島の運営にだいぶ慣れてきたら、他の島々との接続するグリッド・モードに挑戦してみましょう。これを行うと、自分の島から他の島へテレポートしたり、他の島から自分の島へお客さんが訪れたりといった行き来が可能になります。
まずは、接続するグリッドこれを行うためには、グリッド・サーバーに自分の島を登録してあげる必要があります。グリッド・サーバーは、それぞれの島がマップ上のどこにあるのか、実際のIPアドレスは何かといった情報を管理し、それを自動的にビューアに伝える役割を果たしています。これにより、いちいち接続する島ごとにビューアの設定情報を書き換えるといったことは不要になり、スムーズに世界を旅することができるようになります。
1.グリッド・サービスを選ぶ
グリッド・サービスとは、世界地図のなかで自分の島がどの位置にあるか、そして、それが物理的には、どのPC上に存在するかという対応関係を管理するサービスです。ちょうどホームページでいえば、人間にわかりやすいドメイン名とIPアドレスとよばれる4つの数字を組み合わせたインターネット上での物理的なPCの位置との対応関係を管理しているドメイン・サービスに似ています。グリッド・サーバーは、島が動いているPCのIPアドレスと仮想の世界地図上での島の位置との対応関係を管理し、テレポートを行い際に、自動変換をする役割を担っています。
とはいえ、まだ、無料で島の登録を行ってくれるサーバーは、まずかしかありませんので、とりあえず、このページでは、本サイトでもご紹介しているBit OpenGridを例に説明します。
2.島の位置を割り当ててもらう
島は、どこに置いてもいいわけではありません。グリッドサーバーが管理する仮想世界地図上で他の島と重ならないように空いている場所に配置する必要があります。そこで、まず、グリッドサーバー運営者から、置いてよい場所を割り当ててもらう必要があります。また、接続に必要なアカウントもグリッドサーバー毎に異なるため、新規にアカウントを発行してもらいます。
Bit OpenGridの場合は、メイングリッド(リンデンの運営するセカンドライフ)上のbit2zero Planer宛に、接続したい旨をIMを使って連絡します。すると、通常、数日以内には、必要な手続きに関しての連絡が返信されますので、基本的にその指示に従ってすすめるとよいでしょう。
2.設定ファイルをグリッド接続用に書き換える
グリッドモードで接続を行うためには、Opensim.ini と Regionsフォルダのxmlファイルを書き換える必要がありますので、まずは、これまでスタンドアロン・モードとして動かしていたbinフォルダごとすべて、バックアップを必ずとっておいてください。(フォルダごとコピーをして名前をbin_backupなどとします)
- OpenSim.ini の修正
- Regions/****.xml の修正
3.グリッド・モードでOpenSim.exeを起動する
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4.グリッド・モードでの接続