戦国BASARA/エロパロ保管庫

木苺譚

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今はこれが精一杯。

お好み焼き屋で一緒に焼きそばと綿菓子とかき氷食ったら思いついたネタ。
季節感などスルー。時代考証もスルー。
光秀は巨乳(こだわりポイント)で信長公の愛妾です。
蘭丸は光秀を「変態!」と嫌がりながらも気になってしまう思春期なおにょこにょこですよ。

シリーズと銘打ったものの続きがあるかはわからない。とりあえず浅井も織田カテゴリでひとつ。
書いたのは瀬戸内と浅井の人(仮・なんか恥ずかしい)です。ツンデレばっかり書いてる気がしてやはり恥ずかしい。



「ああ、ほら蘭丸?あれも美味しそうですよ、早く」
光秀が軽やかな音を立てて下駄の歩を進めた。
城下の祭はにぎやかで、町民の中に行くなんてと愚痴をたれた蘭丸も次第に心踊らせていた。
金魚の波打つ赤い尾に見とれていた蘭丸は、慌ててその後ろ姿を追った。
薄い水色に、やはり薄い紫の桔梗を描いた浴衣の袖を揺らして光秀が歩く。次の目当てはりんご飴だ。
「金魚なんて、すぐ死なせてしまうでしょうに。」
追いついて隣に並べば、艶やかに丸いりんご飴を手渡された。憮然とした表情で蘭丸は受け取った。
「うるっさいなー、蘭丸はお前とは違うよ!」
憎まれ口を叩きながらも飴を舐める子供がおかしい。光秀はくすりと笑う。
真っ赤で胴が膨らんだいかにも愛らしい金魚とはまるで違うのに、蘭丸は光秀の姿が被って見えた。
ひらひら、軽くて薄くて掬えたかと思うとすぐどこかに逃げてしまう金魚。波紋が小さく消えて、また届かない別の水面に。
光秀の色彩は肌も髪も、着ている浴衣さえ透けて、白くて、濃さも匂いも感じないのに、
連想されるのは鉄さびの中に甘さの混じる赤い香りだ。血の匂い。染み入るような、熱。
「ああ、たくさんいますね…素敵だ。ここでは何が似合うか・・・藍禍、いや黒虹…」
「物騒な事言うな!変態!」
せっかくの祭なのに、戦の火を放つ気か。
「せっかくのお祭だから、ですよ」
闇の中に様々な色が光って浮く。さんざめく高揚した人々は、戦場のそれと何が違うのか。
「違うよ!」
「違いませんよぅ」
子供のような口調でおどける光秀。いつもどこかしら愉快そうだが、今日は更に浮き足たっている。
よく食べるなー、お前と呆れる蘭丸を気にもせず、光秀はかき氷の屋台に急ぐ。
掴み所のないあの人の淡い色。浴衣に合わせて結い上げた髪は、長すぎてしどけなくほつれ始めた。
そういえば着付けているときはずっと、何がしか不平をこぼしていた事を思い出す。『大きすぎて不恰好ですね、私』
膨らみすぎた乳房をどうにか仕舞い込み、次には濃姫と帯留めは、髪飾りはと華やいでいた。
蘭丸はそんな着替えの席に居たくはなかったのだが、一緒に行く人の意見も聞かないと、と二人に引き止められたのだった。
(なんで女の着替えなんか見てなきゃいけないんだよ!)それは男扱いされていないから、子供だからだ。
蘭丸は苛立った。柔らかく豊かな乳房。不恰好と光秀は嘆いたが、蘭丸には眩しくて、悔しいけれど綺麗だと思った。
あの胸に、蘭丸の敬愛する信長は指を埋めるのだ。苛立つ。違う違う。違うんだ。
腹立たしいのは、父とも師とも仰ぐ信長にあんな奇妙で残虐な女が絡むからであって、断じて逆ではないのだ。
触れたいなんて思わない。それを許されている信長が羨ましいなんて、決してあってはならない。
「楽しくないですか?」
光秀が身を屈めて覗き込む。小さいと言われている様でまた腹立った。
「お前と一緒で楽しいわけないだろ」
努めて冷ややかに言うと、光秀が素直に悲しい顔になった。
「えぇ~…私は楽しいのに、蘭丸と一緒」
「ばーーーーか!」
木苺譚2

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