韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史

アジアミステリリーグ内検索 / 「韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史」で検索した結果

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  • 韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史
    2012年8月4日  最初に数字を書いてしまうと、現在韓国で1年間に出版されるライトノベルは約600冊に上る。そのうち韓国の国産の作品は約1割強で、残りの9割弱は日本のライトノベルの翻訳である(以上、当サイト調べ/詳細は後述)。年間600冊というのは、日本の2005年~2006年ごろのライトノベルの出版点数に匹敵する。なお現在の日本では、1年間に約1000冊のライトノベルが出版されているそうだ。(日本でのライトノベルの出版点数についてはブログ「積読バベルのふもとから」の2012年1月22日付記事「ライトノベル発行点数を調べてみたら、電撃がやはりヤバイ件について」を参照した)  ちなみに、この「国産の作品が1割強」というのは韓国におけるミステリ小説の出版にもあてはまる。韓国推理作家協会が出したデータによれば、韓国では現在、1年間にミステリ小説が約300冊出版されており、そのう...
  • ライトノベル関連
    韓国のライトノベルについて 韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史 (2012年8月4日) シードノベル刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル) (2011年1月8日) ノベルエンジン刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル)(2011年7月9日) 韓国のライトノベルレーベル《Jノベル》で刊行された韓国オリジナル作品一覧 (2012年8月7日) Togetter 【韓国ラノベ】シードノベル大賞とノベルエンジンライトノベル大賞と韓国ファウスト賞+「23世紀正統派文学コンテスト」 (2012年8月1日) 台湾・中国のライトノベルについて Togetter 『化物語』のイラストレーター・VOFANがイラストを担当している台湾ラノベ『真理的倒相』、中国ラノベ『十世転生』 (2011年1月11日) 『ゼロの使い魔』のイラストレーター・兎塚エイジがイラストを担当する台湾オリ...
  • 韓国における日本ミステリの翻訳出版の現状
    ...ベルである。詳細は「韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史」参照。 人気・評価の高い作品は?  日本のどの作家の作品が訳され、どの作品の人気・評価が高いのかを知るには、日本ミステリのファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」が参考になる。このサイトでは2007年以降、日本ミステリの年間ランキングを決定するためのアンケートを毎年実施している。 韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」の日本ミステリランキング 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 1位 『暗黒館の殺人』綾辻行人、『ZOO』乙一 『贄の夜会』香納諒一 『告白』湊かなえ 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午 『奇想、天を動かす』島田荘司 2位 - 『インシテミル』米澤穂信 『警官の血』佐々木譲 『首無の如き祟るもの』三津田信三 『山魔の如き嗤うもの』三津田信三...
  • ノベルエンジン刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル)
    ...オリジナル作品一覧 韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史 (2012年8月4日) 「ライトノベル関連」に戻る
  • シードノベル刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル)
    主な刊行作。左から順に、 『原稿用紙上の魔王』1巻(イラスト:Jjone) 『ぼくとトラ様』1巻(イラスト:永仁[エイニン、韓国語読み ヨンイン]) 『隠れオタ部!』3巻(イラスト:Anmi) 左から順に、 『EFSエクスマキナ』1巻(イラスト:CUTEG) 『EFSエクスマキナ』2巻(イラスト:CUTEG) 表紙をクリックすると、公式サイトの詳細な書籍紹介ページ(韓国語)にとびます。 2011年1月8日 2013年3月31日更新  韓国オリジナルのライトノベルを刊行するレーベル《シードノベル》は2007年7月刊行開始。(レーベル名ハングル表記:시드 노벨、英字表記:Seed Novel)  創刊ラインナップの『幽霊王 THE PHANTOM KING』、『ミヤルのブランコ』、『超人同盟にようこそ!』は、「韓国初のライトノベル」とされ...
  • 韓国のライトノベルレーベル《Jノベル》で刊行された韓国オリジナル作品一覧
    2012年8月7日  韓国のライトノベルレーベル《Jノベル》(ソウル文化社、2007年4月~)は基本的に日本のライトノベルを翻訳刊行するレーベルだが、2007年12月から2009年9月にかけて韓国オリジナルのライトノベル作品も刊行していた。以下に一覧を示す。 《Jノベル》で刊行された韓国オリジナルのライトノベル(8作家10作品20冊) タイトル 著者 タイトル(直訳) 著者 刊行巻 안테노라 사이크 Antenora Cyc 송성준 『アンテノラ・サイク Antenora Cyc』 ソン・ソンジュン 2007年12月 1巻 타토에서 오다 조선희 『他国から来る』 チョ・ソニ 2007年12月 1巻、2008年2月 2巻 북오더 송승근 『ブック・オーダー』 ソン・スングン 2008年3月 1巻、2008年5月 2巻 콘트라파소 Contrapasso 홍지현 『コン...
  • 西尾維新のミステリとしての受容、ライトノベルとしての受容
    2011年1月16日  かつて西尾維新が「期待の新人推理作家」だったという、嘘のような本当の話。  すでに4か月も前の話題だが、Togetterでまとめられた「西尾維新がラノベ読みに広く知られるようになったのはいつ頃か」(2010年9月15日)を昨日たまたま目にした。ライトノベルレーベルから作品を出していない西尾維新が、いつ頃からライトノベルの読者に読まれるようになったのかという議論である。  西尾維新は、2002年2月に、当時「ミステリの賞」と見なされることの多かった講談社のメフィスト賞を受賞した『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)でデビューしている。その後も、講談社ノベルスや講談社BOXなどで作品を刊行しており、文庫サイズの一般的なライトノベルレーベルから作品を刊行したことは一度もない。  さて、この議論を見たときに、 「某掲示板の「ミステリ...
  • 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)
    韓国での推理小説刊行状況 1 2009年11月9日 ☆「アジア本格リーグ」の刊行  今年(2009年)9月、講談社から「島田荘司選 アジア本格リーグ」の刊行が開始された。これは、今まで欧米作品の陰に隠れてあまり顧みられていなかった、アジア各地域の推理小説を刊行するという画期的なもので、第1回配本では「台湾」「タイ」の作品が刊行された。巻末予告を見ると、さらに「韓国」「中国」「インド」「インドネシア」の作品の刊行が予定されているという。  さて、ではこれらの地域では、刊行予定のもの以外に、いったいどのような推理小説が刊行されているのだろうか。  台湾の推理小説については、taipeimonochromeさんが「taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂」で以前から積極的に紹介なさっており、多くの未訳作品の批評を読むことができる。 ...
  • 英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル
    ...) ライトノベル関連韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史 (2012年8月4日) JLPP関連文化庁「現代日本文学の翻訳・普及事業」(JLPP)で出版された書籍の一覧 (2012年8月14日)
  • 講談社の文芸誌『ファウスト』 海外での刊行リスト
    2010年9月4日作成 日本 台湾 全5冊。4A号の巻末には4B号の予告があったが、結局刊行されなかった。 リンク先は、台湾のネット書店 博客来書店。(出版社公式サイトには、現在は台湾版『ファウスト』の情報は掲載されていない) 『Faust 浮文誌MOOK』Vol.1(2006年2月) 『Faust 浮文誌MOOK』Vol.2(2006年6月) 『Faust 浮文誌MOOK』Vol.3 SIDE-A(2006年8月) ※リンク先の表紙画像は、実際のものと一部異なる(Vol.3の分冊が決定する以前の表紙案か?) 『Faust 浮文誌MOOK』Vol.3 SIDE-B(2006年11月) 『Faust 浮文誌MOOK』Vol.4 SIDE-A(2007年8月) 韓国 既刊7冊。以下続巻予定。 リンク先は順に、出版社公式サイト、韓国のネット書店...
  • 角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門
    2015年4月26日  角川学園小説大賞「ヤングミステリー&ホラー部門」の歴史を振り返りつつ、北乃坂柾雪『匣庭の偶殺魔』(2001年11月1日刊行)が第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞の「受賞作」だと誤って認識されている件について、なぜそのような誤解が起こったのかを探求した記事です。 Index 「ヤングミステリー&ホラー部門」の新設(2000年) 「ヤングミステリー&ホラー部門」創設の意図 意外なところで語られていた〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉創設の舞台裏 第5回(2001年) 第6回(2002年) 第7回(2003年) 第8回(2004年) 第9回(2005年) 第10回(2006年) 第11回(2007年)――あるいは「ヤングミステリー&ホラー部門」の消失 『匣庭の偶殺魔』が受賞作だと誤認させる叙述トリック(?) おまけ:「ヤングアダルト...
  • アジア・クロスカルチュラル文芸ニュース
    アジア・クロスカルチュラル文芸ニュース  ※ミステリ以外の、アジア文芸の交流情報のメモ。気になったトピックのみ。まったく網羅的ではない。 2010年 2010年 2010年 3月 【台湾】 第2回台湾角川ライトノベル大賞 受賞作決定 2010年 3月 【韓国】 ジャンル小説専門誌 月刊『Fantastique』休刊のおしらせ。三津田信三など日本の短編の翻訳も掲載していた。 2010年 5月 【日中韓】 日本の『新潮』、中国の『小説界』(互動百科)、韓国の『子音と母音』が協力する文学企画「文學アジア3×2×4」、第1回が『新潮』6月号に掲載。 2010年 6月 【中国】 中国で西尾維新『刀語』刊行開始。1巻~4巻同時刊行。台湾では戯言シリーズなど西尾作品は多く訳されていたが、中国では西尾維新作品初刊行。   2010年 7月 【台湾】 第2回台湾角川ライトノベル大賞 受賞作刊行 201...
  • 韓国ミステリ紹介 目次
     ここでいう「韓国ミステリ」とは、「韓国の作家が書いたオリジナルミステリ」のことであって、「韓国を舞台にしたミステリ」のことではありません。 1.韓国ミステリ概観 韓国ミステリ界の基本情報 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)(2009年11月9日、11月10日)  当サイト開設当初の記事。当時所持していたごく少数の資料をもとに、韓国ミステリ界の基本情報や年間のミステリ刊行数、その内訳(韓国国内作品・翻訳作品)などについて書いている。 韓国ミステリ史 『韓国ミステリ史 第一章』(20世紀初頭~1930年代) 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【1】』 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【2】』 『韓国ミステリ史 第二章』(1940年代~1960年代) 『韓国ミステリ史 第三章』(1970年...
  • 韓国SFに関するネット上の2つの基本文献について
    2011年1月28日  東アジアのSF小説の日本での紹介の歴史を少し調べてみると、中国語SFの紹介が今から30年前、1980年頃から『S-Fマガジン』誌上などで行われていたのに対して、韓国SFの日本での紹介というのはほとんど行われてこなかったようである。北原尚彦「日本語で読める韓国SF」(『ミステリマガジン』2000年10月号)では、韓国の小説が3作品紹介されているが、改変歴史SFが1作と、近未来軍事シュミレーションSFが2作であり、必ずしもSF的なSFではない(ほかに、SFからはやや外れるとの注釈つきで、『朝鮮幻想小説傑作集』(白水社Uブックス)が紹介されている)。  ネット上でも韓国SFについて述べている日本語のページは少ないが、「韓国SF」などの検索ワードで検索すると、まず以下の2つのページに行き当たる。この2つが、ネット上で日本語で調べられる範囲においては、韓国SFについ...
