ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1866 自分の意思で
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ankoss
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作:ユキあき
・たぶん5作目
・HENTAIなお姉さんが出てきます
「ゆんやあああっ!でいぶのおちびぢゃんがあああああっ!」
薄暗い部屋にガラス窓が震えんばかりの絶叫がこだまする。
「ゆ“っゆ“っゆ“っ」
中枢餡付近をスプーンで抉られてもうすぐ死ぬよ宣言をする赤まりちゃ。
体中の穴という穴から餡子を漏れ出していた。
最後にむき出しの中枢餡にフォークを突き刺すと、
「ゆ““っ」
とても赤ゆとは思えない醜い形相で息絶えた。
「がえぜ!がえぜ!でいぶのゆっくりじだおじびじゃんどばでぃざをがえぜええっ!」
箱に入れられ自由の利かないれいむは叫び続けた。
「ふふ、ごめんね。君の家族みんな殺しちゃった、テヘッ♪」
私は屈み込み敬礼のポーズをとり、舌を出しつつウインクした。
仲間内の虐待鬼威山なら萌え~!とかすごくゆっくりしてるよほおおおっ!
とか言ってくれるのだが、このまりさには私の美しさが理解出来ないようだ。
「ゆぐああああ!ゆっくりごろしのくずにんげんはしねえっ!」
相変わらず吠えているが、元を言えばこのれいむ達が悪いのだ。
ちゃんと警告文を掲示してたのだ。私は間違ってない。
――――――――――――――――――――
「おかーしゃん!どこいくのじぇ?」
赤まりちゃが問いかける。
「ゆっ!まえのおうちはごはんさんがとれなくなってきたから、
おひっこしさんをするんだよ!」
母親であるれいむはもみあげで抱き上げているまりちゃに答えた。
「そーなんだぜ!いまよりもっとゆっくりできるところへいくんだぜ?
あまあまもたべれるのぜ!」
「ゆううっ!あまあま!ゆっきゅりー!」
まりさの帽子の中から赤れいむが顔を覗かせる。
もみあげをぴこぴこさせて、全身で喜びを表現する。
まりちゃも目を輝かせて涎を垂らした。
「ゆう?まりさ。あまあまさんなんてかんたんにてにはいらないんだよ?
むやみにおちびちゃんたちをきたいさせちゃだめだよ」
これまでの生活からゆっくりにしては用心深いれいむは、
そうまりさに耳?打ちする。
「ゆっふっふっ…れいむ、まりさにはあてがあるんだぜ?」
「ゆっ?どういうことなの?まりさ」
「ゆっふっふっふっふっ…くればわかるんだぜ!」
そう言うとまりさはさらに力強く跳ねた。
まりさ一家が到着した先は一軒家だった。
引き戸の側にはスロープが設けられており、引き戸の一部がゆっくりサイズの上げ扉になっていた。
「ゆっくりしていってね!
ここはゆっくりぷれいすだよ!
あまあまもあるよ!」
扉にはそう書かれていた。
「ゆっ!まりさ、そういうことだったのね!」
「おちょうしゃんしゅごいー!」
「あまあまなのじぇー!」
「びっくりさせたくてないしょにしてたんだよ!ゆふん!」
家族の歓声に背中?を反らし得意気なまりさ。
「でもすこしふあんだよ、まりさ…」
少し冷静さを取り戻したれいむが再び耳?打ちする。
都合が良すぎるのではないか、何かゆっくり出来ない予感がする。
そう告げたのだが、中からのあまあまの匂いに気づくと、我先にと飛び込んだ。
「ゆっ!おきゃあしゃんずりゅいのじぇ!」
「れいむまつのぜーっ!」
一家が通過したスロープには涎がまき散らされていた。
――――――――――――――――――――
そして今この有り様である。
言うまでもなく私が仕込んだ罠。
虐待用の部屋に、通じる引き戸に入り口からしか開かない上げ扉を設置したのだ。
ちなみに作ったのは私の兄。
伝え聞くところ、職場では典型的なニート社員らしい。
しかし、ことゆ虐となると某元プロテニスプレイヤーばりに熱くなる。
そして無駄に器用だ(ゆ虐に限り)。
才能の無駄遣いである。
余談はさておき、前述の通りご覧の通りである。
ゆっくりの中でも特に家族意識の強い母れいむ。
その目の前で見せつけるように、
家族をなぶり殺しにした。
「ゆがああああっ!まりさああああっ!!
