ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4587 だいおういくvs深海まりさ
最終更新:
ankoss
-
view
『だいおういくvs深海まりさ』 10KB
観察 自然界 現代 創作亜種 バーサスあき 20作目です
観察 自然界 現代 創作亜種 バーサスあき 20作目です
※希少種優遇
ゆっくりが地球に現れて幾星霜、ゆっくり達は多様な進化を遂げていた。
迫害され続けたまりさ種は深海に逃れることで活路を見出そうとした。
が、深海すらもまりさ種の安息の地では無かった……。
迫害され続けたまりさ種は深海に逃れることで活路を見出そうとした。
が、深海すらもまりさ種の安息の地では無かった……。
ここは太平洋のとある地点の船上。天気は晴れ。
海中に棲むゆっくりの研究を20数年間続けている老博士が同行している助手兼カメラマンに
これから行うだいおういくの撮影ミッションについて説明を行っていた。
だいおういくとは無論、巨大化したゆっくりいくのことである。
海中に棲むゆっくりの研究を20数年間続けている老博士が同行している助手兼カメラマンに
これから行うだいおういくの撮影ミッションについて説明を行っていた。
だいおういくとは無論、巨大化したゆっくりいくのことである。
「だいおういくは直径約3mで水深200~1000m付近に生息している。
ところで最近深海まりさという珍妙なまりさが深海漁の針にひっかかってる所を偶然発見されてね。
私はだいおういくの大好物がこの深海まりさだと睨んでいるんだ」
ところで最近深海まりさという珍妙なまりさが深海漁の針にひっかかってる所を偶然発見されてね。
私はだいおういくの大好物がこの深海まりさだと睨んでいるんだ」
「……なるほど。確かに浅海に棲むいくは鈍くで栄養価の高い浅海まりさを好んで捕食しますからね。
まぁ充分ありえる話ですよね」
まぁ充分ありえる話ですよね」
「うむ。この深海まりさを餌にしてだいおういくを撮影するんだ。
今は水上に釣り上げられて仮死状態になっているが深海に連れていくと息を吹き返す。
まりさ種は無駄に生命力があるからな」
今は水上に釣り上げられて仮死状態になっているが深海に連れていくと息を吹き返す。
まりさ種は無駄に生命力があるからな」
「……ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」
博士が指さす深海まりさは圧力差でハリセンボンのように膨らみ甲板の上でビクンビクンと痙攣している。。
ハリセンボンモードでの大きさは直径約1.5m。白目を剥いて歯茎を剥きだしにしており無駄な大きさと相まって非常にグロテスクだ。
ちなみに深海での大きさは直径約1mだ。
このこれからだいおういくの餌にされる深海まりさも結構レアなのだが5名程いる周囲のスタッフは何の感銘も受けていないようだ。
やはり外見がただのまりさだからだろうか?
ハリセンボンモードでの大きさは直径約1.5m。白目を剥いて歯茎を剥きだしにしており無駄な大きさと相まって非常にグロテスクだ。
ちなみに深海での大きさは直径約1mだ。
このこれからだいおういくの餌にされる深海まりさも結構レアなのだが5名程いる周囲のスタッフは何の感銘も受けていないようだ。
やはり外見がただのまりさだからだろうか?
ブリーフィングが終わり早速深海1000mまで潜れ340度の視界を誇る2人乗りの小型潜水艇が進水した。
乗員は博士と深海用超高感度カメラを持った助手兼カメラマンの2人のみ。
ロボットアームには餌の深海まりさが取り付けられている。
乗員は博士と深海用超高感度カメラを持った助手兼カメラマンの2人のみ。
ロボットアームには餌の深海まりさが取り付けられている。
しばらく後潜水艇はもっともだいおういくが現れやすいとされる深度600mに到達。
だいおういくを警戒させないため室内の明かりは全て消灯。
潜水艦の外のライトもだいおういくを視認できる最小限度の明るさしかない。
音も無く、光も無い漆黒の寒々しい空間。
だいおういくを警戒させないため室内の明かりは全て消灯。
潜水艦の外のライトもだいおういくを視認できる最小限度の明るさしかない。
音も無く、光も無い漆黒の寒々しい空間。
忍耐の時間が始まった。
「……博士、疲れてます?」
「……いいや全く。ただ、ちょっと眠くはあるね……」
一方水深550m付近で目を覚ました、深海まりさはじたばたと無駄な抵抗を続けている。
「ゆぎぎぎぎっ!!ば、ばなぜえええええええええ!!!なんだごれはあああああああああ!!?
