たとえ誰に萌えようと
有希に捧げた最愛（あい）は 決して変わらない
あぁ あなたの声を
繰り返し聞けば 一日が終わっていた
あなたの手を 強く握ることも あなたを抱きしめることも
実現（ゆる）されない運命と分かってても
その心に その身体に そのひかえめなお胸に 触れたかった
俺の嫁…
いとしき有希よ 逢えないと言わないで
あなたに逢いたくて 現世（このよ）で逢いたくて 叶うまで叫び続ける
さわれもしない この液晶（カベ）を壊しても
あなたの温もりも あなたの唇も あなたがそばにいる明日も
味わえなくて…
あぁ その瞳には
画面の向こうの俺達が 映っていた
画面越しで 見つめ合えるだけで 幸せになれた気がした
世間様に 哀れだと言われても
その細い手 その柔肌 そのいたいけな姿を 守りたかった
いつまでも…
その笑顔に その涙に その天使のような姿に
触れたかった 心から…
いとしき有希よ 逢えないと言わないで
あなたに逢いたくて どうしても逢いたくて モニターに顔を押しつける
忘れはしない この画面が消えても
あなたは唯一人 あなたは俺の嫁 あなたにすべて捧げても
まだ逢えなくて…
最終更新：2011年07月09日 23:55