おめめさんがなくなってるよおおお!」
「れいむみたいにかれんできゅーとなおじびちゃんがあああああっ!!
どぼじでぞんなごどずるのおおおおっ!」
「ゆんぎゃあああああっ!でいぶおじびじゃんのやわばだがあああああ!」
わざわざ虐待を実況中継してくれる親れいむ。
これがぼせい(笑)のなせる業なのだろう。
時間をかけじっくりなぶり殺しした甲斐あって、
叫び疲れたれいむはぐったりしていた。
「なんで…」
様子を伺っていた私にれいむは問い掛けた。
「なんでおじびじゃんたちをごろじだの?
ここはあまあまがあるゆっくりぷれいすってかいてあったのに…」
「ん?あれ?あれは罠に決まってるじゃない。普通考えないかな?
あなたたちがどんなに頑張っても手に入らなかったゆっくりぷれいすが、
歓迎して待ってるなんておかしいじゃない」
「ゆ“っ!」
図星を言われて言葉に詰まるれいむ。
「それにね、れいむ。あなたが真っ先に入っていったよね」
「ゆっ!?どうしてわかるの?」
「見てたのよ、二階から」
呆然とするれいむ。
れいむ一家は気づかなかったが、
上げ扉付近の動感センサーが来訪者を知らせていたのだ。
「それにれいむは言ったよね?
『なんだかゆっくりできないよかんがするよ!』って」
「ゆがーんっ!どうして聞こえてるのおおおっ!」
「いや…あんなに大きな声で聞こえないわけないでしょ?
馬鹿なの?死ぬの?」
「ゆがああああっ!だまれだまれえええっ!」
「ホント無様ねえ、あなたがちゃんと理性を保っていたら、
あなたの家族は死なないで済んだかも知れないのに。
でもこれはあなたの意志だもんね。自業自得だよね☆ミ」
某超時空アイドルのポーズを決める私。決まった…。
これで来週のカップリングパーティーも勝てるわっ!
「だまれだまれだまれえええっ!
がぞぐごろしのぐずがあああああ!
[いぎおぐれのばばあ]はじねえええっ!」
ビキィッ!
薄暗い部屋に何かが裂ける音がした、ような気がした。
この糞袋は私の琴線に触れたのだ。
私は決して生き遅れでもアラサーでもない。
恋に生きるうら若き乙女だ!
コ◯ケとか801…いかん落ち着け私!
「ば…ばばあ?あらさーなばばあ…ゆっくりしていってね?」
凍りついた空気に危険を感じたれいむ。
ハハッ、NGワードを二回も、二回も言っちゃったよ。
私は無駄に数の多い成体れいむにあまり興味はないので、
最後は楽に送ってやろうと思っていたのに。
ーよろしい、ならば虐待だ。
「ゆぎゃああああっ!い“だいっ!あやばりまずからゆるじてえええっ!」
全身を針でメッタ刺しにし、
「ぼおやべで!ぼおやべでぐだざいいいい!」
髪を引きむしり、
「あづい“がらだがやげるううう!」
破裂しない程度に電子レンジで加熱、
「ゆぎゃあああっ!づめだいいいいっ!」
冷凍庫で冷却し、
「ゆっげっ!ぼげぇっ!べぽぶっ!」
冷やされて弾力が弱まった体を蹴り回す。
その他じっくりじっくり日数をかけてれいむを虐め抜いた。
最初は何とか許して貰おうと謝罪を繰り返したが、
一週間も経つ頃には虐待以外で声を出さなくなった。
致命傷を与えないように執拗に虐待を繰り返した結果だ。
体よりも心が先に崩壊を迎えようとしていた。
「おはようれいむ。よく寝られた?」
朝、私いつものようにれいむに朝食を届けに行った。
食べ残しや野菜クズだ。ごくごく少量溶かしだわさびやタバスコをスプレーしてある。
これもれいむへの愛ゆえだ。
「ゆう…おねえさん…ごめんなさい…ごめんなさい…」
虚ろな目で私に謝罪するれいむ。
「アラサーとかババアってどういう意味か知ってる?
