戦国BASARA/エロパロ保管庫

緊縛師弟

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
記憶が途切れる前、最後に見たのは西海の鬼の勝ち誇った顔だった。
「あんた等の至宝、この俺が全部貰ってってやるぜ」
 顔は目の前にあるのに、声はまるで遠くから聞こえてくる。
 言葉が聞こえなくなった瞬間、世界は闇に包まれた。


「うぅ…」
 小さな呻き声をあげながら幸村が目を覚ました時、その視界にあった
のは、覚えている限りの記憶の中には存在しない景色だった。
 ところどころ生えていたはずの木々は消え、見慣れない家紋の施された
陣幕が変わりに目に入る。戦場特有の血生臭い臭いは薄れ、代わりに
この地ではありえない潮の香りが微かに感じられる。
「一体ここは…」
 どこなんだ、と呟きながら身体を動かそうとするが、幸村の身体は
持ち主の意思に反して、全く動こうとはしなかった。いや、動かない
のではなく、動けないのだ。
「な…なに…?」
 身体を動かせないと同時に妙に窮屈な感覚を覚え、そこで始めて
幸村は己の身体が縄で雁字搦めにされている事に気づいた。しかも、
ただ縛られているのではない。
「これは…どういう事だ…」
 身に着けていた筈の甲冑や衣服、果ては肌襦袢に至るまで全て
剥ぎ取られている。そして、露になった裸体に荒々しい縄が全身に
纏わり付いていた。
 まるで家畜のように首筋に輪をかけられ、椀の様にピンと張った
豊かな胸は上下に縄をかけられる事によって、いっそうその形を協調
させられている。
 後ろ手に回された腕も当然縄で拘束され、ご丁寧にも首や胸元に
絡まる縄と同調し、僅かにも動かせないようになっていた。
 下半身にも縄は施され、特に陰核や尻の穴には刺激を与える為なの
だろうか、作られた結び目が宛がわれている。
 そして、全ての縄が背中に当たる何かに結ばれ、全くといっていい程
幸村は身動きが取れない。
「な…なぜ、某がこの様な目に?」
 全くわからない状況と破廉恥な姿にされている羞恥の所為で、幸村の
顔は誰が見ても解る程に紅く染まる。
「何故って聞かれたら、やっぱ教えてやるのが男ってもんか?」
「何奴っ」
 不愉快な笑い声に幸村が振り向くと、其処に立っていたのは先程まで
一戦を交えていた西海の鬼、長宗我部元親だった。
「…貴様、一体何故この様な」
「あんた、俺が最初に言った事覚えてるか?」
 有り得ない状況に戸惑う幸村の顎をクイと摘み、元親は問い返す。
「俺がここに来た目的は『武田の至宝』を貰い受けることだ」
「我等の至宝を奪うのと某をこの様な辱めに合わせるのと、どう関係が
あると言う」
「ははっ、解っちゃいないなぁ、あんた。俺が言ってる『武田の至宝』は
あんたと、あんたの大将と、あんたの子分の事だぜ」
「何だと…」
 元親の言葉に幸村の表情が変わる。
 それを知ってか知らずか、元親は言葉を続けた。
「あんたら三人の事は、日本全国でよぉく知られているんだぜ。極上の、
しかもめっぽう強い女が三人、で俺は至宝を狙う男。ここまで言えば
どういう事かわかるってもんだろう」
「…」
「でもって、あんたら相手に普通に事に及ぶのは体力が要りそうってな
訳で、あんたが気絶してる間にこう縄でチョチョイっとな」
「貴様…」
 キッ、と幸村は目の前の憎憎しい顔を睨み付ける。
 しかし、身体を縄で厭らしく締め付けられ、苦悶の表情を浮かべながら
では威圧感を感じさせない所か、反って男の欲情を募らせる結果にしか
ならない。
「いいねぇ、その表情。そそられるぜ」
 言いながら、微かに上下する乳房を荒々しくグイと掴む。
「う、あぁぁっ、貴様っ、何をするっ!」
「何をって、そりゃまあ色々と…だなぁ。まあアレだ。心配しなくても
あんたの大将と子分もちゃんと俺が頂くつもりだ」  
「何だと、お館様と佐助に…」
 幸村の言葉は、それ以上続かなかった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー