手順概略
ここではWindows上で動作する仮想Android端末で、ごく基本的な動作確認(Hello,world)を説明します。
各手順の詳細な解説は、別のページ(未作成)にて行う予定です。
各手順の詳細な解説は、別のページ(未作成)にて行う予定です。
仮想Android端末の設定
windows上で動作する、仮想のAndroid端末を設定します。
ここでは基本的な動作確認に必要な設定のみを行います。
各設定項目の詳しい解説は、別ページ(未作成)に記載します。
ここでは基本的な動作確認に必要な設定のみを行います。
各設定項目の詳しい解説は、別ページ(未作成)に記載します。
スタートメニューから
「Android SDK Tools」>「AVD Manager」を起動します。
「Android SDK Tools」>「AVD Manager」を起動します。
リストに現在作成済みの仮想Android端末が表示されます。
インストール直後なら1つも表示されていないはずです。
新規追加を行います。ウインドウ右に表示されている「new」ボタンを押してください。
インストール直後なら1つも表示されていないはずです。
新規追加を行います。ウインドウ右に表示されている「new」ボタンを押してください。
新規作成のウインドウが表示されます。
次の項目を入力してください。
- Name 任意の名称を設定します。英数字とアンダースコア、ハイフン、ピリオドのみ。
- Target 対象のAPIバージョンを指定します。「Android 4.1 - API Level 16」または、より最新のものを入手している場合はそちらを選択してください
- CPU/ABI エミュレートする端末のCPUを選択します。「ARM」で良いでしょう。
- SD Card 9MB~1023GBの範囲で任意のサイズを指定します。とりあえず16MiBで。MiBではなくMeBだと思うのは気のせいでしょうか
- Snapshot チェックしなくてOKしてもOK
- Skin デフォルトのままでOK
- Hardware 仮想端末がサポートするハードウェアの種類を指定します。デフォルトのままでOKです。
「Create AVD」ボタンを押して、しばらく待ちます。
リストに作成した仮想Android端末の名称が表示され、その左側にチェックが入っていれば設定は成功です。
リストに作成した仮想Android端末の名称が表示され、その左側にチェックが入っていれば設定は成功です。
Eclipseの起動とプロジェクトの作成
Eclipseを起動します。
メニューから「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」を選択します。
ウィザードが開いたらツリーから「Android」>「Android アプリケーション・プロジェクト」を選択し「次へ」を押します。
メニューから「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」を選択します。
ウィザードが開いたらツリーから「Android」>「Android アプリケーション・プロジェクト」を選択し「次へ」を押します。
ツリーにAndroidが表示されていない場合は、EclipseにAndroid SDK Pluginが正しくインストールされていない可能性があります。確認してください
アプリケーション名、プロジェクト名、パッケージ名を入力します。
動作確認のみなので任意で構いませんが、本来パッケージ名はユニークになるようルール付けされています。パッケージ名の登録サービスがあるので公開アプリを作る際は利用してください。http://www.java-conf.gr.jp/wg_bof/package/about.html
Buid SDK、Minimum Required SDK はそのままでOKです。「次へ」を押して先に進みます。
ランチャーアイコンの構成を選択します。公開する場合はアプリに合ったアイコンを作って設定します。動作確認のみなので、そのまま「次へ」を押して先に進みます。
ランチャーアイコンの構成を選択します。公開する場合はアプリに合ったアイコンを作って設定します。動作確認のみなので、そのまま「次へ」を押して先に進みます。
アクティビティの作成を設定します。そのまま「次へ」を押します。
アクティビティの設定です。
「完了」を押すとプロジェクトの雛形が作成されます。
「完了」を押すとプロジェクトの雛形が作成されます。
この時、android-supportが無い場合、自動で検出しインストールを促してくれますので、表示された画面に従いインストールしてください。追加されたandroid-supportはSDK Managerにインストール済の情報が反映されます。
プロジェクトの実行
いよいよ動作確認です。
パッケージエクスプローラでパッケージ名を右クリックし「実行」>「Android アプリケーション」で実行してください。
メニューの「実行」からでも同じように実行できます。「デバッグ」の使用も可能です。