あなたたちでいうところの“ゆっくりしてないね”と言われるようなものよ。
私は決してあなたを許さない」
私は続ける。
「それにあなたはあまつさえ人間の家に勝手に入ったのよ。
ゆっくりぷれいす強盗に存在価値を否定する言葉。
それでもあなたゆっくりなの?恥ずかしくないの?」
「………」
ぐうの音も出ないれいむ。
わざわざ虐待する為におびき寄せられたことなど、
私の言葉と虐待の恐怖で既に忘却の彼方だ。
「れいむは…」
「れいむははずかしいよ……」
キタッ!これこれっ!
「何が恥ずかしいの?」
私はわざと優しく聞いた。
「れいむはじぶんがゆっくりすることばかりかんがえて、
かぞくのみんなをえいえんにゆっくりさせてしまったよ…それに…」
「うんうん、それで?」
私は顔をにやつかせて相槌を打つ。
多分今私すごくゆっくりしてる!
「れいむは…じぶんがはずかしいよ…おねえさん…ごめんなさい」
れいむは心からの謝罪の言葉を口にした。
ねじ曲げられた事実に基づくアイデンティティの否定と真心の謝罪!
これよっ!これを聞きたかったのよ!
各器官を潰さないように、丁寧に虐待した甲斐があった!
「ハアハア…れいむは自分が恥ずかしいのね!
…いいわ、許してあげる」
「ゆっ?」
失意の底に差した一筋の光明。
ついに許しが受け入れられたのだ。
「ゆっ!?ゆるしてくれるの?
じゃあれいむをじゆうにしてね!ゆっくりしないでいますぐにね!
ついでにあまあまちょうだいね!たくさんでいいよ!としましのおばねーさん!」
急にキリッとした表情になったれいむ。
ビキりそうになる理性を必死に抑えた。
いかんいかん。ここでヒャハれば仕込みが元の木阿弥。
頑張れ…頑張れ私。
「そのかわり…」
私を後ろ手に持っていた物を床に投げた。
乾いた金属音がこだまする。
「死になさい。自分の意志で」
投げたのはそう、ペーパーナイフだった。
「なにいっでるのおおおっ!?
ばかなの?しぬのおおおっ!?」
「だってあなた自分が恥ずかしいって言ったじゃない。
だから謝罪として自分の意志でけじめをつけなさい」
「ぞんなごどでぎるわげないでしょおおおおっ!
ぞれにゆるじでぐれるって…」
「あなたが自分の意志で死ねば許してあげるって意味よ。
自分でできないならずっと生かさず殺さず虐待してあげる。
そう、老ゆっくりになるまで」
愕然とするれいむに畳み掛ける。
「これ知ってる?オレンジジュースをベースにした甦生・強壮剤よ。
強心効果もあるから気が狂うことも出来ないわ。
明日から毎日使ってあげるね」
薬剤片手に横目でれいむの反応を楽しむ。
口角が目の端に届きそうなほどつり上がる私。
未来のダーリンには見せられない一面だ。
「あ…あぁ…」
もはやゆっくりらしい声も上げることも出来ないれいむ。
かつて仲良くしていた友を思い出した。
落石に押しつぶされ必死に救助を試みたが、丸一日苦しみ続けて死んでいった友を。
『もうころして…はやくらくにし…てね…わがって…ね』
「生き地獄って言葉知ってる?死んだほうが楽なゆん生。
あなたがけじめをつけないなら、私はあなたを決して許さない。
そんなゆん生を送るか、罪を許されゆん国に旅立つか。選ぶのはあなた自身よ」
私を真っ直ぐれいむを見つめた。
しばしの静寂。
「…わかったよ」
「ん?何が?」
「れいむ…ゆん国に旅立つよ…」
ガタンっ!!!
