216 : 真名 我慢 2005/12/28(水) 21:02:29 ID:???
>>205です
SS投下します

真名 我慢


何があったんだろう・・
今、アキラが私に抱きついてきた
私の胸の中に顔を埋め、眠るように目を瞑っている

真名 「ど、どうしたんだ!?いきなりだが・・私にも心の準備というものが・・」
だが、アキラは黙ったままだ。代わりに私の背中に回された手が服をぎゅっと掴む
アキラの漆黒の髪が艶やかに見える。光を放つ黒というのはこういう色を言うのであろうか
やがて芳しいシャンプーの香りが、私の欲望をくすぐり始めた
このまま私の好きなようにして良いのであろうか・・

真名 「アキラ・・食べちゃうぞ?」
鼻先で私の胸を弄んでいたアキラが、ここにきて初めて私の目を見た
お預けを食らったような子犬の瞳、そんな瞳のアキラはさらに私を萌え上がらせる
真名 「では・・」
意を決して私はアキラを襲おうとした
そのとき、アキラの口からこんな言葉が漏れた

アキラ 「きゅ~ん」


この後、私がアキラに何をしてアキラがどうなったかは諸君らの想像に任せる
まあ、我慢は良くないといったところだ


218 : のどせつ? 2005/12/28(水) 21:05:29 ID:???
「わ、私は、あなたの事がす、す…」
………10秒経過。
「うう…ダメです…。やっぱり言えない…」
のどかは昼休みに屋上で一人、告白の練習をしていた。
はた目にはかなり怪しい人だったが、幸い辺りには誰もいない。

「…桜咲さん」

のどかはぽつりと呟いた。

「私がどうかしましたか?」
「うひゃいっ!?」

突然背後から声をかけられ、のどかは思わず奇声を上げた。
振り返ると、刹那があっけにとられた顔で立っていた。

「さ、さ、桜咲ひゃんっ!?。い、いつからそこに!?」
「いえ、何やら声が聞こえたので、入ってみたのですが。驚かせてしまったようですみません」
「い、いえそんなっ……じゃなくて、き、聞いてましたか!?」
「私の名前を呼んだのは聞こえましたが…何か御用ですか?」
「な、何でもないですっ!」
のどかは慌てて首をぶんぶんと横に振った。
(あなたに告白する練習をしてました…なんて言えるわけないよぅ~…)

「顔が赤いですよ、のどかさん。熱でもあるんですか?。…ちょっと失礼」
「…え?…ひゃっ!」


219 : のどせつ? 2005/12/28(水) 21:06:32 ID:???
刹那がこつんと額を合わせてきた。のどかは病気かと思うくらいに赤面して硬直する。

「うーん、ちょっと熱いかもしれませんね」

のどかの心臓がものすごい事になっているのにも気付かず、刹那はのんきに言う。
(ひゃあああっ…!。さ、桜咲さんの顔がこんな近くに…。も、もうダメですぅ…)
のどかがそのまま卒倒しかけた時、

き~んこ~んか~んこ~ん…

「おっと、予鈴が鳴ってしまいましたね。私は行きます。のどかさんもそろそろ戻った方が…」
「は、は、はいっ!」

刹那は屋上の扉を開け、出て行ったが、のどかはしばし破裂しそうな鼓動を整えていた。
そして閉められた扉に向かって、小さく呟く。

「…好きです。桜咲さん…」


…end




>>81さんのあまりにもGJすぎる作品に魅せられて、書いちゃいました。
続く…かも。

239 : 円 休日 2005/12/29(木) 20:57:20 ID:???
円 休日

1/
円 「キミはどこから来たのかな?」
しゃがんだ私の視線の先には一匹の仔犬がいた
そっと手を仔犬の前に出してみると、その仔犬はよたよたと私のほうに近寄ってくる

円 「可愛いね・・」
その仔犬は私の手のひらに鼻先を近づけると、フンフン鼻を鳴らし手のひらの匂いを嗅ぎだした
そして私の手のひらが気に入ったのか、ぺろぺろと手のひらをなめ始めた
円 「まだ匂いがするのかな・・」
先ほど私はまつ屋の牛丼を食べた
その残り香が手のひらに残っているのだろうか、仔犬は結構必死に私の手のひらを舐めている

円 「お腹・・すいてるの?」
仔犬は答えない。あたりまえか・・
なんか・・ほっとけないな
円 「よし!お姉さんがおごってやろう」
私は仔犬を両手で抱き上げるとじっとその眼を見つめてやった
仔犬は不思議そうに私を見つめている。おごってやるんだ、もっと嬉しそうな顔をしろっての


240 : 円 休日 2005/12/29(木) 21:03:45 ID:???
2/3
私はその仔犬を抱えたまま公園にやってきた
週末になれば、ここにはおいしいクレープ屋がくるのだ

円 「ゴーヤクレープ一つ」
苦いけど美味い、私が好きなクレープの一つだ
注文してすぐにクレープの生地を焼く甘いか匂いがしてくる
仔犬もその匂いに反応しているらしく、私の足に両手を着くようにして立っている
その姿は”早くちょうだい”を言っているようだ

店員 「お待たせ、大盛りにしといたよ」
ここの店員さんとは顔なじみだ。ちょっとしたクレープのオリジナルトッピングとかもしてくれる
私はにっこりと笑顔を店員さんに返すと、子犬を引き連れて近くのベンチに座った

