■欲情の炎
紅い色は人を昂ぶらせる…
誰から聞いたかは覚えていない。でも、確かにそうだと感じている
人を殺める度に心に残る小さな棘と、目に映る紅い血
それは私を苦しめ…昂ぶらせる
兵が女を捕らえ、陵辱する様は女としては赦せるものではないのだけれど、その気持ちは判らなくはない
切り裂く生命の代わりに求める「人」の温もり
その、人としての本能とも取れる欲情は…あの方にも、あるのだろうか…
紅い色は人を昂ぶらせる…
誰から聞いたかは覚えていない。でも、確かにそうだと感じている
人を殺める度に心に残る小さな棘と、目に映る紅い血
それは私を苦しめ…昂ぶらせる
兵が女を捕らえ、陵辱する様は女としては赦せるものではないのだけれど、その気持ちは判らなくはない
切り裂く生命の代わりに求める「人」の温もり
その、人としての本能とも取れる欲情は…あの方にも、あるのだろうか…
「上総介様…」
日も落ちて、静けさを取り戻した城内。
そっと部屋に入り、進み寄る。上総介様はちらりと私を見ただけですぐに目を離された。
横に座り、身を寄せる。
見上げると訝しげな顔で私を見下ろしている。その表情も、私の欲情を駆り立てる。
身を伸ばし、そっと頬に口付けをして首筋に滑らせる。
いつもされているように、首筋に吸い付き、舌で舐める。
ぴくり、と上総介様の身体が震える。
首筋に小さく何度も口付けながら、上総介様の前に進む。
手を伸ばして着物の合わせを開く。
引き締まった太股を労わる様に撫でる。そして、その先にある上総介様の一物に…
日も落ちて、静けさを取り戻した城内。
そっと部屋に入り、進み寄る。上総介様はちらりと私を見ただけですぐに目を離された。
横に座り、身を寄せる。
見上げると訝しげな顔で私を見下ろしている。その表情も、私の欲情を駆り立てる。
身を伸ばし、そっと頬に口付けをして首筋に滑らせる。
いつもされているように、首筋に吸い付き、舌で舐める。
ぴくり、と上総介様の身体が震える。
首筋に小さく何度も口付けながら、上総介様の前に進む。
手を伸ばして着物の合わせを開く。
引き締まった太股を労わる様に撫でる。そして、その先にある上総介様の一物に…
下着を着ける事もなく、むき出しのままのそれは私の口付けに多少なりとも反応していた。
「…んっ…」
身を屈めて、その逞しい物にそっと口付ける。
身を床に伏せて、上総介様の雄を愛撫する私はさながら蛇のよう。
蝮の娘にはお似合いの姿ね、と心で呟くがこの方の前でならそれも悪くない。
そんなことを考えている間に昂ぶっていた一物を口に含み、強く吸い上げる。
口に入らない所は手の平で緩やかに握り、ぐいぐいと上へと摺り上げる。
「…ふ…ぁ…」
先走りが溢れる。舌で舐め取り、ゴクリと飲み込む。
「…んっ…」
身を屈めて、その逞しい物にそっと口付ける。
身を床に伏せて、上総介様の雄を愛撫する私はさながら蛇のよう。
蝮の娘にはお似合いの姿ね、と心で呟くがこの方の前でならそれも悪くない。
そんなことを考えている間に昂ぶっていた一物を口に含み、強く吸い上げる。
口に入らない所は手の平で緩やかに握り、ぐいぐいと上へと摺り上げる。
「…ふ…ぁ…」
先走りが溢れる。舌で舐め取り、ゴクリと飲み込む。