2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説

アジアミステリリーグ内検索 / 「2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説」で検索した結果

検索 :
  • 2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説
    2013年4月17日  「刊行順一覧」は当サイトのトップページで随時更新していたリストをそのまま持ってきたものです。  「言語別一覧」と「作者50音順一覧」は新たに作りました。 ※山田風太郎『甲賀忍法帖』など、ミステリ作家の非ミステリ作品も一部含みます。 Index 刊行順一覧 言語別一覧英語 フランス語 スペイン語 イタリア語 ドイツ語 ロシア語 チェコ語 その他の言語 作者50音順一覧 刊行順一覧 言語 作者 タイトル 訳題(amazonリンク) 備考 2012年1月 英訳 芦辺拓 『紅楼夢の殺人』 "Murder in the Red Chamber" 2012年1月 フランス語訳 伊坂幸太郎 『重力ピエロ』 "Pierrot-la-gravité" 2012年2月 ドイツ語訳 西村京太郎 短編集『...
  • 日本ミステリの海外刊行
    ...北欧・バルト三国 2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説 タイ語訳 東・東南アジア (インドネシア・ベトナム) 西アジア・中東 (トルコ・グルジア・アルメニア) 未作成ロシア語訳 (未作成) 東欧・バルカン諸国 (ポーランド・ルーマニア・ハンガリー・チェコ・ギリシャ・ブルガリア・クロアチア) (未作成) 南・中央アジア (未作成) 2.年度別リスト  日本の推理小説が多く翻訳刊行されている韓国・台湾・中国の年度別リスト。 2009年 韓国 / 台湾 / 中国 2010年 韓国 (途中まで) / 台湾 (未作成) / 中国 (未作成) 2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説 3.作家別リスト  ごく一部の作家のみ。 作家別 海外刊行リスト 4.その他リスト 受賞作の翻訳 Honkaku Mystery Grand Pr...
  • ドイツ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日作成 2012年2月11日大幅更新  日本の推理小説(を含む広義のエンターテインメント小説)の独訳本のリスト。  Amazon.deで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、ドイツで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。  また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 Amazon.co.jp内に作成したリスト(ドイツ語版の表紙をざっと一覧できます) ドイツ語訳された日本のミステリ 2012年2月11日追記  雑誌『ミステリーズ!』のドイツミステリ特集号が刊行されたのを機に、今まで中途半端な形で公開していたリストを整理した。また、ページ最下部にドイツミステリ関連...
  • 韓国における日本ミステリの翻訳出版の現状
    2012年9月20日 Index 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1% 日本ミステリの翻訳の急増 人気・評価の高い作品は? 最も多く作品が翻訳されている作家は? 主なミステリ作家の翻訳状況翻訳書が10点以上出ている作家 その他の作家 旧作の翻訳は?横溝正史とその他の探偵作家 松本清張と赤川次郎 その他 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1%  日本の推理小説の韓国での翻訳出版は1960年代に始まり、1970年代~80年代には松本清張や森村誠一、梶山季之の作品が人気を集めた。そして1990年代には島田荘司の『占星術殺人事件』や綾辻行人の館シリーズ(6作目まで)、赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズ、大沢在昌の『相続人TOMOKO』および新宿鮫シリーズ(4作目まで)、桐野夏生の『顔に降りかかる雨』、『OUT』、高村薫の『マーク...
  • スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2012年5月2日  スペイン語およびポルトガル語に翻訳された日本の推理小説がどれぐらいあるのかを調べた。  「英訳」、「フランス語訳」、「ドイツ語訳」、「イタリア語訳」がどれぐらいあるのかは以前に調べている。これらのリストでは鈴木光司のホラー小説なども含め広くエンターテインメント作品を掲げているが、それらを除くと、英訳出版された日本のミステリは約60冊、フランス語訳も同じく約60冊、ドイツ語訳とイタリア語訳はそれぞれ約20冊ほどである。そして今回調べたところ、スペイン語に翻訳された日本のミステリは20冊弱程度であった。もっともこれらの数字はあくまでも気が付いた分だけなので、実際には数はもう少し多くなるだろう。 関連記事:「スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史」(2012年5月2日) Index スペイン語訳 (Spanish)江戸川乱歩 (Edogaw...
  • 【エドガー賞の前に】東野圭吾『容疑者Xの献身』のフランスでの評価やいかに
    2012年4月14日  エドガー賞の受賞作発表まであと約2週間。東野圭吾の『容疑者Xの献身』が最優秀長編賞の候補となっており、その発表を心待ちにしている人も多いだろう。  ところで、『容疑者Xの献身』は2011年2月にアメリカで英訳本『The Devotion of Suspect X』が出版されたが、同年11月にはフランスでフランス語訳本『Le Dévouement du suspect X』も出版されている。今年の1月に書いた記事「東野圭吾『容疑者Xの献身』がエドガー賞以外に狙える賞は?」で示したように、フランスのミステリ賞であるフランス推理小説大賞やミステリ批評家賞にはフランス語作品部門以外に翻訳作品部門もある。当然、『容疑者Xの献身』を含む日本の推理小説も授賞対象になりうるわけだ。そして10日ほど前、ミステリ批評家賞の結果が発表された。 ミステリ批評家賞(Prix ...
