ってください。せ、制裁って何をするつもりなんですか!?」
「ころすにきまってるでしょ!!ぷん!ぷん!ほんっとおぉぉにゆっくりしてないくそばばあなんだぜ!!」
「ば、ばばあって……」
「ばばあはばばあなんだぜ!ばばあをばばあといってなにがわるいんだぜ!?
あたまのわるいばばあはさっさとしぬんだぜ!!」
あたまのわるいばばあはさっさとしぬんだぜ!!」
「だから何で死ななきゃいけないんですか!?」
「まりさ、このばばあ。ちょっとあたまがかわいそうみたいだね……?」
「やれやれなんだぜ!!
せかいでもっともとうといゆっくりするためだけにうまれてきたまりささまにさからったんだからしぬのはとうぜんなんだぜ!!
ゆぷぷぷ!ゆぷぷぷ!そんなこともわからないでよくいままでいきてこれたもんなんだぜ!!」
せかいでもっともとうといゆっくりするためだけにうまれてきたまりささまにさからったんだからしぬのはとうぜんなんだぜ!!
ゆぷぷぷ!ゆぷぷぷ!そんなこともわからないでよくいままでいきてこれたもんなんだぜ!!」
阿求は再び頭に血が昇ってきた。
どうしてここまで言われなければならないのか!?
それになんだこいつらの不愉快な顔は?
まるで人をイライラさせるためだけに産まれたような存在だ。
顔だけではない。一挙手一投足、全部が不快だ。
ここで、怒りが妖怪に対する恐怖を凌駕した阿求は先程と全く同じ事を繰り返した。
怒りに我を忘れるとついつい単純な行動に陥りがちだ。
すなわち、まりさを両手で高く抱えあげると渾身の力で畳に叩き付けたのだ。
どうしてここまで言われなければならないのか!?
それになんだこいつらの不愉快な顔は?
まるで人をイライラさせるためだけに産まれたような存在だ。
顔だけではない。一挙手一投足、全部が不快だ。
ここで、怒りが妖怪に対する恐怖を凌駕した阿求は先程と全く同じ事を繰り返した。
怒りに我を忘れるとついつい単純な行動に陥りがちだ。
すなわち、まりさを両手で高く抱えあげると渾身の力で畳に叩き付けたのだ。
「馬鹿に……するな!!」
「お、おそらをとんでるみたゆ、ゆべらああああっ!?い、いだいいいいっ!!」
「……ふーん?」
(様子が変ね……弱い……弱すぎる……これなら私でも!)
「な、なんなんだぜ!?そのかおは!?なにがそんなにおかしいんだぜ!!」
「まりさ!ゆっくりできないばばあはさっさとせいさいだよ!!」
「そ、そうだね!さすがれいむ!ほんとうにゆっくりしてるね!このくそばばあとはおおちがいだよ!!」
「早くかかってきたらどうなんですか?」
「ゆゆ!?」
「私が怖いんですか?」
「ふざけるなああああああああああああああああ!!
おまえのどこがこわいんだあああああああああ!!」
おまえのどこがこわいんだあああああああああ!!」
「ゆっくりしねええええ!!」そう言うとまりさはぽい~んと阿求に体当たりした。
が、平均以下の体力しかない阿求の体が小揺るぎもしない。
が、平均以下の体力しかない阿求の体が小揺るぎもしない。
「ふ。呆れ果てた弱さですね。まさかここまで弱いとは想像すらしていませんでした」
阿求はまりさを見下ろし侮蔑の笑みを浮かべた。
「や、やせがまんするなああああ!!ゆらああっ!!
ゆおりゃああああ!!
ゆらららあああああ!!
ゆら!ゆら!ゆら!ゆら!ゆらっしゃああああ!!
ゆっへっへっ♪まだまだこうげきはつづくんだぜ!?
ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!はぁ……はぁ……ど、どうだああああっ!?
ゆっへっへっ♪いきおいあまってころしてしまったんだぜ!!
さいっきょうっ!すぎてごめんねぇ~♪」
ゆおりゃああああ!!
ゆらららあああああ!!
ゆら!ゆら!ゆら!ゆら!ゆらっしゃああああ!!
ゆっへっへっ♪まだまだこうげきはつづくんだぜ!?
ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!ゆりゃ!はぁ……はぁ……ど、どうだああああっ!?
ゆっへっへっ♪いきおいあまってころしてしまったんだぜ!!
