「HPV感染と子宮頚がんの発症とは関連性がない」とFDAが認めた事実はありません。
確かに、ご指摘の
公式文書
では、"The FDA news release of March 31, 2003 acknowledges that "most infections (by HPV) are short-lived and not associated with cervical cancer"
(FDAは2003年3月31日のニュースリリースで、大部分のHPV感染は短期間であり、子宮頸がんとは関係ない)と記載されていますが、そのニュースリリースを参照しますと、 Most women who become infected with HPV are able to eradicate the virus and suffer no apparent long-term consequences to their health. But a few women develop a persistent infection that can eventually lead to pre-cancerous changes in the cervix.
(HPVに感染した女性の多くはウイルスを全滅することが可能であり、長期的に健康に対して明白な影響を受けることはない。 しかし、一部の女性は持続的な感染に発展し、それは最終的に子宮頚部の前がん状態につながる。 )と述べられており、FDAは一部の感染が前がん状態につながるとはっきり主張しています。
つまり「FDAがHPV感染と子宮頸がんの発症とは関連性がない」というような公式文書は確かに存在するが、その大元の記事をみてみると「多くの女性はHPVにより長期的に健康被害を受けることはないが、一部の女性は持続感染の後に子宮頸がんになる」と書いてあるということです。
最終更新:2015年10月25日 22:28