  • 「SUGOI JAPAN」のエンタメ小説50選にノミネートされた50作品50作家の英訳状況
    2014年10月1日  「マンガ、アニメ、ラノベ、エンタメ小説。日本のスゴイ!を、世界のスゴイ!へ」  「日本の傑作を世界へ羽ばたかせたい」  こんな言葉を掲げた「SUGOI JAPAN」(スゴイジャパン)というプロジェクトが今年(2014年)始まりました。「公式サイト」によれば、主催はSUGOI JAPAN 実行委員会(読売新聞社および、『ユリイカ』元編集長の山本充、『ダ・ヴィンチ』元編集長の横里隆)で、外務省や経済産業省などが後援に名を連ねています。  そのメインとなる事業は、2005年以降の「マンガ」「アニメ」「ラノベ」「エンタメ小説」を対象とした「国民投票」。本日、2014年10月1日に4部門それぞれのノミネート50作が発表されました。「エンタメ小説」部門には綾辻行人、伊坂幸太郎、海堂尊、今野敏、城平京、高野和明、月村了衛、辻村深月、法月綸太郎、東山彰良、...
  • 英訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日 最終更新:2015年5月1日 2012年10月19日:姉妹ページ「英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル」を作成しました。 If you cannot read Japanese and can read English, jump to this page (The list of Japanese crime fiction in English translation), which I made in March 2014.  『姑獲鳥の夏』が昨年(2009年)に英訳されていた!という事実に衝撃を受けて、ほかにどんな日本のミステリが英訳されているか調べてみた。  気になるのは新しい作品がどれぐらい訳されているかということで、たとえば日本SFに関しては2009年夏から《Haikasoru》(「High Castle」を日本...
  • 文化庁「現代日本文学の翻訳・普及事業」が廃止される根拠になった「日本文学は海外で年平均470冊翻訳出版されている」という数字がただの集計ミスだったことについて
    2012年6月23日  文化庁が2002年から行っていた「現代日本文学の翻訳・普及事業」(公式サイト)が、2012年6月20日の行政事業レビューで「廃止」の判定を受けました。 時事ドットコム「日本文学翻訳事業を廃止=府省版仕分けで-文科省」、2012/06/20-19 51(元記事リンク)  文部科学省は20日、有識者を交えて事業の効果を検証する「行政事業レビュー」(府省版事業仕分け)の2日間の日程を終えた。この日は対象となった3事業のうち、日本の現代文学を翻訳して外国で出版する事業など2事業を「廃止」と判定した。  日本の現代文学の翻訳事業については、有識者から「かなりの代表的な作品は民間事業で多様な言語に翻訳されており、国費で実施する必要はない」など、廃止を求める意見が相次いだ。  この事業は日本の現代文学を主に英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語に翻...
  • ヨーロッパの推理小説
    2012年1月4日  ここでは、アジアの推理小説について調べている過程で見つけたヨーロッパの推理小説に関する日本語文献を示している。  ロシアおよび旧共産圏についてはそれなりに丁寧に探しているが、それ以外は不十分なリストであるということをご諒解ください。 英語圏 フランス語圏 ドイツ語圏 オランダ語圏 イタリア スペイン ポルトガル 北欧 バルト三国 ロシア 東欧・バルカン諸国 英語圏 略 フランス語圏  一部のみ示す。 日本人が執筆したもの長島良三『メグレ警視のパリ フランス推理小説ガイド』(読売新聞社、1984年) 松村喜雄『怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史』(晶文社、1985年/双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作全集52、2000年) 小倉孝誠『推理小説の源流 ガボリオからルブランへ』(淡交社、2002年) フランスで刊行されたものの邦...
  • オランダ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2012年5月12日 関連ページ:「オランダ推理小説略史/日蘭ミステリ交流史」(2012年5月12日)も合わせてお読みください。  オランダ語に翻訳された日本のミステリ小説の一覧。ミステリを中心として、周辺のエンターテインメント作品についても調べている。 調査方法  最初はオランダのネット書店で、オランダ語に翻訳されていそうな(≒ほかの欧米の言語に翻訳されている)作家の名前を入力・検索して調べたのだが、その後、以下のサイトで「Japan」と入力して検索するだけでオランダ語に翻訳された日本のミステリ一覧が簡単に入手できることが分かった。 VN Detective en Thrillergids  このサイトには日本ミステリのオランダ語訳を調べている過程でたまたまたどり着いたのだが、『ミステリマガジン』2009年1月号(世界のミステリ雑誌特集号)で翻訳家の塩...
  • 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)
    韓国での推理小説刊行状況 1 2009年11月9日 ☆「アジア本格リーグ」の刊行  今年(2009年)9月、講談社から「島田荘司選 アジア本格リーグ」の刊行が開始された。これは、今まで欧米作品の陰に隠れてあまり顧みられていなかった、アジア各地域の推理小説を刊行するという画期的なもので、第1回配本では「台湾」「タイ」の作品が刊行された。巻末予告を見ると、さらに「韓国」「中国」「インド」「インドネシア」の作品の刊行が予定されているという。  さて、ではこれらの地域では、刊行予定のもの以外に、いったいどのような推理小説が刊行されているのだろうか。  台湾の推理小説については、taipeimonochromeさんが「taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂」で以前から積極的に紹介なさっており、多くの未訳作品の批評を読むことができる。 ...
  • 東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に
    2012年1月22日  1月19日夜、東野圭吾『容疑者Xの献身』(2005年8月)の英訳版 The Devotion of Suspect X (2011年2月)がエドガー賞の最優秀長編賞の候補に選ばれたとのニュースがもたらされた[参照:エドガー賞公式サイト Edgar Nominees]。 (私は英訳版を刊行した @MinotaurBooks のツイートで知りました)  受賞作が決定するのは2012年4月26日。今から非常に楽しみである。 ※日本時間の2012年4月27日午前11時ごろ、モー・ヘイダー(Mo Hayder)『Gone』(日本語訳『喪失』2012年12月、早川書房)の受賞が決定。東野圭吾『容疑者Xの献身』は受賞を逃した。  このページでは『容疑者Xの献身』のエドガー賞ノミネートに関連して、そもそも東野圭吾の作品はどれぐらい英訳されているのか、『容...
  • 2009年に台湾で刊行された日本の推理小説
    2010年5月24日  韓国版リストに続いて、2009年に台湾で刊行された日本の推理小説のリストを作りました。自分の好きな作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。  以下のリストは、台湾のネット書店「博客来網路書店」で「懸疑/推理小說」を表示し( http //www.books.com.tw/books/bl/bl0506_1.php 日本・欧米・オリジナル含め、推理小説が新しいものから順に表示される)、その中から日本のものを探していくという単純作業によって作られています。  このネット書店で「推理小説」に分類されているものを機械的に拾っているので、中には「何でこれが?」というのも入っているかもしれませんが、そういうものも含めて下で示しました。  ただし、「推理小説」とされているもののうち...
  • イタリア語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2011年5月2日  日本の推理小説のイタリア語訳本のリスト。 関連ページ:イタリア推理小説略史 (2012年7月1日)  ついさっきまで知らなかったのだが、イタリア語版Wikipediaをさまよっていたら、イタリアには1946年に刊行を開始したミステリ叢書「ジャッロ・モンダドーリ」(Il Giallo Mondadori)(英語版Wikipedia)というのがあるのを知った。なんでもその前身は1929年に刊行を開始していて1946年に現在の名前になったそうだが、1946年から現在までですでに3000冊を超えていると聞くと、イタリアはあまり推理小説が盛んなイメージではなかったのでちょっと驚いてしまう。日本でいえば、1953年から早川書房が刊行している「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」に相当しそうだが、「ジャッロ・モンダドーリ」も翻訳作品中心であるものの、イタリアの国内作品も...
  • 台湾ミステリ史 中編 - 台湾推理小説100年の歴史
    2011年9月3日 2011年10月15日:増補(詳細はページ最下部の「台湾ミステリ史 中編 更新履歴」参照)  『台湾ミステリ史 中編』(第四章)では、1977年から1990年代半ばまでの台湾ミステリ界の動向を紹介している。  島崎博氏は1977年を「実質的な台湾の推理小説元年」としており、1977年から1984年までを準備期、1984年から2000年までを第一期、2001年以降を第二期としている。 ※「台湾ミステリ史 前編」(19世紀末~1970年代)と「台湾ミステリ史 後編」(20世紀末~21世紀初頭)は未完成です。 目次 台湾の言語と文字に関するごく簡単な注釈 台湾ミステリ前史 (第一章~第三章 要約) 第四章 1970年代末~1990年代半ば: 林仏児(りん ふつじ)と『推理雑誌』の時代第一節 1977年: 松本清張『ゼロの焦点』の翻訳刊行 第二節...
  • イタリア推理小説略史
    2012年7月1日  日本ではイタリアのミステリ小説がそれなりに翻訳されているが、「イタリア・ミステリ」(「イタリアン・ミステリ」と書くべきか?)というものへの注目度は必ずしも高くないように思う。たとえば、『ミステリが読みたい! 2009年版』(早川書房、2008年11月)に掲載の座談会「ミステリの新興勢力 世界のミステリを語る」(小山正、新保博久、平岡敦、穂井田直美)を見てみると、話題の中心はドイツ、スウェーデン、フランス、ロシアのミステリで、ほかにデンマーク、オランダ、フィンランドのミステリ作家にも言及があるが、イタリアへの言及はない。  一方で、近年英語圏ではイタリア・ミステリへの注目度が高まってきているようである。ウォール・ストリート・ジャーナルの2010年7月1日付け記事「Fiction's Global Crime Wave」(英語)では、イタリアのミ...
  • 2010年に韓国で刊行された日本の推理小説
    2010年5月26日 先日作った2009年版のリストに続いて、2010年版(正確には、2009年12月から)の、韓国で刊行された日本の推理小説リストを作りました。まさに今現在、韓国ではどのような日本の推理小説が読まれているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。 (12月から集計しているのは、韓国のミステリ専門誌『季刊ミステリ』の集計期間と一致させるため) リスト作成にあたって 韓国のネット書店「アラジン」で「文学>本格ジャンル小説>推理小説/ミステリ」を検索し、出てきたもののうち日本の作品を、著者名50音順に並べた。  http //www.aladdin.co.kr/shop/wbrowse.aspx?CID=202 BrowseTarget=List 「文学>本格ジャンル小説>ホラー/恐怖小説」の結果も付け加えた(現在2冊のみ。〈ホラー〉と注...
  • タイ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年5月26日作成 2012年5月、更新作業中 完成日未定  チャッタワーラック『二つの時計の謎』(アジア本格リーグ、講談社、2009年9月)に解説として付されている宇戸清治「タイ・ミステリーの過去と現在」や、平松秀樹「東南アジアにおける日本文学」(日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年6月)よれば、タイでは2002年に鈴木光司の『リング』がベストセラーになって以降、日本の最新のエンターテインメント小説が多く翻訳されているという。 カテゴリー>推理小説 http //www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=501 ※リンク切れ (2010年5月26日現在、1299件) カテゴリ>推理小説・ホラー小説(新しいものから順に一覧) http //ww...