しんかいのようっせいっであるまりさちゃんにこんなごどをじていいとおもっでるのがあああああああ!!?」
しんかいのようっせいっであるまりさちゃんにこんなごどをじていいとおもっでるのがあああああああ!!?」
なお、深海まりさの台詞は当然ながら一切博士たちには聞こえていない。
数時間後、人事を尽くした老博士に奇跡が起こった。
美しい羽衣を背負った巨大な丸い影がすうっと意外な程の素早さで現れた。
ぱちっと目を見開き、深海まりさを完全ロックオン。口元には微笑を浮かべている。
ちょっと不気味だが愛嬌も感じさせる。
ぱちっと目を見開き、深海まりさを完全ロックオン。口元には微笑を浮かべている。
ちょっと不気味だが愛嬌も感じさせる。
「……ゆは!?だ、だいおういくだああああああああああ!!!」
「間違いない!!だいおういくだ!!ライト付けて!!撮って!!」
「はい!!」
「……ゆぎゃああああああああああ!!ばりさのあんよがああああああああ!!!」
なお、至近距離にいるだいおういくには深海まりさの声が聞こえている。
「やはり斜め下から獲物を襲うんだな……」
「博士の仮説通りですね!上からの光を捉えて、死角になりやすい方向から……」
「ああ、そうだな。まあ、深海まりさ相手にそこまでする必要はないと思うが『獅子は兎を狩るにも全力を尽くす』という奴だな」
「いだい!!いだい!!いだい!!だぢゅげでえええええええ!!!」
「だいおういくは発光するんですねぇ~いや綺麗ですね~」
「大抵の深海生物と同じということか……。この暗闇の環境で仲間と連絡を取るために発光しているのかもしれない……。
いや、求愛行動に用いるのかもしれない……。
それにしてもこんな巨大で美しい存在がこの地球にいるとは……素晴らしいな……」
いや、求愛行動に用いるのかもしれない……。
それにしてもこんな巨大で美しい存在がこの地球にいるとは……素晴らしいな……」
だいおういくは深海まりさの底部にがっしり食らいつき餡子をこぼさないようにゆっくりと消化していく。
なお、だいおういくは貴重な餌の栄養価を少しでも上げる為、触手羽衣で徹底的に深海まりさを虐待する。
だいおういくは深海まりさと共にゆっくりとさらなる深海に沈降していく。
なお、だいおういくは貴重な餌の栄養価を少しでも上げる為、触手羽衣で徹底的に深海まりさを虐待する。
だいおういくは深海まりさと共にゆっくりとさらなる深海に沈降していく。
「は、はなぜえええええええええ!!!まりざのあんよをはなぜええええええええええ!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「いだだだだ!!ゆゆっ!?な、なんでしずんでるんだおばえはあああああああああ!!?つ、つぶれるううう……ッッ!!!」
ちなみに深海まりさは水深550mから600mの間でしかゆっくりできない貧弱な生物である。
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「ど、どこまでしずむつもりだああああああああ!!?ほ、ほんとうにつぶれるううう……ッッ!!?
や、やべろおおおおおおおお!!!ぎゃぴっ!!?ゆででででででででででででででで!!!」
や、やべろおおおおおおおお!!!ぎゃぴっ!!?ゆででででででででででででででで!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
ここで、だいおういくは謎の力で本体から付かず離れずの位置にある羽衣で深海まりさのぺにぺにを引き抜いた。
「ゆでぇ!!!や、やべろおおおおおおお!!!ばりざのぺにぺにをだべるなあああああああああああ!!!
