ルーシー「猫、お好きなんですか」

attention!


天使とクーデレが会話してるだけのssです








クリス「ん、これか……これは生ハムだ、猫の身体には合わない」

ぬこ「んにゃっんにゃっ」I want I want

クリス「しかたないな、ほら……一枚だけだぞ」

ルーシー「にゃんにゃんちゃーん!ハム買って来ましたy……

クリス「」

ルーシー「」

クリス「」

ルーシー「」

クリス「……」ゴゴゴゴゴゴ……

ルーシー「おっといけませんね、パトロールに戻らなくては!本館はこれで失れ」

クリス「見たな」

ルーシー「あれー、め、目に砂が……!」

クリス「そういえばブレードの手入れしたなかったな、勘も鈍ってきたし試し切りでもするかな」

ルーシー「やぁーーーーーーーーーーっ!!」

ぬこ「ふにゃぁー……」






クリス「……で、どこまで見ていた?」

ルーシー「はい、あの、猫とお戯れなさっているとこは一応全部」

クリス「殺す」

ルーシー「父上母上、ルーシーは享年16でした(諦め)」

クリス「他言したら、絶対に殺す、即殺す……地獄に堕ちていたならもう一度殺してやる」

ルーシー「ひぃ!?……あ、あれ?じゃー今は?」

クリス「アホか、お前程度に見られたところで大した問題はない」

ルーシー「(なんか傷つく)えっと、じゃーどういう場合が問題なんですか?」

クリス「他の雌豚共全てだ、後イアン」

ルーシー「め、めすぶ……!?あ、たとなんでハイリッヒくん!?」

クリス「俺の好きな色が紫だと知れた次の日から一部で紫色が流行った、非常に気持ち悪くて目も当てられなかった……っていうか吐いた、気色悪くて吐いた、悪臭を撒き散らすだけの害悪が紫を身に付けてると考えただけで殺意を押さえるのに必死で頭痛が収まらなかった、本当に気持ち悪いよ、そう思うだろ、な?」

ルーシー「ハイソウオモイマス(棒読み)……あれ、ハイリッヒ君も?」

クリス「ああ、ジャケットからシャツまで紫色でな……『これでお前の高みに近付けるぜ!』とか抜かして襲ってきたんだがなんなんだアレ、脳ミソが溶けてるのか」

ルーシー「あー……それって多分クリスさんの気持ちになれば同じように強くなれるって思い込んだんじゃないですかね?」

クリス「バカだな、なんていうか清々しいぐらい」

ルーシー「一生懸命なんですよ、彼 少しでも強くなろうといつだって頭を捻ったり身体を張って体当たりで挑戦してみたり、皆の役に立とうとしてるんです」

クリス「……」

ルーシー「あ、すいません急に語り出しちゃって」

クリス「……いい、気にするなよ」ハァ…

ルーシー「……あの、クリスさん」

クリス「なんだ」

ルーシー「少し、お話しませんか」

クリス「……」チラ

ルーシー「(時計……?)お時間があったら、ですけど」

ぬこ「なー……」

クリス「……こいつの世話ついでで構わないなら」ナデナデ

ルーシー「!……はい!」

クリス「何そんなに嬉しそうにしてるんだか……」

ルーシー「えっと……猫、お好きなんですか?」

クリス「まあな」ナデナデ

ルーシー「……」

クリス「だから何でそんか嬉しそうなんだよ、気持ち悪いな」

ルーシー「だって…あまり笑った顔見たことなかったから」

クリス「笑ってたのか、俺」

ルーシー「気づきませんでした?」

クリス「……自分の表情なんていちいち意識しないよな」

ルーシー「そうでしょうか?」

クリス「そうだろ」

ルーシー「私は……結構気を使ってますよ」

クリス「ふーん」

ルーシー「どんなに嫌な目に遭っても、傷つけられても笑ってさえいれば、周りの人も笑顔になってくれて……その笑顔に巣縫われてって……」

クリス「……」

ルーシー「確証はないんですけど、そうなればいいなって思ってるんです」

クリス「……女神様は疲れそうだな」

ルーシー「わわわわ私なんか女神なんかじゃありませんよ!あなたまでそんなこと言わないでくださいよ……っ!」

クリス「だが案外満更でも無いんだろ」

ルーシー「……はい」

クリス「いいんじゃないか、正直言って他人の顔色を伺うような飼い犬みたいな顔されても胸くそ悪いしな」

ルーシー「す、すいませんほんとに……」

クリス「謝るなよ気色悪いな」

ルーシー「ご、ごめんなさい、つい癖で……」

クリス「あまり感心しないなその癖、謝られる方だってあまり気分はよくない」

ルーシー「……はい」シュン…

クリス「(面倒臭いなこいつ…)……もういいか、こっちの気が滅入ってくる」

ルーシー「あ.あの……」

クリス「んー?」

ルーシー「まだ聞きたいことがあるんです」

クリス「……お話というよりかは質問責めだな、いいよ言ってみ」

ルーシー「クリスさんは、14小隊を……いいえ、仲間をどう思っているのですか」

クリス「…ん?」ポカーン

ルーシー「ご、ごめんなさい!ちゅ、抽象的な質問過ぎましたよね!えっとなんて言ったらいいのか.」

クリス「い、いや意味はわかったんだが……なんでそんなことを聞く?」

ルーシー「……えっと……正直に申し上げていいですか」

クリス「寧ろ変にごまかすな、面倒臭い」

ルーシー「……私は、あなたという人間がよくわかりません」

クリス「……ふぅーん?」

ルーシー「いつも人を避けているみたいで、孤立してて、そのくせ寂しそうじゃなくて、冷たくて愛情とか、そういうものを知らない人だと、最初会ったときは……失礼ながら、そう決めつけてました」

