低強度紛争 - (2020/02/04 (火) 00:38:03) の最新版との変更点
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#CONTENTS
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**テロリズムを絶対に許してはいけない理由について教えてください。
宣戦布告をした戦争行為ではないから
#right(){(8:539)}
ハイジャック(あるいは人質かかえての要求犯)を許してはいけない、というのは
あります。それが通るとなると、次々に模倣犯が出現するからです。ハイジャックは
ペイしない、しても必ず殺される、ということになれば、ハイジャックには自殺的誇示行為
以外のメリットはなくなるわけです。
テロリズムは文字通り社会に恐怖をまき散らし、人心を惑わせることによって混乱を
引き起こし、国家機能を麻痺させる、政治体制を不安定にし、最終的には政治的目標
を達成するための行為です。
恐怖をまき散らすために、民間人を攻撃対象としますから、倫理的に許せないと言う
ことで、それ自体に連鎖的な性質はありません。
ただ、具体的な要求を伴うテロに対しては、ハイジャック同様の論理で、連鎖を招くから
要求に応じてはいけない、という事があるでしょう。
#right(){(8:system)}
**映画で「2・26」ってあるけど、この映画ってどうなんですか?
「226」ですね(「にいにいろく」と読むらしい)。
私はLD買って5回は見ました。初めて映画館で見たときは「おおぅ」って思いましたが、
何回もLDで見ているとアラが目立ちますね~
最初は笠原和夫も秩父宮を扱った脚本を書いたらしいですが、ストップがかかって書き直したらしいです。
ただ、2・26事件関係の映画では、初めて全員が実名で登場し、人物描写も史実にかなり近づけてあるようですから、
事件を知るとっかかりぐらいの価値はあるかと思います。
#right(){(2:683)}
**タリバン側だったらどのように米国と闘いますか。まず米国が圧勝だと思うけどどうですか。
圧勝とは限りません。なぜなら、タリバンはゲリラだからです。
ベトナム戦争は、大変な泥沼となりました。
#right(){(9:654)}
**タリバンの資料映像等で旧ソ連製の兵器のお披露目行進を見たのですが(シルカだったような)、どのような経路で手に入れているのでしょうか?
ソ連と戦ってたときの戦利品。
ただし形はあっても古くて使えない物も多いらしいよ。
#right(){(9:787)}
**実際のところ、タリバンorアルカイダは生物・化学兵器や核兵器は所有してるのでしょうか?
推測の域を出ませんが、少なくとも炭疽菌の菌芽や科学兵器弾頭、あるいは
プルトニウム等の核物質を保有している可能性を否定する事は出来ないと思います。
#right(){(9:899)}
**タリバンの場合軍事拠点らしいものがないので空爆や巡航ミサイルの効果は少ないと新聞に書いてましたが、
>具体的に空爆とミサイルで何割ぐらいの戦力を消滅させることが出来るものでしょうか?
タリバンが本気で守りに回った場合、空爆や巡航ミサイルでは何割どころか、1割の
損害も与えられないでしょう。基本的には、どちらも固定点に対する攻撃ですから、
拠点を移動させ、巧妙に秘匿し、民間人と混じり合っているであろう、タリバンには効果がありません。
もし意味あるほど損害を与えられるとしたら、一ヶ所に集結し、これが探知された場合か、
アメリカ軍が怪しい村を全部殲滅した場合でしょう。どちらも大変考えにくいと思います。
#right(){(9:system)}
**ビンラディンを捕らえたら、電気椅子で即死させるのと、爪や皮膚をはがすなどの拷問をするのとでは、どちらが意義ある方法でしょうか?
どっちにしても殺したら殉教者、英雄になるだけ。
#right(){(10:119)}
**タリバンってスティンガー以外の携帯対空ミサイルは持ってないんでしょうか?またこっそり輸入とかは不可能でしょうか?
イラン、シリアあたりからいくらでも持ってきてそうですし、旧ソ連邦側からも
買ったり、奪ったり、貰ったりしていそうです。まあ、まとまった数があるか、
ちゃんと訓練されているか(アメリカ軍では正規の訓練136時間が必要としている)
などが大きいとおもいますが。一発持ってればそれだけでなんとかなるという
ものでもないですし。
#right(){(10:301)}
**アメリカは非戦闘員を極力排除することは出来ないのですか?
>例えば、地上施設の破壊目的であれば、数日前に爆撃予告を行い、一般市民に対し非難勧告を出すようなことは出来ないのでしょうか?
迎撃されるがな。タリバンの防空能力は皆無ではないのだよ
#right(){(11:347)}
それをやってしまうと、どうしても相手に何らかの対応を取られてしまうので
色々と不都合が生じるのではないでしょうか?
タリバン側が目標の防御を強化するとか、目標を引き払ってしまうとか・・・
#right(){(11:350)}
各地に宣伝ビラは撒いているようです。ただ、それはタリバンの集結地に近づくな、
というようなもので、当然ながら、特定の時間場所を指定したものではありません。
それでは攻撃効果がありませんから。タリバンには固定した戦略目標がありません。
#right(){(11:359)}
**ゲリラ戦ってよくいわれるけど、結局はどういう作戦なんですか?
ゲリラ戦、ってのは正規戦の反対で、
見た目民間人と変わらん奴が突然発砲したりして
敵が誰なのか判らんようにしたりする。
つまり正規の軍隊の戦闘の反対。
だがこれも例によって現代ではいろんな意味があるようです。
アメリカ@正義の軍隊の敵をゲリラといい、ゲリラの戦い方は全部ゲリラ戦とか(w
#right(){(12:182)}
公安調査庁の文献によると以下の様に書かれていた。
(3)ゲリラ戦
敵が保持・支配する地域で、住民等が主勢力を占める集団が、通常劣悪な
装備をもって、奇襲、待ち伏せ等を行う戦闘形態、または戦争形態をいう。
ゲリラの語源は、1805年5月に始まるナポレオン占領下のスペインの国民
抵抗の史実にあり、当時guerrillaという用語が流行し、それが英語に転化
したと言われる。スペイン語ではゲリラ隊(guerraは戦いの意)を意味し、
英語(英国陸軍)ではSmalI Warfareと翻訳している。
ゲリラ理論の現代的源流は、毛沢東であり、ポー・グェン・ザップ、ナスチオン、
エルネスト・チェ・ゲバラ(注)等がゲリラ戦理論を展開しているが、ゲリラ戦は、
政府軍の軍事力のせん滅、もしくは消耗を図るためのヒット・エンド・ラン的な
戦闘行動であり、敵を撃滅することはできないため、これを正規の戦闘原則の
支配する正規戦に発展させる必要を説いている。
ゲリラ部隊は、あくまで貧弱で不十分な装備しか持たない反政府武装勢力を
意味し、同様な奇襲攻撃を専らとする政府軍のコマンド部隊とは性格を異にする。
テロとの違いとしてゲリラは、
<1> 戦争のしきたりに従って戦うものであること
<2> 軍事的な正規軍に対する補助的なものであること
<3> 非戦闘員には手出ししないこと
が挙げられる。
技術的側面からは、
<1> ゲリラは、テリトリーの支配を第一に考えるのに対し、テロリストは、相手への
心理的効果を第一に考えること
<2> 戦闘行動に携わる人間の数がテロリストは、小人数(最大でも15~20人)である
のに対し、ゲリラは、中小隊等部隊単位で行動すること
<3> 使用する武器がゲリラは貧弱、劣悪なのに対し、テロリストは、創意工夫に富み、
ハイテク化した武器、爆弾等を使用するため、戦術の展開もバラエティーに
富んだものとなること
が挙げられる。
(注)ゲバラの所説ではゲリラ戦術の特徴を<1>機動性、<2>意外性、<3>柔軟性にある
とし、ゲリラ隊の攻撃について基本的には<1>奇襲攻撃、<2>サボタージュ、
<3>テロリズムの形をとるとして、テロをゲリラ攻撃の中の一形態として扱っている。
#right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**アメリカが「アルカイダメンバーは犯罪組織の非合法戦闘員で、戦争捕虜とは言えない」と言ってますが、そういうもんなんでしょうか?
国際法上、内戦は戦争とは認められないはず
よって、内戦に参加している兵士が捕虜になった場合、戦争捕虜にならなかったかと。
#right(){(20:21)}
**「ゲリラ部隊が身の程知らずにも正規戦に打って出てコテンパンにやられた戦い」にはどんな事例がありますか?
テト攻勢は戦術的には大失敗。
でも、一時とはいえアメリカ大使館を占拠したことにより、
アメリカの威信は大きく失墜、国内の反戦ムードを一挙に高め、全面撤退の引き金となった。
そういう意味で見れば、成功かもね。
#right(){(22:水瀬禾火子)}
テト攻勢(68年1月30日~2月4日)
この作戦は戦術的には失敗だったが、戦略的には成功した。
また、南ベトナム解放戦線(通称ベトコン)は再建不能まで打撃を受け
これ以降、北ベトナムが南の作戦指導を握った。更に米国本土の反戦運動が
高まり、パリ和平会談と米軍撤退が加速された。
こんなとこでしょう・・・・
#right(){(22:一等自営業 ◆kawD31MU)}
**アルカイダは、何故ハイジャックと言う手法を採ったのでしょう。
携帯SAM程度の射程でエアフォース・ワンを墜とすのは困難を極めます。
離発着時にわずかな可能性を見出せますが、そんなことは警備側も百も承知です。
#right(){(46:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
>例えば、直接エアフォースワンを撃墜するとか、そういった方法を採らなかったのでしょう?
大統領の顔が変わるってだけで意味が無い。有権者に対する直接
のアピールの方が効果が高い。
#right(){(46:306)}
**犯人が人質に銃口を突きつけていて「銃を捨てろ、さもないと人質を殺すぞ」と言っているの場合最善の方法というのはあるのでしょうか?
訓練された兵士とそれなりの銃があれば、人質の陰の犯人の顔くらいの的は簡単に撃ち抜け
ます。10m以上離れた距離になると撃ち手次第になってくるけど。
仮に銃を構えてないがホルスターに収まってる状況なら、その場は従うんじゃないんでしょ
うか?それから落ち着かせて説得。
#right(){(47:442)}
それか、大抵はこっちが近距離で銃を構えてる事を悟った時点で犯人も無駄だと自覚するでしょうけど。
ラリってたり無自覚な犯人は射殺でしょうね。一般にドラマであるような状況なら。
#right(){(47:446)}
**海賊の武装ってどんなもんでしょうか。
とりあえず、儲かっている海賊なら、それこそ何でもあり。
北朝鮮の武装船ほどではないにしろ、自動小銃とかRocket Launcherも
保有している。
但し、それを旋回させる銃座があるかどうかは別問題。
儲かっていない海賊なら、文字通り刀槍か、精々が手製爆弾くらいが精々。
大盤振る舞いして、自動小銃1丁くらいか。
#right(){(53:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**北京大学と清華大学で爆破事件がありました
>黒色火薬を使っていたという報道を見たのですが、黒色火薬って現代の戦場では使われないのではないでしょうか?
北京では、おそらく入手の容易性から黒色火薬が使われた物と思いますが、
水分を吸収するため湿気に弱いことや発火の際に煙を多量に発生すること、
何よりもダイナマイトやカーリット爆薬の方が威力や取り扱いの容易さにおいて
勝るため現在軍用として用いられる事はほとんど無いと思います。
#right(){(67:777)}
黒色火薬(ブラックパウダーって言うます)は手りゅう弾のタイマーとして
遅延火薬としてや、砲弾の発射薬で雷管と発射装薬の間で伝爆薬として
使用されております。
大量保管では自然発火の危険もあるので、前記した伝爆薬や遅延火薬として
使用されます。
#right(){(67:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**国家間の犯人引き渡し条約が締結されていないかぎり、犯人引き渡しの義務は発生しないというのが国際法の原則だから、タリバンはビンラディンを引き渡す義務はなかった?
