2008-09-02
ガウス加速器
ガウス加速器とは、ネオジム磁石の強力な磁力を利用して、鉄球を打ち出す装置です。ゆっくり転がる鉄球が、前方の鉄球に軽くぶつかると、その前に並んでいた鉄球がものすごいスピードで打ち出されます。まるで
運動量保存の法則を無視しているように見えます。
ネオジム磁石
金色が球形ネオジム磁石、銀色が鉄球です。どちらも直径10mmです。ネオジム磁石も鉄球も、東急ハンズで入手しました。レールはアルミアングル(9mm幅)を利用するのが簡単です。今回はルーレットを、ベニヤで作ってみました。
鉄球が加速されるしくみ
金色のネオジム磁石(A)に向かってゆっくり転がる鉄球は、磁石に近づくと、その強力な磁場によって加速されてぶつかります。列の反対側の鉄球(B)は磁石からの距離が遠く、弱い磁力で引き止められているだけなので、加速されてぶつかった鉄球の運動エネルギーによってはじき出されてしまうのです。
パッと見ただけでは
運動量保存の法則を無視しているようで、とてもビックリしてしまうのですが、よく見るとちゃんと法則は成り立っています。打ち出された鉄球とは逆の方向に、残された鉄球の列が反跳しているのです。
参考サイト
- great! -- an (2010-10-15 16:55:07)
- Thanks!! -- yu-kubo (2010-10-16 07:22:57)
Copyleft2005-2008, yu-kubo.cloud9 all rights reversed
最終更新:2010年10月16日 07:22