  • トップページ
    ...2012年8月4日:韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史 2012年10月19日:英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル 小説翻刻・翻訳2011年9月16日:韓国ミステリの始祖・金来成(キム・ネソン)が1935年に日本で発表したユーモア掌編「綺譚・恋文往来」全文公開 2011年9月28日:金来成の短編変格探偵小説「霧魔」(1939)を翻訳公開 2011年12月15日:東方のホームズが活躍する中国の短編探偵小説、張慶霖「無名飛盗」 2012年3月10日:【翻案ホームズ】「まだらの紐」の朝鮮版翻案作品「深夜の恐怖」(1939年) 『2011 本格ミステリ・ベスト10』、アジアミステリの順位は!? (2010年12月) 原書房『2011 本格ミステリ・ベスト10』 海外本格ミステリ・ランキング 12位 - 寵物先生(ミスターペッ...
  • アジアSFメモ
    2011年1月24日  ミステリと同じくジャンル小説である「SF」では、韓国・中国・台湾の作品がどれほど翻訳されているのか、また日本とどのような交流があるのか、興味があったので簡単にまとめた。  きっかけ → Togetter:アジアSF界の交流(日本SF、中国SF、韓国SF、台湾SF) 韓国SF 韓国SFメモ (時々更新) 韓国SFに関するネット上の2つの基本文献について (2011年1月28日) 中国SF 中国SFメモ (時々更新) 中国のSFの賞「星空賞」、翻訳小説部門で日本の小説が受賞! (2011年1月19日) 【Togetter】第2回星空賞(中国のSF賞)、小林泰三「人獣細工」受賞なるか? (2011年8月27日) 2010年に中国で刊行された日本SF一覧 (2011年8月29日) 台湾SF 未作成 日本の作品の海外刊行について 英訳された日本のSF・フ...
  • ファウスト系作家 海外での刊行
    ファウスト系作家 海外での刊行リスト目次 2010年9月4日作成 講談社の文芸誌『ファウスト』の中心メンバー、佐藤友哉・舞城王太郎・西尾維新らの、他言語に翻訳された作品のリスト。 すべて、ネット書店or出版社公式サイトにリンクし、書影が見られるようにしてあります。 本来はメフィスト賞作家全員の海外での刊行リストを作っていたのですが、なかなか完成しないので、ファウスト関連のメフィスト賞作家のみ、先にリストをupすることにしました。 メフィスト賞受賞作の海外での刊行状況はこちら → メフィスト賞受賞作品 海外での刊行 文芸誌『ファウスト』 海外版リスト 佐藤友哉 海外翻訳出版状況 舞城王太郎 海外翻訳出版状況 西尾維新 (未作成) 北山猛邦 海外翻訳出版状況 浦賀和宏 (未作成) 清涼院流水 (未作成) 講談社BOX作品の海外展開 (未作成...
  • 中国ミステリ史 第六章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第六章』では、現在(2011年)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリ事情を紹介している。 目次 第六章 現代の中国ミステリ界第一節 北京偵探推理文芸協会の活動 第二節 現代の中国ミステリ作家 第三節 賞・ランキング・雑誌・その他 おわりに 参考文献 第六章 現代の中国ミステリ界 第一節 北京偵探推理文芸協会の活動  先ほど、前述の中国のミステリ情報サイト「推理之門」を見ていたら、「今日は何の日?」コーナーで「船戸与一の67歳の誕生日」などといった情報とともに「韓国推理作家協会設立から28年」という情報が出ていて、そんな情報まで押さえているのかと驚いた(※ 2月8日)。日本の推理作家団体としては、1947年設立の日本推理作家協会と、2000年設立の本格ミステリ作家クラブがある。韓国には、1983年設立の韓国...
  • 韓国ミステリ史 第四章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2012年6月13日  『韓国ミステリ史 第四章』では、1980年代から20世紀末までを扱っている。 目次 第四章 1980年代~20世紀末: 韓国ミステリ界の隆盛期第一節 韓国ミステリクラブから韓国推理作家協会へ(1)韓国推理作家協会の創設(1983年) (2)韓国推理作家協会主催 韓国推理文学賞 受賞作一覧 (3)韓国推理作家協会と日本推理作家協会の交流 第二節 スポーツ新聞や雑誌での新人作家発掘(1)スポーツ新聞の新春文芸公募 (2)『小説文学』長編推理小説公募 (3)『季刊推理文学』と金来成推理文学賞 第三節 ミステリ専門の出版社も登場(1)国産ミステリ出版の活況 (2)ミステリ読者の団体「韓国ミステリクラブ」の結成 (3)翻訳ミステリの出版 (4)苦戦するミステリ雑誌 第四節 20世紀末: 出版不況の影 第五節 邦訳された1980年代~20世紀末の韓国推理小...
  • 韓国ミステリ史 第三章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月15日  『韓国ミステリ史 第三章』では、1970年代を扱っている。 目次 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン第一節 キム・ソンジョン(金聖鍾)登場 第二節 1970年代の翻訳ミステリ(1)1972年、韓国ミステリクラブの結成 (2)1970年代末の翻訳ミステリブーム 第三節 邦訳された1970年代の韓国推理小説 参考文献 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン  韓国の最初の創作探偵小説は1908年から1909年にかけて新聞連載されたイ・ヘジョ(李海朝)の『双玉笛(そうぎょくてき)』だった。その後、欧米や日本の探偵小説の流入が続き、創作探偵小説もいくつか書かれるが、しばらくは探偵小説専門の作家は現れなかった。1930年代半ばになると、金来成(キム・ネソン)が初の探偵小説専門作家として登...
