695 : 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21:44:46 ID:???
三分後投下~

ちょっと人物紹介


曹操(明日菜)孟徳[そうそう もうとく]
恋をして、しかも賢くあることは不可能ね

夏侯惇(古)元譲[かこうとん げんじょう]
食い物の恨みはおっかないアル

劉備(桜子)玄徳[りゅうび げんとく]
欲しいと思うものをなくな。必要なものだけツモれ

献帝(ネギ)
ふっかつのじゅもんがちがいます


696 : 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21:48:02 ID:???
三国志な、ま!


1/3
強敵呂布を葬り去った曹操と劉備、しかしこれで終わりというわけではありません
なんといっても・・・お互いが最大のライバルのなのですから


明日菜 「桜子・・・確かアンタ背中が煤けているようなおじさまがいるところに連れて行ってくれるっていったわよね」
桜子 「そうだよ。だからちゃおりんの経営する雀荘”鈴”を紹介したじゃん。いなかった?」
明日菜 「確かに背中が煤けているおじさまがいたわね。でも頭も煤けているように見えるのは気のせい?」
桜子 「やだなあもう、頭も煤けてるよ」
明日菜 「あれは”おじさま”じゃなくて”おじさん”よ」
桜子 「そっか、おじさんは駄目なのか・・・でもせっかく麻雀おぼえたんだから遊んだんでしょ?」
明日菜 「ま、そうだけど」


さて、一応は少しだけの平和が訪れた許昌の都。ですがすぐに暗雲に包まれてしまうのでした
それは悩める少年、帝の献帝”劉協”が引き起こしたものなのです
いろいろな者が後ろ盾となり、いいように操られてきた献帝
そろそろその鬱憤がたまってきたのでした。そこへある人物と知り合ったのです
その者の名は劉備玄徳。本人曰く”中山靖王劉勝の末裔”だそうです
つまりは自分も帝の一族であるといったのです


697 : 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21:48:54 ID:???
2/3
帝は喜びました。自分に劉備のような英雄の親戚がいたことを喜びました
今まで自分を保護してきた者は自分が天下を動かそうとした者ばかりです
その中でやっと漢王朝再興を掲げた人間が現れたのです
それも自分の親戚だと思われる、そして魅力ある英雄だったのです

帝はことあるごとに劉備を頼りました
遊園の会や鹿狩りなど常に劉備を参加させました。つまり劉備を信頼しきったのです
それを快く思わない人間がいました
曹操とその配下たちです
それもそうでしょう。一応は今まで帝を保護して建前はそのために闘ってきたのですから

ネギ 「桜子さん、最近明日菜さんの姿が見えないんですけど何処にいるか知りませんか?」
桜子 「明日菜?明日菜なら町中の雀荘”鈴”に入り浸りだよ。麻雀にすっかり嵌っちゃってさ」
ネギ 「じゃ、雀荘ですか?何でそんなところに!?中学生がそんなところに行くなんていけないです!!」
桜子 「それは麻雀に対する偏見ってもんだよ。じゃあネギくん、セットで行こうか」
ネギ 「セット?セットって何ですか?」
桜子 「セットって言うのはね4人で雀荘に行って遊ぶことなの。つまり仲間だけで遊びたいときだね」
ネギ 「なるほど。他人が絡まないから変な人と遊ばなくても住むって事ですね」
桜子 「いこうよ。賭けなくてもいいからさ。じゃあ後二人捜そうか」


698 : 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21:50:11 ID:???
3/3
しかしいくら劉備とはいえ強大な力を持つ曹操を排除することなど今は出来ません
そこで帝はまず自分の古くからの腹心、車騎将軍董承(あやか)[とうじょう]を使い味方を集めるところから始めました

あやか 「あら?皆さんそろってどちらへ?」
桜子 「雀荘だよ。いいんちょもいく?」
あやか 「ね、ネギ先生となら何処へでも」

董承は帝に忠誠を誓う者達を集めます。曹操を討てる忠義熱き者達を
そして大きな力を持つ西方の英雄を見つけたのです
名を馬騰(エヴァ)寿成[ばとう じゅせい]、かつて董卓が治めていた涼州の将軍です

