概要

スキルの振り直しシステムの発表によって起きた問題提起のこと。
システムの発表から実装にいたるまでのユーザーの動向をまとめたもの。
【スキル振り直し】



詳細


振り直しシステムの実装はバージョン1.1からであり
それまでのスキルは自己判断のもとで考えて振っていくものとされていた。

ユーザーの研究が進み、取得スキルの詳細が知れ渡っていくとともに
徐々に、スキル振りに対し「成功」と「失敗」の認識が根付いていくようになり
いわゆる「失敗したプレイヤー」の振り直しを要望する声は、日増しに大きくなっていく。

特に「ぬすむ」等の要素解放に必要なスキルを覚えなかったという取り返しのつかない状況を打破する為には必要だったのだろう。

それに応えるように行われた東京ゲームショウ2012での詳細発表で一転、
ユーザー達からは振り直しに対する疑念の声が生まれるようになる。



元来、長いレベル上げの末に取得できるはずのスキルや称号を
ゴールドさえあれば短時間に何度でも、さしたる苦労もなく手にできるというシステムの是非、
また10000Gという金額は果たして、それまでのユーザーの努力に見合ったものであるのか、という疑問は
広場のみならず、インターネット上でも活発に議論されることとなった。

とりわけ、それまでのドラゴンクエスト10のスキルシステムを
「スキルを振っていくことによってキャラクターの個性を形作る」と理解していたプレイヤー達からは
大いに反感を買うこととなり、【冒険者の広場】?はたびたびその話題で埋まった。


これについて開発側からの返答は
「ユーザーの所得金額が増えれば値段の変更も検討するが、システムはそのまま実装する」
といった内容のものであり
膨れ上がった批判の声に対する見解もなく、発表通りの振り直しシステムはそのまま実装されるに至る。


実装後


実装され、システムが浸透するにしたがって
ユーザーの動きは落ち着いてはきたものの、未だに遺恨となる根は取り除けてはおらず
そのため、DQ10のスキルシステムを語る上では現在でもデリケートな問題となっている。

しかし「何が正しかったのか」などというのは、いちユーザーが語る上では決して答えの出る問題ではない。
オンラインゲームには様々な考え方の人間がいることを踏まえ、そうした場に遭遇したとしても
なるべく大人の対応を心掛けるようにしよう。
最終更新:2013年08月03日 12:36