円 「ほーら、食べてみ」
クレープの切れ端に一切れのゴーヤを包んで仔犬の目の前においてみた
仔犬は一度匂いをかいだ後、一気にそれにかぶりつく
仔犬はしばらくもしゃもしゃと口を動かしていたが、気に入らなかったのか、あるいは苦かったのか吐き出してしまった
円 「コラ、残しちゃダメだろ」
そうは言ってみたが、こうなることはわかっていた
なんだかいじめてしまった。ゴメン


241 : 円 休日 2005/12/29(木) 21:16:58 ID:???
3/3
仔犬は恨めしそうに私を見つめていた
しかしそれでも私の食べているものには興味があるらしく、再度”早くちょうだい”のポーズをしてくる
円 「懲りないねえ・・」
今度は、ゴーヤ抜きでクレープの切れ端を仔犬の目の前に置いた
さっきのこともあってか、仔犬は警戒している
何度か匂いをかいだ後、恐る恐るそれを口の中に入れた
今、口の中に入れたのには甘いものだけだから・・うむ、やっぱり
思ったとおり仔犬はそれが気に入ったらしく、三度私に”早くちょうだい”のポーズでせがんでくる
あんまり食べたら太るぞ、なんてことを思いながら、仔犬にクレープをあげた

クレープを食べ終わり、一息ついていると誰か私たちに近づいてきた
真名 「こんなところにいたのか・・」
近寄ってきた人物、それはクラスメートであった
普段はあんまり話すこともない人物、龍宮さんだった
円 「あれ、龍宮さん。じゃあこの仔犬、龍宮さんの?」
真名 「ん?釘宮ではないか、キミがこの子を保護してくれいていたのか?」
龍宮さんは優しく仔犬の頭に手を置くと、仔犬は嬉しそうに吠えた
そんな仔犬を龍宮さんは胸に抱き、嬉しそうに仔犬に微笑む


仔犬と龍宮さん。この意外な組み合わせはゴーヤクレープみたいだ
初めてみた優しそうな龍宮さん、そんな龍宮さんが暖かく見える
休日は人を優しくするのかな?


248 : マロン名無しさん 2005/12/29(木) 22:53:45 ID:???
もしも夕映の性格が悪かったら

「のどか」
「どしたの夕映
「お腹すきません?」
「ううん 全然」
「いえ 本当はすいてるハズです」
「いや、すいてないって」
「そこでジャンケンで負けたほうが買い出しにいきませんか?」
「なんでよ すいてないって言ってるのに」
「ださなきゃ負けです~♪ジャンケンぽい」
「えっ ちょっと!」
「あ…」
「よかった 適当にグーだしたら勝てた…」
「…卑怯者」
「へ?」
「今のはのどかの遅だしでした 当然反則をしたのどかの負けです
負け犬は早く買い出しにいってくるです」
「何いってんの? 卑怯なのは夕映じゃん
私お腹なんてすいてないのにムリヤリジャンケンさせて…」
「言い訳は駄目です! そもそも反則をしたのどかは
いわば許されざる悪です 本来ならそれ相応の罰を受けなければなりません
ですが私はのどかの罪を許します 誰だって魔がさすことがありますからね…」
「いい加減にしてよ 夕映のバカっ!」
「…ふっ どうせ私はバカですよ なんせバカレンジャーですからね」
「え…」
「そりゃあ成績優秀本屋ちゃんとは頭のできも違いますよ
私みたいなクズが調子こいてすいませんでしたね ペッ」
「(ぶっ殺してぇ…)」

251 : 円 おやすみ 2005/12/29(木) 23:11:09 ID:???
円 おやすみ


桜子が寝ている
ソファーに、肘掛を枕にして横になっている。まるでハンモックで寝ているようだ
そして、その桜子の上で寝ている不届きな奴がいる
クッキとビッケだ
桜子の飼い猫で、なかなかにいたずらものな奴らだ。その上、ふてぶてしい

猫はコタツで丸くなるというけど、こいつらは桜子の上で丸くなっている
ご主人様を何だと思っているのかな、こいつらは
桜子は桜子で能天気な寝顔だ。こいつらの重みは感じていないんだろうか?
そんなことを思っていたそのとき

美砂 「ただいま~」
また騒がしくなるかな。でも今は・・
円 「しー」
人差し指を口の前で立て、静かにしなさいのゼスチャーを美砂に見せる
そのことを察してか、美砂はそーっとリビングに入ってきた
美砂もリビングの様子を一目見てその理由を察する

美砂 「ずいぶんと気持ちよさそうだね、こいつら・・」
円 「お腹でもいっぱいになったんでしょ、寝た子を起こすとうるさいからほっとこ」

まだ窓の外は寒い冬だけど桜子たちの夢の中は春なのかな・・


260 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 00:21:19 ID:???
アキラ「んー(ウロウロ)」
ゆえ「おや、これは珍しい。どうしたんですか大河内さん」
アキラ「あ、綾瀬さん。ちょっと探してる本があるんだけど・・・いいかな?」
ゆえ「構いませんよ。今日は私の当番ですし、
ここで断ったら図書館探検部の名が廃ります。
で・・・タイトルや著者名は?」
アキラ「えっと、『The World swimers』って本。
あと・・・ついでに『世界の仔犬百選』と『総天然色図鑑"柴犬"』と『Cuticle baby dogs(1998)』と『Puppy!Puppy!!Puppy!!!』!」
ゆえ「あの、つかぬ事をお伺いしますがあくまでも"ついで"ですよね?」
アキラ「もももももっ、もちろんだよ!メインはもちろんワルスイだから!」
ゆえ「了解しました、少々お待ちください」