本当です。
戦時国際法でなく、平時の犯罪人引渡に関する事項ですので
細部は法律関係の板で確認を。
#right(){(81:23)}
**2002年に日本海でロシア漁船が武装集団に乗っ取られた事件って、どうなったんですか?
鎮圧され、そのままウラジオストクに回航されたはず。
#right(){(84:89)}
**一般の総合病院などで立てこもりのテロが行われた例はありますか?
チェチェンの武装ゲリラがロシアの病院、バス、劇場などを
占拠した事件があります。
#right(){(94:124)}
**旧ソ連軍やロシア軍の捕虜になったアフガンゲリラやチェチェンゲリラはジュネーブ条約に基づく戦争捕虜として、人道的な扱いを受けましたか?
>旧ソ連軍やロシア軍の捕虜になったアフガンゲリラ
ハーグ陸戦条約による「群民兵」であって、十分に捕虜になる資格を有する。
(第1章第2条「占領せられざる地方の人民にして、敵の接近するに当り、
第一条(交戦者を規定)に依りて編成を為すの遑なく、
侵入軍隊に抗敵する為自ら兵器を操る者が公然兵器を携帯し、
且戦争の法規慣例を遵守するときは、之を交戦者と認む)
>チェチェンゲリラ
ロシアがチェチェンの分離独立を承認しない限り、
ロシア国内法によって裁かれる。
法的には以上の通り。
ただし、彼らが人道的に扱われたか、否かにてついては、
現状では、「完璧」に信頼すべき資料・データはないと思われる。
いや、あったとしても当事国が粉飾するか、隠蔽するか、どちらかであり、
信頼に当たる数字はないといえる。
#right(){(94:411)}
いずれの場合も国際法上の「戦争捕虜」の対象ではない、とソ連/ロシアからはされています。
アフガン戦争におけるソ連はアフガニスタンという国と交戦したのではなく、条約に基づき軍事介入を行い、政府軍を支援しているものとされます。
「ムジャヒディン」はソ連という占領軍に対する「群民兵」による抵抗ではなく、自国政府に対する武装反乱とみなされます。
チェチェンについては>>411にあるとおり。
国際法上、「ムジャヒディン」にも交戦団体の地位が与えられ、その構成員に捕虜となる資格が与えられるという考え方もあります。
その場合には>>411の群民兵と同様の条件を満たす必要があり、彼らが国際法の遵守等の条件を満たすかは疑問です。
#right(){(94:430)}
**イラクでの国連施設爆破テロの首謀者の意図はどこにあると見るべきでしょうか?
その質問は板違いな気がしますが・・・
自国を侵す外国勢力全てを憎む譲位の頃の長州藩士の様な気分で
冷静な判断力(あくまでも外から見た基準でだが)は期待できないという事では。
#right(){(95:317)}
**ゲリラ・レジスタンス・パルチザン、といった「武装集団」の名をよく聞きますが、それぞれどういう意味があるのでしょうか?
レジスタンスは侵略者に対する民族的抵抗運動の事。
パルチザンは戦時に武装した一般人民によって、
組織された非正規の戦闘集団の事。
ゲリラは敵の後方や敵中を奇襲して混乱させる小部隊の事。
#right(){(97:185)}
厳密な区別はないようですが
ゲリラ→軍服を着ない非正規兵(スペイン語)
レジスタンス→占領下における抵抗活動
パルチザン→非正規戦に従事する民兵(仏語)
大まかなには
パルチザンとレジスタンスは占領下、ゲリラは反政府勢力、と使い分けられることもあります。
#right(){(97:186)}
>要するに、正規の軍事部隊ではないということなんですね
そうです。但し、反政府ゲリラの中には、自分たちを正規の軍事部隊と同じような権利が認められる
「交戦団体」として認めろ、というところもあって、ややこしい話です。
#right(){(97:190)}
>テロリストとの違いはなんでしょう?
表裏一体となっていることも多いのですが、一応
ゲリラ・テロリスト・パルチザン→軍または政府機関が標的
テロリスト→社会体制の混乱のためには民間人を標的とすることも辞さない
違いがあるといえます。
#right(){(97:190)}
**世界史上(特に近代、現代で)、簡単に、うまくゲリラを制圧した例はあるのでしょうか。
民衆の支持を得る、これに尽きる。
ゲリラがやっかいなのは民衆に溶け込むからで、だから補給も情報収集もこっそりやってしまう。
またゲリラに賛同する民衆が参加し、兵力を補充してしまう。
ゲリラと民衆を切り離してしまえば、今以上の脅威にはならず、ゆっくりと潰していけばよいことになる。
#right(){(98:326)}
朝鮮戦争のときの韓国軍によるゲリラ掃討は、比較的成功した例とされています
#right(){(98:369)}
**イスラム教徒でなくても、志願者はパレスティナで自爆やらせてもらえるの?
自爆テロは過激派の宗教観によると殉教なのでムスリムじゃないと無理。
コーランは自爆テロを禁止しているというファトワーもあったりしていろいろ難しい。
#right(){(100:553)}
つーか、一神教では自殺を禁じている
(殉教は推奨だが)
自殺を禁じる理由としては、創造神から授かった生命を勝手に捨てるなんて不信心ってことになる
自爆テロが殉教かどうかは微妙、したがって禁じる解釈もあると思われ。
#right(){(100:554)}
一応、イスラーム法学の最高権威とされておるアズハル大学では、
自爆テロは殉教に該当しないという見解である。
ただし、イスラームにはヴァチカンのような絶対権威というものは存在しないので、
ハネカエリどもにとり、この見解を無視する事は比較的容易である。
そのため、イマームですらないビンラディンのような「ファトワ」を
信じ込んでしまう人も多い、というわけだ。
#right(){(100:イラン国防相 ◆F8x7Fmv9BA)}
**一般市民のいない山とか森で敵の軍と戦ってる組織もゲリラと呼ぶんですよね?
それこそが、ゲリコマで、一般市民のいる所にいるのはテロリストの方が多いのでは。
#right(){(101:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}
山岳ゲリラです。
#right(){(101:薔薇の詩)}
**低強度紛争と低脅威度紛争ってどっちが正しいの?
訳語の違い
他にも低烈度紛争という言い方も見たことがある
#right(){(241:655)}
low intensity conflict というやつの訳なり。
でも低とはいっているけど、これは通常戦ではないという意味合いであって
戦っている当人にとってはれっきとした戦争だったりすることもある。
#right(){(241:657)}
**アメリカはイラクのフセイン政権を倒したもののその後も戦闘は続いていますが、現在の戦闘は「低強度紛争」と呼ばれるものに該当するのでしょうか?
>それとも「戦争」が継続してると考えるのが妥当でしょうか?アフガニスタンのケースも教えて頂ければと思います。
統一された指揮系統があって組織集団としての意思を持って行動してる
相手と戦っているのではない以上「戦争」ではないだろう。
というかこれこそ「低強度紛争」の見本みたいなものなんじゃないかな。
#right(){(初心者スレ473:662)}
俗に言う内戦です。アメリカはイラクとの戦争に関しては終結宣言を出しており、
現在の戦いは、国内での宗教戦争じみた内戦と表現するものです。
ですので、低強度紛争に当てはめていいと思われます。
アフガニスタンも同様に低強度紛争に当たるでしょう。
#right(){(初心者スレ473:663)}
**ゲリラやテロリストの通信手段ってどうなってるんでしょうか?エシュロンとかに傍受されまくりなイメージがあるんですが。
>ネットの掲示板でとか?
・携帯電話や人の行き来も使ってるし、ヒズボラなんか光ファイバーの通信網まで使ってた。
まあ、いろいろ。
・ネットの掲示板はアルカイダがメンバー募集に使ってるとCBSでやってたな。
それ以外の情報交換もやってるかも。
・完全な乱数を使い捨てで使って暗号化すれば、その乱数が相手に渡らない限り絶対解読されないよ。
乱数は予め人が持っていく。
まあ途中で抜き取られてコピーしてまた戻して、ってやられると駄目だけど。
でもそのリスクは複数の乱数を使って暗号化することで劇的に低下する。
・それどころか、ゲリラの方が正規軍を盗聴してたりする。
http://wiredvision.jp/news/200707/2007071319.html
#right(){(初心者スレ474:361-369)}
**イスラム教の神アラーは、目的を達成するためなら、無辜の人を殺す事も許すのですか?
まず,アラーって神って意味だから,「イスラム教の神アラー」とか「アラーの神」って表現はおかしい
事実、アラビア語圏のキリスト教徒も神のこと「アラー」って呼んでるし。
あと、イスラーム的には神のためには聖戦をしろとは言うが、無罪の人を殺せとは言わない。
信教の自由も認めている(が、一度信じて棄教したり、信じてないのに入信したふりするのは許されない)
ムスリムの価値観によれば、以下のようなことになる.
『宇宙の主権者は神であって人間ではない。善悪を決めるのは神であって人間ではない。
大事なのは神に喜ばれることであって人間に喜ばれることではない。
おまいらは何の権利があって神の言葉にケチをつけんだ?
宇宙は神が「無」から創造したのであって、神が万物の基準なのだ。
つまり、神以外に絶対の基準は存在しないのだ。
神は善か?という問いは無意味である。神こそが善だからである。
それは、神の前に何らかの善悪の基準が存在することを前提としているからである。
1mを定義する原器(単位標準器)に向って「この原器は1mか?」と問いかけるのが無意味であるのと同じである。
人間至上主義者が行っていることは善悪の基準に対して「それは悪だ!」と叫んでいるのと同じなのであって,それは、1mを定義する原器に向かって「この原器は1mではない」と叫んでいるのと同じなのである。
聖戦は神が人間に対して定めた義務だったのであって,「それは残酷だからできません。」ということはできないのである。
もし神の定められた掟を拒否するならば、それは革命であり、神に対して宣戦布告しているのと同じことなのである。
いわゆる「イスラム・シンパ」も、いわゆる「嫌回派」もこのことを忘れている。
だから「たしかに人を殺すのはよくないがキリスト教徒のほうが多くの人命を奪ってきた」などという人間中心主義的なイスラム擁護論が生まれてくる。
「人の道」ではなく「神の道」を求めるべきなのだ』
#right(){(宗教板)}
**小ジハードって?
イスラーム法によれば,世界は,イスラームの教えが貫徹されている「イスラームの家(ダール・アル・イスラーム)」と,イスラームの教えをまだ受け入れていない「戦争の家(ダール・アル・ハルブ)」に二分されます.
前者が通常で言うイスラーム世界,後者が非イスラーム世界を指します.
「イスラームの家」を拡大するか,あるいは防衛する行為が〔小〕ジハードであり,ジハードの戦死者は殉教者(ジャヒード)として天国行きが約束されています.
現在,殆どのイスラーム過激派は,「侵略者への反撃」として,この防衛ジハードの論理を用い,米国へのテロを正当化しています.
#right(){(立山良司 「『新しい戦争』を知るための60のQ&A」)}
なおイスラム教スンニ派の最高権威、アズハル大学総長はマレーシアで,「自爆攻撃を行うグループはイスラムの敵」と発言.
「過激派の『ジハード』と本来のそれは天地ほど違う」と述べています.
#right(){(BBC,2003/07/12)}
**アルカイダの皆さんはどっから戦費えてんの?
ウサマ・ビンラディンは91年頃から父親の遺産を元手にスーダンにて貿易会社(あるいは建築会社)を経営し、
その利益をアルカイダの資金としていたようです。
その後は支援者の増加に伴い、慈善団体を装った
様々なルートを通じて資金を集めていると思われます。
#right(){(戦争板初質スレ1:過去庫の人 ◆WrXz5lbc8Y)}
ヤクザのように商店からみかじめ料を取る場合もある
#right{(CBSドキュメント2008/11/13)}
**ゲリラって武器弾薬をどういうルートで手に入れてるんだろう?
一般論だと、ゲリラ組織が自力で調達する武器弾薬は途上国の
軍隊から横流しされたのが闇流通されるケースが多いな。
兵器は基本的に最終使用者の証明がないと取引をしてもらえないから、どこかしらで
正規軍の人間が(名義だけでも)絡む必要がある。
IRAのように民間流通されてる火器を大々的に購入使用しているケースもあるけど、
金銭的に潤沢な組織じゃないと出来ないマネだな。
闇流通でも正規軍人が一枚噛んでいれば結構な量を流せる。ゲリラ組織1個支えられる程度には
#right{(現代の傭兵スレ4:229)}
**正規のジハードというのは何で決まるの?
>検索してもジハードって言葉はご都合主義で使われてるような・・?
ジハードの宣言の資格とかは、権威のある神学者。
権威の認定とか宗派の問題があるから、宣言が出たからといってみんながみんな立ち上がるわけではないw
イスラムは聖職を認めずみんな研究者(兼家裁の裁判官)の扱いだから、俺らの感覚だと坊主が吠えたら、であるんだが
#right{(アフガニスタン情勢3:168)}
**イスラム社会はなぜアメリカを忌み嫌うのか?
>という問題に対し、消印所沢という人はこんなことを書いてますが本当ですか?(赤字が引用)
>&color(red){「現代という時代の象徴がアメリカです.}
>&color(red){現代において,宗教の原理と科学の原理は人の中で深く錯綜しているだけで,まだその次の時代へ突入できないでいます.}
>&color(red){そうした人の中の対立は,数百年前であれば暴力で済んだものが,現代では科学技術の進歩の結果,激烈なテロとなってしまうのです」}
>また、イスラーム過激原理主義者はジハードをどう解釈しているのか?
