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子宮頸がん予防の緊急性・説明責任
直ちに女児に接種させなければ重大な健康被害が生ずるといったような緊急性は全くない。より安全な予防方法を早急に検討して、女児の保護者や成人女子に選択させるべきである。説明責任を果たすべきである。
直ちに女児に接種させなければ重大な健康被害が生ずるといったような緊急性は全くない。
と述べていますが、現在の日本では3人に1人ががんで亡くなっており、その中で女性特有のがんによる死亡者数は年間2万人、女性特有のがんの中で「子宮がん・子宮頸がん」による死亡者数は年間5000人といわれており、さらに性体験の若年化にともない20歳代・30歳代の子宮頸がんが増加し、39歳以下では女性特有のがんの発生第1位は子宮頸がんとなっている現状です。将来さらに若年齢化し罹患者が増えると予測できるがんに対して緊急性は全くない
とはいえないでしょう。南出氏はこの様なことを調べもせずに訴えているとしか思えません。
より安全な予防方法を早急に検討して、女児の保護者や成人女子に選択させるべきである。
の「より安全な」という言葉は南出氏がサーバリックスが危険だという認識の上での言葉なので無視します。サーバリックスは他のワクチンと同等程度の安全性は確認されています。ただ、他の予防方法があるのであれば、それとの併用・選択ができることは望ましいでしょう。
説明責任を果たすべきである。
はどのような説明のことを言っているのか判断しかねますが、サーバリックスなどのワクチン接種に伴うメリット・デメリットのことを言っているのであれば、各医療機関において一応なされてはいます。しかし、接種を受ける側が能動的に動いて情報を得なければならない現状では充分とはいえないことは確かです。この点は改善しなければいけないでしょう。
最終更新:2011年03月05日 09:40