メニューの「実行」からでも同じように実行できます。「デバッグ」の使用も可能です。
自動的に仮想Android端末が起動し、Hello worldと表示されるはずです。
初回の実行の場合は、起動から表示までに5分程度かかりますので、連打せずコーヒーでも淹れながら待ってください。
初回の実行の場合は、起動から表示までに5分程度かかりますので、連打せずコーヒーでも淹れながら待ってください。
こんな画面が出たら成功です。
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ここまで出来たら、あとは自由にいじり倒せます。
サンプルプロジェクトが豊富に用意されているので参考にすると良いでしょう。
サンプルプロジェクトが豊富に用意されているので参考にすると良いでしょう。
トラブルシューティング
画面が出ない。それ以前に実行できない。などの場合はエラー箇所を特定し修正する必要があります。これまでに自分が遭遇したケースを下記に記しておきますので参考にしてください。
プロジェクトにエラーがある
パッケージエクスプローラに表示されたプロジェクト名のアイコンが赤くなっている場合です。
Android.jarのバージョンが合っていないかもしれません。
Android.jarのバージョンが合っていないかもしれません。
- SDK Managerで対象バージョンSDKがインストールされているか
- パッケージエクスプローラーに表示されているandroid.jarのバージョンが合っているか
- プロジェクト作成時に選択したTarget APIのバージョンと合っているか
この辺に原因があるかもしれません。
自分は上記の3点に注意しながらプロジェクトを作成しなおしたら成功しました。
自分は上記の3点に注意しながらプロジェクトを作成しなおしたら成功しました。
Eclipseで選択可能なバージョンはSDK Managerに依存するので、複数のバージョンをインストールしている場合にのみ発生しうる原因です。
仮想Android端末が起動しない
再度申し上げますが起動まで時間がかかり、5分程度要することもあります。
コーヒーを淹れながら待ちましょう。
PC起動後、最初の起動に限り、2回目以降は数秒程度で立ち上がってきます。
コーヒーを淹れながら待ちましょう。
PC起動後、最初の起動に限り、2回目以降は数秒程度で立ち上がってきます。
コーヒーを飲み終えてもいっこうに起動しない場合は、AVD Managerを確認してください。
作成した仮想Android端末にエラーがある場合、赤い×が表示されています。
削除し新しい端末を作成し、緑のチェックが出ることを確認してください。
作成した仮想Android端末にエラーがある場合、赤い×が表示されています。
削除し新しい端末を作成し、緑のチェックが出ることを確認してください。
仮想Android端末は起動したが、アプリの画面が表示されない。
起動時点では画面にロックがかかった状態になってます。
南京錠のアイコンを右にスライドさせて開錠してください。
南京錠のアイコンを右にスライドさせて開錠してください。
通常は開錠すると、自動で起動されていたアプリが表示されます。
アプリにエラーがある場合は、起動されていないケースもあり、
その場合にはアプリアイコンから実行し確認してください。
アプリにエラーがある場合は、起動されていないケースもあり、
その場合にはアプリアイコンから実行し確認してください。
仮想Android端末は起動したが、アプリがエラーになる
仮想Android端末に設定したAPIのバージョンが、アプリに必要なバージョンではない可能性があります。
仮想Android端末をいったん削除し、バージョンに注意しながら再度作成し試してください。
AVD Managerで選択可能なバージョンはSDK Managerに依存するので、複数のバージョンをインストールしている場合にのみ発生しうる原因です。
仮想Android端末をいったん削除し、バージョンに注意しながら再度作成し試してください。
AVD Managerで選択可能なバージョンはSDK Managerに依存するので、複数のバージョンをインストールしている場合にのみ発生しうる原因です。
またプロジェクト作成時点に存在したエラーを、ソースコードを修正するなどして手動で回復させると、同じくエラーが出る場合があります。プロジェクト作成直後はエラーが無いことが原則なので、エラーが発生した場合はプロジェクト作成の手順を見直してください。
LogCatからエラーの情報が得られるので、Eclipseのメニューから「ウインドウ」>「ビューの表示」>「その他」>「Android」「LogCat」を開いて確認してみてください。
LogCatからエラーの情報が得られるので、Eclipseのメニューから「ウインドウ」>「ビューの表示」>「その他」>「Android」「LogCat」を開いて確認してみてください。
その他
コメントに現象、対処法を入れて頂ければ後日反映いたします。