ナナ「はーい!みんなお待たせ!ナナ羊のオールナイトケイオス、記念すべき第一回の放送を開始するよー!」
黒い羊「めぇー!!」
ナナ「今回は、中の人…というか、この羊ちゃんが急遽行方不明になったために、放送延期しちゃってごめんなさい!」
黒い羊「んめぇぇ…(※多忙時期だったからゆるちて…)」
ナナ「リスナーのみんなの期待を裏切らないためにも、羊ちゃんにはちゃーーーんと叱ってあるから次は大丈夫!たぶん!」
黒い羊「んめぇ!?(信用されてない!?)」
ナナ「幸先の不安もふっ飛ばしていく勢いで放送していくよ♪さ、それでは早速ゲストをお呼びしちゃいましょう!今回のゲスト―――『氷冬』ちゃんでーす♪きゃーー♪」
氷冬「こんばんは。今日はよろしくね。」
ナナ「こちらこそよろしくね♪氷冬ちゃんといえば、現在進行中のドラマ『閃劇のリベリオン』で大活躍中のヒロインだね!」
ナナ「クライマックスへと近づきつつあるこのドラマで氷冬ちゃんはいったいどうなってしまうのか!?近日再開予定、閃劇のリベリオン!みんな絶対見てね!!」
氷冬「…私が宣伝しなくていいのかしら…(汗)」
ナナ「いや~…放送第一回だから張り切りすぎちゃったね(てへぺろ☆)今回はそんな氷冬ちゃんに、リスナーから寄せられた質問を聞いてみたいと思うよ!」
ナナ「寄せられたすべての質問の中から抽選で選ばれたものだけ投げかけていくよ?それでは、最初の質問!」
Q.好きな男性のタイプはなんですか?(ペンネーム:ピカキン)
Q.好きな人とかいますか!LOVEの方で!!!(ペンネーム:俊のユーザー)
ナナ「きゃーっ♪これは乙女として私も聞きたい質問!ずばり!氷冬ちゃんの好きなタイプとは…!?(ずいっ)」
氷冬「好きなタイプ…そうねぇ… 鋭くて…」
ナナ「うんうん♪」
氷冬「ちょっぴり冷たくて…」
ナナ「へえ♪」
氷冬「強靭で…」
ナナ「ほうほう♪」
氷冬「芯がしっかりしていて…」
ナナ「ふむふむっ♪」
氷冬「絶対に曲げない…」
ナナ「おっ、おっ?♪」
氷冬「いつまでも輝いていられるような…」
ナナ「おおおおっ??♪♪(わくわく)」
氷冬「…そんな「刀」かしらね。ふふっ。」
ナナ「え?」
氷冬「え?」
Q.寒中水泳は何分まで耐えられますか?(ペンネーム:コウ)
氷冬「夏になるとよくフーナたちに海へ行こうと誘われるんだけどさ…私暑いのは苦手だから…」
ナナ「あー、うん…」
氷冬「だから、そういう時はいつも「冬に行こう!」って断るのよ。」
ナナ「うんうん………え?」
氷冬「水着はよく分からないから、いつもはフーナに可愛いものを選んでもらってばかりね。選んでくれた可愛い水着を着てひんやりと冷え込んだ冬の海へ行くのだけど…不思議なことにいつも人気がないのよね。」
ナナ「当たり前だよ!(汗)」
氷冬「体を鍛える為には水泳も不可欠だから、その季節になるといつも海へ行くのよ?そうね…質問に答えるとするなら、気が済むまで!かしら。去年は2時間近く泳いだ記憶があるわ。」
ナナ「ちぬちぬちぬ!私絶対ちぬ!5分も耐えられないのに2時間なんて絶対無理!!!(震え声)」
Q.お前は、今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?(ペンネーム:DIO)
氷冬「私、米派だからパン食べたことない。」
ナナ「予想斜め上の回答に困惑!私はパン派だよ。」
Q.四刀流してる時、指痛くないですか?(ペンネーム:わん)
ナナ「調べてみると、氷冬ちゃんの刀一本は約1kg。プロ野球選手が使うバット(800~900g)よりも重いね。四刀だから…つまり4kgの刀をいつもその細い腕で振り回していることになるね…!凄過ぎ!」
氷冬「そうかしら…?そんなに重くないわよ?」
ナナ「ほえ~…とにかく百聞は一見に如かず!今回氷冬ちゃんの四刀流を体験してみたいと思うよ!」
黒い羊「んめぇ~。(1kgの木刀四本を乗せた台を押してくる)」
ナナ「まず、片腕から一本ずつ、指と指の間に挿していくよ…!……うぁっ、おもッ…!持ち上げるだけで精一杯…っ…」
ナナ「続いて二本目を…いた、いたたた…っ!!指の付け根がっ、すっごく痛い…!」
ナナ「氷冬ちゃん…ほんとにどうやって四本も振り回しているの…???」
氷冬「そうね…握力の強さや手首の回し方、腕の筋肉の動かし方…言い出したら切りがないけど、とにかく全身に意識を張り巡らしながら振っているわ。」
ナナ「すごいざっくり!!…でも、そもそもなんでこの流派を編み出すようになったの?」
氷冬「もともとは刀を愛してやまなくて、一度手にしたお気に入りの刀は全部使ってみたかったの。一本一本を大切に振るのも良いけれど…なんだかそれじゃあもったいない気がして。」
氷冬「だからそんな時「じゃあ持ってる刀を全部使ってやろう」って思い始めたの。いろいろ試行錯誤しながら、どうやって所持数分の刀を振えるか試してみて… 自分の能力に合うように完成されたのが、この『四刀流』よ。」
氷冬「初めは二刀流に口で銜えた三刀流、足指を利用した旧四刀流なんてものも考えていたのだけれど…やっぱり刀は手の内に握るのがしっくりくると感じて、指と指で挟んで振うようになったわ。」
氷冬「もちろん初めからうまくいったわけじゃない。さっき(のナナ)みたいに、何度も痛い思いをしたものよ。でも、"刀を愛して愛してやまない気持ち"がその痛みを上回ったお陰で、鍛錬そのものが苦痛に感じることはあまりなかったわ。」
ナナ「愛故の強さ…共感しちゃうね…!氷冬ちゃんにそんなエピソードがあったなんてびっくりだよ。」
氷冬「だから刀への惜しまない愛があれば、きっと誰でも、何本でも振えると思うわ。ナナも頑張って。」
ナナ「ぁ~…うん…き、気が向いたら、ね… あはは…(苦笑)」
Q.戦ったことはないけれど機会があったら斬り合ってみたい剣豪を七人あげてね(ペンネーム:かふぇ)
ナナ「常に強さを追い求める氷冬ちゃんにとって興味深い質問!具体的に何方と…?」
氷冬「そうね…これは悩むわ。欲を言えば世界中の名立たる剣士全員と刃を交えてみたいけれど、最近風の噂で知った…見たことも聞いた事もない名前なら、ちょうど七人いたわ。」
ナナ「どんな人??」
氷冬「雪音、八代琉妃、虹赤丸、シュリト、灰コートの男、柊木零士…そして、ヴォイド…かしら。」
ナナ「(わーお…こ、これは…とてつもなくすごいメンツ…!)へ、へぇ…そうなんだ…!(※彼女にネタバレしないよう表情を抑えている)」
氷冬「刀剣武祭に集まった剣士は、"世界のほんの一部"だと思ってる。きっと、縊鬼がそうだったように…この広い世界に、まだ私の知りえない強い人がたくさんいるに違いない。そんな人たちに出会って、言葉ではなく、この"刃"で語り合ってみたいわね。」
ナナ「いつか出会えるといいね…!…さて、次が最後の質問になるよ!」
Q.君の名はッッッ!!!!!!!!!!?(ペンネーム:カグ)
ナナ「(な…なんでこんな質問をチョイスしちゃったんだろう…氷冬ちゃんならどう答えるんだろう…)(チラッ)」
氷冬「……」
氷冬「…物心がついた時、私は自分が何者なのかわからなかった。」
ナナ「へ……?」
氷冬「両親の顔も知らないし、帰る場所もなかった。当然、名前なんてものもなく…生まれた時に置き去りにされた氷山の真ん中で、ただ独りだった。」
ナナ「(ん…?……これ、確かリベリオンのシーンでもあった…)(唐突なシリアスムードに閉口して耳を傾ける)」
氷冬「何の生きる目的もないまま長い年月が経って…ただ真っ白な世界を彷徨っていたら、『彼』と出会ってね… 世界を知らない私に、世界がどういうものなのかを教えてくれたわ。」
氷冬「彼に名前を尋ねられたことがあって…けど、名前のない私には当然応えることなんかできなくて…そんな時に、『この名前』を彼から貰ったんだわ。」
氷冬「―――『雪桜氷冬』… "どんなに心が凍ってしまっても、氷柱の様に、芯のある人間であれ。そうすれば、素敵な桜花が開花するから。"… それが、彼に名付けられた、たった一つの名前。私が私になれた、大切な名前だから。」
ナナ「…素敵な話だね…(ほろり…)」
黒い羊「めぇぇ…(ハンカチあげる)」
ナナ「あぅ…どうも…(ハンカチを受け取る) ううっ…まさかこういう展開に持っていかれるなんて…ちょっと迂闊だった…うぅ…(号泣)」
氷冬「えぇ…(困惑)」
ナナ「…はいっ、というわけで…楽しかった放送もいよいよお開きの時間となってしまいました!」
氷冬「こういう公の場に出るのは大会以来だから、少し緊張したわ。ちゃんと答えられたかしら…?」
ナナ「うんうんっ、だいじょーぶ!私個人としても興味深いことが聞けて良かったよ♪…それでは最後に、氷冬ちゃんからリスナーのみんなへ何か一言どうぞ!」
氷冬「そうね… ドラマで応援してくれる人がたくさんいると聞いて、とても嬉しいわ。私は今も成長の過程にいるけれど…自分にしか目指せないものの為に精を出していくわ。だから、もう少しだけ…見守ってほしい。」
ナナ「高みを目指して一直線!氷冬ちゃんならきっと大物になれるよ!今日はありがとうございました!」
氷冬「ええ、こちらこそ。」
黒い羊「めえぇ。」
ナナ「じゃあ最後にね、中の人から氷冬ちゃんに関するメタ要素…ケホンッ、感想で締めくくりたいと思いますよ!」
黒い羊「んめ。(…フーナ、氷冬、スカーフィの三名は某週刊少年誌の理念にある「友情・努力・勝利」から引用しています。)
黒い羊「めぇ。(氷冬の場合は「努力」。強くなるために日々鍛練を惜しまず、敗北を味わう度に自分には何が足りていないか、何を失ってしまったのかを冷静に自問自答できる人物として描いてきました。)
黒い羊「めええぇ。(彼女が初めて主人公となったドラマ『閃劇のリベリオン』では、その描写が力強く出ていたと思います。努力は決して裏切らない…そしてその努力が、やがて自分以外の誰かを変えるほどの力へと開花する。)」
黒い羊「めっめっ。(スカーフィもフーナも、そして氷冬も、三人の行きつく先は同じ。英雄と言う概念にもあるように、人の心を変えてしまう不思議な力を持っている。三人はただ、その方法が違うだけ。)」
黒い羊「めー。(彼女たちには"似て非なる特徴"がある。過去のドラマや、これから展開するドラマで"それ"を見つけてくれたなら、彼女たちを作って良かったと思えるくらい、嬉しくなりますね。)」
ナナ「あの三人はとっても仲良しだからね。まさに三位一体の仲といったところかな!?羨ましいくらい輝いているね♪」
ナナ「ということで、今回のオールナイトケイオス…いかがだったでしょうか!?劇中や掲示板では明かされない様な裏情報も暴露される生放送だけど、とにかく楽しんでいただけたら幸いなことだよ♪」
ナナ「次回の放送も是非聴いてね♪それでは、ナナちゃんと羊ちゃんのオールナイトケイオスでした!またね~♪」
黒い羊「めぇ~~~!」
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