  • 韓国ミステリ史 参考文献 - 韓国推理小説100年の歴史
    『韓国ミステリ史 第一章』(20世紀初頭~1930年代) 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【1】』 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【2】』 『韓国ミステリ史 第二章』(1940年代~1960年代) 『韓国ミステリ史 第三章』(1970年代) 『韓国ミステリ史 第四章』(1980年代~20世紀末) 『韓国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭)(未公開) 『読書案内』 参考文献 韓国ミステリ通史黄鐘灝(ファン・ジョンホ)(1984)「韓国推理小説の現狀」(『日本推理作家協会会報』1984年6月号、No.426、p.4) 鄭泰原(チョン・テウォン)(2000)「韓国ミステリ事情」(『ミステリマガジン』2000年10月号(特集 コリアン・ミステリ・ナウ)、pp.64-67) 金容権(キム・ヨン...
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    トップページ このサイトについて 韓国ミステリ紹介 目次 台湾ミステリ紹介 目次 中国ミステリ紹介 目次 島田荘司推理小説賞 アジア本格リーグ 読書案内 中国、台湾、韓国 その他アジア(amazon) 2014年10月より稲村文吾さんの訳で台湾および中国の傑作ミステリ短編が発売中 中国語ミステリ邦訳・電子書籍化計画「現代華文推理系列」 2014年末より風狂殺人倶楽部編『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』(電子書籍)発売中 同書の「印刷特別増補版」(中国の短編ミステリの邦訳を1編特別収録)も通販中 東アジアミステリ史 東アジアミステリの源流 中国ミステリ史 (1)、(2)、(3) (4)、(5)、(6) 台湾ミステリ史 前編、中編、後編 韓国ミステリ史 (1)、(2)、(3) (4)、(5) 金来...
  • 韓国SFメモ
    2011年1月24日~時々更新 最終更新:2011年9月4日  韓国SFについてのメモ。 Index (1)邦訳された韓国SF (2)韓国SFについてのイベント(日本) (3)韓国SFについて知るための基本文献(日本語)ネット上の文献 『SFマガジン』等 (4)Wikipediaの韓国SF関連記事リンク集(日本語、韓国語)日本語 韓国語 (5)【原書】韓国のSFアンソロジーおよび関連アンソロジー【原書】韓国SFアンソロジー 【原書】韓国幻想文学アンソロジー (6)関連メモ (1)邦訳された韓国SF  韓国SFの邦訳はあるのだろうか? とりあえず、ネット上をさまようだけでは見つけられなかった。 【2011年7月10日追記】韓国SFの邦訳が『新潮』2011年6月号(新潮社サイト)に掲載されました。(日韓中の文芸誌が共催する「文學アジア3×2×4」という企画...
  • シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち 目次
    2012年11月 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(1) ドイツ語圏編(1)ドイツのシャーロック・ホームズ、ジョー・ジェンキンズ(ただしアメリカ人) (2)オーストリアのコナン・ドイルが生んだ探偵ダゴベルト シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編(1)欧州でホームズに匹敵する知名度を誇った探偵アスビョルン・クラーグ(ノルウェー) (2)北欧の怪盗紳士、フィリップ・コリン(スウェーデン) (3)コペンハーゲン警察のアイジル・ホルスト警部補(デンマーク) シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(3) ヨーロッパ諸国編(1)オランダ探偵小説の父が生んだ探偵ジェフリー・ギル (2)イタリア探偵小説の父が生んだ警察職員アーサー・ジェリング シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(4) 東南・南アジア編(1)ミャンマーのシャーロック・ホームズ、名...
  • 佐藤友哉 海外翻訳出版状況
    2010年9月4日作成 Index 一覧 台湾(6冊 + 4短編 + リレー小説) 韓国(6冊 + 10短編 + リレー小説) 北米(1冊[2015年2月予定] + 1短編) おまけ:各地での筆名表記・読み 更新履歴 一覧 単行本の翻訳状況 タイトル 台湾 韓国 英語 鏡家サーガ(関連作含む) 『フリッカー式』 ○ ○ 『エナメルを塗った魂の比重』 ○ ○ 『水没ピアノ』 ○ ○ 『クリスマス・テロル』 ○ ○ 『鏡姉妹の飛ぶ教室』 ○ その他 『子供たち怒る怒る怒る』 ○ ○ 『デンデラ』 ○ ○ 6冊 6冊 1冊 ※『デンデラ』の英訳は2015年2月刊行予定 その他の短編の翻訳状況 タイトル 台湾 韓国 英語 『灰色のダイエットコカコーラ』 「灰色のダイエットコカコーラ」 ○ 「赤色の...
  • 江戸川乱歩の韓国での受容
    2011年11月13日作成 (自著13、共著1) 2011年11月18日 「日本文学翻訳60年書誌目録」を参照し、自著1点、収録書3点追加 (自著14、共著1、収録書3) 2014年7月9日 2012年以降に出た書籍3冊を追加 (自著17、共著1、収録書3)  2003年に『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』(監修:平井隆太郎、編集:中相作、発行:名張市立図書館)という書籍が刊行されている。2001年までに刊行された江戸川乱歩の著書の目録であり、翻訳されて海外で出版された書籍まで扱っているが、韓国語書籍は1点も扱われていない。  このページは、いつの日か行われるであろうその改訂の際の一助となるべく作成した。もっとも、このページの乱歩の著書のデータは基本的に韓国国立中央図書館の蔵書データをオンライン検索して得たものであり、私自身は以下の書籍の実物を所持してい...