エヴァ 「なんだ貴様ら?そんなに連れ立って何処へゆく?」
桜子 「雀荘だよ。エヴァちゃんも行く?」
エヴァ 「ふん、麻雀か。懐かしいな、確か昔対戦した男がこんな口癖だったな。”朝だ。徹夜だ”だったな」
桜子 「ネギくんも行くんだよ。行かない?」
エヴァ 「上等だ。貴様らケツの毛まで毟ってやる」
あやか 「負けません事よ」
ネギ 「し、師匠賭け事はいけません!!」
エヴァ 「くっくっくっ、貴様は負けたら脱がす。そして犯す。くぱぁってやらせてやる」
ネギ 「ま、マスター!!」

やがて劉備や董承たちは密約をかわしました
曹操を討ち、再び漢王朝を復興させるという密約です

こうして着々と曹操包囲網は出来上がってゆくのでした



714 : マロン名無しさん 2008/02/12(火) 20:22:16 ID:???
~みちくさ~


もう何度目かわからないその行為に、私はうんざりしたようにその手の先を見下ろす。
見なくたってわかっている。隣にいるのはザジで、私の制服を引っ張って呼んでいるのだ。
『今度はなんだ?またネコか?それとも鳥か?花か?』
怒りを通り越して呆れ果てる私に、彼女は無表情で興味の元へと視線を移す。
道草の始まりだ。

ザジとの帰り道、毎回幾度と無く繰り返されるその行為
――― みちくさ ―――
私におかまいなしに、彼女は興味を引いたものに立ち止まれずにはいられないようで、ネコだの鳥だの、はたまた薬屋の前の大きなカエルの人形だったり・・・とどまる所を知らないその好奇心に、私はいつも振り回されっぱなしだった。
今日はもう16回・・・いや、17回だったか?毎度のことで、記憶まであやふやだ。
こうして本日17回目だか18回目の道草に、私はまたしてもしばしの時間を費やされたのだった。





715 : マロン名無しさん 2008/02/12(火) 20:22:50 ID:???
ぽんやり見つめるザジの視線の先、そこにはいつもと違う景色が埋まっていた。
蒼い 一面の青い空 ―――
遠く澄み切った空に、頬を撫でる少し冷たい風。乾いた土と、草の香りがするその風に吹かれながら、私は季節の変わりめに出会った。
昨日までのじりじりと覆い迫るような青空はいつの間にか秋風の心地よい蒼空へと代わり、薄く伸びた白い雲が遠くでゆっくりと流れ、その深い蒼さに吸い込まれるように消えていった。


時を忘れ、二人で見上げた空は夕焼け色に染まり、夕暮れを知らせる鐘の音が辺りに鳴り響いた。
『たまには道草もいいもんだな』
そんなことをふと思った私の気持ちを察したのか、赤とんぼと戯れていたザジがゆっくりと私を見上げる。
と、突然右足を振り上げたかと思うと数メートル先に何かが飛び、小さな音を立てて地面に落ちた。呆気に取られている私を残し、彼女はその物体へと駆け寄る。
「・・・ハレ」
一言呟いた彼女はひょいとそれを拾い上げると、夕日へ向かって親指を突き立てた。
相変わらずわけのわからない奴だ。私はまたしても呆れ顔でそんな彼女の後姿を見つめていた。
しばらくして何かを思い出すかのように振り返ったザジは、私の手を取ると満足気に歩き始めた。
今度こそまっすぐに家へ帰る為に ―――


-end-


720 : マロン名無しさん 2008/02/14(木) 00:56:00 ID:???
閑散としたスレに救世主が!!


⌒●
⌒●  v  ●⌒
  ヽ|・∀・|ノ  クーフェイマンとクーフェイマン2号に続いてクーフェイマンV3
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    フ |・∀・|ノ  よい
./|______|┐
/ 銚子
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⌒●
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((ヽ|・∀・|ノ  しょっと
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銚子
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741 : マロン名無しさん 2008/02/17(日) 21:17:59 ID:???
↓ここで場の空気を変えるヒーロー登場


742 : マロン名無しさん 2008/02/17(日) 21:29:02 ID:???
新田「ヒ、ヒーローなんておだてても私はもう脱がないんだからっ!!!」

752 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:07:53 ID:???
千鶴 あと1cm


1/7
それは天が暗雲に包まれ、凍り付くような雪が吹き付けるような日でした
外の世界とは違い、まるで母のぬくもりのような布団の中で微睡んでいたときのことです
私の耳に、突然ちづ姉の今までに聞いたことのないような悲鳴が聞こえてきたのです