しんっかいのあいどるでんせつをばりざのだいでおばらぜるわげにはいだだだだだだだだだだだだだ!!!」
しんっかいのあいどるでんせつをばりざのだいでおばらぜるわげにはいだだだだだだだだだだだだだ!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「ゆっぎょぎょおおおお!!?ば、ばりざのおさげにざわるなあああああああああ!!!
や、やべろおおおおおおおおおお!!!いびっ!?
ゆぎゃああああああああああああ!!!ばりざのすばらしいおーけすとらをかなでるたくとぎゃああああああ!!!」
や、やべろおおおおおおおおおお!!!いびっ!?
ゆぎゃああああああああああああ!!!ばりざのすばらしいおーけすとらをかなでるたくとぎゃああああああ!!!」
だいおういくは羽衣触手で淡々と深海まりさの解体作業を続けいく。
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
続けてだいおういくの羽衣触手が深海まりさの左のおめめをほじくり勢いよく自身の口内に投入した。
「ばりさのきらきらおめめがああああああああ!!!どぼじでごんなごどにいいいいいいいいい!!?」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「む!?」
「あ、(だいおういくが)まばたきしました!」
深海まりさは隻眼になってしまったが2人にとって深海まりさのおめめ等どうでもいいことのようだ。
まあ、当り前か。
まあ、当り前か。
さらにだいおういくは深海まりさの底部に食らいついたまま、草むしりをするようにほいほい金髪を引き抜いてぱくぱく食べていく。
「ばりさのびゅーちふるなきんぱつがああああああああ!!!やべろこのでかぶつ!!みずぶくれ!!
いだだだだだだだだ!!!いだい!!いだい!!いだいっていっでるだろおおおおおおおおお!!!」
いだだだだだだだだ!!!いだい!!いだい!!いだいっていっでるだろおおおおおおおおお!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「…………本体から離れているのにだいおういくはどうやってあの羽衣を操作してるんでしょうか?」
「…………ゆっくりは時々物理法則を無視するからな……」
さらにだいおういくは深海まりさのおぼうしまで食べてしまった。
「ゆぎょぎょ!!?い、いやじゃああああああああああ!!!
ばりざのしっこくのやみでひときわかがやくしろいらいんのはいったおぼうじがああああああああああ!!!」
ばりざのしっこくのやみでひときわかがやくしろいらいんのはいったおぼうじがああああああああああ!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
ここでごちゃごちゃ五月蝿い深海まりさにいらっとしたのか、だいおういくが怒りの電撃を炸裂させた。
「びゃ!?ゆびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!」
「む!これは電撃だな!!」
「やっぱり大きくてもいく種なんですね!!」
「わがりばじだ!!こうざんでず!!かんぜんはいぼくでず!!ばげをみどめばず!!
かんべんじでくだざい!!どれいになりいだだだだだだだだ!!!ゆるじでえええええ!!!」
かんべんじでくだざい!!どれいになりいだだだだだだだだ!!!ゆるじでえええええ!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「あんござんこれいじょうむしゃむしゃじないでえええええええ!!!いだい!!いだい!!
すごくいだいでず!!このままだどじんじゃいばず!!じにます!!じにばす!!!」
すごくいだいでず!!このままだどじんじゃいばず!!じにます!!じにばす!!!」
「…………」(言葉も無く見入っている)
「…………」(必死で撮影中)
「ばりざのあんこさんぎゃあああああああ!!!ばりざのあんいだだっだだだだだだだだだだだだ!!」
だいおういくは深海まりさと共に休むことなく沈降を続け深度は900mを越えようとしていた……。
「いかんなぁ……このままでは水深1000mを超えてしまうぞ……」
もう忘れている方もいるかもしれないがこの潜水艦は1000mまでしか潜れない。
「少し沈降速度を緩めましょう」
「がえじでぇ……ばりざのあんこさんをがえじでぇ……」
餡子をたっぷり吸い取られた深海まりさはげっそりと頬がこけミイラのような顔になっている。
ここで、潜水艇の速度変化に異変を感じただいおういくが羽衣を素早くひらつかせて上方にすーっと離脱した。
ここで、潜水艇の速度変化に異変を感じただいおういくが羽衣を素早くひらつかせて上方にすーっと離脱した。
「……あ!離れていく!!」
「あっちゃ~、警戒されてしまったようですね……」
「あんこさん、あんこ……ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!……ぼっど……ゆっぐり……じだがった……っっ!!」
「しかし、20分も撮影できましたよ!!」
「ああ!これまでで最長の記録時間だ!!素晴らしい!!」
見事博士は長年の悲願を達成した。
しばらく後、サンサンと輝く太陽の下で船上は歓喜の渦に包まれていた。
しばらく後、サンサンと輝く太陽の下で船上は歓喜の渦に包まれていた。
「とうとうやりましたね!!おめでとうございます!!」
「ああ、ありがとう」
「は、早く!早く映像を見せてください!!」
「ははは、落ち付きたまえ」
「博士!長年の悲願を達成されて今どんなお気持ちですか?」
「そうですね……こんな美しい生物が地球にいること自体が一つの奇跡ですね……」
しばらく後、取れたての新鮮な魚介類を肴に宴会が行われた。
「……この刺身……うまいっすね~♪」
「……我々の前に現れただいおういくは今何をしているんだろうな……」
博士達が宴会で成功を祝しているのと同じ頃、奇しくも博士達の前に現れた例のだいおういくによって
水深600mの深海で父まりさ、母まりさ、子まりさの深海まりさ一家が最期を迎えようとしていた……。
水深600mの深海で父まりさ、母まりさ、子まりさの深海まりさ一家が最期を迎えようとしていた……。
最初に異変に気付いたのは父まりさだった。
「う、うあああああああああああああ!!!だいおういくだあああああああああ!!!
……ゆだだだだだだだ!!や、やめてね!!まりさはしんっかいっのかいぞくおだだだだだだだ!!いだだだだだだっ!!!」
……ゆだだだだだだだ!!や、やめてね!!まりさはしんっかいっのかいぞくおだだだだだだだ!!いだだだだだだっ!!!」
「お、おとうしゃあああああああああん!!?」
「おちびちゃん!!はやくにげてね!!ゆっくりしないですぐにげてね!!」
「ゆぴ!?ひらひらしゃん!?ゆびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!」
「お、おちびちゃん!!ぺーろゆびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!」
3匹はなすすべもなくあっと言う間に全員だいおういくの羽衣触手に拘束された。
ここでようやくだいおういくが喋った。
「……ふふふ。今日は大漁ですね♪」
その顔は眼が線になるくらいの満面の笑みを浮かべておりとてもゆっくりしていた……。
悠久の時を経て深海までゆひぃゆひぃと逃げ延び、ようやく安息の地を見つけたかに見えた深海まりさ達は美味、鈍い、馬鹿の3重苦に苦しめられ、
だいおういくや深海魚さんに命を脅かされ続ける全くゆっくりできない日々を送っていた。
どうやら深海にもまりさ種の安息の地はないようだ……。
だいおういくや深海魚さんに命を脅かされ続ける全くゆっくりできない日々を送っていた。
どうやら深海にもまりさ種の安息の地はないようだ……。
完
バーサスあき
某ダイオウイカ特集に大変感銘を受けたので書かせていただきました。
……とかなんとか言いながらアホな内容ですみません。
……とかなんとか言いながらアホな内容ですみません。
改めてどろわありがとうございました。
かっこよくていい感じですね。
かっこよくていい感じですね。
anko4576 『ネグレクトお姉さん』の挿絵ありがとうございました。
きめえ丸とまりさの対比がいいですね。
きめえ丸とまりさの対比がいいですね。
いつも閲覧、ポイント、感想ありがとうございます。
過去作は以下をどうぞ。
過去作は以下をどうぞ。
挿絵: