340 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 17:59:32 ID:???
12月31日。
年が終わるその日、日本人ならやるであろう事がある。
年賀状?すでに遅い。
来年を考える?鬼に笑われたいのか。
年越し蕎麦?そんないい物じゃない。
じゃあ何か。面倒で、しかしそれをしないと年を越せない。それは何か。
新年への垢落とし、大掃除だ。

「あー、ザジそれはこっちだな」
ここ、私の部屋でも大掃除は行われていた。
私とザジの二人部屋だが、ザジはあまり私物を持っていない。
つまりザジは掃除と言うほどの事をしなくていいのだが、助かる事に私の手伝いをしてくれる。
してくれるのだが――。
「ザジ、それは捨てるな!多分使う!」
とにかく捨てようとするのは困る。
「……多分?」
ザジが聞き返してくる。
『多分だったら捨てる』という意味だ。
「いや、多分じゃない。使う。たとえ私が半年間見向きもしなくて埃被っていたとしても来年に一回位は――あぁ!?」
必死の弁明むなしくゴミ袋行き。
こんな調子で掃除されるので、ちょっと困る。


341 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:00:18 ID:???

本の場合。
「待った、それは縛るな」
積まれたシリーズ本を縛ろうとするザジを押し止める。
「……もう読んでない」
「いや、暇な時にまた読むだろうし」
確かに最近はネット小説ばかり読んでるが、せっかく集めたのに捨てるのは忍びない。
しかしザジは首を横に振り、ビニール紐を取り出す。
私は思わず縋り付いて訴えた。
「待った、せめてもう一回読ませてくれ!」
するとザジは本を一瞥し、総冊数――約30冊を確認すると、問答無用で縛り付けた。
私はその場に崩れ落ち、涙した。


342 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:01:21 ID:???

パソコン関係のCDの場合。
「……これは?」
ザジが引き出しから大量のパソコン用CDを引っ張り出してきた。
「あーこれか。一応取っとくよ」
万が一パソコンがクラッシュした時にでも使うだろ。
そう伝えると、ザジはCDの一部を指差し、
「……これはいらない」
見るとそれはパソコンゲームだった。
確かにクリアしたのはもう遊ばないだろうが、なんとなく捨てるのは忍びな
「って捨てるな!」
ザジはやっぱりゴミ袋に入れようとしていた。
ザジ、お前ゲームになんか恨みでもあるのか?
「いいか、これはゴミじゃない。売れるんだ」
「……売れる?」
「そうだ。しかも中には希少価値が付くのもあってな、取って置けば置くほど高くなるんだ」
「……つまり?」
「捨てないで取って置こう、な?」
「……」
「な?」
「…………」
「……」
「………………」
「……売ってきます」


343 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:02:10 ID:???
とまぁこんな風に部屋は掃除され、二時間後にはとてもスッキリした部屋となった。
ただ一つを除いて。
「……クローゼット」
「衣装、か」
クローゼットの中にはネットアイドルの衣装が数え切れないほど入っている。
さてこれの処分をどうするか。
取って置くのは駄目だ。これからを考えるとクローゼットがいくつあっても足りない。
かと言って捨てるのは論外だ。こんなの捨てたら目立って仕方ないし、私の趣味がバレたら困る。
どうした物かと考えていると、
「こんにちわー、お困りかな?」
何故か朝倉が現れた。
しかも何か企んでるときの笑みをしている。
私は身構えながら訊いた。
「いきなり何しに来たんだ?」
「大掃除の手伝いかな。いらない物回収するよ」
本当のゴミはいらないけど、と笑う朝倉。
つまり廃品回収の真似事か。
「お前一々そんな事して回ってるのか?」
「全部じゃないよ。主に衣装の処分に困ってるネットアイドルの所に回ってるけど」
そりゃ私の状況によく似てるな。
と言うか私だ。


344 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:02:44 ID:???
「と言う訳で、困ってるなら処分するよ」
笑みを崩さず朝倉が言った。その真意は未だに読めない。
だが、この渡りに船の申し出に、私は心動かされていた。
「……分かった。持ってけ」
「流石、話が分かるね。分け前は5:5でどう?」
は?分け前って……お前まさか。
「売り上げの配分に決まってるじゃん」
「売る気かよ!」
怒鳴ると朝倉は何を今更という顔をした。
「そりゃ売るさ。リサイクルって奴だね」
「何がリサイクルだ、大体売れる訳ないだろ!」
「何言ってんの、しっかり作ってあるから売れるよ」
「どっちにしろ私が着た服を赤の他人が着るってのが嫌だ!」
結構本気の訴えに、朝倉も考えを改めたようだ。
「んー、そりゃそうかもね」
「だろ?分かったら衣装を返せ」
「ちょっと待って、私が使うなら問題ない?」
今度は何を言い出すんだコイツ。
「使うってお前、何する気だ?」
「そりゃあナニを」
瞬間、朝倉の顔に時計が激突した。
ゆっくり倒れる朝倉。振り向くとザジが投球ポーズを取っていた。
そして朝倉は、どこからか現れたさよが引っ張って行った。
ご迷惑お掛けしましたと言われたので、大変だなと言ってやった。
まったくです、と笑って返された。


345 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:03:27 ID:???
さて、結局衣装は案外皺が無かったので、バラして布として再利用する事にした。
つまりまたクローゼット行きで、結局片付いていない。
まぁいい、他は全部綺麗になった。
「て事で大掃除も終わった!」
「……お蕎麦も食べた」
「ついでに紅白も見たし、後は新年を待つだけだな」
時間は既に残り数分、私は改まって言った。
「なぁ、ザジ」
カチッカチッ
時計の音が鳴っている。
「……なに?」
カチッカチッ
「この一年、ありがとうございました」
カチッカチッ
ザジも姿勢を正した。
「……こちらこそ」
カチッカチッカチッカチッ

カチッ

『今年も、宜しくお願いします』

348 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18:50:20 ID:???
ザジ「もう~いくつ寝ると~お正月~♪」
ちう「何言ってんだ、もう後5時間位だぞ」
ザジ「5時間もあればあと3回はイケるよ♥」
ちう「その寝るかよ!って……ブハァ(大量出血)」


355 : 亜子 乗り物 2005/12/31(土) 19:16:03 ID:???
亜子 乗り物


亜子 「なあ、ウチにはどんな乗り物が似合うと思う」
まき絵 「補助輪付の自転車とか初心者マークのついた傷だらけの軽四とかかな。とにかく近寄りたくないやつ」
亜子 「なんでやのん!!」
まき絵 「だって亜子って見た目はとろそうだよ」
亜子 「うあー!!」
まき絵 「あはは、ゴメンゴメン」
亜子 「・・・でも格好ええ人ってええな」
まき絵 「そうだね、アキラとかならバイクにライダースーツとか似合いそうだし」
亜子 「龍宮さんとかもそうやな、スポーツカーとかも似合うな」
まき絵 「裕奈とかはマウンテンバイクかな、スケボーとかもありかも」
亜子 「葉加瀬ちゃんはセグウェイやね、て言うか乗ってるし」
まき絵 「いいんちょは高級車かな、後双子は三輪車」
亜子 「納得や、でウチは?」
まき絵 「溝に車輪がはまって助けを呼んでいる姿が見えた」
亜子 「うあーん!!」



358 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 19:44:14 ID:???
刹那 「エンヤードット、エンヤードット、」


はい、深い意味はありません。


359 : 『Conjunctions:1』 2005/12/31(土) 19:49:13 ID:???
<エヴァのログハウスで>
エヴァ「ハァ~、大掃除も終ったなー…」
茶々丸「マスターはずっとTVゲームしてただけでしたね」
エヴァ「Σ(=Д= ) いや…いくつかクリアしておかないとだな、その…ゲームソフトの整理が…」
ゼロ「サボッテタダケダロ」
エヴァ「くっ…役立たずのクセに、こういう事にだけは舌が滑らかだな」
茶々丸「つまり、マスターは今年"も"大掃除なんてしてなかったわけですね」
エヴァ「うぅ…(=ω=;)」
茶々丸「面倒なことは全て私にやらせて…」
エヴァ「…あ~、そういえば、明日は新年を祝う"餅つき会"があったはずだな(-∀-;)」
茶々丸「マスター、話を反らさないでください」
エヴァ「朝一で行くぞ!龍宮神社で初詣の後は、"餅つき会"に参加だ!(`∀´;)」
茶々丸「…マスターの体格では、"こども会・親子ふれあい餅つき"に参加するのが適当かと」
ゼロ「ケケケ…ソリャ見物ダナ、オレニモ見サセロヤ」
エヴァ「ぬぬぬ…(怒」
茶々丸「そういえば、マスター。今年中に姉さんの新しい服を縫うとか言ってませんでしたか?」
エヴァ「げっ!…Σ(=Д=;)」
ゼロ「ア…」
茶々丸「私の計算では、もう間に合いません」
ゼロ「今年モ、残リ数時間ダカラナ…」
エヴァ「チャチャゼロ…来年早々に作ってやる。それまで待て」
茶々丸:『こうして、姉さんの服作りが正月早々から始まることになりました。まさに、アリとキリギリスですね』
エヴァ「茶々丸、何処に向かって話している」
茶々●「何でもありませんよ、マスターw」

【『Conjunctions』以外のSSへの接続】
SS『lic lac la lac lilac』(来年投下予定)


360 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 20:20:32 ID:???
TV「ヒョードル!ミルコ!桜庭!」
ザジ「(ワクワク)」
ちう「大晦日の格闘技も恒例だな」
TV「ハイキック決まったーー!」
ちう「おっ」
ザジ「キヤッ(/△\)」
ちう「おいおい、怖がるくらいなら見るなよ。つーか、変えていい?(本当はTVタックル見たいんだよな)」
ザジ「(フルフル)」
ちう「……」
TV「腕ひしぎはいった?はいった!」
ザジ「*1)イタタタ」
ちう「だから、変えて――」
ザジ「(「・ω・「)ガオー」
ちう「わ、分かったよ」

TV「失神KO!!」
ザジ「(´∩ω∩`)キヤッ…………(´・ω∩`)チラッ」


361 : マロン名無しさん 2005/12/31(土) 22:32:04 ID:???
ちう「なぁ・・・」
ザジ「んー」
ちう「大晦日特番つまんねぇなー」
ザジ「そだねぇ」
ちう「ラジオ聴くか?」
ザジ「アニスパー?」
ちう「質問を質問で返すなー」
ザジ「うぎゃぁー」
ちう「みかん食うか?」
ザジ「食う食うー」
ちう「暇だなぁ」
ザジ「暇だねぇ」
ちう「ザジさー」
ザジ「なぁに?」
ちう「今年一年楽しかったか」
ザジ「・・・今年は特に楽しかったよ」
ちう「・・・そうか・・・」
ザジ「う、うん・・・」
ちう「・・・その・・・な。・・・・・・私もだよ」
ザジ「・・・みかん美味しいね」
ちう「そうだな」
ザジ「コタツって暖かいよね」
ちう「そうか?」
ザジ「でも、体寄せ合うともっと暖かくなるよ」
ちう「そうなのか。どれ」
ザジ「ほら、あったかいでしょ?」
ちう「ん・・・ああ・・・」

ちう「来年も、いい年にしような」
ザジ「うん」

ちうザジ「「ザジちうスレの諸君、良いお年を!」」

363 : 『Conjunctions:2』 2005/12/31(土) 23:08:44 ID:???
<麻帆良学園 理工学部大学院 研究室>
超「もう今年も、おしまいネ」
葉加瀬「研究室で年越しなんて、面白みがないですねー」
超「でも、私達らしいヨ」
葉加瀬「そういえば、年越しそばの出前を頼んだって…」
超「四葉サンに頼んだヨ。快くオーケーしてくれたネ」
葉加瀬「それは楽しみですー」
超「でも、ちょっと遅いネ。そろそろ来てもいいはずヨ…」

<龍宮神社>
桜子「うわぁ~、大行列だ」
円「もう、だから紅白歌合戦はあそこまでにしよう、って言ったんだよ」
美砂「ごめんごめんw」
円「で、桜子はやっぱり今年もおみくじは大吉なわけ?私なんか小吉と中吉、吉以外は見たことないよ」
美砂「桜子、大吉以外を引いたことあるの?」
桜子「ないwww」

<龍宮神社、舞台裏>
巫女A「今年もすごい行列ね~」
巫女B「今年もお布施が凄い金額集まるわw」
巫女A「そういえば、お布施から500円だけが全て消える事件の犯人、捕まったの?」
巫女B「まだだったと思うわ。怖いわよね、龍宮さん?……龍宮さん??…どうしたの?ぶつぶつと呟いて…」
龍宮「ぶつぶつ…(もうすぐ戌年…もうすぐ戌年…)」


364 : 『Conjunctions:3』 2005/12/31(土) 23:16:13 ID:???
<学園内の、どこか屋外>
古菲「…(五月に"これ"を研究室まで届けるよう頼まれたアルが、ひとりで研究室に行って無事に済んだ例しがないアル…)」

??『……ば…』

古菲「ん!?だっ、誰かいるアルか!?」
??『…そば……』
古菲「へ?」
??『…そば…食べたい…ぁ』
古菲「ぎゃー!お化けが出たアルーっ!」
ダバダバダバダー…(古菲、全力逃亡)

さよ「おそば、食べたいなぁ…」

タッタッタッタッ(遠くから誰かが走って来る足音)

朝倉「ハァ、ハァ…ちょっと、さよちゃん?急にいなくなったと思ったら…何してたの?」
さよ「あ、すいません。おそばの美味しそうな匂いがしたので、つい…」
朝倉「あー、もう!寄り道なんかしてないで、さっさと龍宮神社に行くよ!初詣の取材を任されちゃったんだから」
さよ「はい!」

<研究室>
葉加瀬「あれ?今、廊下で物音しませんでした?」
超「したネ!出前が来たかもしれないヨ。ちょっと見てくるネ」

<廊下>
超「お!出前、ご苦労さんネ。ん?青ざめた顔で、どうしたカ?」
古菲「あうぁ…おばけ…"お化け"が…」バタッ(古菲、失神)
超「うん?…あぁ、"おまけ"?じゃあ、代金はいらないカ。ご馳走になるネ。ハカセ~、そば届いたヨ~」


365 : 『Conjunctions:4』 2005/12/31(土) 23:23:28 ID:???
<龍宮神社>
朝倉「うわぁ~、みんな並んでるー!」
さよ「やっぱり凄い人数ですねー」
朝倉「じゃあ、早速、取材はじめるよ!」
さよ「はい!…あれ?あれは…」
朝倉「お!チア三人組じゃん!お~い、柿崎~」

<行列、最後尾の辺り>
円「誰か、美砂のこと呼んでる?」
美砂「あ!朝倉、今年はアンタが初詣の取材?」
朝倉「うん、今年はついに任されちゃってさ~」
円「それで、私たちから何を聞くつもり?」
朝倉「いや、用があるのは、そこの食券長者さんねw」
桜子「え、私?何なに、何に答えればいいの?」
円「桜子、アンタはしゃぎすぎ…」
朝倉「え~、椎名さん。来年も強運は衰えませんか?」
桜子「ふふふ…それは来年が始まってみなきゃわからないよー」
朝倉「はい。こんなもんでOKっしょ。こんな取材、テキトーにやっておけばいいのよw」
美砂「いい加減だな~w」
朝倉「スクープ以外は興味ないのっ!あ、そういえば、ウチのクラスの奴ら、他に見なかった?」
円「確か、大河内たちが列のもう少し前の方にいたよ」
朝倉「さんきゅー!じゃ、これで失礼しまっす!良いお年を~」
チア三人「「良いお年を~」」


366 : 『Conjunctions:5』 2005/12/31(土) 23:29:47 ID:???
<龍宮神社、初詣行列の真ん中らへん>
裕奈「来年こそは、バスケ部が強くなって…」
まき絵「あれ?あそこにいるの、朝倉じゃない?」
亜子「あ、ほんまや」
(朝倉、接近…)
朝倉「初詣の取材なんだけど、色々と質問していい?」
裕奈「いやぁ~、アポなしはちょっと困…」
まき絵「いいよいいよー!」
裕奈「ちょっとwまき絵wwさっきからwww」
朝倉「じゃあ、取材いくよ!来年の抱負は?…ぇ~と、まずは、まき絵」
まき絵「やっぱり、新体操の大会で優勝したいなー」
朝倉「次、大河内」
アキラ「…水泳をがんばる……」
朝倉「えーっと、次、亜子」
亜子「来年もたゆんたゆんや━━━━!!」