夏美 「な、何!?何なの?」
さすがに死をも予感させるような悲鳴を聞いてしまっては、布団の中でぬくぬくしているわけにはいきません
私はあわてて飛び起きると、ちづ姉の部屋に駆け込みました
そこで私は信じられない光景を目にしたのです

千鶴 「夏美ちゃん・・・無いの・・・無くなっちゃたの・・・」
ちづ姉も今起きたらしく、まだ寝間着のままでした。そしてうわごとのようにそんなことをつぶやいているのです
その姿のまま布団の上に座り、崩れ落ちるようにうなだれていました
いつも気丈なちづ姉がまるで幼児のようにぼろぼろ泣きじゃくっています
その光景に私は戸惑いつつもちづ姉の”ない”という言葉に
夏美 「な、何がないの?ちづ姉」
そしてちづ姉は私の言葉にこう答えたのです

千鶴 「無いの・・・おっぱいが無くなっちゃたの・・・」

そういわれて初めて気がつきました
寝間着の上から見てちづ姉の胸が消えていたのです
そう、まるで鳴滝姉妹のように


753 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:08:41 ID:???
2/7
その日から私たちの住む665号室は動かなくなったラジオのように静まりかえりました
いつもの明るい笑い声はなく、ただ、暗く時が過ぎていくだけになりました
いかにちづ姉が明るく振る舞っていたかがよくわかりました
アマテラスが岩戸に隠れ、世界が真っ暗になってしまった岩戸隠れの伝説ってこんなかんじだったんだろうな

夏美 「ちづ姉、元気出してよ。またきっと成長するよ」
ちづ姉はあの時からあまりのショックで寝込んでしまいました
特に体調不良があるというわけではありませんが、精神的に参ってしまっているようです
私は声をかけましたが反応はありません。ただちづ姉は、上半身だけ起こして壁をずっと見ているのです
その瞳には少しの気力もありませんでした


超 「原因は全く不明、外部計測機器で測定したところ、今の千鶴サンのバストは30cmマイナスの64cmしかないヨ」
64cm・・・それはちづ姉のようなちょっと大柄の女性にとっては全くの絶壁を意味します
鳴滝姉妹ぐらいならそれでもまだ大丈夫そうですが・・・もはや絶望視か残されていないのでしょうか?
夏美 「な、何とかならないの!?このままじゃちづ姉が壊れちゃうよ!!」
超 「全人類女性の夢、豊胸の促進は未だ叶えられぬ夢ヨ。善処はするガ・・・期待しないでほしいヨ」
超さんはただも申し訳なくそう言った


夏美 「ちづ姉・・・みんなが来てくれたよ。ほら」
ちづ姉を心配してくれたみんながお見舞いに来てくれた。みんなはちづ姉を見てやはり驚くけどすぐに励ましてくれた
でも・・・当のちづ姉は何も聞こえてはいないようだった
まるで抜け殻です


754 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:09:40 ID:???
3/7
古 「私を見るアル!!ペッタンコネ!!」
超 「でもワタシの方がペッタンコヨ?」
みんなが来てくれた。みんなはいろんな方法でちづ姉を励ましてくる
でも駄目だった。ちづ姉は何にも反応しない
ちづ姉の胸には何が詰まっていたんだろう?
もしかするとちづ姉の本体は胸であって、その他はただの飾りだったのでは?
そんなことを思ってしまいます


そうして3日が過ぎたときのことでした
今日は鳴滝姉妹がお見舞いに来てくれました。そのとき二人はこんなことを言ったのです
史伽 「ちづ姉、私1cmだけだけど胸が大きくなったんだよ。きっとちづ姉も大きくなるです」
風香 「そうだよ。大きかったら大きくならないけど、小さいから大きくなるんだ。ボクも1cmだけ大きくなったよ?」
そんなことを言って・・・今のちづ姉には逆効果じゃないのかな?なんて思ったけどちづ姉には届いていなかったようです
やはり今日もちづ姉の瞳は誰も見ていませんでした
ですが次の一言にちづ姉は少しだけ反応した気がしたのです
後でわかりましたが、それはやはり反応していたのです

風香 「楓姉も大きくなったって言ってたよ。ついに90の大台だって」
史伽 「龍宮さんもおおきくなったです。90になったって大喜びでしたです」
風香 「チアの三人も大きくなったって言ってたよね」
史伽 「ふふっ、なんだかみんな1cmづつ大きくなったです。だからちづ姉も大きくなるです」

その言葉にちづ姉は少しだけ微笑んだように見えました
そう、嬉しそうに・・・宝物を見つめるときのような瞳で・・・


そして次の日、鳴滝姉妹が消えました


755 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:10:40 ID:???
4/7
楓 「何処でござる・・・何処でござる!!!」
こんなに怒り、焦っている長瀬さんを見たことがありません
二人の保護者のような長瀬さんからすればそれも当然のことでしょう
消息については私も心配ですが・・・ちづ姉のことも心配のなのです
二人を捜しつつ、私はちづ姉の看護を続けました

翌日には長瀬さんが、そして次の日にはチアの三人が消えました
裕奈 「どうなってるの?何でみんないなくなるの!!」
まき絵 「わかんないよ・・・怖いよ。なんで!?」
千雨 「一ついいか?消えたのは胸が大きくなったって喜んでいる奴らばかりだったよな。他に大きくなった奴はいるか?」
長谷川さんのその言葉に、皆が凍り付きました
長い沈黙が続いた後、意を決したかのようにザジさんが手を挙げたのです
するとそれに呼応するかのように、クラスメートの皆が手を挙げたのでした。それには私も含まれます
そう、それは私も胸が1cm大きくなっていたんです
手を挙げなかったのは誰も居ません。ただ一人、この場にいないちづ姉を除いて

皆の不安がだんだんと高まっていきました。でも誰にも何ともすることは出来ません
やがて私たちのクラスは学級閉鎖という形で保護されることとなりました
皆、寮に半ば監禁のように閉じこめられて、外と中で先生たちが見守る形で守られたのです

夏美 「こんなのやだよちづ姉・・・何でこんなことに・・・ぐすっ」
私はどうすることも何も出来ないのでちづ姉の部屋にいました
相変わらずちづ姉は虚空を見つめています
夏美 「どうして・・・」
疲れもあり、ちづ姉のベッドに座りながら伏せる形で私は眠りにつきました
そしてしばらくして目が覚めたとき、ちづ姉の姿は布団から消えていたのです


756 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:11:32 ID:???
5/7
夏美 「ちづ姉?ちづ姉何処?」
辺りを見回しますがちづ姉の姿はありません。布団の中に手を入れると、布団はもうすでに冷たくなっていました
時計を見るとおよそ一時間程度眠っていたようです。たぶん私が眠ってからちづ姉はすぐに布団から出たのでしょう
あの状態のちづ姉はいったい何処に?まさかちづ姉まで消えてしまったの?そんな不安が頭をよぎりました
そして私は、ふと部屋の向こうから聞こえてくる懐かしい炊事の音に気がついたのです
あの包丁の音の立て方は・・・ちづ姉!?

私は急いでちづ姉の部屋を出ました。そしてそのまま台所へと駆け込んだのです
夏美 「ちづ姉!!ちづ姉元気になったんだね!!」
台所には流し台に向かって立つちづ姉の姿がありました
昔のようにエプロンを身に纏って、トントントントンと包丁でまな板を奏でています

千鶴 「夏美・・・ちゃん。ご飯は・・・もう少し・・・だから」
たどたどしい言葉ですが確かにちづ姉の声です。私は歓喜のあまり泣きながらちづ姉に抱きつきました
すると消えたはずのちづ姉の胸が少しだけ膨らんでいるのに気がつきました
夏美 「ちづ姉元に戻ったんだね!!」
千鶴 「もう・・・泣き虫・・・さんね」

やっとちづ姉が戻ってきた!!
その嬉しさに今のクラスメートが消えるという異常な状況のことを一瞬忘れてしまいました
ほっとしたのもつかの間、私は今の異常な状況をちづ姉に伝えることにしました
夏美 「ち、ちづ姉!!今クラスメートの一部が失踪しているの!!大変なことになってるの!!」
私は今の逼迫した状況を伝えました。ですがそのことは病み上がりのちづ姉に負担をかけてしまったようです
千鶴 「夏美ちゃん・・・きっとみんなは・・・帰ってくるわ。また・・・みんないっしょ・・・」
ちづ姉はそういって抱きしめた私の頭をそっと撫でてくれました
これです。この優しさがちづ姉

その日の夕食が終わり、私はちづ姉の食事の片付けとお風呂のお手伝いをしました
それが終わりソファーに座ると、ちづ姉が回復した安心感からか私は睡魔に襲われたのです
朦朧とする意識の中、私はちづ姉が私に向かって優しく微笑んでいてくれるのが見えました


757 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:13:27 ID:???
6/7
天を切り裂くような多きな音に私は目を覚まします
ぱぁん!!ぱぁん!!と大きな音が部屋の外、寮の中からしたのです。そのあまりの音の大きさに私は怯えました
夏美 「ち、ちづ姉何の音?ちづ姉?」
ちづ姉を呼びましたが声は帰ってきません。私は寝ていたソファーから立ちあがるとちづ姉の部屋に行きました
ですがそこにちづ姉はいません。ただ主のいないベッドがあるだけでした

?? 「く、来るなぁ!!!」
聞き覚えのある叫び声が廊下のほうから聞こえてきました。たぶんこの声は龍宮さん
ぱぁん!!ぱぁん!!がらがらがら・・・と再び大きな音が響く。たぶんこの音は銃声、そして何処か壁が崩れた音
噂では龍宮さん実物の銃を持っているって言う噂があったから、聞いたことはないけど銃声で間違いはないと思う
もしかするとその銃で闘っている・・・そんなまさか!?
真名 「くそっ!!くそぉぉぉぉ!!!」
ぱぁん、と乾いた音が今までよりもっと大きく聞こえました。たぶん私のいる部屋の近いところで銃を撃ったんだと思います
恐怖と混乱、そしてちづ姉のいないことの不安が私を動けなくしました。ちづ姉の部屋でただ一人恐怖で蹲るしかなかったのです

やがて訪れた沈黙。たぶんさっきの一発が最後だったんだと思います。そして龍宮さんは音と共に消えたんだと思いました
確かめる勇気はありませんでしたが、この沈黙からはそれが感じ取れました
静と動、押しと引きとでも言うのでしょうか?
あれだけの銃声の後の沈黙というのは、銃声があるとき以上の恐怖を感じるのだと私は知りました
何が起こっているからわからないこその恐怖、誰かに助けを求めたい。でも誰も居ない・・・

ぎぎぃ・・・
不意に私がいるちづ姉の部屋の扉が開いていく音が聞こえました
怯える私は扉のほうを見ることは出来ません。ただ目を瞑り震えている事しかできませんでした

千鶴 「夏美ちゃん。こんなところにいたの」
それはちづ姉の声でした。優しさと愛に満ちあふれた昔のちづ姉そのものの声でした
夏美 「ちづ姉!!外で一体何・・・が?」
安心感が恐怖を打ち破り、私は顔を上げてちづ姉に飛びつこうとしました
ですがちづ姉の姿を見た瞬間に、私の動きは凍り付いたように止まってしまったのです


758 : 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01:14:45 ID:???
7/7
千鶴 「どうしたの夏美ちゃん?いつもなら飛び込んでくるのに?」
そう、いつもならちづ姉の胸に飛び込んで抱きしめて貰う。そう、いつもなら。いいえ、いつものようだから飛び込めなかった
そこにいたのはいつものちづ姉でした。胸の大きさがいつもの大きさに戻っているちづ姉でした
夏美 「ちづ姉その胸・・・そういえば今外で何が起きてるの!?銃声とかしていなかった!?」
千鶴 「うふふ、もう胸はほとんど元通りなの。安心して・・・外には悪い人はもういないから・・・ね」
ちづ姉はそういうと、その元に戻った胸に私の顔を抱き寄せました
ああ、この感触、そしてちづ姉の匂い・・・安心できる

千鶴 「もう大丈夫だから。みんな大丈夫だから」
夏美 「みんな見つかったの!?でも今龍宮さんが部屋の外で誰かと争っていたよ!!龍宮さんは!?」
千鶴 「うふふ、龍宮さんったらなかなか返してくれなくて・・・でもちゃんと返してくれたわ、私の1cm」
夏美 「1cm?何のこと?何のことかわからないよ、ちづ姉・・・」
ちづ姉は私を胸に抱きながら優しく私を見つめていました。でもその視線は何処か懐かしいものを見ているようにも見えました
そして私をぎゅっと抱きしめると、こうつぶやいたのです