  • 「SUGOI JAPAN」のエンタメ小説50選にノミネートされた50作品50作家の英訳状況
    2014年10月1日  「マンガ、アニメ、ラノベ、エンタメ小説。日本のスゴイ!を、世界のスゴイ!へ」  「日本の傑作を世界へ羽ばたかせたい」  こんな言葉を掲げた「SUGOI JAPAN」(スゴイジャパン)というプロジェクトが今年(2014年)始まりました。「公式サイト」によれば、主催はSUGOI JAPAN 実行委員会(読売新聞社および、『ユリイカ』元編集長の山本充、『ダ・ヴィンチ』元編集長の横里隆)で、外務省や経済産業省などが後援に名を連ねています。  そのメインとなる事業は、2005年以降の「マンガ」「アニメ」「ラノベ」「エンタメ小説」を対象とした「国民投票」。本日、2014年10月1日に4部門それぞれのノミネート50作が発表されました。「エンタメ小説」部門には綾辻行人、伊坂幸太郎、海堂尊、今野敏、城平京、高野和明、月村了衛、辻村深月、法月綸太郎、東山彰良、...
  • 文化庁「現代日本文学の翻訳・普及事業」が廃止される根拠になった「日本文学は海外で年平均470冊翻訳出版されている」という数字がただの集計ミスだったことについて
    2012年6月23日  文化庁が2002年から行っていた「現代日本文学の翻訳・普及事業」(公式サイト)が、2012年6月20日の行政事業レビューで「廃止」の判定を受けました。 時事ドットコム「日本文学翻訳事業を廃止=府省版仕分けで-文科省」、2012/06/20-19 51(元記事リンク)  文部科学省は20日、有識者を交えて事業の効果を検証する「行政事業レビュー」(府省版事業仕分け)の2日間の日程を終えた。この日は対象となった3事業のうち、日本の現代文学を翻訳して外国で出版する事業など2事業を「廃止」と判定した。  日本の現代文学の翻訳事業については、有識者から「かなりの代表的な作品は民間事業で多様な言語に翻訳されており、国費で実施する必要はない」など、廃止を求める意見が相次いだ。  この事業は日本の現代文学を主に英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語に翻...
  • メフィスト賞受賞作品 海外での刊行
    2010年6月16日  メフィスト賞受賞作品が日本語以外の言語にどれぐらい翻訳されているのかを調べました。調べた言語は、中国語・韓国語・英語・ドイツ語・フランス語です。他の地域(言語)は未調査。 受賞回 作家名 タイトル 台湾 中国 韓国 英語 第1回 森博嗣 すべてがFになる ○ ○ ○ 第2回 清涼院流水 コズミック ○ ○ 第12回 霧舎巧 ドッペルゲンガー宮 ○ 第13回 殊能将之 ハサミ男 ○ ○ ○ 第16回 黒田研二 ウェディング・ドレス ○ 第19回 舞城王太郎 煙か土か食い物 ○ ○ 第21回 佐藤友哉 フリッカー式 ○ ○ 第23回 西尾維新 クビキリサイクル ○ ○ ○ 第24回 北山猛邦 『クロック城』殺人事件 ○ ○ 第27回 生垣真太郎 フレームアウト ○ 第31回 辻村深月 冷たい校舎の時は止まる ○...
  • 中国ミステリ史 参考文献 - 中国推理小説120年の歴史
    『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代) 『読書案内』 参考文献 中国ミステリ I (江戸川乱歩とその周辺)東震太郎(1947)講演「中国の探偵小説界」(「第13回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 東震太郎(1947)「中国の探偵小説」(『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 柴田天馬(1947)講演「中国文学に現れた犯罪、探偵」(「第18回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第7号、1947年12月) 江戸川乱歩(1949)「福爾摩斯(ホルムス)偵探案全集」(『探偵作家ク...
  • 江戸川乱歩が所蔵していた唯一の韓国探偵小説、金来成『秘密の門』の序文
    2013年8月3日  1935年に日本で探偵作家デビューし、翌年に朝鮮半島に戻ってからも探偵作家として活躍した金来成(キム・ネソン)は、日本留学時代に江戸川乱歩と何度か面会している。終戦後、1952年になって金来成は久々に江戸川乱歩に手紙を送り、その後著書6冊を送った。そのうちの1冊が、探偵小説集『秘密の門』(『秘密의門』)である。このページではその序文を翻訳紹介する。  金来成が日本で探偵作家として活動した1935年~1936年は、ちょうど甲賀三郎と木々高太郎の間で「探偵小説芸術論争」が起こった時期だった。そのことが金来成にも大きく影響を与えていたことが、この序文からもうかがえる。  なお、『秘密の門』の収録作は「秘密の門」、「異端者の愛」、「悪魔派」、「白蛇図」、「罰妻記」の5編。どれも邦訳はない。末尾に「探偵文学小論」が付されている。 金来成『探偵小説 秘密の...
  • 英訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日 最終更新:2015年5月1日 2012年10月19日:姉妹ページ「英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル」を作成しました。 If you cannot read Japanese and can read English, jump to this page (The list of Japanese crime fiction in English translation), which I made in March 2014.  『姑獲鳥の夏』が昨年(2009年)に英訳されていた!という事実に衝撃を受けて、ほかにどんな日本のミステリが英訳されているか調べてみた。  気になるのは新しい作品がどれぐらい訳されているかということで、たとえば日本SFに関しては2009年夏から《Haikasoru》(「High Castle」を日本...