アキラ「綾瀬さん」
ゆえ「なんでしょう?(ゴソゴソ)」
アキラ「綾瀬さんは犬と猫、どっちが好き?」
ゆえ「そうですね・・・あえて言うなら猫でしょうか」
アキラ「へぇ」
ゆえ「アキラさんは、猫お嫌いですか?」
アキラ「そんなことないよ。猫も犬と同じくらい好き」
ゆえ「その割に、選択する本に偏りがあるような・・・」
アキラ「ちょっと・・・ね、ある人の趣味に合わせてるのもあるんだ」
ゆえ「ほぅ・・・"ある人"・・・ですか。なにやら妙に興味をそそる言葉ですね」
アキラ「ふわわっ!わ、忘れていいよ!大したことないし!」
ゆえ「そうですか。それなら・・・あー、あった。この本も追加しておきましょう。
1,2,3,4,5,6・・・と。これで全部ですね」
アキラ「どうも、ありがとう。恩に着るよ」
ゆえ「いえいえ。ある人によろしく伝えておいてください」

アキラ「綾瀬さん、なにを追加してくれたんだろ・・・?
『全国あんみつガイド~大通りの名店から路地裏の老舗まで~』って・・・ふわっ!?」

ゆえ「今日は、ハルナに感謝ですね(ニヤニヤ)」

264 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 00:34:40 ID:???
まだやってないカプって山ほどあるからなあ。
このスレも結構意外な組み合わせで萌えたりできてるし、
色々見てみたいな。

267 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 09:04:39 ID:???
>>264にお答えして

パル「早乙女ハルナの、カップリング検証ぉぉぉーっ!!」
(ファンファーレ)
夕映「……いきなりなんですか…。」
パル「だぁぁ…ノリ悪いよ夕映ー。」
夕映「こういうことに私を連れ込まないで欲しいです。
結果的にハルナの暴走になってしまうのがミエミエです。」
パル「いーじゃないの…。
ゲーム版2時間目で明日菜のコスプレファッションショー以来のコンビじゃないの。」
夕映「…どこか納得がいきませんが…まぁいいでしょう。」

パル「で、今回はこの作品の作者が、>>264の『まだ実現してないカップリングを見たい』って希望にお答えして、アタシを使って新しいカップリングを見つけてみようじゃないか!なんて思ったらしいんですって。」
夕映「自分の好きなキャラが人気投票で下位だから寂しいなんて話も聞きましたが…。」
パル「…あぁ、そういえばこの作者メガネッ娘好きだったっけ…。
ま、アタシが19位、長谷川が24位、ハカセが29位じゃヘコむのも当然よねー。」
(週刊少年マガジン第4回ネギま!人気投票より。)
夕映「つべこべ言わないでさっさと始めるです…。」
パル「あーそうね。さっさとすすめましょ。」


268 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 09:05:49 ID:???
>>267
エントリーナンバー1
刹那 と ハカセ

夕映「……見事に大人気キャラと不人気キャラです…。」
パル「ホントよね…やっぱり『恥じらい』ってのがないとダメよね。」
夕映「ですが、神鳴流という剣術の鍛錬に、ハカセのメカを使うというシチュエーションが考えられます。」
パル「そうなのよー。…ハカセってホント、格闘系のキャラとは縁が深いのよね…。」
夕映「です。しかし『萌え』に繋げにくいのでは…?」
パル「その辺は大丈夫よ。ハカセのメカが桜咲の近くで爆発して…って言う展開に持っていければこっちのモノねっ。」
夕映「……ハルナ?つかぬ事を聞きますが…。」
パル「ん?桜咲はどう考えたって受けだけど?」
夕映「……次に行きましょう…。」

エントリーナンバー2
千雨 と 茶々丸(もしくはエヴァ)

夕映「…これまたアクの強…もとい、キャラの強いもの同士です……。」
パル「エヴァちゃんと迷ったんだけどね…作者が一度書いてたらしくて。」
夕映「なるほど、それでカッコづけなのですか…。」
パル「カラミなら3人でもいいけど…。」
夕映「それで、ストーリーはどんな感じに?」
パル「んー…難しいところね…。
私なら、茶々丸とエヴァちゃんで長谷川を取り合うのが理想かな?」
夕映「…いつぞやの昼ドラみたいです……。」


269 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 09:06:41 ID:???
エントリーナンバー3
五月 と 亜子

夕映「…コレは展開が軽く読めそうなのは気のせいでしょうか…?」
パル「そうねぇ…。まぁ亜子は『たゆんたゆんキャラ』が定着しちゃってるしね。
豊胸のための料理を教えてもらうってのがオチじゃない?」
夕映「豊胸のための……(魅力的です…)ボソリ」
パル「…夕映?どうかした?」
夕映「ハッ!?い、いえ…なんでもないです…。」
パル「……胸はデカけりゃいいってもんじゃないのよ?」
夕映「……(//////)ばっちり聞かれていたです…。」