  • 北欧・バルト三国で刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2011年4月30日 大きな地図で見る  最近、日本で北欧ミステリが注目を集めている。その一番の要因としては、スウェーデンの作家であるスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』(1~3、各上下巻、早川書房)が2008年末から2009年にかけて日本のミステリ界を席巻したことが挙げられるだろう。『ミステリマガジン』2010年11月号では北欧ミステリの特集が組まれ、今年に入って以降も、4月にハヤカワ・ポケット・ミステリからスウェーデンの作家ヨハン・テオリンの『黄昏に眠る秋』が出て話題になっているのみならず、5月にはノルウェーの作家カリン・フォッスムの『湖のほとりで』の刊行が予定されており、また年内にはアイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソンの長編2作品の東京創元社からの刊行も予定されている(※2012年に延期)。  このページでは、逆に北欧では日本のミステリがどれほど読まれ...
  • 2009年に中国で刊行された日本の推理小説
    2010年5月24日 韓国のと台湾のに続いて、2009年に中国の大陸地区で刊行された日本の推理小説のリストを作りました。自分の好きな作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。 以下のリストは、中国版amazon(amazon.cn)で「図書 › 小説 › 偵探/推理小説 › 日本」を表示し(http //www.amazon.cn/gp/search/ref=sr_nr_p_n_feature_three_br_6?rh=n%3A658390051%2Cn%3A%21658391051%2Cn%3A658393051%2Cn%3A658495051%2Cp_n_feature_three_browse-bin%3A2127921051 bbn=658495051 sort=-pubdate ie=UTF...
  • 西アジア・中東で刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2011年5月1日 2011年5月6日 ペルシア語圏について追加 大きな地図で見る  日本のミステリは西アジアでも刊行されている。  このページでは、国際交流基金が作成している「日本文学翻訳書誌」を基礎資料として、それに独自に調査した分を加え、西アジアの言語に翻訳された日本のミステリをまとめている。なお、「日本文学翻訳書誌」では現地での刊行タイトルはすべてラテン文字に転写され、アルファベットにつける特殊記号も削除されているが、このページでは現地の表記に戻している。 ※トルコ語に含まれる特殊なアルファベットおよび、アルメニア文字、グルジア文字、アラビア文字、ペルシア文字を使用しています。携帯電話等では表示されません。 Index トルコ鈴木光司 アゼルバイジャン アルメニア松本清張 グルジア松本清張 アラビア語 ヘブライ語 ペルシア語 リンク  「...
  • 中国ミステリ史 第一章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月3日 2011年8月4日増補(詳細はページ最下部の「第一章 更新履歴」参照)  「中国ミステリ史」は、19世紀末から現代(2011年)までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を、第一章から第六章の全6ページに分けて紹介するものである。  『中国ミステリ史 第一章』では、そのうち19世紀末から1910年代まで(清末)を扱っている。 目次 『中国ミステリ史 第一章』 19世紀末~1910年代 はじめに 第一章 19世紀末~1910年代: 欧米探偵小説の受容と国産化の試み第一節 東アジア・東南アジアでのホームズの受容 第二節 裁判小説から探偵小説へ(1)中国初の創作探偵小説 (2)中国古来の裁判小説 (3)翻訳探偵小説とその国産化の試み 参考文献 第一章 更新履歴 『中国ミステリ史 第二章』 (1910年代~1940年代)...
  • 韓国ミステリ史 第二章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月9日  『韓国ミステリ史 第二章』では、1940年代から1960年代までを扱っている。 目次 金来成(キム・ネソン)簡略紹介 第二章 1940年代~1960年代: 金来成(キム・ネソン)後の忘れられた作家たち第一節 戦前~戦後の読書事情 第二節 日本や欧米の作品の翻訳・翻案(1)金来成による翻訳・翻案 (2)パン・イングン(方仁根)による翻案 (3)その他の翻訳・翻案 第三節 1940年代~1960年代の創作探偵小説(1)金来成が戦後に発表した探偵小説 (2)1960年代に活躍したホ・ムンニョン(許文寧) (3)1960年代の『週刊韓国』長編推理小説公募 (4)推理小説を積極的に執筆した文学作家のヒョン・ジェフン(玄在勲) 第四節 邦訳された1940年代~1960年代の韓国推理小説 参考文献 金来成(キム・ネソン)簡略紹介 韓国ミステリ史 特別編...
  • 韓国ミステリ史 第四章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2012年6月13日  『韓国ミステリ史 第四章』では、1980年代から20世紀末までを扱っている。 目次 第四章 1980年代~20世紀末: 韓国ミステリ界の隆盛期第一節 韓国ミステリクラブから韓国推理作家協会へ(1)韓国推理作家協会の創設(1983年) (2)韓国推理作家協会主催 韓国推理文学賞 受賞作一覧 (3)韓国推理作家協会と日本推理作家協会の交流 第二節 スポーツ新聞や雑誌での新人作家発掘(1)スポーツ新聞の新春文芸公募 (2)『小説文学』長編推理小説公募 (3)『季刊推理文学』と金来成推理文学賞 第三節 ミステリ専門の出版社も登場(1)国産ミステリ出版の活況 (2)ミステリ読者の団体「韓国ミステリクラブ」の結成 (3)翻訳ミステリの出版 (4)苦戦するミステリ雑誌 第四節 20世紀末: 出版不況の影 第五節 邦訳された1980年代~20世紀末の韓国推理小...