クリス「これからもそう思ってて構わないぞ?」

ルーシー「でも、違うんです……だって、あなたは何時だって率先して危険な現場に赴く兵士と塘にいるじゃないですか、まだいのちをかけて戦うということを知らない兵士のために、彼らに厳しくするじゃないですか」

クリス「……買い被りすぎだ」

ルーシー「守りきれなかった仲間のために……あなたは涙を流せるじゃないですか!」

クリス「……」

ルーシー「十字架を前にしま時、あなたは決まって敬礼をしない……地に突き立てた剣を固く握りしめて……涙を雨のせいにして……!それでも、『ダレモシンヨウしていない』って言うんですか!?あなたにとって、カレラハ本当に仲間じゃなかったんですか!?」

クリス「……気は済んだか、ルーシー」

ルーシー「……申し訳ありません……下巻に…………あるまじき無礼を、お許しください」

クリス「…………」

ルーシー「…………」

クリス「仲間だからこそだ」

ルーシー「え?」

クリス「仲間だからこそ俺は信用しちゃいないんだよ」

ルーシー「…………それは……どういうことですか」

クリス「仲間を、いいや人を信じたいと思った時はあった、選択を迫られ……最善を選ぶ事を要求され、俺は仲間を信じたいと、『信じてくれ』と言ってくれた仲間を信じたいと思い通い、俺は俺の心に従って」

クリス「そいつに信頼を託した結果.」そいつは、いいや……仲間は全滅した」

ルーシー「…………っ!」

クリス「『信じてくれ』と言ったのはそいつだが、結局そいつに任せるという選択をしてしまったのは俺だ……オレジシンノ選択が生んだ結果と責任を俺は背負うことになった」

ルーシー「…………」

クリス「もう5年前の話だな、俺とフリック、今はほとんど残っていない44期の先輩方で『ジャバウォック』の討伐に向かったが、目標の討伐は愚か、周囲のソロモンに囲まれベテラン気取りの信平卒を信用したばかりに……」

ルーシー「だから、自分だけを信じることにしたのですか」


ルーシー「自分の力で、一人でも多く危険から遠ざけようと……?」

クリス「だから買い被りすぎだ、もういいこの話は忘れろ」

ルーシー「また失うのが怖いんですか」

クリス「……何?」

ルーシー「もう仲間と思わなければ、いっそのこと背負わなければ失うものは何もない、そう思ってるのですか?」

クリス「…………だから、この話は終わりだと言っただろう」

ルーシー「ごめんなさい………」

クリス「俺は.……自分がもう裏切られたくないだけだ、信じれば裏切られる、人間に限った事じゃないがそう割りきれば幾らか楽だからな…………我ながら女々しい話だと思う、だが結果的にそう割りきってるから俺は『平気』でいられるんだ、わかったな」

ルーシー「……もしかして、あの子にもそれを伝えなかったのですか?」

クリス「あの子?」

ルーシー「ほら、ハイリッヒくんと……兵士ではありませんけど……Alvisくん」

クリス「ああ……あれか、あれはな……」

クリス「ただの気紛れだよ、ていうか暇潰し」

ルーシー「……嘘、下手なんですね」クスクス

クリス「立場を弁えろ二等兵」

ルーシー「こ、ここぞとばかりに階級利用……!?」

クリス「今日は俺が対人格闘の相手をしよう、生きて帰れたら上出来と思え」

ルーシー「ごめんなさいごめんなさい!猫の事とかも含めて誰にも言いませんこら!秘密にしますから許してェェェーッ!!」

クリス「そんなに仲間を信用とかなんとかしてほしいならまず、自分が信用される人間になってみろこのもやしがッ!!」





アヤメ「あー、だるぃ…良い汗かいたなんて台詞の定番考えたの誰だよ、くったくたなだけだよこっちは」

\チーン★/
ルーシー「」くたー……

アヤメ「ルゥゥゥシィィィィィィイッ!?」

ルーシー「あやめぇ……おはよー」ぐでぇ

アヤメ「おはようってまだ夜だぞお前!まだおてんとさん上ってねーよ!何があったんだよ!?」

ルーシー「対人格闘してたのー」ぐでぇ

アヤメ「(マグロみたいなルーシーきゃわたん)」

ルーシー「ねぇあやめぇ」

アヤメ「ハッ……な、なんだ?」

ルーシー「私死んだら……かなしい?」

アヤメ「…………ったりめーだろ、なに言い出すんだよ」

アヤメ「仲間の死に直面して悲しまないのは異常者だけだ、誰が死んだって悲しいさ、特にお前が死んたりでもしたら私は……耐えられない」

ルーシー「そっか……」





「ねぇアヤメ、私頑張るね……安心して信じられる仲間になれるように……」










続かない







フリック「ルーシーをスパルタ教育したと聞いて」

アヤメ「ルーシーをスパルタ教育したと聞いて」

クリス「何の冗談だこれ」ブラーン

フリック「逆さ吊るしの」

アヤメ「刑である」

クリス「あーそう、で?いつまでこのままなんだ」

フリアヤ「君が泣くまで」

クリス「…………キッツいな」


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最終更新:2014年07月09日 22:34