さいっきょうっ!すぎてごめんねぇ~♪」
夫の凄まじい攻撃を見て
「ゆわわー。かわいそうでみてられないよー」などとほざきもみあげで顔を覆ったれいむ。
が、すぐに心配している振りは止めた。
そしてその場でぽい~んぽい~んと飛び跳ねつつ、
が、すぐに心配している振りは止めた。
そしてその場でぽい~んぽい~んと飛び跳ねつつ、
「でもゆっくりしてないからしょうがないよね!かわいそうだけどさっさとしんでね!
ゆっくりしないですぐしんでいいよ!まりさはほんとうにゆっくりしてるよ~♪」
ゆっくりしないですぐしんでいいよ!まりさはほんとうにゆっくりしてるよ~♪」
等とほざいて無邪気(?)な笑みを浮かべている。
阿求は冷めた目でいった。
阿求は冷めた目でいった。
「私は死んでませんよ?」
「ゆぎょっ!?こ、このしにぞこないがああああ!!
つ、つよがりをいうなあああああああああっっ!!」
つ、つよがりをいうなあああああああああっっ!!」
「まりさ!ばばあはもうむしのいきだよ!はやくとどめをさしてね!」
「もちろんなんだぜ!!
ゆらららあ!!」
ゆらららあ!!」
ゆっくりの攻撃力を図るため敢えて攻撃を受け続けていた阿求だが、
約5分後、生首共が雑魚であることを確信しそろそろ反撃を開始することにした。
約5分後、生首共が雑魚であることを確信しそろそろ反撃を開始することにした。
「はぁ……はぁ……やっとしんだんだぜ!!まったくゆっくりしてないくそばばあだったんだぜ!!」
「さて、もういいですか?」
「なっ!?や、やせがまんはよくないんだぜ!!」
「やせ我慢なんてしてませんよ」
「お、おそらをとんでるみたーい!?」
ここでまりさの餡子脳に今まで考えないようにしてきた2回も畳に叩き付けられた記憶が急速に甦ってきた。
「ま、まさか!?」
「えいっ!」
「ゆべらああああああっ!?ゆ、ゆが、ががっ!?」
「ば、ばりざあああああ!?」
ここで阿求は本格的な制裁を加える為、蔵に移動することにした。
まず右手でまりさの髪を掴み持ち上げる。
まず右手でまりさの髪を掴み持ち上げる。
「ち、ちくしょうひきょうなてをゆでででででっ!?
ば、ばりざのおうごんへあーにきやずぐぶれゆでででででっお、おそらをとんでるみたーい!?」
ば、ばりざのおうごんへあーにきやずぐぶれゆでででででっお、おそらをとんでるみたーい!?」
続けてれいむも同様に左手で持ち上げた。
「ゆゆ!?れいむのさらさらきゅーてぃくでででで!?な、なんのまねだ!?や、やべだだだだだだっっ!?」
阿求はアメリカンクラッカーのようにれいむとまりさをぶつけながら早足で歩いていく。
「ゆだっ!?ゆびっ!ゆべっ!ばりざざまばっ!?」
「ゆぢっ!?ゆどっ!ゆがっ!でいぶざまぼっ!?」
阿求は一旦2匹を地面に落とすと懐から鍵を取り出し蔵の扉を開いた。
「ゆべっ!?」
「ゆばっ!?」
阿求が中を覗き込むと玄翁(トンカチ)を発見した。
(……これだ!!)
続けて2匹は小屋の中に蹴りこまれた。
「ゆべらああああっっ!?」
「ゆぼあああああっっ!?」
「さて、何故こんな目に遭ってるかわかりますか?」
「しるかあああああっ!!ゆっぐりざぜろおおお!!」
「まりさ君はわからない……と。れいむ君はわかりますか?」
「ふざけないでね!!しゃざいとばいしょうをようきゅうするよ!!