千鶴 「夏美ちゃんが最後なの。夏美ちゃんのおっぱいの分で分で・・・あと1cm」
私が最後の1cm・・・


ハルナ 「胸女、来襲!!なんちて」
GWに向けて今夜はどてらを着込み、こたつで同人誌を書くハルナ。冬はまだ終わらない
ハルナ 「胸のない千鶴さんなんて彼氏のいない刀子先生?あるいは肉抜きの牛丼かな?」
94cmというのはまさに壁。そう、鬼が住む壁なのです

千鶴 「人のおっぱいを盗むなんて・・・いけない子。返して貰うわね、千切って返して貰うわね」



771 : As We Please 5 2008/02/19(火) 22:58:48 ID:???
As We Please 5


1/3

円よ、あれが超包子だ。ちょっと字余り。でも気にしない。
……、着いちゃった。ちょっと遅くなっちゃったかな。
いよいよくーちゃんとデ、二人で宿題でありますよ!?
うぅ、どきどきするなっていうのが間違ってるよね。よーし!GOGO!

あれ?くーちゃんはまだきてないのかなー。
移動屋台の中にはちゃおりんとさっちゃんしかいませんねぇ。
ふむ。まずはご挨拶から、ってなんかご両親に挨拶するみたいで変な感じ。
って、違うから!落ち着きなさいって。いつもみたいに声をかけるだけだから。

円 「やっほー、ちゃおりん、さっちゃん。」
超 「オオ、クギミー。ようこそ超包子ヘ。お待ちしてましたヨ。」(ニヤニヤ
五月 いらっしゃいませ、円さん。(にこっ
円 「おじゃましまーす、って何ニヤニヤしてんのよ。あとくぎみーゆうな!」

超 「ハハハ、古からいっしょニ宿題するって聞いてるヨ。」
円 「そうなんだ?じゃぁ、くーちゃんはもうきてるの?」
超 「古ならいまテーブルを並べてるネ。あ、きたヨ。」
古 「!まどかー!」

え?えーっと、笑顔で走ってくるのは、……どちらさん?
いや、くーちゃんなんだけど。くーちゃんに間違いないんだけど!
うっゎ、やばい。……かっわいぃー!かわいい!かわいすぎだよ!
もーぅ、この世のものとは思えないぐらいにかわいいんですがっ!


772 : As We Please 5 2008/02/19(火) 23:01:40 ID:???
2/3

きっとシルクなんだろうなー。なんていうか、生地につやがあって、なめらかできれい。
赤地に金の、あれは鳳凰かな?きらきらした刺繍が一面にちりばめられててきれい。
胸元のボタンなんて、少し大きめの鳳凰が、ふわりと羽を広げてるみたいでかわいい。
褐色の肌に真っ赤なドレスと紅い靴、金の刺繍に銀の髪飾り……。すっごくかわいい。

そして……、胸がっ!あれは確実にのーb(ry ですよ!うん、間違いない。
体のラインがくっきり出てるのに、ぜんぜんまったくブラのラインがありません。
さらにっ!今くーちゃんが着てるチャイナドレスは、右前面に一つしかスリットがなくって。
しかもかなり深いから、ふとももがっ!生足がっ!艶かしくって!えらいことにっ!

も~ぅ、かわいいい!かわいすぎるぅ!釘宮円、リミットいっぱいです!やばいです!
くっ、落ち着けー。落ち着け-。落ち着けー!おーちーつーけー!
いつも以上にきらきらして、まぶしくて、あーっもー、くらくらしちゃう!
かわいいよー、くーちゃん。ふわぁぁ、間近で見るともっとかわいい。

円 「くーちゃん!」
古 「待たアルか?」
円 「ううん、今きたとこだよ。遅くなってごめんね。」
古 「そんなことないアルよ。ん~、円は今日もすごくかこいいアルねー。」
円 「ほんとー?ありがと。くーちゃんもすっごくかわいいよ!」
古 「エヘヘ、ありがとアル。」

円 「ほんっとーにかわいい……。もー、逮捕されちゃうかもしれないよ!」
古 「なんト!逮捕アルか。じゃぁ捕まりそうになたら円に助けてもらうアル。」
円 「ふふ、実は私が捕まえるほうだったりするかもしれないよー。えい。」(にぎっ
古 「アイヤー、そうなたらおとなしく捕まてしまうアルー。」(にぎっ
円 「……あ、あはは。」(ぽっ
古 「……ニャハハ。」(ぽっ