>という問いに対してこんなことを書いてますが本当ですか?
>&color(red){「西欧文明がイスラーム世界を破壊し,その背後にはシオニズム陰謀論があると考え,これを打ち破るには武装闘争・ジハードしかない}
>&color(red){と考えている(中略)常に誰か他人に責任を押しつける生き方は,楽でいいね」}
イスラム社会やテロリストの心理にはそういう面があるかも知れませんが、あくまで一面に過ぎません。
嫌米感情の源泉は何であるか、最大の原因は何であるか、またテロリストを支えるバックグラウンドは何かを学ぶべきです。
まず理解すべきはパレスチナ問題。
1920年ウィンストン・チャーチルがパレスチナにおけるユダヤ人国家支持を表明し、
そして今日のイスラエル国防軍の基礎となったハガナー(ユダヤ防衛組織)が創設されます。
それに反発したアラブ人過激派は反シオニズムのテロを開始します。
これが現代のパレスチナ問題の始まりで一世紀近く経った今日まで続いています。
そのパレスチナ問題においてアメリカが露骨にイスラエルに肩入れしているのが嫌米感情の源泉です。
アメリカはイスラエルに2001年からの5年間で168億ドルの軍事支援を直接、間接に行っています。
2007年から10年で300億ドルの軍事支援を行う予定となっています。
またイスラエルに対する国連安保理決議案が提出されるたび、アメリカは拒否権を行使してきました。
(対イスラエル非難決議に対して2008年6月の段階で37回)
またパレスチナ問題以外にも理由はあります。アメリカのエゴ丸出しの中東への介入です。
1950年代のイランの石油国有化政策に対して米CIAがモサデク政権を転覆してパーレビ王朝をでっちあげます。
しかし脱イスラーム化と世俗主義に反発が生じ、それが78年からのイラン革命を惹起します。
1980年から始まるイラン・イラク戦争では反米の急先鋒になったイランに対抗してイラクを支援します。
(アメリカ自身がフセイン大統領を育てたわけです)
同時期のソ連のアフガン侵攻では反共政策に加えてパイプライン利権があった為、アラブ義勇兵らを支援。
(アメリカ自身がビンラディンらを育てたわけです)
アフガンからソ連が撤退したら復興支援もせず放置したためアフガンは混乱。そのためタリバンが台頭します。
(アメリカ自身が結果的にタリバン政権を作ったのかも?)
それ以外としては周知の通り湾岸戦争、対テロ戦争(アメリカのアフガン侵攻)、イラク戦争があります。
多くのイスラム教徒がアメリカを嫌うのは当然ですね。
宮台真司は「石油利権の亡者が正義面して介入してくることが嫌米感情の出発点」と述べています。
2008年の英BBCの調査「世界に良い影響を与えている国」で日本が3年連続1位になったというニュースが
話題になりましたが、その調査では近年のアメリカは常に最下位を争っています。
イスラム世界に嫌米感情が蔓延するのは必然であり、その嫌米感情がテロリストの活動を支える土壌なのです。
#right(){(軍事板常見問題を検証するスレ:埼玉の漫才師)}
**国連の平和維持活動についてだけど、wiki見ると諜報活動、対ゲリラ作戦、戦犯被疑者の逮捕ってあるけど公式に発表されてるのでしょうか?
>かなり危険な任務だと思うのですが
例えば派遣された宿営地の周りの住民と交流して、派遣国が出来る範囲のことで
地元全体のためになることを知る、部隊が活動していく上で気をつけなくてはならない
マナー(例えば子供の頭を撫でてはだめとか、女性には自分から話しかけてはだめとか、
トイレの入り口がみえるところに車両を止めないとか)、地元民なら知っていて当然のこと
(黒いターバンを巻いた人は宗教指導者、白い衣を纏えば屍衣で殉教の覚悟あり)など
を把握するってことではないかと。
最近の陸上自衛隊でのこの種の活動については産経新聞のサマワ本を読むといいと
思います。色々な活動をしていたことが窺えます。
#right(){(482:363)}
**スティンガーなどで旅客機を狙うようなテロも考えられると思いますが、旅客機にはそのようなテロを想定してチャフやフレアを装備してるのですか?
少なくともイスラエルの旅客機は装備してる
ケニアの空港でアルカイダからミサイル攻撃されたときチャフ、フレアでかわしてる
#right{(502:951)}
**テロを行うのはどういう人?
>911では高学歴の人が多かったそうだけど、アフガンでは身体障害者が多いとか
>自爆「6割が身体障害者」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000012-mai-int
どういう人物がテロを行うのか?という問題について、貧い者か否か学の無い者か否かと
よく論争になるけど、実際そんなことはあまり関係なくてテロリストに共通してるのは
「信仰心の篤い過激思想の持ち主」ということ。
貧乏人にも金持ちのインテリにもそういう人物はいる。
身体障害者がテロに走るのは戦争被害に遭って復讐心があるかもしれないし、現世に絶望して天国での幸福を
求めたゆえかもしれない。
イスラム教ではジハードに殉じた者は必ず天国に行けるとされてるし、男性の場合は天国で72人の処女とセックスを
楽しむことができるとされてるから、信仰の篤い身体障害者が殉教を求める気持ちはわからないわけでもない。
#right{(アフガニスタン情勢3:151*一部改編)}
アフガンの場合、内戦で身体や精神に障害を負った人間がその辺にゴロゴロしてるから。
何しろカブール落城時のタリバン内閣の半数以上が身障者だしなw。
※確か人口比の身体障害者の率は世界でも1、2を争う高さだったはず。
天国行きと報奨金を目の前に出されたらそりゃ心動くだろ。
#right{(アフガニスタン情勢3:153)}
古いニュースだけどこんなのがあった。
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200403250189.html
>ナブルスに住む14歳の少年が体に巻いたベルト爆弾で自爆しようとして捕まった。
>イスラエル治安当局の調べに、「100シェケル(約2400円)で請け負った。
>(殉教すれば)天国で72人の処女が待っていると言われた」などと話しているという。
高学歴でも過激思想に染まるやつはいるだろうが、やはり貧困対策、教育は大事だと思う。
#right{(アフガニスタン情勢3:160)}
**世界で今一番危ない所はやはりイラクかソマリアなんでしょうか?
日本の近くの北朝鮮も危険度高いよ
#right(){(戦争板初質スレ1:250)}
**近代戦ってなんで暗殺やテロでカタがつかないんですか?
>フセインは影武者がいるけど、ブッシュを殺せば流れは変わる。イスラム側はもうブッシュを殺すしかないと思うんだけど。
>自分がブッシュだったら恐くて部屋の隅で震えてるよ。それともアメリカの対テロ体制はそんなに優れてるのでしょうか。
個人間の闘争だったらそれもありだろうが、
もはやブッシュもフセインも只の名前に過ぎんよ。
国の代表としての役割は与えられているが
国家システムというのはそんなに単純なものではない。
ブッシュを殺せても第二、第三のブッシュは担ぎ出される寸法だ。
まあ、イラクの場合は独裁体制という事もあって
フセイン死亡によりシステム停止もありうるだろうが。
#right(){(自衛隊板初質スレ14:385)}
**実際のゲバラってゲリラ戦の指揮官としてはどれくらい有能だったんでしょうか?
>ゲバラがいなかったらキューバ革命はならなかった?
歴史群像に載っていたゲバラ論によると
ゲバラの功績と言われているものは部下や同僚の功績であることが多く、ゲバラが直接指揮をとった場合は大損害を出していることもある。
カリスマ性は高かったが、指揮官としては現実が見えていない部分が強く、優秀とは言えない、そうだ。
#right(){(530:879)}
**ソマリア沖で行商の船と海賊船はどうやって区別すればいいの?
>現地の人がフルーツや煮物を丸木舟で売りにやってきたので空のガラス瓶などと交換してやると
>彼らは喜んだという話を戦時中の日本海軍の元駆逐艦乗組員の人が書いていたのですが
行商船は停泊中の港の中の話であり
ソマリア海賊は沖で航行中の船を狙っているので、話がぜんぜん違う。
行商船のイメージは焼き芋販売の軽トラと思って欲しい。
あんな車で警察相手にカーチェイスするやつは、漫画でしかいない。
行商船なんて外洋に出るのが困難な小型船での営業、スピードも遅いし日帰り範囲でしか航海出来ない。
海賊に使用する船とは、見た目からして明確に違う。
ただ、沖合いで行商船みたいな小型船舶がいると漂流船の可能性もあるが
ソマリア沖だと、漂流船と思って近づいてくる船を狙う海賊が潜んでいる囮船の可能性もあるので
ヘリや哨戒機なんかで慎重に調査してから、軍艦で対処することになるかと。
あと、ソマリア近辺で行商船できるような安全な港が無い。
駆逐艦コールへの自爆テロ以降、行商船や雑役船についても警戒されている。
という要素もある
#right(){(550:657)}
**自爆の訓練なんてわざわざ外国でするものなのか?人ごみの中でスイッチ押せばいいだけだろ
>ttp://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090417-003515.html
>2人は、リビアとスーダン、レバノンで自爆の訓練を受け、イスラエルのテルアビブで自爆を実行する計画だったという。
自爆を行うまでの精神的な訓練を行う場所だよ
実行犯は大抵、狂信者よりも戦争や貧困で人生や世の中に悲観して宗教に縋りついているムスリムだから
そういう人間を上手く洗脳する養成機関のようなものが存在する
本人に意思があっても洗脳必須。
あと薬漬けにして心理的抵抗をなくすのも。
人間土壇場では本能で自分の命を守ろうとするからね。
自動車爆弾だと本格的な運転の訓練が必要。
サマワの自衛隊駐屯地見た人なら分かると思うけど、今時の重要施設は自動車爆弾対策が
徹底しているから、突入するには障害物をかわして突入する高度な技術が必要。
シリアはバールベックにこの手のテロリスト学校開いてたな。
#right(){(イスラエル国防軍スレ12:384,385)}
**アルカイダはチェチェンに軍事侵攻しているロシアやウイグルを弾圧している中国に対してはテロしたり非難しないの?
イスラム原理主義者は大陸中国やロシアも標的にしてるぞ。
チェチェンゲリラやテロリストはアルカイダのネットワークに支援受けてる。
でも「アメリカVSイスラム」という認識の強い日本のメディアはほとんど報道しない。
それだけ。
#right(){(346:637)}
**アフガンやイラクで、外国から武装勢力に加わる人間って、
>現地に直接行って情報ゼロの状態から探すんじゃなくて既にコネ持ってて入国ってのが普通だよな?