…続くと思ってください。


270 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 09:10:51 ID:???
のどか「・・・。」

277 : 円 教会 2005/12/30(金) 18:30:52 ID:???
円 教会


年の瀬にもなるとどこもかしも忙しい、師走とはよく言ったものだと思う
人々は忙しそうに動き回っている。どんなに準備しても、世間は忙しさからは逃れられないらしい

それは教会近くの広場を通りかかったときのことだった
何か教会から大声が聞こえてくるのに気が付いた

?? 「隠れてないででてきなさい!!」
私はその大声がする方向を見た。私だけではなく、その通りにいたもの全員がそちらを見つめる
?? 「どこに行ったのです!!ココネ、あなたどこに隠れているか知りませんか!」
声のする教会の入り口の前には二人の人影が見えた
遠くなので顔までははっきりとはわからないが、大人のシスターと子供のシスターがいた
小さなシスターのほうはココネと呼ばれている。であれば、おそらく大人のほうのシスターはシャークティさんであろう
となれば、逃亡者の名前が自然と浮かんでくるというものだ
まあ、あいつしかいないのだけども・・

今度は何をしたのであろうか?
あまり人にいたずらばかりしていると、いつかしっぺ返し食らうぞ

あ、今あいつに電話かけてやったらどうなるかな?隠れていたら見つかるかな?
なんか、試したくなってきた・・


279 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 19:47:48 ID:???
放課後、教室に残っていた亜子、アキラ、裕奈、まき絵
この日は部活が無かったので、少し暇を持て余していたのだ
やがて話しているのにも飽きたまき絵が、伝言ゲームをしようと提案する
話にも飽きつつあった三人もこれを拒むこと無く賛成した
教室の四隅に散らばった四人
前の窓際にまき絵、前の廊下側に裕奈、後ろの窓際にアキラ、後ろの廊下側に亜子が立った
教室の前側窓際に立った言い出しっぺのまき絵が、まず伝言を始める
そしてアキラが、亜子が、裕奈がと何周も続けていった


280 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 19:49:31 ID:???
>>279
おかしな答えに笑いあった後、アキラがあることに気付く
あまり言いたくなさそうなアキラを、まき絵が急かす
やがて先に折れたアキラが、重い口を開く

「四人だけだと、今みたいな伝言ゲームは出来ないんじゃ…」

窓際で微笑む少女、相坂さよ
終わり

282 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 20:10:10 ID:???
麻帆良・フィクション

Case 1:Chisame & Zazie 14:16
TV 「甘い香りと口当たり、腹持ちのいい未来のお菓子~『岩井のレーズン』」

千雨 「あ~つまらん。どこもかしこも再放送ばっか。年末はこんな番組しかやってないのかよ? 」ザジ 「丸いぞ地球! 丸いぞ地球! そんなに丸いのか~。」
千雨 「まぁ、ザジが楽しいならいいか。 私は今年最後の更新でもするかな。」
ザジ 「(クルッ)……ちう」
千雨 「え?」
ザジ 「……TV映らなくなった。」
千雨 「!? 嘘だろ!? あ、本当だ……こういう時は……叩けば直るッ。」

(ガンッ)
ザジ 「……映らないね。」
千雨 「まだまだ! この長谷川千雨、容赦せん!」

(ガンガンガンガンガツンッ)
千雨 「痛ってええぇぇ!!!!!!!!!」
ザジ 「あ、映った!映った!」
千雨 「ザ……ジ……指が……」
ザジ 「あっ!」

千雨&ザジ 「病院……行こっか……」

ガチャ…バタン


トゥルルルルル……


283 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 20:33:19 ID:???
Case 2:A case of Ako 14:12

携帯 「but I never used phonebooth I never seen...(ピッ)」
アキラ 「もしもし…真名?」

亜子 「(つまらん……年末まで龍宮さんと電話でイチャついて……天罰や。)」

アキラ 「……うん、あの本ね。 届くのは明日……ひゃう!?」
亜子 「たゆん…たゆん……」
アキラ 「(ちょ…亜子!)うん、大丈夫。 何でもない。 で、届いたら…うんっ!? はぁっ!」
亜子 「たゆんたゆん……」
アキラ 「(あ……あ……)うん……一旦切るね……」
亜子 「たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆん……」
アキラ 「ちょっ……亜子!何をして……あんっ! はふぅ……」
亜子 「ふふふ……ハジケたウチはもう止められへん……止められへんのや!」
アキラ 「そんなぁ、あひっ! あはぁ……」

ガンガンガン……
イッテエエェェ!!!

亜子 「……何や騒がしいな……まぁええ。後でたゆんたゆんしたる……」


284 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 20:50:16 ID:???
Case 3:Call Mana Call 14:14

龍宮 「ハァ……ハァ……早く届かないのか! 最新犬写真集『DOG's DIGEST』は!」

龍宮 「荷物はアキラ宛てになってるから……アキラに聞いてみるか。」

トゥルルルルル...

