戦国BASARA/エロパロ保管庫

その後の二人2

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momo

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「慶次殿!これはいったいどういう事でござるかあぁあああ!!!111!!!!!!!!」
「ええっいきなり何の」
「烈火ぁああああ!!」
顔を見た瞬間、無数に繰り出される槍に慶次が目を冷ましたのは昼を過ぎた頃だった。

目が覚め縁側に放り出されたままの自分に気付き、慶次は首を傾げた。
いつもなら佐助がこんな風にはしておかないだろう。
最悪でも上に一枚位は掛けて置いてくれる筈だ。

「幸村、さっちゃんは?」
勝手知ったると言うか、通い慣れた幸村の部屋をひょいと覗く。
「!………どうかしたの?」
部屋の端にずーんと言う音が聞こえそうな程しょげた幸村が体育座りをしていた。
「幸村……?」
「慶次殿のせいでござる……。」
恐る恐る声をかけると幸村がぼそりと言った。
「研究は大事だと言ったではないか!それなのにっ!さ、佐助は!!」

幸村はがばりと立ち上がると慶次の胸ぐらを掴んだ。
慶次は両手をあげ、まーまーと幸村をあやした。
「俺のせいかどうかは置いといて、説明してくんない?」
「何を!」
「いや、今の状況なーんも分かんないのに急に怒られても俺まいっちんぐ。」
そう言われ幸村は渋々手を離すと事情を説明した。


「俺暫く休み貰うよ。代わりの女はこっちで用意する。まあ、いない間にそっちが良くなったんならそう言って。取り合えずそれだけ言いに来ただけだから。」
佐助は幸村にそう言い置いて居なくなった。
代わりの女など……幸村はそこまで説明して手を握り締めた。
「えーとあのさ。何個か聞いて言い?」
「なんでござるか。」
「え、何?幸村とさっちゃんって出来てんの?」
「佐助は……某の妻だ。」
「へっ!え!何?初めて聞いたんだけど。もしかして今までの相談の相手って、さっちゃんの事?」
「だから何だと言うのでござる。」「えーえー何で教えてくんなかったの?こんなおめでたい話。」
そう問掛けられて幸村は目を反らし膝の上の手を握り締めた。
「この様な事が無ければ慶次殿には知らせたくなかった。」


「え!?」


その言葉に慶次は凍りついた。
「えっな……俺、幸村にそんなに嫌わ…。」
ガーンと音が聞こえそうな程ショックを受けた慶次を尻目に幸村は続けた。

「人妻が好きなのでござろう。」
「………はい?」
「専らの噂でござる。」
「いやいやいや、ちょっと待ってよ!何その噂!誰が言ったのさ!」
「慶次殿。如何に慶次殿でも佐助に手を出そうものな――」
「いやいやいや!出さないよ!待ってくれよ!人妻って、たまたま好きになった女が人妻だった事があるだけで、人妻だから好きになった訳じゃないから!」
「真でござるか?」
「ほんとほんと!さっちゃんをそんな風に見た事無いから!」
「なんと…そうでござったか。某、誤解しておりもうした。申し訳ない!」


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