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中国軍」を以下のとおり復元します。
#CONTENTS

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**「支那」というのは正確にはどこを指すのでしょうか?
正確な範囲なんてないけど、中共の版図から満州、外蒙、チベットを除い
くらいだな。西の境はさっぱり見当がつかん。
#right(){(8:855)}

**中国人民解放軍・警察の制服は、どのVTRを見てもサイズがあってる人がいないのは何故でしょうか?
共産圏、特にソ連の場合,戦後はかなり細かいサイズ区分が出来るのですが、
戦前,戦中はあまり大きな区分は有りませんでした。
なお、中国の場合は、戦後に至っても細かいサイズ区分が無く、
また中国独特の美意識でしょうか、
袖は他国に比べかなり長めの物がジャストサイズとされているようです。
(・一般→親指付け根に掛かる程度/中国→親指が袖に隠れる程度)
こうした要因に加え,ひところの物不足や、化繊の多用が、
中国軍装の独特の”味”を出していると思われます。
ただし、文革前の軍服の中には,
高品質のウールやコットンを使ったものもあり,
文革以降のソレと比べると天地の差がありますが、
それでも袖が長めというスタイルは変わりませんでした。
あるいは寒暖の差の激しい大陸性の気候に備えての、
防寒対策の一環とも考えられます。
事実‘62年に採用された軍服には,軍官士兵用を問わず,
ライナーの着脱が可能だったようです。 
#right(){(9:579)}

**中国の人民解放軍は実際のところはどういう位置付けなのでしょうか?
共産党系の場合、暴力装置としての軍隊の他に、自分の党を防衛するための
装置が必要な場合があるわけで、ソ連の赤軍も、共産党の軍隊の一つです。

ところが、赤軍の場合、帝政ロシアの下級兵士が革命戦に参加して自然発生的
に出来たものであり、意図して共産党が作り上げた組織ではない。
従って、組織が肥大化して党組織を脅かしてくると、それを監視するための組織が必要になります。
まぁ、それが政治委員だったり、NVDだったりするんですし、粛清が行われたりするんですね。

中国人民解放軍の場合、その革命達成のために最初から組織された軍隊があり、
それは党組織が不可分になっているので、国軍ではありません。
(ただ、緩やかな監視のために党派遣の人は居ましたが(例えばトウ小兵とか周恩来とかね)
中国における国軍は、中華民国軍(孫文軍)がそう取れるものだと思います。
最近は事実上、党の軍隊と言うより、国軍に近い存在になってはいますが…。
#right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**中国の軍事費の実態は?
>公式には6兆円だそうだけど、本当は18兆円になるという試算もあるとか? 
2007年度の公式発表が約500億ドル 
中国軍レポートのDIA資料によると、最大で推定1200億ドルほど。

英IISSの分析だと2006年で14兆円以上 
http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007013101000662.html 

米国防総省の分析では2008年で1400億ドル
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080304/amr0803041839010-n1.htm
#right(){(中国軍総合スレ10:351-354)}
>中国政府が嘘の額を出しているとしたら何故そのようなことをしているのですか?
本来は軍事費として計上されるべきの研究開発費を差っぴいたりしていた。 
会計上の詐術を使って少なく見せかけていた。 
前年度比で軍事費が大きく増えれば周辺諸国は当然警戒する。 
ましてやそれが独裁弾圧侵略国家の所業なんだから。 
世界大戦とまではいかなくとも、地域紛争に首突っ込むくらいの所業はいつもやってるんだし。 

日本でも、軍人恩給が厚生労働省管轄だったりするように国際的な軍事費の基準ってのは必ずしも一様ではない 
中国の場合は、中でも特に予算が不透明なのが問題になった 
研究開発費や、かなりの金額が別枠処理されていてさすがに金額的に大きすぎて実体に合わないだろう、
ってことで問題視されることになった
#right(){(541:85,89)}
**中国はどの国を仮想敵として軍備を整えてるのか?

中国の仮想敵国 
http://www.upiasia.com/Security/2008/10/24/chinas_prime_potential_enemies/3728/ 

漢和防務評論のアンドレイ・チャン(平可夫)氏の記事 

中国は周辺諸国を全方位的な仮想敵として兵器の開発配備を 
進めていると、中国軍内部の文章を基にして述べている 

・対アメリカ…日台との軍事同盟、NATO東方拡大、アフガン駐留、中国への 
 兵器輸出規制など、これらの行為が中国への脅威となると主張。 

・対日本…近年の関係改善にも拘らず、容易に解決できない尖閣と東シナ海 
       のガス田論争問題が存在 

・対インド…インドのIRBM開発、南シナ海でのインド海軍の活動に注目。国境 
       紛争も抱えている。 

・対ヴェトナム…海の領域で見解の相違がある。またアメリカとヴェトナムの関係 
          改善にも着目している。 

・対ASEAN…スプラトリー諸島をめぐる紛糾 

・対ロシア…ロシアのナショナリズムの高まりを懸念。 


台湾との関係改善があったとしても、中国軍が軍事建設を緩めるには 
十分でないであろう。中国の兵器開発は、上記の全てのシナリオに対 
応している。以下は、その兵器開発方針について。 

①最優先は台湾向けの空海兵器 
②第二は、アメリカの介入を阻止するための、ICBM、IRBM、対衛星ミサ 
 イル、宇宙戦能力、攻撃潜水艦の開発と配備、。 
③ヴェトナムとインド向けの、山岳戦闘用AFV、中、短距離弾道ミサイル。 
 改良型IRBMがヴェトナムと国境を接する雲南省に配備されている。 
④対日向け、山東省にDF-3A IRBMを配備すると共に、第19軍の戦力を強化 
⑤東南アジアとインド向け…海南島に潜水艦基地を建設。電子戦監視基地 
 を西沙諸島に建設。 
⑥アフガンと駐留NATO軍向け…主要な都市にHQ-9ミサイルを配備、蘭州 
 軍区の第6戦闘機部隊を強化。ロシア向けには、新たな戦車と装甲車を開 
 発生産すると共に既存車輌の近代化を行っている。 

これらの装備に関する予算を充当するため、軍事予算が年率10%の増加を 
続けることになるであろう。台湾向け装備がある程度、減らされるかもしれな 
いが、台湾向けの独立阻止の圧力が継続されるであろう。 

しかし、台湾との関係が改善すれば、中国軍は他の方面、特に戦力投射能 
力の改善に軍の近代化の焦点を合わせるであろう。それは、空母艦隊の建 
設、新型ICBM、SSBMの配備、新型爆撃機と新型戦闘機の開発に振り向け 
られるであろう。 
#right(){(中国軍総合スレ11:428,429)}
**ここ数年、フランカーの機数にほとんど変化が無いっぽいじゃないか

空軍の機数増加ペースは2000年代前半で一段落している。 

FC-1に関しては、将来性の懸念から空軍自身が購入を躊躇しており現時点での調達機数は0。
現在生産している戦闘機は、J-10とJ-8Fが中心。(将来的にはJ-11Bが加わるであろう) 

海軍の増強に関しても2005年以降はペースが落ちており、現在確認されている建造中の
大型水上戦闘艦は054A型(合計4~5隻)のみとなっている。 

ここ数年は、装備を有効に運用するためのシステム構築に意を払っているとの話もある。
正面装備調達以外にも、情報化に対応したシステム構築や各種インフラの整備など、資金がいくらあっても足りない状態。

#right(){(中国軍総合スレ10:915)}

中国が発注したフランカーは海軍航空隊向けのSu-30MK2 24機が最後。 

以降は発注の動きは見られないが、スホーイの間では交渉が継続しており、Su-30MK3、Su-33、Su-35の売込みを行っている。
しかし、中国側は機体丸ごとの購入には消極的で、各種技術の移転(特に艦載機であるSu-33に関して)とライセンス認可を
求めており、この点で合意が得られていない模様。 

ロシア側との兵器貿易の形も、兵器そのものの輸出からコンポーネントや技術提供へと移行しつつある。 
#right(){(中国軍総合スレ10:918)}
**J-8Ⅱシリーズって中国空軍はどう位置付けているんだか
J-8Ⅱのメリットとしては、既に量産体制が整っており、中国国内で調達 
されたコンポーネントを使用しているため、エンジンを外国に依存している 
J-10やFC-1と違い、安定した生産を確保できる点がある。 

ただし、J-8Ⅱの価格は、一機3500万元とJ-10(推定二千数百万元)よりも 
高額であり、価格の面ではハイの機体になる。昨年の生産数でもJ-10が 
28機生産されたのに対してJ-8Fは少数発注に留まっている。 

J-8Ⅱのメーカーである瀋陽飛機工業公司は、現在J-8Ⅱシリーズしか戦 
闘機を量産しておらず(J-11Bはまだ量産体制には無い)、
仕事を割り振るための発注というのも見逃せない点であろう。 

最新型のJ-8Fでは、空戦任務だけでなく対艦・対地攻撃など多用途戦闘 
機としての性格を強めている。 
#right{(台湾海峡スレ2:279*一部修正)}

**中国脅威論ってよく聞くけど、アメリカの軍事力に追いつくのは半世紀は先だろ?杞憂じゃね?

中国脅威論の本質がわかってない。
中国の脅威とは、軍事力の急拡大と同時に「経済力」が拡大していることで、それが
かつて米国と対立した旧ソ連と決定的に異なっている点。

米中の経済関係は極めて緊密で、米国の国別の貿易額では中国は2004年に日本を抜いている。
米国の対中投資額は2006年末の累計で540億ドル。対中進出した米国企業は、日本の2倍の5万余社。
米国債の保有額では2007年で日本は1兆ドル弱、中国が約7000億ドル。 
中国は米国債の投売りやっただけで米国を恐慌に追いやることが出来る経済的実力がある。

既に米国は中国と全面戦争など出来るわけが無い相互依存状態になっている。

では、もし尖閣諸島を巡って日中が武力衝突したら?
当然、日米安保に基づいて米軍は出動するだろう。
問題なのは米軍が行動するといってもその行動に「ピンからキリまで」オプションがあること。

米国は中国との全面衝突を避けるために「限定的介入」に留める可能性がある。
その可能性があるからこそ中国は軍事行動を起こす可能性がある。

それが中国脅威論の本質。

ちなみに沖縄は米軍にとって極東で最重要な拠点だから、中国の沖縄占領など絶対米国は認めないだろうが、
尖閣諸島や先頭諸島ぐらいなら政治的に妥協してしまう懸念は十分ある。

#right(){(軍事板,中国脅威論スレッド)}

**中国海軍が巨大な原潜基地を中国南部の海南島に建設ってそんなにまずいんですか?
現状だと大陸中国の戦略原潜は渤海と黄海にしか潜める海域がなく、どちらも中国海軍が 
確保できる代わり浅過ぎて潜伏させるのに向かないという欠点がある。 
更に、黄海を抜けても東シナ海は日本とアメリカの勢力圏内だから、安全性が確保できない上 
琉球、奄美諸島が日米の勢力圏の限り、そこから外海には出られない。 

海南島に基地を作れば、渤海と黄海に閉塞させられるという状況からは逃れられる。 
まぁ、それはそれで今度南シナ海に閉じ込められることにはなるが、現状では米軍は南シナ海を 
完全に支配は出来ていないので、状況はずっとマシになる。 

あと、インドに対して原潜による核反撃のリアクションタイムを大幅に減らすことができる。 
これは結構大きい。 


海南島から近い南シナ海はアメリカや日本の対潜哨戒が届きにくい場所で 
(P-3C哨戒機による対潜哨戒を届かせにくいので原子力潜水艦による哨戒しかできない) 
戦力的に弱体な南アジア諸国ベトナムやフィリピンにとっては潜水艦に対応しにくい海域なので 
少々設計的におんぼろな中国の原子力潜水艦でも比較的安全に活動しやすい場所に近い所に基地ができるので 
中国にとっては潜水艦の稼働率が上がるというメリットがあり 
アメリカにとっては中国の潜水艦の動きが把握しにくくなるというデメリットがある 
#right(){(468:607,608)}

**中国が海洋権益を獲得するときの常套手段は?

 「『情報』と国家戦略」(太田文雄著,芙蓉書房)によれば,
 1.領有権を主張
 2.海洋調査を開始
 3.海軍艦艇によるプレゼンスを図る
 4.実効支配を確立

**かなり以前から中国が空母を保有するという話が囁かれてますが?
>ロシアから中古の空母をスクラップとして購入した事以外には具体的な動きを聞きません。これは中国は本気で空母を欲しがっていないのか、それとも技術的に空母を作れないのでしょうか?

 保有したいのは確かだけれども、すぐには実現不可能でしょう。 

 中国は80年代から空母保有のための研究を行っていました。
 また中国海軍は,96年3月の台湾海峡危機の際,台湾海峡に展開した米空母機動部隊に手も足も出せず切歯扼腕した経験から、空母保有に相当の関心があるのは間違いありません。 
 しかし、政治的な判断から中央軍事委員会が空母建造を保留したとも言われています。 

 さらにその実現には多くの技術的・経済的困難が伴います。 
 中国には一万トン以上の排水量の水上戦闘艦を建造した実績が無いですし、水上戦闘艦の儀装品の多くが輸入もしくはライセンス生産品という現状では,航空機まで含めた独自の空母用戦闘システム開発はかなり困難かと。 

 先日3胴船形式の軽空母を建造というニュースも流れましたが、実現性は相当に怪しいシロモノでしょう。 

 ただし、長期的には中国海軍は空母保有のためのプランを捨てることなく、今後も建造への努力を続けていくものと思われます。

(名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

**中国海軍が最近,潜水艦部隊にキロ級を多数配備して増強していると聞きました.噂では、P3Cはキロ級を発見できないと聞きましたが,本当ですか?

 確かに中国はキロ級を導入している.
 しかしまだ数は少なく、その内の半分はグレード・ダウンした輸出専用型なので,大した戦力にはならない。

 ディーゼル潜水艦は原子力潜水艦に比べて騒音が少ないため,発見され辛いのは確かだ.
 だが,P3C、それも機器をグレード・アップした最新型なら,簡単に探知できる。およその位置が分かっている際にアクティブ・ソナーを使えば、まず発見できるだろう。
 あるいは、掃海地域内をしっかりスキャンした際に、その範囲内のキロ級を見逃す可能性もかなり低いだろう。

 問題は海洋は広大であり、潜水艦はおよその位置など教えてくれないという事。
 そうなると、なかなか発見できない。浅海域ではアクティブ・ソナーの有効距離は短く、またキロ級は比較的静粛であるためにパッシブにも限界があるためだ.

「P3Cはキロ級を発見できないと聞きましたが」
という質問の具体的な内容によって,このように回答は変わる。

 また,中国海軍の整備と練度にも疑問の余地がある.
 最近も,大隅海峡を赤錆だらけ(整備をろくにしていない証拠)の潜水艦で浮上航行(潜水艦が外国の領海で浮上航行するのは、ただの愚行※。何か故障が発生したとの見方が有力)し,世界の海軍関係者の失笑を買っている。

(system ◆systemVXQ2他 in 軍事板)

**大量破壊兵器拡散に中国が関与しているというのは本当か?

 少なくとも,CIAはそのように報告している.
 ただし,何を根拠にしているかは,報道だけでは不明.

 なお,中国はNPT加盟前にも,イランに六フッ化ウランを売却している.

 以下引用.

大量破壊兵器,主要供給者は中国CIAが断定

 【ワシントン=古森義久】世界の大量破壊兵器類の拡散に関し,米中央情報局(CIA)の報告書が,中国は大量破壊兵器の「主要な供給者」でイラン,北朝鮮,リビアなどに弾道ミサイルや化学兵器類を売却したと,断定していることが明らかとなった.
 CIAが米国議会に毎年送る大量破壊兵器類の国際的な拡散に関する年次報告書は,十六日までに概要が公表された.同報告書は,弾道ミサイルや高度の通常兵器をも含む大量破壊兵器類が,独裁体制や国家テロ実施,軍事偏重など「懸念の対象となる国家」に調達された実態に最大の焦点をしぼっている.「懸念国家」としてはイラン,リビア,北朝鮮,シリアの各国が列記されている.
 同報告書はこれら「懸念国家」に大量破壊兵器類を売却,提供した「主要な供給者」としてまず第一に中国をあげ,二〇〇四年一年間に,中国が
(1)パキスタンの弾道ミサイル開発のプロジェクトへの支援を続け,固体燃料推進の短距離弾道ミサイルの自国内生産を達成させ,固体燃料推進の中距離弾道ミサイルの開発を推進させた
(2)イランの弾道ミサイル国内生産の努力を支援した
(3)リビアと北朝鮮に弾道ミサイル関連資材や技術を供与した
(4)イランに対し化学兵器生産関連の機材と技術の供与を継続した
-などと記している.
 さらに,大量破壊兵器の範疇(はんちゅう)には入らないが,「高度の通常兵器」の拡散として,〇四年中に中国が
(1)パキスタンにフリゲート艦四隻を売却する交渉を終えた
(2)パキスタンとの戦闘機JF17の共同生産プロジェクトへの支援を続けた
(3)イランによるC802対艦ミサイルの自国生産を実現させた
-ことなどを列記して,米国議会に伝えた.

(産経朝刊 2006年05月18日03:43)

イラン核問題ウラン濃縮原料は中国製か

 【ロンドン=蔭山実】イランの核問題で濃縮ウランの製造に中国製の良質の原料が使用され,濃縮技術の確立を早めている可能性が浮上している.BBCテレビが18日,欧米外交筋の話として伝えた.
 イランが独自に作った原料は不純物が多いとみられ,その問題を解決するためにかつて購入した中国製の原料を使っているという.
 ウラン濃縮は原料の六フッ化ウランという気体を遠心分離器にかけて行う.
 六フッ化ウランはウラン鉱などから転換されて作られるが,BBCテレビによると,イランは独自に転換作業を進める一方で,1991年に中国から輸入した六フッ化ウランを保有している.
 当時は中国が核拡散防止条約(NPT)に加盟する前で,規制を受けることなくイランに輸出された.
 ただ,中国は数年後,国際原子力機関(IAEA)にイランに六フッ化ウランを売却したことを報告し,イランの核開発の解明を進める上でも役立ったとされる.
 イランはウラン濃縮作業が順調に進んでいることを主張し,核兵器製造につながることへの懸念に拍車をかけている.
 その背景に中国製の原料があったとすれば,国際社会で一致してウラン濃縮作業の停止に向けて動く中で中国の立場はさらに微妙になりそうだ.

(産経新聞 2006/05/19/10:08)

**中国の戦闘機開発能力って日本を上回ってるの? 
軍用に関しては日本より先を行ってる。 
日本はアメリカのライセンス縛りがあるが、中国はロシアとのライセンス契約に違反して 
批判されようが開発を進めてるし。 
以下のJ-11Bをよく読むとよくわかるが既にエンジンの国産化にも成功してる。 
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/J%2d11B/BS%c0%ef%c6%ae%b5%a1%a1%ca%dd%d3%b7%e211B/%dd%d3%b7%e211BS/Su%2d27%a1%cb 
ちなみに外国市場向けにFC-1(JF-17)を開発済みで中東諸国に輸出計画中。 
#right{(中国軍総合スレ11:196)}

J-11BのWS-10Aエンジンは現在試験中で、まだ実用段階に達しておりません。
高出力ターボファンエンジンの開発は中国戦闘機にとってのネックとなっている状況があります。 

また、FC-1(パキスタンとの共同開発機)についてもロシア製エンジンを搭載しております。 

戦闘機開発能力という点については、技術レベルではさまざまな論議のある所でしょうが、
紆余曲折を経ながら曲がりなりにも開発経験を蓄積しているのは大きな点であり、
日本に対するアドバンテージであるといえるでしょう。
ただし、最先端技術については国産化の水準が十分では無い事は中国側も認識しており、
技術導入と国内開発のバランスをどのように取るかが課題になっております、。 
#right{(中国軍総合スレ11:199*一部改編)}
**中国は対台湾用に弾道ミサイルを大量に配備していると聞きましたが、軍事基地を攻撃する場合巡航ミサイルの方が効率がいいと思うのですが
>(値段・精度等)。もしかして巡航ミサイルも弾道ミサイルと同じように大量に配備してるんですか? 
旧東側(ソビエト系)のドクトリン(軍事戦略思想)だと戦略攻撃用のミサイルには弾道ミサイルを 
使うものだったから。 
巡航ミサイルで戦略目標を攻撃するには、高度な航法装置と事前の地形情報、目標情報の 
収集が欠かせない。 
要するに無人の自動操縦飛行爆弾だからね。 
それを非効率的かつ技術的難度が高いと考えたソビエトは、戦略攻撃兵器としての巡航ミサイルを 
重視しなかった。 
ソビエト系のドクトリンだと巡航ミサイルはもっぱら艦船攻撃用で、これはこれで高度な航法装置や 
目標選定システムとか積んでるけど。 
#right{(508:106)}
補足すると、ソビエト(ロシア)も対地戦略巡航ミサイルは開発したし保有している。 
Kh-55 グラナート というのを配備している。 
#right{(508:107)}
一応「東海10型」という戦略巡航ミサイルが最近になって実戦配備されている。 
Kh-55とトマホークのコピーみたいなミサイルだが・・・。
一応250発ほど実戦配備したらしいのでそれなりの戦略戦力ではあるだろう。 
#right{(508:108)}
ちゃんと(?)、配備されている。 
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/DH-10%BD%E4%B9%D2%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB%A1%CA%C5%EC%B3%A410%A1%CB 
ただし、近年になってからのこと。 
主な理由は、短射程(台湾なら短射程で足りる)の弾道ミサイルなら、 
巡航ミサイルより技術的に簡単だからです。 
上記巡航ミサイルも、スパイにより技術を盗んだと言う話もあります。 
また巡航ミサイルは、対空ミサイルや高射砲によって撃墜される可能性もある、という点もあります。
#right{(508:109:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI)}
**中国は軍閥が割拠してるらしいですが、核兵器も軍閥に配慮して分配されてるのですか? 
そんなとこ。そうでないと均衡が取れない。 
なお、偽物の軍閥とか最近ではあるらしい。たぶんこいつらは持ってない 
http://www.sinzirarenai.com/others/china.html
#right{(507:79)}

**中国軍って内部統率取れてるのか?なんか地方ごとに軍閥があるらしいが… 
かつては軍区ごとの独自性が大きかったのは確かだが、近年の分析によると
世代交代や軍人養成課程の整備による軍の専業化、軍のビジネス禁止による
独自財源のカットなどにより、軍の統制が進展し現在では軍区は分析概念としての
有効性を失ってきているとのこと。 

詳しくは以下の本を参照 
竹田 純一著『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社 2008年) 
村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障』 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房) 
茅原郁生編『中国の軍事力―2020年の将来予測』 (蒼蒼社 2008年) 
#right{(中国軍スレ11:440)}

軍区が中国軍分析において重要な役割を果たしてきたことは確かであるが、
次第にそれだけでは図れなくなりつつある。 
近年では軍区相互の訓練も行われており、軍区を統合した作戦区域である戦区が登場したり、
中央軍事委員会直属の軍区を越えた展開を行う緊急展開部隊も編制されている。 
さらに、軍区の再編制や軍区自体の廃止も検討されているとの事。 
#right{(中国軍スレ11:713)}

「情報化」と「統合化」の方針で改革が進められているが、軍区自体の廃止には現時点では
至っていない。このあたりは軍区ごとの既得権益や派閥の存在が背景にあるとされる。
ただし、ある程度のスパンで見ると軍区制の見直しは不可避な状況にあるとみられている。
このあたりの状況については下記を参照した 
茅原郁生・上田篤盛「中国軍の統合化の将来像」 
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/gunji/gunjiryoku_2020.html
#right{(中国軍スレ11:715)}

「軍閥」と言う言葉自体が、相手側を貶める意味がこめられていおり、相手にレッテルを
張る際に使用されることも多かったため、近年では分析概念としての有効性が薄れてきている。
(このあたりの研究動向については塚本元氏の一連の研究が良く纏まっている。) 

軍閥と言う言葉が一般的に中国や日本で使用され始めたのは明治時代の藩閥政治批判で使用され、
それが中国に輸出されて軍事勢力を表す言葉として一般化された経緯がある。 
これを前提として、現代の人民解放軍において「軍閥」が゙存在するか考える際には、
この「軍閥」の定義を明確にする必要がある。 

これを軍の統制において、法制度的な制度だけでない地縁、血縁など様々や要素が影響を与えて
しまう私兵的側面として考えると台湾移転前の中華民国軍や、各軍区ごとの人的・制度的独立性の 
強かった1980年代までの人民解放軍にも、私兵的側面が存在しているとみなす事はできる。 

ただし、人民解放軍を考える上では、軍の統制における共産党の優位性を見逃す事はできない。
各軍区ごとの独立性ガ強かった時代においてもあからさまに党による軍の統制をひっくり返す
動きは存在し続ける事はできなかった。 

1990年代以降は、軍において隠然たる存在感を有しており、各軍区で影響力を持っていた革命第一世代の
軍人が姿を消し、軍の近代化を達成するため中央政府/党による軍令・軍政権の掌握強化が進められた。 
その過程で、軍の独自の財源であった軍保有企業が軍との関係を断ち切られることになり、代わりに
中央政府が軍事予算を増やしてその供給に責任を有する事とされ、財政的独立性は大きく弱められた。 

軍区の枠が弱まる中で、軍人のテクノクラート・プロフェッショナル化が次第に進展し、軍人としての
任務の枠内で影響力をとどめる幹部が増加してきているとのこと。もちろん、各種軍事学校や兵科、
出身など、私的関係は存在しているが、それは軍の公式の統制の枠を外れるものではなくなっている。 

中国政府=党による軍の統制は1990年代以降、時を経るにつれて強化されてきているというのが
最近の動向分析の成果です。 

海軍については、各艦隊や兵科間での摩擦。派閥の存在が指摘されております。
しかし、海軍は陸軍とくらべて、技術的・財政的面などで中央政府の存在を必要とする点が多く、
陸上部隊以上に「軍閥化」はしにくい性格があります。ましてや、強大な海軍戦力建設には中央政府の
強い支援ガ不可欠であり、海軍が分裂を思考するメリットはありません。 

解放軍の軍事的なパワーバランスや政策決定過程における各勢力の影響力などの最近の動向については、
以下の参考文献が日本語で読めるものとしては最も優れている。 

平松茂雄氏の一連の著作 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%9D%BE%E8%8C%82%E9%9B%84 
村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房) 
茅原 郁生等編 『中国軍事用語事典』(蒼蒼社、2006年) 
竹田 純一『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社、2008年) 
茅原 郁生等編 『中国空軍―21世紀航空戦略とアジアの安全保障』(芦書房) 
浅野 亮「党軍関係と軍の派閥」 
所載:村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房) 
平松茂雄氏の一連の著作 

追伸 
ここでは、人民解放軍の軍事統制上の最大の問題である「党軍関係」と「国軍化問題」については触れておりません。 
ですが、この問題はきわめてセンシティブな課題であり、将来的にどの様に取り扱われるかが、中国にとって
重大な事態になるでしょう。 
#right{(中国軍スレ12:238-241)}
**中国の人民解放軍には漢民族以外はほとんどいないと聞きましたが
>大学や行政機関には少数民族枠があるのに
そんなことはないよ。人民解放軍には少数民族出身の兵士が結構いる(地方差が大きいが) 
中国人の約95%が漢民族な事を考えれば少なくないとおもう。 
まあ所詮、人民解放軍は共産党の軍隊なんで、少数民族の権利を守ってるわけじゃないだけどね。 
あと少数民族枠も米のような差別緩和措置ではなくかつての欧米植民地エリートのように 
少数民族を管理する為に党の手先を育成してるようなもの。 
#right{(508:868:モッティ ◆uSDglizB3o)}
横から補足、多分少数民族の入営が難しい、というのは、 
少数民族の置かれている貧富格差問題による面も大きいと思われる 
入隊審査基準…学力とか体格とかを満たさない人間もいるからではないかな 
地方ほど学校に行った事が無い人間がいるほど貧しい生活をしている 
どころか、地方そのものが電気もガスも水道も存在しないなんて所すらあるし、 
そこから数時間かけて、街の学校に徒歩で通うなんて子供もいたりするし 
子供の栄養失調とか病気(病院も医者も、定期巡回の移動病院頼り)とかの問題も割りとあるし 
そういうところで育ってる人間が、兵士としての審査基準をクリアできるのかっていう 
事から言われたものでは 
#right{(508:869)}
**中国軍の無人戦闘機の実力は?
>中国、国産の無人爆撃機が初公開(人民日報日本語版 11/5) 
>中国航天科技集団公司は第7回中国国際航空航天(宇宙)博覧会において 
>無人爆撃機「CH-3」を初公開する予定だ。 
>国産の無人爆撃機が一般公開されるのは今回が初めて。写真は博覧会会場で 
>人民網の記者が撮影したCH-3(1日)。(編集SN) 
>http://j.people.com.cn/94471/6526242.html
>http://j.people.com.cn/mediafile/200811/03/F2008110311191700419.jpg 
>http://j.people.com.cn/mediafile/200811/03/F2008110311192200420.jpg 

アフガンやイラクで米軍のプレデターが着々と戦果を挙げているのに刺激されたんだろうけど、 
米軍の様に全地球規模のリアルタイム衛星通信ネットワークを構築している国ならともかく、 
今の中国では有人攻撃機と比べて柔軟性にかなり劣るでしょう。 

無論、中国軍としても精力的に進めている衛星通信ネットワークの拡充を前提にしてこの手の 
機体を開発しているのでしょうが、アメリカが長年かかって蓄積してきた膨大な運用ノウハウに 
追いつくのは容易では無いでしょう。 
#right{(中国軍総合スレ11:533)}
**中国では旧ソ連のKGBみたいな軍から独立した強力な機関はあるのかな? 
党国体制の下、党は軍に対する上位性と指揮権を保持し続けている。軍事の 
高度化に伴い専門分野での発言権は交代しているが、人事権は党が掌握し 
制度的な統制も維持し続けている。今後も軍の専業性を高めるつも「党が軍 
を指揮する」体制については堅持を続ける方針。ただし、政治委員の存在は 
軍の高度化に伴い次第に形骸化しつつあるとのこと。 

解放軍が「専業化」、「国軍化」を進めるのとは逆に、武装警察は党のコントロ 
ールを強化する方向に進んでおり「党軍」としての性格を強める方向に進んで 
いる。100万を超える要員を擁する武装警察は国内第二の軍事力としての地位 
を確保している。 

ただし、両者は対立的存在というよりも、相互に任務を分担する関係と見たほう 
がよいであろう。その意味で解放軍の「国軍化・専業化」と武装警察の「党軍化」 
は表裏一体の関係にあるといえる。 

この記述は以下を参照 
浅野亮「党軍関係と軍の派閥」 
http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04859-5&PHPSESSID=bb306f52d78384fb9cbdf2e00be15e87 
鈴木祐二、駒澤るり子「中国人民武装警察部隊(準軍隊)の将来像-武警の 
『党の柱石化』、解放軍の国防軍化-」 
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/gunji/gunjiryoku_2020.html
#right{(中国軍スレ11:709)}
**中国揚陸艦隊は戦車420両を日本へ揚陸できるという主張を見かけたのですが根拠のある数字なのでしょうか? 
大陸中国海軍の保有する(とされている)揚陸艦の戦車搭載数(公称)を全部足すとそのくらい。
現実に保有揚陸艦を全て同じ場所への1作戦に動員できるのだろうか、とか 
そういったことはさておけば「中国揚陸艦隊は戦車420両を揚陸できる」
ということにはなるな。
#right{(514:655)}
**火薬が発明された中国で、火器の発展がアヘン戦争まで停滞してしまった理由は何故なんでしょうか? 
欧州よりも戦争が少なかった 
火器の製法は秘密とされて国家が独占していたため、個人レベルでの創意工夫がなかった 
(あまりに秘密にしすぎて前線の兵士すら正しく使用法を知らなかった、という例もある) 
わが国は世界の中心であり最も優れているという自負により欧州の技術を取り入れなかった 
鋳造技術が優れていたため鋳造にこだわり、「鉄の板を丸めて銃身を作る」という作り方をしなかった。そのため火縄銃の性能が低かった 

このへんが複合しているんじゃないか? 
まったく進歩がなかったわけじゃないんだけどね。 
#right{(526:894)}
**チベットでアフガンみたいなゲリラ戦は不可能なの?
>ヒンドゥークシ山脈が国土の北東部から中心部を貫くアフガニスタンが、洞窟などを利用したゲリラ戦で、
>大国やその傀儡政権を倒してきました。
>隣接する山岳・高原地域のチベット人は、なぜ同様のことが可能ではなかったのでしょうか? 
アフガニスタンはロシア側とパキスタン側、あと、イラン側と3方にある程度ものを運べる交易路が通っているが 
チベットは中国側にしか主要交易路がない。反対側はヒマラヤ山脈。 
アフガンは北から敵が着たら南から補給を受けれるが、チベットは中国側から近代的な軍に攻めて来られたら 
反対側のヒマラヤ山脈越えは脱出口程度にしかならない。 

ゲリラ戦の基本は補給の確保。 
山岳地帯にゲリラがこもったのではなく、山岳地帯の住民の援助や山岳越えでの補給がなければ意味がない。 
#right{(532:982)}
**中国は老朽艦やボロ戦車いっぱい持ってるけど意味あるの?
>配備から40年過ぎたやつは外した方がいいんでは。軍事費の無駄じゃないの。
彼らにすればちゃんとした理由がある。 
国土の広さ、外国と接する国境線の長さからみても、旧式装備といえどもある程度の数が無いと戦線の維持が困難。 

巨大な現有戦力を全て代替することは困難であり、はるかに少ない装備しか整えられない。
かりに、「新式装備」の整備が出来たとしても、中国と西側諸国との技術的格差は大きく、配備が進んだ時点で
その装備が旧式化しかねない懸念が存在する。 

竹田純一氏の『中国人民解放軍』(ビジネス社、2008年)では、中国海軍の国産新型駆逐艦がいずれも1~2隻の
少数建造に留まっている理由を上記のように説明している。 

陸海空とも、一部の精鋭部隊のみに新式装備を充足して最先端技術での立ち遅れを補う反面、主力の装備に技術的
フィードバックした近代化改装を施すことで全体の戦力の底上げを図る方法を採っている。
(この方法はトータルコストでみると、費用対効果で問題があり、軍全体の近代化にとってマイナスの要素が拭えない側面を有する。) 

陸海空第二砲兵のそれぞれの兵科でみると、1980年代初めまでは第二砲兵への資金投入が中心だったが、それ以降は
海空軍の近代化が優先され、大所帯の陸軍はソ連崩壊により北方からの脅威が消滅した事もあって装備面では後回し
にされる事になった。 

この状況を、より大きな視点で見ると、1970年代末に核兵器のトライアド体制が一応の確立を見た事、米中和解などの
国際環境の変化に伴い国防体制を確立する事に成功し、無理して大規模な通常戦力を維持する必要性が少なくなったことがある。
(これは平松茂雄氏が指摘している。) 

次に毛沢東の後継者となった鄧小平の国際認識として、近い将来の世界大戦が勃発する可能性は乏しく、毛沢東時代とは
異なり軍事建設は経済建設に従属しなければならないという原則を作った。
これは現在まで受け継がれている理念となっている。 

改革開放の成功と経済成長によって、結果的にこの方法は、パイが大きくなれば、軍の取り分も自然に増加することになり、
1990年代後半以降の軍近代化に資することになった。 
 
ただし、軍事費の規模が拡大しても、全ての装備を更新するのにはまったく足りない現状は変わりが無い。 

そして、兵器の立ち遅れだけでなく「信息化=情報化」における立ち遅れはより深刻な物であると認識されている。 

そのため、中国軍では正面装備の近代化と並行して情報インフラの建設を行い情報化軍隊を建設する作業を同時並行的に
進めなければならないとしている(「機械化軍隊」の建設と「情報化軍隊」の建設) 

そのためにはいくら資金があっても足りないというのが正直な所。そのためか2005年以降正面装備の調達については
一段落しており、その資金が情報化に振り向けられている。
(空母の調達で資金が割り振られると、情報化の流れには悪影響を与える可能性があるのではと思われる。) 

このあたりの流れについては、↓を参照されたし。 

村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房) 
竹田 純一『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社、2008年) 
茅原郁生編『中国の軍事力― 2020 年の将来予測―』(蒼蒼社、2008年) 
#right{(中国軍スレ12:497-499)}
**中国は原潜なんか何に使うつもりなん? 
>シーレーン確保って中東の石油目当てなんだろうけどサウジアラビアに米軍がいて、 
>ペルシア湾を実効支配してるのにシーレーン確保も何もないって気が・・・ 
そこまでの外洋活動は、まだ考慮の枠外。 

竹田 純一『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社、2008年) 
を見ると、台湾の専門家は、091型(漢型)、093型(商型)のような攻撃原潜については北海、南海艦隊に配備して、
戦時には台湾の東方海域に進出し、東側から台湾を攻撃する海上部隊を護衛するとともに、来援する米海軍の接近を
拒否する作戦に使用する、と見ているとの事。 

台湾近海は推進が浅く、原潜の活動には適していないため、通常動力潜水艦が運用の主体となる。 

なお094型(晋型)戦略ミサイル原潜は核兵器のトライアド体制構築に使用される。
現在は、射程の短いJL-1しか搭載していない092型(夏型)一隻しかおらず、同艦は就役以来殆ど外洋活動をした 
事がなく、存在意義が乏しい。 
#right{(中国軍スレ12:591)}
**満州はソ連軍に占領されたのに、今はなんで中国領なんですか? 
>スターリンが一度占領した地域を返したなんて、シンジラレナサス… 
そもそも満州は中国領であり、それを日本が奪った物です。 
連合国は日本の中国侵略を批判してその一切の正当性を否定したのですから、 
それを日本の代わりにソ連が領土化するのは筋が通りません。 

スターリンが返還するなんて信じられないと言ってますが、 
その程度の理性は持ち合わせていたという事です。 
スターリンだって一応生物学上は人間の筈。 

歴史的に見て、清朝とロシア帝国の間で基本的に国境画定が終わって、満州は中国領。 
ソ連はロシア帝国の後継者なんだから、基本的に条約は引き継ぐ。債務踏み倒しとかしてるけどさ。 
併合なんかすれば米英中を敵に回して勝ち目が無い。米国は唯一の核保有国だしな。 

東欧だって全部占領したけど、形としては独立させてるだろ。 
併合しないで衛星国化したほうが、波風が立たなくていい。
#right{(542:128,130)}
**中国共産党対外連絡部の役割とは?
この分野では青山瑠妙氏の『現代中国の外交』(慶応技術出版会/2007)が詳細な分析を行っている。 
これを基にして述べると、中共中央対外聯絡部(中聯部)は、もともとは党の対外交流
(主に各国共産党、労働党、左翼組織)を担っていたが、1980年台以降は左翼政党以外との
交流の窓口にも成っていき、90年代以降は各国の政党、政治家との「政党外交」、ビジネス
チャンスを提供する「経済外交」にも活動範囲を拡大。 

中聯部の現在の役割は、中央対外政策の実施、各国正当に重点をおいた研究や政策提言、
対外交流の3つであるが、政策の重点は周辺国家と重要国家の政党。交流により
政治家同士の理解と友好を深める民間団体的な役割を果たしているが、6カ国協議など
政府外交においても一定の役割を果たしている。
中国自身は「政府外交でもあり民間外交でも有る」と説明している。 

中聯部公式サイトでの任務紹介。 
ttp://www.idcpc.org.cn/about/jianjie.htm 
「働きかけ(「工作」は日本と用法が異なるケースがあり、この場合は働きかけと訳した
ほうが適当と思われる)の対象は、各国共産党およびその他左翼政党から、広げて
発展途上国のナショナリズム・民主政党、先進国の社会党、労働党、保守政党など
各種のイデオロギーと性質を有する政党。」 

中国共産党の体現者として対外活動を行う機関であり、外交活動と民間交流の双方を
管轄する独特の組織となっている。 
#right(){(中国軍スレ12:764)}
**中国の防衛白書が日本語訳で発表されたそうですが、どこで読めるか分かりますか? 
日本語版がネットでも見られるようになった。 
2009年度中国国防白書 
ttp://japanese.beijingreview.com.cn/wxzl/txt/2009-02/12/content_178289.htm
#right(){(中国軍スレ12:842)}
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