ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1871 しあわせ
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『しあわせ』
D.O
D.O
町をぶらぶら歩いていると、2匹の赤ゆっくり、赤れいむと赤まりさが、
道路沿いのブロック塀にもたれかかってグッタリしていた。
道路沿いのブロック塀にもたれかかってグッタリしていた。
「・・・ゆ・・ぴゅぅ・・・」
「れいみゅ・・・ゆっくちしちぇ・・・しゅーり、しゅーり・・・」
「れいみゅ・・・ゆっくちしちぇ・・・しゅーり、しゅーり・・・」
肌やお飾りが新品同様な割には親が見当たらず、
見るからに絶食中らしく腹を減らしている、となると、これはアレだ。
町で当たり前のように見かける、生まれて早々に両親を失ったおちびちゃん、というやつだな。
見るからに絶食中らしく腹を減らしている、となると、これはアレだ。
町で当たり前のように見かける、生まれて早々に両親を失ったおちびちゃん、というやつだな。
「むーちゃ、む・・ちゃ、しちゃいよぉ。」
「う・・・ゆぅ・・・」
「う・・・ゆぅ・・・」
赤ゆっくりは、半日メシを喰わなきゃ餓死するくらい燃費が悪いと聞くし、
こいつらの場合、サイズを見た限りでは、生後2日経っているかどうかと思われる。
親がどうしたかは知らないが、赤ゆっくりが自力でこんなところにやってくるはずもない以上、ロクな事情とは思えない。
周辺を探すだけ無駄だろう。
こいつらの場合、サイズを見た限りでは、生後2日経っているかどうかと思われる。
親がどうしたかは知らないが、赤ゆっくりが自力でこんなところにやってくるはずもない以上、ロクな事情とは思えない。
周辺を探すだけ無駄だろう。
赤まりさは消耗しながらも意識を保っているようだが、赤れいむに至っては口もきけないほどだ。
このまま放っておけば、長くないことははっきりとわかった。
このまま放っておけば、長くないことははっきりとわかった。
「おい。大丈夫か?」
「ゆぅ・・・いもうちょが・・・れいみゅが・・・」
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」
「ゆぅ・・・いもうちょが・・・れいみゅが・・・」
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」
赤まりさは、妹であるらしい赤れいむにすーりすーりしてあげながら、私のほうをじっと見つめる。
赤れいむは微妙に反応しているようだが、その様子に生気は感じられない。
赤れいむは微妙に反応しているようだが、その様子に生気は感じられない。
「まりしゃたち・・・ゆっくちしちゃいよぉ・・・」
「ふーん。じゃあ、すればいいんじゃね?」
「ふーん。じゃあ、すればいいんじゃね?」
私は赤まりさに答えてやった。
「ゆっくりすればいいだろ。」
「ゆぅ・・・ゆ?ま、まりしゃたち、ゆっくちしちぇいいにょ?」
「ああ。その権利はあるよ。ゆっくりしろよ。」
「ゆぅ・・・ゆ?ま、まりしゃたち、ゆっくちしちぇいいにょ?」
「ああ。その権利はあるよ。ゆっくりしろよ。」
私の言葉に、赤まりさの表情はぱぁっと明るく輝いた。
「れいみゅ・・・ゆっくちできりゅよ・・まりしゃたち、ゆっくちできりゅんだよぉ・・・」
「ゆぴぅ・・・ゆ・・・」
「ゆぴぅ・・・ゆ・・・」
そして、すーりすーりしながら囁かれる赤まりさの言葉に、
赤れいむもなんとなくゆっくりしたように見えた。
赤れいむもなんとなくゆっくりしたように見えた。
「まりしゃたち、ゆっくちできりゅんだにぇ・・・ゆっくち。」
「ゆぅ・・・くち・・・」
「おう。ゆっくりしろよ。じゃあなー。」
「ゆぅ・・・くち・・・」
「おう。ゆっくりしろよ。じゃあなー。」
そうして、私はその場を後にした。
翌日、同じ場所であの赤ゆっくり姉妹が、寄り添うようにして息を引き取っているのを見かけた。
その表情は、
どんなお菓子を食べているゆっくりよりも、
どんな暖かいおうちで眠るゆっくりよりも、
もしかしたら、優しい両親達にすーりすーりしてもらっているゆっくりよりも、ゆっくりしたものであった。
どんなお菓子を食べているゆっくりよりも、
どんな暖かいおうちで眠るゆっくりよりも、
もしかしたら、優しい両親達にすーりすーりしてもらっているゆっくりよりも、ゆっくりしたものであった。
挿絵:車田あき