ここ2、3日寒い日が続いていて特に今日は朝からずっと雪が降っている。
綾波「…ただいま。」
ルリ「お帰りなさい。」
長門「お帰り…」
それっきりレイは玄関に立ち尽くしたまま部屋に上がってこない。
ルリ「レイ姉、何やってるんですか?早く入って下さい。
制服も濡れちゃってるでしょうから早く着替えちゃって下さいね。」
言いながら玄関へ様子を見に行く。
するとレイは蜜柑のダンボール箱を持っていた。
両手が塞がっていたせいで傘がさせなかったのか頭に雪が積っている。
ルリ「どうしたんですか?それ?」
ルリが覗き込むと、箱がゴソゴソっと動く。
子猫「ニャー」
ルリ「子猫…、拾って来たんですか?」
綾波「ええ、凍えていたから。」
妹たちに向けるものと同じ無表情だがどこか優しい眼差しでその子を見つめる。
綾波「……いいでしょう?」
ルリ「でも、家はペット不可ですし…」
長門「大丈夫、情報操作は得意。」
読書していた有希がリビングから顔を出した。
綾波「有希、ありがとう。」
ルリ「(こんな簡単に有希姉の能力を使っていいんでしょうか?
でも家族が増えるのは良いことですよね。)」
綾波「…ただいま。」
ルリ「お帰りなさい。」
長門「お帰り…」
それっきりレイは玄関に立ち尽くしたまま部屋に上がってこない。
ルリ「レイ姉、何やってるんですか?早く入って下さい。
制服も濡れちゃってるでしょうから早く着替えちゃって下さいね。」
言いながら玄関へ様子を見に行く。
するとレイは蜜柑のダンボール箱を持っていた。
両手が塞がっていたせいで傘がさせなかったのか頭に雪が積っている。
ルリ「どうしたんですか?それ?」
ルリが覗き込むと、箱がゴソゴソっと動く。
子猫「ニャー」
ルリ「子猫…、拾って来たんですか?」
綾波「ええ、凍えていたから。」
妹たちに向けるものと同じ無表情だがどこか優しい眼差しでその子を見つめる。
綾波「……いいでしょう?」
ルリ「でも、家はペット不可ですし…」
長門「大丈夫、情報操作は得意。」
読書していた有希がリビングから顔を出した。
綾波「有希、ありがとう。」
ルリ「(こんな簡単に有希姉の能力を使っていいんでしょうか?
でも家族が増えるのは良いことですよね。)」
それから姉妹は子猫を綺麗にブラッシングしてあげてから、
子猫が温めのホットミルクを舐めている様子を微笑ましく眺めていた。
子猫が温めのホットミルクを舐めている様子を微笑ましく眺めていた。
ルリ「この子に名前付けて上げましょう。」
長門「外見的特徴から付けるのが妥当。」
綾波「そうね、毛と瞳の色がルリにそっくりだから『るり』にしましょう。」
ルリ「えっ?」
長門「賛成。」
ルリ「それはちょっと…」
綾波「決まりね。」
ルリ「でも…」
長門「決まり。」
ルリ「もう、それでいいです…」
長門「外見的特徴から付けるのが妥当。」
綾波「そうね、毛と瞳の色がルリにそっくりだから『るり』にしましょう。」
ルリ「えっ?」
長門「賛成。」
ルリ「それはちょっと…」
綾波「決まりね。」
ルリ「でも…」
長門「決まり。」
ルリ「もう、それでいいです…」
三姉妹の家に『るり』が来てから何日か経ち今日は大晦日。
年越し蕎麦の変わりにアキトの店からラーメンの出前をとった。
アキト「毎度~、大蒜ラーメン(叉焼抜き)一丁、叉焼麺大盛り一丁、ラーメン一丁お待ち。」
綾波「お疲れ。」
長門「御代。」
レイがアキトからラーメンを受け取り、有希が代金を支払う。
アキト「いつもはルリちゃんが出てくるのに今日は珍しいね。ルリちゃんはどうしたの?」
長門「後始末中。」
アキト「後始末?何かあったの?」
綾波「ルリがカーペットの上で…」
長門「失k(ry)」
アキト「ルリちゃんが失k(ry)?」
ルリが真っ赤になってリビングから飛び出してきた。
ルリ「キャー!違います!違うんです~!私じゃなくて『るり』なんです~!」
アキト「へっ?」
年越し蕎麦の変わりにアキトの店からラーメンの出前をとった。
アキト「毎度~、大蒜ラーメン(叉焼抜き)一丁、叉焼麺大盛り一丁、ラーメン一丁お待ち。」
綾波「お疲れ。」
長門「御代。」
レイがアキトからラーメンを受け取り、有希が代金を支払う。
アキト「いつもはルリちゃんが出てくるのに今日は珍しいね。ルリちゃんはどうしたの?」
長門「後始末中。」
アキト「後始末?何かあったの?」
綾波「ルリがカーペットの上で…」
長門「失k(ry)」
アキト「ルリちゃんが失k(ry)?」
ルリが真っ赤になってリビングから飛び出してきた。
ルリ「キャー!違います!違うんです~!私じゃなくて『るり』なんです~!」
アキト「へっ?」