あまあまをもってきてね!いますぐでいいよ!」
あまあまをもってきてね!いますぐでいいよ!」
「れいむ君もわからない……と。ふむ。あなた達に期待したのがそもそも間違いでした。もう反省しなくていいので死んで下さい♪」
そう言うと阿求は玄翁を振り上げた。
「はああああああああああっっ!!?」×2
玄翁。
その名前はかの白面金毛九尾の狐の化けた殺生石を祈祷にて打ち砕いた玄翁和尚に由来する。
まだほんのちょっぴりだけゆっくりを妖怪として畏れていた阿求は念には念を入れて大妖怪を調伏した者の名を関する
槌を用いて完全に生首妖怪を退治しようとしたのだった。
阿求は勢いよくまりさに玄翁を叩き付けた。
その名前はかの白面金毛九尾の狐の化けた殺生石を祈祷にて打ち砕いた玄翁和尚に由来する。
まだほんのちょっぴりだけゆっくりを妖怪として畏れていた阿求は念には念を入れて大妖怪を調伏した者の名を関する
槌を用いて完全に生首妖怪を退治しようとしたのだった。
阿求は勢いよくまりさに玄翁を叩き付けた。
「くそばぎょげええええええええええええ!!?」
まりさは口から大量の餡子を噴射した。
「ゆがぎ!?……い、いだいいいぃぃ……ッッ!!」
「ば、ばりざあああああああああああああああ!!?」
「……大体何です?魔理沙?霊夢?流石にお二人に失礼でしょうが」
ここで阿求はずっと思っていたツッコミを入れた。
「わ、わけのわがらないことをいうなぁ……ゆええええん!いぢゃいよおおお!!」
「ぺ、ぺーろぺーろ!ゆ、ゆっぐりじでねええええ!!」
「おや、無視ですか?でもその様子だとあの二人とは特に関係無さそうですね。
これで遠慮なく土に返って頂けますねぇ~♪」
これで遠慮なく土に返って頂けますねぇ~♪」
阿求はとても朗らかな笑顔を浮かべている。
「えいっ!」
ここでれいむにも玄翁の洗礼が叩き込まれた。
「ゆぎゃ!?ッッ!?~~~~~~~~~~ッッ!!!」
れいむはぺーろぺーろの真っ最中だったので勢いよく噛み合わされた歯が舌をきれいに切断した。
「ひ!ひひゃいいいいいぃぃいぃぃッッ!!!」
続けてまりさにもう1発。
「で、でいぶううぎゃ!!?」
さらにれいむにもう1発。
「ひゃ、ひゃりぶぎゃ!!?」
阿求は先にれいむを倒すことに決めるとれいむだけをガンガン殴り始めた。
ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!
「ぶぎゃ!?ぼべ!?ばぶ!?びびでぃ!?ばびでぃ!?ぶぶう!?……ぼべぶ!?
ゆ、ゆ、ゆ、ゆぶくぶくぶくぶ……ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」
ゆ、ゆ、ゆ、ゆぶくぶくぶくぶ……ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」
れいむは口から餡子混じりの泡を吹き白目を剥くと痙攣を開始した。
「もっひょ……ゆっひゅり……ひはかっひゃ」
「で、でいぶううううううううッッ!!?」
「ん?死んだんですか?
弱いですねぇ~♪ほんっと~に弱いですねぇ~♪」
弱いですねぇ~♪ほんっと~に弱いですねぇ~♪」
「ゆぎぎ……ま、まりさはさいっきょうぶべらあああああああああ!!」
「最強?じゃあなんでか弱い私に勝てないのかな?ん?」
れいむを退治して強気になった阿求は丁寧語を使うのを止めた。
「ふ、ふざけるなぁ……おまえはばけものだぁ」
「え?私弱いよ?それより弱いあんたって何なの?最弱?」
阿求は侮蔑の笑みを浮かべている。
「ち、ちがうぅ……ッッ!まりさはさいきょうなのぉぶべらあああ!!」
「いい加減黙ったら?」
「ご、ごべんなざいいいいいいぃぃ!!」
「こりゃ驚いたね。まさか私があんたの謝罪で喜ぶとでも?」
阿求は相も変わらず嘲弄の笑みを浮かべている。
「……じゃ、じゃあどうすればゆるしてくれるんですか!?」
ここで一転、阿求はキッとまりさをにらんだ。
「私の原稿を……返せ!!」
ドゴォ!!
「ぶぎゃ!!?」
「返せ!返せ!返せ!返せ!」
ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!
「ばぎょ!?べび!?びぶ!?ゆばばああああああ!?
……ば、ばげをびどめばず……ばげをびどめばずううぅ……ばりざはさいじゃくでずううぅ……」
……ば、ばげをびどめばず……ばげをびどめばずううぅ……ばりざはさいじゃくでずううぅ……」
「だから?そんなあんた以外誰でも知ってること今さら教えられてなんで私が喜ぶの?