  • 韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」で実施された2011年日本ミステリランキング
    2012年2月17日  日本ミステリファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」(일본 미스터리 즐기기)で実施されたミステリランキングの結果を紹介する。  2週間ほど前に紹介した「ハウミステリ」のランキングは2011年に韓国で出版されたすべてのミステリ小説(韓国国内作品・翻訳作品)が対象になっていたが、「日本ミステリを楽しむ」のランキングはその名の通り、2011年に韓国で出版された日本ミステリが対象になっている。 関連記事:韓国のWebサイト「ハウミステリ」で実施された2011年ミステリランキング (2012年2月2日) Index 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2011年 [발표] 우리가 뽑은 2011년 일본 미스터리 (2012-02-12) 対象: 2011年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。...
  • 2009年に韓国で刊行された日本の推理小説
    2010年5月24日 2009年(正確には、2008年12月~2009年11月)に韓国で刊行された日本の推理小説全98作品について、韓国ネット書店にリンクを貼りました。自分のひいきの作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。 韓国推理作家協会編のミステリ専門誌『季刊ミステリ』(年4回刊行)は、毎年冬号で、1年間の推理小説の刊行状況を振り返る特集を組み、その1年間に刊行された推理小説の全リストを掲載しています(正確にいうと、対象期間は前年の12月から当年の11月まで、以下同じ)。 『季刊ミステリ』26号(2009年冬号)(奥付けは2009年12月、実際は遅れて2010年4月刊行)によると、韓国でのミステリの刊行状況は以下の通りです。 ■最近4年間の韓国でのミステリ刊行状況 2006年 1...
  • ソ連/ロシア推理小説略史
    2012年2月4日 注 このページの作成者はロシア語は読めません。 このページは、ロシアの推理小説について書かれた日本語の文献を元に作成されたものです。参考文献の一覧は「こちら」で示してあります。 このページは「ソ連/ロシア推理小説略史」と「ソ連/ロシア推理小説翻訳略史」の両方を兼ねています。 Index 19世紀後半:ガボリオの受容、アレクサンドル・シクリャレフスキーの登場 20世紀初頭:探偵小説小冊子の流行 1920年代前半:《赤い探偵もの》の流行 1920年代後半~1950年代前半:スターリンによる探偵小説圧殺時代/スパイ小説の時代 1953年以降(スターリン死去以降):警察小説の登場 1960年代:「偏狭な愛国主義」からの解放 1970年代:制限下での繁栄 1980年~1991年:亡命作家とペレストロイカ 1992年~:ソ連崩壊以後:世界に通用するミステリ作家...
  • フランス語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日作成 2010年12月19日大幅更新  日本の推理小説の仏訳本のリスト。  Amazon.frで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、フランスで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。  数バージョン刊行されている場合は、表紙画像があるものに優先的にリンクしている。たとえば、『悪魔の手毬唄』は、唯一表紙画像がある1998年5月に刊行されたものへリンクを貼っているが、これはこの作品の初訳が1998年だったということを意味しない。  また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 2010年12月19日追記  Twitter上でフランスにおける日本ミステリが話題になっ...
  • 韓国ミステリ史 第三章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月15日  『韓国ミステリ史 第三章』では、1970年代を扱っている。 目次 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン第一節 キム・ソンジョン(金聖鍾)登場 第二節 1970年代の翻訳ミステリ(1)1972年、韓国ミステリクラブの結成 (2)1970年代末の翻訳ミステリブーム 第三節 邦訳された1970年代の韓国推理小説 参考文献 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン  韓国の最初の創作探偵小説は1908年から1909年にかけて新聞連載されたイ・ヘジョ(李海朝)の『双玉笛(そうぎょくてき)』だった。その後、欧米や日本の探偵小説の流入が続き、創作探偵小説もいくつか書かれるが、しばらくは探偵小説専門の作家は現れなかった。1930年代半ばになると、金来成(キム・ネソン)が初の探偵小説専門作家として登...
  • 日本推理作家協会と韓国推理作家協会の交流
    2011年8月2日  早川書房の雑誌『ミステリマガジン』は、2000年10月号で韓国ミステリ特集を組んでいる(→早川書房公式サイト 2000年10月号内容紹介)。  その号に掲載された鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」に以下のように書かれている。 鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」(『ミステリマガジン』2000年10月号)  韓国推理作家協会は一九八三年二月八日ソウルで創立された。初代会長は英文学者の李佳炯(イ・ガヒョン)。現在は推理作家の李祥雨(イ・サンウ)がその任にある。筆者の鄭泰原(チョン・テウォン)が常任理事、李秀光(イ・スゴァン)が事務局長を務めている。所属作家は八十名を数え、毎年会員の作品を集めた短篇集を発行し、新人発掘にも力を入れている。 (中略)  韓国推理作家協会は、九〇年代初頭から日本推理作家協会との交流・相互訪問を始...
  • 韓国ミステリ紹介 目次
     ここでいう「韓国ミステリ」とは、「韓国の作家が書いたオリジナルミステリ」のことであって、「韓国を舞台にしたミステリ」のことではありません。 1.韓国ミステリ概観 韓国ミステリ界の基本情報 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)(2009年11月9日、11月10日)  当サイト開設当初の記事。当時所持していたごく少数の資料をもとに、韓国ミステリ界の基本情報や年間のミステリ刊行数、その内訳(韓国国内作品・翻訳作品)などについて書いている。 韓国ミステリ史 『韓国ミステリ史 第一章』(20世紀初頭~1930年代) 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【1】』 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【2】』 『韓国ミステリ史 第二章』(1940年代~1960年代) 『韓国ミステリ史 第三章』(1970年...