…シーン。

朝倉「…却下。おっ、あんな所に、ネギ先生が!(棒読み)…、来年も良いお年を~」
まき絵「良いお年を~!」
裕奈「ちょっと、朝倉!私は!?おーい、朝倉ー!」


367 : 『Conjunctions:6』 2005/12/31(土) 23:35:33 ID:???
<行列、もう少し前の方>
ネギ「初詣って凄いですね~こんなに混むなんて」
明日菜「いい?ネギ。お賽銭を箱に投げたら、手を合わせてお祈りするのよ?」
木乃香「そんな何度も説明せんでも、ネギ君、よう分かってるもんなー」
ネギ「木乃香さんは、何をお祈りするんですか?」
木乃香「ウチは…せやな。せっちゃんと…○○○で○○○な○○になれるよう…」
刹那「こっ、このちゃん!(////)」
明日菜「ちょっw木乃香、ネギの前でそんな言葉www」
朝倉「はーい!ラブラブなお二人さん!」
明日菜「あ!、朝倉!今年の初詣当番はアンタなの?」
朝倉「まぁね」
刹那「あっ…朝倉さん。すいません、お借りした傘を返すのすっかり忘れてしまっていて…」
朝倉「傘?あーぁ、"あの傘"ねw」
刹那「あの傘です(////)」
木乃香「傘って、あの大雨の日に借りた…」
朝倉「うん。別に返すのなんて、来年でいいよ」
刹那「すいません…(////)」
朝倉「それじゃあ、私は神社の巫女さん達に"謎の500円玉蒸発事件"について取材してくるから…ぇ~と、良いお年を~!」
ネギ、明日菜、木乃香、刹那「「良いお年を~」」

刹那「"500円"って…まさか…」


【『Conjunctions』以外のSSへの接続】
SS『大雨、時々、晴れ』(まとめサイト参照)


368 : 早乙女ハルナのカップリング検証 2005/12/31(土) 23:46:47 ID:???
>>269
パル「どーもー、早乙女ハルナでーすっ!
年末Fooooooooooooooooo!!」
夕映「……どうもこんばんわ。保護者の綾瀬夕映です……。
そしてハルナは気にしないでください。
何かお笑いの番組を見て、例の男に感化されたようです…。」
パル「まぁそれはいいんだけど、前に言ってたさっちゃんと亜子、アレ実現してたんだねぇ~。」
夕映「ですね。作者のアホさ加減が暴露されてます。」
パル「まぁいいんじゃない?他にも考えてるらしいし…。」
夕映「では、そのマイナーなカップリングを見るです。」

エントリーナンバー4
夕映(・風香・史伽・エヴァ) と 真名(・アキラ・ザジ)

夕映「…私…ですか…。」
パル「ま、寝ぼけて小動物と勘違いするネタだね。
でも、龍宮と夕映ってほんっとミスマッチよね~。」
夕映「それもそうです。龍宮さんは運動系ですから。」
パル「あんたも運動やってみたらどうなのよ?」
夕映「ムリですね。」
パル「あらら…じゃ、次いってみようか。」

エントリーナンバー5
和美 と 鈴音

夕映「……謎が謎を呼ぶコンビですね…。」
パル「でも、深いシリアスネタが書けそう……(うずうず)」
夕映「確かに、そう言う方向性で考えればいい作品は書けそうですね…。」
パル「おっと!もう時間ないじゃん!
ハピマテ聞きながら年越そうっと!」
夕映「あ、もうそんな時間ですか。
それではみなさん、良いお年を。」

371 : 『Conjunctions:7』 2006/01/01(日) 00:07:38 ID:???
<千雨の寮部屋>

ゴーン…(除夜の鐘)

ザジ「ちーうー(`・ω・´)」
ちう「なんだよ、初詣は二日か三日にするって言ったろ?あんな人混みに行くなんて…」
ザジ「(´・ω・`)」
ちう「ったく、そんな顔するなよ。あー、もう、わかったよ。行けばいいんだろ、行けば。わかったよ。だから、もう少し待ってくれ。この画像をアップしてから…(カチッとクリック)…っと」
ザジ「初詣だー(`・∀・´)初詣だー」
ちう「ちゃんと厚着しろよ。この前みたいに、凍えられたら困るからな」
ザジ「ちうと一緒なら、大丈夫~(`・ω・´)行こう行こう」(ちうを無理矢理、引っ張る)
ちう「わー、ちょっと待て、まだ犬耳が…」