思わずあるなずもない机から勢い良く飛び上がり、
ガッツポーズを取りたい衝動に駆られる。
「ハアハア…///じゃあお姉さんは外で待ってるから、
戻ってくるまでにするのよ。
ちゃんと出来たら手厚く埋葬してあげる。
出来てなかったらゆん獄だからね♪」
私は場面にそぐわない軽い口調で言い残し、部屋を後にした。
もちろん、ドアの下の隙間から覗き見る為に。
這いつくばってスタンバイ。ハアハア…ハアハア…///
私が部屋から出て行くのを確認すると、れいむはそっとナイフの前に立ち独白を始めた。
「ごめんね…まりさ、おちびちゃんたち…
まりさのせいでこんなめに…
れいむ…いたいのもうやだよ…
いまからそっちにいくからね…またみんなですーりすーりしようね…」
そう言うとれいむはナイフを先端から飲み込んだ。
痛さのあまり中枢餡まで到達せず、
吐き戻してしまうれいむ。
「ゆぎゃあああっ!でいぶのぷりぢいなおぐぢがあああああっ!」
この期に及んでまだ自愛のセリフかよ。
私は癪に触ったので、もう一工夫。
「そろそろいいかなー?
ずっとゆっくりしてなかったら、どんなことして虐待しよっかなー。
そうだ、まずは辛い水さんに浸かってもらおう!うん!
そして、次は皮を全部剥がしちゃおっかなー♪」
「ゆっ!?ゆあああああっ!」
思わず凄惨な光景をイメージしてしまったれいむは、
恐怖のあまりしーしーを漏らしながら必死で転がったナイフに体をこすりつけた。
「ゆがあああああっ!ゆぎゅううううっ!ゆぎょっ!」
こすりつける度に皮が破け餡子を漏らすれいむ。
同じ苦しむなら一瞬で永遠にゆっくりしたいー
その願望が図らずも自ら執拗に虐待するという結果に。
「ゆがあっ、はひっ!ぎゅふううううっ!」
何度も体をこすり続けた結果、致命傷まではいかずとも息も絶え絶えのれいむ。
そろそろ潮時だな。私はそう判断した。
「れいむー、もういいかなー?まだ永遠にゆっくりしてなかったら、
お薬で直して上げるからね!そして、ゆっくりゆっくり虐待してあげるからね!」
止めの一言が引き金となり、れいむはナイフをくわえ込み壁に自分を押し付けた。
ずぶり。
そう聞こえたような気がした。
「ゆっ、ゆっ、ゆっ…」
しばらくの断末魔の後れいむは永遠の世界に旅立った。
イヤッッホォォォオオォオウ!ガタンっ!!
私はジャージがずり落ちそうになるのも構わず思わず飛び上がった。
ヤバイ…濡れそう///
自尊心の強いれいむが自ら命を断つ。
通常の環境であれば、到底考えられない光景だが私はやってのけた。
これはまさに頑張った自分へのご褒美。
どんなスイーツでもこの甘美な感覚は体験できないだろう。
私はれいむをひとしきり観察して、恍惚の余韻に浸っていた。
――――――――――――――――――――
「ただいまー…ってお前!なんて顔してんだよ!」
丁度仕事から帰ってきた兄が驚きの表情を上げた。
兄曰く「ヘブン状態」とか「アヘ顔」とかそういう類の顔だったらしい。
「ったく。ゆっくりを虐待するのはいいけどな、やることをやってからやれ。
俺だってゆ虐したけど、仕事が忙しくてできないんだよ」
兄が不服そうに苦言を垂れる。余裕のない男はモテないぞ。
「いいじゃない。わたし今暇なんだし。リフレッシュよリフレッシュ」
「お前なあっ!そうやってもう1年過ぎてんじゃねーか!
ずっと俺んちで居候のままで!いつになったら次の仕事探すんだよ!」
「いいご縁ってのは無闇に探せばいいってものじゃないのよ。
時にはゆっくりして英気を「鬼威山チョップ」ぶべらっ!」
「どぼじでごんなごどずるのほぉーーー!!!」
「お前には自分の意思で物事を「悪煉壊[おねえさん]山キック!!!」ひでぶっ!」
兄妹ゲンカは早朝まで続いた。
翌日近隣から苦情が来たのは言うまでもない。
あとがき
性悪な虐待お姉さんがゆっくりを自◯に追い込むー
そういう設定で書いたら、いつのまにかお姉さんがHENTAIになってました。
すいません。
過去書いたもの
anko1714 『生命の限界』~ゆっくりの現状と改造~ 前編
anko1715 『生命の限界』~ゆっくりの現状と改造~ 後編
anko1783 飼いゆでも
anko1819 セミナー
・たぶん5作目
・HENTAIなお姉さんが出てきます
「ゆんやあああっ!でいぶのおちびぢゃんがあああああっ!」
薄暗い部屋にガラス窓が震えんばかりの絶叫がこだまする。
「ゆ“っゆ“っゆ“っ」
中枢餡付近をスプーンで抉られてもうすぐ死ぬよ宣言をする赤まりちゃ。
体中の穴という穴から餡子を漏れ出していた。
最後にむき出しの中枢餡にフォークを突き刺すと、
「ゆ““っ」
とても赤ゆとは思えない醜い形相で息絶えた。
「がえぜ!がえぜ!でいぶのゆっくりじだおじびじゃんどばでぃざをがえぜええっ!」
箱に入れられ自由の利かないれいむは叫び続けた。
「ふふ、ごめんね。君の家族みんな殺しちゃった、テヘッ♪」
私は屈み込み敬礼のポーズをとり、舌を出しつつウインクした。
仲間内の虐待鬼威山なら萌え~!とかすごくゆっくりしてるよほおおおっ!
とか言ってくれるのだが、このまりさには私の美しさが理解出来ないようだ。
「ゆぐああああ!ゆっくりごろしのくずにんげんはしねえっ!」
相変わらず吠えているが、元を言えばこのれいむ達が悪いのだ。
ちゃんと警告文を掲示してたのだ。私は間違ってない。
――――――――――――――――――――
「おかーしゃん!どこいくのじぇ?」
赤まりちゃが問いかける。
「ゆっ!まえのおうちはごはんさんがとれなくなってきたから、
おひっこしさんをするんだよ!」
母親であるれいむはもみあげで抱き上げているまりちゃに答えた。
「そーなんだぜ!いまよりもっとゆっくりできるところへいくんだぜ?
あまあまもたべれるのぜ!」
「ゆううっ!あまあま!ゆっきゅりー!」
まりさの帽子の中から赤れいむが顔を覗かせる。
もみあげをぴこぴこさせて、全身で喜びを表現する。
まりちゃも目を輝かせて涎を垂らした。
「ゆう?まりさ。あまあまさんなんてかんたんにてにはいらないんだよ?
むやみにおちびちゃんたちをきたいさせちゃだめだよ」
これまでの生活からゆっくりにしては用心深いれいむは、
そうまりさに耳?打ちする。
「ゆっふっふっ…れいむ、まりさにはあてがあるんだぜ?」
「ゆっ?どういうことなの?まりさ」
「ゆっふっふっふっふっ…くればわかるんだぜ!」
そう言うとまりさはさらに力強く跳ねた。
まりさ一家が到着した先は一軒家だった。
引き戸の側にはスロープが設けられており、引き戸の一部がゆっくりサイズの上げ扉になっていた。
「ゆっくりしていってね!
ここはゆっくりぷれいすだよ!
あまあまもあるよ!」
扉にはそう書かれていた。
「ゆっ!まりさ、そういうことだったのね!」
「おちょうしゃんしゅごいー!」
「あまあまなのじぇー!」
「びっくりさせたくてないしょにしてたんだよ!ゆふん!」
家族の歓声に背中?を反らし得意気なまりさ。
「でもすこしふあんだよ、まりさ…」
少し冷静さを取り戻したれいむが再び耳?打ちする。
都合が良すぎるのではないか、何かゆっくり出来ない予感がする。
そう告げたのだが、中からのあまあまの匂いに気づくと、我先にと飛び込んだ。
「ゆっ!おきゃあしゃんずりゅいのじぇ!」
「れいむまつのぜーっ!」
一家が通過したスロープには涎がまき散らされていた。
――――――――――――――――――――
そして今この有り様である。
言うまでもなく私が仕込んだ罠。
虐待用の部屋に、通じる引き戸に入り口からしか開かない上げ扉を設置したのだ。
ちなみに作ったのは私の兄。
伝え聞くところ、職場では典型的なニート社員らしい。
しかし、ことゆ虐となると某元プロテニスプレイヤーばりに熱くなる。
そして無駄に器用だ(ゆ虐に限り)。
才能の無駄遣いである。
余談はさておき、前述の通りご覧の通りである。
ゆっくりの中でも特に家族意識の強い母れいむ。
その目の前で見せつけるように、
家族をなぶり殺しにした。
「ゆがああああっ!まりさああああっ!!
