後ほねっこ男爵領

かぐや防衛英雄勲章 授与式

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atohone

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かぐや防衛英雄勲章授与式


南天リポーター:
 皆さん今日和、本日もまた、かぐやトーゴ線前よりお送りしています。
 ここはそう先日まで仮設病院があった場所です。
 千人の勇者達が傷を癒していた場所でもあります。
 御覧下さい。彼らがかぐやを守り抜いた英雄達です。
 まもなく、藩王のスピーチが始まります…。

藩王のスピーチ

 藩国の皆さん。あの戦いからすでに数週間という月日が経ちました。しかし、記憶は色褪せることはありません。今ここに私たちは、生き残った同胞の功績をたたえ、そして散っていった仲間を忍ぶために集まりました。
 いま、ほねっこの国民を代表して、帝國の貴族の一人として、そしてなによりもこの地にともに生きる同胞として。すべての英雄達に心からの言葉を贈ります。
 ありがとう。
 あなたたちのおかげで、かぐやは奇襲部隊の兵站を運ぶ任務を果たし、輝かしい勝利をもたらしました。この戦勝の殊勲はみなさんによるものです。戦いは肉体にも心にも深く爪痕を残します。その傷を癒すため、私たちに努力をさせてください。
 あなたたちの戦いが正しき戦いであり、意味を持つ真の献身であった証として、ここに「かぐや防衛英雄勲章」を叙勲します。
 国民の皆さん。この勲章を得た英雄市民のみなさんは、往時軍属でないにも関わらず、ただ手元にある道具を持って、歴戦の兵士もひるむ敵に立ち向かいました。その勇気と献身はこれまでこの国のなかで行なわれた中でももっとも尊いものです。
 若者よ、この勲章の持ち主には敬意を。我らが今ある国家を保つため、英雄達は文字通りにその身を捧げたのです。
 老人よ、この勲章の持ち主に謝意を。あなた方が守り、築き上げてきたものを、彼らが守ってくれたのです。
 残された傷が完全に癒えることは難しいでしょう。しかし、その勲章に添えられた鶴、1000人の勲章、その千羽の鶴は皆さんの傷が癒えることを祈るためのものです。東国の伝承にならい、私たちはその千羽の鶴に願いを掛けます。
 戦いの傷が癒えることを、今の苦しみが後の誇りに換わることを。

 先の戦いにおいて、我々は数多くの友人、友邦より援助をうけました。中でも共和国の医療部隊について触れないわけにはいきません。がれきの中、傷ついた同胞を救助し、そして奇跡のような手腕で救ってくれた医師群の皆さんを。
 我々は彼らの働きと奉仕を忘れてはなりません。たとえ今、同じ空の下で別の理想を抱いていたとしても、傷ついた時に手をさしのべることを忘れてはなりません。そして、我らもまた時至れば手をさしのべることをためらってはなりません。

  • かぐや防衛英雄勲章(ほねっこ技族・いも子作)

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