龍宮 「あぁ私だ。 あの本は……そうか……年末?次の年になるな……」

龍宮 「どうした?変な声出して……いや、大丈夫じゃ……熱でもあるのか?」

龍宮 「……とりあえず、用件は済んだ。 体に気をつけてな……」

ガチャ
龍宮 「……様子が変だ。 近くの部屋は……長谷川か。」

トゥルルルルル...

龍宮 「出ない……外出中か?」

龍宮 「仕方ない、見舞いにでも行ってやるか。」


285 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 20:58:17 ID:???
>>280
朝「ん~さよちゃんどしたの?何か良い事でもあった?」
さ「エヘへ、そうなんですよ朝倉さん。昨日調子良かったので頑張ってみたら、
佐々木さん達と一緒に遊んでもらえたんです~」
朝「へー、そうなんだ…何して遊んだの?」
さ「伝言ゲームです。もーみんな途中からキャーキャーって騒いで
盛り上がって…すっごく楽しかったんですよ~」
朝「……でも、みんながキャーキャー騒いだのは楽しくてじゃありませんから!残念!
(アイツら「また出た」って半泣きで調査依頼して来たからなあ…案の定か)」


まあ、あれだ。GJ!


286 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 21:00:37 ID:???
Case 4:In Road to Hospital 14:24

千雨 「うぅ……痛い……」
ザジ 「大丈夫! 傷は浅いよ!」
千雨 「あ……ありがとよ……でも、確実に折れてるな……」

ドドドドド……

千雨 「ん?誰だ、今ものすごい勢いで走り去ったのは……あ、コケた。」
ザジ 「他の人の事はいいから! ちうは早く病院に行くのっ!」


亜子 「おじゃましまーす。 3Pに来たで……ウチの部屋までうるさくした天罰や……」
アキラ 「(む゙ー! む゙ー!)」


287 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 21:10:12 ID:???
Case 5:The Intruder 14:23

龍宮 「あの電話のアキラの様子……やはりただごとではない!」

龍宮 「とにかく急がなくては……うわっと!?」

ビッターン!!!!!!!!

龍宮 「うぅ……私とした事が……焦りすぎたか。 えぇい、見るなー!そこの二人!」

                • 5分後--------
龍宮 「ここか……鍵が開いてる!? アキラ!」

龍宮 「……いないッ!?」

ギャー!!!!!!


今の声は……長谷川の部屋からか!?


288 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 21:23:48 ID:???
Case 6:Luckless Girl 14:28

朝倉 「さて、年末クラスアポなし写真でも撮りますかー。」
さよ 「要は盗撮じゃないですか。」
朝倉 「カタいこと言わないで~。 まずはちうちゃん達から行きますかね。おじゃましまーす!」

亜子 「あ……」
アキラ 「ん……」
朝倉 「な……」
さよ 「きゃ……」

朝倉 「ギャーーーーーー!!!!!!!!!」

亜子 「アホ!大きな声出したら……ええ乳やな……朝倉さん……」
朝倉 「え……ちょ、何この手……あっ!」
さよ 「朝倉さん!?」
アキラ 「む゙ぅ゙~! (逃げてー!朝倉さん!)」

龍宮 「待てええぇぇい!!!」


289 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 21:39:40 ID:???
Case 7:Rumble 14:31

龍宮 「な…お前たち、他人の部屋で何を……」
亜子 「あ……龍宮さん、ウチは文句を言いに来て……成り行きでみんなでナニを……」
龍宮 「問 答 無 用 ッ」
アキラ 「んー! んん゙ー!」
龍宮 「アキラ! 今助けに……」
朝倉 「……うーん」
龍宮 「あ、バカ、いきなり頭を上げたら…おうわっ!」

ビッターン!!!!!!!!

龍宮 「うぅ……またしても……ハッ」

亜子 「……ロックオン☆」
龍宮 「な…何を……ああっ!」
アキラ 「む……!(真名!)」
亜子 「たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ………」
龍宮 「ああっ! あひぃ……うはぁっ!」

293 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 21:55:21 ID:???
Case 8: Catch Fire 14:33

千雨 「うぅ……年末はどこも休みかよ……」
ザジ 「ちう……大丈夫?」
千雨 「少しはマシになったけど、まだ痛いな……でも、折れてはいないみたいだな。」
ザジ 「ただいまー!」

ガチャ ギィィィィ

朝倉&亜子&さよ&アキラ&龍宮 「あ…………」

千雨&ザジ 「な…………」

亜子 「ち……ちゃうねん! これにはちゃんとした理由が……」
千雨 「……全員上半身裸で、朝倉は気絶、龍宮は揉まれ、大河内は縛られて……」

龍宮 「分かってくれ!私はこんな事は望んで……」

千雨 「ここは地獄の何番街交差点デスカ?」

プツン

295 : マロン名無しさん 2005/12/30(金) 22:09:56 ID:???
Epilogue:Flying High 22:10

ザジ 「…今日は大変だったね。」
朝倉 「私はただ写真撮りに行っただけなのに……」
亜子 「鬼や! 長谷川さんは鬼や!」
龍宮 「私を含めて部屋にいた全員を30秒で病院送りにするとは……」
アキラ 「そして自分も手のケガで入院……」
千雨 「うるさいうるさいうるさーい! 元はと言えば、和泉たちが私の部屋に入ってナニをしてたのが悪いんだろ!」
亜子 「それは、長谷川さんがうるさくしたから文句を言いに……!」
龍宮 「なぁ、一体あの電話の時何が……」
アキラ 「……言えない……(。 。*)」
ザジ 「?」
さよ 「(いつもなら全て把握してますが……今回ばかりは何が起きたのかさっぱりです……)」


