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ワクチンの効果は、永続的なものではない。とくに、不活化ワクチンでは顕著である。サーバリックスも不活化ワクチンの部類である。20歳代以降、子宮頸がん検診で早期発見を促すなら、ワクチン接種の意味がない。
(ガーダシルの例では、20倍だった抗体価が5年後には1.3倍まで下がっている。)
20歳代以降、子宮頸がん検診で早期発見を促すなら、ワクチン接種の意味がない。
と述べていますが、実は子宮(頸)がんの定期健診には既に助成金が出されていて、国は子宮頸がん検診での早期発見を促しています。その内容は各市町村によって異なりますが、対象者は「40歳以上の女性」や「20歳以上の偶数歳の女性で指定医療機関で子宮がん検診を受けていない者」、助成上限金額は「検診費用全額」や「5000円」という感じです。佐藤氏はこの事を知っているのでしょうか?知っていてさらに「市町村単位ではなく国で全額助成すべきだ」「20歳以上の女性全員を対象にすべきだ」「助成上限金額を増やすべきだ」と訴えているのであれば大いに歓迎します。
また、確かに子宮(頸)がん検診では80%のがんまたは前病変部を発見できますが、その重要な子宮(頸)がん検診をどの位の人が受けているのでしょうか?「
国民生活基礎調査
」から推定された子宮頸がん検診の受診率はたった20%ほどです。(参考資料:
がん検診受診率
)もし、検診率が100%に近いものであれば国もサーバリックスの助成に関しては今回のように積極的に考えなかったでしょう。しかし、5人中4人は助成があるにも拘らず受診していない現状では、さらにその前の段階で子宮頸がんの原因を阻止できるサーバリックスに国の関心が向くのも仕方のないことだと思います。
最終更新:2011年09月19日 06:50