  • 日ソ推理作家交流史
    2012年6月22日  このページでは日ソ推理作家交流史として6つの事例を紹介している。  ただし、実際に「交流」といっていいのはおそらく(1)、(2)、(6)だけだろう。  (3)と(4)は、日本の推理作家とソ連の推理作家が会議に同席したというに過ぎない。  (5)は、日本の推理作家とソ連の推理作家が同じミステリ祭に招かれていたというだけであって、彼らが顔を合わせたかは不明である。 Index (1)江戸川乱歩、ソ連のスパイ小説作家ロマン・キムと文通開始(1956年) (2)中薗英助、日ソ文学シンポジウムに出席(1965年) (3)夏樹静子、スウェーデンで開催された第3回世界推理作家会議に出席(1981年) (4)戸川昌子、ソ連・ヤルタで開催された国際推理作家協会の第1回理事会に出席(1987年6月) (5)松本清張、フランス・グルノーブルで開催された世界ミス...
  • フランスミステリ関連情報一覧(邦訳リスト、ランキング、賞など)
    ...更新:2013年) 2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説(2013年4月17日) 日本の小説の海外での受賞一覧(2014年7月7日) 『このミステリーがすごい!』過去のベスト10作品の英・仏・独訳状況(2018年12月11日)筆者は『このミステリーがすごい! 2019年版』(宝島社、2018年12月)に「日本ミステリー、世界へ――あるいは、ミステリー小説の真の国際化」(pp.134-135)を寄稿しているが、このリストはその記事と合わせて『このミス』に載る予定だったものである。残念ながらページ数の都合で掲載はされなかった。  なお、2013年以降については、当サイトのトップページで時系列順に日本ミステリの欧米での翻訳出版情報を載せている。日本ミステリのフランス語訳については、トップページを「【フランス語訳】」でページ内検索していただきたい。 関連ページ インターナ...
  • スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史
    2012年5月2日  「スペインのミステリ小説」と聞いて多くの人が最初に思い浮かべるのは、最近ではおそらく、カルロス・ルイス・サフォン(1964- )の『風の影』(邦訳2006年)や『天使のゲーム』(邦訳2012年)ということになるだろう。2006年に邦訳された『風の影』は『IN☆POCKET』の文庫翻訳ミステリー・ベスト10で第1位、『週刊文春』のミステリーベスト10で第2位、『このミステリーがすごい!』で第4位と高評価を得た。あるいは、ホセ・カルロス・ソモサ(1959- )の『イデアの洞窟』(邦訳2004年)を思い浮かべる人もいるかもしれない。古代ギリシアでの殺人事件を描いたこの怪作は、『本格ミステリ・ベスト10』で第7位、『週刊文春』のミステリーベスト10で第9位という評価を得た。  このようなヒット作、高評価作もあるとはいえ、スペインミステリの邦訳はあまり多くない。...
  • 中国ミステリ史 第五章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第五章』では、1990年代末から21世紀初頭までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 第二節 ネット上で活躍していたミステリ執筆者が紙媒体へ/雑誌『歳月・推理』創刊 第三節 邦訳された21世紀の中国探偵小説 参考文献 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流 第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 【主要参考文献:杜撰(ずさん)(2009)「百年華文推理簡史 九、網絡推理小説的創作熱潮」】  20世紀末より、今までとはまったく違う文脈でミステリ作家が登場するようになる。大きな役割を果たしたのは、インターネット環境の整備である。1998年...
  • オランダ推理小説略史/日蘭ミステリ交流史
    2012年5月12日 大きな地図で見る  「オランダの推理小説」というものが日本でことさら取り上げられることはほとんどない。オランダの外交官・東洋学者・探偵作家のロバート・ファン・ヒューリック(1910-1967)は例外的に日本での知名度が高いが、その作品が「オランダの推理小説」だと意識されることはあまりないだろう。ファン・ヒューリックは中国を舞台とするミステリを英語で執筆していたからである。  とはいえ、オランダと日本の推理小説界の因縁(?)は浅くない。西洋の探偵小説が初めて日本語に翻訳されたのは江戸時代末期だとされるが、その翻訳探偵小説はオランダの作品だったのである。また、江戸川乱歩は前述のロバート・ファン・ヒューリックと親しい付き合いがあったほか、日本ではまったく無名のオランダの探偵作家W・G・キエルドルフと手紙のやり取りをしたりもしている。以下では日本との関係を...
  • 江戸川乱歩の韓国での受容
    2011年11月13日作成 (自著13、共著1) 2011年11月18日 「日本文学翻訳60年書誌目録」を参照し、自著1点、収録書3点追加 (自著14、共著1、収録書3) 2014年7月9日 2012年以降に出た書籍3冊を追加 (自著17、共著1、収録書3)  2003年に『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』(監修:平井隆太郎、編集:中相作、発行:名張市立図書館)という書籍が刊行されている。2001年までに刊行された江戸川乱歩の著書の目録であり、翻訳されて海外で出版された書籍まで扱っているが、韓国語書籍は1点も扱われていない。  このページは、いつの日か行われるであろうその改訂の際の一助となるべく作成した。もっとも、このページの乱歩の著書のデータは基本的に韓国国立中央図書館の蔵書データをオンライン検索して得たものであり、私自身は以下の書籍の実物を所持してい...