773 : As We Please 5 2008/02/19(火) 23:04:48 ID:???
3/3

私って自分で思ってたより大胆なんだ……。くーちゃんと手をつないでますよ!
いや、手をつなぐのは結構ふつうだよね。うん。腕を組んだり、髪をなでたり、抱き合ったり。
そーなんだけど!相手がくーちゃんだとすっごくどきどきしちゃうんだよー。
あー、でもいい感じ。なんだかぽわぽわしてきますねぇ。

超 「ハイハイ、二人ともお茶がはいったヨ。いつまで見つめあってるのカナ?」
円 「!あ、ありがと、ちゃおりん。」
超 「古のかばんが置いてあるあのテーブルでいいネ?」
古 「ありがとアル、超。さぁ、行くアルー。」

わ、わっ!くーちゃんが手をつないだまま腕を組んできた!
ちょうど肘のあたりに柔らかな感触がっ!わっ、うわっ、どうしよう!
歩くたびに柔らかいのがっ!押し付けられて!しかもいい匂いするし!
ちょーっと、やばいかも。ちゃんと宿題できるかな……。いや、それ以前の問題?

うぅ、今、絶対顔がにやけてるよ。いやぁ、ねぇ?すっごくうれしいからね。仕方ないよね?
……ん?うれしい?……ん~?まぁ友達と仲良くしてうれしくない子なんていないよね。
くーちゃんはどうなのかな。……うゎぁ、ほんとにいい笑顔してますねー、この子は。
私もこんないい顔してるのかなー。あぁっ、くーちゃん、そんなにぎゅっとしちゃ!

End

808 : 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20:12:55 ID:???
三分後投下~

ちょっと人物紹介


曹操(明日菜)孟徳[そうそう もうとく]
勝てばいいんでしょう!勝てば!

劉備(桜子)玄徳[りゅうび げんとく]
楽しみたまえよ、この世界で最も猟奇的な夜を

馬騰(エヴァ)寿成[ばとう じゅせい]
この世で一番おいしい化学調味料はハッピーターンの粉である

董承(あやか)[とうじょう]
天国はすごくいいところらしいですわ。だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから

袁紹(風香)本初[えんしょう ほんしょ]
お汁粉は食べ物じゃないよ、飲み物だよ!

献帝(ネギ)
おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました


809 : 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20:16:00 ID:???
三国志な、ま!


1/3
献帝から曹操を何とかしろ、という勅命を受けた劉備玄徳
西方の雄、馬騰。そして帝の腹心である董承らと手を組みました
こうして劉備は打倒曹操に向けて動き始めたのです

しかし今現在劉備がいるのは都の許昌、当の曹操の拠点です
何処を見ても曹操の目の届く範囲でした
そこで劉備は考えました。どうすれば曹操の目を欺くことが出来るのだろうかと
劉備の出した結論は農作業でした
軍事とはあまり関係のない農作業をする姿を曹操に見せることでその目を欺こうとしたのです
来る日も来る日も劉備は農作業に励みます
それを見て不安になったのは劉備の配下たちでした
うちのお殿様は何をやっているんだろう?と思い諫めるものもいましたが、劉備はただにこりとするだけでした


そんな生活を続けていたある日、劉備は曹操から酒宴の誘いを受けたのです
配下の者達は劉備が曹操にとても口では言えないようなことをされてしまうのではないかと心配しました
しかし劉備は、ここで断っては何か怪しいところがあるのではないかと疑われないため酒宴にいくことにします

酒宴は劉備、曹操の二人の小さな酒宴でした
軽い挨拶から始まりまあつつがなく酒宴はすすんでいきました
晴れていた天気はやがて雲に覆われ、暗雲がひしめき始めてきたのです


810 : 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20:16:58 ID:???
2/3
そして曹操は天下の情勢について劉備に尋ねました
誰がこの乱世を治める事の出来そうな英雄のかと?