こうして7人は病院のベッドで新年を迎えた。
事件の全容は今も誰も分からない……。

299 : 円 肉まん 2005/12/30(金) 22:26:29 ID:???
円 肉まん


この冬、いや、別に冬でなくても人気があるのだけど・・
超包子の肉まんが今、人気になっている
味もさることながら、その計算し尽くされたカロリーがダイエット中の少女たちの心を掴んだらしい
その上この寒さだ。寒い日に肉まんを手にもってみればわかる
その心地よさが・・


超 「で、これというわけネ」
私が超に渡したマル秘レシピ、それはゴーヤまんのレシピである
超 「栄養価も高い、カロリーも問題無し。しかし味がどうなるかネ」
円 「苦味ってのが癖になるんだってば!」
超 「まあ、ものは試しネ。やってみるヨ」

こうして円ブランドのゴーヤまんが発売されました
大ヒット、とまではいかずとも中ヒットぐらいだ
狙いどおり、苦味が癖になっている中毒者が出ている
右手に肉まん、左手にゴーヤまん、その暖かさと柔らかさはたまらないな。この感触はまるで・・

?? 「まんじゅう、たゆんたゆんみたいやー!!!」

何?今の・・



303 : 円 お話 2005/12/30(金) 23:10:38 ID:???
円 お話


1/3
円 「あれ?茶々丸さん、どうしたのそんなに本を抱えて」
学校からの帰り道、ふと前方に人影が見えた
ロボットなので人影というかどうかはわからないけど、その姿に見覚えがあったので声をかけてみた
後ろから走りよって、横から茶々丸さんの顔をのぞいてみる。ちょっと無機質にも見えるがそれは仕方ないかな

茶々丸 「釘宮さん、こんにちは。この本は寝る前にマスターのために読む本です」
寝る前に読む?なんで?
円 「マスターってエヴァちゃんのことよね?なんで寝る前に本を読むの?」
茶々丸 「マスターは寝る前に本を読まないと眠れないのです」
思わずベッドの中で茶々丸さんのお話を聞きながら眠るエヴァちゃんを想像してしまった
なんか・・エヴァちゃん可愛いなぁ

円 「クールそうに見えるけど・・まだ子供っぽいところもあるもんだね」
茶々丸 「マスターは見た目よりずっと子供っぽいんですよ」
円 「見た目って・・それじゃあ5歳ぐらいじゃない」
思わず笑ってしまった・・エヴァちゃんには悪いけど
そんな私を見ていた茶々丸さんが突然変なことを言いだした

茶々丸 「ちょっとお願いがあるのですが・・」


304 : 円 お話 2005/12/30(金) 23:13:15 ID:???
2/3
茶々丸さんは私にエヴァちゃんと一緒に寝て欲しいと言い出した
なんでも、エヴァちゃんは人に添い寝されながらお話を聞いて眠るのがとっても好きらしい
特に予定もなかったので、私はその提案を受け入れることにしたみた


円 「こんばんわ~」
エヴァちゃんのログハウスのドアをノックする。なんかいい雰囲気、この家いいなぁ
開いたドアから、オレンジ色の優しい光が漏れてくる。その光に包まれた人影が私を出迎えてくれた
茶々丸 「お待ちしておりました。さあ、中にお入りください」
1歩家の中に入ってその雰囲気は日本のものではないことに気が付く
ログハウスの中は人形でいっぱいだった。なんだかおとぎの国みたいだ

円 「エヴァちゃんは?」
茶々丸 「待ちきれないようで、もうベッドの中で待っておられます」
円 「ふふ、ますますお子様だね」
エヴァちゃんに添い寝しながら茶々丸さんのお話を聞くのか・・
なんかくせになりそうな気がするな
多分、私も一緒に寝ちゃうだろうな、エヴァちゃんを抱きしめながら

コンコン
優しくドアをノックをする音が響いた
茶々丸 「失礼いたします、マスター」
木のドアが少しばかりきしむ音を立てて開いていった


305 : 円 お話 2005/12/30(金) 23:17:36 ID:???
3/3
円 「なに、コレ・・」
寝室に入った私を出迎えてくれたのは、床に手足を縛られて口にさるぐつわを噛まされて転がされているエヴァちゃんだった
円 「ちょ・・これどういうこと!!」

茶々丸さんは私のそんな様子を気にすることもなく、エヴァちゃんに近寄っていった
茶々丸 「今日のお話は桃太郎ですよ、マスター。釘宮さんも一緒ですよ、良かったですね」
エヴァちゃんに向けられたにっこりと、それでいて感情のないその顔に、私はぞっとしてしまう
そのままエヴァちゃんを床に寝かせたまま、茶々丸さんは本を開いてお話を聞かせ始めた
茶々丸 「むか~し、むかし。あるところに・・」
茶々丸さんがエヴァちゃんに物語を話し始める。床に転がされたエヴァちゃんが実に異様に見えた
ここだけ、いや、このログハウス自体が異様な空間に感じられてきた
茶々丸 「・・・おじいさんとおばあさんは、その大きな桃を真っ二つに割りました」
茶々丸さんは、エヴァちゃんの寝巻きを無理やり左右に引き裂く。まるで桃を二つに割るように
そしてて淡々と茶々丸さんのお話は続いてゆく、エヴァちゃんの体をいやらしく弄びながら・・