返せよ。私の原稿を」
返せよ。私の原稿を」
阿求は冷めきった、氷のような表情を浮かべている。
「こ、ころざれる!?そ、そろーりそろーり」
ついにまりさはずーりずーり逃走を開始した。
が、当然阿求に通せんぼされた。
阿求は今度は地獄の鬼のような表情を浮かべていた。
が、当然阿求に通せんぼされた。
阿求は今度は地獄の鬼のような表情を浮かべていた。
「待て」
「ゆぎょぎょッッ!!?……で、でいぶにおしえてもらったすぺしゃるなおうたをうたってあげるよ!!
ゆ、ゆっくり~♪ゆっくりしていってね~♪
ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくりしていってね~♪
ゆっくりゆっくりゆっくりりん♪ゆっくりゆっくりゆっゆっゆ~ん♪
……ね?すっごくゆっくりできたでしょ?だから……」
ゆ、ゆっくり~♪ゆっくりしていってね~♪
ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくり~♪ゆっくりしていってね~♪
ゆっくりゆっくりゆっくりりん♪ゆっくりゆっくりゆっゆっゆ~ん♪
……ね?すっごくゆっくりできたでしょ?だから……」
まりさは聞くに堪えない騒音をまき散らすとふてぶてしい笑みを浮かべながらウインクを阿求に炸裂させた。
「~~~~~~~~~~~ッッ!!
……だ、か、ら、私、の、原、稿、を……返せッッ!!!!」
……だ、か、ら、私、の、原、稿、を……返せッッ!!!!」
阿求はわなわなと震えると怒りの咆哮を上げ玄翁を硬く握りしめて大きく振りかぶると、
ドッゴォォッッ!!!!
渾身の力で叩き付けた。
「ぎゃぴ!?ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!
……ぼっど……ゆっぐり……ぢたかった……ッッ!!」
……ぼっど……ゆっぐり……ぢたかった……ッッ!!」
「……はぁ……はぁ……はぁ……。
…………最後までゆっくりゆっくり五月蝿い奴らでしたね。……こいつらのことは『ゆっくり』とでも名付けましょうか」
…………最後までゆっくりゆっくり五月蝿い奴らでしたね。……こいつらのことは『ゆっくり』とでも名付けましょうか」
ここで阿求はようやく落ち付きを取り戻した。
冷静になって考えてみると自分には「見た物を忘れない」能力がある。
原稿の再現は容易だろう。
冷静になって考えてみると自分には「見た物を忘れない」能力がある。
原稿の再現は容易だろう。
翌日阿求の部屋に八雲紫がよく来るからなのかゆっくりゆかりが畳の上に染み出すように現れた。
「ゆっかりしていってね!」
「……あなたも私の原稿を破壊するんですか?」
阿求はうっとおしそうにゆっくりゆかりを睨みつけた。
「!?ゆひっ!……や、やめてください!ゆかりんは少女ですのよ!そんな怖い目でにらまないで!」
ゆっくりゆかりは今にも泣きそうな表情を浮かべ、左右の髪の房で頭をガードするような姿勢をとりぶるぶる震えている。
「……ぷっ!」
阿求はいつも威厳たっぷりなあの大妖怪が情けなく狼狽する姿を想像してついつい笑ってしまった。
その後阿求はしばらく会話し、ゆっくりゆかりが昨日現れた糞饅頭共とは一味違うことがわかった。
ゆっくりゆかりは「ゆかりんはゆかりんのおうちを探しにいくわ!」と言って出ていった。
その後阿求はしばらく会話し、ゆっくりゆかりが昨日現れた糞饅頭共とは一味違うことがわかった。
ゆっくりゆかりは「ゆかりんはゆかりんのおうちを探しにいくわ!」と言って出ていった。
「……ゆっくりは千差万別……と。これはもっと取材をしなければいけませんね」
阿求は早速人里に聞き込みに行くのだった……。
阿求はできるだけ私怨を排しゆっくりのことを「ありのまま」幻想郷縁起に記した。
その内容はゆっくり(主に通常種)の印象を地に落とすのに十分なものだった。
そして幻想郷でゆっくり(主に通常種)の印象が改善される日は永久に来なかった……。
その内容はゆっくり(主に通常種)の印象を地に落とすのに十分なものだった。
そして幻想郷でゆっくり(主に通常種)の印象が改善される日は永久に来なかった……。
完
バーサスあき
anko4508 『ゆ神兵ゆっくりぷれいすに現わる』の挿絵ありがとうございました。
いつも閲覧、ポイント、感想ありがとうございます。
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