  • 韓国ミステリ史 第二章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月9日  『韓国ミステリ史 第二章』では、1940年代から1960年代までを扱っている。 目次 金来成(キム・ネソン)簡略紹介 第二章 1940年代~1960年代: 金来成(キム・ネソン)後の忘れられた作家たち第一節 戦前~戦後の読書事情 第二節 日本や欧米の作品の翻訳・翻案(1)金来成による翻訳・翻案 (2)パン・イングン(方仁根)による翻案 (3)その他の翻訳・翻案 第三節 1940年代~1960年代の創作探偵小説(1)金来成が戦後に発表した探偵小説 (2)1960年代に活躍したホ・ムンニョン(許文寧) (3)1960年代の『週刊韓国』長編推理小説公募 (4)推理小説を積極的に執筆した文学作家のヒョン・ジェフン(玄在勲) 第四節 邦訳された1940年代~1960年代の韓国推理小説 参考文献 金来成(キム・ネソン)簡略紹介 韓国ミステリ史 特別編...
  • 東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に
    2012年1月22日  1月19日夜、東野圭吾『容疑者Xの献身』(2005年8月)の英訳版 The Devotion of Suspect X (2011年2月)がエドガー賞の最優秀長編賞の候補に選ばれたとのニュースがもたらされた[参照:エドガー賞公式サイト Edgar Nominees]。 (私は英訳版を刊行した @MinotaurBooks のツイートで知りました)  受賞作が決定するのは2012年4月26日。今から非常に楽しみである。 ※日本時間の2012年4月27日午前11時ごろ、モー・ヘイダー(Mo Hayder)『Gone』(日本語訳『喪失』2012年12月、早川書房)の受賞が決定。東野圭吾『容疑者Xの献身』は受賞を逃した。  このページでは『容疑者Xの献身』のエドガー賞ノミネートに関連して、そもそも東野圭吾の作品はどれぐらい英訳されているのか、『容...
  • 中国ミステリ史 第五章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第五章』では、1990年代末から21世紀初頭までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 第二節 ネット上で活躍していたミステリ執筆者が紙媒体へ/雑誌『歳月・推理』創刊 第三節 邦訳された21世紀の中国探偵小説 参考文献 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流 第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 【主要参考文献:杜撰(ずさん)(2009)「百年華文推理簡史 九、網絡推理小説的創作熱潮」】  20世紀末より、今までとはまったく違う文脈でミステリ作家が登場するようになる。大きな役割を果たしたのは、インターネット環境の整備である。1998年...
  • このサイトについて
     アジア各地のミステリ作家・ミステリ小説・ミステリ史の紹介と、日本ミステリの海外での刊行情報の掲載がメインのサイトです。 管理人プロフィール  中国語を3年間、韓国語を1年間学んだことがあるミステリファン。本格ミステリ好き。  中国語の小説は辞書なしで一応読めます(理解度は多分70~80%ぐらい)。  韓国語は簡単な文章なら読めますが、小説は基本的には読めません(辞書と時間さえあれば無理ではないですが……)。 19XX年小学生のころにズッコケ三人組シリーズと江戸川乱歩の少年探偵団シリーズで探偵小説の魅力を知る。同じポプラ社のルパンやホームズを読むという定番の流れでミステリファンに。 2006年冬中国語を学び始めて1年半ほど経つ。もともと中国語で書かれた推理小説を読んでみたいと思っていたので、ネット上で調べてみる。 taipeimonochromeさんの「taipeimon...
  • 日本推理作家協会と韓国推理作家協会の交流
    2011年8月2日  早川書房の雑誌『ミステリマガジン』は、2000年10月号で韓国ミステリ特集を組んでいる(→早川書房公式サイト 2000年10月号内容紹介)。  その号に掲載された鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」に以下のように書かれている。 鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」(『ミステリマガジン』2000年10月号)  韓国推理作家協会は一九八三年二月八日ソウルで創立された。初代会長は英文学者の李佳炯(イ・ガヒョン)。現在は推理作家の李祥雨(イ・サンウ)がその任にある。筆者の鄭泰原(チョン・テウォン)が常任理事、李秀光(イ・スゴァン)が事務局長を務めている。所属作家は八十名を数え、毎年会員の作品を集めた短篇集を発行し、新人発掘にも力を入れている。 (中略)  韓国推理作家協会は、九〇年代初頭から日本推理作家協会との交流・相互訪問を始...
  • 島田荘司 海外で刊行された作品リスト
    島田 荘司(しまだ そうじ、1948.10.12 - )  SHIMADA Soji / 島田莊司 岛田庄司 DAOTIAN Zhuangsi  시마다 소지 / โซจิ ชิมาดะ 2010年12月現在、『占星術殺人事件』の新品で手に入る3つのバージョン 左から順に、講談社文庫版(1987年7月)、講談社ノベルス 改訂完全版(2008年1月)、南雲堂 改訂完全版(2008年1月) 初刊は1981年、講談社版。ほかに、島田荘司全集版(第一巻)(2006年9月)も新品で入手可能 その他の日本国内のバージョン違いについては、keita2さんのブログ「日曜は勝手にショートショート」の記事「占星術殺人事件のバージョン違い」(2009年7月13日)が詳しい。 アメリカ IBC Books版(2005年9月、英語) なお、海外版の表紙は「WS刊...
  • フランスミステリ関連情報一覧(邦訳リスト、ランキング、賞など)
    2020年8月16日 松川良宏(非英語圏ミステリ研究家) [日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員]  「フランス・ミステリ」を特集した探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第15号[summer 2020](2020年8月13日発行)で、当サイトにご言及いただきました。ありがとうございます。  ただ、当サイト内のフランスミステリ関連情報は、どこにどの情報があるのか、いまいちまとまっておりません。そこでこの機会に、当サイト内のフランスミステリ関連情報の一覧を作成しておくことにいたしました。  当サイトは頻繁に更新していたのは2015年の夏ごろまでで、それ以降はあまり情報を更新できていません。今回、更新・整理のきっかけを作ってくださったことに感謝いたします。 探偵小説研究会 公式サイト『CRITICA』第15号は2020年8月16日現在、古書店・...
  • シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(6) ラテンアメリカ編
    2012年11月30日 Index ラテンアメリカ編(1)メキシコの怪盗紳士、マキシモ・ロルダン ラテンアメリカ編(2)ホームズ風の特徴を多数持っているというブラジルのドクター・レイテ ラテンアメリカ編(1)メキシコの怪盗紳士、マキシモ・ロルダン 邦訳なし  「北欧編(2)」で、スウェーデンの作家のフランク・ヘラーが書いた北欧の怪盗紳士フィリップ・コリン・シリーズを紹介したが、なんとアルセーヌ・ルパンやフィリップ・コリンが活躍したヨーロッパから海を隔てた北米大陸のメキシコでも、ご当地の「怪盗紳士」が活躍するシリーズが書かれていたようである。このメキシコの怪盗紳士のシリーズは、エラリー・クイーン選定のミステリ短編集名著リスト「クイーンの定員」の1冊に選出されている。メキシコの怪盗紳士について述べる前に、まずは「クイーンの定員」について改めて見ておこう。 ...
  • 詠坂雄二=ミスター・カラフル=アイロニックボマーのメフィスト投稿時代の軌跡
    2011年5月29日  光文社カッパ・ノベルスの新人発掘企画「KAPPA-ONE」でデビューした詠坂雄二は、応募原稿を四色の紙に印刷することで知られていたメフィスト賞の常連投稿者「ミスター・カラフル」である。  これは以前は、「2ちゃんねる」創作文芸板のメフィスト賞スレッドの「このあたり」を発生源とする、真偽の不確かな噂に過ぎなかった。詠坂雄二のデビュー前の一時期、『メフィスト』巻末の原稿募集座談会で、応募原稿を四色の紙に印刷することからミスター・カラフルと呼ばれている常連投稿者がいた。詠坂雄二のデビュー作『リロ・グラ・シスタ』が、全体を4分割して64ページごとに異なる色のインクで印刷されているという奇抜な造本であり、『リロ・グラ・シスタ』の内容もメフィストの座談会からうかがえるミスター・カラフルの作風と酷似していたため、このような説が生まれたのである。  この説は...
  • シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(1) ドイツ語圏編
    2012年11月17日 Index ドイツ語圏編(1)ドイツのシャーロック・ホームズ、ジョー・ジェンキンズ(ただしアメリカ人)◆『新青年』で翻訳紹介されたジョー・ジェンキンズ・シリーズ ◆探偵ジョー・ジェンキンズ・シリーズへの各種言及 ◆最近のドイツ語圏での出版状況 ドイツ語圏編(2)オーストリアのコナン・ドイルが生んだ探偵ダゴベルト◆創元推理文庫『世界短編傑作集』第2巻の「奇妙な跡」で活躍する探偵ダゴベルト ◆探偵ダゴベルト・シリーズへの各種言及(1)ドイツ語圏での言及 (2)英語圏での言及 ◆探偵ダゴベルト・シリーズの邦訳(1)2012年11月時点での邦訳状況 (2)2013年4月、ついに創元推理文庫で短編集『探偵ダゴベルトの功績と冒険』が発売! ◆最近のドイツ語圏での出版状況. 補足情報ドイツの戦前探偵小説についての補足情報(1)フェルディナント・ルンケル「公爵の首」 ...
  • 綾辻行人 海外で刊行された作品リスト
    綾辻 行人(あやつじ ゆきと、1960.12.23 - )  AYATSUJI Yukito / 绫辻行人 Lingshi Xingren  아야츠지 유키토 / อายะซึจิ ยูกิโตะ 左から順に、講談社ノベルス版(1987年9月)、講談社文庫版(1991年9月)、講談社文庫 新装改訂版(2007年10月)、講談社 YA!ENTERTAINMENT版(2008年9月) 左から順に、韓国 Hans Media版(2005年7月)、台湾 皇冠文化出版 新装版(2006年9月)、中国 珠海出版社版(2004年6月)  日本での刊行リストについてはmihoroさん作成の綾辻行人データベースAyalist内、綾辻専門書店が充実しています。  以下、タイトルをクリックすると、それぞれの地域のネット書店のペ...
  • 韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」で実施された2011年日本ミステリランキング
    2012年2月17日  日本ミステリファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」(일본 미스터리 즐기기)で実施されたミステリランキングの結果を紹介する。  2週間ほど前に紹介した「ハウミステリ」のランキングは2011年に韓国で出版されたすべてのミステリ小説(韓国国内作品・翻訳作品)が対象になっていたが、「日本ミステリを楽しむ」のランキングはその名の通り、2011年に韓国で出版された日本ミステリが対象になっている。 関連記事:韓国のWebサイト「ハウミステリ」で実施された2011年ミステリランキング (2012年2月2日) Index 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2011年 [발표] 우리가 뽑은 2011년 일본 미스터리 (2012-02-12) 対象: 2011年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。...
