概要

片手剣スキル100で修得できるスキル。消費MPは12。通称ギガスラ。

旧作では6からの登場。
「すべてをこえる きゅうきょくの ひっさつけん」の触れ込みで
大いに活躍した「職業:勇者」の必殺技の一つであり、以後全ての作品に登場し続ける。
ドラクエ8からは剣スキルの奥義となり、上位の技にギガブレイク、
モンスターズなどでは更にその上位のギガクロスブレイクが登場している。
今作でも片手剣の最終技としてランク10に配置。
天から呼び寄せた稲妻を剣に纏わせ、渾身の力で振り抜けば
その剣閃は想像を絶する衝撃波をともなって、周囲全ての敵に大ダメージを与える、という
いかにも必殺技らしい必殺技のその勇姿は、今作の大きなアピールポイントの一つにもなった。

ドラゴンクエストでも最も人気のある技の一つであり
今なお様々なユーザーに対して高い訴求力を持つ、近作ドラクエの象徴とも言える必殺剣である。
初登場のⅥでは400前後という、マダンテを除けば最強クラスのダメージが入る技として登場し、
Ⅶでは単体ながら更に上のダメージが入るアルテマソードが登場したもののダメージは変わらなかったが、
Ⅷで弱体し、以降の作品では今作のような200前後のダメージで落ち着いている。

今作では使用者の周囲(1.3以前は前方範囲)に140~180+攻撃力補正の【光属性】?守備力無視ダメージを与える大技。
威力は攻撃力依存(200↑から上がり、200程度の差があって30ほど上がる程度)であるが、
一定以上攻撃力が無いとダメージへの影響がなく上昇量も緩やかであるため、長い間固定ダメージ技であると思われていた。
敵では主に人間タイプのボスが使う技。

強力な特技であることには違いはないが、高い消費MPに加え
【バイキルト】などで大きく強化することのできる物理攻撃系のスキルに有用性の面では押され気味で
やや影の薄い必殺技となっていることは否めない事実である。
一応、この技にもバイキルトは乗るようだが、20前後しか増えないので、わざわざかけてから使う必要はほとんどない。
【魔法の迷宮】などで複数敵と相対する機会の増えた現在は
それでも優秀な範囲攻撃系特技として活躍してはくれるものの、単体に対しては決め手を欠き
伝統の大技としての威厳にはやや及ばないというのが、使い手の多くの見解として上がっているようだ。
ただし意外にもメタル系にも絶対ではないがダメージが入る。普段は消費MPが勿体無いので必要無いが、隠し階で大量の【メタルスライム】を相手にする時は使ってもいい。

光属性であることから【グール】【バザックス】などの弱点を持つ相手に特に有効であり
これらを使ったレベリングが流行した時代も存在した。

稲妻を纏い、広範囲に展開する本スキルは今作の特技の中でも派手な技となっているが
実際のエフェクトは、基調となっている【両手剣スキル】【ぶんまわし】に少々色をつけたものである。
そうした意味でも、更なる上位の必殺技に今後の期待がかかっていると言えるだろう。

Ver1.4~

攻撃範囲が周囲円状に拡大。消費MPも12(1.3以前は15)へと緩和されたが、まだまだ高いことに変わりはなく
迷宮で連発しながら進むには大量の小瓶が必要になる。
なお【闘士セインズ】?【狂戦士レギオン】?の使うものは、範囲が前方範囲のままである。

Ver1.5~

片手剣装備時の攻撃力が上がってきたため、ダメージが攻撃力依存であることが知られるようになった。
このバージョンからの仕様変更であると思ったプレイヤーもいたが、ディレクターから公式に否定されている。
バトルマスターの場合は右手攻撃力が参照されるので右手に【はやぶさの剣】の人は注意しよう。

Ver1.5後期~

【コロシアム】の戦いでは防御無視範囲攻撃として猛威を振るう。
光属性が無い相手はこれで薙ぎ払おう。

Ver2.0~

大量の雑魚が沸くピラミッドでも防御無視範囲攻撃として猛威を振るう。

Ver2.1~

オノむそうが上方修正。MP15でギガスラの三倍以上は軽くダメージを与える破壊の化身と化す。
消費MPが12でオノむそうに大きな差をつけられているため火力不足過ぎるという結論に達し、
かわいそうなことに片手剣の不遇を示す代表的な特技となってしまった。

Ver2.1後期~

力と攻撃魔力依存の技になる。 魔法戦士の死にステとされてきた攻撃魔力を生かせるように。
が、魔法戦士にしても剣装備では攻撃魔力がそれほど高いわけでもなく、劇的に威力が上がったとは到底いえないので、あまり改善にはなっていない。
実はこの仕様、過去世界… もといDQ9と同じ仕様だったりする。

最終更新:2014年04月18日 20:01