  • トップページ
    ...013年4月17日:2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説 2013年6月22日:ハヤカワ・ミステリ文庫非英語圏作品一覧 2013年8月3日:江戸川乱歩が所蔵していた唯一の韓国探偵小説、金来成『秘密の門』の序文 2013年8月17日~:《世界探偵小説全集》のラインナップを本当に「世界」規模で考えてみる ドイツ語圏ミステリ2013年6月18日:ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年) 2013年7月15日:ドイツ語圏のミステリファンが選ぶドイツ語圏ミステリベスト100(2002年) 2013年7月22日:ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 フランス語圏ミステリ2013年5月16日:フランスのミステリ賞 2013年5月16日:フランス・ミステリ必読30冊(『ミステリマガジン』2003年7月号) 北欧ミステリ2013年6月16日:北欧ミステリ邦...
  • 中国ミステリ史 第四章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月8日  『中国ミステリ史 第四章』では、1970年代末から1990年代までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに 第二節 中国ミステリの多様化 第三節 1990年代末の中国翻訳ミステリ事情 第四節 邦訳された1980年代~1990年代の中国推理小説 参考文献 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化 第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに  この「中国ミステリ史」では触れていないが、井波律子(2003)『中国ミステリー探訪 ― 千年の事件簿から』で詳しく述べられているように、中国には欧米ミステリ受容以前から、1000年を越える長いミステリ(的なもの...
  • 東アジア・東南アジアで刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2010年5月26日、5月27日 大きな地図で見る 韓国、台湾、中国での翻訳状況については個別ページがありますので、そちらをご覧ください。韓国:2009年、2010年(途中まで) 台湾:2009年 中国:2009年 Index インドネシア ベトナム インドネシア 2010年5月26日 (2010年6月6日追記)  講談社の島田荘司選アジア本格リーグからインドネシアのミステリー『殺意の架け橋』(S・マラ・Gd/エス・マラー・ゲーデー)が刊行されたので、逆にインドネシアでは日本のミステリーが刊行されているのか調べてみました。『占星術殺人事件』ぐらいは訳されているかもしれないと予想していましたが、検索した限りでは、訳されていないようです。アジア全域で勢力を誇る東野圭吾作品すら、まだ訳されていないようですね。 インドネシアのネット書店での「Fik...
  • 台湾ミステリ史 参考文献 - 台湾推理小説100年の歴史
    『台湾ミステリ史 前編』(19世紀末~1970年代) 『台湾ミステリ史 中編』(1970年代末~1990年代半ば) 『台湾ミステリ史 後編』(20世紀末~21世紀初頭)(未公開) 『読書案内』 参考文献 台湾ミステリの歴史 【中国語】『文訊』269号(2008年3月号) - 特集:台灣推理文學的天空(上)綜論陳國偉「本土推理・百年孤寂 台灣推理小說發展概論」(台湾ミステリ通史) 金儒農「喧囂以前 台灣推理小說出版概況」 呂淳鈺「新大眾娛樂 台灣日治時期偵探小說淺介」 陳瀅州「推理小說在台灣 傅博與林佛兒的對話」 - 島崎博と林仏児の対談。『推理雑誌』281号(2008年3月)により詳しい文字起こしあり 創作者群像呂淳鈺「白晝殺人 葉步月與偵探小說」 陳栢青「仇亦深,籌義伸 李費蒙小說世界初探」 (以下、推理作家本人によるエッセイ)葉桑「無可救藥的愛上」 余心樂「以「讀」工「睹」犯罪推理文...
  • 東野圭吾『容疑者Xの献身』エドガー賞ノミネート関連記事一覧
    2012年5月  2011年2月にアメリカで英訳が刊行されていた東野圭吾『容疑者Xの献身』がアメリカ探偵作家クラブ主催のエドガー賞最優秀長編賞の候補に選ばれた。  ニューヨーク時間の2012年4月26日午後7時半(日本時間の4月27日午前8時半)より行われたエドガー賞晩餐会の後にその結果が発表され、エドガー賞最優秀長編賞の受賞作はモー・ヘイダー(Mo Hayder)の『Gone』に決まった。モー・ヘイダーは東京で接客業に就いていたこともあるというイギリスの女性作家。邦訳は『死を啼く鳥』(ハルキ文庫、2002年)と『悪鬼(トロール)の檻』(ハルキ文庫、2003年)の2作品がある。  毎日新聞の報道(リンク)によれば、東野圭吾氏は渡米はせずに日本で連絡を待ち、『容疑者Xの献身』の英訳者のアレクサンダー・O・スミス氏がエドガー賞晩餐会に出席したとのこと。 当サイトの記事一覧 東...
  • 文化庁「現代日本文学の翻訳・普及事業」(JLPP)で出版された書籍の一覧
    2012年8月14日  文化庁の「現代日本文学の翻訳・普及事業」(Japanese Literature Publishing Project JLPP)で出版された書籍の一覧。作者名の50音順で示す。 ※この事業については「現代日本文学の翻訳・普及事業」、「現代日本文学翻訳・普及事業」という両方の表記が文化庁のサイトで混在している(「の」の有無)。当サイトではJLPP公式サイトの表記に従って「現代日本文学の翻訳・普及事業」と表記する。 参照したデータ等 第1回~第5回選定作品(計123 [27+37+20+23+16])第1回~第5回選定作品の一覧は「文化庁>芸術文化>現代日本文学翻訳・普及事業」で確認した。 上述のページでは第2回の選定作品は34とされているが、2012年の行政事業レビュー前に文化庁が作成した資料(PDF)では第2回の選定作品は37とされている...
