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苗木「舞園さん、今日はホワイトデーだよね?これ、バレンタインのお返しだよ。」
舞園「ありがとうございます、苗木君。開けてもいいですか?」
苗木「どうぞ。」
(ガサガサ)
舞園「これは白いバラの花束…ですか?」
苗木「うん。最初はクッキーとかマシュマロとかにしようと思ったんだけど、それじゃ在り来りすぎるかな~と思って。あ、ひょっとしてバラの花嫌いだった?」
舞園「いいえ、そんな事ありません。ただ、白いバラというのが凄く嬉しくて、同時にちょっぴり恥ずかしいなって。」
苗木「どういう意味?」
舞園「苗木君、白いバラの花言葉の一つに、こういうのがあるんですよ。…“私はあなたにふさわしい”」
苗木「…え?ええ!?いや、僕はただ『女性に贈る花といえばバラかな』とか『ホワイトデーだから白い花にしよう』って感じで選んだだけで、花言葉とか全然知らなくて…。」
舞園「やっぱり。そうだろうと思ってました。からかってごめんなさい。」
苗木「いや、別にいいよ。ああ、だから花屋の店員さん、僕を見てニヤニヤしてたのか…。」
舞園「その店員さん、知ってたんでしょうねぇ。白いバラの花言葉。」
苗木「だろうねぇ。でも、僕が舞園さんに贈っても花言葉に負けちゃってるというか、僕と舞園さんじゃ釣り合わないというか…。」
舞園「もう、すぐそういう事言うんだから。じゃあ、いつか苗木君が自分に自信を持てるようになったら、また私に白いバラをプレゼントしてくれますか?」
苗木「え?ええと、そのぉ…。い、いつになるかは分からないけど、それでもいいなら…。」
舞園「はい。苗木君、楽しみにしてますからね。約束ですよ?」
苗木「う、うん…。なるべく早く出来るように努力するよ。」
舞園「でも、あまり長く待たせないで下さいね?」
苗木「はい、ガンバリマス…。」

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最終更新:2012年03月29日 18:47
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