5-721 の他作者さんによる続き?
レイ「わかったわ。じゃあ、もう一度。『しりとり』の『り』」
ルリ「リス」
有希「酢橘」
レイ「ち……ち……チャーハン」
有希「アウト」
レイ「……お姉チャーハン」
ルリ・有希「?」
レイ「そうよ、チャーハンよ。チャーハンを作るわ。お姉ちゃんだから」
ルリ「おかしい、おかしすぎです、それ」
有希「彼女は夕方、チャーハンの素材になるものを購入していた。すべてはこのため。
長女は策士」
ルリ「ジャーンジャーンって、孔明ですか。で、今いそいそと準備してますけど、大丈夫なんですか?」
有希「……保証はしかねる」
レイ「チャーハン作るわ……」
ルリ「……」
有希「……」
レイ「あっ……」
ルリ「あ」
有希「……」
レイ「……(サッサッ」
ルリ「……」
有希「……」
レイ「できたわ」
ルリ「ダメです。衛生的な問題以前のダメです」
有希「アウト。3秒ルールは適用されない」
レイ「……じゃあ、次はお姉チャンポンとお姉チャンプルゥ、どっちが……」
ルリ「まず『きょうの料理』から勉強しましょう」
レイ「『世界の料理ショー』は?」
ルリ「料理よりお喋りを勉強する気ですか?」
有希「料理と会話能力の両方を向上させるいい機会。長女の選択は非常に論理的で有効」
ルリ「有希姉もそこで同調しないで下さい……とりあえず、今晩も私がなんとかします……
買い置きのカレーうどんで我慢してください。いいですね?」
レイ「わかったわ……ルーが飛び散るの嫌だけど……。飛び散らない食べ方を発明したら何か受賞できるかしら?」
ルリ「その前に、私が困らないで済む方法を発明してください」
有希「その方法が発明された場合、歴史に名を残す可能性が高い」
ルリ「……もういいです」