茶々丸 「桃太郎さんは鬼退治に行くことになりました。でも一人ではできないので犬と猿と雉をお供にすることにしました」
そういった茶々丸さんは、エヴァちゃんのとろんとした顔を無理やり私のほうに向けました
茶々丸 「さあ、マスター。犬さんをお供にするのですよ。このきび団子でお願いするのですよ・・」
犬さんとは私のことらしい。茶々丸さんの指には、うずらの卵くらいの小さな震えるボールがはさまれていた


ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、あやかにネギ愛撫体操を仕込まれた。ネタになりそうだったので覚えてみた
ハルナ 「円って貧乏くじ体質?そんな役回りだね~」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった

円 「お話読んであげるね。そうね、今日はとっても不幸な少女のお話を体験させてあげるね・・」


307 : 真名の苦悩 26 別れ 2005/12/30(金) 23:35:06 ID:???
真名の苦悩 26 別れ


出会いがあれば別れがある、それが人生というものだ
名前も知らないような者との別れもあれば・・身を引き裂かれるような別れもある
明日の私にはそんな別れが待っていた、身を引き裂かれるような別れが


キミとであったのはちょうど一年前ぐらいだ。その笑顔がたまらなかった
一目見て私はキミの虜になった
つぶらな瞳で見つめるキミ、水面に写った自分の姿を少し不思議そうに見つめるキミ
お預けを食らってうるうるしているキミ、寝顔が最高に可愛いキミ
どれを思い出しても、キミは私の心を虜にして離さなかったね


そんなキミとも明日でお別れだ
明日が過ぎたらキミは私の前からいなくなる
そう思ったら一粒の涙がこぼれてきた


私はそっと、決定版!!仔犬の日めくりカレンダーの12月30日をちぎる
最後のキミは、バイバイをしている姿だった
さよなら、私の仔犬日めくりカレンダー


明後日からは2006年度版だ
さて、ちぎったやつは保存してあるし保存用の未開封のやつも持ってる
来年度版も期待してるぞ


309 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 00:09:04 ID:ijt3vZjx
まほら武道会直後。

美空「コタロー君、元気ないね」
コタロー「ほっといてくれ」
美空「いいわ、シスターとしてありがたい言葉を教えてあげる」
コタロー「え?」
美空「右の頬を殴られたら、左の頬を差し出しなさい」
コタロー「……」
美空「歯を食いしばっていれば大丈夫」
コタロー「オレ、殴られること前提かよ!?」


310 : 大晦日小話 2005/12/31(土) 01:12:35 ID:???
「マスター、夕食の用意ができました」
「うむ。今日のメニューは何だ」
「カツ丼です」
「おお、味噌か」



気がついたらもう31日だった
来年も良いザジちうでありますように。

313 : 魔法関係者メイン長編(テスト 2005/12/31(土) 01:52:17 ID:???
いつもよりも簡単な仕事の、はずだった。

「終わったな……」
「あぁ。それじゃあ帰ろうか」
学園長から依頼された仕事。麻帆良学園付近に最近になってできた、低級妖魔のごく小さな共同体の抹消。
共同体の長は熊に取り憑いた怨霊でそれなりのものだったが、所詮は知能の低い低級妖魔、私と龍宮のコンビに敵うはずも無く。
突入してからものの十分で片づいた。
あまりにも簡単だったので拍子抜けしたぐらいだった。
しかし今思えば、あそこで気を抜かなければ私はまた今とは違った道を歩んでいただろう。
私の頭にこの時充満していた思考。それは敵の事でもなければ、後片付けの事でもなく。
早く帰りたい。
それに尽きる。
何故って?それはもちろん木乃香お嬢様の顔が見たいから。
この時の私は、どうしようもなく油断していた。
エヴァンジェリンさんに幸せと力を両方求めると誓ったにも関わらず、相変わらず私は幸せに浸って弛んでいた。
頭の中がお嬢様の事でいっぱいで、自分の後ろに急速に膨れ上がる妖気に気付けなかった。
「刹那ァッ!!」
龍宮の声で振り向けば、最後の力を振り絞り、大きく腕を振り上げる魔物の姿。
蝋燭は消える時に一際激しく燃えると言う。魂もまたしかり。
消えゆく怨霊の魂が、憑り代の限界を超えた力を引き出したのだろう。気の弛んでいた私には到底避けられる一撃では無かった。
回避が間に合わない
魔物の爪が私の脇腹に迫るのが、スローモーションで見えた。
――死ぬ。
確信した。

318 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 06:21:41 ID:???
ちう「今年もあと数時間で終わりか」
ザジ「(´・ωゞ」
ちう「カウントダウンしよう?いいけど、そんなに眠そうで12時までもつのか」
ザジ「(`・ω・´)…………コクッ」
ちう「こりゃ駄目だ。時間になったら起こしてやるから、それまで寝てな」
ザジ「(´-ω-`)zzZ」


