ルイズが召喚したのは平民の人間、背の高い赤い髪の女性だった
「あんた…何…?」
「…わたしは風見みづほ・・・・・・17歳♪」
その場が 凍りついた
遠くでミス・ロングビルが小さく「オイオイ」と呟く
他の並行世界の使い魔同様に、彼女もまたギーシュとの決闘をする事になった
「ゆけ!青銅のゴーレム!あの平民女をアレしてコレしてあーしちゃいなさい!」
ゴーレムに囲まれ攻撃を受ける寸前、使い魔は小さく「おねがい、マリエ」とと囁いた
突然、ギーシュの目の前に使い魔が現れた、ギーシュは薔薇の杖を構えるが
次の瞬間、彼はその使い魔の持つ武器、そしてその攻撃の恐ろしさを身をもって知ることになる
次の瞬間、彼はその使い魔の持つ武器、そしてその攻撃の恐ろしさを身をもって知ることになる
ぽふっ
「…グラモンくん……女のコはね、とっても柔らかくて、強くて…でも…壊れやすいものなの…
男のコはね…青銅の剣じゃなくて、その手で、その優しさで女のコを包んであげなきゃいけないものなのよ」
男のコはね…青銅の剣じゃなくて、その手で、その優しさで女のコを包んであげなきゃいけないものなのよ」
その使い魔の腕に抱かれ、その豊かな胸に頬を埋めたギーシュは
使い魔の「最優先事項よ♪」という言葉に「…ふぁ~い…」と杖を捨てる
使い魔の「最優先事項よ♪」という言葉に「…ふぁ~い…」と杖を捨てる
ルイズが走り寄って、その不思議な使い魔に尋ねた
「……あなた……何者……?」
使い魔は眼鏡を指で押し上げ、優しく微笑みながら答える
「・・・・・わたしは風見みづほ・・・・・・17歳♪」
その場に集まっていた全校の生徒が 「 オ イ オ イ !」 とつっこんだ
風見みづほ先生はその後も数多くの活躍を見せ
ヴァリエール家長女のエレオノールは彼女に会いたがったが
その望みが叶うことはなかったという
ヴァリエール家長女のエレオノールは彼女に会いたがったが
その望みが叶うことはなかったという