383 : 『Conjunctions:8』 2006/01/01(日) 14:59:10 ID:???
<麻帆良・餅つき会、会場>
茶々丸「マスター、寒いですか?」
エヴァ「平気だ。それにしても餅はまだ出来んのか…」
ゼロ(結局、餅ツキニハ参加シナイデ、餅食ベルダケカヨ…チェッ…)
茶々丸「子供会主催の親子ふれあい餅つきなら、マスターも参加できたのですが…」
エヴァ「茶々丸…お前、いい加減に…」

ちづ姉「あら…茶々丸さんに、エヴァンジェリンさん?」
エヴァ「ん?」
茶々丸「那波さん、あけましておめでとうございます」
那波「こちらこそ、あけましておめでとうございます。まだ、こっちは、お餅できてないのかしら…」
茶々丸「はい。まだまだ食べられないようで、マスターがもうじき駄駄をこねはじめる頃です」
エヴァ「こら、茶々丸」
ちづ姉「お餅を?だったら、"親子ふれあい餅つき"が今終わったばかりだから、少し残ったのを差し上げましょうか?」
茶々丸「お願いします。良かったですね、マスター」
エヴァ「おい、茶々丸、私の話を聞け!」


384 : 『Conjunctions:9』 2006/01/01(日) 15:00:58 ID:???
<麻帆良・餅つき会、会場>
ちづ姉「はい、エヴァンジェリンさん。どうぞ」
エヴァ「すまないな、那波」
ちづ姉「熱いので気を付けてくださいね」
エヴァ「うむ…」
茶々丸「あっ!マスター、そんなに一気に食べては喉に詰まります!」
エヴァ「…ぐふっ(;OxO)」
ゼロ(ア…コリャ、喉ニ詰マラセタナ…)
エヴァ「…!!!!!(;;OxO)」
ちづ姉「あら、いけない!喉に詰まらせてしまったみたい」
茶々丸「マスター!吐き出してください!マスター!」
ちづ姉「まかせて!こういう時は…」
エヴァ「…!?!?(;;;OxO)」
ちづ姉「足を持って、逆にして…」
エヴァ「…?!?!( oДo)」
ちづ姉「喉に指を突っ込む!」
エヴァ「!!!!!…ぐへぼぁ」
ちづ姉「…ほら、吐き出せたわ」
エヴァ「ゼェゼェ…(;OДO)」
茶々丸「マスター、大丈夫ですか?」
ちづ姉「無事で良かったわ。さっきも、"親子ふれあい餅つき"で餅を喉に詰まらせた子がいたのよ」
茶々●「…マスター、やはり"親子ふれあい餅つき"に参加するべきだったのでは?」
エヴァ「…(…ダメだ…もう完全に反論できない…)」(´`;

387 : お餅 2006/01/01(日) 19:45:30 ID:???
お餅


アキラ 「む、むううう!!!」
真名 「あ、アキラ!!どうしたんだ、餅がのどに詰まったのか!?」
アキラ (コクコク・・・)
真名 「待ってろ!!今、吸い出してやるからな!!」
アキラ 「むぐ・・ぬううう」
真名 「んーちゅるちゅる・・じゅる」
アキラ 「ハァハァ・・・ありがと、真名」
真名 「ふぅぅ・・よかった。でもまだ餅が残ってるかもしれないから、もう少し調べるぞ」
アキラ 「あ・・んっ」
真名 「ん・・むああ・・(れろれろ)」


>>384
を見て妄想した


388 : 小太郎 友情 2006/01/01(日) 20:32:36 ID:???
小太郎 友情


小太郎 「なあ、ネギ。俺と逢えて嬉しかったか?」
ネギ 「うん」
小太郎 「イギリスには友達いたんか?」
ネギ 「うん。でもどっちかというとアーニャは小うるさいお姉ちゃん見たい感じだった」
小太郎 「家族みたいなもんか?」
ネギ 「それに近いと思う。血が繋がっていないというだけだと思う」
小太郎 「そうか・・ええな」
ネギ 「小太郎君は?」
小太郎 「おらんかった。家族もな」
ネギ 「ゴメン・・」
小太郎 「別にええ、今は違うからな」
ネギ 「那波さんとかいるから?」
小太郎 「そうやな。でも、ちづ姉はおっかないときもあるからな」
ネギ 「・・なにされたの?」
小太郎 「エヴァがお前にやった地獄の特訓みたいな感じや。テレビとかでは放送でけへん」
ネギ 「・・僕たち生きててよかったね」


