種付豚男

■キャラクター名:種付豚男
■性別:男性
■所持品:すごいえっちパワー

特殊能力【チンポラー・タイム】

チンポラー・タイム

強化系、操作系、変化系、放出系、特質系、具現化系、
どの系統の"えっち能力"も100%引き出せるため、えっちなことならなんでもできる

例)巨根、催眠、催淫、射精、時間停止、触手

能力原理
感情が昂るとチンポが赤く怒張し、えっちパワーを発揮する。
逆に、チンポが萎えている間は発揮できないと考えて良い。
寿命が縮むなどの制約は特にない。

えっちな流法《モード》を極めた結果、えっちパワーが極大で、当然、えっち展開力も高い。エチエチの実を食べた全身えっち人間でもある。

えっち外では無力なため、ホラーSSにおいてなんの優位性もないだろう。モブおじである。

プロフィール

還暦近い男性用務員。臭い。
不潔で醜悪で不躾で、露骨な視線を隠さない。
多くの生徒から早くクビになってくれないかなと願われている。

生徒からの呼び名はさまざまで、
クズ、ゴミ、デブ、ハゲ、豚、豚さん、用務員さん、おじさん、だるま、えびす、男、男根、男根様、神様、ご主人様などと呼ばれている。

だいたい生徒たちを見守っている。
もしくは宿直室にいる。
そこでなにをやっているか誰も知らないし、知ろうとも思えない。

かつて水を張ったグラスにチンポを突っ込んだところ、
水が溢れ、
黄色くなり、
不純物(恥垢)が現れ、
チンポが動き、
飲んでみるとまずく、
そして声が聞こえてきたという。「汝、げにチンポせん」と……。

プロローグSS

「さようならー」「さようならー」

 下校時刻。人もまばらになり、日は赤く、校舎は静かさを得ている。運動部の掛け声や、秋風にたなびく中庭の木、どこかから跳ね返る無邪気な笑い声、すべてが遠くあり、階段のひとつひとつが時を止めたみたいに感じそうだ。観測者である「私」が、この場所で起きたことを知っているからだろうか。なんてね。
 私は踊り場を駆け上がって、止まった。

「あ」

 階段の向こうに仁王立ちで腕を組む、乱暴に束ねられた長髪の、怜悧な目つきの小柄な少女が、あきらか私を待ち伏せていた。
 手を振ってやる。

「やっほー、れるちゃん。こんなところで誰と待ち合わせ? 果し状? いじめ? デート? 不純異性交遊? それとも——」
「もう下校時刻ですよ、鮫氷しゃち先輩」

 ここで私のことを「先輩」と呼ぶ人は、一人しかいない。

 組まれた腕に明らかな「美化」の腕章には一本線。
 姫代学園高等部一年、
 美化委員、
 御傘《おかさ》れる。

 誕生日が1日だけあとだから、とか言って、執拗に私のことを先輩と呼んでいる。
 しょうじき適当に答えた気もするけど、誕生日が1日違いと知った時、ねるちゃん嬉しそうだったな。表情の変化が著しかった。

「れるちゃんこそ、こんな時間まで居残り? 不良だ不良だー」
「失敬な。校内の見回りですよ」れるは美化委員の腕章を突き出すように、左肩を向けて言い放った。「美化委員の務めです」
「なるほど」

 私もいちおう風紀委員として校舎を歩いているって話になっている。美化委員と風紀委員はイトコみたいなものだ。

「じゃあ手伝っちゃおっかなあ」
「ふんっ! そ、そこまで言うならお言葉に甘えさせて頂きます」

 消えいるような声でれるは頭を下げた。
 支離滅裂だ。れるは、そのとき、その時々で自分の設定を変える。本当にそうだと思っているのだから話していて中々飽きない。

「じゃあ教室を一個ずつ見てこっか。なにか面白いものもあるかもしれないし」
「面白いもの? たとえば、どんなものですか?」

 うーん、なんだろ。

「七不思議の正体、とか?」

◆◆◇◆◆

 2ーA教室に異変があった。あった、というか、そびえ立っていた、というか。
 れるは鼻を曲げて涙目になっている。たしかに酸味が目に染みる。

「しゃち先輩、これ……」

 れるは、これ、と言って目を向けようとして、耐えられず目を伏せた。しかし、そのそびえ立つものを源とした液体が、若干の粘り気をもって、扉口へとゆっくりと流れるのを見て、大きく飛び退いた。

「ひっ!」
「大惨事、って感じだね。こういうのって、褒めるんだっけ。立派って」
「さすがに、それ、吐きそうです」

 口を抑えるれる。こーいうのに慣れてない設定なのかな。あるいは素? しかしなかなか見れない表情なので面白い。
 しかし、私の表情もどうなっているだろう。笑っているかもしれない。なにせ、私の記憶のどこにも、これだけ巨大な糞の山はない。いつもの教室の風景に、巨大な糞の山。どれだけの量だろう。50kgか100kgか。人ひとりの腸からは、これだけの量を持ってこれまい。立派。立派だ。

「まったく、美化委員ってのはテーヘンだ」

 私は服を脱いで準備をする。手伝うと言ったからには、ね。美化委員のお仕事するのも面白いかもしれない。
 れるはまごついている。おーい。

「おーい、先輩ひとりにこれだけの量を食わせるっていうの?」
「いえ、お供します」

 覚悟を決めたのか、れるも服を脱ぎ始めた。これから全身が糞まみれになるのだから、服くらいは綺麗にしておきたい。

 れるは背を丸めてセーラーを脱ぐ。目の端に一瞬、彼女の背に、銀色の線が見えた。ファスナーのようなものが。

「誠心誠意真心をもって清めさせていただきます」

 美化委員の決め台詞かなにかを唱えながら、れるが、自分のカサと変わらない糞の山に飛び込んだ・

今日の登場人物:種付豚男、鮫氷しゃち
今日の性癖:洗脳、皮化、人格排泄、messy、食糞


最終更新:2022年10月05日 22:36