概要


リアルマネートレード(Real Money Trade)の略記。
ゲーム内通貨をヤフーオークションなどの場で現実の金品で取引する行為。
DQⅩのみならず、オンラインゲームではよく使われる用語、行為。
これを生業とするプレイヤーをRMT業者と(単に業者とも)呼ぶ。
当然ながら制作会社側の権利を侵害しているわけで、大半のオンラインゲームで禁止行為。
日本オンラインゲーム協会からも、正式に違法行為と認定されている。
DQⅩでも例外ではなく、見つかったらアカウント停止、取消等の処分は免れ得ない。
業者側だけでなく、利用した側も当然、少しでも関われば規約違反、処分対象である。
最近ではRMT業者の標的になったが為に修正が入り、一般プレイヤーにも多大な迷惑がかかる百害あって一利なしの存在である。
しかしながら、以前は日本においてはRMTは違法行為とは正式に認められておられなかったので、法的処分を受けた事例は無い。米国では裁判で負けた事例さえある。
RMTが日本全体で違法行為とされたのはごく最近のことである。
このことからRMTを軽く考えた心無い業者共は後を絶たず、BANされてもゴ○ブリの如く沸いてきて駆除しきれていないのが現状である。
これは、アカウントは取り消しても再取得までは禁じられていない上、詳しい本人確認まではスクエニをはじめ殆どのゲーム会社はしていないのも背景にある。
仮に住所名前の申告まで義務づけたとしても、そうなったらそうなったでアカウントハックやクラッキング行為による流出の危険が生じる。加え、RMT業者はBANされても偽の名前や住所だのを使ってでもやるので、完全撲滅にはつながらないだろう。
また、通報方法についてもver.1.3.までは使いづらく、通報する側も手をこまねいてた。
際たる例が【バサラーナ】【リュウイーソー】を狩りまくっている【落陽の草原】【メギストリス領】のあの惨状である。1.3当時は変な名前のユーザーが当たり前と言わんばかりに大量に沸いている気味悪い光景が見られた。
他にも金策の場には何処にでもいる。【ぎんのこうせき】【小さな化石】?など99個でバザーに出ている素材も大半は業者である。

2013年3/14時点の調査で販売者、利用者合わせて660アカウント、1億G以上が凍結処分を受けている。
また、オンラインゲーム全体から見てもDQⅩのRMT業者は群を抜いて多く、RMTランキングでは1位と桁が一つ違うほど多い。

あまりにも増殖しすぎた為、運営側もやむなくVer1.4にてはなすコマンドに「通報する」コマンドを設定する苦渋の追加を行った。
なお、この通報コマンドでは1人通報すれば、PT全員が通報される為、わざわざPT全員に対してコマンドを使う必要は無い。(運営便り8のDのコメントより)
この通報コマンドの追加によって追加前と比べて2倍近いアカウントが対処される成果が出ている。

また、Ver1.5ではバサラーナやリュウイーソーといった業者の標的の取得Gを下方修正する処置を取った。
これについて藤沢Dは「業者の為に通常のプレイヤーに影響を及ぼす対応をする事に躊躇する気持ちはあったが、今後は単純作業ではGを稼ぎづらくし、その分通常のプレイでGを稼ぎやすくするように対応する」とコメントしている。
一例としてゴールドマンやゴールデントーテムのGが上方修正、更にゴールデンスライムまで追加予定となっている。(もっとも正規のプレイでは滅多に出会えない相手だが)
この修正を受け業者は旅芸人を中心としたA連打方式から、盗賊を中心とした通常ドロップ稼ぎを主軸に活動を移していった。
旅芸人の業者は減っているものの、マクロで動かせる便利さから一概に廃れたとは言いにくい。
ゴールドの修正を知らないのか、ひたすらリュウイーソーを狩ってるやつもまだいる。


今現在もなお毎月3000以上のアカウント、5億G以上のGが凍結されている。


関連項目


外部リンク

最終更新:2014年02月24日 02:59