ザジ「…………Σ(・д・)」
ちう「ん、起きたのか」
ザジ「12:43……」
ちう「あ、いや……その」
ザジ「。・゜゜(>д<)゜゜・。」
ちう「な、泣くなって。なんか凄く気持ち良さそうに寝てたし、その…ザジの寝顔があんまりか…かわいかったから……」
ザジ「(´・ω・`)」
ちう「起こすのがもったいなくて、み…見とれてたんだよ////」
ザジ「(*´д`*)」

320 : のどせつagain? 2005/12/31(土) 09:57:56 ID:???
「さ、桜咲さん、今日の放課後、何か予定はありますか?」

刹那への想いがつのるある日、のどかは思い切って尋ねてみた。が…
「あ、すみません。今日はお嬢様と一緒にエヴァンジェリンさんの所へ行く予定で…」
「そ、そうですか…」
のどかがうつむいて立ち去ろうとすると、
「もしよければ、のどかさんも一緒に来ますか?」
(えっ…)
思わず心臓が跳ねた。
「い、いいんですかっ!?」
「ええ。魔法の話などを聞く予定ですし、のどかさんも来て損はないかと…」
「行きますっ!」
色気の無い理由だったが、それでも刹那からの誘いに胸を躍らせるのどかだった。

そして木乃香と3人でエヴァの自宅を訪れ、彼女のレクチャーを聞いた後、
お礼代わりにと夕食を作る事になった。
手際良く料理をする木乃香を横目に見ながら、のどかは思う。
(そう言えば桜咲さんと木乃香さんはどういう関係なんだろう…。親友?。主人と従者?
それとももしかして恋人…とか……)
「ん?どうかしたん、のどか?」
「い、いえ何でもっ…」
突然こちらを向かれて慌てて目をそらす。しかしその想像は頭から離れなかった。


321 : のどせつagain?2 2005/12/31(土) 09:58:52 ID:???
そして思いのほか豪華になった食事が始まる。しかし…。

「せっちゃん、あ~ん♪」
「お、お嬢様、そんな…」
「せっちゃん…嫌なん…?」
「そ、そんなわけないですよっ」
「じゃあ、あ~ん♪」
「は、はい…」

…先程からこの調子だ。もしかしてこの二人はいつもこんな感じなのだろうか?。
(む~…)
当然ながら面白くないのどか。しかしもっと不愉快そうな顔をした人物が隣にいた。
(…エヴァンジェリンさん?)
エヴァは何やら敵意とすら言える表情で木乃香をにらんでいる。
(もしかして…エヴァンジェリンさんも桜咲さんの事を…?)
そんなまさか…とも思ったが、どう見てもエヴァは嫉妬しているようにしか見えない。
(うう…桜咲さんが、こんなに競争率が高かったなんて…)

「ふんふんふ~ん♪」
食事が終わり、木乃香が鼻歌など歌いながら、上機嫌で洗い物をしている。
そんな様子を遠目に見つつ、エヴァが唐突に言った。
「刹那、お前、私と木乃香のどっちが大切なんだ?」
『え、ええぇぇぇっ!?』
のどかと刹那の声がハモる。


322 : のどせつagain?3 2005/12/31(土) 09:59:48 ID:???
「ど、どっちって、そんな事…」
しどろもどろになる刹那。
「フフッ、なら思い知らせてやろう。お前が誰のものなのか…」
言いながらエヴァがゆっくりと刹那を押し倒していく。
「ちょ、ちょっと待って下さい!。のどかさんが見てますよっ!?」
「私は一向に構わんぞ?」
「構いますよ私はっ!」
「…問答無用だ」

(きゃーきゃーきゃーっ!。ど、どうしたらいいのっ!?)
のどかはあまりの自体に混乱して動けない。
そうこうするうちに、エヴァの唇が刹那のそれに重なり…

「……うっ!?」
エヴァが突然うめいてうずくまった。
「ど、どうしたんですエヴァさん?」
「な、か、身体が痺れる…。これは、まさか…」
「うふふふ~。ようやく効いてきたみたいやな~」
満面の笑みを浮かべた木乃香が現れた。
「さっきの料理に、ニンニクとネギのエキスをたっぷり入れといたんよ」
(い、いつの間に…。私も側にいたのに…)
「お、お前…」
エヴァが床に這いつくばった情けない格好のままうめく。
木乃香に詰め寄ろうとしているようだが、身体がついていかない。


323 : のどせつagain?4 2005/12/31(土) 10:00:47 ID:???
「さ~て、行こか。せっちゃん」
「え、お、お嬢様っ?」
強引に刹那の腕を引っ張っていく木乃香。
そして入り口付近でこちらを振り返ると、にやっと黒い笑みを浮かべる。
「せっちゃんは、譲らへんからな?」

(えっ?えっ?。も、もしかして私にも言ってる!?)

「お、おのれ木乃香…」

あっけに取られるのどかと恨み言を残すエヴァを尻目に、二人は出て行った。
「………」
あまりと言えばあまりの展開に、のどかはその場に呆然と座り込んだままだった。

「…前途は、多難のようですね」
いつの間にやら隣にいた茶々丸がぽつりと呟いたが、それに答える気力は残っていなかった。

…end



…いろんな意味ですいません。どう見ても総受けでs(ry

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最終更新:2009年01月25日 23:49