おめめさんがなくなってるよおおお!」
「れいむみたいにかれんできゅーとなおじびちゃんがあああああっ!!
どぼじでぞんなごどずるのおおおおっ!」
「ゆんぎゃあああああっ!でいぶおじびじゃんのやわばだがあああああ!」
わざわざ虐待を実況中継してくれる親れいむ。
これがぼせい(笑)のなせる業なのだろう。
時間をかけじっくりなぶり殺しした甲斐あって、
叫び疲れたれいむはぐったりしていた。
「なんで…」
様子を伺っていた私にれいむは問い掛けた。
「なんでおじびじゃんたちをごろじだの?
ここはあまあまがあるゆっくりぷれいすってかいてあったのに…」
「ん?あれ?あれは罠に決まってるじゃない。普通考えないかな?
あなたたちがどんなに頑張っても手に入らなかったゆっくりぷれいすが、
歓迎して待ってるなんておかしいじゃない」
「ゆ“っ!」
図星を言われて言葉に詰まるれいむ。
「それにね、れいむ。あなたが真っ先に入っていったよね」
「ゆっ!?どうしてわかるの?」
「見てたのよ、二階から」
呆然とするれいむ。
れいむ一家は気づかなかったが、
上げ扉付近の動感センサーが来訪者を知らせていたのだ。
「それにれいむは言ったよね?
『なんだかゆっくりできないよかんがするよ!』って」
「ゆがーんっ!どうして聞こえてるのおおおっ!」
「いや…あんなに大きな声で聞こえないわけないでしょ?
馬鹿なの?死ぬの?」
「ゆがああああっ!だまれだまれえええっ!」
「ホント無様ねえ、あなたがちゃんと理性を保っていたら、
あなたの家族は死なないで済んだかも知れないのに。
でもこれはあなたの意志だもんね。自業自得だよね☆ミ」
某超時空アイドルのポーズを決める私。決まった…。
これで来週のカップリングパーティーも勝てるわっ!
「だまれだまれだまれえええっ!
がぞぐごろしのぐずがあああああ!
[いぎおぐれのばばあ]はじねえええっ!」
ビキィッ!
薄暗い部屋に何かが裂ける音がした、ような気がした。
この糞袋は私の琴線に触れたのだ。
私は決して生き遅れでもアラサーでもない。
恋に生きるうら若き乙女だ!
コ◯ケとか801…いかん落ち着け私!
「ば…ばばあ?あらさーなばばあ…ゆっくりしていってね?」
凍りついた空気に危険を感じたれいむ。
ハハッ、NGワードを二回も、二回も言っちゃったよ。
私は無駄に数の多い成体れいむにあまり興味はないので、
最後は楽に送ってやろうと思っていたのに。
ーよろしい、ならば虐待だ。
「ゆぎゃああああっ!い“だいっ!あやばりまずからゆるじてえええっ!」
全身を針でメッタ刺しにし、
「ぼおやべで!ぼおやべでぐだざいいいい!」
髪を引きむしり、
「あづい“がらだがやげるううう!」
破裂しない程度に電子レンジで加熱、
「ゆぎゃあああっ!づめだいいいいっ!」
冷凍庫で冷却し、
「ゆっげっ!ぼげぇっ!べぽぶっ!」
冷やされて弾力が弱まった体を蹴り回す。
その他じっくりじっくり日数をかけてれいむを虐め抜いた。
最初は何とか許して貰おうと謝罪を繰り返したが、
一週間も経つ頃には虐待以外で声を出さなくなった。
致命傷を与えないように執拗に虐待を繰り返した結果だ。
体よりも心が先に崩壊を迎えようとしていた。
「おはようれいむ。よく寝られた?」
朝、私いつものようにれいむに朝食を届けに行った。
食べ残しや野菜クズだ。ごくごく少量溶かしだわさびやタバスコをスプレーしてある。
これもれいむへの愛ゆえだ。
「ゆう…おねえさん…ごめんなさい…ごめんなさい…」
虚ろな目で私に謝罪するれいむ。
「アラサーとかババアってどういう意味か知ってる?
