「ただいま・・・・・?」
ネルガルに呼ばれ、3日ほど家を空けたルリは目を見張った。
「おかえりなさい」
優しく返事をしてくれた長女は、そのお腹が大きく膨れていた。
ネルガルに呼ばれ、3日ほど家を空けたルリは目を見張った。
「おかえりなさい」
優しく返事をしてくれた長女は、そのお腹が大きく膨れていた。
~14歳の母・3姉妹編~
信じられない。幾ら食べようがごろごろしようがスタイルを保ち続ける、あのレイ姉が?
呆然と立ち尽くすルリに、レイがさらなる爆弾を投げつける。
「わたしと碇くんの愛の結晶・・・・ぽっ・・・。
あっ、動いた。ほらルリおばちゃんよ、もうすぐ会えますからね」
呆然と立ち尽くすルリに、レイがさらなる爆弾を投げつける。
「わたしと碇くんの愛の結晶・・・・ぽっ・・・。
あっ、動いた。ほらルリおばちゃんよ、もうすぐ会えますからね」
なっ!?まさか!!?三日前はいつものレイ姉だったのに?
3日であんなに大きく?けどあの姉だし、大きくなるんだからお腹が大きくなるくらい・・・
って、それよりも『おばちゃん』!?嫌、嫌、小学生でおばさんはいやぁー!
3日であんなに大きく?けどあの姉だし、大きくなるんだからお腹が大きくなるくらい・・・
って、それよりも『おばちゃん』!?嫌、嫌、小学生でおばさんはいやぁー!
混乱するルリの横を、何かがすり抜ける。
有希姉?と思う間もなく、次女は長女に飛び掛り、
いやいやするレイのお腹から、服の下に手を突っ込んであっさりとひっぱり出した。
有希姉?と思う間もなく、次女は長女に飛び掛り、
いやいやするレイのお腹から、服の下に手を突っ込んであっさりとひっぱり出した。
「ざぶとん・・・?」
こくりと有希がうなずく。
「わたしの赤ちゃん・・・。有希ちゃん酷い」
まだ続けるレイを無視して有希が語った。曰く、
レイ姉は何かのドラマを見たらしい。それに影響されてああなった。
直ぐに影響されるのがレイ姉の悪いところ、と。
こくりと有希がうなずく。
「わたしの赤ちゃん・・・。有希ちゃん酷い」
まだ続けるレイを無視して有希が語った。曰く、
レイ姉は何かのドラマを見たらしい。それに影響されてああなった。
直ぐに影響されるのがレイ姉の悪いところ、と。
なんだ、ほっと胸を撫で下ろす。
いくら非常識の姉でも、三日で臨月まじかまで膨らむ事はないだろう。
第一、あのシンジさんにそんな甲斐性があるとは。・・・く、詳しくは知らないけど。
いくら非常識の姉でも、三日で臨月まじかまで膨らむ事はないだろう。
第一、あのシンジさんにそんな甲斐性があるとは。・・・く、詳しくは知らないけど。
何だか疲れた。今日は早く休む事にしよう。
「面白いのよ、このドラマ。ルリも有希も見る?」
そう問いかけるレイ姉を置いて、寝る事にした。
「面白いのよ、このドラマ。ルリも有希も見る?」
そう問いかけるレイ姉を置いて、寝る事にした。
翌朝。
「おはよう・・・・・・・・・?」
「おはよう」
優しく返事をしてくれた次女は・・・・
「わたしと彼の愛の結晶・・・・」
「おはよう・・・・・・・・・?」
「おはよう」
優しく返事をしてくれた次女は・・・・
「わたしと彼の愛の結晶・・・・」
「あんたもか!!!」
影響されやすい、真似しやすいのは血筋だったようだ。
わ、わたしは違う。と思う、たぶん・・・。
わ、わたしは違う。と思う、たぶん・・・。