基本的に本国のモスクでアレンジしてもらうケースが大半。
今のイスラム国家の主要都市には大抵その手の過激派と繋がってるモスクが1つはあるし、
地元民は口コミでどれだか知ってる。
あとそうでないモスクでも横の繋がりを利用して武装組織に接触する程度の仕事はしている。
現地飛び入り系はペシャワルとかアフガン国境近くの主要都市の募兵事務所が扱ってるね。
アフガン国内で外国人を徴募しているケースはあまりないと思う。
この辺はクリス・マッケイ、グレッグ・ミラー「陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争」に詳しい。
アフガン戦争序盤のカンダハル攻防戦でとっ捕まえた捕虜をひたすら尋問した際の記録。
どんな感じでテロリストがアフガン入りしているのかよく分かる。
#right(){(アフガニスタンスレ4:458)}
**アフガンの武装勢力って、小銃やIEDを使った戦闘では一定以上のレベルが有っても重火器以上になるとかなり限られた人しか正しく有効に使えてないのかな?
内戦期間はタリバンも北部同盟も戦車や重砲運用してたけどねぇ
首都へのロケット乱射はヘクマティアルの十八番だったな
中村は例によってラバニ派の犯行、パシュトゥン悪くないと主張してたが
ゲリラがやる範囲は比較的得意で、うまいみたいです。
最近だと狙撃もきちんと二人一組で高倍率の照準装置使って行動するようになったとか。
間接射撃はゲリラが歴史的に苦手な分野で、中国共産党の軍は一時期、巻尺をもって
敵陣まで這い寄って距離を測定してたという話があるくらい。日中戦争の頃の話です。
タリバンは聖域があるとはいえ、間接射撃の技能習得にはもう少しかかるかと。
アフガン国軍を育成してるんだけど、これからの脱走者がどの程度いるかですね。
も一つがパキスタンや場合によってはイランあたりかな、が聖域で訓練すると違ってくる。
パキスタンはずっとタリバンを訓練して、重砲や航空機の運用も手ほどきして、
で、ダメだったんで自分で北部同盟蹴散らしたという実績が
アフガンの武装勢力はAKとPKMとRPGとロケットに迫撃砲、仕掛け爆弾。
この範囲でなら熟達している。
それと戦闘があると国境すら越えて戦いたい連中が寄ってくるのです。
タリバン本体の統制が利いている連中もいるだろうけど、軍閥でタリバン側についた
ところなんてのもあるし。
そういう意味ではパキスタンも子飼いの勢力を自在に作れるわけじゃなさそう。
#right(){(アフガニスタン情勢スレ4:583-586)}
**近年、アフガニスタンやイラクで大量発生している反米ゲリラは普段どうやって生計を立てているんでしょうか?
麻薬取引 犯罪行為(誘拐、恐喝) 不動産の不法占有 不法占有した不動産の貸付け
保護料 密輸(国家補助金制度を悪用) 特定業種の独占(家庭用ガスなど) 文化財美術品の故買
などがありえるが、
生業をかかえていて、近くに敵対勢力が来たら銃をとるパターンもあるし、いろいろ。
そもそも、社会での成人男性失業率が崩壊国家では著しく高いことに注意すべき。
爆弾仕掛けて何十ドル、他に仕事が無いんだったらやる奴だってそりゃ出て来るってもんです。
#right(){(俺初質スレ430:952)}
**レジスタンスはテロではないの?
テロリズムとは恐怖戦術とも言い
政治的な目的達成の為なら無関係な一般市民を巻き込む事を是とし
また暴力行為を正当化する事を特徴とします、民族自決や独立運動など
政治的な目的を持って居ても、遊撃行動・地下抵抗活動(ゲリラ・レジスタンス)とは
全く異なります。
#right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**1993年にオサマ=ビンラーディンが計画していたWTCビル爆破が失敗に終わった主な理由とは?
WTCビルの基礎を破壊するには爆薬の量が足りなかったことと、同時にセットされていた
青酸ナトリウム(気化させて有毒ガスを発生させてビルの人間を殺すはずだった)
が燃えてしまって毒ガスにならなかったこと。
#right(){(265:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**何故アメリカは、イスラム原理主義者のテロリストに敵視されてるんですか?
話せば長くなるが、宗教面だけで語ると。
キリスト・イスラム・ユダヤは皆、同じ神を崇めている。大きな意味では分派だ。
キリストもイスラムもその創成期のいざこざと政治的理由からユダヤを迫害した。
十字軍遠征などでキリストとイスラムが決定的な決別をする一方、
やがてキリストからプロテスタントが分派する。
カトリックから強烈な攻撃を受けたプロテスタントはその戦いに勝つために
イギリス王室、そしてユダヤと手を組む。
その後アメリカがユダヤ資本で建国し、世界最強の国になるに及んでイスラエルを建国させる。
この辺りからユダヤ・プロテスタント連合はイスラム諸国を目の敵にし始める。
というのも、その頃にはこの連合に対抗するだけの力はバチカンに既に無く
カトリック最大信者数をほこる最後の砦、アルゼンチンもやがてフォークランド紛争を経てデフォルト。
今現在、もはや敵はイスラムにのみ絞られた。
イスラム最大派閥のスンニ派は、シーア派との創成期から続く宗主権の確執から
このユダヤプロテスタント連合に加担しており、シーア派は幾重にも包囲され、圧迫をうけている。
シーア派はその状況を打開するために何百もの弱小派閥に資金を提供し、コーランが認める聖戦として、
アメリカにテロを行なう事を推奨している。
#right(){(戦争板初質スレ5:528)}
**原子力施設、貯油施設とかをテロから守るために、テロ行為が頻発してる国では施設にどのような措置をしているのですか?
とりあえず関係者以外は立ち入り禁止で、施設内へは近づけないだろう。
テロリストだってもっと警戒の緩いとこを狙うし。
テロ対策は施設をどうするとかより、テロリスト集団の監視や情報交換とかだから。
昔のIRAとかで発電所やガス等の公共サービスが狙われた例もあるが、今はあんまそっち狙わないでしょ。
飛行機・船舶・電車・バス・学校・駅・空港、その他人が集まる場所を狙うケースが多い。
もしくはサイバーテロとかね。
#right(){(俺初質スレ433:300)}
**自爆テロの家族に対してはハマスが生活保障をするため、それを期待して行われている側面があるという話を聞いたのですが、これは本当でしょうか。
殉教者の遺族の生活を支えてやることは
イスラーム共同体の内側においては一般的な現象であり、
ハマスだけの専売特許ではない。
イランにおいても
イラン・イラク戦争における殉教者の遺族には、
そのための財団が設立されて支援に当たっておる。
したがって、
殉教者が「遺族が支援される事は当たり前」と考える事はあっても、
遺族補償を当てにしてという生命保険めいたことを考えるかは、
大いに疑問である。
#right(){(153:イラン国防相 ◆2ahDXUlKbw)}
お金の為だけに志願するってケースは、さすがにあまりないと思いますが、
実行を前にして、「後のことは全て任せろ」と所属の過激派が保証することは普通にあります。
というか、なんも保証がなかったら、さすがに皆さん躊躇するような。
最近では、実行犯の範囲もかなり拡大しており、
以前は禁じ手であった女性や少年の自爆テロもアリになってきました。
(兄ちゃんより警戒される度合いが低いということでしょう)
子供が小遣い程度のお金を与えられて、爆弾の運搬係をやらされていた事例も…
#right(){(153:イスラエル国防相 ◆3RWR.afkME)}
**最新の軍隊VSゲリラってキルレシオどれくらいなんでしょうか?
>世界最強の米軍だったら1:30とか1:100とか凄まじい数値になるんでしょうか?
都市やジャングルでのゲリラ戦になれば、正面装備の優位性はあまり意味を成さず
兵士のスキルがものを言う
だからゲリラ戦ってのは厄介なんだ。
ちなみにベトナム戦争では、アメリカなど南越側の戦死者は28万五千、民間人は約160万
北越側は118万人 民間人300万
こうして見れば、数万対1と呼ばれる天文学的な火力差を考慮にいれると
北越の損害は想像以上に小さいな
#right(){(俺初質スレ2049:576)}
毛沢東は「戦術論」だったかな、火力が優勢な敵に対しては10対1までの損害なら甘受できて
それで敵を撃退できれば勝利であると定義してる
朝鮮戦争やベトナム戦争ではこの基準を達成してるから中国は勝利宣言をした
#right(){(俺初質スレ2049:577)}
**日本はシベリアに正規軍を出兵してたのに何故パルチザン如きに手を焼いていたのでしょう?
正規軍が非正規兵への対応に苦労するのはナポレオンのスペイン遠征、
いや孫子の時代からのことで、手を焼いていない戦争や内戦があったら
教えてほしいぐらいだが
#right(){(俺初質スレ436:126)}
別に、日本に限った話じゃない
むしろ、古今東西どこの正規軍でも、パルチザンやゲリラのような非正規兵との戦いは、
最も苦手とする分野なんだが
#right(){(俺初質スレ436:127)}
>何故?
>パルチザンなんか対空対装甲装備も貧弱でろくな訓練も医療も兵站も無いのに
ゲリラとかは正面から正々堂々戦闘しに来るわけじゃないからなぁ
#right(){(俺初質スレ436:130)}
むしろ、ろくな装備も兵站組織も持っていないのが、パルチザンなどの非正規兵の強み
非正規兵は正規軍の弱いところを突いて奇襲的に攻撃し、正規軍が反撃に移ると、
地域住民の中に隠れてしまう
個人で持ち運べる程度の武器しか持っていないから、正規軍が捜索に来ても簡単に隠せるし、
食糧などは地域住民から調達するから、兵站線を断つことが出来ない
地域住民も非正規兵もお構いなしで殺害or逮捕すれば、人心が離れて、
ますます多くの住民を非正規兵やそのシンパにしてしまう
正規軍同士の戦いとは、全く違うんだよ
#right(){(俺初質スレ436:131)}
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#CONTENTS
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**テロリズムを絶対に許してはいけない理由について教えてください。
宣戦布告をした戦争行為ではないから
#right(){(8:539)}
ハイジャック(あるいは人質かかえての要求犯)を許してはいけない、というのは
あります。それが通るとなると、次々に模倣犯が出現するからです。ハイジャックは
ペイしない、しても必ず殺される、ということになれば、ハイジャックには自殺的誇示行為
以外のメリットはなくなるわけです。
テロリズムは文字通り社会に恐怖をまき散らし、人心を惑わせることによって混乱を
引き起こし、国家機能を麻痺させる、政治体制を不安定にし、最終的には政治的目標
を達成するための行為です。
恐怖をまき散らすために、民間人を攻撃対象としますから、倫理的に許せないと言う
ことで、それ自体に連鎖的な性質はありません。
ただ、具体的な要求を伴うテロに対しては、ハイジャック同様の論理で、連鎖を招くから
要求に応じてはいけない、という事があるでしょう。
#right(){(8:system)}
**映画で「2・26」ってあるけど、この映画ってどうなんですか?
「226」ですね(「にいにいろく」と読むらしい)。
私はLD買って5回は見ました。初めて映画館で見たときは「おおぅ」って思いましたが、
何回もLDで見ているとアラが目立ちますね~
最初は笠原和夫も秩父宮を扱った脚本を書いたらしいですが、ストップがかかって書き直したらしいです。
ただ、2・26事件関係の映画では、初めて全員が実名で登場し、人物描写も史実にかなり近づけてあるようですから、
事件を知るとっかかりぐらいの価値はあるかと思います。
#right(){(2:683)}
**タリバン側だったらどのように米国と闘いますか。まず米国が圧勝だと思うけどどうですか。
圧勝とは限りません。なぜなら、タリバンはゲリラだからです。
ベトナム戦争は、大変な泥沼となりました。
#right(){(9:654)}
**タリバンの資料映像等で旧ソ連製の兵器のお披露目行進を見たのですが(シルカだったような)、どのような経路で手に入れているのでしょうか?
ソ連と戦ってたときの戦利品。
ただし形はあっても古くて使えない物も多いらしいよ。
#right(){(9:787)}
**実際のところ、タリバンorアルカイダは生物・化学兵器や核兵器は所有してるのでしょうか?
推測の域を出ませんが、少なくとも炭疽菌の菌芽や科学兵器弾頭、あるいは
プルトニウム等の核物質を保有している可能性を否定する事は出来ないと思います。
#right(){(9:899)}
**タリバンの場合軍事拠点らしいものがないので空爆や巡航ミサイルの効果は少ないと新聞に書いてましたが、
>具体的に空爆とミサイルで何割ぐらいの戦力を消滅させることが出来るものでしょうか?
タリバンが本気で守りに回った場合、空爆や巡航ミサイルでは何割どころか、1割の
損害も与えられないでしょう。基本的には、どちらも固定点に対する攻撃ですから、
拠点を移動させ、巧妙に秘匿し、民間人と混じり合っているであろう、タリバンには効果がありません。
もし意味あるほど損害を与えられるとしたら、一ヶ所に集結し、これが探知された場合か、
アメリカ軍が怪しい村を全部殲滅した場合でしょう。どちらも大変考えにくいと思います。
#right(){(9:system)}
**ビンラディンを捕らえたら、電気椅子で即死させるのと、爪や皮膚をはがすなどの拷問をするのとでは、どちらが意義ある方法でしょうか?
どっちにしても殺したら殉教者、英雄になるだけ。
#right(){(10:119)}
**タリバンってスティンガー以外の携帯対空ミサイルは持ってないんでしょうか?またこっそり輸入とかは不可能でしょうか?
イラン、シリアあたりからいくらでも持ってきてそうですし、旧ソ連邦側からも
買ったり、奪ったり、貰ったりしていそうです。まあ、まとまった数があるか、
ちゃんと訓練されているか(アメリカ軍では正規の訓練136時間が必要としている)
などが大きいとおもいますが。一発持ってればそれだけでなんとかなるという
ものでもないですし。
#right(){(10:301)}
**アメリカは非戦闘員を極力排除することは出来ないのですか?
>例えば、地上施設の破壊目的であれば、数日前に爆撃予告を行い、一般市民に対し非難勧告を出すようなことは出来ないのでしょうか?
迎撃されるがな。タリバンの防空能力は皆無ではないのだよ
#right(){(11:347)}
それをやってしまうと、どうしても相手に何らかの対応を取られてしまうので
色々と不都合が生じるのではないでしょうか?
タリバン側が目標の防御を強化するとか、目標を引き払ってしまうとか・・・
#right(){(11:350)}
各地に宣伝ビラは撒いているようです。ただ、それはタリバンの集結地に近づくな、
というようなもので、当然ながら、特定の時間場所を指定したものではありません。
それでは攻撃効果がありませんから。タリバンには固定した戦略目標がありません。
#right(){(11:359)}
**ゲリラ戦ってよくいわれるけど、結局はどういう作戦なんですか?
ゲリラ戦、ってのは正規戦の反対で、
見た目民間人と変わらん奴が突然発砲したりして
敵が誰なのか判らんようにしたりする。
つまり正規の軍隊の戦闘の反対。
だがこれも例によって現代ではいろんな意味があるようです。
アメリカ@正義の軍隊の敵をゲリラといい、ゲリラの戦い方は全部ゲリラ戦とか(w
#right(){(12:182)}
公安調査庁の文献によると以下の様に書かれていた。
(3)ゲリラ戦
敵が保持・支配する地域で、住民等が主勢力を占める集団が、通常劣悪な
装備をもって、奇襲、待ち伏せ等を行う戦闘形態、または戦争形態をいう。
ゲリラの語源は、1805年5月に始まるナポレオン占領下のスペインの国民
抵抗の史実にあり、当時guerrillaという用語が流行し、それが英語に転化
したと言われる。スペイン語ではゲリラ隊(guerraは戦いの意)を意味し、
英語(英国陸軍)ではSmalI Warfareと翻訳している。
ゲリラ理論の現代的源流は、毛沢東であり、ポー・グェン・ザップ、ナスチオン、
エルネスト・チェ・ゲバラ(注)等がゲリラ戦理論を展開しているが、ゲリラ戦は、
政府軍の軍事力のせん滅、もしくは消耗を図るためのヒット・エンド・ラン的な
戦闘行動であり、敵を撃滅することはできないため、これを正規の戦闘原則の
支配する正規戦に発展させる必要を説いている。
ゲリラ部隊は、あくまで貧弱で不十分な装備しか持たない反政府武装勢力を
意味し、同様な奇襲攻撃を専らとする政府軍のコマンド部隊とは性格を異にする。
テロとの違いとしてゲリラは、
<1> 戦争のしきたりに従って戦うものであること
<2> 軍事的な正規軍に対する補助的なものであること
<3> 非戦闘員には手出ししないこと
が挙げられる。
技術的側面からは、
<1> ゲリラは、テリトリーの支配を第一に考えるのに対し、テロリストは、相手への
心理的効果を第一に考えること
<2> 戦闘行動に携わる人間の数がテロリストは、小人数(最大でも15~20人)である
のに対し、ゲリラは、中小隊等部隊単位で行動すること
<3> 使用する武器がゲリラは貧弱、劣悪なのに対し、テロリストは、創意工夫に富み、
ハイテク化した武器、爆弾等を使用するため、戦術の展開もバラエティーに
富んだものとなること
が挙げられる。
(注)ゲバラの所説ではゲリラ戦術の特徴を<1>機動性、<2>意外性、<3>柔軟性にある
とし、ゲリラ隊の攻撃について基本的には<1>奇襲攻撃、<2>サボタージュ、
<3>テロリズムの形をとるとして、テロをゲリラ攻撃の中の一形態として扱っている。
#right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**アメリカが「アルカイダメンバーは犯罪組織の非合法戦闘員で、戦争捕虜とは言えない」と言ってますが、そういうもんなんでしょうか?
国際法上、内戦は戦争とは認められないはず
よって、内戦に参加している兵士が捕虜になった場合、戦争捕虜にならなかったかと。
#right(){(20:21)}
**「ゲリラ部隊が身の程知らずにも正規戦に打って出てコテンパンにやられた戦い」にはどんな事例がありますか?
テト攻勢は戦術的には大失敗。
でも、一時とはいえアメリカ大使館を占拠したことにより、
アメリカの威信は大きく失墜、国内の反戦ムードを一挙に高め、全面撤退の引き金となった。
そういう意味で見れば、成功かもね。
#right(){(22:水瀬禾火子)}
テト攻勢(68年1月30日~2月4日)
この作戦は戦術的には失敗だったが、戦略的には成功した。
また、南ベトナム解放戦線(通称ベトコン)は再建不能まで打撃を受け
これ以降、北ベトナムが南の作戦指導を握った。更に米国本土の反戦運動が
高まり、パリ和平会談と米軍撤退が加速された。
こんなとこでしょう・・・・
#right(){(22:一等自営業 ◆kawD31MU)}
**アルカイダは、何故ハイジャックと言う手法を採ったのでしょう。
携帯SAM程度の射程でエアフォース・ワンを墜とすのは困難を極めます。
離発着時にわずかな可能性を見出せますが、そんなことは警備側も百も承知です。
#right(){(46:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
>例えば、直接エアフォースワンを撃墜するとか、そういった方法を採らなかったのでしょう?
大統領の顔が変わるってだけで意味が無い。有権者に対する直接
のアピールの方が効果が高い。
#right(){(46:306)}
**犯人が人質に銃口を突きつけていて「銃を捨てろ、さもないと人質を殺すぞ」と言っているの場合最善の方法というのはあるのでしょうか?
訓練された兵士とそれなりの銃があれば、人質の陰の犯人の顔くらいの的は簡単に撃ち抜け
ます。10m以上離れた距離になると撃ち手次第になってくるけど。
仮に銃を構えてないがホルスターに収まってる状況なら、その場は従うんじゃないんでしょ
うか?それから落ち着かせて説得。
#right(){(47:442)}
それか、大抵はこっちが近距離で銃を構えてる事を悟った時点で犯人も無駄だと自覚するでしょうけど。
ラリってたり無自覚な犯人は射殺でしょうね。一般にドラマであるような状況なら。
#right(){(47:446)}
**海賊の武装ってどんなもんでしょうか。
とりあえず、儲かっている海賊なら、それこそ何でもあり。
北朝鮮の武装船ほどではないにしろ、自動小銃とかRocket Launcherも
保有している。
但し、それを旋回させる銃座があるかどうかは別問題。
儲かっていない海賊なら、文字通り刀槍か、精々が手製爆弾くらいが精々。
大盤振る舞いして、自動小銃1丁くらいか。
#right(){(53:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**北京大学と清華大学で爆破事件がありました
>黒色火薬を使っていたという報道を見たのですが、黒色火薬って現代の戦場では使われないのではないでしょうか?
北京では、おそらく入手の容易性から黒色火薬が使われた物と思いますが、
水分を吸収するため湿気に弱いことや発火の際に煙を多量に発生すること、
何よりもダイナマイトやカーリット爆薬の方が威力や取り扱いの容易さにおいて
勝るため現在軍用として用いられる事はほとんど無いと思います。
#right(){(67:777)}
黒色火薬(ブラックパウダーって言うます)は手りゅう弾のタイマーとして
遅延火薬としてや、砲弾の発射薬で雷管と発射装薬の間で伝爆薬として
使用されております。
大量保管では自然発火の危険もあるので、前記した伝爆薬や遅延火薬として
使用されます。
#right(){(67:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**国家間の犯人引き渡し条約が締結されていないかぎり、犯人引き渡しの義務は発生しないというのが国際法の原則だから、タリバンはビンラディンを引き渡す義務はなかった?
本当です。
戦時国際法でなく、平時の犯罪人引渡に関する事項ですので
細部は法律関係の板で確認を。
#right(){(81:23)}
**2002年に日本海でロシア漁船が武装集団に乗っ取られた事件って、どうなったんですか?
鎮圧され、そのままウラジオストクに回航されたはず。
#right(){(84:89)}
**一般の総合病院などで立てこもりのテロが行われた例はありますか?
チェチェンの武装ゲリラがロシアの病院、バス、劇場などを
占拠した事件があります。
#right(){(94:124)}
**旧ソ連軍やロシア軍の捕虜になったアフガンゲリラやチェチェンゲリラはジュネーブ条約に基づく戦争捕虜として、人道的な扱いを受けましたか?
>旧ソ連軍やロシア軍の捕虜になったアフガンゲリラ
ハーグ陸戦条約による「群民兵」であって、十分に捕虜になる資格を有する。
(第1章第2条「占領せられざる地方の人民にして、敵の接近するに当り、
第一条(交戦者を規定)に依りて編成を為すの遑なく、
侵入軍隊に抗敵する為自ら兵器を操る者が公然兵器を携帯し、
且戦争の法規慣例を遵守するときは、之を交戦者と認む)
>チェチェンゲリラ
ロシアがチェチェンの分離独立を承認しない限り、
ロシア国内法によって裁かれる。
法的には以上の通り。
ただし、彼らが人道的に扱われたか、否かにてついては、
現状では、「完璧」に信頼すべき資料・データはないと思われる。
いや、あったとしても当事国が粉飾するか、隠蔽するか、どちらかであり、
信頼に当たる数字はないといえる。
#right(){(94:411)}
いずれの場合も国際法上の「戦争捕虜」の対象ではない、とソ連/ロシアからはされています。
アフガン戦争におけるソ連はアフガニスタンという国と交戦したのではなく、条約に基づき軍事介入を行い、政府軍を支援しているものとされます。
「ムジャヒディン」はソ連という占領軍に対する「群民兵」による抵抗ではなく、自国政府に対する武装反乱とみなされます。
チェチェンについては>>411にあるとおり。
国際法上、「ムジャヒディン」にも交戦団体の地位が与えられ、その構成員に捕虜となる資格が与えられるという考え方もあります。
その場合には>>411の群民兵と同様の条件を満たす必要があり、彼らが国際法の遵守等の条件を満たすかは疑問です。
#right(){(94:430)}
**イラクでの国連施設爆破テロの首謀者の意図はどこにあると見るべきでしょうか?
その質問は板違いな気がしますが・・・
自国を侵す外国勢力全てを憎む譲位の頃の長州藩士の様な気分で
冷静な判断力(あくまでも外から見た基準でだが)は期待できないという事では。
#right(){(95:317)}
**ゲリラ・レジスタンス・パルチザン、といった「武装集団」の名をよく聞きますが、それぞれどういう意味があるのでしょうか?
レジスタンスは侵略者に対する民族的抵抗運動の事。
パルチザンは戦時に武装した一般人民によって、
組織された非正規の戦闘集団の事。
ゲリラは敵の後方や敵中を奇襲して混乱させる小部隊の事。
#right(){(97:185)}
厳密な区別はないようですが
ゲリラ→軍服を着ない非正規兵(スペイン語)
レジスタンス→占領下における抵抗活動
パルチザン→非正規戦に従事する民兵(仏語)
大まかなには
パルチザンとレジスタンスは占領下、ゲリラは反政府勢力、と使い分けられることもあります。
#right(){(97:186)}
>要するに、正規の軍事部隊ではないということなんですね
そうです。但し、反政府ゲリラの中には、自分たちを正規の軍事部隊と同じような権利が認められる
「交戦団体」として認めろ、というところもあって、ややこしい話です。
#right(){(97:190)}
>テロリストとの違いはなんでしょう?
表裏一体となっていることも多いのですが、一応
ゲリラ・テロリスト・パルチザン→軍または政府機関が標的
テロリスト→社会体制の混乱のためには民間人を標的とすることも辞さない
違いがあるといえます。
#right(){(97:190)}
**世界史上(特に近代、現代で)、簡単に、うまくゲリラを制圧した例はあるのでしょうか。
民衆の支持を得る、これに尽きる。
ゲリラがやっかいなのは民衆に溶け込むからで、だから補給も情報収集もこっそりやってしまう。
またゲリラに賛同する民衆が参加し、兵力を補充してしまう。
ゲリラと民衆を切り離してしまえば、今以上の脅威にはならず、ゆっくりと潰していけばよいことになる。
#right(){(98:326)}
朝鮮戦争のときの韓国軍によるゲリラ掃討は、比較的成功した例とされています
#right(){(98:369)}
**イスラム教徒でなくても、志願者はパレスティナで自爆やらせてもらえるの?
自爆テロは過激派の宗教観によると殉教なのでムスリムじゃないと無理。
コーランは自爆テロを禁止しているというファトワーもあったりしていろいろ難しい。
#right(){(100:553)}
つーか、一神教では自殺を禁じている
(殉教は推奨だが)
自殺を禁じる理由としては、創造神から授かった生命を勝手に捨てるなんて不信心ってことになる
自爆テロが殉教かどうかは微妙、したがって禁じる解釈もあると思われ。
#right(){(100:554)}
一応、イスラーム法学の最高権威とされておるアズハル大学では、
自爆テロは殉教に該当しないという見解である。
ただし、イスラームにはヴァチカンのような絶対権威というものは存在しないので、
ハネカエリどもにとり、この見解を無視する事は比較的容易である。
そのため、イマームですらないビンラディンのような「ファトワ」を
信じ込んでしまう人も多い、というわけだ。
#right(){(100:イラン国防相 ◆F8x7Fmv9BA)}
**一般市民のいない山とか森で敵の軍と戦ってる組織もゲリラと呼ぶんですよね?
それこそが、ゲリコマで、一般市民のいる所にいるのはテロリストの方が多いのでは。
#right(){(101:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}
山岳ゲリラです。
#right(){(101:薔薇の詩)}
あくまで自称でゲリラ(解放の闘士とか)と称しているだけで、
体制側(政府)から見ればテロリスト。
立場により呼び方が違うわけです。
#right(){(101:831)}
>『テロリスト』の定義が間違ってるぞ。
#right(){(101:832)}
テロリストの定義は人によって違う。
(テロリズムの研究者)
それに国家によって違うし、同じ国家でも省庁によって変わる。
#right(){(101:836)}
**世界各地での発展途上国の紛争の報道を見ていると使っている武器がAKとかRPGとか
>共産圏のものばかり出てくるような気がします
>理由はあるんでしょうか
>こういったところで 西側の武器M16とかってあまり 使われてないんですか
AKは本家ロシア製の他に、中国製を始めとして様々な国でライセンスされた物が
出回ってる上に、ライセンス無しに勝手にコピーされた銃まで出回ってて圧倒的に
安く購入できるから(買ったこと無いからいくらかは知らないけど)。
RPGも同様。
それから、経済状態の苦しいロシアや中国などにとって武器輸出は美味しい商売
だからってのもある。
アメリカは基本的に同盟国以外には武器を輸出することは無いと考えてイイ。
#right(){(103:492)}
**ゲリラ戦では先進国の精鋭部隊よりも、アフガンやカレンなどの実戦経験豊富なゲリラの方が優秀な場合も多いですか?
ゲリラ戦法に徹する限りはでしょうね。
#right(){(103:775)}
地の利
もっとも砂金の精鋭部隊は技術の進歩によって、経験や地の利の差を非常に詰めているそうです。
#right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}
どんなに訓練された兵士でも、現地の把握においては現地人にはかないません
事前の航空偵察だけではなく、現地の協力者は必須です
カーナビやネット検索での観光旅行では穴場にはいけないようなもんです
#right(){(103:783)}
>技術の進歩っていうのはハイテク機器とかのことですか?
+戦術などの技術(地上部隊を入れる前に地形が変わるまで精密誘導弾の爆撃をするなど。)
また地上部隊の戦術もね。
#right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}
**優秀なゲリラ兵士になるためにはとにかく実戦経験が大事なんですか?
訓練には訓練のいいところが、実戦には実戦の利点がありますでなぁ。
#right(){(106:230)}
>通常の歩兵の訓練はゲリラ兵を育成するためのものではないでしょ。
#right(){(106:231)}
**ロシア人が占領軍と闘うとパルチザンでフランス人が占領軍と闘うとレジスタンスで
>南米とかスペイン辺の人が統治者と闘うのはゲリラでイラク人が占領軍と闘うとテロなのはなぜですか?
端的に言って立場の違いでしょう。
ナチスドイツがフランス国内でのレジスタンスを「テロ」と呼んでも何の不思議も無いでしょう。
#right(){(106:891)}
**ゲリラ・コマンド対策には似たような特殊部隊を少数精鋭で対応させるよりも、
>普通の歩兵を戦車などと一緒に大量に投入した方が良いと聞きました。
>それは要するに、まともに戦う能力の無い敵に正規戦を強いるということなんでしょうか?
色んな可能性が有ると思いますが、
長期に渡り広範囲のエリアをカバーするのなら
主力が正規軍編成の方が向いてるでしょう。
敵の拠点が町中にあり急襲するなら特殊部隊あった方が良いし
両者を連携させて利用した方が良いかと。
追い込んで囲むまでなら大量の正規兵等で行い、
捕獲したいのなら特殊部隊、
殲滅しても良いのならアウトレンジから正規兵が攻撃、
特殊な状況でアウトレンジから攻撃が出来ないのなら特殊部隊
警官とSWAT見たいな物では?
#right(){(106:813)}
**日本の一般国民はテロ対策、どうしたらいい?
警察・自衛隊の邪魔にならないようにするだけ。
#right(){(107:823)}
**自爆テロに有効な防御装備ってあるのですか?
戦場・危険地帯の鉄則「疑わしきは撃て」。
#right(){(108:971)}
敵意を買わないこと、警戒すること、日頃の訓練を怠らないこと。
#right(){(108:972)}
停止命令を振り切ったらその瞬間に撃つ
究極の話をすればこれが一番
#right(){(108:973)}
できるだけ本陣から離れた地点に検問を設けて万が一自爆されても
本隊には極力被害が及ばないように、という手も。
#right(){(108:977)}
「疑わしきは撃て」をやってしまうと
無実の民間人を誤射という事態になった場合に
徹底した報復攻撃を受ける可能性大。
結局は相手がその気になれば無傷で切り抜けるのは無理と思われ。
#right(){(109:15)}
**政情不安定な地域では、パンツァーファースト3よりも、対人榴弾とかもあって弾種が豊富なカールグスタフの方が
>混沌とした情勢下では使い出があるんじゃないかと思ったんですが、いかが思われますか?
砲手二人必要でわざわざ装填しなければいけないカールグスタフよりも
使い捨てながら即応性が高いパンツァーファースト3のほうが自殺攻撃には対応し良いと思われ。
#right(){(108:782)}
**テロとレジスタンス、ゲリラの違いってなんなんでしょうか?
テロは政治的目的で、暴力や破壊活動を行う行為。
レジスタンスは、外国からの侵略に抗戦する民間人。
ゲリラは政治目的を達成する武装集団。 テロを行うこともある。
辞書引いて自分で考えることもお薦めする。
#right(){(109:725)}
テロ 恐怖
レジスタンス 抵抗
ゲリラ 小さな戦争
訳せば簡単にわかるな
#right(){(109:726)}
**アルカイダの要求は何ですか?
自分達の「コーランの解釈の仕方」に全世界が従うこと、ぐらいかな。
#right(){(112:266)}
**自爆テロについて質問です。何故テロリストはわざわざ自爆するのでしょうか?
>無線を用いたリモコン爆弾のような遠隔爆破を行わないのはなぜですか?
ムスリムにとって、神のための戦いで死ぬのは、天国に入る最高の道だから。
本来の教義とは異なっているとか、末端の信徒の純朴な信仰心を、テロを指導する
側が利用しているだけという説もあるけど。
#right(){(113:637)}
637さんに追加。
リモコン爆弾より安い。また、殉教者を仕立て上げる事で民意を操作するねらいもあると思われる。
例えるなら日本における特攻隊と当時の戦意高揚の関係と似ている。
また、占領軍側の観点から見れば、無害な市民と自爆攻撃の見分けがつけにくいことで
常に緊張を強いられて消耗する上、間違えて無害な市民を攻撃>さらに反感を買う、といった効果も期待できる。
#right(){(113:639)}
**アルカイダなどのテロリストの戦術を解説しているサイトがあれば教えていただけませんか。
ヒット&ランです。
殴って逃げる。これに尽きます。
細かい点は色々ありますが、基本的にこれを守らないゲリラはそのうち駆逐されます。
(守ってても駆逐される事がありますが)
サイトの方は知りません。
#right(){(116:151)}
**世界各地の有名なテロ組織の目的や、なぜテロに走ったのかを教えて
テロリストがテロに走る理由なんてそれこそ、多岐多様です。
政治、宗教、外交、民族等・・・
一つ一つ例を挙げればキリがありません。
テロに走った背景は、思いっきり簡単に言うと『現状が不満』だからです。
で、現状を打倒する為にテロを行なうと。
#right(){(116:629)}
目的とかテロに走った背景とかなら・・・
IRAとPLOほどはっきりしてる団体も少ないのだが。
むろん、北アイルランドとパレスチナの解放。
#right(){(116:636)}
テロってのは、純正な軍事力で敵を倒せない勢力&軍事力を持てない勢力が
戦うための手段であるとも言える。
四次にわたる中東戦争でイスラエルを打倒できないアラブ側が多用することでわかると思うが。
あと、正規軍による戦闘を支援する方法でもある。
#right(){(116:638)}
**自爆テロは神風攻撃をモデルにして日本赤軍が広めたという噂は本当ですか?
別に神風自体は日本赤軍が広める以前から世界に知られていた訳で
ことさら連中が広めたとは思えない。
#right(){(117:514)}
というか日本赤軍は自爆テロやらないし。
#right(){(117:515)}
**テロリストの集団名には「旅団」が付くことが多いように思えるのですが、これには理由が有るのでしょうか?
>それとも、訳語の問題なのでしょうか?
詳しくは識者の光臨を待つのが良いと思いますが、師団だとでかすぎて秘密結社的な
意味合いが出ず、連隊、中隊とかだと軽く見られるから、旅団を名乗っているのではな
いかと思いますが、明確なソースはないので、矢張り識者の登場をお待ち下さい。
#right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
スペイン戦争の国際旅団、WW2のユーゴのプロレタリア旅団、
イタリア・パルチザン戦でのガリバルティ旅団等の規模は抜きにしての
ファシスト抵抗武装組織へのオマージュからのネーミングだと思います。
#right(){(121:972)}
訳語の問題もあるんじゃないかな。
英和辞書でBrigadeを引いてみ。旅団の他に、団体とか、組とか、隊とかも載ってる。
赤い旅団でも、赤色団でも、赤組でも、赤隊でも、どう訳しても間違いとは言いきれない。
#right(){(121:974)}
**低強度紛争と低脅威度紛争ってどっちが正しいの?
訳語の違い
他にも低烈度紛争という言い方も見たことがある
#right(){(241:655)}
low intensity conflict というやつの訳なり。
でも低とはいっているけど、これは通常戦ではないという意味合いであって
戦っている当人にとってはれっきとした戦争だったりすることもある。
#right(){(241:657)}
**アメリカはイラクのフセイン政権を倒したもののその後も戦闘は続いていますが、現在の戦闘は「低強度紛争」と呼ばれるものに該当するのでしょうか?
>それとも「戦争」が継続してると考えるのが妥当でしょうか?アフガニスタンのケースも教えて頂ければと思います。
統一された指揮系統があって組織集団としての意思を持って行動してる
相手と戦っているのではない以上「戦争」ではないだろう。
というかこれこそ「低強度紛争」の見本みたいなものなんじゃないかな。
#right(){(初心者スレ473:662)}
俗に言う内戦です。アメリカはイラクとの戦争に関しては終結宣言を出しており、
現在の戦いは、国内での宗教戦争じみた内戦と表現するものです。
ですので、低強度紛争に当てはめていいと思われます。
アフガニスタンも同様に低強度紛争に当たるでしょう。
#right(){(初心者スレ473:663)}
**ゲリラやテロリストの通信手段ってどうなってるんでしょうか?エシュロンとかに傍受されまくりなイメージがあるんですが。
>ネットの掲示板でとか?
・携帯電話や人の行き来も使ってるし、ヒズボラなんか光ファイバーの通信網まで使ってた。
まあ、いろいろ。
・ネットの掲示板はアルカイダがメンバー募集に使ってるとCBSでやってたな。
それ以外の情報交換もやってるかも。
・完全な乱数を使い捨てで使って暗号化すれば、その乱数が相手に渡らない限り絶対解読されないよ。
乱数は予め人が持っていく。
まあ途中で抜き取られてコピーしてまた戻して、ってやられると駄目だけど。
でもそのリスクは複数の乱数を使って暗号化することで劇的に低下する。
・それどころか、ゲリラの方が正規軍を盗聴してたりする。
http://wiredvision.jp/news/200707/2007071319.html
#right(){(初心者スレ474:361-369)}
**イスラム教の神アラーは、目的を達成するためなら、無辜の人を殺す事も許すのですか?
まず,アラーって神って意味だから,「イスラム教の神アラー」とか「アラーの神」って表現はおかしい
事実、アラビア語圏のキリスト教徒も神のこと「アラー」って呼んでるし。
あと、イスラーム的には神のためには聖戦をしろとは言うが、無罪の人を殺せとは言わない。
信教の自由も認めている(が、一度信じて棄教したり、信じてないのに入信したふりするのは許されない)
ムスリムの価値観によれば、以下のようなことになる.
『宇宙の主権者は神であって人間ではない。善悪を決めるのは神であって人間ではない。
大事なのは神に喜ばれることであって人間に喜ばれることではない。
おまいらは何の権利があって神の言葉にケチをつけんだ?
宇宙は神が「無」から創造したのであって、神が万物の基準なのだ。
つまり、神以外に絶対の基準は存在しないのだ。
神は善か?という問いは無意味である。神こそが善だからである。
それは、神の前に何らかの善悪の基準が存在することを前提としているからである。
1mを定義する原器(単位標準器)に向って「この原器は1mか?」と問いかけるのが無意味であるのと同じである。
人間至上主義者が行っていることは善悪の基準に対して「それは悪だ!」と叫んでいるのと同じなのであって,それは、1mを定義する原器に向かって「この原器は1mではない」と叫んでいるのと同じなのである。
聖戦は神が人間に対して定めた義務だったのであって,「それは残酷だからできません。」ということはできないのである。
もし神の定められた掟を拒否するならば、それは革命であり、神に対して宣戦布告しているのと同じことなのである。
いわゆる「イスラム・シンパ」も、いわゆる「嫌回派」もこのことを忘れている。
だから「たしかに人を殺すのはよくないがキリスト教徒のほうが多くの人命を奪ってきた」などという人間中心主義的なイスラム擁護論が生まれてくる。
「人の道」ではなく「神の道」を求めるべきなのだ』
#right(){(宗教板)}
**小ジハードって?
イスラーム法によれば,世界は,イスラームの教えが貫徹されている「イスラームの家(ダール・アル・イスラーム)」と,イスラームの教えをまだ受け入れていない「戦争の家(ダール・アル・ハルブ)」に二分されます.
前者が通常で言うイスラーム世界,後者が非イスラーム世界を指します.
「イスラームの家」を拡大するか,あるいは防衛する行為が〔小〕ジハードであり,ジハードの戦死者は殉教者(ジャヒード)として天国行きが約束されています.
現在,殆どのイスラーム過激派は,「侵略者への反撃」として,この防衛ジハードの論理を用い,米国へのテロを正当化しています.
#right(){(立山良司 「『新しい戦争』を知るための60のQ&A」)}
なおイスラム教スンニ派の最高権威、アズハル大学総長はマレーシアで,「自爆攻撃を行うグループはイスラムの敵」と発言.
「過激派の『ジハード』と本来のそれは天地ほど違う」と述べています.
#right(){(BBC,2003/07/12)}
**アルカイダの皆さんはどっから戦費えてんの?
ウサマ・ビンラディンは91年頃から父親の遺産を元手にスーダンにて貿易会社(あるいは建築会社)を経営し、
その利益をアルカイダの資金としていたようです。
その後は支援者の増加に伴い、慈善団体を装った
様々なルートを通じて資金を集めていると思われます。
#right(){(戦争板初質スレ1:過去庫の人 ◆WrXz5lbc8Y)}
ヤクザのように商店からみかじめ料を取る場合もある
#right{(CBSドキュメント2008/11/13)}
**ゲリラって武器弾薬をどういうルートで手に入れてるんだろう?
一般論だと、ゲリラ組織が自力で調達する武器弾薬は途上国の
軍隊から横流しされたのが闇流通されるケースが多いな。
兵器は基本的に最終使用者の証明がないと取引をしてもらえないから、どこかしらで
正規軍の人間が(名義だけでも)絡む必要がある。
IRAのように民間流通されてる火器を大々的に購入使用しているケースもあるけど、
金銭的に潤沢な組織じゃないと出来ないマネだな。
闇流通でも正規軍人が一枚噛んでいれば結構な量を流せる。ゲリラ組織1個支えられる程度には
#right{(現代の傭兵スレ4:229)}
**正規のジハードというのは何で決まるの?
>検索してもジハードって言葉はご都合主義で使われてるような・・?
ジハードの宣言の資格とかは、権威のある神学者。
権威の認定とか宗派の問題があるから、宣言が出たからといってみんながみんな立ち上がるわけではないw
イスラムは聖職を認めずみんな研究者(兼家裁の裁判官)の扱いだから、俺らの感覚だと坊主が吠えたら、であるんだが
#right{(アフガニスタン情勢3:168)}
**イスラム社会はなぜアメリカを忌み嫌うのか?
>という問題に対し、消印所沢という人はこんなことを書いてますが本当ですか?(赤字が引用)
>&color(red){「現代という時代の象徴がアメリカです.}
>&color(red){現代において,宗教の原理と科学の原理は人の中で深く錯綜しているだけで,まだその次の時代へ突入できないでいます.}
>&color(red){そうした人の中の対立は,数百年前であれば暴力で済んだものが,現代では科学技術の進歩の結果,激烈なテロとなってしまうのです」}
>また、イスラーム過激原理主義者はジハードをどう解釈しているのか?
>という問いに対してこんなことを書いてますが本当ですか?
>&color(red){「西欧文明がイスラーム世界を破壊し,その背後にはシオニズム陰謀論があると考え,これを打ち破るには武装闘争・ジハードしかない}
>&color(red){と考えている(中略)常に誰か他人に責任を押しつける生き方は,楽でいいね」}
イスラム社会やテロリストの心理にはそういう面があるかも知れませんが、あくまで一面に過ぎません。
嫌米感情の源泉は何であるか、最大の原因は何であるか、またテロリストを支えるバックグラウンドは何かを学ぶべきです。
まず理解すべきはパレスチナ問題。
1920年ウィンストン・チャーチルがパレスチナにおけるユダヤ人国家支持を表明し、
そして今日のイスラエル国防軍の基礎となったハガナー(ユダヤ防衛組織)が創設されます。
それに反発したアラブ人過激派は反シオニズムのテロを開始します。
これが現代のパレスチナ問題の始まりで一世紀近く経った今日まで続いています。
そのパレスチナ問題においてアメリカが露骨にイスラエルに肩入れしているのが嫌米感情の源泉です。
アメリカはイスラエルに2001年からの5年間で168億ドルの軍事支援を直接、間接に行っています。
2007年から10年で300億ドルの軍事支援を行う予定となっています。
またイスラエルに対する国連安保理決議案が提出されるたび、アメリカは拒否権を行使してきました。
(対イスラエル非難決議に対して2008年6月の段階で37回)
またパレスチナ問題以外にも理由はあります。アメリカのエゴ丸出しの中東への介入です。
1950年代のイランの石油国有化政策に対して米CIAがモサデク政権を転覆してパーレビ王朝をでっちあげます。
しかし脱イスラーム化と世俗主義に反発が生じ、それが78年からのイラン革命を惹起します。
1980年から始まるイラン・イラク戦争では反米の急先鋒になったイランに対抗してイラクを支援します。
(アメリカ自身がフセイン大統領を育てたわけです)
同時期のソ連のアフガン侵攻では反共政策に加えてパイプライン利権があった為、アラブ義勇兵らを支援。
(アメリカ自身がビンラディンらを育てたわけです)
アフガンからソ連が撤退したら復興支援もせず放置したためアフガンは混乱。そのためタリバンが台頭します。
(アメリカ自身が結果的にタリバン政権を作ったのかも?)
それ以外としては周知の通り湾岸戦争、対テロ戦争(アメリカのアフガン侵攻)、イラク戦争があります。
多くのイスラム教徒がアメリカを嫌うのは当然ですね。
宮台真司は「石油利権の亡者が正義面して介入してくることが嫌米感情の出発点」と述べています。
2008年の英BBCの調査「世界に良い影響を与えている国」で日本が3年連続1位になったというニュースが
話題になりましたが、その調査では近年のアメリカは常に最下位を争っています。
イスラム世界に嫌米感情が蔓延するのは必然であり、その嫌米感情がテロリストの活動を支える土壌なのです。
#right(){(軍事板常見問題を検証するスレ:埼玉の漫才師)}
**国連の平和維持活動についてだけど、wiki見ると諜報活動、対ゲリラ作戦、戦犯被疑者の逮捕ってあるけど公式に発表されてるのでしょうか?
>かなり危険な任務だと思うのですが
例えば派遣された宿営地の周りの住民と交流して、派遣国が出来る範囲のことで
地元全体のためになることを知る、部隊が活動していく上で気をつけなくてはならない
マナー(例えば子供の頭を撫でてはだめとか、女性には自分から話しかけてはだめとか、
トイレの入り口がみえるところに車両を止めないとか)、地元民なら知っていて当然のこと
(黒いターバンを巻いた人は宗教指導者、白い衣を纏えば屍衣で殉教の覚悟あり)など
を把握するってことではないかと。
最近の陸上自衛隊でのこの種の活動については産経新聞のサマワ本を読むといいと
思います。色々な活動をしていたことが窺えます。
#right(){(482:363)}
**スティンガーなどで旅客機を狙うようなテロも考えられると思いますが、旅客機にはそのようなテロを想定してチャフやフレアを装備してるのですか?
少なくともイスラエルの旅客機は装備してる
ケニアの空港でアルカイダからミサイル攻撃されたときチャフ、フレアでかわしてる
#right{(502:951)}
**テロを行うのはどういう人?
>911では高学歴の人が多かったそうだけど、アフガンでは身体障害者が多いとか
>自爆「6割が身体障害者」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000012-mai-int
どういう人物がテロを行うのか?という問題について、貧い者か否か学の無い者か否かと
よく論争になるけど、実際そんなことはあまり関係なくてテロリストに共通してるのは
「信仰心の篤い過激思想の持ち主」ということ。
貧乏人にも金持ちのインテリにもそういう人物はいる。
身体障害者がテロに走るのは戦争被害に遭って復讐心があるかもしれないし、現世に絶望して天国での幸福を
求めたゆえかもしれない。
イスラム教ではジハードに殉じた者は必ず天国に行けるとされてるし、男性の場合は天国で72人の処女とセックスを
楽しむことができるとされてるから、信仰の篤い身体障害者が殉教を求める気持ちはわからないわけでもない。
#right{(アフガニスタン情勢3:151*一部改編)}
アフガンの場合、内戦で身体や精神に障害を負った人間がその辺にゴロゴロしてるから。
何しろカブール落城時のタリバン内閣の半数以上が身障者だしなw。
※確か人口比の身体障害者の率は世界でも1、2を争う高さだったはず。
天国行きと報奨金を目の前に出されたらそりゃ心動くだろ。
#right{(アフガニスタン情勢3:153)}
古いニュースだけどこんなのがあった。
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200403250189.html
>ナブルスに住む14歳の少年が体に巻いたベルト爆弾で自爆しようとして捕まった。
>イスラエル治安当局の調べに、「100シェケル(約2400円)で請け負った。
>(殉教すれば)天国で72人の処女が待っていると言われた」などと話しているという。
高学歴でも過激思想に染まるやつはいるだろうが、やはり貧困対策、教育は大事だと思う。
#right{(アフガニスタン情勢3:160)}
**世界で今一番危ない所はやはりイラクかソマリアなんでしょうか?
日本の近くの北朝鮮も危険度高いよ
#right(){(戦争板初質スレ1:250)}
**近代戦ってなんで暗殺やテロでカタがつかないんですか?
>フセインは影武者がいるけど、ブッシュを殺せば流れは変わる。イスラム側はもうブッシュを殺すしかないと思うんだけど。
>自分がブッシュだったら恐くて部屋の隅で震えてるよ。それともアメリカの対テロ体制はそんなに優れてるのでしょうか。
個人間の闘争だったらそれもありだろうが、
もはやブッシュもフセインも只の名前に過ぎんよ。
国の代表としての役割は与えられているが
国家システムというのはそんなに単純なものではない。
ブッシュを殺せても第二、第三のブッシュは担ぎ出される寸法だ。
まあ、イラクの場合は独裁体制という事もあって
フセイン死亡によりシステム停止もありうるだろうが。
#right(){(自衛隊板初質スレ14:385)}
**実際のゲバラってゲリラ戦の指揮官としてはどれくらい有能だったんでしょうか?
>ゲバラがいなかったらキューバ革命はならなかった?
歴史群像に載っていたゲバラ論によると
ゲバラの功績と言われているものは部下や同僚の功績であることが多く、ゲバラが直接指揮をとった場合は大損害を出していることもある。
カリスマ性は高かったが、指揮官としては現実が見えていない部分が強く、優秀とは言えない、そうだ。
#right(){(530:879)}
**ソマリア沖で行商の船と海賊船はどうやって区別すればいいの?
>現地の人がフルーツや煮物を丸木舟で売りにやってきたので空のガラス瓶などと交換してやると
>彼らは喜んだという話を戦時中の日本海軍の元駆逐艦乗組員の人が書いていたのですが
行商船は停泊中の港の中の話であり
ソマリア海賊は沖で航行中の船を狙っているので、話がぜんぜん違う。
行商船のイメージは焼き芋販売の軽トラと思って欲しい。
あんな車で警察相手にカーチェイスするやつは、漫画でしかいない。
行商船なんて外洋に出るのが困難な小型船での営業、スピードも遅いし日帰り範囲でしか航海出来ない。
海賊に使用する船とは、見た目からして明確に違う。
ただ、沖合いで行商船みたいな小型船舶がいると漂流船の可能性もあるが
ソマリア沖だと、漂流船と思って近づいてくる船を狙う海賊が潜んでいる囮船の可能性もあるので
ヘリや哨戒機なんかで慎重に調査してから、軍艦で対処することになるかと。
あと、ソマリア近辺で行商船できるような安全な港が無い。
駆逐艦コールへの自爆テロ以降、行商船や雑役船についても警戒されている。
という要素もある
#right(){(550:657)}
**自爆の訓練なんてわざわざ外国でするものなのか?人ごみの中でスイッチ押せばいいだけだろ
>ttp://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090417-003515.html
>2人は、リビアとスーダン、レバノンで自爆の訓練を受け、イスラエルのテルアビブで自爆を実行する計画だったという。
自爆を行うまでの精神的な訓練を行う場所だよ
実行犯は大抵、狂信者よりも戦争や貧困で人生や世の中に悲観して宗教に縋りついているムスリムだから
そういう人間を上手く洗脳する養成機関のようなものが存在する
本人に意思があっても洗脳必須。
あと薬漬けにして心理的抵抗をなくすのも。
人間土壇場では本能で自分の命を守ろうとするからね。
自動車爆弾だと本格的な運転の訓練が必要。
サマワの自衛隊駐屯地見た人なら分かると思うけど、今時の重要施設は自動車爆弾対策が
徹底しているから、突入するには障害物をかわして突入する高度な技術が必要。
シリアはバールベックにこの手のテロリスト学校開いてたな。
#right(){(イスラエル国防軍スレ12:384,385)}
**アルカイダはチェチェンに軍事侵攻しているロシアやウイグルを弾圧している中国に対してはテロしたり非難しないの?
イスラム原理主義者は大陸中国やロシアも標的にしてるぞ。
チェチェンゲリラやテロリストはアルカイダのネットワークに支援受けてる。
でも「アメリカVSイスラム」という認識の強い日本のメディアはほとんど報道しない。
それだけ。
#right(){(346:637)}
**アフガンやイラクで、外国から武装勢力に加わる人間って、
>現地に直接行って情報ゼロの状態から探すんじゃなくて既にコネ持ってて入国ってのが普通だよな?
基本的に本国のモスクでアレンジしてもらうケースが大半。
今のイスラム国家の主要都市には大抵その手の過激派と繋がってるモスクが1つはあるし、
地元民は口コミでどれだか知ってる。
あとそうでないモスクでも横の繋がりを利用して武装組織に接触する程度の仕事はしている。
現地飛び入り系はペシャワルとかアフガン国境近くの主要都市の募兵事務所が扱ってるね。
アフガン国内で外国人を徴募しているケースはあまりないと思う。
この辺はクリス・マッケイ、グレッグ・ミラー「陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争」に詳しい。
アフガン戦争序盤のカンダハル攻防戦でとっ捕まえた捕虜をひたすら尋問した際の記録。
どんな感じでテロリストがアフガン入りしているのかよく分かる。
#right(){(アフガニスタンスレ4:458)}
**アフガンの武装勢力って、小銃やIEDを使った戦闘では一定以上のレベルが有っても重火器以上になるとかなり限られた人しか正しく有効に使えてないのかな?
内戦期間はタリバンも北部同盟も戦車や重砲運用してたけどねぇ
首都へのロケット乱射はヘクマティアルの十八番だったな
中村は例によってラバニ派の犯行、パシュトゥン悪くないと主張してたが
ゲリラがやる範囲は比較的得意で、うまいみたいです。
最近だと狙撃もきちんと二人一組で高倍率の照準装置使って行動するようになったとか。
間接射撃はゲリラが歴史的に苦手な分野で、中国共産党の軍は一時期、巻尺をもって
敵陣まで這い寄って距離を測定してたという話があるくらい。日中戦争の頃の話です。
タリバンは聖域があるとはいえ、間接射撃の技能習得にはもう少しかかるかと。
アフガン国軍を育成してるんだけど、これからの脱走者がどの程度いるかですね。
も一つがパキスタンや場合によってはイランあたりかな、が聖域で訓練すると違ってくる。
パキスタンはずっとタリバンを訓練して、重砲や航空機の運用も手ほどきして、
で、ダメだったんで自分で北部同盟蹴散らしたという実績が
アフガンの武装勢力はAKとPKMとRPGとロケットに迫撃砲、仕掛け爆弾。
この範囲でなら熟達している。
それと戦闘があると国境すら越えて戦いたい連中が寄ってくるのです。
タリバン本体の統制が利いている連中もいるだろうけど、軍閥でタリバン側についた
ところなんてのもあるし。
そういう意味ではパキスタンも子飼いの勢力を自在に作れるわけじゃなさそう。
#right(){(アフガニスタン情勢スレ4:583-586)}
**近年、アフガニスタンやイラクで大量発生している反米ゲリラは普段どうやって生計を立てているんでしょうか?
麻薬取引 犯罪行為(誘拐、恐喝) 不動産の不法占有 不法占有した不動産の貸付け
保護料 密輸(国家補助金制度を悪用) 特定業種の独占(家庭用ガスなど) 文化財美術品の故買
などがありえるが、
生業をかかえていて、近くに敵対勢力が来たら銃をとるパターンもあるし、いろいろ。
そもそも、社会での成人男性失業率が崩壊国家では著しく高いことに注意すべき。
爆弾仕掛けて何十ドル、他に仕事が無いんだったらやる奴だってそりゃ出て来るってもんです。
#right(){(俺初質スレ430:952)}
**レジスタンスはテロではないの?
テロリズムとは恐怖戦術とも言い
政治的な目的達成の為なら無関係な一般市民を巻き込む事を是とし
また暴力行為を正当化する事を特徴とします、民族自決や独立運動など
政治的な目的を持って居ても、遊撃行動・地下抵抗活動(ゲリラ・レジスタンス)とは
全く異なります。
#right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**1993年にオサマ=ビンラーディンが計画していたWTCビル爆破が失敗に終わった主な理由とは?
WTCビルの基礎を破壊するには爆薬の量が足りなかったことと、同時にセットされていた
青酸ナトリウム(気化させて有毒ガスを発生させてビルの人間を殺すはずだった)
が燃えてしまって毒ガスにならなかったこと。
#right(){(265:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**何故アメリカは、イスラム原理主義者のテロリストに敵視されてるんですか?
話せば長くなるが、宗教面だけで語ると。
キリスト・イスラム・ユダヤは皆、同じ神を崇めている。大きな意味では分派だ。
キリストもイスラムもその創成期のいざこざと政治的理由からユダヤを迫害した。
十字軍遠征などでキリストとイスラムが決定的な決別をする一方、
やがてキリストからプロテスタントが分派する。
カトリックから強烈な攻撃を受けたプロテスタントはその戦いに勝つために
イギリス王室、そしてユダヤと手を組む。
その後アメリカがユダヤ資本で建国し、世界最強の国になるに及んでイスラエルを建国させる。
この辺りからユダヤ・プロテスタント連合はイスラム諸国を目の敵にし始める。
というのも、その頃にはこの連合に対抗するだけの力はバチカンに既に無く
カトリック最大信者数をほこる最後の砦、アルゼンチンもやがてフォークランド紛争を経てデフォルト。
今現在、もはや敵はイスラムにのみ絞られた。
イスラム最大派閥のスンニ派は、シーア派との創成期から続く宗主権の確執から
このユダヤプロテスタント連合に加担しており、シーア派は幾重にも包囲され、圧迫をうけている。
シーア派はその状況を打開するために何百もの弱小派閥に資金を提供し、コーランが認める聖戦として、
アメリカにテロを行なう事を推奨している。
#right(){(戦争板初質スレ5:528)}
**原子力施設、貯油施設とかをテロから守るために、テロ行為が頻発してる国では施設にどのような措置をしているのですか?
とりあえず関係者以外は立ち入り禁止で、施設内へは近づけないだろう。
テロリストだってもっと警戒の緩いとこを狙うし。
テロ対策は施設をどうするとかより、テロリスト集団の監視や情報交換とかだから。
昔のIRAとかで発電所やガス等の公共サービスが狙われた例もあるが、今はあんまそっち狙わないでしょ。
飛行機・船舶・電車・バス・学校・駅・空港、その他人が集まる場所を狙うケースが多い。
もしくはサイバーテロとかね。
#right(){(俺初質スレ433:300)}
**自爆テロの家族に対してはハマスが生活保障をするため、それを期待して行われている側面があるという話を聞いたのですが、これは本当でしょうか。
殉教者の遺族の生活を支えてやることは
イスラーム共同体の内側においては一般的な現象であり、
ハマスだけの専売特許ではない。
イランにおいても
イラン・イラク戦争における殉教者の遺族には、
そのための財団が設立されて支援に当たっておる。
したがって、
殉教者が「遺族が支援される事は当たり前」と考える事はあっても、
遺族補償を当てにしてという生命保険めいたことを考えるかは、
大いに疑問である。
#right(){(153:イラン国防相 ◆2ahDXUlKbw)}
お金の為だけに志願するってケースは、さすがにあまりないと思いますが、
実行を前にして、「後のことは全て任せろ」と所属の過激派が保証することは普通にあります。
というか、なんも保証がなかったら、さすがに皆さん躊躇するような。
最近では、実行犯の範囲もかなり拡大しており、
以前は禁じ手であった女性や少年の自爆テロもアリになってきました。
(兄ちゃんより警戒される度合いが低いということでしょう)
子供が小遣い程度のお金を与えられて、爆弾の運搬係をやらされていた事例も…
#right(){(153:イスラエル国防相 ◆3RWR.afkME)}
**最新の軍隊VSゲリラってキルレシオどれくらいなんでしょうか?
>世界最強の米軍だったら1:30とか1:100とか凄まじい数値になるんでしょうか?
都市やジャングルでのゲリラ戦になれば、正面装備の優位性はあまり意味を成さず
兵士のスキルがものを言う
だからゲリラ戦ってのは厄介なんだ。
ちなみにベトナム戦争では、アメリカなど南越側の戦死者は28万五千、民間人は約160万
北越側は118万人 民間人300万
こうして見れば、数万対1と呼ばれる天文学的な火力差を考慮にいれると
北越の損害は想像以上に小さいな
#right(){(俺初質スレ2049:576)}
毛沢東は「戦術論」だったかな、火力が優勢な敵に対しては10対1までの損害なら甘受できて
それで敵を撃退できれば勝利であると定義してる
朝鮮戦争やベトナム戦争ではこの基準を達成してるから中国は勝利宣言をした
#right(){(俺初質スレ2049:577)}
**日本はシベリアに正規軍を出兵してたのに何故パルチザン如きに手を焼いていたのでしょう?
正規軍が非正規兵への対応に苦労するのはナポレオンのスペイン遠征、
いや孫子の時代からのことで、手を焼いていない戦争や内戦があったら
教えてほしいぐらいだが
#right(){(俺初質スレ436:126)}
別に、日本に限った話じゃない
むしろ、古今東西どこの正規軍でも、パルチザンやゲリラのような非正規兵との戦いは、
最も苦手とする分野なんだが
#right(){(俺初質スレ436:127)}
>何故?
>パルチザンなんか対空対装甲装備も貧弱でろくな訓練も医療も兵站も無いのに
ゲリラとかは正面から正々堂々戦闘しに来るわけじゃないからなぁ
#right(){(俺初質スレ436:130)}
むしろ、ろくな装備も兵站組織も持っていないのが、パルチザンなどの非正規兵の強み
非正規兵は正規軍の弱いところを突いて奇襲的に攻撃し、正規軍が反撃に移ると、
地域住民の中に隠れてしまう
個人で持ち運べる程度の武器しか持っていないから、正規軍が捜索に来ても簡単に隠せるし、
食糧などは地域住民から調達するから、兵站線を断つことが出来ない
地域住民も非正規兵もお構いなしで殺害or逮捕すれば、人心が離れて、
ますます多くの住民を非正規兵やそのシンパにしてしまう
正規軍同士の戦いとは、全く違うんだよ
#right(){(俺初質スレ436:131)}
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