あなたたちでいうところの“ゆっくりしてないね”と言われるようなものよ。
私は決してあなたを許さない」
私は続ける。
「それにあなたはあまつさえ人間の家に勝手に入ったのよ。
ゆっくりぷれいす強盗に存在価値を否定する言葉。
それでもあなたゆっくりなの?恥ずかしくないの?」
「………」
ぐうの音も出ないれいむ。
わざわざ虐待する為におびき寄せられたことなど、
私の言葉と虐待の恐怖で既に忘却の彼方だ。
「れいむは…」
「れいむははずかしいよ……」
キタッ!これこれっ!
「何が恥ずかしいの?」
私はわざと優しく聞いた。
「れいむはじぶんがゆっくりすることばかりかんがえて、
かぞくのみんなをえいえんにゆっくりさせてしまったよ…それに…」
「うんうん、それで?」
私は顔をにやつかせて相槌を打つ。
多分今私すごくゆっくりしてる!
「れいむは…じぶんがはずかしいよ…おねえさん…ごめんなさい」
れいむは心からの謝罪の言葉を口にした。
ねじ曲げられた事実に基づくアイデンティティの否定と真心の謝罪!
これよっ!これを聞きたかったのよ!
各器官を潰さないように、丁寧に虐待した甲斐があった!
「ハアハア…れいむは自分が恥ずかしいのね!
…いいわ、許してあげる」
「ゆっ?」
失意の底に差した一筋の光明。
ついに許しが受け入れられたのだ。
「ゆっ!?ゆるしてくれるの?
じゃあれいむをじゆうにしてね!ゆっくりしないでいますぐにね!
ついでにあまあまちょうだいね!たくさんでいいよ!としましのおばねーさん!」
急にキリッとした表情になったれいむ。
ビキりそうになる理性を必死に抑えた。
いかんいかん。ここでヒャハれば仕込みが元の木阿弥。
頑張れ…頑張れ私。
「そのかわり…」
私を後ろ手に持っていた物を床に投げた。
乾いた金属音がこだまする。
「死になさい。自分の意志で」
投げたのはそう、ペーパーナイフだった。
「なにいっでるのおおおっ!?
ばかなの?しぬのおおおっ!?」
「だってあなた自分が恥ずかしいって言ったじゃない。
だから謝罪として自分の意志でけじめをつけなさい」
「ぞんなごどでぎるわげないでしょおおおおっ!
ぞれにゆるじでぐれるって…」
「あなたが自分の意志で死ねば許してあげるって意味よ。
自分でできないならずっと生かさず殺さず虐待してあげる。
そう、老ゆっくりになるまで」
愕然とするれいむに畳み掛ける。
「これ知ってる?オレンジジュースをベースにした甦生・強壮剤よ。
強心効果もあるから気が狂うことも出来ないわ。
明日から毎日使ってあげるね」
薬剤片手に横目でれいむの反応を楽しむ。
口角が目の端に届きそうなほどつり上がる私。
未来のダーリンには見せられない一面だ。
「あ…あぁ…」
もはやゆっくりらしい声も上げることも出来ないれいむ。
かつて仲良くしていた友を思い出した。
落石に押しつぶされ必死に救助を試みたが、丸一日苦しみ続けて死んでいった友を。
『もうころして…はやくらくにし…てね…わがって…ね』
「生き地獄って言葉知ってる?死んだほうが楽なゆん生。
あなたがけじめをつけないなら、私はあなたを決して許さない。
そんなゆん生を送るか、罪を許されゆん国に旅立つか。選ぶのはあなた自身よ」
私を真っ直ぐれいむを見つめた。
しばしの静寂。
「…わかったよ」
「ん?何が?」
「れいむ…ゆん国に旅立つよ…」
ガタンっ!!!