劉備は答えに詰まりました。ここでこんな話題を振ると言うことは曹操は劉備を警戒している可能性があるということです
迂闊な答えは出来ません。そこで劉備はわからない振りをしました
曖昧な答えに対して、曹操はきっぱりとこう答えました

それは自分と劉備であると

そう、曹操は完全に劉備を警戒していたのです
劉備は困りました。ここでこの警戒を解いておかないと曹操を倒すという計画が頓挫してしまうかもしれません
何か手はないか・・・何か手はないかと思案を巡らせていたときでした
偶然にも酒宴の場の近くに雷が落ちたのです
これ幸いと劉備は大仰に驚いて怯え、近くの机の下に潜り込んみました
これを見た曹操は、なんだ劉備とはこの程度の人間かと感じてしまったのです
こうして劉備は曹操を欺いたのでした


明日菜 「ロン!混一色、白、ドラ3!親の18000点よ!!」
桜子 「あちゃ~。0点になっちゃった。明日菜強いね~」
エヴァ (いまのは見え見えの混一色・・・あんな手に振り込むような椎名ではない。もしや・・・)
桜子 「これで私の5連敗だね。ねえ明日菜、次は食券10倍にしようよ。ねぇ~」
明日菜 「ふふん、いいわよ。何だったら20倍にしようか?」
桜子 「さすが明日菜!!話がわかるぅ~!!」
エヴァ (やはりな。最初に餌をまいておいて、後で大きく頂く。まあ私は見学させて貰うかな。お猿が墜ちてゆく様をな)



811 : 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20:17:52 ID:???
3/3
それがあってから曹操は劉備への警戒をゆるめました。劉備の策略は功を奏したのです
それよりも曹操は北方の巨人、袁紹への警戒を強めたのでした

さて、曹操の警戒が緩くなったとはいえ都にいては劉備には何も出来ません
そこで劉備は地方の反乱を平定するとの名目で、曹操に兵を借りようとしたのです
劉備への警戒心が薄れていた曹操はこれを承諾して、劉備に5万の兵を与えました
こうして劉備は再び天下へと大きく羽ばたいていったのです


桜子 「ロン。七対子、ドラ2、裏2、親の3本場は18900点ね」
明日菜 「あ、あれ?0点以下になっちゃった。おかしいな」
桜子 「さて精算ね。明日菜はいくら負け?」
明日菜 「え、えっと・・・その・・・」
桜子 「ねえ明日菜。倍プッシュ、いく?」
明日菜 「ば、倍プッシュって何?」
桜子 「さっきみたいに次の掛け率を倍にするの。つまり40倍ね。勝てば一気に取り戻せるよ」
明日菜 「か、勝てばいいのね。いいわよ、倍プッシュよ!!」
エヴァ (倍プッシュとは・・・桜子、恐ろしい子!!勝負の後は骨も残さないということか)

手中から劉備を逃したことに後で気がついた曹操でしたが、もはや手遅れでした
そう、北方の巨人、袁紹は確実に曹操へと迫ってきていたのです



818 : マロン名無しさん 2008/02/21(木) 22:07:08 ID:???
ふみか「くっくっく……完璧じゃわい」
パル「も、もういやああ! 延々と3chで匿名なのをいいことにちょっと大人ぶって冷めた振りするのはもういやあああ!!」
ふみか「む! 貴様、何をサボっておる!」
パル「もういやよーー! 私もう帰るーー!!」
ふみか「ほう! 姉者ァ! なにやらコヤツ、脱走を企てておるようじゃァ!!」
ふーか「ふむ。オシオキじゃのう」
パル「ひっ」
ふみか「オシオキかのう!!」
ふーか「逃げようなどと考えぬことじゃのう」
パル「い、いや……こないで……!」
ふーか「オシオキだっちゃァァァァァ!!」
ふみか「オシオキだっちゃァァァァァ!!」
っ(こんぶ)
ふーか「そぉい!!」(びたーん!)
ふみか「そそぉい!!」(びたーん!)
パル「いやあ! 海の幸! 海の幸が!!」
っ(こんにゃく)
ふみか「こんにゃくじゃァ!!」(べちょ)
ふーか「こんにゃくじゃのゥ!!」(べちょ)
パル「ギャー! 服の中に入れないでー!」
っ(しらたき)
ふみか「ニュルニュルじゃァ!!」
ふーか「スキヤキマホスラン!」
パル「――このあと、食材は覇王様がおいしくいただきました……ガクッ」

千鶴「と、いうわけで。スレでは皆なかよくしましょうね?」
ゆえ「わかってるです。そういえば、パルがいないですね?」
千鶴「うふふ。ハルナちゃんの居場所は禁則事項です♪」
ゆえ「まさか、本当に……?」

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最終更新:2008年10月26日 01:20