小太郎 「俺ら友達なのかな」
ネギ 「友達だよ」
小太郎 「そっか・・」
ネギ 「そうだよ」



389 : 希望 2006/01/01(日) 21:26:52 ID:???
希望


1/4
私のいた世界はもう誰もいなかった
どうやら私が最後の人間だったらしい
生きている最後の人間らしい


大きな建物は崩壊して風景の一部となっていた
水位は大きく上昇して、多くの陸地を飲み込んだ
光は真っ黒な雲に遮られ、めったに地上に差し込んでくることはなかった


大地は凍え、そこに命はなかった
風は吹き止むことはなく、すべてを吹き飛ばさん勢いで吹いていた
私より少し前に生きていた人間はすべて地下にいたらしい


地下にいた人間もやがては食料が尽き、お互いに争いあって死んでいったらしい
そんな中、その地下都市に大地震が起こった
屋根になっている地盤が崩れ、多くがそこに埋まった


390 : 希望 2006/01/01(日) 21:28:20 ID:???
2/4
私に親はいない
生きているかどうかという意味ではない
細胞から生まれた私には、親という存在がいないといえるだろう


私の最初の記憶は培養液の中の記憶だ
ガラス越しに見える世界はとても狭かった
そして私が始めてみた人間は、写真立てに入っていた笑顔の少年だった


やがて私は外で生きることを許された
外でも生きていけると判断されてのことである
初めて触った床はとても冷たかった


私には知識がなかった。生きてゆける力がなかった
そんな世界で私を育ててくれたのは一体のロボットだった
名を茶々丸といった


私には知的障害があった
自分の名前も覚えられないほど、脳に欠陥があったのだ
最後の人間が苦しみを理解できないというのは神の慈悲であろうか


だが機械は私に知恵を与えてしまった
神の慈悲を無視してしまったのである
それが幸か不幸かはわからない


391 : 希望 2006/01/01(日) 21:29:15 ID:???
3/4
私の知恵は脳に直結された二つのユニットから送られる
そのうちに髪が伸びた私はそのユニットを髪の毛で覆い隠した
過去のデータによればお団子という髪形になるらしい


二つのユニットは私に知恵を与えると同時に脳を修復した
やがて私には感情が生まれ、気持ちが芽生えてきた
死にたくないという気持ちと、寂しさだ


だが機械に死はない
バックアップと機体さえあればそれは永遠に続く
それがあればの話しだが


茶々丸に限界が訪れていることがわかった
私を作るためにバックアップユニットを使用してしまったらしい
データを保持する機械も故障を直さずに、私のために使用したらしい


茶々丸と最後の会話をすることとなった
茶々丸はもう動かない
駆動部分はすでに朽ち果ていた


392 : 希望 2006/01/01(日) 21:32:05 ID:???
4/4
茶々丸 「ワタシガ・・残スモノガ二ツアリマス」
表情は動かず、ただ口にあるスピーカーから抑揚のない声が流れた
茶々丸 「ボウダイナ魔力ト・・タイムマシンデス」
それでどうしろと?
茶々丸 「ココハ、アナタノイルベキセカイデハアリマセン・・タノシイ時代ガ・・アッタノデス」
その時代に?
茶々丸 「アノトキニ・・ネギセンセイトクラスノデス」
私が行くと?
茶々丸 「ソノ時代ニハワタシモイマス・・アナタニツクラレタワタシガ・・」
私が、あなたを作った?

茶々丸 「イキナサイ、チャオ・・アナタノイルベキ時代ニ・・」


茶々丸から渡されたタイムマシンには一枚のメモ用紙がついていた
それにはあるものの制作方法が作られてあった


    • 肉まんってなんだろう?


ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、円にお話を体験させてもらった。桃太郎は鬼ヶ島で圧倒的な戦力差に絶望したんだなと思った
ハルナ 「超さんにもこのくらいの設定がないとね~、でないとただの腹黒キャラ?」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった

超 「脳に直結するユニット作ったネ。いろんな幻覚を見せてくれるネ。穴をあけて差し込むだけの簡単装着ネ・・」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年01月25日 23:52

*1 (>_<