ルシア「というわけで始まったぜ! 冒険譚第4章のコーナーだぜ!」
ロトナ「相変わらず元気なのね……私は既にちょっと憂鬱なのに」
ミロク「他の皆さんはこの企画に愚痴ばかり言ってましたからね」
ロトナ「そもそもカインさんとエリシアさんが中心で進めるべきな企画だもの。なんで加入別で分けたのかしら」
ルシア「まあまあ、始まる前に文句を言ってもどうしようもないぜ?」
   「ここはどうしたら充実した企画になるか考えてだな」
ロトナ「前向きね」
ルシア「そりゃ前に進まなきゃ新しいお宝には会えないからな!」
   「一流の怪盗は後ろ向きな発言はほとんどしない物だぜ」
ミロク「“ほとんど” なんですね」
ルシア「たまに取り逃したお宝が後ろにあるかもしれないからな」
ロトナ「マイナス発言で得られるお宝なんてあるのかしら?」

~魔法の冒険~


ミロク「でもルーフを超えてからのカインさん達の冒険の様子って私たちじゃ分からないですよね」
ルシア「そこはほら、お前の推理って奴でなんとかしたらいいぜ?」
ミロク「……推理は超能力じゃないんですよ?」
ロトナ「私が知ってるのはルルイエの修行の洞窟の途中からだし、それ以前はこの3人じゃどうしようもないわね……」
ルシア「修行の洞窟? なんか仰々しい代物だな」
ロトナ「なんでも、腕の無い人が旅に出ちゃうとすぐに戦死しちゃうってことで作られたみたい」
   「古い言い伝えだと、村の大部分が戦死してルルイエ自体が滅びそうになったこともあるみたいで」
ミロク「な、なんか壮絶ですね……」

ルシア「で、どうしてそんな所にカインさん達が来てたんだ?」
ロトナ「どうしてかしら……迷いの森を抜けたいから案内してくれって話は聞いたけど」
ミロク「迷いの森……そういえばそんな物もありましたね」
ルシア「航路が出来てから森に近づく人間も少なくなったしな。……船より断然早いんで私はよく通ってるが」
ロトナ「その航路が止まってたから道を尋ねにルルイエに来たのかしら」
ルシア「なんか憶測で話が進まないな……ちょっと待っててくれ」
ミロク・ロトナ「……?」


~~~


ルシア「というわけで、状況をよく知ってる仲間を捕獲してきたぜ!」
フィリーネ「……なんで私が。っていうか捕獲って……」
ミロク「勝手に人数増やすとか、もうルール無用ですね」
ロトナ「よくフィリーネさんを捕まえられたわね」
ルシア「火薬の調合だかに集中してて完全に無防備だったからな、思ったより簡単な仕事だったぜ」
フィリーネ「不覚だわ……次からは護身用に弾を一発は残しておかないと……」
ルシア「おいおい……私を撃つのはやめてくれよ……?」

フィリーネ「それで、どうして私が連れてこられたのかしら?」
ロトナ「実はルルイエの前のフィリーネさん達の冒険の様子が分からなくて」
ミロク「話が中々進まなくてですね」
ルシア「そう!それで私が呼んだんだ!」
フィリーネ「……そんな方法有りかしら、私は必死でティムルと思い出を振り返ったりしたのに……」
ルシア「フィリーネも捕獲してくれば良かったんじゃないか?」
フィリーネ「捕獲って……私だとカインやエリシア、セシルやテレスを相手にする事になるんだけど……」
ロトナ「それは……相手が悪すぎますね。お姫様は別の意味で」
ミロク「いや、そもそも捕獲じゃなくて協力を頼むだけで良いのでは?」
フィリーネ「……そういえばそうね」

(以下続筆)

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最終更新:2015年08月11日 15:28