思わずあるなずもない机から勢い良く飛び上がり、
ガッツポーズを取りたい衝動に駆られる。
「ハアハア…///じゃあお姉さんは外で待ってるから、
戻ってくるまでにするのよ。
ちゃんと出来たら手厚く埋葬してあげる。
出来てなかったらゆん獄だからね♪」
私は場面にそぐわない軽い口調で言い残し、部屋を後にした。
もちろん、ドアの下の隙間から覗き見る為に。
這いつくばってスタンバイ。ハアハア…ハアハア…///
私が部屋から出て行くのを確認すると、れいむはそっとナイフの前に立ち独白を始めた。
「ごめんね…まりさ、おちびちゃんたち…
まりさのせいでこんなめに…
れいむ…いたいのもうやだよ…
いまからそっちにいくからね…またみんなですーりすーりしようね…」
そう言うとれいむはナイフを先端から飲み込んだ。
痛さのあまり中枢餡まで到達せず、
吐き戻してしまうれいむ。
「ゆぎゃあああっ!でいぶのぷりぢいなおぐぢがあああああっ!」
この期に及んでまだ自愛のセリフかよ。
私は癪に触ったので、もう一工夫。
「そろそろいいかなー?
ずっとゆっくりしてなかったら、どんなことして虐待しよっかなー。
そうだ、まずは辛い水さんに浸かってもらおう!うん!
そして、次は皮を全部剥がしちゃおっかなー♪」
「ゆっ!?ゆあああああっ!」
思わず凄惨な光景をイメージしてしまったれいむは、
恐怖のあまりしーしーを漏らしながら必死で転がったナイフに体をこすりつけた。
「ゆがあああああっ!ゆぎゅううううっ!ゆぎょっ!」
こすりつける度に皮が破け餡子を漏らすれいむ。
同じ苦しむなら一瞬で永遠にゆっくりしたいー
その願望が図らずも自ら執拗に虐待するという結果に。
「ゆがあっ、はひっ!ぎゅふううううっ!」
何度も体をこすり続けた結果、致命傷まではいかずとも息も絶え絶えのれいむ。
そろそろ潮時だな。私はそう判断した。
「れいむー、もういいかなー?まだ永遠にゆっくりしてなかったら、
お薬で直して上げるからね!そして、ゆっくりゆっくり虐待してあげるからね!」
止めの一言が引き金となり、れいむはナイフをくわえ込み壁に自分を押し付けた。
ずぶり。
そう聞こえたような気がした。
「ゆっ、ゆっ、ゆっ…」
しばらくの断末魔の後れいむは永遠の世界に旅立った。
イヤッッホォォォオオォオウ!ガタンっ!!
私はジャージがずり落ちそうになるのも構わず思わず飛び上がった。
ヤバイ…濡れそう///
自尊心の強いれいむが自ら命を断つ。
通常の環境であれば、到底考えられない光景だが私はやってのけた。
これはまさに頑張った自分へのご褒美。
どんなスイーツでもこの甘美な感覚は体験できないだろう。
私はれいむをひとしきり観察して、恍惚の余韻に浸っていた。
――――――――――――――――――――
「ただいまー…ってお前!なんて顔してんだよ!」
丁度仕事から帰ってきた兄が驚きの表情を上げた。
兄曰く「ヘブン状態」とか「アヘ顔」とかそういう類の顔だったらしい。
「ったく。ゆっくりを虐待するのはいいけどな、やることをやってからやれ。
俺だってゆ虐したけど、仕事が忙しくてできないんだよ」
兄が不服そうに苦言を垂れる。余裕のない男はモテないぞ。
「いいじゃない。わたし今暇なんだし。リフレッシュよリフレッシュ」
「お前なあっ!そうやってもう1年過ぎてんじゃねーか!
ずっと俺んちで居候のままで!いつになったら次の仕事探すんだよ!」
「いいご縁ってのは無闇に探せばいいってものじゃないのよ。
時にはゆっくりして英気を「鬼威山チョップ」ぶべらっ!」
「どぼじでごんなごどずるのほぉーーー!!!」
「お前には自分の意思で物事を「悪煉壊[おねえさん]山キック!!!」ひでぶっ!」
兄妹ゲンカは早朝まで続いた。
翌日近隣から苦情が来たのは言うまでもない。
あとがき
性悪な虐待お姉さんがゆっくりを自◯に追い込むー
そういう設定で書いたら、いつのまにかお姉さんがHENTAIになってました。
すいません。
過去書いたもの
anko1714 『生命の限界』~ゆっくりの現状と改造~ 前編
anko1715 『生命の限界』~ゆっくりの現状と改造~ 後編
anko1783 飼いゆでも
anko1819 セミナー