  • アジアの推理小説
    2012年1月10日 【東アジア】 中国 「中国ミステリ史 参考文献 - 中国推理小説120年の歴史」参照 台湾 「台湾ミステリ史 参考文献 - 台湾推理小説100年の歴史」参照 香港・マカオ 韓国 「韓国ミステリ史 参考文献 - 韓国推理小説100年の歴史」参照 モンゴル 「アジア理解講座1997年度第1期「モンゴル文学を味わう」報告書」第8章:民主化と社会不安の狭間で―4人の作家を中心に(海野未来雄) 第9章:モダニズム文学の隆盛と大衆文学(海野未来雄) 海野未来雄「ミステリー・ブーム続くモンゴル文芸界」(『しにか』1994年11月号、p.110-113) 芝山豊「モンゴル最初のミステリー小説の謎」(毎日新聞大阪版、1994年11月18日付け夕刊、11面)ダシドルジン・ナツァグドルジ(1906-1937)という作家が1930年にポオの「黄金虫」を意識して書いた「黒...
  • 1930年代の朝鮮京城を舞台にしたシャーロック・ホームズパスティーシュ『京城探偵録』
    2010年12月10日記事作成 『京城(けいじょう)探偵録』(原題:경성탐정록/原題漢字表記:京城探偵錄/原題発音:キョンソン タムジョンノク) 作者:ハン・ドンジン 原案:ハン・サンジン(作者のハン・ドンジンの弟) 鶴山文化社、2009年1月、ISBN 978-89-258-2409-3 名探偵ソル・ホンジュが漢方医ワン・ドソンとともに事件を解決していく「京城(けいじょう)探偵録」シリーズの短編を5編収録。 邦訳なし。 2011年10月、韓国のミステリレーベル《BOOK HOLIC》(刊行作品一覧)でシリーズ第二短編集『血の絆』(피의 굴레)が刊行された。 このページについて  このページでは、韓国で2009年に刊行された推理小説『京城探偵録』を紹介しています。この小説は舞台を1930年代の朝鮮に設定し、名探偵ソル・ホンジュが漢方医ワン・ドソンとともに難事件を解...
  • 台湾ミステリ史 中編 - 台湾推理小説100年の歴史
    2011年9月3日 2011年10月15日:増補(詳細はページ最下部の「台湾ミステリ史 中編 更新履歴」参照)  『台湾ミステリ史 中編』(第四章)では、1977年から1990年代半ばまでの台湾ミステリ界の動向を紹介している。  島崎博氏は1977年を「実質的な台湾の推理小説元年」としており、1977年から1984年までを準備期、1984年から2000年までを第一期、2001年以降を第二期としている。 ※「台湾ミステリ史 前編」(19世紀末~1970年代)と「台湾ミステリ史 後編」(20世紀末~21世紀初頭)は未完成です。 目次 台湾の言語と文字に関するごく簡単な注釈 台湾ミステリ前史 (第一章~第三章 要約) 第四章 1970年代末~1990年代半ば: 林仏児(りん ふつじ)と『推理雑誌』の時代第一節 1977年: 松本清張『ゼロの焦点』の翻訳刊行 第二節...
  • 2010年に中国で刊行された日本SF一覧
    2011年8月29日  2010年に中国で刊行された日本SF・ファンタジーの単行本の一覧/2010年に中国の雑誌(オンラインマガジン含む)に掲載された日本の短編SF・ファンタジーの一覧  中国に「星空賞」というSF・ファンタジーの賞がある。前年1年間のSF・ファンタジー作品を対象とし、ファンの投票(一次投票および決選投票)により受賞作を決定する賞である。(より正確に言えば、中国国内作品に関しては、ファンの投票だけでなく、SF・ファンタジー小説家、雑誌編集者らで構成される評議委員の投票の結果も加味して受賞作が決定される)  星空賞の公式サイトに、翻訳小説賞の対象となる前年1年間に刊行されたor雑誌掲載された翻訳SF・ファンタジーの一覧があったので、そこから日本の作品を抜き出しリストにまとめた。 リスト作成の参考にしたページ(中国語)第2回(2010年度)星空賞 翻訳長...
  • 中国ミステリ史 第二章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月3日 2011年8月7日:増補(詳細はページ最下部の「第二章 更新履歴」参照)  『中国ミステリ史 第二章』では、1910年代から1940年代まで(中華民国時代)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第二章 1910年代~1940年代: ホームズ、ルパンからフオサン、ルーピンへ第一節 中国ミステリ草創期: 上海の「青」と「紅(あか)」(1)程小青(てい しょうせい)/名探偵フオサン (2)孫了紅(そん りょうこう)/怪盗紳士ルーピン (3)同時代の中国探偵作家 第二節 中華民国時代の探偵雑誌(1)中国初の探偵雑誌 (2)終戦後の探偵雑誌創刊ブーム 第三節 同時代の日本から見た当時の中国探偵小説界 第四節 邦訳された19世紀末~1940年代の中国探偵小説 参考文献 第二章 更新履歴 第二章 1910年代~194...
  • 非英語圏ミステリ2013年の邦訳出版一覧
    2013年4月17日 最終更新:2014年1月14日 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧(2014年6月11日作成) Index 刊行順一覧 国別一覧 予定 刊行順一覧 ※タイトルからのリンク先は、それぞれの出版社サイトの書籍紹介ページ 既刊 1月4日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『満開の栗の木』 小学館文庫 柳沢由実子訳 1月10日 イタリア イタリア語 ドナート・カッリージ 『六人目の少女』 ハヤカワ・ミステリ 清水由貴子訳 1月11日 フィンランド フィンランド語 レーナ・レヘトライネン 『雪の女』 創元推理文庫 古市真由美訳 2月21日 オーストリア ドイツ語 アンドレアス・グルーバー 『夏を殺す少女』 創元推理文庫 酒寄進一訳 3月21日 スウェーデン スウェーデン語 モンス・カッレントフト 『冬の生贄』...
  • @wiki全体から「韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史」で調べる

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