  • アジアの推理小説
    2012年1月10日 【東アジア】 中国 「中国ミステリ史 参考文献 - 中国推理小説120年の歴史」参照 台湾 「台湾ミステリ史 参考文献 - 台湾推理小説100年の歴史」参照 香港・マカオ 韓国 「韓国ミステリ史 参考文献 - 韓国推理小説100年の歴史」参照 モンゴル 「アジア理解講座1997年度第1期「モンゴル文学を味わう」報告書」第8章:民主化と社会不安の狭間で―4人の作家を中心に(海野未来雄) 第9章:モダニズム文学の隆盛と大衆文学(海野未来雄) 海野未来雄「ミステリー・ブーム続くモンゴル文芸界」(『しにか』1994年11月号、p.110-113) 芝山豊「モンゴル最初のミステリー小説の謎」(毎日新聞大阪版、1994年11月18日付け夕刊、11面)ダシドルジン・ナツァグドルジ(1906-1937)という作家が1930年にポオの「黄金虫」を意識して書いた「黒...
  • 英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、ライトノベル
    2012年10月19日 最終更新:2015年2月13日  2年前に作成した「英訳された日本の推理小説/ミステリ」の姉妹編。英訳された日本のSF・ファンタジー・ホラー小説、およびライトノベルのリスト。 日本SF・ファンタジー小説の英訳レーベル、ハイカソル  日本のSFやファンタジー小説の英訳は現在、アメリカのビズメディア(VIZ Media)のレーベル、ハイカソル(Haikasoru、公式サイト)で次々と出版されている。ビズメディアは小学館や集英社の子会社で、北米での漫画の翻訳出版などを主に手掛けている。そのビズメディアが2009年7月に創刊したハイカソルは日本のSFやファンタジー小説の英訳に特化したレーベル。創刊ラインナップは小川一水『時砂の王』と桜坂洋『All You Need Is Kill』で、続けて同年9月には野尻抱介『太陽の簒奪者』、乙一『ZOO』を刊行。...
  • インド推理小説探求・受容史
    2011年12月20日 目次 1950年代:江戸川乱歩のインド探偵小説探求(1)フランスの推理作家イゴール・B・マスロフスキーからの調査依頼(1952年) (2)オランダの推理作家ロバート・ファン・ヒューリックの報告(1952年) (3)共同通信ニューデリー特派員、吉田哲次郎の報告 その1(1953年) (4)共同通信ニューデリー特派員、吉田哲次郎の報告 その2(1954年) (5)乱歩、吉田哲次郎と面会して話を聞く(1954年) 1985年:東京創元社社員のインド・ミステリ調査 1980年代~1990年代:インドの少年向け推理小説の邦訳出版 21世紀:ヴィカース・スワループとカルパナ・スワミナタンの邦訳/波多野健氏によるインドミステリ事情の紹介(1)ヴィカース・スワループとカルパナ・スワミナタンの邦訳 (2)波多野健氏によるインドミステリ事情の紹介 1950年代:江戸...
  • ソ連/ロシア推理小説翻訳史 後編
    2011年5月9日-12日 ※未完成 Index 第3章 1960年代~1970年代 第4章 1980年代 ソ連崩壊後に刊行されたミステリ全集・選集 第5章 1990年代以降 第3章 1960年代~1970年代 「翻訳ミステリ」の時代 ア・コロビツィン『逃亡 犯罪なき犯罪』(法律文化社、1970年) Тайна музея восковых фигур アレクセイ・コロビツィン (Алексей Павлович Коробицин, 1910-1966, ロシア語版Wikipedia(1言語)) ほかに少なくとも、ドイツ語版『Das Geheimnis des Wachsfigurenkabinetts』がでている。  イェジィ・エディゲイ『顔に傷のある男』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、1977年)の解説で訳者の深見弾氏が、邦訳され...
  • 島田荘司推理小説賞
    2010年11月19日  日本には推理作家の名を冠した公募新人賞として江戸川乱歩賞、横溝正史ミステリ大賞、鮎川哲也賞などがある。これらはミステリ読者の間では有名な賞だが、一方で「島田荘司推理小説賞」という賞があることは、日本のミステリファンの間でもおそらくあまり知られていない。なぜかというと、それは「島田荘司推理小説賞」が台湾で実施されている新人賞だからである。  島田荘司推理小説賞(島田莊司推理小說獎 / 岛田庄司推理小说奖)は、台湾で実施されているミステリの賞で、中国語で書かれた長編の本格ミステリ小説を募集している。2008年に募集が開始され、2009年9月に第1回の結果が発表された。受賞したのは、その2年前に台湾推理作家協会賞(短編ミステリの公募新人賞)を受賞し、2008年には短編集『吾乃雜種』を上梓していた寵物先生(チョンウーシェンセン)の『虚擬街頭漂流記』(シュー...
  • 中国ミステリ史 第六章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第六章』では、現在(2011年)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリ事情を紹介している。 目次 第六章 現代の中国ミステリ界第一節 北京偵探推理文芸協会の活動 第二節 現代の中国ミステリ作家 第三節 賞・ランキング・雑誌・その他 おわりに 参考文献 第六章 現代の中国ミステリ界 第一節 北京偵探推理文芸協会の活動  先ほど、前述の中国のミステリ情報サイト「推理之門」を見ていたら、「今日は何の日?」コーナーで「船戸与一の67歳の誕生日」などといった情報とともに「韓国推理作家協会設立から28年」という情報が出ていて、そんな情報まで押さえているのかと驚いた(※ 2月8日)。日本の推理作家団体としては、1947年設立の日本推理作家協会と、2000年設立の本格ミステリ作家クラブがある。韓国には、1983年設立の韓国...
  • @wiki全体から「2012年に欧米で翻訳出版された日本の推理小説」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索